JP2018069801A - ハイブリッド車両の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動機を大型化することなく、電動機から駆動輪に伝達されるトルクを大きくできるハイブリッド車両の駆動装置を提供すること。
【解決手段】トランスアクスル3において、電動機30の出力歯車32は、複数の従動歯車11、12、13の中で最も歯数の多い1速段用の従動歯車11と噛み合っている。トランスアクスル3は、出力歯車32から1速段用の従動歯車11に伝達された動力を、出力軸7、ディファレンシャル装置25を経て駆動輪27L、27Rに伝達している。1速段用の従動歯車11は、出力軸7に固定されて出力軸7と常時一体回転する。トランスアクスル3は、電動機30の回転軸31に設けられる出力歯車32と、複数の従動歯車11、12、13の中で最も歯数の多い1速段用の従動歯車11に出力歯車32から動力を伝達する動力伝達機構34と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両の駆動装置に関する。
ハイブリッド車両は、内燃機関および電動機の少なくとも一方から出力された動力を駆動輪に伝達して走行するようになっている。従来のこの種のハイブリッド車両の駆動装置として特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載のハイブリッド車両の駆動装置は、平行軸歯車式の変速機とディファレンシャル装置とを有しており、変速機の出力軸と、駆動輪に連結される駆動軸と、電動機の回転軸とが、互いに異なる位置に平行に配置されている。また、ディファレンシャル装置のケースに設けられるファイナル従動歯車は、変速機の出力軸に設けられる歯車と噛合うとともに、電動機の回転軸に設けられた歯車とも噛合うようになっている。
したがって、特許文献1に記載のハイブリッド車両の駆動装置は、変速機で減速された内燃機関の駆動力と、電動機の駆動力と、をファイナル従動歯車に入力している。
特開2002−160540号公報
しかしながら、特許文献1に記載のハイブリッド車両の駆動装置では、内燃機関の駆動力が変速機で減速されてからファイナル従動歯車に入力されるのに対し、電動機の駆動力は、減速されることなくファイナル従動歯車に入力されている。
このため、特許文献1に記載のハイブリッド車両の駆動装置は、電動機の回転軸の歯車とファイナル従動歯車との噛合いによる減速だけでは、電動機のトルクを十分に増幅するだけの減速比を得ることができなかった。したがって、特許文献1に記載のハイブリッド車両の駆動装置は、電動機から駆動輪に伝達されるトルクを大きくすることができず、トルクを大きくするためには電動機を大きくしなければならないという問題があった。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、電動機を大型化することなく、電動機から駆動輪に伝達されるトルクを大きくできるハイブリッド車両の駆動装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、内燃機関の動力が入力される入力軸と、前記入力軸と平行に配置された出力軸とを有する平行軸歯車式の変速機と、前記出力軸から伝達された動力を左右の駆動輪に差動回転自在に伝達するディファレンシャル装置と、を備え、前記内燃機関および電動機の少なくとも一方から出力された動力を前記駆動輪に伝達して走行するハイブリッド車両の駆動装置であって、前記出力軸に設けられるファイナル駆動歯車および複数の従動歯車と、前記入力軸に設けられ、前記複数の従動歯車と噛合って変速段を形成する複数の駆動歯車と、前記ディファレンシャル装置に設けられ、前記ファイナル駆動歯車と噛合うファイナル従動歯車と、前記電動機の回転軸に設けられる出力歯車と、を備え、前記出力歯車は、前記複数の従動歯車の中で最も歯数の多い1速段用の従動歯車と噛み合い、前記出力歯車から前記1速段用の従動歯車に伝達された動力を、前記出力軸、前記ディファレンシャル装置を経て前記駆動輪に伝達することを特徴とする。
このように上記の本発明によれば、電動機を大型化することなく、電動機から駆動輪に伝達されるトルクを大きくできる。
図1は、本発明の第1実施例に係る駆動装置を備えた車両の構成図である。 図2は、本発明の第2実施例に係る駆動装置を備えた車両の構成図である。
本発明の一実施の形態に係るハイブリッド車両の駆動装置は、内燃機関の動力が入力される入力軸と、入力軸と平行に配置された出力軸とを有する平行軸歯車式の変速機と、出力軸から伝達された動力を左右の駆動輪に差動回転自在に伝達するディファレンシャル装置と、を備え、内燃機関および電動機の少なくとも一方から出力された動力を駆動輪に伝達して走行するハイブリッド車両の駆動装置であって、出力軸に設けられるファイナル駆動歯車および複数の従動歯車と、入力軸に設けられ、複数の従動歯車と噛合って変速段を形成する複数の駆動歯車と、ディファレンシャル装置に設けられ、ファイナル駆動歯車と噛合うファイナル従動歯車と、電動機の回転軸に設けられる出力歯車と、を備え、出力歯車は、複数の従動歯車の中で最も歯数の多い1速段用の従動歯車と噛み合い、出力歯車から1速段用の従動歯車に伝達された動力を、出力軸、ディファレンシャル装置を経て駆動輪に伝達することを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係るハイブリッド車両の駆動装置は、電動機を大型化することなく、電動機から駆動輪に伝達されるトルクを大きくできる。
以下、本発明に係るハイブリッド車両の駆動装置の第1実施例について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施例に係るハイブリッド車両の駆動装置を示す図である。
まず、構成を説明する。図1において、ハイブリッド車両1は、内燃機関2、変速機4、ディファレンシャル装置25、駆動輪27L、27R、電動機30を備えている。
内燃機関2は、シリンダブロック2Aの内部にクランクシャフト2Bを回転自在に備えている。クランクシャフト2Bは、図示しないコネクティングロッドを介して図示しない複数のピストンに連結されており、混合気の燃焼によるピストンの上下運動を回転運動に変換する。
変速機4は、平行軸歯車式の変速機であり、内燃機関2の動力が入力される入力軸6と、この入力軸6と平行に配置された出力軸7とを備えている。
変速機4およびディファレンシャル装置25は、共通のトランスアクスルケース3Aに収容されており、トランスアクスル3を構成している。トランスアクスル3は本発明のハイブリッド車両の駆動装置を構成している。
入力軸6は、トランスアクスルケース3Aに回転自在に支持されており、発進装置としてのクラッチ20を介してクランクシャフト2Bに連結されている。クラッチ20は、図示しないクラッチペダルの操作に伴ってクランクシャフト2Bと入力軸6とを連結して内燃機関2の動力を変速機4に伝達する。また、クラッチ20は、クランクシャフト2Bと入力軸6との連結を解除して、内燃機関2から変速機4に伝達される動力を遮断する。
出力軸7には、内燃機関2側から順にファイナル駆動歯車14および従動歯車11、12、13が設けられている。
入力軸6には、内燃機関2側から順に、駆動歯車8、9、10が設けられており、この駆動歯車8、9、10は、従動歯車11、12、13とそれぞれ噛合って変速段を形成している。駆動歯車8および従動歯車11は1速段を形成し、駆動歯車9および従動歯車12は2速段を形成し、駆動歯車10および従動歯車13は3速段を形成している。
ここで、従動歯車11、12、13の中で1速段用の従動歯車11は最も歯数が多くなっている。また、駆動歯車8、9、10の中で1速段用の駆動歯車8は最も歯数が少なくなっている。
ディファレンシャル装置25は、ファイナル従動歯車15を有するデフケース25Aを備えており、ファイナル従動歯車15はファイナル駆動歯車14と噛合っている。ディファレンシャル装置25は、ファイナル駆動歯車14からファイナル従動歯車15に入力された動力を左右のドライブシャフト26L、26Rを介して左右の駆動輪27L、27Rに分配する。したがって、ディファレンシャル装置25は、出力軸7から伝達された動力を左右の駆動輪27L、27Rに差動回転自在に伝達する。
入力軸6の軸線方向において駆動歯車9、10の間には噛み合いクラッチ17が設けられている。噛み合いクラッチ17は、入力軸6に固定されたクラッチハブ18と、このクラッチハブ18と同軸上で、入力軸6の軸線方向に移動自在に設けられたハブスリーブ19と、を含んで構成される。
ハブスリーブ19には図示しないシフトフォークが連結されており、運転者による図示しないシフトレバーの操作力、または、図示しないシフトアクチュエータの操作力によりシフトフォークが操作され、このシフトフォークがハブスリーブ19を入力軸6の軸線方向に移動する。
噛み合いクラッチ17において、ハブスリーブ19が図1中、右方に移動すると、ハブスリーブ19が駆動歯車9の側面の図示しない歯車ピースおよびクラッチハブ18に同時に噛み合う。これにより、駆動歯車9がハブスリーブ19を介して入力軸6に連結され、内燃機関2の動力が駆動歯車9から従動歯車12を介して出力軸7に動力が伝達される。
噛み合いクラッチ17において、ハブスリーブ19が図1中、左方に移動すると、ハブスリーブ19が駆動歯車10の側面の図示しない歯車ピースおよびクラッチハブ18に同時に噛み合う。
これにより、駆動歯車10がハブスリーブ19を介して入力軸6に連結され、内燃機関2の動力が駆動歯車10から従動歯車13を介して出力軸7に伝達される。このように噛み合いクラッチ17は、駆動歯車9、10に選択的に係合することにより、選択的に係合した駆動歯車9、10を入力軸6に固定して一体回転させることで、2速段または3速段の動力伝達経路を成立させる。
一方、1速段用の従動歯車11は、出力軸7に固定されて出力軸7と常時一体回転している。また、1速段用の従動歯車11と噛合う1速段用の駆動歯車8は、ワンウェイクラッチ40を介して入力軸6に設けられている。
ワンウェイクラッチ40は、入力軸6の回転速度が1速段用の駆動歯車8の回転速度より速いときは、1速段用の駆動歯車8と入力軸6とを一体回転させるようになっている。また、ワンウェイクラッチ40は、入力軸6の回転速度が1速段用の駆動歯車8の回転速度より遅いときは、1速段用の駆動歯車8に対して入力軸6を空転させるようになっている。
電動機30は、回転軸31と、この回転軸31に設けられた出力歯車32とを備えている。電動機30は、その回転軸31が入力軸6および出力軸7と平行になるように、トランスアクスルケース3A内に配置されている。出力歯車32は、従動歯車11、12、13の中で最も歯数の多い1速段用の従動歯車11と噛み合っている。
このように構成されたトランスアクスル3は、電動機30の出力歯車32から1速段用の従動歯車11に伝達された動力を、出力軸7、ディファレンシャル装置25を経て駆動輪27L、27Rに伝達する。これにより、ハイブリッド車両1は、内燃機関2および電動機30の少なくとも一方から出力された動力を駆動輪27L、27Rに伝達して走行する。
次に作用効果を説明する。本実施例のトランスアクスル3において、電動機30の出力歯車32は、複数の従動歯車11、12、13の中で最も歯数の多い1速段用の従動歯車11と噛み合っている。そして、トランスアクスル3は、出力歯車32から1速段用の従動歯車11に伝達された動力を、出力軸7、ディファレンシャル装置25を経て駆動輪27L、27Rに伝達している。
これにより、変速機4において大径で歯数の多い1速段用の従動歯車11を、電動機30の減速用の歯車として共用できるため、減速用に新たな歯車を追加することなく大きな減速比を得ることができ、1速段用の従動歯車11を用いて電動機30のトルクを増幅できる。
このため、電動機30を大型化することなく、電動機30から駆動輪27L、27Rに伝達されるトルクを大きくできる。
また、本実施例のトランスアクスル3において、1速段用の従動歯車11は、出力軸7に固定されて出力軸7と常時一体回転する。
ここで、各種の変速機の中には、1速段用の従動歯車を出力軸に遊転可能に配置しておき、1速段にシフトしたときのみ、噛み合いクラッチにより従動歯車を出力軸に一体回転可能に連結する構成のものがある。すなわち、噛み合いクラッチを1速段用の駆動歯車の側に設けるのではなく、1速段用の従動歯車の側に設けたものがある。
1速段用の従動歯車を出力軸に遊転可能に配置した変速機において本実施例のように電動機30の出力歯車32を1速段用の従動歯車に噛合わせた場合、1速段にシフトしないと電動機30の動力が出力軸に伝達されない。
そこで、本実施例では、1速段の従動歯車を出力軸7に固定して出力軸7と常時一体回転させることで、電動機30の駆動力を、出力軸7を介してディファレンシャル装置25に常時伝達できる。
また、本実施例のトランスアクスル3において、1速段用の駆動歯車8は、ワンウェイクラッチ40を介して入力軸6に設けられている。
そして、ワンウェイクラッチ40は、入力軸6の回転速度が1速段用の駆動歯車8の回転速度より速いときは、1速段用の駆動歯車8と入力軸6とを一体回転させ、入力軸6の回転速度が1速段用の駆動歯車8の回転速度より遅いときは、1速段用の駆動歯車8に対して入力軸6を空転させる。
これにより、内燃機関2が停止して電動機30の動力のみで走行する場合には、入力軸6の回転速度が1速段用の駆動歯車8の回転速度より遅くなり、ワンウェイクラッチ40の働きにより1速段用の駆動歯車8に対して入力軸6が空転する。このため、電動機30の動力みで走行する際に、内燃機関2を変速機4から自動的に断絶させることができ、内燃機関2が連れ回ってしまうのを防止できる。
また、内燃機関2を始動して機関回転数を上げると、入力軸6の回転速度が1速段用の駆動歯車8の回転速度より速くなり、ワンウェイクラッチ40の働きにより1速段用の駆動歯車8と入力軸6とが一体回転する。このため、電動機30の動力による走行から内燃機関2の動力による走行に自動的に切り替えることができる。
このように、1速段の従動歯車11が出力軸7に固定されていても、アクチュエータや制御回路を設けることなく、電動機30の動力による走行と内燃機関2の動力による走行とに自動的に切り替えることができる。
次に、本発明に係るハイブリッド車両の駆動装置の第2実施例について、図面を用いて説明する。図2は、本発明の第2実施例に係るハイブリッド車両の駆動装置を示す図である。なお、第1実施例と同じ構成部材には同じ符号を用いて説明する。第2実施例は、電動機30と1速段用の従動歯車11との間に動力伝達機構を備えている点において、第1実施例と異なっている。
図2において、ハイブリッド車両1は、電動機30と1速段用の従動歯車11との間に動力伝達機構34を備えている。動力伝達機構34は、回転軸31と平行に配置された中間軸35と、中間軸35に設けられた中間軸従動歯車36および中間軸出力歯車37と、を備えている。
中間軸従動歯車36は出力歯車32と噛み合っており、中間軸出力歯車37は1速段用の従動歯車11と噛み合っている。これにより、動力伝達機構34は、複数の従動歯車11、12、13の中で最も歯数の多い1速段用の従動歯車11に出力歯車32から動力を伝達している。
このハイブリッド車両1は、出力歯車32から動力伝達機構34を介して1速段用の従動歯車11に伝達された動力を、出力軸7、ディファレンシャル装置25を経て駆動輪27L、27Rに伝達する。
なお、動力伝達機構34は、電動機30から伝達された回転を減速して1速段用の従動歯車11に伝達するように、中間軸従動歯車36および中間軸出力歯車37の歯数を設定してもよい。また、動力伝達機構34は、チェーンとスプロケットとからなる巻掛け式動力伝達機構であってもよい。
次に作用効果を説明する。本実施例では、トランスアクスル3は、電動機30の回転軸31に設けられる出力歯車32と、複数の従動歯車11、12、13の中で最も歯数の多い1速段用の従動歯車11に出力歯車32から動力を伝達する動力伝達機構34と、を備えている。
これにより、変速機4の出力軸7と電動機30との間隔を大きくできるため、電動機30の形状やサイズの制約を低減でき、電動機30を固定するブラケットを配置しやすくできる。また、電動機30をディファレンシャル装置25側に配置することも可能になる。特に、動力伝達機構34としてチェーン等の巻掛け式動力伝達機構を用いた場合は、変速機4の出力軸7と電動機30との間隔をより大きくできる。したがって、電動機30の形状、サイズ、搭載位置、搭載方法の設計自由度を向上させることができる。
また、動力伝達機構34で減速を行うようにすることで、電動機30から駆動輪27L、27Rまでの減速比を大きくすることができる。
また、本実施例では、動力伝達機構34は、回転軸31と平行に配置された中間軸35と、中間軸35に設けられた中間軸従動歯車36および中間軸出力歯車37と、を有する。そして、中間軸従動歯車36は、出力歯車32と噛み合い、中間軸出力歯車37は、1速段用の従動歯車11と噛み合っている。
これにより、中間軸35上で減速が行われるように中間軸従動歯車36の歯数と中間軸出力歯車37の歯数とを設定することで、電動機30のトルクを中間軸35上で増幅して1速段用の従動歯車11に伝達できる。また、動力伝達機構34をチェーン等の巻掛け式動力伝達機構から構成する場合と比較して、小さなサイズで減速比を大きくでき、静粛性を向上できる。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 ハイブリッド車両
2 内燃機関
3 トランスアクスル(ハイブリッド車両の駆動装置)
4 変速機
6 入力軸
7 出力軸
8 駆動歯車(1速段用の駆動歯車)
9、10 駆動歯車
11 従動歯車(1速段用の従動歯車)
12、13 従動歯車
14 ファイナル駆動歯車
15 ファイナル従動歯車
25 ディファレンシャル装置
27L、27R 駆動輪
30 電動機
31 回転軸
32 出力歯車
34 動力伝達機構
35 中間軸
36 中間軸従動歯車
37 中間軸出力歯車
40 ワンウェイクラッチ

Claims (5)

  1. 内燃機関の動力が入力される入力軸と、前記入力軸と平行に配置された出力軸とを有する平行軸歯車式の変速機と、
    前記出力軸から伝達された動力を左右の駆動輪に差動回転自在に伝達するディファレンシャル装置と、を備え、
    前記内燃機関および電動機の少なくとも一方から出力された動力を前記駆動輪に伝達して走行するハイブリッド車両の駆動装置であって、
    前記出力軸に設けられるファイナル駆動歯車および複数の従動歯車と、
    前記入力軸に設けられ、前記複数の従動歯車と噛合って変速段を形成する複数の駆動歯車と、
    前記ディファレンシャル装置に設けられ、前記ファイナル駆動歯車と噛合うファイナル従動歯車と、
    前記電動機の回転軸に設けられる出力歯車と、を備え、
    前記出力歯車は、前記複数の従動歯車の中で最も歯数の多い1速段用の従動歯車と噛み合い、
    前記出力歯車から前記1速段用の従動歯車に伝達された動力を、前記出力軸、前記ディファレンシャル装置を経て前記駆動輪に伝達することを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。
  2. 前記1速段用の従動歯車は、前記出力軸に固定されて前記出力軸と常時一体回転することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  3. 前記複数の駆動歯車のうち、前記1速段用の従動歯車と噛合う1速段用の駆動歯車は、ワンウェイクラッチを介して前記入力軸に設けられ、
    前記ワンウェイクラッチは、
    前記入力軸の回転速度が前記1速段用の駆動歯車の回転速度より速いときは、前記1速段用の駆動歯車と前記入力軸とを一体回転させ、
    前記入力軸の回転速度が前記1速段用の駆動歯車の回転速度より遅いときは、前記1速段用の駆動歯車に対して前記入力軸を空転させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  4. 内燃機関の動力が入力される入力軸と、前記入力軸と平行に配置された出力軸とを有する平行軸歯車式の変速機と、
    前記出力軸から伝達された動力を左右の駆動輪に差動回転自在に伝達するディファレンシャル装置と、を備え、
    前記内燃機関および電動機の少なくとも一方から出力された動力を前記駆動輪に伝達して走行するハイブリッド車両の駆動装置であって、
    前記出力軸に設けられるファイナル駆動歯車および複数の従動歯車と、
    前記入力軸に設けられ、前記複数の従動歯車と噛合って変速段を形成する複数の駆動歯車と、
    前記ディファレンシャル装置に設けられ、前記ファイナル駆動歯車と噛合うファイナル従動歯車と、
    前記電動機の回転軸に設けられる出力歯車と、
    前記複数の従動歯車の中で最も歯数の多い1速段用の従動歯車に前記出力歯車から動力を伝達する動力伝達機構と、を備え、
    前記出力歯車から前記動力伝達機構を介して前記1速段用の従動歯車に伝達された動力を、前記出力軸、前記ディファレンシャル装置を経て前記駆動輪に伝達することを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。
  5. 前記動力伝達機構は、
    前記回転軸と平行に配置された中間軸と、
    前記中間軸に設けられた中間軸従動歯車および中間軸出力歯車と、を有し、
    前記中間軸従動歯車は、前記出力歯車と噛み合い、
    前記中間軸出力歯車は、前記1速段用の従動歯車と噛み合い、
    前記出力歯車から前記中間軸を経て前記1速段用の従動歯車に伝達された動力を、前記出力軸、前記ディファレンシャル装置を経て前記駆動輪に伝達することを特徴とする請求項4に記載のハイブリッド車両の駆動装置。
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