JP2018068624A - マットの製造方法、マット、及びマットの製造装置 - Google Patents

マットの製造方法、マット、及びマットの製造装置 Download PDF

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海舟 董
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一起 垣内
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Abstract

【課題】凹凸を有する滑り止め部を容易に基材に筋状に設けることができるマットの製造方法、軽量であり、良好な脱水性及び滑り止め性を有し、床に脱着自在であるマット、及び該マットの製造装置を提供する。【解決手段】滑り止め材料13aを押出成形機2により溶融し、搬送ローラ3により基材12を搬送し、溶融した滑り止め材料13aを押出成形機2により、搬送された基材12の表面に向けて、複数の筋状に押し出す。押し出された筋状の各滑り止め材料13a及び基材12を、各滑り止め材料13aにエンボス加工を施しつつ、搬送ローラ3とエンボスローラ4とで圧接するように挟み、滑り止め材料13aを基材12の表面に固着する。【選択図】図4

Description

本発明は、本体の裏面に滑り止め部を有するマットの製造方法、滑り止め部を有するマット、及びマットの製造装置に関する。
マットは、台所、浴室、トイレ、及び玄関の床、廊下、車のフロア等に敷かれる。
マットの本体の表側にはポリエステル等の繊維素材によりパイルが植設され、耐摩耗性及びクッション性が付与されており、本体の裏面には滑り止め加工が施され、マットのずれが防止されている。
特許文献1には、合成樹脂、合成紙等のフィルム又はシート等に絵柄若しくは模様を印刷した絵柄層と、透明で油分を弾く樹脂を絵柄層の片面にコーティングしたコート層と、滑り止め加工が施されたフィルム状の合成樹脂からなり絵柄層の他方の面に配置された滑り止め層とを有するマットの発明が開示されている。滑り止め層は、例えばラテックス、ブチルゴム等からなる摩擦係数の高い滑り止め材料をフィルムの一面にコーティングしてなる。
上述のラテックス、天然ゴム、及びアクリル樹脂を滑り止め材料として用いる場合、滑り止め材料を発泡させ、これをローラの手前部分に均一に塗布した後、ローラにマット本体を通し、マット本体に滑り止め材料を付着させ、その後、乾燥させる。
ホットメルト、及びEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)を滑り止め材料として用いる場合、滑り止め材料を溶かし、溶かした滑り止め材料をローラに均一に塗布した後、ローラにマット本体を通し、マット本体に滑り止め材料を付着させ、その後、乾燥させる。
TPE(Thermoplastic-Elastomer、熱可塑性エラストマー)を滑り止め材料として用いる場合、TPEを溶かし、マット本体の裏面全体にTPEを押し出して付着させる。
いずれもエンボス加工が必要な場合、エンボスローラを用いて、滑り止め材料に凹凸を付ける。
特許文献1のマットの場合、滑り止め効果は良好であるが、劣化して黄変し易い、特有の臭いがある、重いので洗濯し難い、長期間敷いていた場合、床に貼り付くという問題がある。
特許文献1のラテックス、ブチルゴムの代わりにTPEを滑り止め材として用いた場合、滑り止め効果は良好であるが、重いので洗濯し難い、脱水時に水が抜け難いため、洗濯機からマットを取り出すときに滴るという問題がある。
また、アクリル樹脂を滑り止め材として用いた場合、滑り止め効果は良好であるが、水に溶け易い、フローリング加工した床に載置したとき、型が付き易い、床に吸着され易いので敷き直し難いという問題がある。
ホットメルト及びEVAを滑り止め材として用いた場合、洗濯の回数が増えるのに従い、粘着力が低下し、即ち滑り止め効果が低下するという問題がある。
滑り止め部をマットの裏面全体に設けるのではなく、筋状に設ける場合、滑り止め材料として例えばアクリル樹脂を用いるとき、マットの裏面全体にゲル状のアクリル樹脂を塗布した後、ドクターナイフで凹部が生じるように削り取り、加熱乾燥を行うが、樹脂を削り難い、床に吸着され易いので敷き直し難いという問題がある。
特開平11−266995号公報
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、凹凸を有する滑り止め部を容易に基材に筋状に設けることができるマットの製造方法、軽量であり、良好な脱水性及び滑り止め性を有し、床に脱着自在であるマット、及び該マットの製造装置を提供することを目的とする。
本発明に係るマットの製造方法は、滑り止め材料を溶融し、搬送ローラにより基材を搬送し、溶融した前記滑り止め材料を押出成形機により、搬送された前記基材の表面に向けて、複数の筋状に押し出し、押し出された筋状の各滑り止め材料及び前記基材を、各滑り止め材料にエンボス加工を施しつつ、前記搬送ローラとエンボスローラとで圧接するように挟み、前記滑り止め材料を前記基材の表面に固着することを特徴とする。
本発明においては、溶融した滑り止め材料を筋状に押し出し、搬送された基材の表面上で筋状に受け止め、搬送ローラ及びエンボスローラにより、滑り止め材料をエンボス加工するとともに、滑り止め材料及び基材を圧接させる。滑り止め材料はローラ間で冷却され、凹凸を有する状態で、容易に基材上に滑り止め部が筋状に形成される。そして、従来のマットの製造のように乾燥工程を要しない。
前記表面に滑り止め材料が固着してなる滑り止め部が基材に断続的に設けられるので、該基材を含むマットは、軽く、脱水性が良好である。従って、マットを洗濯した場合に容易に乾燥させることができ、脱水時に水が抜け易いため、洗濯機からマットを取り出すときに滴るということもない。床にマットを敷いていて濡れた場合に水がマット下面の凹凸により排出され、滑ることが抑制されている。そして、床に敷いた場合、型が付き難く、良好な滑り止め性を有するが、床に吸着され難く、容易に床に脱着することができる。
本発明に係るマットの製造方法は、前記滑り止め材料は、熱可塑エラストマー、スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体、スチレンブタジエンスチレンブロック共重合体、熱可塑性ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、及びエチレン−酢酸ビニル共重合体からなる群から選択されることを特徴とする。
本発明においては、滑り止め材料が前記表面により良好に固着されるので、洗濯の回数が増えるのに従い、粘着力が低下し、即ち滑り止め効果が低下することがない。
本発明に係るマットは、マット本体と、該マット本体の裏面に設けられた裏基材と、熱可塑エラストマー、スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体、スチレンブタジエンスチレンブロック共重合体、熱可塑性ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、及びエチレン−酢酸ビニル共重合体からなる群から選択される材料からなり、前記裏基材の裏面に、筋状に、夫々凹凸を有する状態で固着されている滑り止め部とを備えることを特徴とする。
本発明においては滑り止め部が断続的に設けられており、かつ各滑り止め部が凹凸を有し、即ち裏基材上の滑り止め部の有無に基づく凹凸、及び各滑り止め部内の凹凸を有するので、軽く、脱水性が良好である。従って、マットを洗濯した場合に容易に乾燥させることができ、脱水時に水が抜け易いため、洗濯機からマットを取り出すときに滴るということもない。床にマットを敷いていて濡れた場合に水がマット下面の凹凸により排出され、滑ることが抑制されている。そして、床に敷いた場合、型が付き難く、良好な滑り止め性を有するが、床に吸着され難く、容易に敷き直すことができる。さらに、洗濯の回数が増えても、粘着力が低下する、即ち滑り止め効果が低下することはない。
本発明に係るマットは、前記裏基材は、不織布であることを特徴とする。
前記裏基材が不織布であるので、裁断が容易であり、端の始末等の縫製が不要であり、吸水性を有する。
本発明に係るマットの製造装置は、滑り止め材料を溶融し、筋状に押し出す押出成形機と、該押出成形機により筋状に押し出された滑り止め材料を基材の表面で受け止めるように、該基材を搬送する搬送ローラと、前記表面に受け止められた筋状の前記滑り止め材料及び前記基材を、各滑り止め材料にエンボス加工を施しつつ、前記搬送ローラとで圧接するように挟み、前記滑り止め材料を前記基材の表面に固着するエンボスローラとを備えることを特徴とする。
本発明においては、溶融した滑り止め材料を筋状に押し出し、搬送された基材の表面上で筋状に受け止め、搬送ローラ及びエンボスローラにより、滑り止め材料及び基材を圧接させるとともに、滑り止め材料をエンボス加工する。滑り止め材料はローラ間で冷却され、凹凸を有する状態で、基材上に容易に滑り止め部が筋状に形成される。
本発明によれば、凹凸を有する滑り止め部を基材に容易に筋状に設けることができ、軽量であり、良好な脱水性及び滑り止め性を有し、床に脱着自在であるマットが得られる。
本発明の実施の形態に係るマットの裏面図である。 図1の一部拡大図である。 図2のIII −III 線断面図である。 本発明の実施の形態に係る製造装置の模式図である。 洗濯回数と最大引っ張り荷重との関係を示すグラフである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るマット1の裏面図、図2は図1の一部拡大図、図3は図2のIII −III 線断面図である。以下の説明において、図に示した上下左右を使用する。
マット1は、矩形状をなす本体11と、本体11の裏面に設けられた裏基材12と、裏基材12に固着された複数の滑り止め部13とを備える。
本体11は、シート状の基体に、多数のパイルを植設してなる。
裏基材12は、例えば不織布からなる。不織布は、例えばポリエステル等の第1の熱可塑性繊維に該熱可塑性繊維よりも低融点で溶融する第2の熱可塑性繊維が混入された繊維を互いにからませて集合してなる薄肉のシート状のウェブを形成し、このシートウェブを重ねて厚肉のラップウェブを成形し、このラップウェブをニードルパンチ加工によりフェルト状にしてなる。不織布は裁断が容易であり、端の始末等の縫製が不要であり、吸水性を有するので好ましい。
滑り止め部13は、裏基材12の長手方向に平行に、筋状に、複数設けられている。
滑り止め部13は、TPE、スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレンブタジエンスチレンブロック共重合体(SBS)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ポリ塩化ビニル(PVC)、及びEVAからなる合成樹脂の群から選択された材料からなる。
図2の拡大図に示すように、滑り止め部13は、横長の矩形の凹み13aと縦長の矩形の凹み13bとが交互に並んだ列が、図2の上下方向に二列並んだ形状を有する。
本体11と裏基材12とは、夫々の周縁部が縫い合わされることで一体化されている。
以下、マット1の製造方法について説明する。
マット1は製造装置10を用いて製造される。
図4は、製造装置10の模式図である。
製造装置10は、押出成形機2と、複数の搬送ローラ3と、エンボスローラ4とを備える。
押出成形機2の下側に、搬送ローラ3及びエンボスローラ4が配置されている。複数の搬送ローラ3は左右方向に並んでいる。そして、右端に位置する搬送ローラ3の右上側にエンボスローラ4が配置されている。
押出成形機2は、ホッパ21と、モータ22と、スクリュー23a及び筒部23bを有するスクリュー部23と、金型部24とを備える。
ホッパ21の下側に、スクリュー部23が設けられている。スクリュー部23の筒部23bは左右方向に延びており、筒部23bの内側にスクリュー23が設けられている。
ホッパ21は、上端部に投入口21aを、下端部に供給口21bを有する。供給口21bは筒部23bの上面を貫通するように設けられている。
モータ22にスクリュー23aの一端部が取り付けられ、他端部は、金型部24に取り付けられている。スクリュー23aはモータ22により筒部23b内で回転されるように構成されている。スクリュー23aはらせん状に形成されている。
金型部24の下面には、図4の紙面の表裏方向に、複数のノズル24aが並設されている。ノズル24aは、右端に位置する搬送ローラ3の上側に配されている。
搬送ローラ3は、裏基材12を左から右に搬送する。
エンボスローラ4には複数の凸部41が設けられている。裏基材12及び後述するようにして金型部24から押し出される滑り止め材料13cを、滑り止め材料13cに凸部41によりエンボス加工を施しつつ、搬送ローラ3及びエンボスローラ4により圧接して、滑り止め材料13cを裏基材12の上側に固着するように構成されている。
製造装置10を用いてマット1を製造する場合、まず、投入口21aに前記群から選択された滑り止め材料13cのチップ又はペレットを投入し、該チップ又はペレットを加熱する。滑り止め材料13cがTPEである場合、例えば180℃で溶かす。
スクリュー23aを回転させ、供給口21bから供給された滑り止め材料13cをスクリュー23aにより切り刻んで加熱し、溶融させる。
スクリュー23aにより滑り止め材料13cは金型部24へ押し出される。
金型部24の各ノズル24aから滑り止め材料13cは筋状に押し出される。
裏基材12を搬送ローラ3により左から右に搬送させ、ノズル24aから流れ落ちる滑り止め材料13cを裏基材12の上側で受け止めさせる。
裏基材12及び滑り止め材料13cは搬送ローラ3及びエンボスローラ4により圧接され、滑り止め材料13cが、凸部41により前記凹部13a,13bが形成された状態で冷却され、裏基材12の上側に固着されて滑り止め部13が形成される。
滑り止め部13を有する裏基材12を、上述の本体11の裏に、滑り止め部13が外側に位置する状態で配して、周縁部を縫合することにより、マット1が得られる。
以上のように、本実施の形態のマット1の製造方法によれば、溶融した滑り止め材料13cを筋状に押し出し、搬送された裏基材12の表面上で筋状に受け止め、搬送ローラ3及びエンボスローラ4により、滑り止め材料13cをエンボス加工するとともに、滑り止め材料13c及び裏基材12を圧接させる。滑り止め材料13cはローラ間で冷却され、凹凸を有する状態で、容易に裏基材12上に滑り止め部13が筋状に形成される。そして、従来のマットの製造において必要であった乾燥工程が不要である。
凹部13a及び13bを有する滑り止め部13が裏基材12に筋状に設けられているので、裏基材12を含むマット1は、軽く、脱水性が良好である。従って、マット1を洗濯した場合に容易に乾燥させることができ、脱水時に水が抜け易いため、洗濯機からマット1を取り出すときに滴るということもない。床にマット1を敷いていて濡れた場合に水がマット下面の凹凸により排出され、滑ることが抑制されている。そして、床に敷いた場合、型が付き難く、良好な滑り止め性を有するが、床に吸着され難く、容易に床に脱着することができる。
以下、本発明の実施例を具体的に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
[実施例]
滑り止め材料13cとしてSEBSを用い、製造装置10を用いて、実施例のマット1を製造した。
[比較例]
ホットメルトを滑り止め材料として用いた。ホットメルトを溶かし、溶かしたホットメルトをローラに均一に塗布した後、ローラにマット基材を通し、マット基材にホットメルト付着させ、その後、乾燥させた。さらに、エンボスローラを用いて、滑り止め材料に千鳥柄状に凹凸を付け、比較例のマットを製造した。
[密着性試験]
実施例のマット1につき、密着性試験を行った。
マット1を7cm×5cmの大きさに切断して試料を作製し、試料の裏面と指定の塩化ビニールシートとを密着させ、その上に1kgの質量の重りを載荷し、試験体とした。60℃、90%RHの環境に設定した恒温恒湿器内に試験体を入れ、48時間放置した。恒温恒湿器から取り出し、重りを外した状態で自然乾燥させた後、密着面の外観を観察した。
以下の評価結果が要求される。
汚染度:3−4級以上
外観:べたつき等の異常がないこと
汚染度の評価は、5級が最良の評価であり、1級の場合、床面に色移りしたり、試験体が付着したりする。
実施例のマット1の評価結果は以下の通りである。
汚染度:4−5級以上
外観:異常を認めず
以上より、実施例のマット1は密着性が良好であることが確認された。
[滑り試験]
実施例のマット1及び比較例のマットにつき、洗濯回数と滑り止め効果との関係を調べた。
洗濯は、「JIS L 0217−1995 106号 中性洗剤 ネット使用」の洗濯方法により実施し、実施例のマット1及び比較例のマット夫々に対し、洗濯を0回、5回、10回行った場合の最大引っ張り荷重を求めた。具体的には、実施例のマット1及び比較例のマットを各別にフローリング材の床に敷き、実施例のマット1及び比較例のマットに8kgの重りを載せ、実施例のマット1及び比較例のマットが動いたときの最大引っ張り荷重(Pmax:N)を求めた。
実施例のマット1の場合、洗濯0回、5回、10回後の最大引っ張り荷重は夫々、64.8N、71.6N、72.8Nであった。
比較例のマットの場合、洗濯0回、5回、10回後の最大引っ張り荷重は夫々、50.8N、30.5N、28.5Nであった。
この結果を図5のグラフに示す。
図5のグラフより、比較例のマットの場合、洗濯回数が多くなるのに従い、滑り止め性が低減するが、実施例のマット1の場合、滑り止め性は低減しないことが確認された。
[耐洗濯性試験]
実施例のマット1に対し、「JIS L 1930 C4G法」に基づくタンブル乾燥(高温)を1、3、5、10回行い、外観を観察した。そして、裏基材12及び滑り止め部13に対し、摩擦に対する染色堅牢度を求めた。染色堅牢度は、5級が最良の評価である。
タンブル乾燥を1、3、5、10回行った後のマット1は、何れも外観が良好であり、染色堅牢度が4〜5級であった。
以上より、実施例のマット1は耐洗濯性が良好であることが確認された。
[耐熱性試験]
実施例のマット1及び比較例のマットにつき、耐熱性試験を行った。
実施例のマット1及び比較例のマットを夫々、循環熱風式乾燥機に入れ、80℃で24時間放置した。
耐熱性は、5級が最良の評価である。
試験結果は、実施例のマット1及び比較例のマットのいずれも4−5級であり、良好であった。
以上より、実施例のマット1は耐熱性が良好であることが確認された。
以上より、本実施例のマット1は、密着性、耐熱性、及び耐洗濯性が良好であり、洗濯を繰り返した場合に滑り止め性が低減しないことが確認された。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えるべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
1 マット
11 本体
12 裏基材
13 滑り止め部
13a、13b 凹部
13c 滑り止め材料
2 押出成形機
21 ホッパ
22 モータ
23 スクリュー部
23a スクリュー
23b 筒部
24 金型部
24a ノズル
3 搬送ローラ
4 エンボスローラ
41 凸部
10 製造装置

Claims (5)

  1. 滑り止め材料を溶融し、
    搬送ローラにより基材を搬送し、
    溶融した前記滑り止め材料を押出成形機により、搬送された前記基材の表面に向けて、複数の筋状に押し出し、
    押し出された筋状の各滑り止め材料及び前記基材を、各滑り止め材料にエンボス加工を施しつつ、前記搬送ローラとエンボスローラとで圧接するように挟み、前記滑り止め材料を前記基材の表面に固着する
    ことを特徴とするマットの製造方法。
  2. 前記滑り止め材料は、熱可塑エラストマー、スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体、スチレンブタジエンスチレンブロック共重合体、熱可塑性ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、及びエチレン−酢酸ビニル共重合体からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のマットの製造方法。
  3. マット本体と、
    該マット本体の裏面に設けられた裏基材と、
    熱可塑エラストマー、スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体、スチレンブタジエンスチレンブロック共重合体、熱可塑性ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、及びエチレン−酢酸ビニル共重合体からなる群から選択される材料からなり、前記裏基材の裏面に、筋状に、夫々凹凸を有する状態で固着されている複数の滑り止め部と
    を備えることを特徴とするマット。
  4. 前記裏基材は、不織布であることを特徴とする請求項3に記載のマット。
  5. 滑り止め材料を溶融し、筋状に押し出す押出成形機と、
    該押出成形機により筋状に押し出された滑り止め材料を基材の表面で受け止めるように、該基材を搬送する搬送ローラと、
    前記表面に受け止められた筋状の前記滑り止め材料及び前記基材を、各滑り止め材料にエンボス加工を施しつつ、前記搬送ローラとで圧接するように挟み、前記滑り止め材料を前記基材の表面に固着するエンボスローラと
    備えることを特徴とするマットの製造装置。
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