JP2018068787A - 引出し - Google Patents

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Abstract

【課題】収容位置にかかわらず収容物を取り出し易い引出しを提供する。【解決手段】キャビネット10に引き出し可能に設けられた引出し20が、前板22の後面22aに幅方向に設けられた前レール31と、背板23の前面23aに幅方向に設けられた後レール32と、前レール31と後レール32とにスライド自在に架け渡された複数のスライドバー40と、互いに隣り合うスライドバー40に支持された可撓性シート50と、を備え、隣り合うスライドバー40間には可撓性シート50による垂下部51が形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、キャビネットに引き出し可能に設けられた引出しに関する。
従来、キッチン等に設置されるキャビネットには、キャビネット本体に引き出し可能に引出しが設けられている。引出しとして、特許文献1には、引出し内をシート状の仕切りで仕切ることで、効率良く収納物を収容できるようにした収納家具が提案されている。
特開2002−223876号公報
しかしながら、シート状の仕切りを使用した従来の引出しでは、収容物の取り出し易さが収容位置により異なっていた。例えばシート状の仕切りにより前後方向に仕切られているような場合、後側に収容された収容物を視認したり取り出したりするために、引出しを大きく引き出さなければならなかった。
そこで本発明は、収容位置にかかわらず収容物を取り出し易い引出しを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、キャビネットに引き出し可能に設けられた引出しにおいて、前板の後面に幅方向に設けられた前レールと、背板の前面に幅方向に設けられた後レールと、前レールと後レールとにスライド自在に架け渡された複数のスライドバーと、互いに隣り合うスライドバーに支持された可撓性シートと、を備え、隣り合うスライドバー間には可撓性シートによる垂下部が形成されていることを特徴とする。
引出しにおいて、前レールが異なる高さで複数設けられ、後レールが異なる高さで複数設けられ、前レールのそれぞれが後レールのそれぞれと同じ高さに設けられ、スライドバーが同じ高さの前レールと後レールとに架け渡され、複数のスライドバーの少なくとも一つが異なる高さの前レールと後レールとに架け渡されていてもよい。
引出しは、スライドバーが、軸部材と、軸部材の両端に設けられて前レール及び後レールに摺動自在に係止される摺動部材と、軸部材に摺動部材を傾倒及び離間可能に連結するとともに軸方向に縮む力を付勢する付勢部材と、を備えていてもよい。
引出しは、垂下部の内側を前後方向に仕切る仕切部材をさらに備え、仕切部材は、隣り合うスライドバーの間隔を固定するとともに、隣り合うスライドバーに着脱可能に架設される架設部と、可撓性シートに沿って配置される仕切部と、を有していてもよい。
本発明によれば、前レールと後レールとにスライド自在に複数のスライドバーが架け渡され、隣り合うスライドバーに可撓性シートが支持され、当該可撓性シートがスライドバー間に垂れ下がり、収納空間を形成している。そのため、収容物を垂下部に挿入して可撓性シート上に載置することができる。そして前板と背板とに前レールと後レールが設けられ、前レールと後レールとの間に複数のスライドバーが架け渡され、隣り合うスライ
ドバーの間に可撓性シートが張られているので、可撓性シートで引出し内を引出しの幅方向に仕切ることができる。そのため各収容物を引出しの前後方向に向けて複数の収容物を引出しの幅方向に並べて収容でき、引出しを引き出した際、複数の収容物を見渡すことができ、収容物を取り出し易くできる。
また複数のスライドバーがスライド自在に前レールと後レールの間に架け渡されているので、スライドバーを引出しの幅方向にスライドさせることで、収容物に適した間隔に容易に調整できる。そのため、垂下部を収容物に適した寸法に調整することができる。その結果、収容物に適した寸法幅の垂下部に収容物を収容できる。収容物同士の間隔を狭めることで他の収容物を収容するスペースを設けることができ、多くの収容物を収容することができる。このように、無駄な隙間が生じないように収容物を収容することができるとともに、多くの収容物を収容しても収容位置にかかわらず収容物を取り出し易い引出しを提供することができる。
本発明の実施形態に係るシステムキッチンを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る引出しを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のII-II断面図である。 本発明の実施形態に係る引出しにおける前後レールとスライドバーとの連結状態を示し、(a)は部分平面図、(b)は部分断面図である。 本発明の実施形態に係る引出しにおける前後レールの斜視図である。 本発明の実施形態に係る引出しにおけるスライドバーの摺動部材を示し、(a)は内側摺動駒の正面図、(b)は内側摺動駒の側面図、(c)は外側摺動駒の正面図である。 本発明の実施形態に係る引出しにおけるスライドバーの断面図である。 本発明の実施形態に係る引出しにおける仕切部材を示し、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 本発明の実施形態に係る引出しにおけるスライドバーを移動させた際、スライドバーが傾斜した状態を説明するための平面図である。
以下、本発明の実施形態について図を用いて詳細に説明する。図中、矢印Xは幅方向を示し、矢印Yは前後方向を示し、矢印Zは上下方向を示す。本実施形態のシステムキッチン10は、図1に示すように、シンクキャビネット11、加熱調理器キャビネット12、及び中間キャビネット13を備えている。各キャビネットには引出し20が取り付けられている。以下では、中間キャビネット13の引出し20の例を用いて説明する。
引出し20は、図1及び図2に示すように、底板21と、前方に設けられた化粧板からなる前板22と、後方に設けられた背板23と、幅方向の左右両側に設けられた一対の側板24と、を備えている。
引出し20の底板21における幅方向の両側縁には引出側レール部材27が設けられている。キャビネット本体15の側板16にはキャビネット側レール部材17が設けられている。キャビネット側レール部材17に引出し側レール部材27がスライド可能に支持されている。これによりキャビネット本体15に対して引出し20が前後方向に引き出し可能となっている。
引出し20には、前板22の後面22aに前レール31が幅方向Xに設けられ、背板23の前面23aに後レール32が幅方向Xに設けられている。本実施形態では、2本の前レール311、312が異なる高さで設けられ、2本の後レール321、322が異なる高さで設けられている。前レール311と後レール321が、同じ高さに設けられ、前レール312と後レール322が、同じ高さに設けられている。そして、前レール311と後レール321は、前レール312と後レール322よりも高い位置に設けられている。また、前レール311と後レール321との間には複数のスライドバー40がスライド自在に架け渡されている。隣り合うスライドバー40間に可撓性シート50が垂れ下がるように可撓性シート50が配置され、可撓性シート50で垂下部51を形成している。垂下部51は収容物Wを収容する。なお、前レール312と後レール322との間に複数のスライドバー40を架け渡してもよい。
前レール31及び後レール32は、図3及び図4に示すように、スライドバー40が係止して摺動可能な溝31a,32aを有している。前レール311と後レール321とが対をなし、略同じ高さに互いに略平行に設けられ、前レール312と、後レール322が略同じ高さに互いに略平行に設けられている。本実施形態では、前レール31が異なる高さで複数設けられ、後レール32が異なる高さで複数設けられ、複数の前レール31のそれぞれが複数の後レール32のそれぞれに対応し、前レール31のそれぞれが後レール32のそれぞれと同じ高さに設けられている。前レール31及び後レール32の端部には、摺動部材41を挿入及び離脱するための図示しない開口が設けられている。スライドバー40は前レール31及び後レール32に対して任意に装着及び取外し可能となっている。
スライドバー40は、図3及び図5に示すように、軸部材45と、軸部材45の両端に設けられて前レール31及び後レール32に摺動自在に係止される摺動部材41と、軸部材45に摺動部材41を傾倒及び離間可能に連結するとともに軸方向に縮む力を付勢する付勢部材48と、を備えている。本実施形態では、軸部材45は、前板22と背板23との間の距離に応じた長さを有し、少なくとも両端部に中空部45aを有する。軸部材45は、パイプ材等であってもよい。軸部材45の材質としては、アルミニウム、ステンレスなどの金属、ABS、ASなどの樹脂材料を用いることができる。
摺動部材41は、内側摺動駒42と外側摺動駒43とを有する。内側摺動駒42は、前レール31の溝31a、後レール32の溝32a内に配置されて摺動する側面視で四角形状の内側摺動片42aと、内側摺動片42aから突出したピン42bと、を有する。外側摺動駒43は、前レール31及び後レール32の外面と摺接して支える外側摺動片43aと、外側摺動片43aから突出して軸部材45の端部の中空部45aに挿入される挿入部43bと、内側摺動駒42のピン42bが軸方向に圧入される貫通孔43cと、を有する。挿入部43bは、先端にいくほど先細りなる円錐台形状に形成され、挿入部43bが軸部材45の中空部45aに挿入されたとき、ピン42bが軸部材45の中心に位置するようになっている。なお、内側摺動駒42は、アルミニウム、ステンレスなどの金属で構成され、外側摺動駒43は、シリコンゴムなどの弾性部材で構成されている。外側摺動駒43がシリコンゴムなどの弾性部材で構成されているので、軸部材45と摺動部材41が離間、傾倒する際に生じる衝突音、摩擦音を小さくできる。
付勢部材48は、引張りバネ等からなり、軸部材45の中空部45aに配設される。付勢部材48の一端側は、内側摺動駒42の貫通孔43cに挿入された外側摺動駒43のピン42bと連結されている。付勢部材48の他端側は、軸部材45に連結されている。パイプ材のように軸部材45の中空部45aが両端間で貫通している場合、付勢部材48が中空部45aを貫通しており、付勢部材48の他端側を、軸部材45の他端側に配置された他方の摺動部材41における外側摺動駒43のピン42bと連結してもよい。
このように、摺動部材41と軸部材45とが付勢部材48にて連結されることにより、内側摺動駒42及び外側摺動駒43が軸部材45の端部に配置され、軸方向に縮む力が付勢されている。そのため内側摺動駒42と外側摺動駒43とが軸部材45から付勢力に抗して離間し、さらに、軸部材45に対して傾倒する。そのため、図3に示すように、スライドバー40が前レール31及び後レール32に連結された状態で、軸部材45は前レール31及び後レール32が設置されている方向に対して傾倒しても、内側摺動駒42及び外側摺動駒43が適宜変位しかつ傾倒することができる。その結果、軸部材45が前レール31及び後レール32が延びる方向に対して直交していなくても摺動部材41が前レール31及び後レール32に沿って滑らかに移動することができる。また、摺動部材41を軸方向に引っ張るので、スライドバー40が前レール31及び後レール32に対して傾倒したとしても、スライドバー40を前レール31及び後レール32に対して直交した位置に戻しやすい。
スライドバー40は、可撓性シート50を支持する。可撓性シート50は、隣り合うスライドバー40間で垂下部51を形成するように垂れ下がり、垂下部51に収容物を載置して支持可能な強度を有する薄肉材料からなる。可撓性シート50は、綿、麻の天然繊維、合成繊維からなる織物や編物などを使用してもよい。可撓性シート50は、隣り合うスライドバー40に垂下部51の各端側を支持することで所望の垂下部51を形成する大きさを有する略長方形を有している。垂下部51の前後方向Yの位置及び幅、上下方向Zの深さは、スライドバー40の前レール31及び後レール32の高さ、左右幅における位置、隣り合うスライドバー40間における可撓性シート50の長さなどにより調整可能である。引出しに底板21が設けられる場合、可撓性シート50は、底板21と接触しない大きさであることが好ましい。
図6に示すように、軸部材45には支持部46が軸方向に設けられ、可撓性シート50の端部を着脱自在に支持する。支持部46は、軸部材45の端部から軸方向に沿って連続して設けられた中空部46aと、軸部材45の端部から軸方向に沿って連続して設けられて中空部46aに連通したスリット46bと、を有する。一方、可撓性シート50において各垂下部となる本体の各端部には厚肉部52が設けられている。厚肉部52は、可撓性シート50の本体を形成するシート材に対してテープを取り付けてシート材よりも厚みを持たせることで形成してもよい。可撓性シート50を支持部46に係止させるには、軸部材45の端部から可撓性シート50の厚肉部52を中空部46aに挿入し、可撓性シート50の本体において厚肉部52に隣接した隣接部53をスリット46bに挿入する。そして可撓性シート50の厚肉部52及び隣接部53を軸部材45の軸方向に摺動させて、適切な位置に配置する。可撓性シート50は、軸部材45に着脱自在に設けられるので、可撓性シート50が汚れたときや破れたときに交換が可能である。
複数の垂下部51のうち任意の垂下部51には、図8に示すように、垂下部51内を前後方向Yに仕切る仕切部材60が備えられている。仕切部材60は、架設部61と仕切部63とを備える。架設部61は、隣り合うスライドバー40に上方から嵌め合うことが可能な形状を有しており、仕切部材60が架け渡されたスライドバー40,40の間隔を固定する。仕切部63は架設部61から下方に延設されて例えば下端部が円弧状を有している。仕切部63の外縁の長さは、垂下部の長さとほぼ同じに形成されている。これにより仕切部63の外縁63aに沿って垂下部51が配置される。このような仕切部材60は、架設部61を隣り合うスライドバー40に上方から嵌合し、垂下部51となる可撓性シート50の収納空間を奥行方向に仕切る。仕切部材60は、隣り合うスライドバー40に着脱可能であり、必要に応じて装着して使用される。垂下部51に重い収納物を収容すると、垂下部51を形成する可撓性シート50を支持する両端のスライドバー40,40には、スライドバー40,40が近づく方向に力が働き、スライドバー40,40の間隔が狭まることがある。仕切部材60がスライドバー40,40の間隔を固定するので、垂下部51に重い収納物を載せたとしても、スライドバー40,40の間隔が狭まることがない。したがって、収納物の視認性が向上する。
このような引出し20に収容物を収容する方法について説明する。
可撓性シート50の本体をスリット46bから出した状態で、可撓性シート50の肉厚部52をスライドバー40の中空部46aに挿入し、スライドバー40が可撓性シート50を支持するようにしておく。
前レール31及び後レール32の上下方向Zの位置を選択し、可撓性シート50を支持させた複数のスライドバー40の摺動部材41を前レール31及び後レール32の端部から挿入し装着する。このとき、レールの端部には摺動部材41が前レール31、後レール32から落ちないようエンドキャップなどを設けておくとよい。
複数のスライドバー40を前レール31及び後レール32上でスライドさせて、適宜な位置に配置する。スライドバー40は使用者が手作業で移動させればよい。スライドバー40を移動させる際、図8に示すように、前レール31と後レール32とで進度が異なると、スライドバー40が前レール31及び後レール32の配設方向に対して傾斜し、軸部材45に対して摺動部材41が傾倒したり摺動部材41間の距離が長くなったりしてもそのまま滑らかに摺動させることができる。これにより適宜な位置に所望の形状の垂下部51を形成することができる。
その後、可撓性シート50上に収容物を載置して垂下部51に収容する。
なお、垂下部51の内側に仕切部材60を配置することで、垂下部51の内側を前後方向に仕切部材60で仕切ることができ、垂下部51の前後方向の端部を閉塞してもよい。
以上のような引出し20によれば、前レール31と後レール32とにスライド自在に複数のスライドバー40が架け渡され、隣り合うスライドバー40に可撓性シート50が支持されて垂下部51が形成されている。そのため収容物Wを可撓性シート50の垂下部51に挿入して可撓性シート50上に載置することにより収容できる。
本実施形態によれば、前板22と背板23とに前レール31と後レール32が設けられ、複数のスライドバー40が架け渡されているので、引出し20内を前後方向Yに配置した可撓性シート50により引出し20の幅方向Xに仕切ることができる。そのため収容物Wを引出し20の前後方向Yに向けて幅方向Xに並べて収容でき、引出し20を引き出した際、複数の収容物Wを見渡すことができ、収容物Wを取り出し易くできる。
本実施形態によれば、複数のスライドバー40が前レール31及び後レール32にスライド自在に架け渡されているので、スライドバー40を引出し20の幅方向にスライドさせることで、収容物Wに適した間隔に容易に調整できる。そのため収納スペースに無駄な隙間が生じ難い。特に、収容物Wを収容した時点で収容物Wに応じた間隔に調整することで、無駄な間隙が殆ど生じないで収容することができる。その結果、収容物Wを適切な幅の垂下部51に安定に収容できると共に、収容物W同士の間隔を狭めることで他の収容物Wを収容するスペースを設けることができ、多くの収容物Wを収容することが可能である。
本実施形態によれば、2本の前レール311、312が異なる高さで設けられ、2本の後レール321、322が異なる高さで設けられている。そして、前レール311と後レール321が同じ高さに設けられ、前レール312と後レール322が同じ高さに設けられている。さらに、前レール311と後レール321が、前レール312と後レール322よりも高い位置に設けられている。可撓性シートで構成する一つの垂下部51を支持するスライドバー40の何れか一方を低い方のレール、すなわち、前レール312、後レールに322に架け渡している。このように、一方のスライドバー40を他方のスライドバー40と高さを異ならせるように配置することで、垂下部51を一方側で広く開口させることができる。また、例えば図2に示すような鍋蓋のように、扁平形状で突出部Waが突出しているような収容物Wであっても、突出部Waを一方のスライドバー40上に配置することで、安定して収容することができる。さらに、垂下部51の深さがあさくな
るので、収納物の視認性が向上する。
本実施形態によれば、スライドバー40が軸部材45と、軸部材45の両端に設けられて前レール31及び後レール32に摺動自在に係止される摺動部材41と、軸部材45に摺動部材41を傾倒及び離間可能に連結するとともに軸方向に縮む力を付勢する付勢部材48と、を備えている。そのためスライドバー40をスライドさせる際、前レール31及び後レール32に対して軸部材45が傾斜すると、軸部材45に対して付勢部材48により連結されている摺動部材41が傾倒したり離間したりする。スライドバー40をスライドさせる際、軸部材45が斜めになっても、各摺動部材41が前レール31又は後レール32に対して摺動し易い向きに保たれ、摺動部材41の摺動性を確保できる。よってスライドバー40を使用者がスライドさせる際、極めて容易にスライドさせることができ、多数の収容物Wを収容する際、間隔を容易に調整することができる。
本実施形態によれば、隣り合うスライドバー40の間に仕切部材60を装着することにより、垂下部51の内側が仕切られ、垂下部51に挿入して載置された収容物Wが仕切部材60を超えて前後方向Yに移動することを防止できる。さらに架設部61がスライドバー40に着脱可能に架設されるので、仕切部材60の位置を容易に調節できる。垂下部51を構成する可撓性シート50の領域が仕切部63の外縁63aに沿って配置されるので、仕切部63により可撓性シート50を所望の立体形状とすることができ、仕切部材60により垂下部51の形状を調整できる。そのため仕切部材60を所望の形状を有することにより垂下部51の位置や形状が調整され、使い勝手がよい。
本実施の形態では、前レール31を上下に複数本設け、前レール31に対応するように後レール32を上下に複数本設けた例について説明したが、前レール31及び後レール32は1本ずつであってもよい。また、実施例では、引出しの収納部の幅とほぼ同じ長さの前レール31、後レール32を示したが、前レール31、後レール32は引出しの収納部の幅よりも短くてもよい。さらに、実施例では、底面と平行に設置した前レール31、後レール32を示したが、前レール31、後ろレール32は、底面と平行でなくてもよい。
W 収容物
Wa 突出部
X 幅方向
Y 前後方向
Z 上下方向
10 キャビネット
11 システムキッチン
12 加熱調理器キャビネット
13 中間キャビネット
15 キャビネット本体
16 側板
17 キャビネット側レール部材
20 引出し
21 底板
22 前板
22a 後面
23 背板
23a 前面
24 側板
27 引出側レール部材
31,311,312 前レール
31a,32a 溝
32,321,322 後レール
溝40 スライドバー
41 摺動部材
42 内側摺動駒
42a 内側摺動片
42b ピン
43 外側摺動駒
43a 外側摺動片
43b 挿入部
43c 貫通孔
45 軸部材
45a 中空部
46 支持部
46a 中空部
46b スリット
48 付勢部材
50 可撓性シート
51 垂下部
52 厚肉部
53 隣接部
60 仕切部材
61 架設部
63 仕切部

Claims (4)

  1. キャビネットに引き出し可能に設けられた引出しにおいて、
    前板の後面に幅方向に設けられた前レールと、
    背板の前面に幅方向に設けられた後レールと、
    前記前レールと前記後レールとにスライド自在に架け渡された複数のスライドバーと、
    互いに隣り合う前記スライドバーに支持された可撓性シートと、を備え、
    隣り合う前記スライドバー間には前記可撓性シートによる垂下部が形成されていることを特徴とする、引出し。
  2. 前記前レールが異なる高さで複数設けられ、前記後レールが異なる高さで複数設けられ、前記前レールのそれぞれが前記後レールのそれぞれと同じ高さに設けられ、前記スライドバーが同じ高さの前記前レールと前記後レールとに架け渡され、前記複数のスライドバーの少なくとも一つが異なる高さの前記前レールと前記後レールとに架け渡されている、請求項1に記載の引出し。
  3. 前記スライドバーは、軸部材と、前記軸部材の両端に設けられて前記前レール及び前記後レールに摺動自在に係止される摺動部材と、前記軸部材に前記摺動部材を傾倒及び離間可能に連結するとともに軸方向に縮む力を付勢する付勢部材と、を備えている、請求項1又は2に記載の引出し。
  4. 前記垂下部の内側を前後方向に仕切る仕切部材をさらに備え、
    前記仕切部材は、隣り合う前記スライドバーの間隔を固定するとともに、隣り合う前記スライドバーに着脱可能に架設される架設部と、前記可撓性シートに沿って配置される仕切部と、を有している、請求項1乃至3の何れかに記載の引出し。
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