JP2018070365A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、従来の画像形成装置においては、給紙口或いは給紙カセットに除湿ヒータ等の発熱体を設けて、この発熱体を加熱することで、用紙に含まれた水分を除湿している。
特許文献1では、各給紙カセットに除湿ヒータを備え、各給紙カセットの用紙残量、湿度、用紙サイズに基づいて、除湿ヒータを通電制御することが提案されている。
シートを収容した給紙手段を装着する複数の給紙口を有する画像形成装置であって、いずれかの給紙口に設けられ、当該給紙口に装着される給紙手段を加熱して収容されたシートを除湿する除湿手段と、印刷情報に設定されるシート種別を指定する印刷モードが特定のモードである場合、前記除湿手段が配置された給紙口から給紙することを促す第1のメッセージを表示手段に表示する制御手段と、を備えることを特徴とする。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1において、プリンタは、一定速度で回転する像担持体31と現像器32とをもつ画像形成部3がある。また、現像器32で現像されたトナー像を用紙Pに転写するための転写ローラ33(転写部T)、用紙Pに転写されたトナーを熱で定着する定着装置4、その下流側に排紙部5が設けられている。
また、オプションカセット110が装着される給紙口の下方側には、用紙Pに含まれた水分を除湿するための除湿ヒータ300が設けられている。除湿ヒータ300は、CPU1000が制御する除湿ヒータ駆動部310(図2)により供給される電源を受けてオプションカセット110の下部を昇温する温度がコントロールされている。
標準カセット100に収納されている用紙Pは、標準カセット給紙ローラ101と分離手段(不図示)とにより、一枚ずつ分離給送されて送り出される。
また、オプションカセット110に収納されている用紙Pは、オプションカセット給紙ローラ111と分離手段(不図示)とにより、一枚ずつ分離給送されて送り出される。
また、本実施形態に示す画像形成装置には、手差し給紙部を備え、給紙台に載置された用紙Pを給紙可能に構成されている。
図2において、CPU1000は、パソコンなどの外部機器1100から送られる画像データをUSBまたはLANに対応づけられたI/F260を介して通信を行い、プリンタの印刷に必要なビットデータに展開すると共に、印刷情報(印刷ジョブ)を取得して、プリント処理を制御する。なお、USBまたはLANに対応するI/Fを個別に設けて、双方から画像データや印刷ジョブを受信する構成としてもよい。
図3において、画像データ406は各種情報が1つのパケットとして送られる。
IDナンバー401は、個々の画像データを識別するための情報である。用紙サイズ402は、印刷対象の用紙の長さと幅の寸法をミリメートル単位で指定される。給紙口403は、用紙を給紙する給紙口を指定する情報である。排紙口404は、印刷した用紙を排紙する排紙口を指定する情報である。
印刷モード405は、用紙の坪量(g/m2)又は用紙の種類に応じた制御を指定するために準備されており、薄紙モード、普通紙モード、厚紙モードなどがある。本実施形態では、シート種別として薄紙、普通紙、厚紙を選択可能である。
CPU1000によって、プリンタを制御するためのプログラムは、ROM1001に格納されている。また、RAM1002は、プリンタを制御する際、処理データの読み書きをするために使用している。NVRAM1020は、読み書き可能な不揮発性メモリであり、プリンタの電源をOFFした場合でも保持したいデータを格納している。
操作部250は、印刷情報、印刷の進捗状態などの表示、また、プリンタの各種設定をするために使用する。
また、標準カセット100、オプションカセット110にセットした用紙の紙種は操作部250により設定することができるように構成されている。
〔第1の給紙制御〕
まず、使用者が除湿ヒータ300の接続されていない給紙口から、吸湿による影響を受けやすい用紙の給紙が指示された場合の動作について説明する。
S101では、CPU1000が操作部250で設定されている各給紙口への除湿ヒータ300の接続状態の判断を行っている。全ての給紙口あるいは、いずれかの給紙口に除湿ヒータ300が接続されているとCPU1000が判断した場合は、CPU1000は処理をS102に進める。
S103では、CPU1000が外部機器1100から受け取った印刷情報より、印刷モード405が特定のモード、本実施形態では薄紙モードであるか否かを判断する。
本実施形態において、印刷モード405には、薄紙モード、普通紙モード、厚紙モードなどがあり、用紙の坪量[g/m2]又は用紙の種類に応じた、現像、転写、定着温調などのプリンタ制御が行われる。
S104で、CPU1000は図5の(a)のUI画面のように操作部250に「薄紙は、除湿ヒータのあるカセットからの給紙をお奨めします。」とメッセージを表示する。
S106で、CPU1000は、「確認」ボタンが押されることに応答して、図5の(a)に示すUI画面から図5の(b)に示すUI画面のように操作部250に「給紙口を変更しますか?」と給紙口変更を促すメッセージを表示する。
図5の(b)には、除湿ヒータ300が接続されている変更可能なカセットの候補が表示される。本実施形態では、カセット2が候補として表示される。ここで、カセット2は、オプションカセット110に対応するものとする。なお、カセット2の位置を、装置構成を示すグラフィックスで表示する構成を採用してもよい。
一方、「はい」ボタンが選択されたとCPU1000が判断した場合は、CPU1000は処理をS108に進める。
S108で、CPU1000は実行中の印刷ジョブのキャンセルを行い、処理をS109に進める。S109では、CPU1000は現在設定されている給紙口を除湿ヒータ300が接続された給紙口に変更し、印刷ジョブの再設定を行い、CPU1000は、処理をS101に戻す。そして、CPU1000は、再度、S101からの処理を繰り返す。
これにより、再開された印刷ジョブにおいて、用紙Pを給紙する給紙口が除湿ヒータ300の接続された給紙口に変更されているので、S102で、CPU1000が指定給紙口に除湿ヒータ300があると判断し、処理をS120に進める。そして、S120で、CPU1000は、給紙した用紙Pに対して印刷を開始する。
そして、S121でCPU1000が印刷ジョブはない(ジョブ終了)と判断した場合、処理をS122へ進める。そして、S122でCPU1000が印刷ジョブに対する印刷処理が終了したと判断して、本フローチャートの処理を終了する。
S101で、CPU1000が全ての給紙口に除湿ヒータ300が接続されていないと判断した場合、除湿ヒータ300の接続されている給紙口に変更することができないため、処理をS120に進める。そして、CPU1000は印刷ジョブで設定された印刷処理を開始する。
なお、S101で、全ての給紙口あるいは、いずれかの給紙口に除湿ヒータ300が接続されているとCPU1000が判断した場合は、処理をS102に進める。
一方、S102で、CPU1000が指定給紙口に除湿ヒータ300が接続されていないと判断した場合は、処理をS103に進める。
S103で、CPU1000が薄紙モード以外の厚紙モードなどと判断した場合は、処理をS120に進める。
厚紙は、吸湿していても用紙搬送性、排紙積載性を大きく低下させることがないため、このような処理にしている。
※すでに説明している。※段落0038の1行目の記載や次段落の記載を考慮すると、ここで確認メッセージが表示された後の処理であるS107 の説明をするのはおかしい。
このようにすることで、除湿ヒータ300が接続されていない給紙口を指定された場合であっても、用紙搬送性、排紙積載性に影響を与えない条件の場合は、確認メッセージを表示することなく印刷を行うことが可能となる。
図6は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、除湿ヒータ300を駆動して印刷ジョブを処理する例である。なお、各ステップは、CPU1000がROM1001記憶された制御プログラムを実行することで実現される。以下、第1実施形態に示すステップと異なる処理を説明し、同様のステップの処理については説明を省略する。
〔第2の給紙制御〕
一方、相対湿度パーセントが80%未満であるとCPU1000が判断した場合は、用紙搬送性、排紙積載性を大きく低下させることがないと判断して、S201から処理をS120に進めて、印刷ジョブの印刷処理を開始する。
このように、環境センサ230の相対湿度の検出結果に応じて、確認メッセージを表示するか否かを判断しているので、空調管理されたオフィス環境などでは、用紙搬送性、排紙積載性を維持しつつ、確認メッセージを表示することなく印刷を行うことが可能となる。
また、用紙搬送性、排紙積載性に影響を与える条件の時のみ、確認メッセージを表示することで、高湿環境での用紙搬送性、排紙積載性の向上を図ることが可能となる。
図7は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、除湿ヒータ300を駆動して印刷ジョブを処理する例である。なお、各ステップは、CPU1000がROM1001記憶された制御プログラムを実行することで実現される。以下、第1実施形態に示すステップと異なる処理を説明し、同様のステップの処理については説明を省略する。
CPU1000は、画像形成装置が設置される居室等の環境状態を環境検知手段として機能する環境センサ230で検知し、当該検知結果に基づき、除湿ヒータ駆動部310を制御し、除湿ヒータ300の通電を制御している。
一方、除湿ヒータ300が駆動されていないとCPU1000が判断した場合は、吸湿の影響がなく、除湿ヒータ300の通電が必要ないと判断されている状態であると判断して、S201から処理をS120に進めて、印刷ジョブの印刷処理を開始する。
また、用紙搬送性、排紙積載性に影響を与える条件の時のみ、確認メッセージを表示することで、高湿環境での用紙搬送性、排紙積載性の向上を図ることが可能となる。
図8は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、用紙をカセットにセットする時の制御例である。なお、各ステップは、CPU1000がROM1001記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
そこで、本実施形態では、S401で、CPU1000が標準カセット100とオプションカセット110のいずれかがオープン(開状態)しているかどうかを標準カセット開閉検知部104とオプションカセット開閉検知部114の出力状態から判断する。ここで、標準カセット開閉検知部104とオプションカセット開閉検知部114がオープンしているとCPU1000が判断した場合、処理をS402へ進める。
一方、S402で、全ての給紙口に除湿ヒータ300が接続されていないとCPU1000が判断した場合は、本処理を終了する。
一方、S403で、開かれたカセットに除湿ヒータ300が接続されていないと判断した場合は、処理をS404へ進める。
S404で、CPU1000は、図5の(c)に示すUI画面を用いて操作部250に「薄紙は、除湿ヒータのあるカセットにセットすることをお奨めします。」とメッセージを表示する。
図5の(c)には、除湿ヒータ300が接続されているカセットが表示される。本実施形態では、カセット2が表示される例を示す。
そして、S405で、「確認」ボタンが押されたとCPU1000が判断した場合、本処理を終了する。
このようにすることで、薄紙を除湿ヒータ300が設けられた給紙口に用紙をセットすることを促すことで、用紙搬送性、排紙積載性が低下しないように、ユーザによる用紙のセット操作を誘導することが可能となる。その結果、吸湿による影響のある薄紙であっても、用紙搬送性、排紙積載性の向上を図ることが可能となる。
104 標準カセット開閉検知部
110 オプションカセット(カセット2)
114 オプションカセット開閉検知部
230 環境センサ
250 操作部
300 除湿ヒータ
1000 CPU
Claims (7)
- シートを収容した給紙手段を装着する複数の給紙口を有する画像形成装置であって、
いずれかの給紙口に設けられ、当該給紙口に装着される給紙手段を加熱して収容されたシートを除湿する除湿手段と、
印刷情報に設定されるシート種別を指定する印刷モードが特定のモードである場合、前記除湿手段が設けられた給紙口から給紙することを促す第1のメッセージを表示手段に表示する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記表示手段に表示された第1のメッセージに対する応答を受けて、シートを前記除湿手段が設けられた給紙口に装着することを促す第2のメッセージを表示手段に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記シートを収容する給紙手段の湿度を検知する検知手段を有し、
前記検知手段が検知した湿度パーセントが所定の値以上である場合、前記判断手段が指定された給紙口に前記除湿手段が設けられず、かつ、給紙するシートの種別が除湿すべきシート種別に該当するかどうかを判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置が設置される環境状態を検知する環境検知手段と、
前記環境検知手段が検知する環境状態に応じて、前記除湿手段の駆動を制御する除湿制御手段と、を有し、
前記除湿制御手段が前記除湿手段を駆動している場合、前記判断手段が指定された給紙口に前記除湿手段が設けられず、かつ、給紙するシートの種別が除湿すべきシート種別に該当するかどうかを判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記除湿手段が設けられていない給紙口に前記給紙手段が装着された場合、給紙するシートの種別が除湿すべきシート種別である場合は、前記制御手段は、当該給紙手段を前記除湿手段が設けられた給紙口に装着することを促す第3のメッセージを表示手段に表示することを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- シートを収容した給紙手段を装着する複数の給紙口を有する画像形成装置の制御方法であって、いずれかの給紙口に装着される給紙手段を加熱して収容されたシートを除湿する除湿手段が設けられ、印刷情報に設定されるシート種別を指定する印刷モードが特定のモードである場合、前記除湿手段が設けられた給紙口から給紙することを促す第1のメッセージを表示手段に表示する制御工程を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
- 請求項6に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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