JP2018072645A - ネックpopラベル、ネックpopラベルの製造方法 - Google Patents

ネックpopラベル、ネックpopラベルの製造方法 Download PDF

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【課題】貼り付けを二度手間とすることなく、かつ、容器天面と側面側位置である両方の表示面積を合わせて得るネックPOPラベルを取り付け可能とする。【解決手段】容器B上端部に設けられた首部B2を挿通させる首掛け用のネック挿通孔11aを有するネックPOPラベル10であって、略中央位置にネック挿通孔が形成されたラベル本体10aと、ネック挿通孔部分に容器天面B6に貼付する天面シール11とが破断線15を介して一体として設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、ネックPOPラベル、ネックPOPラベルの製造方法に関し、特に、各種容器に装着して諸情報を表示するための天面シール付きネックPOPラベルに用いて好適な技術に関する。
一般に、清涼飲料水や酒類などの飲料、調味料等の食品、乳液等の化粧品等について、商品のPRやキャンペーン、くじ、レシピ紹介を行う場合には、店頭陳列時に消費者の注意を喚起してその広告効果を高めるために、商品名、特徴、キャッチフレーズ、その他の情報を表示したネックPOPラベルを容器等の首部に装着することがおこなわれている。
この種のネックPOPラベルには、容器の首部を挿通させて掛止するよう、シート片に挿通孔を形成したものや、首部を挿通させる切れ目を形成したものが知られている(特許文献1)。
特許文献1に記載されたネックPOPラベルでは、表示面積が限定的であり、特にシート片に挿通孔を形成した場合には、情報表示面積が該挿通孔の面積分減少してしまうため、より広い表示面を確保することが望まれている。
このために、容器の蓋の天面に天面シール(ラベル)を貼る技術が従来から知られている。
具体的には、特許文献2に記載されるように収容容器のキャップの天面5に略方形状の天面シール(ラベル)を貼り付けるものや、また容器の側面用のラベルと天面用のラベルとを一体化させたラベルとして特許文献3、特許文献4に記載されるものが知られている。
ここで、特許文献3および特許文献4では、予備表示ラベル20、分離ラベル20をそれぞれ表示ラベル本体10、ラベル本体10から分離して蓋の天面に貼りつける構成となっている。これにより、蓋の天面の領域と容器の側面の領域の両方が情報表示面積となって情報表示面積を拡大している。
さらに、これらのびん等の容器を段ボール箱やケースに箱詰めする際に、この工程を自動化する手段として、特許文献5に記載されるようなケースパッカが知られている。このようなケースパッカでは、ケースパッカの誘導路を介して容器を段ボール等の所定位置に誘導した後、このケースパッカを上昇させて抜去させている。
特開平10−278139号公報 特開2008−119444号公報 特開2003−345250号公報 実用新案登録第3125906号公報 特開2014−84138号公報
しかしながら、特許文献2に記載された技術では、蓋の天面に貼るラベルなので、ラベルの大きさが蓋の天面とほぼ同じ大きさとならざるを得ず、ラベルの情報表示面積に限りがあるため、これをさらに拡大したいという要求があった。
また、特許文献3、特許文献4に記載された技術では、容器の側面に貼りつけた後に、予備表示ラベル2、分離ラベル20を本体から分離して容器の天面に貼りつける構成になっているため、容器の天面にラベルを貼り付けるには、既に貼り付けられたラベルから、作業者が天面ラベルを剥がして天面に貼り付けることが必要となる。従って一度に容器の側面と天面に貼りつけられた容器を得ることができず二度手間となるという問題がある。
さらに、特許文献1に記載された技術では、容器に掛けたネックPOPラベルが自動的に容器に貼り付けられていないので、特許文献5に記載されたようなケースパッカで箱詰めをおこなう場合、ケースパッカの誘導路を介してネックPOPラベルが掛けられた容器を段ボール等の所定位置に誘導した後、このケースパッカを抜く際に、ネックPOPラベルが一緒に持ちあがり、掛けられたネックPOPラベルが容器から外れてしまうことがあるという問題があった。
さらに、容器首部に掛けられたネックPOPラベルの端部がめくれたり折れ曲がったりしていた場合には、さらにネックPOPラベルが容器から外れてしまうことが発生しやすいという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、貼り付けを二度手間とすることなく、かつ、容器天面と側面側位置であるネックPOPラベルとの、両方の表示面積を合わせて得ることができる天面シール付きネックPOPラベルを提供することを目的とする。
さらに、本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、端部におけるめくれや折り曲げの発生を防止可能として、ネックPOPラベルを提供するケースパッカを用いた場合でも、容器からネックPOPラベルが外れてしまうことのないネックPOPラベルを提供するとともに、さらに、積極的に容器にネックPOPラベルを貼り付けて可能として、ネックPOPラベルを提供するケースパッカを用いた場合でも、容器からネックPOPラベルが外れてしまうことのないネックPOPラベルを提供することを目的とする。
本発明のネックPOPラベルは、容器上端部に設けられた首部を挿通させる首掛け用のネック挿通孔を有するネックPOPラベルであって、
前記ネック挿通孔が形成されたラベル本体と、前記ネック挿通孔部分に前記容器天面に貼付する天面シールとが破断線を介して一体として設けられたことにより上記課題を解決した。
本発明において、前記ラベル本体の裏面に設けられて前記ネック挿通孔に前記首部を挿通させた状態で前記容器肩部に貼付する貼り付け部を有することがより好ましい。
本発明のネックPOPラベルには、前記ネック挿通孔および天面シールの輪郭である前記破断線のラベル長手方向中央位置から、ラベル短手方向外側に向けて延在する切断線により、ラベル長手方向両側に分割された内表示部を有し、
前記切断線の外側端部は、前記ラベル本体の外周輪郭に達することなく、ラベル長手方向に延在する長切断線に接続され、
前記長切断線は、ラベル長手方向における中央位置が前記切断線の外側端部に接続されるとともに、前記長切断線が、容器肩部に装着された際に屹立状態とされる内表示部の側端部を形成していることができる。
本発明のネックPOPラベルの製造方法は、上記のいずれか記載のネックPOPラベルの製造方法であって、
互いに貼り合わされた長尺のラベル台紙およびセパレータから、長尺のラベル台紙を剥離する剥離工程と、
剥離されたラベル台紙の粘着面に対して、前記ラベル本体の前記天面シールとなる領域以外に剥離剤等を塗布して、粘着性を低減・喪失させる糊殺し処理をおこなう糊殺し工程と、
再度貼り合わせたラベル台紙に、前記ラベル本体の輪郭線と、前記天面シールおよび前記ネック挿通孔の輪郭となる前記破断線と、前記切断線と、前記長切断線とを形成する抜き形成工程と、
を有することで、
前記セバレータ上に所定間隔を隔てて仮着された天面シール付きのネックPOPラベルを多数製造することができる。
本発明のネックPOPラベルの製造方法は、前記糊殺し工程において、前記ラベル本体の前記天面シールおよび前記貼り付け部となる領域以外に剥離剤等を塗布して、粘着性を低減・喪失させる糊殺し処理をおこなうことができる。
本発明のネックPOPラベルは、容器上端部に設けられた首部を挿通させる首掛け用のネック挿通孔を有するネックPOPラベルであって、
前記ネック挿通孔が形成されたラベル本体と、前記ネック挿通孔部分に前記容器天面に貼付する天面シールとが破断線を介して一体として設けられたことにより、容器の軸線に沿ってネックPOPラベルを容器天面上側位置から容器天面下側位置までラベル本体の両端部を保持した状態で下降させることで、まず、天面シールを容器天面に当接させて貼り付けた後に、さらにネックPOPラベルを下降させて、容器天面輪郭付近に当接した破断線に対してラベル本体の両端部に引張力を掛けることにより、破断線から天面シールとラベル本体とを分離切断して、この分離切断により形成されたネック挿通孔に容器首部を挿通させた状態とすることができる。この間にラベル本体の両端部を保持した状態を維持することで引張力を破断線に作用させて、天面シールとラベル本体との分離切断を容易におこなうことが可能となる。
これにより、貼り付けが二度手間とすることなく、容器天面と側面側位置であるネックPOPラベルとの、両方の表示面積を合わせて得ることができる。
本発明において、前記ラベル本体の裏面に設けられて前記ネック挿通孔に前記首部を挿通させた状態で前記容器肩部に貼付する貼り付け部を有することにより、ネックPOPラベルを容器肩部上側位置から容器肩部下側位置まで下降させるとともに、ラベル本体の両端部を下側に褶曲させて貼り付け部によってラベル本体を前記容器肩部付近に貼付する際に、ラベル本体の両端部が捲れ上がったり、端部のみが不必要な方向に折れ曲がったりすることがなく、容器肩部の取り付け高さに所定形状としてネックPOPラベルを貼り付けることが可能となる。
これにより、端部におけるめくれや折り曲げの発生を防止可能とするとともに、さらに、積極的に容器にネックPOPラベルの貼り付けを可能として、ネックPOPラベルを提供するケースパッカを用いた場合でも、容器からネックPOPラベルが外れてしまうことのないネックPOPラベルを提供することができる。
本発明のネックPOPラベルには、前記ネック挿通孔および天面シールの輪郭である前記破断線のラベル長手方向中央位置から、ラベル短手方向外側に向けて延在する切断線により、ラベル長手方向両側に分割された内表示部を有し、
前記切断線の外側端部は、前記ラベル本体の外周輪郭に達することなく、ラベル長手方向に延在する長切断線に接続され、
前記長切断線は、ラベル長手方向における中央位置が前記切断線の外側端部に接続されるとともに、前記長切断線が、容器肩部に装着された際に屹立状態とされる内表示部の側端部を形成していることにより、ラベル長手方向両端部となる表示部に加えて、内表示部の、両方の表示面積を合わせて、これら側方から視認可能な表示情報を増大させることが可能となる。
また、ラベル本体の長切断線よりラベル短手方向外側位置には、ラベル長手方向に延在するとともに、ラベル長手方向両端部となる表示部のそれぞれの上端部外側を接続する帯状の接続部を形成することができ、この接続部の表面には、表示情報を表示することができる。
本発明のネックPOPラベルの製造方法は、上記のいずれか記載のネックPOPラベルの製造方法であって、
互いに貼り合わされた長尺のラベル台紙およびセパレータから、長尺のラベル台紙を剥離する剥離工程と、
剥離されたラベル台紙の粘着面に対して、前記ラベル本体の前記天面シールとなる領域以外に剥離剤等を塗布して、粘着性を低減・喪失させる糊殺し処理をおこなう糊殺し工程と、
再度貼り合わせたラベル台紙に、前記ラベル本体の輪郭線と、前記天面シールおよび前記ネック挿通孔の輪郭となる前記破断線と、前記切断線と、前記長切断線とを形成する抜き形成工程と、
を有することで、
前記セバレータ上に所定間隔を隔てて仮着された天面シール付きのネックPOPラベルを多数製造することができる。
本発明のネックPOPラベルの製造方法は、前記糊殺し工程において、前記ラベル本体の前記天面シールおよび前記貼り付け部となる領域以外に剥離剤等を塗布して、粘着性を低減・喪失させる糊殺し処理をおこなうことにより、貼り付け部を有するネックPOPラベルを製造することができる。
本発明によれば、端部におけるめくれや折り曲げの発生を防止可能として、ネックPOPラベルを提供するケースパッカを用いた場合でも、容器からネックPOPラベルが外れてしまうことのないネックPOPラベルを提供することができるという効果を奏することが可能となる。
さらに、積極的に容器にネックPOPラベルを貼り付けて可能として、ネックPOPラベルを提供するケースパッカを用いた場合でも、容器からネックPOPラベルが外れてしまうことのないネックPOPラベルを提供することが可能となる。
また、本発明によれば、貼り付けを二度手間とすることなく、容器天面と側面側位置であるネックPOPラベルとの、両方の表示面積を合わせて得ることのできる天面シール付きネックPOPラベルを提供することができるという効果を奏することが可能となる。
本発明に係るネックPOPラベルの第1実施形態の表面を示す平面図(a)、裏面を示す平面図(b)、I−I断面を示す断面図(c)である。 本発明に係るネックPOPラベルの第1実施形態を容器に取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明に係るネックPOPラベルの第1実施形態を取り付けるネックPOPラベル取付装置におけるラベル製造部とラベル供給部とラベル貼り付け搬送部とシール切り離し搬送部とを示す模式図である。 本発明に係るネックPOPラベルの第1実施形態を取り付けるネックPOPラベル取付装置におけるラベル貼り付け搬送部とシール切り離し搬送部と容器搬送部とを示す模式図である。 本発明に係るネックPOPラベルの第1実施形態を取り付けるネックPOPラベル取付装置におけるラベル貼り付け搬送部とシール切り離し搬送部とを動線方向視した拡大模式図である。 本発明に係るネックPOPラベルの第1実施形態を取り付けるネックPOPラベル取付装置におけるラベル貼り付け搬送部とシール切り離し搬送部とでの動作を示す動作図である。 本発明に係るネックPOPラベルの第1実施形態を取り付けるネックPOPラベル取付装置におけるラベル貼り付け搬送部とシール切り離し搬送部とでの動作を示す動作図である。 本発明に係るネックPOPラベルの第1実施形態を取り付けるネックPOPラベル取付装置におけるラベル貼り付け搬送部とシール切り離し搬送部とでの動作を示す動作図である。 本発明に係るネックPOPラベルの第1実施形態を取り付けるネックPOPラベル取付装置におけるラベル取り付け搬送部とラベル本体貼り付け搬送部と容器搬送部とを示す模式図である。 本発明に係るネックPOPラベルの第1実施形態を取り付けるネックPOPラベル取付装置におけるラベル取り付け搬送部とラベル本体貼り付け搬送部とでの動線方向視した動作を示す斜視図である。 本発明に係るネックPOPラベルにおける第1実施形態を取り付けるネックPOPラベル取付装置におけるネックPOPラベルの処理を示す模式図である。 本発明に係るネックPOPラベルにおける第2実施形態の表面を示す平面図(a)、裏面を示す平面図(b)、I−I断面を示す断面図(c)である。
以下、本発明に係るネックPOPラベルにおける第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態におけるネックPOPラベルの表面を示す平面図(a)、裏面を示す平面図(b)、I−I断面を示す断面図(c)であり、図2は、本実施形態におけるネックPOPラベルを容器に取り付けた状態を示す斜視図であり、図において、符号10は、ネックPOPラベルである。
本実施形態に係るネックPOPラベル10は、商品のPR広告やキャンペーン等の各種情報を記載して、消費者の注意を喚起しつつ情報提供するためのものであり、図1,図2に示すように、酒類、清涼飲料水などの飲料や調味料等が充填された容器B肩部B5に装着されるラベル本体10aと、天面B6に貼り付けられる天面シール11とからなる。
容器Bは、図2に示すように、液体等を充填する容器本体B1の上部に縮径するように形成された首部B2にキャップB3を緊締してなるものである。この容器Bの容器本体B1の胴部B4は、断面が略円形とされており、容器本体B1の上部において、首部B2に向かって断面の径寸法が漸次小となる肩部B5が形成されている。
容器Bには、最上部にキャップB3により天面B6が形成されている。
本実施形態に係るネックPOPラベル10は、図1に示すように、略矩形に形成された枚葉のシート材から形成され、略中央位置に首掛け用のネック挿通孔11aが形成されたラベル本体10aと、ネック挿通孔11a部分に対応して容器Bの天面B6に貼付される天面シール11とが破断線15を介して一体として設けられている。
ネックPOPラベル10を形成するシート材は、紙、樹脂フィルム、金属箔、あるいは、これらの積層体などからなることができ、容器Bに装着した際に、湾曲することができれば、その材質は限定されるものではない。
ネック挿通孔11aおよび、対応する部分である天面シール11は、図1に示すように、平面視した首部B2およびキャップB3の輪郭形状と略等しい略円形とされており、ネック挿通孔11aおよび天面シール11の径寸法は、キャップB3の輪郭径寸法よりもやや小さくなるように設定されている。天面シール11の径寸法とキャップB3の輪郭径寸法とはこの限りではなく、後述するように、破断線15から分離切断可能であれば限定されるものではない。
ラベル本体10aにおいて、図1に示すように、ネック挿通孔11aおよび天面シール11の外側には、ネックPOPラベル10の長手方向であるラベル長手方向(Y方向)における左右両側となる位置に内表示部12a,12bが設けられる。内表示部12a,12bの表面には、それぞれ、図示しない表示情報が印刷されている。
内表示部12a,12bは、図1に示すように、天面シール11の輪郭である破断線15のラベル長手方向(Y方向)中央位置から、ラベル短手方向(X方向)外側に向けて延在する切断線17a,17bにより、ラベル長手方向(Y方向)左右に分割された状態とされている。
内表示部12a,12bのラベル短手方向(X方向)寸法は、任意に設定することができるが、容器Bの首部B2の径寸法およびネック挿通孔11aの径寸法に対応してラベル本体10aを首掛けが可能な範囲であるとともに、容器Bの胴部B4の径寸法に対応してケースパッカ使用可能な範囲として設定されることになる。
内表示部12a,12bは、図2に示すように、ネックPOPラベル10が容器B肩部B5に装着された際に屹立状態とされ、その上端部が破断線15および切断線17a,17bから形成されることになる。
切断線17a,17bの外側端部は、図1に示すように、ネックPOPラベル10の外周輪郭に達することなく、ラベル長手方向(Y方向)に延在する切断線(長切断線)16a,16bに接続している。
切断線(長切断線)16a,16bは、ラベル長手方向(Y方向)における中央位置が切断線17a,17bの外側端部に接続され、切断線(長切断線)16a,16bは、図2に示すように、容器B肩部B5に装着された際に屹立状態とされた内表示部12a,12bの側端部を形成している。
切断線(長切断線)16a,16bのラベル長手方向(Y方向)端部は、図1に示すように、ネックPOPラベル10の外周輪郭に達することなく、それぞれがラベル短手方向(X方向)中央側にやや湾曲するように形成されている。
切断線(長切断線)16a,16bのラベル長手方向(Y方向)端部は、内表示部12a,12bの下端部を形成する。この切断線(長切断線)16a,16bの端部よりもラベル長手方向(Y方向)における外側位置には、それぞれネックPOPラベル10の外周輪郭に至る表示部13a,13bが形成されている。表示部13a,13bの表面には、それぞれ、図示しない表示情報が印刷されている。
表示部13a,13bは、図1に示すように、その破断線15に近い内側が内表示部12a,12bの端部に連続して接続された状態とされている。また、表示部13a,13bは、図2に示すように、ネックPOPラベル10が容器B肩部B5に装着された際に屹立状態とされて、この状態で、表示部13aの上側に内表示部12aが位置し、かつ、表示部13bの上側に内表示部12bが位置するように設けられている。
切断線(長切断線)16a,16bより外側位置には、図1に示すように、ラベル長手方向(Y方向)に延在する帯状の接続部14a,14bが形成されている。接続部14a,14bは、表示部13aおよび表示部13bのそれぞれの上端部外側を接続している。接続部14a,14bの表面には、それぞれ、図示しない表示情報が印刷されている。
接続部14a,14bにおけるラベル短手方向(X方向)外側は、ネックPOPラベル10の輪郭とされ、接続部14a,14bにおけるラベル短手方向(X方向)内側は、切断線(長切断線)16a,16bにより形成されている。接続部14a,14bの幅寸法(ラベル短手方向寸法)は、任意に設定することができるが、容器Bの胴部B4の径寸法に対応してケースパッカ使用可能な範囲として設定されることになる。
接続部14a,14bのラベル長手方向(Y方向)寸法は、内表示部12aのラベル長手方向(Y方向)寸法と内表示部12bのラベル長手方向(Y方向)寸法との和に等しくなるように設定される。
表示部13aと内表示部12aとのラベル長手方向(Y方向)寸法の比、および、表示部13bと内表示部12bとのラベル長手方向(Y方向)寸法の比は、それぞれ任意に設定することができる。また、表示部13a,13bのラベル長手方向(Y方向)寸法は、容器Bの高さ寸法よりも小さいことが必要である。また、内表示部12a,12bのラベル長手方向(Y方向)寸法は、ネックPOPラベル10を容器Bの肩部B5に装着可能とするように配置される。すなわち、図2に示すようにネックPOPラベル10が容器Bに掛けられ、且つ肩部B5の部位に保持され装着できるように破断線15、切断線17a,17b、長切断線16a,16bの形状、長さ、位置等が設定される。
これは、容器Bにおける首部B2および肩部B5の径寸法に対して、それぞれの形状・寸法を所定の状態に設定しないと、ネックPOPラベル10を容器Bの肩部B5に装着することができないためである。
ラベル本体10aの裏面には、図1(c)に示すように、破断線15に接する外側位置でラベル短手方向(X方向)中央位置に、貼り付け部18a,18bが設けられる。また、天面シール11の裏面には、図1(c)に示すように、その全面に、貼り付け部18cが設けられる。
また、図において、符号19で示した円形の点線部分は、ネックPOPラベル10の取り付けまたは貼り付け処理時に、容器Bの天面B6があたる仮想の領域である。
貼り付け部18a,18b,18cは、いずれも接着剤が塗布されて容器Bの表面等に貼り付け可能な領域とされ、この貼り付け部18a,18b,18c以外の領域は、非接着領域とされて容器Bの表面等に貼り付けされない領域となっている。
貼り付け部18a,18bおよび貼り付け部18cは、破断線15を跨いで連続する領域として形成されているが、この破断線15の外側部分、特に、符号19で示した円形の点線部分には、貼り付け部18a,18bを設けずに、貼り付け部18a,18bと貼り付け部18cとを分離して設けることも可能である。
なお、図において、貼り付け部18a,18b,18cのみに接着剤が塗布された状態として図示しているが、後述するように、それ以外の領域にも接着剤を塗布する、つまりネックPOPラベル10の全面に接着剤を塗布形成して、その後、貼り付け部18a,18b,18c以外の領域に剥離剤等を塗布する糊殺し処理を施して非接着領域とすることも可能である。
貼り付け部18a,18bのラベル長手方向(Y方向)寸法は、容器Bの肩部B5付近における容器B外面の湾曲状態、および、ネックPOPラベル10の長手方向(Y方向)寸法に応じて設定されることができる。好ましくは、貼り付け部18aおよび貼り付け部18bの下端が、それぞれ内表示部12aと表示部13aとの境界位置、および、内表示部12bと表示部13bとの境界位置とほぼ一致する状態として設定されることができる。
さらに、貼り付け部18a,18bが、表示部13a,13bの内部にまで延在することも可能であるが、後述するようにラベル把持搬送部での保持に支障がないように設定することが好ましい。
貼り付け部18a,18bのラベル短手方向(X方向)寸法は、ネック貫通孔11aの径寸法の半分程度とすることができるが、これに限定されることはなく、容器Bの肩部B5付近の径寸法および容器Bの肩部B5付近の上下方向(Z方向)における曲率に応じて、図2に示すように、ネックPOPラベル10が容器B肩部B5に装着された際に、ラベル本体10aの確実な貼り付け状態の確保可能、および、表示部13a,13bにおける容器B周方向への褶曲可能な寸法として設定することができる。
次に、本実施形態におけるネックPOPラベル10を容器Bに取り付けるネックPOPラベル取付装置100について説明する。
図3は、本実施形態におけるネックPOPラベル取付装置のラベル製造部とラベル供給部とラベル貼り付け搬送部とシール切り離し搬送部とを示す模式図であり、図4は、本実施形態におけるネックPOPラベル取付装置のラベル貼り付け搬送部とシール切り離し搬送部と容器搬送部とを示す模式図であり、図5は、本実施形態におけるネックPOPラベル取付装置のラベル貼り付け搬送部とシール切り離し搬送部とを動線方向視した拡大模式図であり、図9は、本実施形態におけるネックPOPラベル取付装置のラベル取り付け搬送部とラベル本体貼り付け搬送部と容器搬送部とを示す模式図であり、図において、符号100は、ネックPOPラベル取付装置である。
本実施形態におけるネックPOPラベル取付装置100は、図3,図4,図5,図9に示すように、ラベル製造部110と、ラベル供給部120と、容器搬送部130と、ラベル貼り付け搬送部およびシール切り離し搬送部となるラベル把持搬送部140と、ラベル取り付け搬送部およびラベル本体貼り付け搬送部となる回転ローラ部150と、を有するものとされる。
本実施形態におけるラベル製造部110は、図3に示すように、長尺のセパレータ10Bに仮着されたネックPOPラベル10を断続的に製造供給するものとされ、基材供給部111と、糊殺し処理部112と、再貼部113と、抜き工程部114と、カス上げ部115と、を有する。
なお、本実施形態のラベル製造部110では、図1に示すネックPOPラベル10を、短手方向(X方向)に断続的に配列された状態として製造するものとされる。
基材供給部111は、粘着剤により互いに貼り合わされた長尺のラベル台紙10Aおよびセパレータ10Bからなるタック紙を供給するものとされる。ラベル台紙10Aには、セパレータ10Bと対向する粘着面に粘着剤が塗布されており、ラベル台紙10Aおよびセパレータ10Bとが接着剤により接着されてタック紙とされている。基材供給部111では、タック紙の状態で巻回されて保存されているラベル台紙10Aおよびセパレータ10Bを順次送り出して供給するとともに、帯状のラベル台紙10Aおよびセパレータ10Bを支持する支持手段と、ラベル台紙10Aおよびセパレータ10Bに繰出力を付与する繰出手段と、を有する。
なお、基材供給部111が供給するタック紙には、すでにラベル台紙10Aの表面に、後述する表示部13a,13b、内表示部12a,12b、接続部14a,14b、および、天面シール11となる部分に、必要な表示情報が印刷形成されている。
糊殺し処理部112は、基材供給部111から供給されたタック紙としてのセパレータ10Bから、まず長尺のラベル台紙10Aを剥離する。次いで、剥離されたラベル台紙10Aの粘着面に対して、ラベル本体10aの貼り付け部18a,18bおよび天面シール11の貼り付け部18cとなる領域以外に剥離剤等を塗布して、貼り付け部18a,18b,18c以外の領域において粘着性を低減・喪失させる糊殺し処理をおこなうものとされる。
このとき、長尺のラベル台紙10A長さ方向において、複数の貼り付け部18a,18b,18cが、所定の間隔を有するように断続的に形成される。この間隔は、ネックPOPラベル10の短手方向(X方向)寸法と、隣り合うネックPOPラベル10が離間する間隔寸法との和とされる。また、貼り付け部18a,18b,18cは、ラベル台紙10Aの表面に形成された表示情報の位置に対応して、その位置が設定される。
再貼部113は、糊殺し処理部112での糊殺し処理により貼り付け部18a,18b,18cが断続的に形成された長尺のラベル台紙10Aと、剥離されていたセパレータ10Bとを再度貼り合わせるものとされる。
抜き工程部114は、図示しない抜き刃等により、貼り付け部18a,18b,18cが断続的に形成された長尺のラベル台紙10Aに、ネックPOPラベル10となる輪郭線と、天面シール11およびネック挿通孔11aの輪郭となる破断線15と、切断線(長切断線)16a,16b,17a,17bとを、断続的あるいは連続的な切断線として貼り付け部18a,18b,18cに対応する位置に形成する抜き形成をおこなうものとされる。
カス上げ部115は、抜き工程部114によって切断されたネックPOPラベルとなる輪郭線外側のラベル台紙10Aをセパレータ10Bから剥離して除去するカス上げ処理をおこなうものとされ、カス上げされたネックPOPラベル10の外側のラベル台紙10Aを巻き取ることで、セバレータ10B上に所定間隔を隔てて仮着された天面シール11付きのネックPOPラベル10を多数製造するものとされる。
本実施形態のラベル製造部110において、ネックPOPラベル10を製造する際には、まず、長尺状のラベル台紙10Aおよびセパレータ10Bからなるタック紙が巻回された基材供給部111から巻き出される。そして、糊殺し処理部112においてセパレータ10Bとラベル台紙10Aとを剥離する。次いで、剥がしたラベル台紙10Aの粘着剤面に、図1に示す貼り付け部18a,18b,18cの領域が一定の間隔おいてラベル台紙10Aの長さ方向に形成されるように、これ以外の領域に剥離剤等を塗布する。その後、再貼部113において、再度ラベル台紙10Aとセパレータ10Bとを貼り付け部18a,18b,18cによって貼り合わせる。
なお、帯状の貼り付け部(粘着部)18a,18bの領域は、図1(b)に示すように、この帯状の部分のみとする必要性はないが、後述する上下走行ベルト141a〜143にネックPOPラベル10の両端を挟んで搬送する際に、上下走行ベルト(丸ベルト)141a〜143との接触部分における粘着力を弱めて、ネックPOPラベル10送りに支障が出ないように剥離剤等を塗布する必要がある。一方で、貼り付け部(粘着部)18a,18bは後述する容器Bの表面と接着するための粘着剤であるが、この領域を大きくしすぎると容器Bと接着した後で貼り付け部(粘着部)18a,18bが露出してしまいゴミが付着する等の不都合があり、あまり大きくすることも好ましくない。
なお、ラベル台紙(基材紙)10Aに貼り付け部18a〜18cを部分的に設ける際には、この糊殺し処理による方法に限らず、粘着剤の塗布されていない基材紙の所定部分に貼り付け部18a〜18cとなる粘着剤を塗布する方法とすることもできる。
次に、ラベル製造部110においては、抜き工程部114で、ネックPOPラベル10の輪郭線、および、天面シール11の部位に形成するおのおのの断続的な破断線15や、これに隣接した抜き部としての内表示部12a,12b、表示部13a,13b、接続部14a,14bとなる抜き部を形成するために、切断線(長切断線)16a,16b、切断線17a,17bを形成する抜きをラベル台紙(基材紙)10Aに形成する。
そしてカス上げ部115にて、天面シール11付きのネックPOPラベル10の外側となるラベル台紙(基材紙)10Aをセパレータ10Bから剥離して巻き取るカス上げ処理をおこなうことで、セバレータ10B上に断続的に仮着された天面シール11付きのネックPOPラベル10を多数製造する。
ここで、作成されたネックPOPラベル10がセパレータ(剥離紙)10B上であばれるのを防ぐため、例えば糊殺し部112で剥離剤を塗布する際に、剥離剤の密度を加減する等して、貼り付け部18a〜18c以外の領域における適当な粘着力を残しておくことが好ましい。
また上記したように、剥離剤を用いることなく粘着剤の塗布されていないラベル台紙(基材紙)10Aの所定部分のみに天面シール11の貼り付け部18c、帯状の貼り付け部18a.18bを設ける方法を採用した場合には、やはりセパレータ(剥離紙)10B上でネックPOPラベル10があばれるのを防ぐため、貼り付け部18a〜18cとなる粘着剤を塗布した部分以外の部分にも、若干の粘着力を付加するように加工することが好ましい。具体的には、ネックPOPラベル10の輪郭付近に幅細の粘着剤塗布部を形成する等とすることができる。
以上のように作成された天面付きネックPOPラベル10は、セパレータ10Bに仮着された状態で下流側のラベル供給部120に送られる。
本実施形態のラベル供給部120は、図3に示すように、ラベル製造部110によって製造されたネックPOPラベル10を、ラベル供給位置M1において、間欠的に供給するものとされる。
ラベル供給部120は、ラベル製造部110から連続して所定の間隔で離間するようにネックPOPラベル10が仮着された帯状のセパレータ10Bを支持する支持手段と、このセパレータ10Bに繰出力を付与する繰出手段と、この繰出手段を介して繰り出されるセパレータ10Bを折り返してセパレータ10BからネックPOPラベル10を剥離する剥離手段としてのピールプレート121と、繰出手段に併設されてネックPOPラベル10が剥離された後のセパレータ10Bを巻き取る巻取手段122と、を備えている。繰出手段は、ラベル製造部110の繰出手段と共通とされている。
ピールプレート121は、その先端をセパレータ10Bの折り返し位置として急激に反転し、ネックPOPラベル10を1枚ずつ剥離可能に設けられている。ラベル供給部120において、ピールプレート121に掛け回されたセパレータ10Bをピールプレート121に対して摺動させることにより、セパレータ10Bに仮着された状態で送られたネックPOPラベル10が、ピールプレート121の先端部分でセパレータ10Bから剥がされて、後述するように、容器搬送部130で搬送される容器Bの間隔と一致した状態で断続的に次々とネックPOPラベル10を供給する。
ラベル供給部120は、繰出手段とされる送り用モータの駆動を制御することによって、セパレータ10Bの送り速度・送り量、および、ネックPOPラベル10の搬送速度・単位時間当たりの供給数量を調整できるようになっている。
本実施形態の容器搬送部130は、図4,図9に示すように、ラベル供給部120から供給されるネックPOPラベル10の搬送間隔に同期して、立状態とされた容器Bを所定間隔でラベル供給位置M1から、ラベル供給後位置M1’、シール貼り付け位置M2、シール切り離し位置M3、ラベル仮掛け位置M3’、ラベル取り付け位置M4、ラベル貼り付け位置M5まで略水平方向に搬送するものとされる。
容器搬送部130は、ベルトコンベア等によって構成され、回転自在に保持されたローラ131,132と、ローラ131,132に掛け渡されたコンベアベルト133と、ローラ131を回転駆動する回転駆動手段(図示略)を有する。
なお、図において、容器搬送部130は、ラベル把持搬送部140と回転ローラ部150とで別々の容器搬送部130として示しているが、連続したベルトコンベア等によって構成されることもできる。
ラベル把持搬送部140は、ラベル供給位置M1において、ラベル供給部120から供給されたネックPOPラベル10を搬送して、シール貼り付け位置M2において、天面シール11を容器Bの天面B6に貼り着けるラベル貼り付け搬送部と、ネックPOPラベル10を搬送して、シール切り離し位置M3において、天面シール11が容器Bの天面B6に貼り着けられた状態で、ラベル本体10aを容器B下向きに移動させて、破断線15から天面シール11とラベル本体10aとを切り離すシール切り離し搬送部と、を兼ねるものとされる。
ラベル把持搬送部140は、図3に示すように、ラベル供給部120におけるラベル供給位置M1から連続してその下流位置に設けられる。また、ラベル把持搬送部140の略鉛直下側位置に容器搬送部130が設けられる。
ラベル把持搬送部140は、図3〜図5に示すように、容器搬送部130における容器Bの動線(搬送方向)となるコンベアベルト133の延在する搬送方向に沿って配設された上下走行ベルト141a〜143を備えている。
上下走行ベルト141a〜143は、図3〜図5に示すように、コンベアベルト133の上側で容器Bの動線(搬送方向)に対して左右外側で互いに対向する位置にそれぞれ一対ずつ設けられ、いずれも搬送方向と直交する水平な回転軸線を有するプーリ144a〜147に巻回されている。
以下、片側の上下走行ベルト141a〜143について説明する。
上下走行ベルト141a〜143は、図3〜図5に示すように、ラベル本体10aを上側から挟持する2本の上側走行ベルト141a,141bと、ラベル本体10aを下側から挟持する1本の下側走行ベルト143とを有し、これら上側走行ベルト141a,141bと下側走行ベルト143とが平行状態として、同期して駆動可能とされている。
上側走行ベルト141aは無端状で断面略円形の丸ベルトとされ、図4,図5に示すように、上流側のプーリ144aと下流側のプーリ145aとの周囲に設けられた溝に巻回されている。
上流側のプーリ144aは、ラベル供給位置M1となるピールプレート121の先端縁部に、プーリ144aの下端が隣接するようにその上側に位置しており、下流側のプーリ145aは、シール切り離し位置M3の下流側に位置するとともにプーリ144aよりも低い位置とされている。
上側走行ベルト141bは無端状で断面略円形の丸ベルトとされ、図4,図5に示すように、上流側のプーリ144bと下流側のプーリ145bとの周囲に設けられた溝に巻回されている。上側走行ベルト141bは、上側走行ベルト141aと並行位置かつ同じ高さ位置になるように容器Bの動線内側に配置されている。
上流側のプーリ144bは、プーリ144aと同軸状に同径のものとされ、ラベル供給位置M1となるピールプレート121の先端縁部にプーリ144bの下端が隣接するようにその上側に位置しており、下流側のプーリ145bは、プーリ145aと同軸状に同径のものとされ、シール切り離し位置M3の下流側に位置するとともにプーリ144bよりも低い位置とされている。
プーリ144aとプーリ144bとは同一の回転速度となるように互いに固定されており、プーリ145aとプーリ145bとは同一の回転速度となるように互いに固定されている。
同様に、下側走行ベルト143は無端状で断面略円形の丸ベルトとされ、図4,図5に示すように、上流側のプーリ146と下流側のプーリ147との周囲に設けられた溝に巻回されている。
上流側のプーリ146は、プーリ144a,144bに対応して、搬送方向と直交する水平方向視して、その略鉛直下側位置、つまり、ラベル供給位置M1となるピールプレート121の先端縁部にプーリ146の上端が隣接するようにその下側に位置している。同じく、下流側のプーリ147は、シール切り離し位置M3の下流側に位置するとともに、プーリ145a,145bに対応して、搬送方向と直交する水平方向視してその略鉛直下側位置とされ、プーリ146よりも低い位置とされている。
上下走行ベルト141a〜143は、図5に示すように、平面視して上側走行ベルト141aと上側走行ベルト141bとの間に下側走行ベルト143が位置するとともに、搬送方向と直交する水平方向視して上側走行ベルト141a,141bの下面が下側走行ベルト143の上面位置よりも低くなるように配置されている。なお、プーリ144a,144bの下端とプーリ145a,145bの下端との位置関係、および、プーリ146の上端とプーリ147の上端との位置関係、および、この上側走行ベルト141a,141bの下面と下側走行ベルト143の上面との位置関係が維持された状態として配置されている。
上下走行ベルト141a〜143は、図5に示すように、いずれも略同一径寸法を有して断面円形の無端ベルトとされ、プーリ144a〜147は、いずれも略同一径寸法を有して、回転可能で互いに略平行な軸線を有するように軸支されている。プーリ144a〜145bと、プーリ146,147とは、互いに逆方向に回転して、隣接する上側走行ベルト141a,141bと、下側走行ベルト143とが搬送方向に移動するようになっている。
プーリ144aとプーリ144b、および、プーリ145aとプーリ145bは、いずれも近接した状態に互いに固定配置され、搬送方向と平行な水平方向視して上側走行ベルト141aと上側走行ベルト141bとの円形断面における最下部の距離は、同径とされる上側走行ベルト141a,141bおよび下側走行ベルト143における径寸法の1.5倍を超えない範囲に設定される。
上側走行ベルト141aと上側走行ベルト141bとは、図5に示すように、いずれも円形断面の最下部がいずれも同じ高さとなるように配置され、これら上側走行ベルト141a,141bの最下部よりも、円形断面とされた下側走行ベルト143の最上部が、高い位置となるように配置されている。なお、上側走行ベルト141a,141bおよび下側走行ベルト143は平行状態に配置されて、これらの配置は、搬送方向でラベル供給位置M1からシール切り離し位置M3まで、つまり、プーリ144aとプーリ145a、プーリ146とプーリ147の間で変化しないものとされる。
上側走行ベルト141a,141bの最下部から、下側走行ベルト143の最上部までの高さ寸法は、上側走行ベルト141a,141bおよび下側走行ベルト143の径寸法の0.5倍を超えない範囲に設定される。
プーリ144a〜147の径寸法は、いずれも、略等しく設定されることができるが、上下走行ベルト141a〜143の走行速度が安定して等しく設定可能であれば、この寸法に限ることはない。
プーリ144aとプーリ145aとの間には、図4に示すように、上側走行ベルト141aの延在する位置に複数の補助プーリ142が設けられており、プーリ144bとプーリ145bとの間には、上側走行ベルト141bの延在する位置に複数の補助プーリ142が設けられており、プーリ146とプーリ147との間には、下側走行ベルト143の延在する位置に複数の補助プーリ142が設けられている。
これらの補助プーリ142の径寸法は、プーリ144a〜147の径寸法と、いずれも略等しく設定されるか、プーリ144a〜147の径寸法より小さく設定されることができるが、上下走行ベルト141a〜143の走行を安定可能であればこの状態に限られるものではない。
なお、図5〜図8においては、符号として示すように、プーリとして、符号144a,144b,146を示しているが、上下走行ベルト141a〜143の搬送方向位置に応じて、これらはプーリ145a,145b,147、あるいは、補助プーリ142として読み替えることができるものとされる。
上下走行ベルト141a〜143は、図3〜図5に示すように、ラベル供給位置M1付近となる上側走行ベルト141a,141bの上流端部が、プーリ144a,144bの下端位置において、後述するように、容器搬送部140で搬送される立状態の容器Bの天面B6よりも高い位置となるように配置され、また、上側走行ベルト141a,141bの下流端部において、プーリ145a,145bの下端位置で後述するように、容器搬送部140で搬送される立状態の容器Bの天面B6よりも低い位置となるように配置されている。
また、この上下走行ベルト141a〜143の全体の高さ位置、および、傾斜状態は、取り付けるネックPOPラベル10および容器Bに対応して設定変更可能となるように、図示しない傾斜設定手段を有している。
上下走行ベルト141a〜143は、図3〜図5に示すように、コンベアベルト133の上側で容器Bの動線に対して左右外側で互いに対向する位置に一対ずつ設けられ、それぞれが3本のベルトからなる構成とされている。なお、図において、対となる両側位置の上下走行ベルト141a〜143およびプーリ144a〜147においては、対応する構成に、それぞれ同じ符号を付している。そのため、片側の上下走行ベルト141a〜143において、2本の上側走行ベルト141a,141bと1本の下側走行ベルト143とによって、ラベル本体10aの端部を上側2本、下側1本の互い違いに位置する線状として上下から挟持するものとされる。
同時に、隣接する上側走行ベルト141a,141bと下側走行ベルト143とは、わずかに離間して、上側走行ベルト141a,141bの下面に対して、下側走行ベルト143の上面が入り込んだ位置とされている。
また、この上側走行ベルト141a,141bと下側走行ベルト143との離間距離は、取り付けるネックPOPラベル10の厚さ寸法等に対応して設定変更可能となるように、図示しない離間距離設定手段を有している。
左右一対の上下走行ベルト141a〜143は、搬送方向と直交する水平方向(幅方向)において、対となる下側走行ベルト143間の距離が、ラベル本体10aの両側に位置するそれぞれの貼り付け部18a,18bの外端よりも外側位置でラベル本体10aを保持可能となるように設定されることができる。対となる下側走行ベルト143間の距離は、上下走行ベルト141a〜143での搬送中は、プーリ144a〜145aの間全域にわたって同一となるように設定される。
また、これらの一対の下側走行ベルト143間の距離は、取り付けるネックPOPラベル10の形状寸法に対応して設定変更可能となるように、図示しない距離設定手段を有しており、この距離設定手段により、貼り付け部18a,18bの粘着剤が上下走行ベルト141a〜143に付着することを防止可能となるように一対の下側走行ベルト143間の距離を設定する。
左右一対の上下走行ベルト141a〜143は、このように、ラベル本体10aの両端部を把持した状態で、プーリ144a〜147を同期して回動することにより、この上下走行ベルト141a〜143の延在する位置に沿ってラベル本体10aを移動させるものとされる。つまり、下流方向に向けて傾斜した上下走行ベルト141a〜143によって、ラベル本体10aをラベル供給位置M1からシール切り離し位置M3まで下降させながら移動させる。この際、上記の図示しない各設定手段により、ラベル本体10aの両端部を外側に引張した状態を維持しながら、ラベル本体10aを移動させるよう各寸法等を設定可能となっている。
図6は、本実施形態におけるネックPOPラベル取付装置のラベル貼り付け搬送部とシール切り離し搬送部としてのラベル把持搬送部140の動作を示す動作図であり、図7は、本実施形態におけるネックPOPラベル取付装置のラベル貼り付け搬送部とシール切り離し搬送部としてのラベル把持搬送部140の動作を示す動作図であり、図8は、本実施形態におけるネックPOPラベル取付装置のラベル貼り付け搬送部とシール切り離し搬送部としてのラベル把持搬送部140の動作を示す動作図である。
本実施形態のラベル把持搬送部140は、図3,図4に示すように、プーリ144a〜147を同期して回転駆動することにより上下走行ベルト141a〜143が移動して、ラベル供給位置M1において、ラベル供給部120より供給されたネックPOPラベル10を左右一対の上下走行ベルト141a〜143で挟持する。このとき、ネックPOPラベル10は、表示部13aにおける貼り付け部18a外端側および表示部13bにおける貼り付け部18b外端側をそれぞれ上側走行ベルト141a,141bと下側走行ベルト143との間に位置するように挟持される。
この際、図5に示すように、上側走行ベルト141a,141bと下側走行ベルト143とは互いにわずかに離間して、上側走行ベルト141a,141bの下面に対して、下側走行ベルト143の上面が入り込んだ状態とされていることにより、この形状に沿って上側走行ベルト141a,141bの下面と下側走行ベルト143の上面とで、ラベル本体10a両端部が下向きに屈曲した状態で把持される。上下走行ベルト141a〜143での搬送中は、プーリ144a〜145aの間全域にわたって、このラベル本体10a両端部が屈曲した状態が維持される。
つまり、上下走行ベルト141a〜143においては、搬送方向両外側に向かう張力をネックPOPラベル10に付与した状態で、ネックPOPラベル10が搬送される。
このとき、容器搬送部130による立状態の容器Bの搬送速度と同期した状態でネックPOPラベル10が搬送される。
ここで、ラベル供給位置M1、および、その直下流位置で上下走行ベルト141a〜143にネックPOPラベル10の短手方向全長が挟持されたラベル供給後位置M1’においては、図5に示すように、上下走行ベルト141a〜143の高さ位置が、同期状態とされた容器搬送部130によって搬送方向に略水平方向に搬送されている容器Bの天面B6よりも上側位置となるように設定されている。
本実施形態のラベル把持搬送部140においては、ラベル供給位置M1から下流に向かって、上側走行ベルト141a,141bと下側走行ベルト143とが下降するように傾斜していることにより、両端を把持されたネックPOPラベル10は、上下走行ベルト141a〜143の傾斜方向に傾斜した状態で、搬送方向に搬送される間にその高さ位置が下降する。つまり、同期して搬送される容器Bに対して、ネックPOPラベル10が下降するように搬送されることになる。
ラベル把持搬送部140においては、上下走行ベルト141a〜143の傾斜に追従して、搬送されるネックPOPラベル10が下降するとともに、シール貼り付け位置M2において、ネックPOPラベル10の高さ位置が、容器Bの天面B6とほぼ等しい高さ位置となるように設定されている。
このため、シール貼り付け位置M2において、図4,図6に示すように、ネックPOPラベル10が容器Bの天面B6に接触する。このとき、ネックPOPラベル10中央の天面シール11付近が、図1(b)に符号19で示す円形位置に対応する容器Bの天面B6に当接する。天面シール11の裏面には、粘着力のある貼り付け部18cが形成されているため、この状態で、天面シール11が容器Bの天面B6に接着される。
このように、ラベル把持搬送部140は、ラベル貼り付け搬送部として、シール貼り付け位置M2において天面シール11を容器Bの天面B6に貼り着ける。
搬送方向両外側に向かう張力が付与されているネックPOPラベル10は、上下走行ベルト141a〜143の下向き傾斜に追従して搬送されることにより、シール貼り付け位置M2の下流側において、ネックPOPラベル10が連続的に下降し続け、ラベル本体10a両端部が、容器Bの天面B6よりもやや低い位置となり、当接する容器Bの天面B6から上向きに押圧されることで、天面シール11が容器Bの天面B6に強固に接着されることになる。
さらに、搬送方向両外側に向かう張力が付与されているネックPOPラベル10は、下降する上下走行ベルト141a〜143に追従して搬送されて、シール貼り付け位置M2よりも下流側において、ネックPOPラベル10が連続的に下降し続け、ラベル本体10a両端部が、容器Bの天面B6よりも低い位置となることで、ラベル本体10a両端の表示部13a,13bに下方に引張力が加わるとともに、当接する容器Bの天面B6から上向きに押圧されることで、図7に示すように、シール切り離し位置M3において、破断線15から天面シール11が分離切断される。これにより、ネック貫通孔11aがラベル本体10aに形成される。
このとき、前側が下降した状態で搬送されるネックPOPラベル10においては、やや前傾したラベル本体10aに水平な容器天面B6が当接するために、破断線15の前側に多くの力がかかることになり、この破断線15前側から容器に天面シール11が分離切断され易くなる。
また、シール切り離し位置M3の下流側においては、図7に示すように、天面シール11がすでに貼り付け部18cにより天面B6に接着されているため、天面シール11は容器B天面B6に残置される。これにより、ラベル本体10aのみが、下向きに傾斜する上下走行ベルト141a〜143に追従して下降搬送される。これにともなって、接続部14a,14bが容器B天面B6よりも下側位置となる。同時に、内表示部12a,12bにおける破断線15外側が容器B天面B6に当接して、この内表示部12a,12bがやや上向きに傾斜する。
このように、ラベル把持搬送部140は、シール切り離し搬送部として、シール切り離し位置M3において破断線15から天面シール11とラベル本体10aとを切り離す。
ラベル貼り付け搬送部とシール切り離し搬送部とにおける天面シール貼り付け処理および天面シール切り離し処理の工程において、ラベル把持搬送部140により、ラベル本体10aの端部を2本の上側走行ベルト141a,141bと1本の下側走行ベルト143とにより上下から挟持することによって、ラベル本体10aの両端部を安定的に保持した状態を確実に維持することが可能となる。これにより、天面シール11切り離しに必要な張力をネックPOPラベル10に付与して、破断線15からの切断を確実におこなうことができ、安定的に処理を完了することができる。
さらに、天面シール11が分離したネックPOPラベル10が、下向きに傾斜する上下走行ベルト141a〜143に追従して斜め下方向に送られると、図8に示すように、内表示部12a,12bとしてネック貫通孔11aの周囲に形成された部分が容器BキャップB3に押し上げられて上方向にせり上がる。このとき、接続部14a,14bが上凸に湾曲する。
そして、ラベル仮掛け位置M3’まで搬送された内表示部12a,12bは、ネック貫通孔11aの輪郭となる破断線15の形成されていた縁部がキャップB3の下端部に引っ掛かり、ネックPOPラベル10が容器Bの首部B2に仮掛けされた状態となる。キャップB3の径寸法は容器Bの首部B2の径寸法より大きく、ここに段差が形成されていることにより、ラベル本体10aが容器Bに対して上昇してネック貫通孔11aからはずれてしまうことが防止される。
回転ローラ部150は、ラベル仮掛け位置M3’および/または、その下流位置において、ラベル把持搬送部140によって搬送されてきたラベル本体10aを容器Bと同期して搬送し、容器Bの肩部B5付近に設定された取り付け高さとなるラベル取り付け位置M4まで下降させるラベル取り付け搬送部と、この取り付け高さにおいてラベル本体10aの貼り付け部18a,18bを容器Bの肩部B5付近に貼付するラベル貼り付け位置M5まで搬送するラベル本体貼り付け搬送部と、を兼ねるものとされる。
回転ローラ部150は、図9に示すように、容器搬送部130とともに、上下走行ベルト141a〜143の下流端部となるプーリ145a,145b、147と搬送方向に重なる位置から連続してその下流位置に設けられる。具体的には、ラベル仮掛け位置M3’付近から連続してその下流位置に設けられる。
回転ローラ部150は、図9,図10に示すように、容器搬送部130における容器Bの動線となるコンベアベルト133の延在する搬送方向に沿って、この容器Bの動線両側位置に設けられて配設された一対の回転ローラ151,152を備えている。
回転ローラ151,152は、図9,図10に示すように、容器搬送部130によって搬送される容器Bの動線に沿って略並行に延在するとともに、上流から下流に向かって容器Bの肩部B5上側位置から肩部B5下側位置まで下降する軸線を有し、かつ、容器Bの動線両側位置に設けられて容器Bに当接する内側がいずれも下降する向きに回転するものとされる。
回転ローラ151,152の表面は、スポンジ等の可撓性を有する材質からなり、回転ローラ(スポンジローラ)151,152の表面が変形可能とされており、この搬送方向に向けて下方向に傾斜したスポンジローラ151とスポンジローラ152との間を、ネックPOPラベル10の仮掛けされた容器Bが容器搬送部130によって立状態で搬送されるようになっている。
一対のスポンジローラ151,152は、互いに離間する搬送方向と直交する水平方向における距離が、その上流端側であるラベル仮掛け位置M3’において、容器Bの肩部B5の径寸法とほぼ等しいかやや大きくなるよう設定されており、また、下流端側であるラベル貼り付け位置M5において、容器Bの肩部B5の径寸法とほぼ等しくなるよう設定されている。このように、一対のスポンジローラ151,152は、搬送方向下流に向けて、下方向に傾斜するとともに、下流に向けてその間隔が一定か減少するように配置されている。
あるいは、一対のスポンジローラ151,152は、互いに離間する搬送方向と直交する水平方向における距離が、その上流端側であるラベル仮掛け位置M3’において、容器Bの肩部B5の径寸法とほぼ等しくなるよう設定されており、また、下流端側であるラベル貼り付け位置M5において、容器Bの肩部B5の径寸法とほぼ等しくなるよう設定されていることもできる。このように、一対のスポンジローラ151,152は、搬送方向下流に向けて、下方向に傾斜するとともに、下流に向けてその間隔が拡大するように配置されることもできる。
また、スポンジローラ151,152の回転速度は、容器搬送部130による容器Bの搬送速度に同期しており、具体的には、容器Bがラベル仮掛け位置M3’からラベル取り付け位置M4を越えて、ラベル貼り付け位置M5まで至る間に、少なくとも1回転以上で、10回転未満となるように設定される。
また、このスポンジローラ151とスポンジローラ152との離間距離および、傾斜角度は、ネックPOPラベル10の形状、および、取り付ける容器Bにおける首部B2径寸法やその曲率等の形状に対応して設定変更可能となるように、図示しないローラ位置設定手段を有している。
本実施形態の回転ローラ部150においては、ラベル本体10aの仮掛けされた容器Bが、スポンジローラ151とスポンジローラ152との間を搬送される際、図10に示すように、スポンジローラ151,152が下方向に傾斜しているのに対し、容器Bは水平方向に進行する。したがって、スポンジローラ151,152間を容器Bが進行するのにともない、一対のスポンジローラ151,152における内側に突出した部分の高さ位置が、搬送方向に沿って容器Bの首部B2から肩部B5へと下降する。したがって、搬送される容器Bに対してスポンジローラ151,152が当接する箇所は、搬送方向に沿って、容器Bの首部B2付近から肩部B5付近へと下降することになる。
このとき、容器B首部B2に仮掛けされたラベル本体10aは、容器Bの移動にともなってスポンジローラ151,152に押しつけられることで、スポンジローラ151,152の回転にしたがって表示部13a,13bの両端部が下方に曲げられるとともに、内表示部12a,12bが上向きに起立する方向に移動して、内表示部12a,12bおよび表示部13a,13bの裏面が容器B表面側に沿った形状に位置することになる。
同時に、下降したスポンジローラ151,152に押しつけられることで、ラベル本体10aは、ラベル仮掛け位置M3’からラベル取り付け位置M4まで移動する間に、容器Bの移動にともなって容器Bの首部B2から肩部B5へと下降する。ここで、回転ローラ部150は、ラベル取り付け搬送部として動作している。
さらに、ラベル本体10aは、スポンジローラ151,152に押しつけられることで、ラベル取り付け位置M4からラベル貼り付け位置M5までの移動で、容器Bの移動にともなって内表示部12a,12bおよび表示部13a,13bの裏面が容器B表面側に押しつけられる。
これにより、ラベル貼り付け位置M5において、内表示部12a,12bの裏面には、その中央位置に貼り付け部(粘着部)18a,18bが設けられているので、この貼り付け部(粘着部)18a,18bの粘着剤により容器Bの肩部B5にラベル本体10aが固定されることになる。ここで、回転ローラ部150は、ラベル本体貼り付け搬送部として動作している。
なお、回転ローラ部150が、可撓性のあるスポンジローラ151,152によってラベル本体10aを挟み込んで容器Bの肩部B5に押しつけることにより、容器B形状が凹んでいる場合、特に、首部B2から肩部B5への曲率が負となるような形状であっても、ローラ位置設定手段によって、スポンジローラ151,152の高さ位置、および、離間間隔を設定することにより、所望の高さ位置において好適にラベル本体10aを貼り付けることが可能となる。
ここで、ラベル本体10aがスポンジローラ151,152の間に入った際に、ラベル本体10aが搬送方向に対して傾斜するなど、ラベル本体10aが短手方向が搬送方向と一致していない場合、スポンジローラ151,152がラベル本体10aを押さえる面積が少なって押さえにくくなる可能性がある。
しかし、本実施形態の回転ローラ部150においては、スポンジローラ151,152が対抗する内側で下向きとなるよう回転していることにより、スポンジローラ151,152のいずれかでラベル本体10aを押さえる面積が小さくなってもラベルを押さえる力を補うことができる。
また、ネックPOPラベル10の素材に起因して、ラベル本体10aがスポンジローラ151,152間を通過する間に、ラベル本体10aの表示部13a,13b面が捲れてしまうことが考えられる。
しかし、本実施形態の回転ローラ部150においては、ラベル本体10aが捲れようとした場合でも、スポンジローラ151,152の表面が自転していることにより、内表示部12a,12b側から表示部13a,13b側にラベル本体10aを引き延ばすことができて、ラベル本体10aが捲れてしまうことを防止できる。
図11は、本実施形態におけるネックPOPラベルのネックPOPラベル取付装置での処理を示す模式図である。
本実施形態におけるネックPOPラベル取付装置100は、図11(a)に示すように、ラベル供給位置M1において、破断線15によって区画された天面シール11を有するネックPOPラベル10を製造して容器B上側位置に一枚ずつ供給した後、このネックPOPラベル10を、容器Bに対して下降させて、図11(b)に示すように、シール貼り付け位置M2において天面シール11を容器天面B6に貼り付けるとともに、シール切り離し位置M3において天面シール11をラベル本体10aから分離して、その後、図11(c)に示すように、ラベル取り付け位置M4までラベル本体10aにおける表示部13a,13bの両端部を下降させて、ラベル貼り付け位置M5において、接続部14a,14bによって接続された表示部13a,13bを、内表示部12a,12bとともに容器B両側に起立した状態で貼り付ける。
本実施形態におけるネックPOPラベル10は、上記のラベル取り付け搬送部となる回転ローラ部150を有するネックPOPラベル取付装置100を用いることにより、ラベル10aを容器B肩部B5上側位置から肩部B5下側位置まで下降させるとともに、ラベル本体10aの両端部を下側に褶曲させる際に、ラベル本体10aの両端部が捲れ上がったり、端部のみが不必要な方向に折れ曲がったりすることがなく、容器B肩部B5の取り付け高さに所定形状としてネックPOPラベル10のラベル本体10aを取り付けることが可能となる。これにより、端部におけるめくれや折り曲げの発生を防止可能として、ネックPOPラベル10を提供するケースパッカを用いた場合でも、容器BからネックPOPラベル10が外れてしまうことがない。
本実施形態におけるネックPOPラベル10は、上記のラベル本体貼り付け搬送部となる回転ローラ部150を有するネックPOPラベル取付装置100を用いることにより、ラベル10aを容器B肩部B5上側位置から肩部B5下側位置まで下降させるとともに、ラベル本体10aの両端部を下側に褶曲させて貼り付け部18a,18bによってラベル本体を容器B肩部B5付近に貼付する際に、ラベル本体10aの両端部が捲れ上がったり、端部のみが不必要な方向に折れ曲がったりすることがなく、容器B肩部B5の取り付け高さに所定形状としてネックPOPラベル10のラベル本体10aを貼り付けることが可能となる。これにより、端部におけるめくれや折り曲げの発生を防止可能として、ネックPOPラベル10を提供するケースパッカを用いた場合でも、容器BからネックPOPラベル10が外れてしまうことがない。
本実施形態におけるネックPOPラベル10は、上記のラベル貼り付け搬送部およびシール切り離し搬送部となるラベル把持搬送部140を有するネックPOPラベル取付装置100を用いることにより、容器Bの搬送方向に沿って上流から下流に向かってネックPOPラベル10を搬送しながら容器Bの天面B6上側位置から天面B6下側位置までラベル本体10aの両端部を保持した状態で下降させることで、まず、天面シール11を天面B6に当接させて貼り付けた後に、さらにネックPOPラベル10を下降させて破断線15から天面シール11とラベル本体10aとを分離切断し、ネック挿通孔11aに容器Bの首部B2を挿通させた状態とすることができる。この搬送の間にラベル本体10aの両端部を保持した状態を維持することで、天面シール11とラベル本体10aとの分離切断を容易に安定しておこなうことが可能となる。これにより、貼り付けが二度手間とすることなく、容器天面B6と、側面側位置であるラベル本体10aの表示部13a,13bおよび内表示部12a,12bとの、両方の表示面積を合わせて得ることができる。
本実施形態におけるネックPOPラベル10は、上記のラベル貼り付け搬送部となるラベル把持搬送部140を有するネックPOPラベル取付装置100を用いることにより、容器Bの搬送方向に沿って上流から下流に向かってネックPOPラベル10を搬送しながら容器Bの天面B6上側位置から天面B6下側位置までラベル本体10aの両端部を保持した状態で下降させることで、まず、天面シール11を天面B6に当接させて貼り付けた後に、さらに、ラベル本体10a両端部を屈曲した状態で把持した状態で搬送可能なため、天面シール11切り離しに必要な張力をネックPOPラベル10に付与しつつ、ネックPOPラベル10を下降させて破断線15から天面シール11とラベル本体10aとを分離切断し、ネック挿通孔11aに容器Bの首部B2を挿通させた状態とすることができる。この搬送の間にラベル本体10aの両端部を保持した状態を維持することで、天面シール11とラベル本体10aとの分離切断を容易に安定しておこなうことが可能となる。これにより、貼り付けが二度手間とすることなく、容器天面B6と、側面側位置であるラベル本体10aの表示部13a,13bおよび内表示部12a,12bとの、両方の表示面積を合わせて得ることができる。
以下、本発明に係るネックPOPラベルの第2実施形態を、図面に基づいて説明する。
図12は、本実施形態におけるネックPOPラベルの表面を示す平面図(a)、裏面を示す平面図(b)、I−I断面を示す断面図(c)であり、本実施形態において、上述した第1実施形態と異なるのは、貼り付け部18a,18bおよびこの貼り付けに関する点であり、これ以外の上述した第1実施形態と対応する構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態に係るネックPOPラベル10は、図12(a),図12(b),図12(c)に示すように、ネック挿通孔11aの周囲裏面に貼り付け部18a,18bが設けられておらず、ネックPOPラベル10を容器Bの肩部B5付近に貼り付けることなく取り付けるものとされる。
本実施形態におけるネックPOPラベル取付装置100は、上述した第1実施形態におけるネックPOPラベル取付装置100と同等のものとされ、ラベル製造部110の糊殺し処理部112において、天面シール11裏面の破断線15内側に貼り付け部18cのみを形成する。
本実施形態におけるネックPOPラベル取付装置100は、ラベル貼り付け搬送部とシール切り離し搬送部とを兼ねるラベル把持搬送部140において、距離設定手段により、破断線15の外側位置となるように一対の下側走行ベルト143間の距離を設定する。
本実施形態におけるネックPOPラベル取付装置100は、ラベル取り付け搬送部としての回転ローラ部150において、ラベル把持搬送部140によって搬送されてきたラベル本体10aを、容器Bと同期して搬送し、容器Bの肩部B5付近となるラベル取り付け位置M4まで下降させる。したがって、スポンジローラ151とスポンジローラ152との離間距離および傾斜角度を、取り付ける容器Bにおける首部B2径寸法等の形状に対応するように、ラベル取り付け位置M4において、接続部14a,14bによって接続された表示部13a,13bを、内表示部12a,12bとともに容器B両側に起立した状態で取り付け可能なように設定する。
したがって、本実施形態における回転ローラ部150においては、スポンジローラ151とスポンジローラ152とを有するが、ラベル本体貼り付け搬送部として動作することはなく、容器Bの肩部B5に貼り付けなくてもラベル本体10aが折り曲がった状態を維持するように、スポンジローラ151とスポンジローラ152との離間距離および傾斜角度を設定することになる。
本実施形態におけるネックPOPラベル10は、ネックPOPラベル取付装置100を用いることで、上記の第1実施形態と同様の作用効果を奏することが可能であるとともに、貼り付け部18a,18bが形成されていないネックPOPラベル10を、天面シール11を容器B天面B5に貼り付けて分離した後に、容器B肩部B5の取り付け高さに折り曲げた形状としてラベル本体10aを取り付けることが可能となる。これにより、端部におけるめくれや折り曲げの発生を防止可能として、ネックPOPラベル10を提供するケースパッカを用いた場合でも、容器BからネックPOPラベル10が外れてしまうことがない。
10…ネックPOPラベル
10A…ラベル台紙
10B…セパレータ
10a…ラベル本体
11…天面シール
11a…ネック挿通孔
12a,12b…内表示部
13a,13b…表示部
14a,14b…接続部
15…破断線
17a,17b…切断線
16a,16b…長切断線(切断線)
18a,18b,18c…貼り付け部
B…容器
B1…容器本体
B2…首部
B3…キャップ
B4…胴部
B5…肩部
B6…天面

Claims (5)

  1. 容器上端部に設けられた首部を挿通させる首掛け用のネック挿通孔を有するネックPOPラベルであって、
    前記ネック挿通孔が形成されたラベル本体と、前記ネック挿通孔部分に前記容器天面に貼付する天面シールとが破断線を介して一体として設けられたことを特徴とするネックPOPラベル。
  2. 前記ラベル本体の裏面に設けられて前記ネック挿通孔に前記首部を挿通させた状態で前記容器肩部に貼付する貼り付け部を有することを特徴とする請求項1記載のネックPOPラベル。
  3. 前記ネック挿通孔および天面シールの輪郭である前記破断線のラベル長手方向中央位置から、ラベル短手方向外側に向けて延在する切断線により、ラベル長手方向両側に分割された内表示部を有し、
    前記切断線の外側端部は、前記ラベル本体の外周輪郭に達することなく、ラベル長手方向に延在する長切断線に接続され、
    前記長切断線は、ラベル長手方向における中央位置が前記切断線の外側端部に接続されるとともに、前記長切断線が、前記容器肩部に装着された際に屹立状態とされる内表示部の側端部を形成していることを特徴とする請求項1または2記載のネックPOPラベル。
  4. 請求項1から3のいずれか記載のネックPOPラベルの製造方法であって、
    互いに貼り合わされた長尺のラベル台紙およびセパレータから、長尺のラベル台紙を剥離する剥離工程と、
    剥離されたラベル台紙の粘着面に対して、前記ラベル本体の前記天面シールとなる領域以外に剥離剤等を塗布して、粘着性を低減・喪失させる糊殺し処理をおこなう糊殺し工程と、
    再度貼り合わせたラベル台紙に、前記ラベル本体の輪郭線と、前記天面シールおよび前記ネック挿通孔の輪郭となる前記破断線と、前記切断線と、前記長切断線とを形成する抜き形成工程と、
    を有することで、
    前記セバレータ上に所定間隔を隔てて仮着された天面シール付きのネックPOPラベルを多数製造することを特徴とするネックPOPラベルの製造方法。
  5. 前記糊殺し工程において、前記ラベル本体の前記天面シールおよび前記貼り付け部となる領域以外に剥離剤等を塗布して、粘着性を低減・喪失させる糊殺し処理をおこなうことを特徴とする請求項4記載のネックPOPラベルの製造方法。
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