JP2018068237A - 果汁感増強剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】飲食品において、果汁使用飲食品、とくに果汁の使用量を減じたり含有しない場合であっても多量に果汁を配合したかのような豊かな厚みのある果汁感を付与する方法、すなわち、他の風味に影響を及ぼすことなく、ごく少量の添加で飲食品の果汁感を増強する果汁感増強剤を提供すること。【解決手段】乳清ミネラルを有効成分とする果汁感増強剤。該乳清ミネラルは、固形分中のカルシウム含量が2質量%未満であることが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、飲食品の果汁感を少量の添加で増強することができる果汁感増強剤に関する。
果汁を含有する飲食品は果汁の美味しさ、すなわち果汁感がその飲食品の美味しさを決める大きな要素となる。
しかし、果汁は、果汁そのものが沈殿の原因となったり、とくに果汁が酸性果汁である場合には他の成分との相互作用による品質悪化の原因になりやすいため配合量を抑えざるをえない場合がある。また一般的に果汁原料は高価なため、飲食品への配合量を抑えたり、果汁の配合を止めて香料のみを使用した無果汁飲料とすることも多い。
しかし、果汁の含量を減じた飲食品や果汁を含まない飲食品、とくに飲料は、味が単調で、コクがなく、甘味のみ強い人工的な風味にも感じられてしまうという欠点があった。
一方近年では、透明で僅かな風味を持たせた水である、所謂ニアウォーターが飲料の一つのカテゴリーとして定着し、中でも果汁風味のニアウォーターは人気が高い。しかしこの果汁風味のニアウォーターは、基本的に無果汁であり、香料やエキスだけで果汁風味を付与しているため、自然な風味、フレッシュ感、厚みのある呈味感といった果汁感に乏しいという課題があった。
このため、無果汁飲料又は果汁含量の低い果汁飲料に対して、高果汁飲料のような、自然な風味、爽快感、フレッシュ感、コク、厚みのある呈味感などの果汁感を付与し又は増強することのできる果汁感増強剤が要求されている。
このような果汁感増強剤としては、例えばニゲロオリゴ糖(特許文献1参照)、内分岐環状構造部分と外分岐構造部分とを有し重合度が50以上であるグルカン(特許文献2参照)、柑橘類の抽出物であるビセニン−2(特許文献3)、果実の精油成分(特許文献4)、酢酸発酵物の濃縮物(特許文献5)、果糖カラメル(特許文献6)、ゲンチオオリゴ糖(特許文献7)、リンゴ酸とクエン酸の併用(特許文献8)、パルミトオレイン酸(特許文献9)、スクラロース(特許文献10)、果汁の加熱処理物(特許文献11)、羅漢果抽出物(特許文献12参照)などが提案されている。
しかしニゲロオリゴ糖は比較的多い添加量を必要とし、また、必然的に甘味度の増加を伴うため、柑橘系や低甘味のすっきりとした味わいのものには向いていないと言う問題があった。内分岐環状構造部分と外分岐構造部分とを有し重合度が50以上であるグルカンは無果汁又は果汁含量の低い果汁飲料には効果がなく、また、多糖に由来する粘性が飲食品に付与されてしまうため、柑橘系など、すっきり感やさっぱり感が求められる飲料には効果がないと言う問題があった。柑橘類の抽出物であるビセニン−2は渋味物質であるため、添加量の僅かなブレによって飲食品の風味を損なう問題や果汁の種類によっては効果がないと言う問題があった。果実の精油成分は同じ種類の果実飲料にしか効果がないという問題があった。酢酸発酵物の濃縮物は必要とする添加量が多く、主成分であるアミノ酸や有機酸の風味が飲食品に付与されてしまうという問題があった。果糖カラメルは本質的に甘味の向上をも伴うという問題があった。ゲンチオオリゴ糖は特有の苦味を有するため、柑橘系の飲料にしか高い効果がみられないという問題があった。リンゴ酸とクエン酸の併用はこれらの酸を多く含むリンゴやみかん系の飲料では高い効果がみられるが、酸味の少ない果汁に対しては未熟な風味になってしまったりする場合があるなど、果汁の種類ごとに添加量を厳密にコントロールする必要があると言う問題があった。パルミトオレイン酸はそれ単独では効果が低いことに加え、アルコール飲料ではエタノールとの間でエステル化反応が進むため、風味が変化する恐れがあると言う問題があった。スクラロースは僅かな添加でも飲食品に甘味が付与されてしまうと共に、高甘味度甘味料独特の苦味が出てしまうこと、独特の残甘味が不自然な後味の原因になると言う問題があった。果汁の加熱処理物は当該特許文献に記載されている通り、完熟感・厚み・ボディー感等からなるコク味は増強することは出来るが、その一方で、フレッシュ感・すっきり感・さっぱり感などを伴った果汁感は出すことが難しかったと言う問題があった。羅漢果抽出物は僅かな添加でも飲食品に甘味が付与されてしまうと共に、高甘味度甘味料独特の苦味が出てしまうこと、独特の残甘味が不自然な後味の原因になると言う問題があった。
本出願人はこれまでに、特定の乳清ミネラルが塩味強化、マスキング、調味作用を有すること(特許文献13〜15)、乳清ミネラルが卵黄感を増強すること(特許文献16)やチョコレート風味を増強すること(特許文献17)を報告している。しかし、これらはの効果は強い風味や濃厚な風味に対する効果であり、正反対のフレッシュでさわやかなフルーツや果汁に対する改良効果については知られていなかった。
また、本出願人は乳清ミネラルを飲料の呈味改質剤としての使用することも提案している(特許文献18)。しかし、この効果は口中で呈味速度の異なる複数の呈味成分の感じ方をまとめる作用によるものであり、特定の成分の呈味を改善する効果についての記載があるものではない。
特開2002―186450号公報 特開2003―289836号公報 特開2006―238829号公報 特開2009―011246号公報 特開2007―190017号公報 特開2008―187952号公報 特開2011―206030号公報 特開2013―126393号公報 特開2014―054192号公報 特許5813791号公報 特開2015―112038号公報 特開2015―208246号公報 特開2008−54662号公報 特開2008−54663号公報 特開2008−54664号公報 特開2012―075430号公報 特開2011―217646号公報 特開2015―208251号公報
従って、本発明の目的は、様々な種類の果汁感を有する飲食品において、とくに果汁の含有量が少ない場合や、果汁を含有しない場合であっても多量に果汁を配合したかのような優れた果汁感を付与する方法、すなわち、他の風味に影響を及ぼすことなく、ごく少量の添加で飲食品の果汁感を増強する果汁感増強剤を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するため、鋭意検討したところ、乳清ミネラル、とくにカルシウム含量を低下させた乳清ミネラルが、飲食品の果汁感を特異的に増強する効果を有することを見出した。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、乳清ミネラルを有効成分とする果汁感増強剤を提供するものである。
本発明の果汁感増強剤を使用することにより、無果汁又は果汁含量の少ない果汁感を有する飲料に対して、高果汁飲料のような、自然な風味、爽快感、フレッシュ感、コク、厚みのある呈味感などの果汁感を付与し又は増強することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
まず、本発明の果汁感増強剤について説明する。本発明の果汁感増強剤は乳清ミネラルを有効成分とするものである。本発明の果汁感増強剤を果汁感を有する飲食品に用いることにより、該飲食品の果汁感を増強することができる。果汁感は果実によって飲食品に付与される。果実によって飲食品に果汁感を付与する場合、例えば、果実そのものを用いることができ、或いは、果汁や果肉等の果実の一部を用いることができる。また、果汁感は果実由来の物質によっても飲食品に付与される。果実由来の物質によって飲食品に果汁感を付与する場合、例えば、果実から抽出されたエキスや果実由来の香料を用いることができる。更に、果汁感は人工合成された物質によっても飲食品に付与される。人工合成された物質によって飲食品に果汁感を付与する場合、例えば、果実の香りを有する、人工合成された香料を用いることができる。本発明の果汁感増強剤によれは、その由来を問わず、飲食品が有するいかなる果汁感も増強することができる。果汁感とは、具体的には、果実から得られる果汁や、香料、エキス等が有する、香気、甘味、酸味、苦味、自然な風味、フレッシュ感、コク、ボリューム感、厚みのある呈味感、とろみ、濃厚感、爽快感等を意味する。
本発明における果汁感の対象となる果実としては、例えば、バレンシアオレンジ、ネーブル、ブラッドオレンジ、グレープフルーツ、レモン、ゆず、シークワーサー、ライム、カボス、日向夏、すだち、スウィーティ―、へべス、温州みかん、ぽんかん、たんかん、八朔、甘夏、夏みかん、ばんぺいゆ、河内晩柑、ざぼん、文旦、金柑、たまたま、ベルガモット、まりひめ、橘、いよかん、清見、不知火、セミノール、ミネオラ、せとか、はるみ、マーコットなど柑橘類をはじめ、メロン、ドラゴンフルーツ、スターフルーツ、パッションフルーツ、ざくろ、パイナップル、イチジク、アップル、アプリコット、チェリー、ブドウ、ラズベリー、ストロベリー、ブルーベリー、クランベリー、アサイー、ハスカップ、プラム、プルーン、りんご、桃、ネクタリン、梨(和梨)、梅、アンズ、柿、カリン、すいか、洋梨、アセロラ、キウィーフルーツ、グァバ、ココナッツ、マンゴー、マンゴスチン、バナナ、パパイア、ドリアン、ライチ、びわ、トマト等が挙げられる。
なお、これらの果実の果汁感にはそれぞれ特徴があり、果汁そのものの香気や甘味を含む呈味だけでなく、柑橘類は酸味と甘みに加えて、外皮を原料に含む場合は外皮に由来する苦味をもったピール感があり、桃やマンゴーなどは果汁自体の風味に加えとろみや濃厚感、ぶどうなどは爽快感がバランスよく加わり、その果実の果汁感を形成している。よって、本発明において果汁感を増強するとは、これらの果実ごとの特徴ある果汁感を増強することを意味するものとする。
本発明の果汁感増強剤の有効成分である乳清ミネラルについて説明する。
乳清ミネラルとは、乳又はホエイ(乳清)から、可能な限りタンパク質や乳糖を除去したものであり、そのため、高濃度に乳の灰分(ミネラル)を含有し、且つ、固形分に占める灰分の割合が極めて高いという特徴を有する。そして、乳清ミネラルのミネラル組成は、原料となる乳やホエイ中のミネラル組成に近い比率となる。
本発明で使用する乳清ミネラルは、本発明の効果が高い点、及び、水溶性と口溶けの点で、純度が高いこと、即ち、タンパク質や乳糖等の不純物の含量が低いことが好ましい。すなわち具体的には、本発明で使用する乳清ミネラルは、固形分に占める灰分含量が30%以上であることが好ましく、固形分に占める灰分含量が50%以上であることがより好ましい。尚、該灰分含量は高ければ高いほど好ましい。
また、本発明で使用する乳清ミネラルとしては、本発明の効果が特に高く、また沈殿や濁りが生じにくい点で、固形分中のカルシウム含量が、好ましくは2質量%未満、より好ましくは1質量%未満、更に好ましくは0.5質量%未満の乳清ミネラルを使用することが好ましい。尚、該カルシウム含量は低いほど好ましい。
牛乳から通常の製法で製造された乳清ミネラルは、固形分中のカルシウム含量が5質量%以上である。上記カルシウム含量が2質量%未満の乳清ミネラルを得る方法としては、乳又はホエイから、膜分離及び/又はイオン交換、さらには冷却により、乳糖及び蛋白質を除去して乳清ミネラルを得る際に、あらかじめカルシウムを低減した乳を使用した酸性ホエイを用いる方法、或いは、チーズ製造時に副産物として生成する甘性ホエイから乳清ミネラルを製造する際に、例えば遠心分離によってカルシウムを除去する工程を挿入することで得る方法が挙げられる。工業的に実施する上での効率やコストの点では、甘性ホエイから乳清ミネラルを製造する際に、例えば膜分離によってある程度ミネラルを濃縮した後に、カルシウムを除去する工程を挿入することで得る方法を採ることが好ましい。ここで使用する脱カルシウムの方法としては、特に限定されず、調温保持による沈殿法等の公知の方法を採ることができる。
上記乳清ミネラルは、流動状、ペースト状、粉末状等、どのような形態であってもよい。
本発明の果汁感増強剤は、上記乳清ミネラルを有効成分として含有するものである。
本発明の果汁感増強剤は、上記乳清ミネラルのみからなることが好ましいが、各種の添加剤と混合して、常法により粉体、顆粒、錠剤等の固形状や、液剤、ペースト等の流動状の形態に製剤化することができる。
本発明の果汁感増強剤が粉体、顆粒、錠剤等の固形状の形態である場合、本発明の果汁感増強剤における上記乳清ミネラルの好ましい含有量は、少量の添加で効果を得るという目的のため、乳清ミネラルの固形分として5〜100質量%であり、より好ましくは10〜100質量%である。
また、本発明の果汁感増強剤が液剤、ペースト等の流動状の形態である場合、本発明の果汁感増強剤における上記乳清ミネラルの好ましい含有量は、少量の添加で効果を得るという目的、及び保存中の結晶の析出を避けるため、乳清ミネラルの固形分として1〜30質量%であり、より好ましくは5〜20質量%である。
本発明の果汁感増強剤は、本発明の効果を阻害しない範囲内で、必要に応じ、上記製剤化するための添加剤を含め、上記乳清ミネラル以外のその他の成分を含有するものとする場合がある。上記その他の成分としては、水、アルコール、油脂、ゲル化剤や安定剤、乳化剤、金属イオン封鎖剤、糖類・甘味料、糖アルコール、澱粉類、乳清ミネラル以外の乳や乳製品、卵製品、穀類、無機塩、有機酸塩、酵素、ジグリセライド、香辛料、香辛料抽出物、ハーブ、直鎖デキストリン・分枝デキストン・環状デキストン等のデキストリン類、オリゴ糖、その他各種食品素材、微粒二酸化ケイ素・炭酸マグネシウム・リン酸二ナトリウム・酸化マグネシウム等の固結防止剤、ビタミン類、光沢剤、着香料、苦味料、酵母エキス、調味料等の呈味成分、着色料、保存料、酸化防止剤、pH調整剤、有機酸、重炭安等のアルカリ剤、強化剤等が挙げられる。
上記油脂としては、例えば、パーム油、パーム核油、ヤシ油、コーン油、綿実油、大豆油、菜種油、米油、ヒマワリ油、サフラワー油、牛脂、乳脂、豚脂、カカオ脂、魚油、鯨油、バター、バターオイル等の各種植物油脂、動物油脂並びにこれらを水素添加、分別及びエステル交換から選択される一又は二以上の処理を施した加工油脂が挙げられる。本発明では、上記の油脂の中から選ばれた1種または2種以上を用いることができる。
上記ゲル化剤や安定剤としては、アルギン酸、アルギン酸塩、ペクチン、LMペクチン、HMペクチン、海藻抽出物、海藻エキス、寒天、グルコマンナン、ローカストビーンガム、グアーガム、ジェランガム、タラガントガム、キサンタンガム、カラギーナン、カードラン、タマリンドシードガム、カラヤガム、タラガム、トラガントガム、アラビアガム、カシアガムが挙げられる。本発明では、上記ゲル化剤や安定剤の中から選ばれた1種または2種以上を用いることができる。
上記乳化剤としては、グリセリン脂肪酸エステル、グリセリン酢酸脂肪酸エステル、グリセリン乳酸脂肪酸エステル、グリセリンコハク酸脂肪酸エステル、グリセリンジアセチル酒石酸脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ショ糖酢酸イソ酪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ステアロイル乳酸カルシウム、ステアロイル乳酸ナトリウム、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等の合成乳化剤や、大豆レシチン、卵黄レシチン、大豆リゾレシチン、卵黄リゾレシチン、酵素処理卵黄、サポニン、卵黄油、植物ステロール類、乳脂肪球皮膜等の天然乳化剤が挙げられる。本発明では、上記の乳化剤の中から選ばれた1種または2種以上を用いることができる。
本発明の果汁感増強剤の形態としては、特に制限されず、固形、顆粒状、粉末状、ペースト状、流動状、液状のいずれの形態であってもよい。
また、本発明の果汁感増強剤が油分と水分を含有する場合、その乳化型は水中油型であっても油中水型であってもよく、さらには2重乳化型であってもよいが、飲食品への分散性が良好である点で水中油型の乳化形態であることが好ましい。
次に、本発明の飲食品について説明する。
本発明の飲食品は、上記果汁感増強剤を含有するものであり、果汁の含有量が少ない場合、さらには香料やエキスのみ含有し果汁を含有しない場合であっても、飲食品に優れた果汁感を付与されているという特徴を有するものである。本発明において飲食品とは、果汁感を有する、果汁入り又は無果汁の様々なフルーツ風味の飲食品を意味し、例えば、フレーバーコーヒー・フルーツコーヒー等のコーヒー飲料、フレーバーティー・フルーツティーなどの紅茶飲料、緑茶・ウーロン茶・煎茶・抹茶・麦茶などの茶飲料、フルーツ牛乳などの乳飲料、発酵乳飲料、豆乳、食酢飲料、スポーツドリンク、栄養ドリンク、健康飲料、果汁入り野菜ジュース、果汁入り飲料、果実ジュース、果実ミックスジュース、顆粒入り果実ジュース、果実・野菜ミックスジュース、果実飲料、フルーツ風味飲料、炭酸飲料、ニアウォーター、乳性飲料、ココア飲料、チョコレート飲料、麦芽飲料、飴湯、しょうが湯、くず湯、ニッキ水、レモン湯、柚子茶、日向夏茶、ノンアルコールビール、ノンアルコール酎ハイ、ノンアルコール梅酒、ノンアルコールカクテル、ミネラルウォーター、ゼリー状飲料、などの非アルコール飲料や、チューハイ、カクテル、ビール、焼酎、ウォッカ、ウイスキー、ワイン、ブランデー、日本酒、みりん、醸造酒、蒸留酒、発泡酒、第3のビール、果実酒、甘味果実酒、スピリッツ、リキュールなどのアルコール飲料、カスタードクリーム・フラワーペースト・ホワイトクリーム・ホイップクリーム・バタークリーム等のクリーム類、シチュー・カレー・ホワイトソース・グラタン等のクリーム状食品、コーンスープ・クラムチャウダー等のスープ類、アイスクリーム・シャーベット・フローズンヨーグルト・ラクトアイス・ゼリー・杏仁豆腐・ババロア・ムース・プリン等のデザート類、マーガリン類、マヨネーズ・ドレッシング等のドレッシング類、かき氷用シロップ等のシロップ・食酢などの調味料、チーズ類、ヨーグルト、パン類、ドーナツ類・キャラメル・キャンディー・グミ・タブレット・ラムネ菓子・チョコレート・ビスケット・クッキー・スポンジケーキ・バターケーキ・スナック・ようかん・かるかん・ガム等の菓子類、ジャム、ハム・ソーセージその他加工食品、香料、味噌汁、汁粉などが挙げられる。本発明においては、商品全体の風味に対し、果汁そのものの風味が占める割合が高く、果汁感の向上が商品価値の向上に直結し、本発明の効果が得やすい点で、飲食品が非アルコール飲料又はアルコール飲料等の飲料であることが好ましい。なお、これら非アルコール飲料又はアルコール飲料は、果肉やゼリー等を含んでいる場合がある。
本発明の飲食品における果汁感増強剤の含有量は、特に限定されず、飲食品100質量部に対し、乳清ミネラルの固形分として好ましくは0.000001〜0.1質量部の範囲となる量から、使用する飲食品の種類や、求める果汁感増強効果の強さ等に応じて適宜決定される。例えば、本発明の飲食品がアルコール飲料の場合は、該アルコール飲料は、上記果汁感増強剤を、アルコール飲料100質量部に対し、乳清ミネラルの固形分として好ましくは0.0001〜0.1質量部、より好ましくは0.0005〜0.05質量部、さらに好ましくは0.001〜0.01質量部となる量含有する。また、本発明の飲食品が非アルコール飲料の場合は、該非アルコール飲料は、上記果汁感増強剤を、非アルコール飲料100質量部に対し、乳清ミネラルの固形分として、好ましくは0.00001〜0.01質量部、より好ましくは0.00005〜0.005質量部、さらに好ましくは0.0001〜0.001質量部となる量含有する。
本発明の飲食品が飲料の場合、本発明の主旨から、該飲料の果汁含量が40質量%以下であることが好ましく、より好ましくは30質量%以下である。また、上記飲料は、例えば、果汁含量が10質量%以下、更には5質量%以下の飲料や、香料やエキスのみを含有し、果汁を含まない無果汁飲料であってもよい。
なお、果汁含量が低い、又は果汁を含有しない飲食品の場合、果汁を使用したのと同等の甘味を出すために、該飲食品に糖類を別途添加することとなる。最近では、低カロリー化、あるいは糖質オフの要望により、糖類に代えて高甘味度甘味料、とくにステビア甘味料を飲食品に添加することが多くなってきている。しかし、高甘味度甘味料は特有の苦味があることから、飲食品に添加した場合、果汁感の妨げになる場合も多い。とくにステビア甘味料は後引き感のある強い甘味があるために、飲食品に添加した場合、飲食品がバランスの悪い果汁感となってしまう。
しかし本発明で使用する乳清ミネラルは呈味速度の異なる複数成分の呈味をまとめる効果をも有し、さらには苦味をごく少量の添加でマスキングする効果をも有するため、本発明の飲食品は、高甘味度甘味料、とくにステビア甘味料を含有する場合であっても、果汁感が優れたものとなる。本発明の飲食品における高甘味度甘味料の含有量は、飲食品の種類や、高甘味度甘味料の種類等に応じて適宜決定されるが、例えば、飲食品中に、好ましくは0.00001〜0.1質量%、より好ましくは0.0001〜0.001質量%となる量である。
本発明の飲食品に使用される高甘味度甘味料は特に限定されず、例えば、ステビア甘味料、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、アリテーム、カンゾウ抽出物、スクラロース、ソーマチン、サッカリン、サッカリン酸ナトリウム、羅漢果抽出物、モネリン、アドバンテーム及びネオテームを挙げることができる。本発明においては、上記高甘味度甘味料から選ばれた1種または2種以上を用いることができる。特に本発明の効果が高い点から、高甘味度甘味料がステビア甘味料、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテームであることが好ましい。
本発明の飲食品における本発明の果汁感増強剤の添加方法はとくに制限されず、飲食品の製造時、加工時、調理時、飲食時等に、飲食品またはその素材に混合、散布、噴霧、溶解等任意の手段により行なわれる。
なお、本発明の飲食品が果汁を含有する場合、使用する果汁としては、果実を絞ったストレート果汁、その水分含量を減じたピューレ、ペースト、ジャム、濃縮果汁、凍結濃縮果汁、濃縮還元果汁などの加工品が挙げられる。
次に、本発明の飲食品の果汁感増強方法について述べる。
本発明の飲食品の果汁感増強方法は、上記本発明の果汁感増強剤を飲食品に添加するものであり、果汁の使用量が少ない場合であっても、さらには香料やエキスのみで果汁を含有しない場合であっても、飲食品自体の風味や物性に影響を与えることなく、果汁感のみを特異的に増強し、飲食品に優れた果汁感を付与するものである。
本発明の飲食品の果汁感増強方法における、果汁感増強剤を飲食品に添加する方法、及び、添加量については上述のとおりである。また、本発明の飲食品の果汁感増強方法において果汁感が増強される飲食品における果汁含量についても上述の通りである。
以下に本発明の実施例を挙げるが、本発明は以下の実施例によって限定されるものではない。なお、実施例において「部」や「%」は質量基準である。
<乳清ミネラルの製造>
〔製造例1〕
チーズを製造する際に副産物として得られる甘性ホエイをナノ濾過膜分離した後、更に逆浸透濾過膜分離により固形分が20質量%となるまで濃縮し、次いで、これを更にエバポレーターで濃縮し、スプレードライ法により、固形分98質量%の乳清ミネラルAを得た。得られた乳清ミネラルAの固形分中の灰分含量は35質量%、カルシウム含量は2.2質量%であった。
〔製造例2〕
チーズを製造する際に副産物として得られる甘性ホエイをナノ濾過膜分離した後、更に逆浸透濾過膜分離により固形分が20質量%となるまで濃縮し、次いで、80℃、20分の加熱処理をして生じた沈殿を遠心分離して除去し、これを更にエバポレーターで濃縮し、スプレードライ法により、固形分98質量%の乳清ミネラルBを得た。得られた乳清ミネラルBの固形分中の灰分含量は55質量%、カルシウム含量は0.4質量%であった。
<果汁感試験>
〔実施例1〕
上記製造例1及び2で得られた乳清ミネラルA及びBについて、市販の果肉・果汁入り飲料(なっちゃん(登録商標) オレンジ:サントリー食品インターナショナル製:果汁40%)、市販の果汁入り炭酸飲料(ぜいたく三ツ矢長野県産黄金桃:アサヒ飲料製:果汁1%含有)及び市販のカクテル飲料(ネクターサワー ピーチ:サッポロビール製:果汁10%含有)100質量部に対し、乳清ミネラルが固形分としてそれぞれ、0.000002質量部、0.00001質量部、0.00005質量部、0.0001質量部、0.0005質量部、0.001質量部、0.005質量部、0.01質量部、0.03質量部、0.1質量部、0.2質量部、0.3質量部となるように添加、溶解し、下記の果汁感強度・味質評価を行なった。
<果汁感評価方法>
12人のパネラーに対し、上記実施例1で得られた飲料と、対照として用意した乳清ミネラル無添加の飲料を舐めさせ、その果汁感強度、味質について、下記パネラー評価基準により評価させ、その合計点数について下記<評価基準>で7段階評価を行ない、その結果を果汁感強度については表1、味質については表2に記載した。
<パネラーの果汁感強度評価基準>
対照に比べあきらかに強化された果汁感を感じる・・ 2点
対照に比べ若干強化された果汁感を感じる・・・・・ 1点
対照とほぼ同じ程度の果汁感を感じる・・・・・・・ 0点
対照より弱い果汁感を感じる・・・・・・・・・・ −1点
果汁感を感じない・・・・・・・・・・・・・・・ −2点
<パネラーの味質評価基準>
果汁感以外の風味を全く感じない・・・・・・・・・・・・・・2点
果汁感以外の風味を感じるが、果汁感として違和感がない・・・1点
果汁感以外の風味を感じ、且つ果汁感として違和感がある・・・0点
耐えがたい異味を感じる・・・・・・・・・・・・・・・・・−1点
<評価基準>
◎ :12人のパネラーの合計点が 21〜24点
○+ :12人のパネラーの合計点が 16〜20点
○ :12人のパネラーの合計点が 11〜15点
○−:12人のパネラーの合計点が 6〜10点
△ :12人のパネラーの合計点が 1〜5点
× :12人のパネラーの合計点が −4〜 0点
××:12人のパネラーの合計点が −5点未満

Figure 2018068237
Figure 2018068237
表1及び表2の結果からわかるとおり、乳清ミネラルは非アルコール飲料100質量部あたりの添加量が、乳清ミネラルの固形分にして0.00001〜0.01質量部で優れた果汁感の増強効果が見られ、0.00001〜0.001質量部で特に優れた果汁感の増強効果が見られ、その効果は低果汁の飲料でより高い増強効果が得られることがわかる。また、固形分中のカルシウム含量が低い乳清ミネラルであると、より優れた効果が得られることがわかる。
またアルコール飲料では、100質量部あたりの添加量が、乳清ミネラルの固形分にして0.0001〜0.1質量部で優れた果汁感の増強効果が見られることがわかる。また、固形分中のカルシウム含量が低い乳清ミネラルであると、より優れた効果が得られることがわかる。
〔実施例2〕
市販の果汁入り飲料(バヤリース(登録商標) アップル:アサヒ飲料製:果汁10%)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.0005g添加した後均一に混合し、本発明の果汁入り飲料Aを得た。果汁入り飲料Aは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、フレッシュ感ととろみ・コクを伴った果汁感が強いものであった。
〔実施例3〕
市販の果汁入り飲料(リボン やさしいりんご:ポッカサッポロフード&ビバレッジ製:果汁20%)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.0005g添加した後均一に混合し、本発明の果汁入り飲料Bを得た。果汁入り飲料Bは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、フレッシュ感ととろみ・コクを伴った果汁感が強いものであった。
〔実施例4〕
市販の果汁入り飲料(なっちゃん(登録商標) オレンジ:サントリー食品インターナショナル製:果汁40%)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.002g添加した後均一に混合し、本発明の果汁入り飲料Cを得た。果汁入り飲料Cは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、後味がすっきりとしつつ、果汁感が強いものであった。
〔実施例5〕
市販の果汁入り飲料(バヤリース(登録商標) オレンジ:アサヒ飲料製:果汁20%)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.005g添加した後均一に混合し、本発明の果汁入り飲料Dを得た。果汁入り飲料Dは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、爽快感を伴った濃厚感のある果汁感が強いものであった。
〔実施例6〕
市販の果汁入り飲料(バヤリース(登録商標) 冬のこくレモン:アサヒ飲料製:果汁10%未満)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.005g添加した後均一に混合し、本発明の果汁入り飲料Eを得た。果汁入り飲料Eは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、レモン特有のピール感を伴ったコク・濃厚感のある果汁感が強いものであった。
〔実施例7〕
市販の果汁入り飲料(ピーチネクター:不二家製:果汁30%)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.0005g添加した後均一に混合し、本発明の果汁入り飲料Fを得た。果汁入り飲料Fは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、桃の自然な甘味ととろみを伴った果汁感が強いものであった。
〔実施例8〕
市販の果汁100%ジュース(トロピカーナ(登録商標) リンゴ&マンゴー:トロピカーナ(キリン・ビバレッジ)製:果汁100%)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.0005g添加した後均一に混合し、本発明の果汁入り飲料Gを得た。果汁入り飲料Gは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、濃厚感がいっそう強く感じる果汁感が強いものであった。
〔実施例9〕
市販の果汁100%ジュース(トロピカーナ(登録商標) グレープフルーツ:トロピカーナ(キリン・ビバレッジ)製:果汁100%)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.001g添加した後均一に混合し、本発明の果汁入り飲料Hを得た。果汁入り飲料Hは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、フレッシュ感とすっきり感を伴いつつ濃厚感がいっそう強く感じる果汁感が強いものであった。
〔実施例10〕
市販の果汁入り飲料(素のままづくり(登録商標) 赤ぶどう 天然水仕立て:ポッカサッポロフード&ビバレッジ製:果汁10%)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.0005g添加した後均一に混合し、本発明の果汁入り飲料Iを得た。果汁入り飲料Iは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、赤ぶどう特有の渋味を伴った濃厚感・コク・とろみのある果汁感が強いものであった。
〔実施例11〕
市販の果汁入り飲料(素のままづくり(登録商標) シャルドネ 天然水仕立て:ポッカサッポロフード&ビバレッジ製:果汁10%)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.0005g添加した後均一に混合し、本発明の果汁入り飲料Jを得た。果汁入り飲料Jは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、白ぶどう特有の爽快感と濃厚感・コク・とろみを伴った果汁感が強いものであった。
〔実施例12〕
市販の果汁入り飲料(グリーンバヤリース(登録商標) からだすっぱい ライムグレープフルーツ(ぶどう入り):アサヒ飲料製:果汁10%)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.0005g添加した後均一に混合し、本発明の果汁入り飲料Kを得た。果汁入り飲料Kは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、ピール感やフレッシュ感を伴ったコクととろみを伴った果汁感が強いものであった。
〔実施例13〕
市販の果汁風味炭酸飲料(ファンタ(登録商標) すいか:日本コカ・コーラ製:無果汁)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.0003g添加した後均一に混合し、本発明の果汁風味炭酸飲料Aを得た。果汁風味炭酸飲料Aは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、果汁を含有しないにもかかわらず、果汁を含むような自然な風味に感じられ、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。また、果汁風味炭酸飲料Aは乳清ミネラル未添加品と比べ、高甘味度甘味料(ステビア甘味料)に由来する甘味の後引き感と苦味も軽減され、自然な風味に感じられた。
〔実施例14〕
市販の果汁入り炭酸飲料(シュウェップス(登録商標) グレープスパークリング:日本コカ・コーラ製:果汁10%未満)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.0002g添加した後均一に混合し、本発明の果汁入り炭酸飲料Aを得た。果汁入り炭酸飲料Aは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、ぶどう特有の爽快感を伴った濃厚感・コク・とろみのある果汁感が強いものであった。
〔実施例15〕
メロン、キウイフルーツを一口大にカットした後、メロン:キウイ=1:1の質量比となるようにミキサーで混合しミックスフルーツジュース(果汁100%)を得た。ミックスフルーツジュース100mlに対して上記乳清ミネラルBを0.001g添加した後均一に混合し、本発明のミックスフルーツジュースAを得た。ミックスフルーツジュースAは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、メロンの濃厚感や甘味、キウイフルーツの爽やかさの広がりが強く感じられ、全体として強い果汁感が感じられるものであった。
〔実施例16〕
市販のニアウォーター(い・ろ・は・す(登録商標) みかん:日本コカ・コーラ製:無果汁)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.0001g添加した後均一に混合し、本発明のニアウォーターAを得た。ニアウォーターAは果汁を含有しないにもかかわらず、果汁を含むような自然な風味に感じられ、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。
〔実施例17〕
市販の果汁入り乳性飲料(ヨーグルスタンド(登録商標) 希少糖の飲むヨーグルジー ピーチ:日本コカ・コーラ製:果汁10%未満(りんご含有))100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.001g添加した後均一に混合し、本発明の果汁入りヨーグルトドリンクAを得た。果汁入りヨーグルトドリンクAは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、低果汁にも関わらず、ヨーグルトの味に負けない果汁のコク・濃厚感、すなわち果汁感が強いものであった。また、果汁入りヨーグルトドリンクAは乳清ミネラル未添加品と比べ、高甘味度甘味料(スクラロース)に由来する甘味の後引き感と苦味も軽減され、自然な風味に感じられた。
〔実施例18〕
市販のイチゴ25g、上白糖5g、牛乳70g、果汁感増強剤として上記乳清ミネラルB 0.002gをミキサーで混合し、本発明のイチゴミルクA(果汁25%)を得た。イチゴミルクAは、乳清ミネラルのみを添加せず、同様の方法で作成した乳清ミネラル未添加のイチゴミルクに比べて、フレッシュ感を伴った果汁感が強いものであった。
〔実施例19〕
市販の酎ハイ飲料(Slat(登録商標) 白桃サワー:アサヒビール製:果汁1%含有)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.0005g添加した後均一に混合し、本発明での酎ハイ飲料Aを得た。酎ハイ飲料Aは果汁含量が1質量%と低いにもかかわらず、乳清ミネラル未添加の場合に比べて、とろみ・コクがあり、より多くの果汁を含むように感じられ、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。また、酎ハイAは乳清ミネラル未添加品と比べ、高甘味度甘味料(アセスルファムK、スクラロース、アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物)に由来する甘味の後引き感と苦味も軽減され、自然な風味に感じられた。
〔実施例20〕
市販の酎ハイ飲料(Slat(登録商標) レモンスカッシュサワー:アサヒビール製:果汁1%含有)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.002g添加した後均一に混合し、本発明の酎ハイ飲料Bを得た。酎ハイ飲料Bは果汁含量が1質量%と低いにもかかわらず、乳清ミネラル未添加の場合に比べて、コクがあり、より多くの果汁を含むように感じられ、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。また、酎ハイ飲料Bは乳清ミネラル未添加品と比べ、高甘味度甘味料(アセスルファムK、アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物、スクラロース配合)に由来する甘味の後引き感と苦味も軽減され、自然な風味に感じられた。
〔実施例21〕
市販の酎ハイ飲料(CLEAR COOLER グレープフルーツ:アサヒビール製:果汁5%含有)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.005g添加した後均一に混合し、本発明の酎ハイ飲料Cを得た。酎ハイ飲料Cは果汁含量が5質量%と低いにもかかわらず、乳清ミネラル未添加の場合に比べて、まろやかで濃厚感が感じられ、より多くの果汁を含むように感じられ、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。
〔実施例22〕
市販の酎ハイ飲料(ストロングゼロ(登録商標) ダブルレモン:サントリースピリッツ製:果汁3%含有)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.002g添加した後均一に混合し、本発明の酎ハイ飲料Dを得た。酎ハイ飲料Dは果汁含量が3質量%と低いにもかかわらず、乳清ミネラル未添加の場合に比べて、レモンの爽やかさの広がりを感じ、より多くの果汁を含むように感じられ、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。また、酎ハイ飲料Dは乳清ミネラル未添加品と比べ、高甘味度甘味料(アセスルファムK、スクラロース)に由来する甘味の後引き感と苦味も軽減され、自然な風味に感じられた。
〔実施例23〕
市販の酎ハイ飲料(極ゼロチューハイ グレープフルーツ:サッポロビール製:果汁0.5%含有)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.002g添加した後均一に混合し、本発明の酎ハイ飲料Eを得た。酎ハイ飲料Eは果汁含量が0.5質量%と低いにもかかわらず、乳清ミネラル未添加の場合に比べて、グレープフルーツの甘味と爽やかさの広がりを感じ、より多くの果汁を含むように感じられ、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。また、酎ハイ飲料Eは乳清ミネラル未添加品と比べ、高甘味度甘味料(ステビア甘味料)に由来する甘味の後引き感と苦味も軽減され、自然な風味に感じられた。
〔実施例24〕
市販の酎ハイ飲料(キレートレモンサワー:サッポロビール製:果汁10%含有)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.001g添加した後均一に混合し、本発明の酎ハイ飲料Fを得た。酎ハイ飲料Fは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、レモン特有のピール感を伴った濃厚感のある強い果汁感が感じられるものであった。
〔実施例25〕
市販の酎ハイ飲料(ネクターサワー ピーチ:サッポロビール製:果汁10%含有)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.002g添加した後均一に混合し、本発明の酎ハイ飲料Gを得た。酎ハイ飲料Gは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、とろみとコクを伴った強い果汁感が感じられるものであった。
〔実施例26〕
市販のカクテル飲料(カクテルパートナー(登録商標) 桃とマンゴーとオレンジ:アサヒビール製:果汁5%含有)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.002g添加した後均一に混合し、本発明のカクテル飲料Aを得た。カクテル飲料Aは果汁含量が5質量%と低いにもかかわらず、乳清ミネラル未添加の場合に比べて、果汁の甘味とトップから後伸びする果汁風味が強く、より多くの果汁を含むように感じられ、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。また、カクテル飲料Aは乳清ミネラル未添加品と比べ、高甘味度甘味料(アセスルファムK、スクラロース)に由来する甘味の後引き感と苦味も軽減され、自然な風味に感じられた。
〔実施例27〕
市販の梅酒ソーダ(ウメッシュ(登録商標) プレーンソーダ缶:チョーヤ製)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.005g添加した後均一に混合し、本発明の梅酒ソーダAを得た。梅酒ソーダAは梅の濃厚感、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。また、梅酒ソーダAは乳清ミネラル未添加品と比べ、高甘味度甘味料(アセスルファムK、スクラロース)に由来する甘味の後引き感と苦味も軽減され、自然な風味に感じられた。
〔実施例28〕
市販のノンアルコールチューハイテイスト飲料(のんある気分(登録商標) 地中海レモン:サントリースピリッツ製:果汁1%含有)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.002g添加した後均一に混合し、本発明のノンアルコールチューハイテイスト飲料Aを得た。ノンアルコールチューハイテイスト飲料Aは果汁含量が1質量%と低いにもかかわらず、乳清ミネラル未添加の場合に比べて、レモンの爽やかさの広がりを感じ、より多くの果汁を含むように感じられ、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。また、ノンアルコールチューハイテイスト飲料Aは乳清ミネラル未添加品と比べ、高甘味度甘味料(アセスルファムK、スクラロース)に由来する甘味の後引き感と苦味も軽減され、自然な風味に感じられた。
〔実施例29〕
市販のノンアルコールチューハイテイスト飲料(のんある気分(登録商標) カシスオレンジテイスト:サントリースピリッツ製:果汁3%含有)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.002g添加した後均一に混合し、本発明のノンアルコールチューハイテイスト飲料Bを得た。ノンアルコールチューハイテイスト飲料Bは果汁含量が1質量%と低いにもかかわらず、乳清ミネラル未添加の場合に比べて、特有の苦味を伴ったコクと爽やかさの広がりを感じ、より多くの果汁を含むように感じられ、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。また、ノンアルコールチューハイテイスト飲料Bは乳清ミネラル未添加品と比べ、高甘味度甘味料(アセスルファムK、スクラロース)に由来する甘味の後引き感と苦味も軽減され、自然な風味に感じられた。
〔実施例30〕
市販のノンアルコール梅酒ソーダ(酔わないウメッシュ(登録商標) ノンアルコール:チョーヤ製:果汁10%)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.003g添加した後均一に混合し、本発明のノンアルコール梅酒ソーダAを得た。ノンアルコール梅酒ソーダAは梅の濃厚感、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。
〔実施例31〕
市販のかき氷用シロップ(氷みつ いちご:井村屋製:無果汁)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.01g添加した後均一に混合し、本発明のかき氷用シロップAを得た。かき氷用シロップAをかき氷器で砕氷した氷にかけて食べたところ、乳清ミネラル未添加のかき氷用シロップをかけた場合(氷とシロップの重量比は同じ)に比べて、無果汁であるにもかかわらず、フレッシュなイチゴ果汁を含むように感じられ、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。
〔実施例32〕
市販のパイナップルジュース(デルモンテパイナップルジュース:デルモンテ製:果汁100%)190gに粉末ゼラチン30gを加え、10分静置したのち、60℃の湯煎で溶かした。グラニュー糖30g、上記乳清ミネラルB 0.005gを溶かしたのち、型に入れて冷やして固め、本発明のパイナップル味のグミキャンディーA(果汁76%)を作成した。グミキャンディーAは、乳清ミネラルを入れずに同様の方法で作成したグミキャンディーに比べ、フレッシュ感と濃厚感を伴った強い果汁感が感じられるものであった。
〔実施例33〕
市販のアンズジャム(アヲハタ55ジャム アンズ:アヲハタ製:果汁不明)100gに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.005g添加した後均一に混合し、本発明のアンズジャムAを得た。アンズジャムAはアンズの濃厚感、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。
〔実施例34〕
市販の果汁・果肉入り飲料(つぶたっぷり贅沢みかん:ポッカサッポロフード&ビバレッジ製:果汁40%含有)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.0005g添加した後均一に混合し、本発明である果汁入り飲料Lを得た。果汁入り飲料Lは乳清ミネラル未添加の場合に比べて、果汁感が強いものであった。
〔実施例35〕
市販の果汁入り炭酸飲料(ぜいたく三ツ矢長野県産黄金桃:アサヒ飲料製:果汁1%含有)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.0005g添加した後均一に混合し、本発明である果汁入り炭酸飲料Bを得た。果汁入り果汁入り炭酸飲料Bは果汁含量が1質量%と低いにもかかわらず、乳清ミネラル未添加の場合に比べて、より多くの果汁を含むように感じられ、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。
〔実施例36〕
市販のニアウォーター(白桃香るおいしい水:ポッカサッポロフード&ビバレッジ製:無果汁)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.0005g添加した後均一に混合し、本発明であるニアウォーターBを得た。ニアウォーターBは果汁を含有しないにもかかわらず、果汁を含むように感じられ、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。
〔実施例37〕
市販のカクテル飲料(カクテルパートナー(登録商標) 特濃はちみつ柚子みかん:アサヒビール製:果汁13%含有)100mlに対し果汁感増強剤として上記乳清ミネラルBを0.002g添加した後均一に混合し、本発明であるカクテル飲料Bを得た。カクテル飲料Bは果汁含量が13質量%と低いにもかかわらず、乳清ミネラル未添加の場合に比べて、より多くの果汁を含むように感じられ、すなわち強い果汁感が感じられるものであった。また、カクテル飲料Bは乳清ミネラル未添加品と比べ、高甘味度甘味料(アセスルファムK、スクラロース)に由来する甘味の後引き感と苦味も軽減され、自然な風味に感じられた。

Claims (7)

  1. 乳清ミネラルを有効成分とする果汁感増強剤。
  2. 上記乳清ミネラルは、固形分中のカルシウム含量が2質量%未満である請求項1記載の果汁感増強剤。
  3. 請求項1又は2記載の果汁感増強剤を含有する飲食品。
  4. 上記飲食品の果汁含量が40質量%以下である請求項3記載の飲食品。
  5. 高甘味度甘味料を含有する請求項3又は4記載の飲食品。
  6. 乳清ミネラルを飲食品に添加する飲食品の果汁感増強方法。
  7. 上記飲食品の果汁含量が40質量%未満である請求項6記載の果汁感増強方法。
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