JP2018072391A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ジャム解除後に印刷再開迄の時間を短縮できるようにする。【解決手段】画像形成装置内でのジャムの発生を検出する検出手段と、画像形成を再開させるための復帰用のイニシャル動作を検出手段により検出されたジャムの解除終了に先行して実行可能な部位のイニシャル動作を、ジャムの解除終了に先行して開始する制御手段と、を備える画像形成装置。ジャムの発生部位と、ジャムの解除終了に先行してイニシャル動作を実行可能な部位と、の関係を記憶する記憶手段を更に備え、制御手段は、記憶手段に記憶されている関係からジャムの解除終了に先行してイニシャル動作を実行可能な部位を特定する画像形成装置。【選択図】図5
Description
本発明は、画像形成装置におけるジャムに係る技術に関するものである。
従来、シート上に画像や文字を形成し、該シートを処理する画像形成システムは、シート上に画像や文字を形成するための動作や、画像や文字を形成したシートを処理する動作といった様々な動作を分担して行うために複数の装置を備えている。例えば画像形成システムは、シート上に画像や文字を形成する画像形成装置と、画像や文字を形成したシートに対してシート綴じ等の少なくとも1つのシート処理を実行するシート処理装置と、を有する。
このような画像形成システムにおいて、印刷中に紙詰まりによりジャムが発生すると、画像形成システム内にシートが残留紙として留まることになる。そこで、これらの残留紙を除去する作業が必要になる。ユーザは画像形成システムの操作部に表示されたジャム除去作業手順に従って残留紙の除去作業を行い、該除去作業が完了すると、全ての装置のカバーを閉じる。画像形成システムは、全ての装置のカバーが正常に閉じられたことを検知すると、ジャムが解除されたか否かの判定を行い、ジャムが解除されたと判定した場合、緊急停止状態から紙詰まりになる前の状態に戻すために、各部の復帰イニシャル動作を行う。そして画像形成システムは、各部の復帰イニシャル動作が終了すると、印刷再開を行うように制御を行う。
例えば、特許文献1では、ジャム発生時のユーザによるジャム解除時間を測定・記憶し、ジャム発生パターン毎に最短時間となったジャム解除操作の手順を次回以降のジャム解除手順として表示する画像形成装置が提案されている。
画像形成システムでは、ジャムが発生するとユーザが装置のカバーを開けて残留紙を除去する。カバーが閉じられた後、画像形成動作やシート処理動作を行うことができるようになるためには、復帰イニシャル動作を行ってシステムの状態をジャム発生前に戻す必要がある。この復帰イニシャル動作は、ジャムの除去作業の為に開けられた全てのカバーを正常に閉めないと開始しない。そのため、例え画像形成装置におけるジャム除去作業が完了して画像形成装置のカバーが正常に閉じられても、シート処理装置側のカバーが開いていると、他のジャム除去作業が終わっていない可能性があるため画像形成装置側の復帰イニシャル動作を開始することができない。本発明は、このような従来技術に鑑みてなされたもので、ジャム解除後に印刷再開迄の時間を短縮することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置内でのジャムの発生を検出する検出手段と、画像形成を再開させるための復帰用のイニシャル動作を前記検出手段により検出されたジャムの解除終了に先行して実行可能な部位の前記イニシャル動作を、前記ジャムの解除終了に先行して開始する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ジャム解除後に、印刷再開迄の時間を短縮することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の例示的な実施形態について詳細に説明する。
本実施形態では、次のような構成を有する画像形成装置の一例について説明する。この画像形成装置は、画像形成装置内でのジャムの発生を検出し、画像形成を再開させるための復帰用のイニシャル動作を上記検出されたジャムの解除終了に先行して実行可能な部位のイニシャル動作を、ジャムの解除終了に先行して開始する。それによってイニシャル動作を効率的に行い、印刷再開迄の時間を短縮することができる。
以下では、画像形成システムの一例として、電子写真方式の複写機としての画像形成システムについて説明する。この画像形成システムは、シート上に画像や文字などの形成情報を形成する画像形成装置と、形成情報が形成されたシートを排出するフィニッシャとしてのシート処理装置と、を有する。図1は、シート処理装置119と画像形成装置100とが接続された本実施形態に係る画像形成システムのシート搬送方向に沿った断面構造を示している。
画像形成装置100は、原稿を給紙する原稿給紙装置102と、原稿給紙装置102により給紙された原稿に記載の情報を読み取る読み取り装置101と、画像形成装置100の本体装置100Aと、を有する。更に本体装置100Aは、画像形成部100Bや給紙部100C等を含む。
画像形成部100Bは、紙等のシート上に画像や文字などの形成情報を形成する。画像形成部100Bは、不図示の露光ユニットにより、外部から若しくは読み取り装置101から供給された画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム114に照射して、感光体ドラム114上に潜像を形成する。次に画像形成部100Bは、感光体ドラム114上に形成された潜像を不図示のトナー供給装置から供給されたトナーによって現像し、トナー像を形成する。また画像形成部100Bは、このようなトナー像形成動作と並行して、給紙部100Cのカセット115に収納されたシートSを1枚ずつ分離して送り出す。シートSはレジストローラ対151によって感光体ドラム114と転写器116との間へ進入する。そして、感光体ドラム114上のトナー像が、転写器116によってシートSに転写される。この後、トナー像が転写されたシートSは、定着器117を通過する間に加熱加圧されて、トナー像が定着され、排出ローラ対120によってシート処理装置119に排出される。なお、シートの裏面に画像を形成する場合には、再搬送部118によりシートSを反転させた後、該シートSを感光体ドラム114と転写器116との間に搬送させる。そして、両面に画像が形成されたシートSは、この後、シート処理装置119に排出される。なお、画像形成部100及びシート処理装置119の内部(例えばシートの搬送路)には紙詰まりなどのジャムを検知するためのセンサが複数設けられているものとする。なお、画像形成システムの構成は図1に示した構成に限らない。
次に、本実施形態に係る画像形成システムのハードウェア構成例について、図2のブロック図を用いて説明する。先ず、画像形成装置のハードウェア構成例について説明する。
CPU500はROM510やRAM520に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行する。これによりCPU500は、画像形成装置100全体の動作制御を行うと共に、画像形成装置100が行うものとして後述する各処理を実行若しくは制御する。
ROM510には、画像形成装置100が行うものとして後述する各処理をCPU500に実行若しくは制御させるためのコンピュータプログラムやデータが格納(記憶)されている。ROM510に格納されているデータには、以下の説明において既知の情報として画像形成装置100が取り扱うデータ(テーブルなど)が含まれている。ROM510に格納されているコンピュータプログラムやデータはCPU500による制御に従ってRAM520にロードされ、CPU500による処理対象となる。
RAM520は、ROM510からロードされたコンピュータプログラムやデータを格納するためのエリア、通信部505によって外部から受信したデータを格納するためのエリアを有する。更にRAM520は、CPU500が各種の処理を実行若しくは制御する際に用いるワークエリアを有する。このようにRAM520は、各種のエリアを適宜提供することができる。
通信部505は、外部の機器との間のデータ通信を行うものであり、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)やスマートフォン、タブレット端末装置から送信された印刷対象のデータや印刷設定などを受信することができる。また通信部505は、印刷結果などの様々な処理結果を外部の機器に対して送信することができる。通信部506はシート処理装置119との間のデータ通信を行うものである。
給紙制御部503は、上記の原稿給紙装置102を制御して、シートを画像形成装置100内に供給する。画像形成部502は、給紙制御部503によって給紙されたシート上に画像や文字などの形成情報を形成する。搬送制御部504は、給紙制御部503によって給紙されたシートの搬送制御を行う。操作部530は、タッチパネル画面やボタン群により構成されており、各種の情報を表示する表示機能、ユーザからの指示入力を受け付ける機能、を有する。モータ540は、メインモータ、定着モータ、ポリゴンモータなどの各種のモータにより構成されており、これらの駆動制御はCPU500によって行われる。
次に、シート処理装置119について説明する。CPU700はROM710やRAM720に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行する。これによりCPU700は、シート処理装置119全体の動作制御を行うと共に、シート処理装置119が行うものとして後述する各処理を実行若しくは制御する。
ROM710には、シート処理装置119が行うものとして後述する各処理をCPU700に実行若しくは制御させるためのコンピュータプログラムやデータが格納されている。ROM710に格納されているデータには、以下の説明において既知の情報としてシート処理装置119が取り扱うデータが含まれている。ROM710に格納されているコンピュータプログラムやデータはCPU700による制御に従ってRAM720にロードされ、CPU700による処理対象となる。
RAM720は、ROM710からロードされたコンピュータプログラムやデータを格納するためのエリア、通信部702によって画像形成装置100から受信したデータを格納するためのエリアを有する。更にRAM720は、CPU700が各種の処理を実行若しくは制御する際に用いるワークエリアを有する。このようにRAM720は、各種のエリアを適宜提供することができる。モータ703は、シートを搬送するための各種のモータにより構成されている。通信部702は、画像形成装置100との間のデータ通信を行う。
次に、本実施形態に係る画像形成システムにおける画像形成装置100内で紙詰まりなどのジャムが発生した場合に、画像形成装置100が行う処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1では、CPU500は、画像形成装置100内でジャムが発生したか否かを判断する。例えば、CPU500は、シートの搬送路上に設けられたセンサのうちセンサAにシートが到達しない場合やシートが所定のタイミングで抜けて行かない場合に、センサAの箇所においてジャムが発生したと判断する。ジャムが発生したと判断した場合、処理はステップS2に進み、ジャムは発生していないと判断した場合、処理はステップS1で待機する。
ステップS2では、CPU500は、画像形成装置100を緊急停止させ(印字搬送を行う全ての動作を緊急停止させるもので、モータ540を停止させることを含む)、且つ操作部530が有するタッチパネル画面上に、ジャムの除去作業の手順を表示する。
ステップS3では、CPU500は、ジャムが発生した箇所(発生箇所)と予め関連づけられている「該ジャムを除去するために要する平均時間(ジャム処理時間)」T1を特定する。更にステップS3ではCPU500は、ジャムが発生した箇所と予め関連づけられている「該箇所の復帰用のイニシャル動作に要する時間」T2を特定する。
ROM510には予め図6に例示するテーブルが登録されている。図6のテーブルには、各センサが取り付けられた部位(ジャム発生部位)ごとに、該部位にて発生したジャムを除去するために要する平均時間(ジャム処理時間)T1、該ジャムを除去した後で復帰用のイニシャル動作を開始する対象(図6では各種のモータ)、該対象の復帰用のイニシャル動作に要する時間T2(T3)が登録されている。つまり図6のテーブルには、ジャムの発生箇所と、該発生箇所のイニシャル動作と、の関係が登録されている。
然るに例えば、画像読み取り部に対応するセンサがジャムの発生を検知した場合、ステップS3ではCPU500は図6のテーブルから、ジャム処理時間T1として「20秒」、時間T2として、読み取りモータの復帰用のイニシャル動作に要する時間「0.7秒」を特定する。
ステップS4では、CPU500は、ジャムが発生した箇所に先行して復帰用のイニシャル動作を開始可能な画像形成装置100内の機器(部位)を、先行復帰イニシャル部位として特定する。例えば、シート給送部に対応するセンサがジャムの発生を検知した場合、ステップS4ではCPU500は図6のテーブルから、メインモータ以外のモータを先行復帰イニシャル部位として特定する。
更にステップS4ではCPU500は、先行復帰イニシャル部位の復帰用のイニシャル動作に要する時間T3を特定する。例えば、シート給送部に対応するセンサがジャムの発生を検知した場合、ステップS4ではCPU500は図6のテーブルを参照する。先行復帰イニシャル部位はメインモータ以外であるから、例えば先行復帰イニシャル部位として特定された定着モータについては、復帰用のイニシャル動作に要する時間T3として「1秒」を特定する。
ステップS5では、CPU500は、ユーザがジャムの除去作業を開始してから先行復帰イニシャル部位の復帰用のイニシャル動作を開始するまでの時間T4をT4=T1+T2−T3を計算することで求める。この式では、ジャムが発生した部位Aにおける復帰用のイニシャル動作が完了するタイミングで先行復帰イニシャル部位の復帰用のイニシャル動作が完了するような「先行復帰イニシャル部位の復帰用のイニシャル動作の開始タイミング」を求めている。つまり、ユーザがジャムの除去作業を開始してから時間T4経過後に先行復帰イニシャル部位の復帰用のイニシャル動作を開始すると、ジャムの発生箇所の復帰用のイニシャル動作の完了タイミングと、ジャムの発生箇所以外の復帰用のイニシャル動作の完了タイミングを揃えることができる。但し、ユーザによるジャム処理にかかる時間T1は平均値のため、短い場合もある。そのため、先行復帰イニシャル部位の復帰用のイニシャル動作を開始するタイミングは時間T4よりも短く設定しても良い。
ステップS6では、CPU500は、ユーザがジャムの除去作業を開始したか否かを判断する。この判断の方法には様々な方法が考えられる。例えば、ジャム処理を開始するために押下するボタンの押下をCPU500が検知した場合に、「ユーザがジャムの除去作業を開始した」と判断しても良いし、画像形成装置100が有するドア(カバー)が開いたことをCPU500が検知した場合に、「ユーザがジャムの除去作業を開始した」と判断しても良い。ユーザがジャムの除去作業を開始した場合には、処理はステップS7に進む。一方、未だユーザはジャムの除去作業を開始していない場合には、処理はステップS6で待機する。
ステップS7では、CPU500は、内部のタイマを用いて計時を開始する。計時を開始してからの経過時間(タイマが計時した時間)をT0と表記する。そしてCPU500は、T0<T4であるか否かを判断する。この判断の結果、T0<T4であれば、処理はステップS13に進み、T0≧T4であれば、処理はステップS8に進む。
ステップS8では、CPU500は、先行復帰イニシャル部位の復帰用のイニシャル動作を開始する。
ステップS9では、CPU500は、ユーザによるジャムの除去作業が完了したか否かを判断する。例えば、画像形成システムが有する全てのドアの開状態を検知し、且つ全てのセンサからジャム無しの通知を受けた場合には、ユーザによるジャムの除去作業が完了したと判断する。この判断の結果、ユーザによるジャムの除去作業が完了した場合には、処理はステップS10に進み、ユーザによるジャムの除去作業が未だ完了していない場合には、処理はステップS9で待機する。
ステップS10では、CPU500は、ジャムが発生した箇所の復帰用のイニシャル動作を開始する。
ステップS11では。CPU500は、ジャムが発生した箇所及び先行復帰イニシャル部位を含む全ての部位についての復帰用のイニシャル動作が完了したか否かを判断する。この判断の結果、全ての復帰用のイニシャル動作が完了した場合には、処理はステップS12に進み、未だ完了していない場合には、処理はステップS11で待機し、全ての復帰用のイニシャル動作の完了を待つ。
ステップS12では、CPU500は、画像形成装置100の動作を再開させて、緊急停止前の動作、すなわち、画像形成動作及びシート搬送動作を再開させて、印刷を再開させる。
一方、ステップS13では、CPU500は、ステップS9と同様の処理により、ユーザによるジャムの除去作業が完了したか否かを判断する。この判断の結果、ユーザによるジャムの除去作業が完了した場合には、処理はステップS14に進み、ユーザによるジャムの除去作業が未だ完了していない場合には、処理はステップS7に進む。
ステップS14では、CPU500は、ジャムが発生した箇所及び先行復帰イニシャル部位を含む全ての部位について復帰用のイニシャル動作を行う。
従来の画像形成システムにおいて紙詰まりが発生してから印刷を再開させるまでのタイムチャートを図3に示す。画像形成システムにおいて紙詰まりが発生すると、該画像形成システムは緊急停止して、印字搬送を行う全ての動作を停止させる(タイミングA)。ユーザは画像形成システムのドアを空け、詰まった紙を除去する作業を、操作部530が有するタッチパネル画面上に表示された手順に従って行い、全ての紙を除去した後、再びドアを閉める(タイミングB)。全てのドアが閉められると画像形成システムは、画像形成システム内における全ての残留紙の除去を確認した後、各部位の復帰用のイニシャル動作を開始する。図3では、メインモータ、定着モータ、ポリゴンモータの復帰用のイニシャル動作を示している。メインモータの復帰用のイニシャル動作はタイミングBで開始されて、タイミングCで完了している。定着モータの復帰用のイニシャル動作はタイミングBで開始されてタイミングDで完了している。ポリゴンモータの復帰用のイニシャル動作はタイミングBで開始されてタイミングEで完了している。図6によれば、メインモータの復帰用のイニシャル動作に要する時間は0.5秒、定着モータの復帰用のイニシャル動作に要する時間は1.0秒、ポリゴンモータの復帰用のイニシャル動作に要する時間は3.5秒となっている。全ての部位の復帰用のイニシャル動作(図3ではメインモータ、定着モータ、ポリゴンモータ)が完了する(図3では全てのモータのモータ速度が安定する)と(図3ではタイミングE)、画像形成システムの動作(印刷動作)が再開される。
これに対し、本実施形態に係る画像処理システムにおいて紙詰まりが発生してから印刷を再開させる前のタイムチャートを図4に示す。図4では画像形成部において紙詰まりが発生している、としている。画像形成部において紙詰まりが発生すると、画像形成システムは緊急停止して、印字搬送を行う全ての動作を停止させる(タイミングA)。ユーザは画像形成システムのドアを空け、詰まった紙を除去する作業を、操作部530が有するタッチパネル画面上に表示された手順に従って行う。タイミングAからタイミングBまでの間の時間が上記のジャム処理時間T1に相当する。ここで、図4では、先行復帰イニシャル部位として定着モータ、ポリゴンモータが特定されたとする。
メインモータの復帰用のイニシャル動作はタイミングBで開始され、メインモータの復帰用のイニシャル動作が完了する(タイミングC)と、タイミングCにおいてそのモータ速度は安定する。
定着モータの復帰用のイニシャル動作は、タイミングCから「定着モータの復帰用のイニシャル動作に要する時間」だけ遡ったタイミングで開始され、タイミングCでは定着モータの復帰用のイニシャル動作は完了しているため、そのモータ速度は安定している。
ポリゴンモータの復帰用のイニシャル動作は、タイミングCから「ポリゴンモータの復帰用のイニシャル動作に要する時間」だけ遡ったタイミングで開始され、タイミングCではポリゴンモータの復帰用のイニシャル動作は完了しているため、そのモータ速度は安定している。
然るにメインモータのモータ速度が安定したタイミングCでは、定着モータ及びポリゴンモータの復帰用のイニシャル動作は既に完了しており、且つそのモータ速度は既に安定しているので、即座に印刷再開を行うことができる。
このように、ジャム解除後に復帰用のイニシャル動作を行うような部位の復帰用のイニシャル動作を、ジャムの除去作業と並行して開始することで、待たされる時間を短縮し、ジャム解除後、最短の時間で印刷再開を行うことができる。
なお、上記の説明では、画像形成装置100においてジャムが発生したケースを説明したが、シート処理装置119等、他の装置においてジャムが発生しても同様の処理によって同様の目的を達成することができる。また、上記の処理は、CPU500のみで行うことに限るものではなく、CPU500とCPU700との協調動作により実現させても良い。
また、上記の説明は、ジャムが発生した箇所が1箇所であることを前提としたものであったが、ジャムが発生した箇所が複数の場合であっても、上記の説明においてT4を求めるための式を以下のように変更すれば良い。第1の箇所、第2の箇所、…、第Nの箇所、というようにN(Nは2以上の整数)箇所でジャムが発生したとする。ここで、第nの箇所(1≦n≦N)におけるジャム処理時間をT1(n)、第nの箇所の復帰用のイニシャル動作に要する時間をT2(n)、第1〜Nの箇所以外の先行復帰イニシャル部位の復帰イニシャル部位に要する時間をT3とする。このとき、T4は以下の式を計算することで求めることができる。
N
T4=Σ(T1(n)+T2(n))−T3
n=1
この式は、T1(n)のn=1〜Nについての合計とT2(n)のn=1〜Nについての合計との和からT3を引いたものである。なお、この処理は、第mの箇所(m=1,2,…,N−1)における復帰用のイニシャル動作の完了後に第(m+1)の箇所におけるジャムの除去作業を行うことを前提としている。しかし、第mの箇所における復帰用のイニシャル動作の完了を待たずに第(m+1)の箇所におけるジャムの除去作業を開始する場合、この式からT2(m)を削除しても良い。
T4=Σ(T1(n)+T2(n))−T3
n=1
この式は、T1(n)のn=1〜Nについての合計とT2(n)のn=1〜Nについての合計との和からT3を引いたものである。なお、この処理は、第mの箇所(m=1,2,…,N−1)における復帰用のイニシャル動作の完了後に第(m+1)の箇所におけるジャムの除去作業を行うことを前提としている。しかし、第mの箇所における復帰用のイニシャル動作の完了を待たずに第(m+1)の箇所におけるジャムの除去作業を開始する場合、この式からT2(m)を削除しても良い。
500:CPU
Claims (7)
- 画像形成装置内でのジャムの発生を検出する検出手段と、
画像形成を再開させるための復帰用のイニシャル動作を前記検出手段により検出されたジャムの解除終了に先行して実行可能な部位の前記イニシャル動作を、前記ジャムの解除終了に先行して開始する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - ジャムの発生部位と、前記ジャムの解除終了に先行してイニシャル動作を実行可能な部位と、の関係を記憶する記憶手段を更に備え、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている関係から前記ジャムの解除終了に先行してイニシャル動作を実行可能な部位を特定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記ジャムの解除作業が開始されたことを取得する取得手段を更に備え、
前記制御手段は、前記取得手段により前記ジャムの解除作業の開始が取得された後で、前記ジャムの解除終了に先行してイニシャル動作を実行可能な部位のイニシャル動作を開始することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記記憶手段には、更に前記ジャムの解除作業に要する時間と、イニシャル動作に要する時間と、が記憶され、
前記制御手段は、前記ジャムの解除作業に要する時間をT1、前記ジャムの発生部位のイニシャル動作に要する時間をT2、前記ジャムの解除終了に先行してイニシャル動作を実行可能な部位のイニシャル動作に要する時間をT3、とすると、前記取得手段により前記ジャムの解除作業の開始が取得されてから時間(T1+T2−T3)が経過する前に、前記ジャムの解除終了に先行してイニシャル動作を実行可能な部位のイニシャル動作を開始することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記検出手段が、複数のジャムの発生を検出した場合、
前記T1は前記複数のジャムのそれぞれの解除作業に要する時間の合計、前記T2は前記複数のジャムの発生部位のそれぞれのイニシャル動作に要する時間の合計、であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置が有するカバーの開閉状態を検出する第2の検出手段を更に有し、
前記取得手段は、前記第2の検出手段による前記カバーの開状態の検出により、操作者により前記ジャムの解除作業が開始されたことを取得することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 画像形成装置の制御方法であって、
前記画像形成装置内でのジャムの発生を検出する検出工程と、
画像形成を再開させるための復帰用のイニシャル動作を前記検出工程において検出されたジャムの解除終了に先行して実行可能な部位の前記イニシャル動作を、前記ジャムの解除終了に先行して開始する制御工程と、
を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109118676A (zh) * | 2018-08-09 | 2019-01-01 | 深圳怡化电脑股份有限公司 | 一种凭条打印装置、凭条回收方法及银行自助终端 |
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