JP2018068932A - デスクの間隔保持装置 - Google Patents

デスクの間隔保持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018068932A
JP2018068932A JP2016216079A JP2016216079A JP2018068932A JP 2018068932 A JP2018068932 A JP 2018068932A JP 2016216079 A JP2016216079 A JP 2016216079A JP 2016216079 A JP2016216079 A JP 2016216079A JP 2018068932 A JP2018068932 A JP 2018068932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adjuster
desk
interval holding
extending
desks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016216079A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6869007B2 (ja
Inventor
登 森下
Noboru Morishita
登 森下
幸一 保富
Koichi Yasutomi
幸一 保富
祐介 森本
Yusuke Morimoto
祐介 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Co Ltd
Priority to JP2016216079A priority Critical patent/JP6869007B2/ja
Publication of JP2018068932A publication Critical patent/JP2018068932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6869007B2 publication Critical patent/JP6869007B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Legs For Furniture In General (AREA)

Abstract

【課題】複数のデスクを安定して正確に配列させ得るデスクの間隔保持装置を提供する。【解決手段】本発明に係るデスクの間隔保持装置は横連結装置1に相当する。すなわち当該横連結装置1は、隣接するデスクの脚本体に上下動可能に取り付けられたアジャスタの間隔を保持するものであって、アジャスタに係合するアジャスタ係合部11と、このアジャスタ係合部11から水平方向に延伸する間隔保持部12と、この間隔保持部12が脚本体の前後に取り付けられたアジャスタの前後方向と直交する横方向に延出する姿勢をとったときに脚本体に対する上下位置に関わらずアジャスタが取り付けられている脚本体の一部に当接して間隔保持部12の回転を規制する回り止め部13とを具備することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、複数のデスクを所定間隔にて連結するために用いられるデスクの間隔保持装置に関するものである。
従来、オフィス等の執務空間に複数のデスクたる天板付家具同士を所定距離並びに所定方向に配列することにより、執務空間を有効に利用できるようにするために、各デスク同士を連結する等によりデスクの間隔を保持するためのデスクの間隔保持装置が種々提案されている。
ここで近年、オフィスのユーザーの執務体勢に応じて天板の高さ位置を任意に変更することができるデスクが提案され、斯かるデスク同士であってもこれらデスク同士を整列させるべく、各デスク同士を所定距離並びに所定方向に整列させ得るデスクの間隔保持装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的に説明すると前記特許文献1に記載のデスクの間隔保持装置は、天板の昇降動作にデスク連結具が干渉しないよう、床面に設置するアジャスタ同士の相対距離を位置決めすることにより、隣接するデスクを連結している。具体的に説明すると同文献に記載のものは、アジャスタに半割り構造の金具の一方の分割片を係合させ、しかる後に、他方の分割片を係合させて、ねじにより分割片同士を締結することで、アジャスタから抜脱し得ない状態で連結金具であるデスクの間隔保持装置を取り付けてアジャスタ同士を連結するものである。
特開2016−86883号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているものは、デスク同士の間隔を正確に定めることができるものの、デスク同士を隣接させる方向を正確に位置決めし得るものとは言い難い。同文献に記載のものはデスクの脚に設けられているアジャスタに固定されるものであるが、アジャスタはその調整如何によって取付対象である脚本体との間の垂直方向の相対距離が異なる。そのため同文献のものは、アジャスタの調整如何によってはデスクを位置決めする方向を正確に設定し得ないものとなっている。このため特許文献1に記載のものでは、左右のデスクに付帯する前後ベースの両端アジャスタの一方を連結金具で連結したとしても、他方のアジャスタ間隔が連結金具の長さに合致しないことが多々にして起こり得る。このようなときは、既に取り付けた連結金具を緩めてデスクの位置調整を行うか、一旦連結金具を外してデスクの位置調整を行うか、いずれにしても煩わしい作業を強いられることになる。
本発明は、上記のような課題を解消することを目的としており、複数のデスクを安定して正確に配列させ得るデスクの間隔保持装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係るデスクの間隔保持装置は、隣接するデスクの脚本体に上下動可能に取り付けられたアジャスタの間隔を保持するものであって、前記アジャスタに係合するアジャスタ係合部と、このアジャスタ係合部から水平方向に延伸する間隔保持部と、この間隔保持部が前記脚本体の前後に取り付けられたアジャスタの前後方向と直交する横方向に延出する姿勢をとったときに前記脚本体に対する上下位置に関わらず前記アジャスタが取り付けられている前記脚本体の一部に当接して間隔保持部の回転を規制する回り止め部とを具備することを特徴とする。
このようなものであれば、アジャスタの調整位置に関わらず回り止め部を機能させることができるので、デスク同士を所定の方向に容易に位置づけつつ、正確な間隔で配置させることができる。すなわち本発明によれば、複数のデスクを安定して正確に配列させ得るデスクの間隔保持装置を提供することができる。
簡素な構成としつつも正確な回り止めを実現するためには、アジャスタ係合部をアジャスタに対して正逆方向に回転可能に係合するものとし、回り止め部を、間隔保持部がアジャスタに対し正逆何れか一方向に回転させた際に直交角度を超えた回転を規制するものとすることが望ましい。
特に、複数のデスクを所定方向に正確に配列させるための回り止め部の具体的な態様として、回り止め部が、間隔保持部の一部から立ち上がりアジャスタの上下位置に関わらず前脚本体に当接し得る突起を有している態様を挙げることができる。
そして取付対象であるデスクの種々の態様に対し広範に適用することができる回り止め部の具体的な態様として、間隔保持部を、略平行に延出する一対の延出部を有するものとし、回り止め部を、一対の延出部にそれぞれ設けられた突起を有したものとした態様を挙げることができる。
よりコンパクトな構成としつつも正確にデスクの間隔を保持し得るようにするための具体的な態様として、板金素材を主体とするものとし、アジャスタ係合部を板金素材を円環状に折り返した折り返し部により構成するとともに、間隔保持部を折り返し部の両端から直線状に対をなして延出する延出部により構成する態様を挙げることができる。
また、構成する部品の品種数を有効に削減し且つデスクへの装着を行い易いものとするためには、板金素材を主体とする対をなす同形状をなす間隔保持片を互いに締結することにより構成されるものとし、間隔保持片を、折り返し部の中心から板金素材の厚みに対応した寸法偏位した位置から延出部を延出させたものとすれば良い。斯かる構成により、同種の間隔保持片を向かい合わせて接続するのみで正確にアジャスタ間の距離を保持し得る平面視形状が実現される。
そして、デスク同士を連結する機能を有してなるものとすれば、デスク位置ずれを有効に抑制するのみならず、デスク自体の耐震性能の向上にも寄与し得る。
デスクへの着脱を容易なものとしてオフィスのレイアウト変更にも迅速に対応し得るようにするためには、アジャスタ係合部を、上下方向からアジャスタの抜き差しが可能なように内周を上方に開放したものとすることが望ましい。
本発明は、以上説明した構成であるから、複数のデスクを安定して正確に配列させ得るデスクの間隔保持装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る外観図。 同実施形態に係る平面図。 同実施形態に係る斜視図。 同実施形態に係る側面図。 同実施形態に係る他の側面図。 同実施形態に係る平面図及び要部拡大図。 同実施形態に係る作用説明図。 同上。 同実施形態に係る斜視図。 同実施形態に係る作用説明図。 同上。 同上。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図12を参照して説明する。
本実施形態に係るデスクDの間隔保持装置として機能し得る横連結装置1及び縦連結装置2は、例えばオフィスに配置されるデスクシステムDSの一構成要素として好適に利用され得るものであり、オフィス空間において複数のデスクDを所定の間隔を隔てた状態で整列させることにより、整頓されたオフィス空間を演出するためのものである。図1は、当該デスクシステムDSの外観を示している。そして図2では、各デスクDの構成を底面側から説明するためのものである。
すなわち本実施形態に係るデスクシステムDSは、図1に示すように、天板付家具である複数のデスクDと、これら複数のデスクDの間隔を保持し得るとして機能し得る横連結装置1及び縦連結装置2とを有する。まず、デスクDの構成について説明する。
本実施形態に係るデスクDは、天板D2を電動により上下に任意の高さ位置に昇降させ得るように構成されたものであり、床面に設置される脚D1と、この脚D1により上下昇降可能に配される天板D2とを主体としている。
また本実施形態に係るデスクDは図2に示すように、使用者或いはオフィスの設計者の要望に応じて、適宜天板D2の反使用縁側を仕切るための幕パネルD3、天板D2の側方を仕切るための側パネルD4を着脱可能に設置し得る。
脚D1は、上下方向に伸縮可能とすることにより天板D2を昇降させ得る昇降機構を主体とした脚支柱D13及びこの脚支柱D13を下方から支持する脚ベースD12とを有する脚本体D10と、この脚本体D10の脚ベースD12の下面側に前後方向に対をなして取り付けられたアジャスタD11とを有している。当該アジャスタD11は、本実施形態では各脚D1毎に前後方向端部近傍にそれぞれ設けられることにより、一つのデスクDあたり計四つ設けられたものであり、それぞれを水平方向に回転させることによって脚ベースD12の前端又は後端を上下に動作させることにより天板D2の上面を水平に調整し得るものである。
天板D2は、脚支柱D13の上端に下方から支持されることにより脚支柱D13の伸縮に応じて上下方向に使用者の図示しない操作部を介した操作によって任意に上下昇降し得るものである。そしてこの天板D2の上面側は上記アジャスタD11の調節により水平に面することが容易に可能である。この天板D2の下面側は、脚支柱D13に接続する構成のみならず、対をなす脚支柱D13の動作を同期させるための構造や天板D2上に載置する物品に必要とされるコード類を案内するための配線ダクト、また上記幕パネルD3、側パネルD4を取り付けるための構成を有している。本明細書ではこれらの構成については既存の種々の構成を適宜利用し得るため、詳細な説明を省略する。
幕パネルD3は、図2に示すように天板D2の平面視外側において天板D2の反使用縁における上下のいずれか、或いは天板D2の上下両方を仕切ることにより下肢空間を隠蔽する他、天板D2の反使用縁側にてデスクトップパネルとしての役割を担い得るものである。この幕パネルD3は、主体とする板状をなす幕板D30と、この幕板D30を天板D2の下面側を利用して固定するためのブラケットD31とを有している。
側パネルD4は、図2に示すように天板D2の平面視外側において天板D2の一又は両側における少なくとも上下の何れか、或いは天板D2の上下両方を仕切ることにより下肢空間を隠蔽したり、天板D2の側縁側にてデスクトップパネルとしての役割を担い得るものである。この側パネルD4は、主体となる板状をなす側板D40と、本実施形態では図示しないがこの側板D40を固定するための側ブラケットとを有している。
上記した側パネルD4並びに幕パネルD3の具体的な構成に関しては、幕板D30、側板D40の素材や天板D2への具体的な取付態様等、既存の種々の構成を適用し得るため、その具体的な構成を省略するものとする。
そして本実施形態に係るデスクシステムDSは、上記複数のデスクDに加え、これら複数のデスクDを横方向に連結するための横連結装置1、及び、前後方向すなわち縦方向に連結するための縦連結装置2を有している。
ここで、本実施形態に係るデスクDの間隔保持装置は横連結装置1に相当する。すなわち当該横連結装置1は、隣接するデスクDの脚本体D10に上下動可能に取り付けられたアジャスタD11の間隔を保持するものであって、アジャスタD11に係合するアジャスタ係合部11と、このアジャスタ係合部11から水平方向に延伸する間隔保持部12と、この間隔保持部12が脚本体D10の前後に取り付けられたアジャスタD11の前後方向と直交する横方向に延出する姿勢をとったときに脚本体D10に対する上下位置に関わらずアジャスタD11が取り付けられている脚本体D10の一部に当接して間隔保持部12の回転を規制する回り止め部13とを具備することを特徴とする。
以下、本実施形態に係るデスクDの間隔保持装置である横連結装置1及び縦連結装置2の各構成要素について説明する。
横連結装置1は、図1、図3〜図8に示すように、例えば適宜曲げ成形された開口を有する板金素材を主体とした一対の間隔保持片10を主体とし、そしてこれら間隔保持片10同士を連結するボルト、ナットを有している。この横連結装置1は、デスクD間の横方向の間隔を保持するのみならず、デスクD同士の相対動作を抑制する、換言すれば連結する役割を奏している。また本明細書では図示の便宜上、対をなす間隔保持片10同士を連結するためのボルト、ナットの図示を省略している。なお当該ボルト、ナットの構成は既存の種々のものを広く適用することができる。そしてこの横連結装置1は、アジャスタD11に係合するアジャスタ係合部11と、アジャスタD11の間隔を保持するための間隔保持部12と、デスクDに対する相対的な回動を禁止するための回り止め部13とを主に有している。
アジャスタ係合部11は、同図に示すように、間隔保持片10の一端側をアジャスタD11の外形に対応する円形形状に湾曲させて折り返した折り返し部11aからなるものとすることによりアジャスタD11に対して正逆方向に回転可能に係合するように形成されている。アジャスタ係合部11は、上下方向からアジャスタD11の抜き差しが可能なように内周を上方に開放したものである。これにより、このアジャスタ係合部11は通常の使用時ではアジャスタD11の床面上の動作を有効に規制し得るものの、例えば使用者の意図によりアジャスタD11をデスクDごと持ち上げ移動させればアジャスタD11に対する係合は容易に解除され得る。
間隔保持部12は、間隔保持片10に形成されたアジャスタ係合部11の端部からそれぞれ対をなして水平方向に延伸する延出部14を主体としている。延出部14は、一方、他方の延出部14にそれぞれ所定間隔の開口が穿たれ、これら開口を選択的に利用して対をなす間隔保持片10をねじ止めすることにより、一対のアジャスタ係合部11の離間距離が変更又は選択可能としている。具体的に説明すると、一方の延出部14には開口形状がそれぞれ異なるひし形孔16、丸孔17及び四角孔18が穿たれるとともに、他方の延出部14にはこれらひし形孔16、丸孔17及び四角孔18に適宜連通し得る小孔19が穿たれている。
回り止め部13は、上述した延出部14からそれぞれ上方へ向けて立設させた突起15を主体として構成されてなる。これら個々の回り止め部13はアジャスタ係合部11がアジャスタD11に対し正逆何れか一方向に回転させた際に脚本体D10の当たり面D14に当たる当接面15aを有している。図6(b)に図1の要部を拡大して示すように、この当接面15aが当たり面D14に当たることで、個々の突起15は間隔保持部12をアジャスタD11に対し正逆何れか一方向に回転させた際に直交角度を超えた回転を規制することができる。すなわち、これら突起15が対をなす延出部14からそれぞれ立設されていることは、この回り止め部13により間隔保持片10の脚本体D10に対する相対回動は完全に禁止される。
また当接面15aは、図6(b)に示すように、アジャスタD11の脚本体D10に対する相対動作範囲の全域に亘って当たり面D14に当接し得る。これにより、アジャスタD11の状態如何によって回り止め部13の機能が損なわれることは無い。
ここで本実施形態では、特に図6(a)及び図7に示すように、同形状をなす間隔保持片10を互いに締結したときの平面視形状が180°回転させてもアジャスタ係合部11の位置がずれない同形状をなすよう、間隔保持片10が、アジャスタ係合部11を構成する湾曲形状に折り返した折り返し部11aの中心αから板金素材の厚みに対応した寸法偏位した位置から延出部14を延出させている。
また本実施形態では、上述の通り、対をなす間隔保持片10同士をねじ止めする位置を二態様に選択的に変更することにより、アジャスタ係合部11の離間距離を、図8に実線で示す近接位置(P1)と、想像線で示す離間位置(P2)とを取ることができる。近接位置(P1)では、ひし形孔16及び四角孔18が小孔19に連通し、これら側面視でこれら二箇所すなわち計四箇所をボルト及びナットによりねじ止めする。この近接位置(P1)は図1、そして図10に示すように側パネルD4を全く取り付けないデスクD同士を横方向に連結することによりデスクシステムDSを構成する際に利用する。また離間位置(P2)では、四角孔18を中間に位置する小孔19に連通させ、計二箇所をボルト及びナットによりねじ止めする。この離間位置(P2)は、図11及び図12に示すように何れか一方または両方のデスクDが側パネルD4を取り付けたものであるとき、これらデスクD同士を連結することによりデスクシステムDSを構成する際に利用する。
縦連結装置2は、図1、図9に示すように、デスクD同士を天板D2の反使用縁同士を付き合わせるときにこれらデスクD同士の距離を所定距離に設定し得るよう縦方向に連結する機能を有してなる。この縦連結装置2は上記横連結装置1同様、隣接するデスクDの脚本体D10に取り付けられたアジャスタD11の間隔を保持する点、アジャスタD11に係合する一対のアジャスタ係合部2bと、このアジャスタ係合部2bから水平方向に延伸する間隔保持部12に相当する要素であるプレート体2aとを有している点は同様である。
この縦連結装置2は、例えば板状をなす板金素材を所定の形状に打ち抜く等の加工を施すことにより構成したものであり、板状をなすプレート体2aの中央及び両端部分に適宜開口並びに凹みを構成することにより複数のアジャスタ係合部2bを形成している。換言すれば、複数のアジャスタ係合部2bのうち所定の二つのアジャスタ係合部2b間に介在しているプレート体2a自体が、間隔保持部に相当する。
アジャスタ係合部2bは、上述の通りプレート体に凹みや開口を打ち抜いたものであるため、上下方向からアジャスタD11の抜き差しが可能なように内周は勿論上方に開放されている。そして本実施形態に係る縦連結装置2は、対をなすアジャスタ係合部を構成すべくプレート体2aの長手方向中央に穿たれた平面視アジャスタD11の外径に略合致した真円状の開口である共通係合部21と、プレート体の両端にそれぞれアジャスタ係合部2bを構成するために形成された第一凹部23、第二凹部24及び第三凹部25を有した選択係合部22とを具備したものである。共通係合部21は、隣接するデスクDのうち何れか一方のデスクDのアジャスタD11に常に係合させるためのものである。選択係合部は、共通係合部21にアジャスタD11を係合させた状態で、他方のデスクDのアジャスタD11を第一凹部23、第二凹部24又は第三凹部25に係合させることにより、共通係合部21とともに離間距離が異なる複数のアジャスタ係合対である第一係合対(Q1)、第二係合対(Q2)及び第三係合対(Q3)を構成し得るものである。具体的に説明するとこの選択係合部22は、共通係合部21から長手方向すなわち延伸方向の一端に第一凹部23、第二凹部24を形成するとともに、他端に第三凹部25を配している。換言すれば、選択係合部22は、共通係合部21に対し同じ延伸方向に並列して設けられている。また本実施形態では、第一凹部23近傍に平面視ひし形形状をなすように板金素材を開口させたひし形穴26を設けるとともに、第三凹部25近傍に平面視概略円形状をなすように板金素材を開口させた円形穴27を設けている。これらひし形穴26、円形穴27を設けることにより、共通係合部21が一のアジャスタD11セットされた状態で、何れの選択係合部22を他のアジャスタD11にセットすべきかが、使用者は容易に判断し得るものとなっている。
そして、本実施形態に係るデスクシステムDSを構成するデスクDは上述の通り、使用者の要望により天板D2の平面視外側に幕パネルD3及び側パネルD4を選択的に取り付けることができる。これは幕パネルD3、側パネルD4の有無によって、デスクDの外形が異なることを意味する。そこで、図10〜図12を参照しつつ、デスクDにおける幕パネルD3、側パネルD4の有無による各態様に応じた横連結装置1並びに縦連結装置2の使用例について説明する。
図10は、デスクシステムDSを構成する各デスクDが全て幕パネルD3も側パネルD4も配していない態様、すなわち図1に対応した態様を示している。このとき横連結装置1を近接位置(P1)としている。また縦連結装置2は共通係合部21及び第一凹部23にアジャスタD11を係合させることにより第一係合対(Q1)を利用した態様としている。これにより、デスクシステムDSを構成する各デスクDの天板D2同士は勿論、天板D2上に載置された物品同士も干渉し難い態様が実現されている。
図11は、横方向に隣接する一方のデスクDのみに側パネルD4を配するとともに、縦方向に隣接する一方のデスクDのみに幕パネルD3を配した態様を示している。このとき横連結装置1は離間位置(P2)としている。また縦連結装置2は共通係合部21及び第二凹部24にアジャスタD11を係合させることにより第二係合対(Q2)を利用した態様としている。これにより図10同様、デスクシステムDSを構成する各デスクDの天板D2同士は勿論、天板D2上に載置された物品同士も干渉し難い態様が実現されている。
図12は、横方向に隣接する両方のデスクDと共に側パネルD4を配するとともに、縦方向に隣接する両方のデスクDと共に幕パネルD3を配した態様を示している。このとき横連結装置1は図11同様の離間位置(P2)としている。また縦連結装置2は共通係合部21及び第三凹部25にアジャスタD11を係合させることにより第三係合対(Q3)を利用した態様としている。これにより図10及び図11同様、デスクシステムDSを構成する各デスクDの天板D2同士は勿論、天板D2上に載置された物品同士も干渉し難い態様が実現されている。また同図のように第一係合対(Q1)、第二係合対(Q2)を利用した態様から第三係合対(Q3)を利用した態様へと変更するのは、縦連結装置2を共通係合部21を中心に180°回転させるだけで良い。
このように本実施形態に係るデスクシステムDSは、デスクDの間隔保持装置である横連結装置1並びに縦連結装置2を交換することなく、デスクDにおける幕パネルD3、側パネルD4の有無による各態様に応じて、天板D2同士の距離を変更しても、好適にデスクDの間隔が保持され得る所定の距離を正確に維持することができる。
以上のように、本実施形態に係るデスクDの間隔保持装置である横連結装置1はアジャスタD11が取り付けられている脚本体D10の一部に当接して間隔保持部12の回転を規制する回り止め部13を具備することを特徴とする。
斯かる構成により本実施形態では、アジャスタD11の調整位置に関わらず回り止め部13を機能させることができるので、デスクD同士を所定の方向に容易に位置づけつつ、正確な間隔で配置させ得るものとなっている。すなわち本実施形態によれば、複数のデスクDを安定して正確に配列させ得るデスクDの間隔保持装置としての横連結装置1が実現されている。
簡素な構成としつつも正確な回り止めを実現するために本実施形態では、アジャスタ係合部11をアジャスタD11に対して正逆方向に回転可能に係合するものとし、回り止め部13を、間隔保持部12がアジャスタD11に対し正逆何れか一方向に回転させた際に直交角度を超えた回転を規制するものとしている。
特に、複数のデスクDを所定方向に正確に配列させるための回り止め部13の具体的な態様として本実施形態では、回り止め部13が、間隔保持部12の一部から立ち上がりアジャスタD11の上下位置に関わらず脚本体D10に当接し得る突起15を有している態様を適用している。
そして取付対象であるデスクDの種々の態様に対し広範に適用することができる回り止め部13の具体的な態様として本実施形態では、間隔保持部12を、略平行に延出する一対の延出部14を有するものとし、回り止め部13を、一対の延出部14にそれぞれ設けられた突起15を設けた態様を適用している。
よりコンパクトな構成としつつも正確にデスクDの間隔を保持し得るようにするための具体的な態様として本実施形態では、間隔保持片10は板金素材を主体とするものとし、アジャスタ係合部11は板金素材を円環状に折り返した折り返し部11aにより構成するとともに、間隔保持部12は折り返し部の両端から直線状に対をなして延出する延出部14により構成する態様を適用している。
特に、構成する部品の品種数を有効に削減し且つデスクDへの装着を行い易いものとするために本実施形態では、板金素材を主体とする対をなす同形状をなす間隔保持片10を互いに締結することにより構成されるものとし、間隔保持片10を、折り返し部11aの中心から板金素材の厚みに対応した寸法偏位した位置から延出部14を延出させたものとしている。その結果、同種の間隔保持片10を向かい合わせて接続するのみで正確にアジャスタD11間の距離を保持し得る平面視形状が実現されている。
そして本実施形態に係る横連結装置1は、デスクD同士を連結する機能を有してなるものとすれば、デスクD位置ずれを有効に抑制するのみならず、デスクD自体の耐震性能の向上にも寄与している。
デスクDへの着脱を容易なものとしてオフィスのレイアウト変更にも迅速に対応し得るようにするために本実施形態に係る横連結装置1は、アジャスタ係合部11を、上下方向からアジャスタD11の抜き差しが可能なように内周を上方に開放した態様を適用している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。例えば上記実施形態では縦連結装置に回り止め部を配さなかったが、板金素材の一部を適宜折り曲げ成形することによってデスクの脚本体の当たり面に当接させ得る等説明を設けることにより、回り止め部を追加した構成としても良い。
また例えば上記実施形態ではアジャスタ間の離間距離を二段階、三段階に設定し得るデスクの間隔保持装置を適用したが勿論、離間距離を更に多くの段階に設定し得る態様を妨げない。また上記実施形態ではデスクの間隔保持装置を主に金属素材により構成した態様のみを開示したが勿論変形し難い素材であれば樹脂素材や木、場合によっては強度が担保された紙素材としても良く、その素材は特に限定されない。
また、アジャスタ係合部や間隔保持部の具体的な形状といったその他の詳細な構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1・・・デスクの間隔保持装置(横連結装置)
10・・・間隔保持片
11・・・アジャスタ係合部
11a・・・折り返し部
12・・・間隔保持部
13・・・回り止め部
14・・・延出部
15・・・突起
DS・・・デスクシステム
D・・・デスク
D10・・・脚本体
D11・・・アジャスタ
D14・・・当たり面

Claims (8)

  1. 隣接するデスクの脚本体に上下動可能に取り付けられたアジャスタの間隔を保持するものであって、
    前記アジャスタに係合するアジャスタ係合部と、
    このアジャスタ係合部から水平方向に延伸する間隔保持部と、
    この間隔保持部が前記脚本体の前後に取り付けられたアジャスタの前後方向と直交する横方向に延出する姿勢をとったときに前記脚本体に対する上下位置に関わらず前記アジャスタが取り付けられている前記脚本体の一部に当接して間隔保持部の回転を規制する回り止め部と
    を具備することを特徴とするデスクの間隔保持装置。
  2. 前記アジャスタ係合部は前記アジャスタに対して正逆方向に回転可能に係合するものであり、前記回り止め部は前記間隔保持部をアジャスタに対し正逆何れか一方向に回転させた際に直交角度を超えた回転を規制するものである請求項1記載のデスクの間隔保持装置。
  3. 前記回り止め部が、間隔保持部の一部から立ち上がり前記アジャスタの上下位置に関わらず前記脚本体に当接し得る突起を有している請求項1又は2記載のデスクの間隔保持装置。
  4. 前記間隔保持部が、略平行に延出する一対の延出部を有するものであり、
    前記回り止め部が、前記一対の延出部にそれぞれ設けられた前記突起を有している請求項3記載のデスクの間隔保持装置。
  5. 板金素材を主体とするものであり、
    前記アジャスタ係合部が前記板金素材を円環状に折り返した折り返し部により構成されるとともに、前記間隔保持部が前記折り返し部の両端から直線状に対をなして延出する前記延出部により構成されている請求項4記載のデスクの間隔保持装置。
  6. 板金素材を主体とする対をなす同形状をなす間隔保持片を互いに締結することにより構成されるものであり、
    前記間隔保持片が、前記折り返し部の中心から板金素材の厚みに対応した寸法偏位した位置から前記延出部を延出させている請求項5記載のデスクの間隔保持装置。
  7. デスク同士を連結する機能を有してなる請求項1〜6の何れかに記載のデスクの間隔保持装置。
  8. 前記アジャスタ係合部が、上下方向から前記アジャスタの抜き差しが可能なように内周を上方に開放したものである請求項1〜7の何れかに記載のデスクの間隔保持装置。
JP2016216079A 2016-11-04 2016-11-04 デスクの間隔保持装置 Active JP6869007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016216079A JP6869007B2 (ja) 2016-11-04 2016-11-04 デスクの間隔保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016216079A JP6869007B2 (ja) 2016-11-04 2016-11-04 デスクの間隔保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018068932A true JP2018068932A (ja) 2018-05-10
JP6869007B2 JP6869007B2 (ja) 2021-05-12

Family

ID=62113291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016216079A Active JP6869007B2 (ja) 2016-11-04 2016-11-04 デスクの間隔保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6869007B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3088065U (ja) * 2002-02-19 2002-08-30 株式会社大平産業 ユニットテーブル及びジョイント・テーブル
JP2006061549A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Comany Inc カウンターテーブル
JP2016087030A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社岡村製作所 天板付き什器
JP2016086883A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 株式会社岡村製作所 デスクの連結構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3088065U (ja) * 2002-02-19 2002-08-30 株式会社大平産業 ユニットテーブル及びジョイント・テーブル
JP2006061549A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Comany Inc カウンターテーブル
JP2016086883A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 株式会社岡村製作所 デスクの連結構造
JP2016087030A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社岡村製作所 天板付き什器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6869007B2 (ja) 2021-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4406009B2 (ja) 引き出し用のスライド調節機構
US10390611B2 (en) Privacy screen table connection mechanism
JP2008119072A (ja) 昇降天板付きデスクの棚装置
EP2623453B1 (en) An outer decking apparatus and a central decking apparatus
JP2018068932A (ja) デスクの間隔保持装置
JP2017079978A (ja) 天板付き家具
JP2021087801A (ja) 天板昇降式什器、天板用受け部材
WO2016068284A1 (ja) 天板付き什器
JP6869006B2 (ja) デスクの間隔保持装置
TW201635953A (zh) 防傾倒裝置
JP2011177586A (ja) 机上パネルの取付装置
JP2019155012A (ja) 天板昇降式什器
JP6916709B2 (ja) 什器システム
JP7164400B2 (ja) 天板付什器
JP2018068974A (ja) 天板付き什器
JP2018109475A (ja) コンロ装置の設置構造
WO2016200641A1 (en) Slidable furniture with in-wall mounting system
JP2016209146A (ja) 什器システム
JP2006081922A (ja) 机における収納装置
JP3233788U (ja) 卓上パーティション
JP6577758B2 (ja) 間仕切パネル装置
JP6812323B2 (ja) 什器
JP4673906B2 (ja) ワークステーション装置
JP7252736B2 (ja) 天板昇降式什器
JP7429134B2 (ja) テーブル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191008

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6869007

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250