JP2018072602A - 画像形成装置および寿命予測方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置において、複雑な構成を要することなく部品の寿命予測の精度を高めること。【解決手段】点P11は、画像形成装置において、像担持体として第1の感光体が装着されたときのプロットである。点P13は、像担持体として第2の感光体が装着されたときのプロットである。画像形成装置は、点P11と点P13とを用いて線L12を生成し、当該線L12に従って、寿命を迎えた1次転写ローラに対応する1次転写電圧値(寿命用閾値)に対応する印刷枚数を特定する。【選択図】図1

Description

本開示は、画像形成装置および寿命予測方法に関し、特に、用紙や中間転写体などの被転写体を介して像担持体に対向する1次転写ローラ等の転写部材の寿命を予測するように構成された画像形成装置および当該画像形成装置における、像担持体に対向する1次転写ローラ等の転写部材の寿命を予測する寿命予測方法に関する。
近年、製品には環境への配慮が求められる。その一例として、製品を構成する部品の長寿命化、および、このような部品の交換タイミングの正確な特定が求められている。このような技術は、MFP(Multi-Functional Peripheral)等の画像形成装置にも強く求められている。たとえば、特開2004−184601号公報(特許文献1)は、画像記録装置における転写ローラの交換時期の検知方法を開示している。当該画像記録装置は、転写電流値と転写電圧値とから求めた転写ローラの実測抵抗値と基準抵抗値とを比較し、実測抵抗値が基準抵抗値より大であるときに転写ローラの寿命が到来していると判断する。しかし、特許文献1に記載される技術では、感光体の使用が進むことが影響して、転写ローラの寿命を正確に算出できない恐れがある。
一方、画像形成装置を含む各種の製品において、部品の交換タイミングを予測することも求められている。たとえば、特開2006−154006号公報(特許文献2)は、感光体ドラム等の像担持体の寿命を予測する画像形成装置を開示する。当該画像形成装置は、転写部材に、第1の電流値と第2の電流値で電流を流す。当該画像形成装置は、第1の電流値および対応する第1の電圧値と、第2の電流値および対応する第2の電圧値とを用いて一次回帰分析を行い、システム抵抗Rおよびオフセット電位Aを求め、オフセット電位Aに基づいて、感光体ドラムの感光層の膜厚を予測する。当該画像形成装置は、予測された膜厚に基づいて、感光体ドラムの寿命を判断する。
特開2004−184601号公報 特開2006−154006号公報
特許文献2に開示されたように部品の交換タイミングを予測することは、有益である。しかしながら、特許文献2に開示された技術は、画像形成装置に、転写部材に流す電流値として複数の値を設定することを必要とする。これにより、画像形成装置の構成が複雑化し得る。
本開示は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、画像形成装置において、複雑な構成を要することなく部品の寿命予測の精度を高めることである。
本開示のある局面に従うと、交換可能に設置された像担持体と、被転写体を介して像担持体に対向して配置され、像担持体上に作像されたトナー像が被転写体に転写させる転写部材と、転写部材が被転写体を介して像担持体に圧接された状態における転写部材の電気的状態として、転写部材の電圧値および電流値の少なくとも一方を計測するように構成された計測部と、像担持体として第1の像担持体が装着されたときの転写部材の電気的状態である第1の電気的状態と、第1の像担持体を装着して所定回数の画像形成を行った後に、像担持体として第1の像担持体とは別の第2の像担持体が装着されたときの転写部材の電気的状態である第2の電気的状態とに基づいて、転写部材の寿命を予測する制御部とを備える、画像形成装置が提供される。
制御部は、第1の電気的状態と第2の電気的状態との差異に基づいて、転写部材の寿命を予測してもよい。
制御部は、第1の電気的状態と第2の電気的状態との差異に基づいて、転写部材の寿命に対応する像担持体の交換可能回数を示す情報を生成してもよい。
制御部は、第1の電気的状態および当該第1の電気的状態に対応するトナー像が転写された記録媒体の量である第1の記録媒体量、ならびに、第2の電気的状態および当該第2の電気的状態に対応するトナー像が転写された記録媒体の量である第2の記録媒体量を用いた一次回帰分析に基づいて、転写部材の寿命を予測してもよい。
画像形成装置は、像担持体の交換回数をカウントする交換回数カウンタをさらに備え、制御部は、交換回数カウンタのカウント値が更新される際に、第1の電気的状態を取得し、交換回数カウンタのカウント値が更新される際に、第2の電気的状態を取得してもよい。
画像形成装置は、像担持体の交換を検出する検出手段をさらに備え、交換回数カウンタは、検出手段が像担持体の交換を検出したことに応じてカウント値を更新してもよい。
制御部は、像担持体として第1の像担持体が装着されているときの転写部材の複数の電気的状態とそれぞれに対応するトナー像が転写された記録媒体の量を用いた一次回帰分析に基づいて、第1の電気的状態を取得する動作、及び、像担持体として第2の像担持体が装着されているときの転写部材の複数の電気的状態とそれぞれに対応するトナー像が転写された記録媒体の量を用いた一次回帰分析に基づいて、第2の電気的状態を取得する動作の少なくとも一方を行ってもよい。
制御部は、第1の像担持体が装着されたときの転写部材の電気的状態、および、第2の像担持体が装着されたときの転写部材の電気的状態を用いて、予測された転写部材の寿命を補正してもよい。
制御部は、転写部材の寿命の補正において、第1の像担持体が装着されたときの転写部材の電気的状態として、第1の像担持体が装着されている期間における、予め定められた量の記録媒体にトナー像が転写される間の電気的状態の変化量を使用し、第2の像担持体が装着されたときの転写部材の電気的状態として、第2の像担持体が装着されている期間における、予め定められた量の記録媒体にトナー像が転写される間の電気的状態の変化量を使用してもよい。
制御部は、転写部材の寿命の補正において、第1の像担持体が装着されたときの転写部材の電気的状態として、第1の像担持体が装着されている期間における、第1の量の記録媒体にトナー像が転写される間の電気的状態の第1の変化量を使用し、第2の像担持体が装着されたときの転写部材の電気的状態として、第2の像担持体が装着されている期間における、第2の量の記録媒体にトナー像が転写される間の電気的状態の第2の変化量を使用し、第1の変化量と第2の変化量とを用いた、トナー像を転写された記録媒体の量と転写部材の電気的状態との間の関係の一次回帰分析に基づいて、予測された寿命を補正してもよい。
制御部は、画像形成装置が設置された環境に関する環境情報に基づいて寿命を補正してもよい。
環境情報は、温度および湿度のデータを含み、制御部は、環境情報によって示される環境が低温低湿であるほど寿命を短く予測し、環境情報によって示される環境が高温多湿であるほど寿命を長く予測してもよい。
本開示の他の局面に従うと、交換可能に設置された像担持体と、被転写体を介して像担持体に対向して配置され、像担持体上に作像されたトナー像を被転写体上に転写する転写部材とを備える画像形成装置のコンピュータによって実行される、転写部材の寿命を予測する方法であって、像担持体として第1の像担持体が装着されたときの転写部材の電圧値または電流値の少なくとも一方を含む第1の電気的状態を取得し、第1の像担持体を装着して所定回数の画像形成を行った後に、像担持体として第1の像担持体とは別の第2の像担持体が装着されたときの転写部材の電圧値または電流値の少なくとも一方を含む第2の電気的状態を取得し、第1の電気的状態と第2の電気的状態とに基づいて、転写部材の寿命を予測する、寿命予測方法が提供される。
上記方法は、第1の電気的状態と第2の電気的状態とを用いて、予測された転写部材の寿命を補正してもよい。
本開示によれば、画像形成装置において、複数の像担持体のそれぞれの装着時における転写部材の電気的状態を用いて、転写部材の寿命が予測される。これにより、画像形成装置に転写部材に流す電流値として複数の値を設定することを必要とすることによる、画像形成装置の構成の複雑化を要することなく、高い精度での部品の寿命の予測が可能となる。
本開示の画像形成装置における1次転写ローラの寿命の予測態様の一例を概略的に説明するための図である。 ある実施形態に従う画像形成装置の構成例を説明する図である。 図2の画像形成装置の部分的なハードウェア構成の一例を示す図である。 図2の画像形成装置における、1次転写ローラ近傍の構成例を示す図である。 画像形成装置において1次転写ローラの寿命の予測態様の一例を説明するための図である。 1次転写ローラの寿命の予測のために実行される処理のフローチャートである。 予測の結果の出力態様の一例を示す図である。 画像形成装置における1次転写ローラの寿命の予測態様の他の例を説明するための図である。 図8の予測態様に従った予測結果の出力態様の一例を説明するための図である。 画像形成装置における1次転写ローラの寿命の予測態様のさらに他の例を説明するための図である。 初期電圧値の予測態様の他の例を説明するための図である。 1次転写ローラの寿命の補正態様の一例を説明するための図である。 図12の例に従った1次転写ローラの寿命の予測のために実行される処理の一例のフローチャートである。 1次転写ローラの寿命の補正態様の他の例を説明するための図である。 ある実施形態に従う画像形成装置の構成を説明する図である。 ある実施形態に従う温湿度テーブルを説明する図である。 図15および図16の例に従った寿命の予測のために実行される処理のフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、情報処理装置の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
[技術思想]
電子写真方式に従う画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体としての感光体ドラム(以下、単に「感光体」ともいう)、中間転写体等の被転写体を介して、像担持体に対向する転写部材としての1次転写ローラ、および、2次転写ローラ等の導電部材を含み得る。1次転写ローラは、中間転写ベルトを介して感光体ローラに当接する。画像形成装置では、1次転写ローラに電流が供給されることにより、一次転写ローラ、中間転写ベルト、および、感光体を通して一次転写電流が流れる。これにより、感光体と中間転写ベルトとの間に転写電界が形成され、感光体上のトナー像が、被転写体としての中間転写ベルトに転写される。
感光体において感光層の膜厚(以下、単に「膜厚」という)が低下すると、1次転写ローラに同じ電圧が印加されても、1次転写ローラから感光体へ与えられる電荷量が増加する。このことは、次の式(1)によって示される。
Q=CV …(1)
式(1)において、Qは、1次転写ローラから感光体へ与えられる電荷量(「転写電流量」と近い)である。Cは、感光体の静電容量である。Vは、転写部電圧(1次転写ローラから感光体にかけての電位差)である。
式(1)中のCは、次の式(2)によって求められる。
C=εS/d …(2)
式(2)において、εは、感光体の誘電率である。Sは、転写における接触面積である。dは、感光体の膜厚である。
式(1)および式(2)から、次の式(3)が導かれる。
Q=εSV/d …(3)
式(3)によれば、感光体の使用が進むことによりdの値が低下すると、Qの値が増加することが理解され得る。これにより、転写部では、感光体の使用が進むことにより1次転写ローラから感光体に電流が流れやすくなる。したがって、上述した特許文献1等に記載されるような、転写部電圧から1次転写ローラの抵抗を求め、これにより1次転写ローラの寿命を算出する技術によっては、1次転写ローラの寿命が正確に算出できない場合があり得る。1次転写ローラの使用に従った1次転写ローラの抵抗の上昇が、感光体の膜厚の低下によるQの値の増加に相殺され得るからである。
そこで、本開示に従った画像形成装置では、像担持体である感光体を装置本体に対して交換可能に設置し、感光体の交換時の1次転写ローラの電気的状態を利用して、1次転写ローラの寿命を予測する。当該予測の態様を、図1を参照してより詳細に説明する。図1は、本開示の画像形成装置における1次転写ローラの寿命の予測態様の一例を概略的に説明するための図である。
図1のグラフにおいて、縦軸は、1次転写電圧(1次転写ローラに転写用の電流が供給されたときの1次転写ローラの電圧値)を示す。横軸は、画像形成装置における印刷枚数(トナー像が転写された記録媒体の量)を示す。
図1のグラフにおいて、点P11は、画像形成装置において、像担持体として第1の感光体が装着されたときのプロットである。点P11は、たとえば、第1の感光体の装着直後または装着後の印刷枚数が少量であるときのプロットである。点P11は、第1の感光体の装着直後の状態または装着直後に近い状態を表わす。
本明細書では、感光体の装着直後の状態または装着直後に近い状態における1次転写ローラの電圧値を「初期電圧値」と呼ぶ。
画像形成装置においてN本目の感光体についての初期電圧値を「第N初期電圧値」と呼ぶ。たとえば、1本目の感光体についての初期電圧値を「第1初期電圧値」と呼び、2本目の感光体についての初期電圧値を「第2初期電圧値」と呼ぶ。
第1初期電圧値は、「第1の電気的状態」の一例である。第2初期電圧値は、「第2の電気的状態」の一例である。ただし、第1の電気的状態と第2の電気的状態は、必ずしも連続して画像形成装置に装着された複数の感光体に関する状態でなくてもよい。すなわち、たとえば、第1の電気的状態は第1初期電圧値であり、第2の電気的状態は第3初期電圧値であってもよい。
点P12は、第1の感光体を装着して所定回数の画像形成が実行された後のプロットである。より具体的には、第1の感光体が第1の感光体とは別の第2の感光体へと交換される直前の状態におけるプロットである。点P11と比較して、点P12の1次転写電圧は上昇している。
点P13は、像担持体として第2の感光体が装着されたときのプロットである。点P13によって特定される1次転写電圧は、第2初期電圧値に相当する。点P12と比較して、点P13の1次転写電圧は上昇している。当該上昇は、主に、感光体の交換による膜厚の増加に起因する。すなわち、点P13と点P12の間の1次転写電圧値の差は、主に、感光体の使用に伴った膜厚減少(交換に伴った膜厚の増加)に示す。
本実施の形態において、画像形成装置は、感光体の使用開始時を表わす複数の1次転写電圧値(すなわち、「点P11の1次転写電圧値」と「点P13の1次転写電圧値」)を用いて、1次転写ローラの寿命を予測する。これにより、感光体の膜厚の減少によって1次転写ローラの劣化による1次転写ローラの抵抗値の上昇が隠される事態を回避され得る。したがって、1次転写電圧値が、1次転写ローラが必要とされる状態に対応する値となるタイミング(寿命)を、より正確に予測され得る。
図1の例では、点P11と点P13とを用いて、1次転写電圧と印刷枚数との間の一次回帰分析が実施される。これにより、1次転写値と印刷枚数の一次式(線L12)が生成される。画像形成装置は、当該線L12に従って、寿命を迎えた1次転写ローラに対応する1次転写電圧値(図1中の「寿命用閾値」)に対応する印刷枚数を特定する。なお、寿命の予測結果は、印刷枚数に限定されない。
[第1の実施の形態]
(概略的な構成)
図2は、ある実施形態に従う画像形成装置200の構成例を説明する図である。ある実施形態において、画像形成装置200は、レーザプリンタやLED(Light Emitting Diode)プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置である。図2に示されるように、画像形成装置200は、内部のほぼ中央部にベルト部材として中間転写ローラ1を備えている。中間転写ローラ1の下部水平部の下には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色にそれぞれ対応する4つの作像ユニット2Y,2M,2C,2Kが中間転写ローラ1に沿って並んで配置される。これらの作像ユニット2Y,2M,2C,2Kは、トナー像を担持可能に構成される感光体3Y,3M,3C,3Kをそれぞれ有している。
像担持体である各感光体3Y,3M,3C,3Kの周囲には、その回転方向に沿って順に、対応する感光体を帯電するための帯電ローラ4Y,4M,4C,4Kと、プリントヘッド部5Y,5M,5C,5Kと、現像ローラ6Y,6M,6C,6Kと、中間転写ローラ1を挟んで各感光体3Y,3M,3C,3Kと対向する1次転写ローラ7Y,7M,7C,7Kがそれぞれ配置されている。
中間転写ローラ1の中間転写ベルト駆動ローラ8で支持された部分には、2次転写ローラ9が圧接されており、当該領域で2次転写が行なわれる。2次転写領域後方の搬送路R1の下流位置には、定着ローラ10と加圧ローラ11とを含む定着加熱部20が配置されている。
画像形成装置200の下部には、給紙カセット30が着脱可能に配置されている。給紙カセット30内に積載収容された用紙Pは、給紙ローラ31の回転によって最上部の用紙から1枚ずつ搬送路R1に送り出されることになる。用紙Pは、記録媒体の一例である。
画像形成装置200の上部には、操作パネル80が配置されている。操作パネル80は、一例として、タッチパネルとディスプレイとが互いに重ね合わせられた画面と、物理ボタンとから構成される。
ある局面において、中間転写ローラ1と、帯電ローラ4Y,4M,4C,4Kと、1次転写ローラ7Y,7M,7C,7Kと、2次転写ローラ9とは、イオン導電性の導電部材として機能し得る。一例として、これらの導電部材は、ヒドリンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、エピクロルヒドリンゴムなどを配合したイオン導電性ゴムを含み得る。これらの導電部材の各々は、要求される特性によって、適切なイオン導電性の材料を含み得る。
上記の例において画像形成装置200は、タンデム式の中間転写方式を採用しているがこれに限定されるものではない。具体的には、イオン導電性の導電部材を含む画像形成装置であればよく、サイクル方式を採用する画像形成装置であってもよいし、現像装置から印刷媒体に直接トナーを転写する直接転写方式を採用する画像形成装置であってもよい。
(概略的な動作)
次に、画像形成装置200の概略的な動作について説明する。外部装置(たとえば、パソコン等)から画像形成装置200の制御部70に画像信号が入力されると、制御部70ではこの画像信号をイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックに色変換したデジタル画像信号を作成し、入力されたデジタル信号に基づいて、各作像ユニット2Y,2M,2C,2Kの各プリントヘッド部5Y,5M,5C,5Kを発光させて露光を行なう。
これにより、各感光体3Y,3M,3C,3K上に形成された静電潜像は、各現像器6Y,6M,6C,6Kによりそれぞれ現像されて各色のトナー画像となる。各色のトナー画像は、各1次転写ローラ7Y,7M,7C,7Kの作用により、図2中の矢印A方向に移動する中間転写ローラ1上に順次重ね合わせて1次転写される。
このようにして中間転写ローラ1上に形成されたトナー画像は、2次転写ローラ9の作用により、用紙Pに一括して2次転写される。
用紙Pに2次転写されたトナー画像は、定着加熱部20に達する。トナー画像は、加熱された定着ローラ10、および加圧ローラ11の作用により用紙Pに定着される。トナー画像が定着された用紙Pは、排紙ローラ50を介して排紙トレイ60に排出される。
(部分的なハードウェア構成)
図3は、図2の画像形成装置200の部分的なハードウェア構成の一例を示す図である。
図3に示されるように、制御部70は、その主要な制御要素として、CPU(Central Processing Unit)310と、RAM(Random Access Memory)320と、ROM(Read Only Memory)330と、インターフェイス(I/F)340とを備える。
CPU310は、画像形成装置200のコンピュータとして動作し、ROM330または後述する記憶装置370に記憶された制御プログラムを読み出して実行することで、画像形成装置200の動作を制御する。
RAM320は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などである。RAM320は、CPU310がプログラムを動作するために必要なデータや画像データを一時的に記憶し得る。RAM320は、いわゆるワーキングメモリとして機能し得る。
ROM330は、典型的には、フラッシュメモリなどであり、CPU310で実行されるプログラムや、画像形成装置200の動作に係る各種設定情報を記憶し得る。
CPU310は、インターフェイス340を介して、操作パネル80と、通信インターフェイス350と、タイマ360と、記憶装置370とにそれぞれ電気的に接続され、各種装置との信号のやり取りを行なう。
通信インターフェイス350は、一例として、無線LAN(Local Area Network)カードである。画像形成装置200は、通信インターフェイス350を介してLANまたはWAN(Wide Area Network)に接続された外部装置(パソコン、スマートフォン、タブレット等)と通信可能に構成される。
タイマ360は、時間をカウントする。一例として、タイマ360は、水晶振動子によって構成される。
記憶装置370は、典型的にはハードディスクドライブによって構成される。記憶装置370は、プログラム記憶部372と、データ記憶部374とを含む。プログラム記憶部372は、CPU310によって実行されるプログラムを記憶してもよい。データ記憶部374は、寿命用閾値(図1)等の、画像形成装置200の制御に利用されるデータを記憶してもよい。
画像形成装置200は、画像形成動作において駆動される要素を含む。制御部70は、当該要素に接続され、当該要素の動作を制御し得る。当該要素は、たとえば、作像ユニット2Y,2M,2C,2K(図2)を構成する各種のローラを含む。
(1次転写ローラ近傍の構成)
図4は、図2の画像形成装置200における、1次転写ローラ7Y,7M,7C,7K近傍の構成例を示す図である。
図4に示されるように、1次転写ローラ7Y,7M,7C,7Kには、電源装置14Y,14M,14C,14Kと、電圧計16Y,16M,16C,16Kとがそれぞれ電気的に接続される。電源装置14Y,14M,14C,14Kと、電圧計16Y,16M,16C,16Kとは、制御部70に電気的に接続される。
制御部70は、電源装置14Y,14M,14C,14Kを制御して1次転写ローラ7Y,7M,7C,7Kに定電流を供給し、そのときの電圧計16Y,16M,16C,16Kの計測値を取得する。これにより、制御部70は、1次転写ローラ7Y,7M,7C,7Kの抵抗値を間接的に取得し得る。
他の局面において、画像形成装置200は、電圧計16Y,16M,16C,16Kの代わりに、または、電圧計16Y,16M,16C,16Kに加えて、1次転写ローラ7Y,7M,7C,7Kのそれぞれに流れる電流の値を計測するための電流計を備えていてもよい。制御部70は、1次転写ローラ7Y,7M,7C,7Kに定電圧を印加し、そのときに流れる電流値を取得してもよい。
画像形成装置200において、1次転写ローラ7Y,7M,7C,7Kは、転写部材の一例である。電圧計16Y,16M,16C,16Kは、転写部材の電圧値および電流値の少なくとも一方を計測するように構成された計測部の一例である。上記電流計は、転写部材の電圧値および電流値の少なくとも一方を計測するように構成された計測部の他の例である。
さらに他の局面において、電源装置14Y,14M,14C,14Kは共通する1つの電源装置であり得る。また、これらの電源装置は、感光体を帯電させるための帯電バイアスを印加する電源装置と同じ電源装置であってもよいし、異なる電源装置であってもよい。
画像形成装置200は、さらに、イオン導電性部材である帯電ローラの電気的特性を取得するための構成を備えていてもよい。画像形成装置200は、中間転写ローラ1、2次転写ローラ9の電気的特性を取得するための構成を備えていてもよい。
(1次転写ローラの寿命の予測態様)
図5は、画像形成装置200において1次転写ローラ7Y,7M,7C,7K(のそれぞれ)の寿命の予測態様の一例を説明するための図である。
図5のグラフにおいて、縦軸は1次転写電圧を示す。横軸は、画像形成装置200における印刷枚数を示す。点P21は、第1初期電圧値に対応するプロットである。点P22は、第2初期電圧値に対応するプロットである。
画像形成装置200は、印刷枚数(画像を転写された用紙Pの枚数)を検出する要素を含む。CPU310は、当該要素から、印刷枚数を取得し得る。
画像形成装置200において、CPU310(図3)は、1本目の感光体が装着されたときに点P21を取得し、2本目の感光体が装着されたときに点P22を取得する。CPU310は、新しい感光体の装着を検出する構成を有していてもよい。感光体3Y,3M,3C,3Kのそれぞれは、たとえば、画像形成装置200に装着されたときに電流の供給を受ける回路を備える。当該回路は、ヒューズを含む。当該ヒューズは、画像形成装置200に装着されたときに上記回路に電流が供給されることによって切れるように構成されている。CPU310は、当該回路への通電、および、その後の通電の停止を検出することにより、新しい感光体が装着されたことを検出する。
CPU310は、操作パネル80に対する特定の操作に従って、新しい感光体が装着されたことを検出してもよい。もちろん、これら以外の検出手段によって、感光体の装着を検出するようにしてもよい。
画像形成装置200は、画像を形成された用紙の数をカウントする用紙カウンタを備える。CPU310は、当該カウンタのカウント値を参照することにより、印刷枚数を取得する。
CPU310は、2つのプロット(点P21と点P22)から、感光体3Y,3M,3C,3Kのそれぞれについて、1本目の感光体の使用開始から2本目の感光体の使用開始までの1次転写電圧の値の差分を取得する。電圧値の当該差分は、図5において差分D21として示されている。本実施形態においては、この電圧値の差分が、第1の電気的状態と第2の電気的状態との差異に相当する。CPU310は、さらに、1本目の感光体の使用開始から2本目の感光体の使用開始までの印刷枚数を取得する。
CPU310は、差分D21を用いて、何本目の感光体が装着されるときに初期電圧値が寿命用閾値を超えるかを特定する。すなわち、CPU310は、感光体が交換されるたびに、初期電圧値が差分D21ずつ上昇すると仮定する。図5の例では、CPU310は、5本目の感光体が装着されるときに初期電圧値が寿命用閾値を超えると予測する。
図5の例では、CPU310は、1次転写ローラ7Y,7M,7C,7Kの寿命を、印刷枚数として出力する。より具体的には、CPU310は、寿命として、上記のように特定された感光体の本数に対応する印刷枚数の予測値と、その1本前に対応する印刷枚数の予測値とを出力する。
図5の例では、1本目の感光体の使用開始から2本目の感光体の使用開始までの印刷枚数は、300k枚(300,000枚)である。5本目の感光体の使用開始時に、初期電圧値が寿命用閾値を超える。すなわち、4本目の感光体の使用開始時から5本目の感光体の使用開始時の間(3回目の感光体の交換から4回目の感光体の交換までの間)に1次転写ローラの寿命が到来すると想定される。これらのことから、CPU310は、1次転写ローラの寿命として、900k枚〜1200k枚を出力する。
(処理の流れ)
図6は、1次転写ローラの寿命の予測のためにCPU310によって実行される処理のフローチャートである。
図6を参照して、ステップS100で、CPU310は、第1初期電圧値を取得する。なお、ステップS100で、CPU310は、第1初期電圧値に対応する印刷枚数を取得する。
次に、ステップS110で、CPU310は、感光体が交換されたか否かを判断する。CPU310は、たとえば、画像形成装置200において新しい感光体が装着されたことを検出した場合に、感光体が交換されたと判断する。CPU310は、新しい感光体が装着されたことを検出するまで、ステップS110に制御を留める。CPU310は、新しい感光体が装着されたことを検出すると、ステップS120へ制御を進める。
ステップS120で、CPU310は、第2初期電圧値を取得する。なお、ステップS120で、CPU310は、第2初期電圧値に対応する印刷枚数を取得する。
次に、ステップS130で、CPU310は、第1初期電圧値および当該電圧値に対応する印刷枚数、ならびに、第2初期電圧値および当該電圧値に対応する印刷枚数を用いて、1次転写ローラの寿命を予測する。その後、図6の処理は終了する。
ステップS130で、CPU310は、操作パネル80(図3)に予測の結果を出力してもよい。図7は、予測の結果の出力態様の一例を示す図である。
図7には、操作パネル80の外観が示されている。操作パネル80は、ディスプレイ81を含む。図7では、ディスプレイ81に画像SC11が示されている。
画像SC11は、予測の結果として、印刷枚数の残数が示される。図7の例で示されている結果は、2回目の感光体の装着時のものである。図5の例において、予測結果は「900k〜1200k枚」である。2本目の感光体の使用開始時には、既に300k枚が印刷されている。したがって、1次転写ローラの寿命までの残りの印刷枚数は、予測結果の上限と下限のそれぞれから300k枚が差し引かれることによって導出される「900k〜1200k枚」である。このことから、画像SC11は、文字列「1次転写ローラ交換タイミング」とともに、メッセージ「残り 600,000〜900,000ページ 使用可能」を含む。
CPU310は、寿命の予測結果として、寿命に対応する印刷枚数に対する現在の印刷枚数の割合を出力してもよい。割合として、たとえば、予測結果の下限値(900k枚)に対する現在の印刷枚数(300k枚)の割合が、10%単位で示される。図7の例では、当該割合として、「30%」が示されている。
CPU310は、たとえば次の式(4)に従って上記割合Wを導出する。
W=(第2初期電圧値−第1初期電圧値)/(寿命用閾値−第1初期電圧値)…(4)
={(800V−500V)/(1500V−500V)}×100
=30%
(予測結果の出力形式)
CPU310は、1次転写ローラの寿命の予測結果として、感光体の交換可能回数を示す情報を生成し出力してもよい。出力態様の一例は、メッセージ「1次転写ローラ交換タイミング:5本目の感光体の使用前」である。他の例は、メッセージ「1次転写ローラ交換タイミング:4回目の感光体の交換前」である。さらに他の例は、メッセージ「1次転写ローラ交換タイミング:3回目の感光体の交換時」である。
画像形成装置200は、感光体の交換回数をカウントする交換回数カウンタを備えていてもよい。この交換回数カウンタは、上述した感光体の交換を検知する構成によって感光体の交換を検出したことに応じてカウント値を更新する。当該交換回数カウンタのカウント値に従って、寿命予測結果を出力してもよい。たとえば、3回目の感光体の交換と4回目の感光体の交換の間に1次転写ローラの寿命が到来することが予測される場合、CPU310は、3回目の感光体の交換(4本目の感光体の装着)を条件として、メッセージ「次回の感光体の交換時に1次転写ローラを交換してください。」を出力してもよい。当該メッセージが、寿命予測結果の一例である。
[第2の実施の形態]
(1次転写ローラの寿命の予測態様)
図8は、画像形成装置200における1次転写ローラの寿命の予測態様の他の例を説明するための図である。図8のグラフにおいて、縦軸は1次転写電圧を示す。横軸は、画像形成装置200における印刷枚数を示す。点P31は、第1初期電圧値に対応するプロットである。点P32は、第2初期電圧値に対応するプロットである。点P31は、1次転写電圧値500Vおよび印刷枚数(第1印刷枚数:0枚)に対応する。点P32は、2次転写電圧値800Vおよび印刷枚数(第2印刷枚数:300k枚)に対応する。
図8に示された例では、CPU310は、点P31と点P32を使用して、1次転写電圧と印刷枚数との関係を予測するための線L31を特定する。線L31の傾きRは、たとえば以下の式(5)に従って導出される。
R=(第2初期電圧値‐第1初期電圧値)/(第2印刷枚数−第1印刷枚数)…(5)
=(800V−500V)/(300k枚−0枚)
=0.001V/枚
CPU310は、線L31に従って、寿命用閾値に対応する印刷枚数を特定する。図8の例では、当該印刷枚数として1000k枚が特定される。CPU310は、寿命として、このように特定された印刷枚数を出力する。すなわち、CPU310は、印刷枚数が1000k枚に到達するときに、1次転写ローラが寿命を迎えると予測する。
図8の予測態様の例を、さらに、図7のフローチャートに従って説明する。
CPU310は、ステップS100で第1初期電圧値を取得する。CPU310は、ステップS110で感光体の交換を検出した後、ステップS120で第2初期電圧値を取得する。CPU310は、ステップS130で、たとえば線L31を利用して、寿命用閾値に対応する印刷枚数を特定することにより、1次転写ローラの寿命を予測する。なお、点P31と点P32によって特定される比例関係が用いられれば、CPU310は、線L31を特定する必要はない。
図9は、図8の予測態様に従った予測結果の出力態様の一例を説明するための図である。図9の画面WC12は、メッセージ「残り 700,000ページ 使用可能」を含む。700,000ページ(700k枚)(残りの印刷枚数L)は、たとえば、次の式(6)に従って導出される。
L=(寿命用閾値−第2初期電圧値)/R …(6)
=(1500V−800V)/(0.001V/枚)
=700,000枚
[第3の実施の形態]
(1次転写ローラの寿命の予測態様)
図10は、画像形成装置200における1次転写ローラの寿命の予測態様のさらに他の例を説明するための図である。図10のグラフにおいて、縦軸は、1次転写電圧を示す。横軸は、画像形成装置における印刷枚数を示す。
図10のグラフにおいて、点P43は第1初期電圧値を示す。点P46は第2初期電圧値を示す。
図10の例において、CPU310は、点P41と点P42から点P43を予測する。より具体的には、CPU310は、1本目の感光体が装着された後、所与のタイミングで点P41および点P42の実測値を取得する。CPU310は、点P41および点P42を用いた一次回帰分析に従って、一次近似線(線L41)を導出する。そして、CPU310は、線L41における、1本目の感光体の使用開始時の印刷枚数(0枚)に対応する点P43を特定し、点P43が対応する1次転写電圧値を第1初期電圧値の予測値として取得する。
CPU310は、点P44と点P45から点P46を予測する。より具体的には、CPU310は、2本目の感光体が装着された後、所与のタイミングで点P44および点P45の実測値を取得する。CPU310は、点P44および点P45を用いた一次回帰分析に従って、一次近似線(線L42)を導出する。そして、CPU310は、線L42における、2本目の感光体の使用開始時の印刷枚数(300k枚)に対応する点P46を特定し、点P46が対応する1次転写電圧値を第2初期電圧値の予測値として取得する。
以上のように、図10の例では、CPU310は、新しい感光体の使用開始時以外のタイミングで取得された1次転写電圧(および印刷枚数)を用いて、第1初期電圧値および第2初期電圧値(の予測値)を取得する。新しい感光体の使用開始時以外のタイミングの一例は、画像形成装置200における画像安定化処理の実行時である。他の例は、画像形成装置200の電源がONされたときである。
CPU310は、第1初期電圧値および第2初期電圧値のいずれか一方を実測値として取得し、他方を予測値として取得してもよい。
(具体的な数値を用いた説明)
以下に、図10の例を、数値の具体例を用いて説明する。
まず、第1初期電圧値の予測について説明する。
点P41は、1次転写電圧値(505V)と印刷枚数(5k枚)を示す。
点P42は、1次転写電圧値(530V)と印刷枚数(30k枚)を示す。
線L41の傾きR(L41)は、次の式(7)に従って0.001V/枚と導出される。
R(L41)=(530V−505V)/(30,000枚−5,000枚) …(7)
=0.001V/枚
第1初期電圧値は、線L41の切片A1として、次の式(8)または式(9)に従って、500Vと導出される。
A1=(点P41の電圧値)−{R(L41)×(点P41の印刷枚数)} …(8)
=505V−0.001V/枚×5000枚
=500V
A1=(点P42の電圧値)−{R(L41)×(点P42の印刷枚数)} …(9)
=530V−0.001V/枚×30000枚
=500V
次に、第2初期電圧値の予測について説明する。
点P44は、1次転写電圧値(830V)と印刷枚数(320k枚)を示す。
点P45は、1次転写電圧値(950V)と印刷枚数(400k枚)を示す。
線L42の傾きR(L42)は、次の式(10)に従って0.0015V/枚と導出される。
R(L42)=(950V−830V)/(400,000枚−320,000枚) …(10)
=0.0015V/枚
第2初期電圧値A2は、次の式(11)または式(12)に従って、800Vと導出される。第2初期電圧値は、線L42における2本目の感光体の装着時(印刷枚数300k枚)の1次転写電圧値である。
A3=(点P44の電圧値)−R(L42)×(点P44の印刷枚数‐300k枚)…(11)
=830V−0.0015V/枚×20,000枚
=800V
A3=(点P45の電圧値)−R(L42)×(点P45の印刷枚数‐300k枚)…(12)
=950V−0.0015V/枚×100,000枚
=800V
(初期電圧値の予測態様)
CPU310は、3点以上のプロットの一次回帰分析に基づいて初期電圧値を予測してもよい。図11は、初期電圧値の予測態様の他の例を説明するための図である。図11のグラフにおいて、縦軸は、1次転写電圧を示す。横軸は、画像形成装置における印刷枚数を示す。
図11のグラフにおいて、点P55は初期電圧値の予測値を示す。図11の例では、CPU310は、4点の実測値(点P51,点P52,点P53,点P54)を取得する。その後、CPU310は、4点の実測値に基づく1次回帰分析に従って1次近似線(線L51)を導出する。CPU310は、1次近似線における、感光体の交換時の印刷枚数に対応する1次転写電圧値を、初期電圧値の予測値として取得する。
CPU310は、第1初期電圧値だけでなく、第2以降の初期電圧値についても図11に従った態様で予測し得る。
[第4の実施の形態]
(予測された1次転写ローラの寿命の補正)
画像形成装置200では、一度予測された1次転写ローラの寿命が、使用状況に応じて補正されてもよい。図12は、1次転写ローラの寿命の補正態様の一例を説明するための図である。図12のグラフにおいて、縦軸は、1次転写電圧を示す。横軸は、画像形成装置における印刷枚数を示す。
図12において、点P63は第1初期電圧値を示す。点P66は第2初期電圧値を示す。線L61は、点P63と点P66から求められた直線である。CPU310は、まず、線L61に従って、1次転写ローラの寿命を予測する。図12の例では、1次転写ローラの寿命は、印刷用紙が1500k枚に到達したときとして特定されている。
図12の例において、CPU310は、第1の感光体の使用中に複数の実測点(図12の点P61および点P62)を取得する。CPU310は、第2の感光体の使用中に複数の実測点(図12の点P64および点P65)を取得する。第2の感光体の使用中に取得された複数の実測値は、第1の感光体の使用中に取得された複数の実測値と同じ印刷枚数間隔で取得される。すなわち、点P61と点P62の印刷枚数の差はたとえば10k枚である場合、点P64と点P65の印刷枚数の差も10kである。図12において、このような印刷枚数の差は、差cとして示されている。
CPU310は、差△V1として、点P61と点P62の1次転写電圧値の差(変化量)を取得する。CPU310は、差△V2として、点P64と点P65の1次転写電圧値の差(変化量)を取得する。そして、CPU310は、次の式(13)に従って、第1初期電圧値と第2初期電圧値から求められた寿命L(1)を補正する。式(13)では、正後の寿命が寿命L(2)として示される。
寿命L(2)=寿命L(1)×(△V1/△V2) …(13)
たとえば、当初の寿命に対応する印刷枚数が1500k枚と予測され、△V1が120Vであり、△V2が140Vである場合、次の式(14)および式(15)に従って、寿命に対応する印刷枚数は1275k枚へと補正される。
△V1/△V2=120V/140V …(14)
≒0.85
補正後の印刷枚数=1500k枚×(120V/140V) …(15)
≒1275k枚
第1の感光体の使用時よりも第2の感光体の使用時において1次転写ローラの劣化が激しい場合、△V2は△V1よりも大きくなることが予測される。この場合、寿命L(2)は、寿命L(1)よりも短くなるように補正される。
(処理の流れ)
図13は、図12の例に従った1次転写ローラの寿命の予測のために実行される処理の一例のフローチャートである。
図13を参照して、ステップS200で、CPU310は、第1初期電圧値を取得する。第1初期電圧値は、1本目の感光体の装着時に取得された実測値として取得されてもよいし、装着後の複数のプロットから予測されてもよい。
次に、ステップS210で、CPU310は、第2初期電圧値を取得する。第2初期電圧値は、2本目の感光体の装着時に取得された実測値として取得されてもよいし、装着後の複数のプロットから予測されてもよい。
次に、ステップS220で、CPU310は、第1初期電圧値および第2初期電圧値から、1次転写ローラの寿命を予測する。
次に、ステップS230で、CPU310は、図12を参照して説明されたように、ステップS220で取得された1次転写ローラの寿命の予測を補正する。
[第5の実施の形態]
(1次転写ローラの寿命の予測態様)
図12を参照して説明された予測の補正では、CPU310は、1本目の感光体の使用中の複数の実測値(図12の点P61と点P62)と、2本目の感光体の使用中の複数の実測値(図12の点P64と点P65)とは、同じ印刷枚数の間隔(図12中の差c)で取得されていた。このような印刷枚数の間隔は、1本目と2本目の感光体について異なっていてもよい。
図14は、1次転写ローラの寿命の補正態様の他の例を説明するための図である。図14のグラフにおいて、縦軸は、1次転写電圧を示す。横軸は、画像形成装置における印刷枚数を示す。図14において、点P73は、第1初期電圧値を示す。点P76は、第2初期電圧値を示す。
図14に示されるように、CPU310は、1本目の感光体の使用中に複数の実測値(点P71,点P72)を取得する。点P71と点P72において、1次転写電圧値の差分は差分△V1で示され、印刷枚数の差分は差分△c1で示される。
CPU310は、2本目の感光体の使用中に複数の実測値(点P74,点P75)を取得する。点P74と点P75において、1次転写電圧値の差分は差分△V2で示され、印刷枚数の差分は差分△c2で示される。
図14の例では、CPU310は、次の式(16)に従って、1本目の感光体についての係数r1を導出する。
r1=△V1/△c1 …(16)
CPU310は、次の式(17)に従って、2本目の感光体についての係数r2を導出する。
r2=△V2/△c2 …(17)
そして、CPU310は、係数r1および係数r2を使用して、1次転写ローラの寿命の予測を補正する。CPU310は、たとえば、上記の式(15)の代わりに、次の式(18)に従って、寿命に対応する印刷枚数を補正する。
補正後の印刷枚数=補正前の印刷枚数×(r1/r2) …(18)
図14の例では、△V1は、25V(530V−505V)である。△c1は、25000枚(30000枚−5000枚)である。これにより、r1は、0.001(25/25000)である。
△V2は、120V(950V−830V)である。△c2は、80000枚(400000枚−320000枚)である。これにより、r2は、0.0015(120/80000)である。
以上より、補正前の寿命に対応する印刷枚数が937.5k枚であるとすると、補正後の印刷枚数は、次の式(19)から625k枚と特定される。
補正後の印刷枚数=937.5k枚×(0.001/0.0015) …(19)
=625k枚
[第6の実施の形態]
(概略的な構成)
1次転写ローラの電気的特性は、当該1次転写ローラの稼働時(電圧印加時)の温度および湿度によって影響され得る。そこで、ある実施形態に従う画像形成装置は、温湿度を考慮して1次転写ローラの寿命を予測する。
図15は、ある実施形態に従う画像形成装置200Aの構成を説明する図である。なお、図2の符号と同一符号を付している部分については図2を参照した説明を援用する。
図15に示されるように、画像形成装置200Aは、温度センサ1310と、湿度センサ1320とを有する点において、図2に示される画像形成装置200とは相違する。制御部70は、温度センサ1310と湿度センサ1320のそれぞれ電気的に接続される。
(環境に関する値に関連付けられた補正値)
図16は、ある実施形態に従う温湿度テーブル1600を説明する図である。温湿度テーブル1600は、たとえば、記憶装置370のデータ記憶部374に格納され得る。温湿度テーブル1600において、縦軸は絶対湿度(%)を示し、横軸は温度(℃)を示す。なお、説明を容易にするために、図16では温湿度テーブル1600が2次元テーブルとして記載されているが、実際には、温度範囲と湿度範囲とに関連付けられて係数が保持される。
温湿度テーブル1600において、温度が高いほど、係数の値は大きい。湿度が高いほど、係数の値は大きい。温度が低いほど、係数の値は小さい。湿度が低いほど、係数の値は小さい。
CPU310は、温度および湿度の測定値によって特定される係数を用いて、寿命の予測値を補正する。CPU310は、たとえば、寿命に対応する印刷枚数の補正前の値と上記係数との積を求めることにより、補正後の寿命に対応する印刷枚数を導出する。
導出される印刷枚数が多いほど、1次転写ローラの寿命の到来までの時間が長いことを意味する。したがって、温度が高いほど、寿命は長い。湿度が高いほど、寿命は長い。温度が低いほど、寿命は短い。湿度が低いほど、寿命は短い。すなわち、高温多湿であるほど、1次転写ローラの寿命は長い。低温低湿であるほど、1次転写ローラの寿命は短い。
(処理の流れ)
図17は、図15および図16の例に従った寿命の予測のために実行される処理のフローチャートである。
図17を参照して、ステップS300で、CPU310は、上述されたように第1初期電圧値および第2初期電圧値を用いて、1次転写ローラの寿命を予測する。
次に、ステップS310で、CPU310は、環境情報を取得する。環境情報の一例は、温度センサ1310によって取得される温度データおよび湿度センサ1320によって取得される湿度データである。
次に、ステップS320で、CPU310は、ステップS310で取得された温度データおよび湿度データを用いて係数(図16)を特定し、当該係数を用いて、ステップS300で取得された寿命の予測を補正する。
画像形成装置200Aは、温度データおよび/または湿度データを、外部から取得してもよい。この場合、画像形成装置200Aは、温度センサ1310および/または湿度センサ1320を備えていなくてもよい。
画像形成装置200Aでは、温度データおよび湿度データのいずれか一方のみを用いて、1次転写ローラの寿命が補正されてもよい。この場合、温湿度テーブル1600の代わりに、温度および湿度のいずれか一方のみに基づいて係数を特定するためのテーブルが利用される。
今回開示された各実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された発明は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することが意図される。
2Y,2M,2C,2K 作像ユニット、3Y,3M,3C,3K 感光体、7Y,7M,7C,7K 1次転写ローラ、200 画像形成装置、310 CPU、370 記憶装置、374 データ記憶部、1310 温度センサ、1320 湿度センサ、1600 温湿度テーブル。

Claims (14)

  1. 交換可能に設置された像担持体と、
    被転写体を介して前記像担持体に対向して配置され、前記像担持体上に作像されたトナー像が前記被転写体に転写させる転写部材と、
    前記転写部材が前記被転写体を介して前記像担持体に圧接された状態における前記転写部材の電気的状態として、前記転写部材の電圧値および電流値の少なくとも一方を計測するように構成された計測部と、
    前記像担持体として第1の像担持体が装着されたときの前記転写部材の電気的状態である第1の電気的状態と、前記第1の像担持体を装着して所定回数の画像形成を行った後に、前記像担持体として前記第1の像担持体とは別の第2の像担持体が装着されたときの前記転写部材の電気的状態である第2の電気的状態とに基づいて、前記転写部材の寿命を予測する制御部とを備える、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の電気的状態と前記第2の電気的状態との差異に基づいて、前記転写部材の寿命を予測する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の電気的状態と前記第2の電気的状態との差異に基づいて、前記転写部材の寿命に対応する前記像担持体の交換可能回数を示す情報を生成する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の電気的状態および当該第1の電気的状態に対応するトナー像が転写された記録媒体の量である第1の記録媒体量、ならびに、前記第2の電気的状態および当該第2の電気的状態に対応するトナー像が転写された記録媒体の量である第2の記録媒体量を用いた一次回帰分析に基づいて、前記転写部材の寿命を予測する、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体の交換回数をカウントする交換回数カウンタをさらに備え、
    前記制御部は、前記交換回数カウンタのカウント値が更新される際に、前記第1の電気的状態を取得し、前記交換回数カウンタのカウント値が更新される際に、前記第2の電気的状態を取得する、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体の交換を検出する検出手段をさらに備え、
    前記交換回数カウンタは、前記検出手段が前記像担持体の交換を検出したことに応じてカウント値を更新する、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、
    前記像担持体として第1の像担持体が装着されているときの前記転写部材の複数の電気的状態とそれぞれに対応するトナー像が転写された記録媒体の量を用いた一次回帰分析に基づいて、前記第1の電気的状態を取得する動作、及び、
    前記像担持体として第2の像担持体が装着されているときの前記転写部材の複数の電気的状態とそれぞれに対応するトナー像が転写された記録媒体の量を用いた一次回帰分析に基づいて、前記第2の電気的状態を取得する動作の少なくとも一方を行う、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記第1の像担持体が装着されたときの前記転写部材の前記電気的状態、および、前記第2の像担持体が装着されたときの前記転写部材の前記電気的状態を用いて、前記予測された転写部材の寿命を補正する、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記転写部材の寿命の補正において、
    前記第1の像担持体が装着されたときの前記転写部材の前記電気的状態として、前記第1の像担持体が装着されている期間における、予め定められた量の記録媒体にトナー像が転写される間の前記電気的状態の変化量を使用し、
    前記第2の像担持体が装着されたときの前記転写部材の前記電気的状態として、前記第2の像担持体が装着されている期間における、前記予め定められた量の記録媒体にトナー像が転写される間の前記電気的状態の変化量を使用する、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記転写部材の寿命の補正において、
    前記第1の像担持体が装着されたときの前記転写部材の前記電気的状態として、前記第1の像担持体が装着されている期間における、第1の量の記録媒体にトナー像が転写される間の前記電気的状態の第1の変化量を使用し、
    前記第2の像担持体が装着されたときの前記転写部材の前記電気的状態として、前記第2の像担持体が装着されている期間における、第2の量の記録媒体にトナー像が転写される間の前記電気的状態の第2の変化量を使用し、
    前記第1の変化量と前記第2の変化量とを用いた、前記トナー像を転写された記録媒体の量と前記転写部材の前記電気的状態との間の関係の一次回帰分析に基づいて、前記予測された寿命を補正する、請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記画像形成装置が設置された環境に関する環境情報に基づいて前記寿命を補正する、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記環境情報は、温度および湿度のデータを含み、
    前記制御部は、前記環境情報によって示される環境が低温低湿であるほど寿命を短く予測し、前記環境情報によって示される環境が高温多湿であるほど寿命を長く予測する、請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 交換可能に設置された像担持体と、被転写体を介して前記像担持体に対向して配置され、前記像担持体上に作像されたトナー像を被転写体上に転写する転写部材とを備える画像形成装置のコンピュータによって実行される、前記転写部材の寿命を予測する方法であって、
    前記像担持体として第1の像担持体が装着されたときの前記転写部材の電圧値または電流値の少なくとも一方を含む第1の電気的状態を取得し、
    前記第1の像担持体を装着して所定回数の画像形成を行った後に、前記像担持体として前記第1の像担持体とは別の第2の像担持体が装着されたときの前記転写部材の電圧値または電流値の少なくとも一方を含む第2の電気的状態を取得し、
    前記第1の電気的状態と前記第2の電気的状態とに基づいて、前記転写部材の寿命を予測する、寿命予測方法。
  14. 前記第1の電気的状態と前記第2の電気的状態とを用いて、前記予測された転写部材の寿命を補正する、請求項13に記載の寿命予測方法。
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