JP2018072033A - 制動試験用装置及び制動試験システム - Google Patents
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Abstract
【課題】自動制動システムの試験の工数を減少させる。
【解決手段】制動試験用装置1において、支柱20は、車両が照射したレーダを反射するための反射部40が設けられている。駆動部11は、支柱20を傾倒するための駆動力を発生する。接近情報取得部12は、路面を走行する車両の接近を検知する接近検知装置が出力した情報を取得する。傾倒制御部13は、接近情報取得部12が情報を取得した場合、車両が進行する方向に支柱20を倒すように駆動部11を制御する。
【選択図】図3
【解決手段】制動試験用装置1において、支柱20は、車両が照射したレーダを反射するための反射部40が設けられている。駆動部11は、支柱20を傾倒するための駆動力を発生する。接近情報取得部12は、路面を走行する車両の接近を検知する接近検知装置が出力した情報を取得する。傾倒制御部13は、接近情報取得部12が情報を取得した場合、車両が進行する方向に支柱20を倒すように駆動部11を制御する。
【選択図】図3
Description
本発明は、制動試験用装置及び制動試験システムに関し、特に車両の自動制動システムの試験をするための技術に関する。
車両に搭載される自動制動システムは走行路上の物との衝突を避けるためのものであり、前方に障害物を検知した場合に車両を自動でブレーキを作動させる。車両の安全性を向上させるために有用な技術であり、近年では多くの車両に搭載されるようになってきている。特許文献1には、このような自動制動システムの性能を評価する技術が開示されている。
自動制動システムの開発過程において、路上に障害物を模した試験用構造物を設置し、車両がその障害物に衝突する前に停止するか否かの評価実験をすることがある。この際、評価実験の仕方によっては、設置した試験用構造物に車両が衝突することにより、試験用構造物が破損することも起こりうる。破損するたびに試験用構造物を補修していては評価実験の再開に手間や時間がかかる。また、試験用構造物を多数用意するとしてもその交換に工数がかかる。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、自動制動システムの試験の工数を減少させる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、制動試験用装置である。この装置は、車両が照射したレーダを反射するための反射部が設けられた支柱と、前記支柱を傾倒するための駆動力を発生する駆動部と、路面を走行する車両の接近を検知する接近検知装置が出力した情報を取得する接近情報取得部と、前記接近情報取得部が情報を取得した場合、前記車両が進行する方向に前記支柱を倒すように前記駆動部を制御する傾倒制御部と、を備える。
前記制動試験用装置は、前記支柱の一端に設けられ、前記支柱が傾倒したときに前記支柱の長手方向が前記車両の進行方向となるように前記支柱の傾倒方向を規制する回動部をさらに備えてもよい。
前記制動用試験装置は、前記車両の速度を検出する車速検出装置が出力した情報を取得する車速情報取得部をさらに備えてもよく、前記傾倒制御部は、前記接近情報取得部が情報を取得した場合、前記車速情報取得部が取得した前記車両の速度が速いほど、前記支柱を倒すタイミングを早くしてもよい。
本発明の第2の態様は、道路を走行する車両の接近を検知する接近検知装置と、前記車両の制動試験をする制動試験用装置と、を備える制動試験システムである。ここで前記接近検知装置は、前記道路の側部に配置され、道路の中央部に向かって検知光を照射する照射部と、前記道路の中央部に配置され、前記照射部が照射する検知光を受光する受光部と、を備える。前記制動試験用装置は、前記受光部と通信可能な態様で接続され、前記受光部による前記検知光の受光が中断されたか否かに基づいて前記車両の接近を検知する接近情報取得部と、前記車両が照射したレーダを反射するための反射部が設けられた1又は複数の支柱と、前記1又は複数の支柱のそれぞれを傾倒するための駆動力を発生する駆動部と、前記接近情報取得部が前記車両の接近を判定した場合、前記車両が進行する方向に前記1又は複数の支柱を倒すように前記駆動部を制御する傾倒制御部と、を備える。
本発明によれば自動制動システムの試験の工数を減少させることができる。
<実施の形態の概要>
図1及び図2を参照して、実施の形態の概要を述べる。
図1(a)―(b)は、実施の形態に係る制動試験用システムSの概要を説明するための模式図である。より具体的には、図1(a)は、実施の形態に係る制動試験用システムSを用いた制動試験の様子を示す図である。また図1(b)は、実施の形態に係る制動試験用装置1の外観を示す図である。
図1及び図2を参照して、実施の形態の概要を述べる。
図1(a)―(b)は、実施の形態に係る制動試験用システムSの概要を説明するための模式図である。より具体的には、図1(a)は、実施の形態に係る制動試験用システムSを用いた制動試験の様子を示す図である。また図1(b)は、実施の形態に係る制動試験用装置1の外観を示す図である。
図1(a)に示すように、実施の形態に係る制動試験用システムSは、路面を走行する車両Vの制動試験をするための制動試験用装置1と、車両Vの接近を検知する接近検知装置2(赤外線送信部2a及び赤外線受信部2b)と、を備える。車両用の自動制動技術においては、ミリ波レーダが使用されている場合が多い。図示はしないが、図1(a)に示す車両Vもミリ波レーダの送受信装置を備えており、車両Vの進行方向前方にミリ波レーダを送信するように構成されている。
車両Vは、進行方向前方に存在する対象物が存在する場合、対象物で反射されたミリ波レーダを受信することによってその存在を検出することができる。車両Vに搭載された自動制動装置は、受信部がミリ波レーダを検出した場合、車両Vを自動で停止するように構成されている。
接近検知装置2は、赤外線送信部2aと赤外線受信部2bとから構成される。赤外線送信部2aは車両Vが走行する道路の側部に配置され、道路の中央部に向かって検知光である赤外光を照射する。赤外線受信部2bは、車両Vの進行路線の中央部に設置され、赤外線送信部2aが照射する赤外光を受光するための受光部を備える。赤外線送信部2aは連続的に赤外光を照射しているため、赤外線送信部2aと赤外線受信部2bとの間に何も存在しなければ、赤外線受信部2bの受光部は赤外光を受光し続けることになる。
一方、接近検知装置2が設置された路面を車両Vが走行すると、車両Vのタイヤによって赤外線送信部2aが照射した赤外光が遮蔽され、赤外線受信部2bに到達しなくなる。このため、赤外線受信部2bによる赤外光の受光の有無は、車両Vの接近を検出するために利用できる。
図1(b)に示すように、実施の形態に係る制動試験用装置1は、電装部10、支柱20、回動部30、及び反射部40を備える。電装部10には支柱20を固定するための回動部30が接続されている。回動部30は電装部10が発生する駆動力によって回転し、支柱20を傾倒させることができる。支柱20には車両Vが照射したレーダを反射するための反射部40が設けられている。このため回動部30を、車両Vの進行路線の中央において路面に対して垂直に設置すると、車両Vは反射部40を障害物として認識できるようになる。反射部40も、車両Vの進行路線の中央に存在することになるからである。
電装部10は赤外線受信部2bと有線又は無線で接続されており、赤外線受信部2bが出力した情報を取得する。電装部10は、車両Vの接近を検出すると、車両Vが進行する方向に支柱20を倒すように回動部30を制御する。より具体的には、電装部10は、車両Vの接近を検出すると、車両Vが支柱20及び反射部40と衝突する直前に、支柱20を倒す。
図2(a)―(b)は、実施の形態に係る制動試験用装置1の動作を説明するための模式図である。図2(a)は車両Vが接近検知装置2に到達したときの様子を示しており、図2(b)は車両Vの進行方向に向かって倒れた支柱20の直前で、車両Vが停車している様子を示している。
図2(b)に示すように制動試験用装置1の直前で車両Vが停車すれば、車両Vが制動試験用装置1に衝突することはない。万が一車両Vの制動が間に合わなくても、制動試験用装置1における支柱20は車両Vの進行方向に向かって倒されるため、支柱20に車両Vが衝突することを防げる。また制動試験用装置1を車両Vの進行路線の中央部に設置することにより、万が一車両Vのブレーキが作動しない場合であっても車両Vは制動試験用装置1に接触することなく通り抜けることができる。
このように、制動試験用装置1は、車両Vが支柱20及び反射部40と衝突することを抑制できる。また制動試験用装置1は、車両Vが支柱20及び反射部40と衝突する直前まで支柱20を倒さずに維持しておくため、車両Vが障害物を見失って自動制動システムが作動せずに評価実験ができなくなるという事態も抑制できる。
以下、実施の形態に係る制動試験用装置1の機能構成について説明する。
以下、実施の形態に係る制動試験用装置1の機能構成について説明する。
<制動試験用装置1の機能構成>
図3は、実施の形態に係る制動試験用装置1の機能構成を模式的に示す図である。実施の形態に係る制動試験用装置1は、電装部10、支柱20、回動部30、及び反射部40を備える。電装部10は電力で駆動する部品から構成され、駆動部11、接近情報取得部12、傾倒制御部13、及び車速情報取得部14を含む。
図3は、実施の形態に係る制動試験用装置1の機能構成を模式的に示す図である。実施の形態に係る制動試験用装置1は、電装部10、支柱20、回動部30、及び反射部40を備える。電装部10は電力で駆動する部品から構成され、駆動部11、接近情報取得部12、傾倒制御部13、及び車速情報取得部14を含む。
支柱20は、車両Vが照射したレーダを反射するための反射部40が設けられている。駆動部11は、例えばサーボモータ等のアクチュエータで実現され、支柱20を傾倒するための駆動力を発生する。接近情報取得部12は、路面を走行する車両Vの接近を検知する接近検知装置2が出力した情報を取得する。
傾倒制御部13は、接近情報取得部12が情報を取得した場合、車両Vが進行する方向に支柱20を倒すように駆動部11を制御する。より具体的には、接近情報取得部12が赤外線受信部2bから赤外光の受光が中断されたことを示す情報を取得した場合、傾倒制御部13は車両Vが接近していると検知する。これにより制動試験のために接近してきた車両Vが支柱20や反射部40に衝突することを抑制できる。
ここで、例えば支柱20が車両Vの進行する方向に向かって倒れると、車両Vが制動試験用装置1の手前で停止したとしても支柱20や反射部40が車両Vと接触してしまうことも起こりうる。また、例えば支柱20が車両Vの進行方向に対して垂直な方向に倒れると、車両Vが停止に失敗した場合に車両Vが支柱20や反射部40を乗り越えてしまうかもしれない。
そこで回動部30は、支柱20の一端に設けられ、支柱20が傾倒したときに支柱20の長手方向が車両Vの進行方向となるように支柱20の傾倒方向を規制する。これにより、支柱20の傾倒方向が車両Vの進行方向に固定されるため、支柱20や反射部40が車両Vと接触してしまうことを抑制できる。
ところで、一般に車両Vの制動試験は、車両Vを種々の車速で走行させ、それぞれの車速において障害物との衝突を回避できるか否かについて評価する。制動試験用装置1と接近検知装置2との間の距離が一定の場合、接近検知装置2を通過した車両Vが制動試験用装置1に到達するまでに要する時間は、車両Vの車速に依存する。
上述したように、制動試験用装置1は、車両Vが支柱20及び反射部40と衝突する直前に支柱20を倒す。そうすると、制動試験用装置1と接近検知装置2との間の距離が一定の場合、傾倒制御部13が駆動部11に支柱20の傾倒を開始させるタイミングは、車両Vの速度に応じて変更することが好ましい。そのため電装部10は、車両Vの速度を検出する車速検出装置(不図示)が出力した情報を取得する車速情報取得部14も備えている。車速検出装置は、例えば既知のレーダ計測技術を用いて実現できる。
図4は、実施の形態に係る傾倒制御部13による、支柱20の傾倒開始のタイミングを説明するための図である。図4は、車両Vの車速と傾倒制御部13が駆動部11に支柱20の傾倒を開始させるタイミングとの関係を示すグラフである。具体的には、図4に示すグラフにおいて、横軸は車両Vの車速であり、縦軸は傾倒制御部13が駆動部11に支柱20の傾倒を開始させるタイミングである。
図4に示すように、傾倒制御部13は、接近情報取得部12が車両Vが接近した旨の情報を取得した場合、車速情報取得部14が取得した車両Vの速度が速いほど、駆動部11に支柱20を倒させるタイミングを早くする。これにより、制動試験用装置1は、車両Vの車速が速い場合であっても、車両Vが支柱20や反射部40に接触することを抑制できる。制動試験用装置1はまた、車両Vの車速が遅い場合に、車両Vが制動試験用装置1に十分接近する前に支柱20を倒してしまうことで車両Vが反射部40を見失うことも抑制できる。
以上説明したように、実施の形態に係る制動試験用装置1によれば、自動制動システムの試験の工数を減少させることができる。特に、制動試験用装置1は、車両Vの接近を検知した場合に車両Vが進行する方向に反射部40が設けられた支柱20を倒すので、車両Vが接近検知装置2に接触して制動試験用装置1を破損することを抑制できる。
また、回動部30が支柱20の倒立方向を一方向に規制することにより、万が一車両Vの制動が失敗しても車両Vとの接触によって制動試験用装置1が破損することを抑制できる。制動試験用装置1は車両Vの車速に応じて支柱20を傾倒させるタイミングを変更するので、車両Vが制動試験用装置1に接触したり、車両Vが反射部40を見失ったりすることを抑制できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。以下そのような変形例を説明する。
<第1の変形例>
上記では制動試験用装置1が支柱20を一本のみ備える場合について説明したが、支柱20の本数は一本に限られず、複数本でもよい。例えば車両Vに搭載される自動制動システムによっては、複数個所から反射されたミリ波レーダを受信することによって衝突回避を判定するものも存在する。そのような自動制動システムを搭載した車両Vの制動試験を実施する場合には、複数の反射部40が必要となるため、支柱20も複数本必要となる。
上記では制動試験用装置1が支柱20を一本のみ備える場合について説明したが、支柱20の本数は一本に限られず、複数本でもよい。例えば車両Vに搭載される自動制動システムによっては、複数個所から反射されたミリ波レーダを受信することによって衝突回避を判定するものも存在する。そのような自動制動システムを搭載した車両Vの制動試験を実施する場合には、複数の反射部40が必要となるため、支柱20も複数本必要となる。
図5(a)―(b)は、実施の形態の変形例に係る制動試験用装置1を示す模式図である。より具体的には、図5(a)―(b)に示すように、第1の変形例に係る制動試験用装置1は複数の支柱20(第1支柱20a、第2支柱20b、及び第3支柱20cの3本の支柱20)を備える。第1支柱20a、第2支柱20b、及び第3支柱20cにはそれぞれ、第1反射部40a、第2反射部40b、及び第3反射部40cが設けられている。なお図5(a)―(b)において、符号Aで示す矢印Aは車両Vの進行方向を示す。
図5(a)は、第1支柱20a、第2支柱20b、及び第3支柱20cが制動試験のために路面に載置された状態を示す図である。図5(a)に示すように、第1支柱20a、第2支柱20b、及び第3支柱20cが路面に載置されると、それぞれが備える反射部40は、空間的に離れた位置に配置されることになる。これにより、複数個所から反射されたミリ波レーダを受信することによって衝突回避を判定する自動制動システムを備えた車両Vであっても、制動試験用装置1は制動試験を実施することができる。
図5(b)は、車両Vとの接触回避のために各支柱20が傾倒された状態を示す図である。実施の形態に係る制動試験用装置1と同様に、各支柱20は回動部30によって傾倒方向が規制されている。図5(b)に示すように、各支柱20はその長手方向が車両Vの進行方向(図5中の矢印Aで示す方向)となるように傾倒される。図5(b)に示す例では、第1支柱20aを軸、第2支柱20b及び第3支柱20cを骨とする傘を閉じるかのようにして傾倒する。
すなわち、第2支柱20b及び第3支柱20cは、第1支柱20aと沿うようにして路面上に傾倒される。これにより、各支柱20や反射部40が車両Vと接触することを抑制できる。
<第2の変形例>
上記では接近検知装置2が制動試験用装置1と離れた場所に配置される場合について説明したが、制動試験用装置1が接近検知装置2を備えるようにしてもよい。この場合、例えば制動試験用装置1は図示しない距離測定装置を用いて、制動試験用装置1と車両Vとの間の距離を測定する。これにより、実験者が接近検知装置2を制動試験用装置1とは個別に配置する手間を省略することができる。同様に、車速検出装置も制動試験用装置1が備えるようにしてもよい。
上記では接近検知装置2が制動試験用装置1と離れた場所に配置される場合について説明したが、制動試験用装置1が接近検知装置2を備えるようにしてもよい。この場合、例えば制動試験用装置1は図示しない距離測定装置を用いて、制動試験用装置1と車両Vとの間の距離を測定する。これにより、実験者が接近検知装置2を制動試験用装置1とは個別に配置する手間を省略することができる。同様に、車速検出装置も制動試験用装置1が備えるようにしてもよい。
<第3の変形例>
上記では、駆動部11が支柱20を倒す場合について説明したが、駆動部11は、例えば支柱20を倒してから所定の時間(例えば1分間)経過した後に、路面上に倒れた支柱20を元の載置状態に戻すようにしてもよい。これにより、実験者が手動で支柱20を戻す手間を省けるため、繰り返し車両Vの制動試験を実施する際の工数を省くことができる。
上記では、駆動部11が支柱20を倒す場合について説明したが、駆動部11は、例えば支柱20を倒してから所定の時間(例えば1分間)経過した後に、路面上に倒れた支柱20を元の載置状態に戻すようにしてもよい。これにより、実験者が手動で支柱20を戻す手間を省けるため、繰り返し車両Vの制動試験を実施する際の工数を省くことができる。
1・・・制動試験用装置
2・・・接近検知装置
2a・・・赤外線送信部
2b・・・赤外線受信部
10・・・電装部
11・・・駆動部
12・・・接近情報取得部
13・・・傾倒制御部
14・・・車速情報取得部
20・・・支柱
30・・・回動部
40・・・反射部
S・・・制動試験用システム
V・・・車両
2・・・接近検知装置
2a・・・赤外線送信部
2b・・・赤外線受信部
10・・・電装部
11・・・駆動部
12・・・接近情報取得部
13・・・傾倒制御部
14・・・車速情報取得部
20・・・支柱
30・・・回動部
40・・・反射部
S・・・制動試験用システム
V・・・車両
Claims (4)
- 車両が照射したレーダを反射するための反射部が設けられた支柱と、
前記支柱を傾倒するための駆動力を発生する駆動部と、
路面を走行する車両の接近を検知する接近検知装置が出力した情報を取得する接近情報取得部と、
前記接近情報取得部が情報を取得した場合、前記車両が進行する方向に前記支柱を倒すように前記駆動部を制御する傾倒制御部と、
を備える制動試験用装置。 - 前記支柱の一端に設けられ、前記支柱が傾倒したときに前記支柱の長手方向が前記車両の進行方向となるように前記支柱の傾倒方向を規制する回動部をさらに備える、
請求項1に記載の制動試験用装置。 - 前記車両の速度を検出する車速検出装置が出力した情報を取得する車速情報取得部をさらに備え、
前記傾倒制御部は、前記接近情報取得部が情報を取得した場合、前記車速情報取得部が取得した前記車両の速度が速いほど、前記支柱を倒すタイミングを早くする、
請求項1又は2に記載の制動試験用装置。 - 道路を走行する車両の接近を検知する接近検知装置と、
前記車両の制動試験をする制動試験用装置と、
を備える制動試験システムであって、
前記接近検知装置は、
前記道路の側部に配置され、道路の中央部に向かって検知光を照射する照射部と、
前記道路の中央部に配置され、前記照射部が照射する検知光を受光する受光部と、
を備え、
前記制動試験用装置は、
前記受光部と通信可能な態様で接続され、前記受光部による前記検知光の受光が中断されたか否かに基づいて前記車両の接近を検知する接近情報取得部と、
前記車両が照射したレーダを反射するための反射部が設けられた1又は複数の支柱と、
前記1又は複数の支柱のそれぞれを傾倒するための駆動力を発生する駆動部と、
前記接近情報取得部が前記車両の接近を判定した場合、前記車両が進行する方向に前記1又は複数の支柱を倒すように前記駆動部を制御する傾倒制御部と、
を備える制動試験システム。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113534778A (zh) * | 2021-08-03 | 2021-10-22 | 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 一种防冒进试验装置及其方法 |
-
2016
- 2016-10-25 JP JP2016208832A patent/JP2018072033A/ja active Pending
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