JP2018068051A - 車車間充電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリを車両外部の電源からの電力により充電する場合において、車両として使用上の制約を抑制することができる車車間充電システムを提供すること。【解決手段】バッテリ22と、バッテリ22からの電力を受電側車両2RVに給電あるいはバッテリ22に給電側車両2FVからの電力を受電する非接触受給電装置26と、車両2の走行状態を制御する制御装置28と、情報の授受を行うDCM21と、を有する車両2を2台以上備え、受電側車両2RVに対して給電側車両2FVからバッテリ22の電力を給電する場合に、給電側車両2FVの制御装置は、受電側車両2RVとの距離L1を非接触受給電装置26による受給電可能な距離に維持する受給電可能距離維持制御を行い、非接触受給電装置26は、DCM21を介して受信した受電側車両2RVのバッテリ22の充電状態に基づいて、受電側車両2RVのバッテリ22を充電する充電制御を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、車車間充電システムに関する。
自動運転を行う複数の車両が車車間通信により、情報の授受を行いながら一方の車両の走行状態に応じて他方の走行状態を制御する技術が提案されている(特許文献1参照)。自動運転を行う車両においては、蓄電装置を搭載し、蓄電装置からの電力により、駆動源であるモータを駆動することで走行する車両がある。
特許第5195930号公報
蓄電装置は、充電状態が少なくなると、モータ以外の駆動源であるエンジンの駆動力により発電する発電機、あるいは車両外部の電源からの電力により、充電されることとなる。特に、車両内部に発電機を有さない場合は、駐車場などに設置されている充電装置を介して、車両を停車した状態で、蓄電装置に対して車両外部の電源からの電力による充電を行わなければならず、車両として使用上の制約を受けることとなる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、蓄電装置を車両外部の電源からの電力により充電する場合において、車両として使用上の制約を抑制することができる車車間充電システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る車車間充電システムは、蓄電装置と、非接触状態において、前記蓄電装置からの電力を受電側車両に給電あるいは前記蓄電装置に給電側車両からの電力を受電する非接触受給電装置と、車両の走行状態を制御する制御装置と、前記受電側車両および前記給電側車両の間で情報の授受を行う車車間通信装置と、を有する車両を2台以上備え、前記受電側車両に対して前記給電側車両から前記蓄電装置の電力を給電する場合に、前記受電側車両および前記給電側車両のうち一方側車両の前記制御装置は、他方側車両との距離を前記非接触受給電装置による受給電可能な距離に維持する受給電可能距離維持制御を行い、前記受電側車両の前記車車間通信装置は、少なくとも前記受電側車両の前記蓄電装置の充電状態に関する情報を前記給電側車両の前記車車間通信装置に送信し、前記受電側車両および前記給電側車両の前記非接触受給電装置は、受信した前記受電側車両の前記蓄電装置の充電状態に基づいて、前記蓄電装置からの電力により前記受電側車両の前記蓄電装置を充電する充電制御を行う、ことを特徴とする。
上記車車間充電システムにおいて、車両外部に設置され、情報の授受を行うサーバをさらに備え、前記車両は、前記サーバとの間で情報の授受を行うサーバ通信装置をさらに有し、前記受電側車両に対して前記給電側車両から前記蓄電装置の電力を給電する場合に、前記受電側車両の前記サーバ通信装置は、少なくとも前記受電側車両の位置情報を前記サーバに送信し、前記サーバは、受信した前記受電側車両の位置情報を前記給電側車両に送信する、ことが好ましい。
上記車車間充電システムにおいて、前記制御装置は、前記車両を目的位置まで走行させる自動走行制御装置であり、前記受電側車両に対して前記給電側車両から前記蓄電装置の電力を給電する場合に、少なくとも前記給電側車両の前記制御装置は、受信した前記受電側車両の位置情報に基づいて前記受電側車両に向かって前記給電側車両を走行させる、ことが好ましい。
上記車車間充電システムにおいて、前記非接触受給電装置は、対向することで電力の授受を行うアンテナを有し、前記アンテナは、前記車両の前面あるいは後面の少なくとも一方に設けられる、ことが好ましい。
上記車車間充電システムにおいて、前記受電側車両の前記非接触受給電装置は、前記受電側車両の底面に設けられ、対向することで電力の授受を行うアンテナを有し、前記給電側車両の前記非接触受給電装置は、対向することで電力の授受を行うアンテナと、前記アンテナを車両前後方向において前記給電側車両外部まで移動させるアンテナ移動装置とを有し、前記受給電可能距離維持制御は、前記一方側車両と前記他方側車両との車両前後方向における距離を前記非接触受給電装置による受給電可能な距離に維持するものであり、前記受電側車両に対して前記給電側車両から前記蓄電装置の電力を給電する場合に、前記アンテナ移動装置は、前記受給電可能距離維持制御が行われている状態で、前記給電側車両の前記アンテナを前記受電側車両の前記アンテナと対向する位置まで移動させる、ことが好ましい。
本発明に係る車車間充電システムにおいては、受電側車両に対して、車両外部の電源である給電側車両から蓄電装置の電力を給電する場合において、制御装置により受電側車両と給電側車両との距離を非接触受給電装置による受給電可能な距離に維持し、非接触受給電装置を介して、蓄電装置からの電力により受電側車両の蓄電装置を充電するので、受電側車両が走行状態であっても、給電側車両の蓄電装置からの電力により受電側車両の蓄電装置の充電を行うことができるので、車両として使用上の制約を抑制することができる。
図1は、実施形態1に係る車車間充電システムのブロック図である。 図2は、実施形態1に係る車車間充電システムの動作フローを示す図である。 図3は、実施形態2に係る車車間充電システムのブロック図である。 図4は、実施形態2に係る車車間充電システムにおける充電状態を示すブロック図である。
以下に、本発明に係る車車間充電システムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記の実施形態における構成要素は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
実施形態に係る車車間充電システムについて説明する。図1は、実施形態1に係る車車間充電システムのブロック図である。本実施形態に係る車車間充電システム1Aは、図1に示すように、複数の車両2と、サーバ3とを備える。
複数の車両2は、後述するバッテリ22からの電力を受電側車両2RVに給電する給電側車両2FVと、給電側車両2FVからの電力によりバッテリ22を充電する受電側車両2RVとがある。本実施形態における複数の車両2は、給電側車両2FVおよび受電側車両2RVが1台ずつで構成されるが、これに限定されるものではなく、車両2に備えられる非接触受給電装置26の数に応じて、給電側車両2FV1台に対して受電側車両2RVが複数台であっても、受電側車両2RV1台に対して給電側車両2FVが複数台であってもよい。本実施形態における車両2は、後述する駆動装置24において駆動源として図示しないモータを有する電気車両(EV)であり、車両2を後述するGPS27により検出された位置情報に基づいて、目的位置まで走行させる自動走行車両である。本実施形態における給電側車両2FVおよび受電側車両2RVは、同一車両であるが、少なくともDCM21と、バッテリ22と、操舵装置23と、駆動装置24と、制動装置25と、非接触受給電装置26と、GPS27と、制御装置28とをそれぞれ有していれば、車種やグレードは異なっていてもよい。
DCM21は、データ通信モジュールであり、無線通信機能部品であり、車両2と車両外部とを無線により接続し、車両2と車両外部との間で情報の授受を行うものである。本実施形態におけるDCM21は、車車間通信装置であるとともに、サーバ通信装置である。DCM21は、広域無線及び狭域無線により車両外部の通信機器と通信を行う。なお、広域無線の方式は、例えばラジオ(AM,FM)、TV(UHF,4K,8K)、TEL、GPS、WiMAX(登録商標)等である。また、狭域無線の方式は、例えばETC/DSRC、VICS(登録商標)、無線LAN、ミリ波通信等である。本実施形態におけるDCM21は、複数のサーバで構築されるクラウド環境4上のサーバのうち、車両2と情報の授受を行うサーバ3との間、および隣接する車両2のDCM21との間で、情報の授受、すなわちデータの送受信を行うものである。また、DCM21は、制御装置28と接続されており、制御装置28との間でデータの送受信を行うことができる。また、DCM21は、制御装置28を介してバッテリ22と接続されており、バッテリ22から供給される電力により動作する。本実施形態では、受電側車両2RVに対して給電側車両2FVからバッテリ22の電力を給電する場合(以下、単に「給電する場合」と称する)に、受電側車両2RVの制御装置28により、受電側車両2RVのバッテリ22の充電状態に関する情報、例えばバッテリ容量SOC(%)を、受電側車両2RVのDCM21が給電側車両2FVのDCM21に送信し、給電側車両2FVの制御装置28が取得する。本実施形態では、給電する場合に、受電側車両2RVの制御装置28により、受電側車両2RVのDCM21がGPS27により検出された現在の位置情報をサーバ3に送信する。本実施形態では、給電する場合に、給電側車両2FVの制御装置28により、給電側車両2FVのDCM21がサーバ3に送信された受電側車両2RVの現在の位置情報をサーバ3から受信する。
バッテリ22は、蓄電装置であり、充放電可能な電池であり、すなわち二次電池である。バッテリ22は、制御装置28と接続されており、バッテリ22の充電状態を制御装置28に出力する。
操舵装置23は、車両2を旋回させるものであり、車両2の転舵輪(主に、前輪)の転舵角を変更するものである。操舵装置23は、例えば、モータなどの転舵アクチュエータにより、転舵輪の転舵角を変更するステアリング装置である。操舵装置23は、制御装置28と接続されており、制御装置28により操舵制御が行われる。また、操舵装置23は、バッテリ22と接続されており、バッテリ22から供給される電力により転舵アクチュエータが駆動する。
駆動装置24は、車両2を加速することで、前進・後進させるものであり、車両2の駆動輪(主に、前輪あるいは後輪)に回転力を発生するものである。本実施形態の駆動装置24は、駆動源としてモータと、モータからの駆動力を駆動輪に伝達する変速機などを有するものである。駆動装置24は、制御装置28と接続されており、制御装置28により駆動制御が行われる。また、駆動装置24は、バッテリ22と接続されており、バッテリ22から供給される電力によりモータが駆動する。
制動装置25は、車両2を減速・停止させるものであり、車両2の全輪に制動力を発生するものである。制動装置25は、例えば、制動アクチュエータにより発生する油圧により、ブレーキパッドをブレーキロータに接触させる油圧ブレーキ装置である。制動装置25は、制御装置28と接続されており、制御装置28により制動制御が行われる。また、制動装置28は、バッテリ22と接続されており、バッテリ22から供給される電力により制動アクチュエータが駆動する。
非接触受給電装置26は、非接触状態において、給電側車両2FVのバッテリ22からの電力を受電側車両2RVに給電あるいは受電側車両2RVのバッテリ22に給電側車両2FVからの電力を受電するものである。本実施形態の非接触受給電装置26は、車両2の前面2a(車両前後方向のうち前方側の面)に設けられる前面非接触受給電装置26Fと、車両2の後面2b(車両前後方向のうち後方側の面)に設けられる後面非接触受給電装置26Rとがある。非接触受給電装置26は、アンテナ26aを有し、対向する2つのアンテナ26aにより、電力の授受を行うものである。前面非接触受給電装置26Fは、アンテナ26aが前方側を電力の授受面として設けられている。後面非接触受給電装置26Rは、アンテナ26aが後方側を電力の授受面として設けられている。非接触受給電装置26は、制御装置28と接続されており、制御装置28により受給電制御が行われる。また、非接触受給電装置26は、バッテリ22と接続されており、給電側車両2FVのバッテリ22からの電力により、給電側車両2FVのアンテナ26aおよび受電側車両2RVのアンテナ26aを介して受電側車両2RVのバッテリ22を充電する充電制御を行う。本実施形態では、給電する場合に、制御装置28が取得した充電状態から算出した受電側車両2RVのバッテリ22の充電状態に関する情報、例えばバッテリ容量SOCに基づいて、給電側車両2FVの制御装置28により、給電側車両2FVの非接触受給電装置26が給電側車両2FVのバッテリ22からの電力を受電側車両2RVの非接触受給電装置26に対して送信し、受電側車両2RVの制御装置28により、受電側車両2RVの非接触受給電装置26が受信した給電側車両2FVのバッテリ22からの電力を受電側車両2RVのバッテリ22に充電する。非接触受給電装置26は、磁気共鳴式、直流共鳴式、電磁誘導式など受給電方式を用いる。なお、前面非接触受給電装置26Fのアンテナ26aおよび後面非接触受給電装置26Rのアンテナ26aは、互いに車両前後方向において対向するように、車両上下方向(車両高さ方向)における高さが設定されている。
GPS27は、車両2の現在の位置情報を検出するものである。GPS27は、制御装置28と接続されており、検出された車両2の位置情報を制御装置28に出力する。また、GPS27は、制御装置28を介してバッテリ22と接続されており、バッテリ22から供給される電力により動作する。
制御装置28は、操舵装置23、駆動装置24および制動装置25を制御することで、車両2の走行状態を制御するものである。本実施形態の制御装置28は、車両2を目的地に対応する目的位置まで走行させる自動走行制御装置でもある。制御装置28は、車両2に設けられている車両外部の状態を検出する図示しない各種センサと接続されている。制御装置28は、予め記憶されている地図情報、各種センサの検出結果およびDCM21より受信した隣接する車両2の走行情報や、道路情報、歩行者情報などに基づいて、例えば、車両前方の車両2に対する追従走行制御、車線から逸脱することを抑制して走行する車線維持走行制御、走行中の車線から隣接する車線へ変更する車線変更走行制御、信号や歩行者等の状況に応じて停車制御などを行う。制御装置28は、上記制御を組み合わせ、乗員の図示しない操作装置の操作により設定された目的位置まで車両2を走行する自動走行制御を行う。本実施形態では、給電する場合に、給電側車両2FVの制御装置28は、受信された受電側車両2RVの位置情報に基づいて目的位置を設定し、自動走行制御を行う。つまり、給電する場合には、給電側車両2FVの制御装置28が行う自動走行制御は、受信した受電側車両2RVの位置情報に基づいて受電側車両2RVに向かって給電側車両2FVを走行させるものである。ここで、制御装置28のハードウェア構成は、既知のものであり、CPU、ROM、RAMおよびインターフェースを含んだ電子制御ユニットである。なお、制御装置28は、1つの電子制御ユニットで構成されていても、複数の電子制御ユニットで構成されていてもよい。
制御装置28は、給電する場合に、受給電可能距離維持制御を行う。本実施形態では、給電する場合に、給電側車両2FVの制御装置28が、受電側車両2RVとの距離を非接触受給電装置26による受給電可能な距離L1に維持する制御である受給電可能距離維持制御を行う。ここで、非接触受給電装置26による受給電可能な距離L1とは、受電側車両2RVの非接触受給電装置26、本実施形態では後面非接触受給電装置26Rのアンテナ26aと、給電側車両2FVの非接触受給電装置26、本実施形態では前面非接触受給電装置26Fのアンテナ26aとが車両前後方向において対向した際に、受給電効率が大きく低下し、受給電が不可能とならない距離である。給電側車両2FVの制御装置28は、受給電可能距離維持制御として、受電側車両2RVと給電側車両2FVとの車間距離を距離L1とする追従走行制御を行う。
サーバ3は、車両外部に設置されており、複数の車両2と情報の授受を行うものである。本実施形態のサーバ3は、複数のサーバで構築されるクラウド環境4上に設置されている。サーバ3は、受信した受電側車両2RVの位置情報を給電側車両2FVに送信するものである。
次に、本実施形態に係る車車間充電システム1Aの動作について説明する。図2は、実施形態1に係る車車間充電システムの動作フローを示す図である。
まず、受電側車両2RVの制御装置28は、バッテリ容量SOCが要充電値SOCL以下であるか否かを判定する(ステップST1)。ここでは、受電側車両2RVの制御装置28は、バッテリ22から出力された充電状態からバッテリ容量SOCを算出し、バッテリ容量SOCがバッテリ22を充電することが必要であるか否かの基準値である要充電値SOCL以下であるか否を判定する。
次に、受電側車両2RVのDCM21は、バッテリ容量SOCが要充電値SOCL以下であると判定される(ステップST1 Yes)と、受電側車両2RVの情報をサーバ3に送信する(ステップST2)。ここでは、受電側車両2RVの制御装置28によりバッテリ22の充電を充電することが必要であると判定すると、受電側車両2RVの情報、本実施形態では、少なくとも車両識別情報および位置情報をサーバ3に出力する。なお、車両識別情報とは、受電側車両2RVを特定するための情報、例えば、受電側車両2RVを特定することができるID情報などである。また、受電側車両2RVは、受電側車両2RVが移動することで、位置情報が変化することを考慮して、車両識別情報および位置情報をサーバ3に常時送信する。なお、受電側車両2RVの制御装置28は、バッテリ容量SOCが要充電値SOCL以下となるまで、上記ステップST1を繰り返(ステップST1 No)す。
次に、サーバ3は、給電側車両2FVを選択する(ステップST3)。給電側車両2FVとなりうる車両2の現在の位置情報、バッテリ容量SOCおよび目的位置は、車両2のDCM21により常時サーバ3に送信されている。したがって、サーバ3は、常時、給電側車両2FVとなりうる複数の車両2の現在の位置情報、バッテリ容量SOCおよび目的位置を把握している。ここでは、サーバ3は、給電側車両2FVとなりうる車両2の現在の位置情報、バッテリ容量SOCおよび目的位置に基づいて、複数の車両2から給電側車両2FVを選択する。サーバ3により給電側車両2FVとして選択する車両2の条件は、例えば、受電側車両2RVの現在の位置から半径数十mから数百mに位置し、バッテリ容量SOCが給電可能値SOCF以上であり、目的位置が受電側車両2RVの目的位置に近い車両2などである。
次に、サーバ3は、給電側車両2FVとなりうる車両2のうち、選択した車両2である給電側車両2FVに情報を送信する(ステップST4)。ここでは、サーバ3は、受電側車両2RVの車両識別情報および位置情報を給電側車両2FVに送信する。なお、サーバ3は、受電側車両2RVの車両識別情報および位置情報を給電側車両2FVに常時送信する。受電側車両2RVに給電を行ってもよいか否かを選択された車両2の乗員に確認をしてもよい。サーバ3は、選択された車両2の乗員が給電側車両2FVとなることを拒否した場合、給電側車両2FVとして選択する車両2の条件を満たす他の車両2を選択する。
次に、給電側車両2FVは、受電側車両2RVに向かって自動走行を行う(ステップST5)。ここでは、給電側車両2FVの制御装置28は、サーバ3より受信した受電側車両2RVの位置情報に基づいて目的位置に設定して自動走行制御を実行する。したがって、給電側車両2FVは、受電側車両2RVが走行中であっても、停車中であっても、受電側車両2RVに向かって自動走行が行われる。
次に、給電側車両2FVは、受給電可能距離維持制御を実行する(ステップST6)。ここでは、給電側車両2FVの制御装置28は、実行している自動走行制御により、給電側車両2FVが受電側車両2RVに後方から近づくと、給電側車両2FVおよび受電側車両2RVのDCM21を介して、受電側車両2RVの車両識別情報を取得し、受電側車両2RVから直接取得された車両識別情報と、サーバ3より取得した受電側車両2RVの車両識別情報とを比較して、一致する場合に受給電可能距離維持制御に移行する。したがって、給電側車両2FVと受電側車両2RVとの車間距離を距離L1に維持する。
次に、受電側車両2RVおよび給電側車両2FVの非接触受給電装置26は、充電制御を行う(ステップST7)。ここでは、受給電可能距離維持制御により給電側車両2FVと受電側車両2RVとの車間距離を距離L1に維持した状態で充電制御を行う。給電側車両2FVの非接触受給電装置26が給電側車両2FVのバッテリ22からの電力を受電側車両2RVの非接触受給電装置26に対して送信し、受電側車両2RVの非接触受給電装置26が受信した給電側車両2FVのバッテリ22からの電力を受電側車両2RVのバッテリ22に充電する。
まず、給電側車両2FVの制御装置28は、受電側車両2RVのバッテリ容量SOCが完了充電値SOCH以上であるか否かを判定する(ステップST8)。ここでは、給電側車両2FVの制御装置28は、給電側車両2FVおよび受電側車両2RVのDCM21を介して、受電側車両2RVのバッテリ容量SOCを取得し、取得した受電側車両2RVのバッテリ容量SOCがバッテリ22を十分に充電することができたか否かの基準値である完了充電値SOCH(要充電値SOCLよりも高い)以上であるか否かを判定する。
次に、給電側車両2FVの制御装置28は、受電側車両2RVのバッテリ容量SOCが完了充電値SOCH以上であると判定される(ステップST8 Yes)と、充電制御を終了させ、受給電可能距離維持制御を終了する。なお、給電側車両2FVの制御装置28は、バッテリ容量SOCが完了充電値SOCH以上となるまで、上記ステップST6〜ST8を繰り返す(ステップST8 No)。
以上のように、本実施形態に係る車車間充電システム1Aにおいては、受電側車両2RVに対して、車両外部の電源である給電側車両2FVからバッテリ22の電力を給電する場合において、給電側車両2FVの制御装置28により受電側車両2RVと給電側車両2FVとの距離を受電側車両2RVおよび給電側車両2FVの非接触受給電装置26による受給電可能な距離L1に維持し、受電側車両2RVおよび給電側車両2FVの非接触受給電装置26を介して、給電側車両2FVのバッテリ22からの電力により受電側車両2RVのバッテリ22を充電する。したがって、受電側車両2RVが走行状態であっても、給電側車両2FVのバッテリ22からの電力により受電側車両2RVのバッテリ22の充電を行うことができる。これにより、受電側車両2RVがバッテリ22の充電のために、充電装置があるステーションなどに移動して、充電中に停車状態となることを回避することができるので、受電側車両2RVとして使用上の制約を抑制することができる。これにより、道路などのインフラを用いて受電側車両2RVのバッテリ22を充電する場合と比較して、設備投資を少なくすることができる。
また、本実施形態に係る車車間充電システム1Aにおいては、給電側車両2FVにおいて受電側車両2RVの位置情報を取得することができるので、受電側車両2RVに向かって給電側車両2FVを確実に移動させることができる。また、本実施形態に係る車車間充電システム1Aにおいては、給電側車両2FVが受電側車両2RVの位置情報に基づいて受電側車両2RVに向かって自動走行することができるので、受電側車両2RVに対して給電側車両2FVを確実に向かわせることができ、給電側車両2FVが受電側車両2RVに対して確実に給電を行うことができる。また、非接触受給電装置26が車両前後方向において対向することで電力の授受を行うので、受給電可能距離維持制御において、給電側車両2FVと受電側車両2RVとの距離L1を車両前後方向、すなわち車間距離として維持することで、充電制御を行うことができる。したがって、受給電可能距離維持制御を追従走行制御とすることができ、制御負担を軽減することができる。
なお、上記実施形態1では、受給電可能距離維持制御を受電側車両2RVの車両後方に位置する給電側車両2FVの制御装置28が行う場合について説明したが、給電側車両2FVの車両後方に位置する受電側車両2RVの制御装置28が行うこともできる。また、受電側車両2RVおよび給電側車両2FVの制御装置28が協調して受給電可能距離維持制御を行うこともできる。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2に係る車車間充電システムについて説明する。図3は、実施形態2に係る車車間充電システムのブロック図である。図4は、実施形態2に係る車車間充電システムにおける充電状態を示すブロック図である。実施形態2に係る車車間充電システム1Bは、図3に示すように、受電側車両2RVおよび給電側車両2FTの非接触受給電装置26の車両2に対する配置および構成が実施形態1に係る車車間充電システム1Aと異なる。実施形態2に係る車車間充電システム1Bの基本的構成は、実施形態1に係る車車間充電システム1Aと同様であるので、同一符号についての説明を省略あるいは簡略化する。
複数の車両2は、バッテリ29からの電力を受電側車両2RVに給電する給電側車両2FTと、給電側車両2FTからの電力によりバッテリ22を充電する受電側車両2RVとがある。給電側車両2FTは、トラックなどであり、受電側車両2RVのバッテリ22よりも大容量のバッテリ29を、例えば、荷台に有する。給電側車両2FTは、受電側車両2RVとなることはなく、受電側車両2RVに給電を行う専用車である。なお、給電側車両2FTのバッテリ29の充電は、例えば、充電装置があるステーションなどにおいて、非接触受給電装置26を介して、あるいはバッテリ29に直接充電ケーブルを接続して行われる。
受電側車両2RVの非接触受給電装置26は、車両2の底面2c(車両上下方向のうち下方側の面)に設けられる底面非接触受給電装置26Bである。底面非接触受給電装置26Bは、受電側車両2RVの車両上下方向において、非接触状態で電力の授受が可能である。本実施形態の底面非接触受給電装置26Bは、車両前後方向のうち後方側に設けられおり、アンテナ26aが下方側、すなわち地面側を電力の授受面として設けられている。
給電側車両2FTの非接触受給電装置26は、車両2の底面2c(車両上下方向のうち下方側の面)に設けられる底面非接触受給電装置26Dである。底面非接触受給電装置26Dは、給電側車両2FTの車両上下方向において、非接触状態で電力の授受が可能である。本実施形態の底面非接触受給電装置26Dは、車両前後方向のうち前方側に設けられおり、アンテナ26aが上方側、すなわち車両側を電力の授受面として設けられている。本実施形態の底面非接触受給電装置26Dは、車両前後方向のうち前方側に設けられ、アンテナ26aと、アンテナ移動装置26bと、アーム26cとを有する。アンテナ移動装置26bは、図3および図4に示すように、アンテナ26aを車両前後方向において給電側車両2FTの外部まで移動させるものである。アンテナ移動装置26bは、先端部(車両前後方向のうち前方側端部)にアンテナ26aが固定されたアーム26cを車両前後方向において移動自在に支持しつつ、図示しないアクチュエータにより、アーム26cを車両前後方向に移動させることで、アンテナ26aを車両前後方向に移動させるものである。アンテナ移動装置26bは、制御装置28と接続されており、制御装置28によりアンテナ26aの移動制御が行われる。アンテナ移動装置26bは、給電を行わない場合においてアンテナ26aを車両上下方向から見た場合に給電側車両2FTの内部に位置(待機位置)させ、給電する場合においてアンテナ26aを車両上下方向から見た場合に給電側車両2FTの外部で、かつ受電側車両2RVのアンテナ26aと対向する待機位置よりも車両前方に位置(給電位置)させる。本実施形態におけるアンテナ移動装置26bは、給電側車両2FTの制御装置28により受給電可能距離維持制御が行われている状態で、アンテナ26aを待機位置から給電位置まで移動させる。
給電側車両2FTの制御装置28は、受給電可能距離維持制御を行い、給電側車両2FTと受電側車両2RVとの車両前後方向における距離を非接触受給電装置26による受給電可能な距離L2に維持する。ここで、非接触受給電装置26による受給電可能な距離L2とは、アンテナ移動装置26bによりアンテナ26aを給電位置まで移動させた状態において、受電側車両2RVの底面非接触受給電装置26Bのアンテナ26aと、給電側車両2FTの底面非接触受給電装置26Dのアンテナ26aとが車両上下方向において対向した際に、受給電効率が大きく低下し、受給電が不可能とならない距離である。給電側車両2FTの制御装置28は、受給電可能距離維持制御として、受電側車両2RVと給電側車両2FTとの車間距離を距離L2とする追従走行制御を行う。給電側車両2FTの制御装置28は、給電する場合において、アンテナ移動装置26bにより、アンテナ26aを待機位置から給電位置まで移動させるものである。
次に、本実施形態に係る車車間充電システム1Bの動作について説明する。なお、実施形態2に係る車車間充電システム1Bの基本的動作は、実施形態1に係る車車間充電システム1Aと同様であるので、説明を省略あるいは簡略化する。
まず、受電側車両2RVのDCM21は、図2に示すように、受電側車両2RVの制御装置28により、バッテリ容量SOCが要充電値SOCL以下であると判定される(ステップST1 Yes)と、受電側車両2RVの情報をサーバ3に送信し(ステップST2)。
次に、サーバ3は、給電側車両2FTを選択する(ステップST3)。給電側車両2FTの現在の位置情報およびバッテリ容量SOCは、給電側車両2FTのDCM21により常時サーバ3に送信されている。したがって、サーバ3は、常時、複数の給電側車両2FTの現在の位置情報およびバッテリ容量SOCを把握している。ここでは、サーバ3は、給電側車両2FTの現在の位置情報およびバッテリ容量SOCに基づいて、複数の給電側車両2FTから1台の給電側車両2FTを選択する。サーバ3により給電側車両2FTを選択する条件は、例えば、受電側車両2RVの現在の位置から半径数十mから数百mに位置し、バッテリ容量SOCが給電可能値SOCF以上であるなどである。ここで、給電側車両2FTは、受電側車両2RVに給電を行う専用車であるため、通常、所定の場所に停車、あるいは一定のルートを走行している状態であり、乗員を目的位置に輸送するために自動走行をするものではないので、給電側車両2FTの目的位置を考慮しなくてもよい。
次に、給電側車両2FTは、サーバ3により送信された情報に基づいて、受電側車両2RVに向かって自動走行を行う(ステップST4〜ST5)。
次に、給電側車両2FTは、受給電可能距離維持制御を実行する(ステップST6)。ここでは、給電側車両2FTの制御装置28は、実行している自動走行制御により、給電側車両2FTが受電側車両2RVに後方から近づき、受電側車両2RVから直接取得された車両識別情報とサーバ3より取得した受電側車両2RVの車両識別情報とが一致する場合に、受給電可能距離維持制御に移行する。給電側車両2FTの制御装置28は、給電側車両2FTと受電側車両2RVとの車間距離を距離L2に維持した状態で、アンテナ移動装置26bにより、アンテナ26aを待機位置から給電位置まで移動させる。
次に、受電側車両2RVおよび給電側車両2FTの非接触受給電装置26は充電制御を行い(ステップST7)、給電側車両2FTの制御装置28は、受電側車両2RVのバッテリ容量SOCが完了充電値SOCH以上であると判定される(ステップST8 Yes)と、充電制御を終了させ、受給電可能距離維持制御を終了する。
以上のように、本実施形態に係る車車間充電システムにおいては、受電側車両2RVに対して、車両外部の電源である給電側車両2FTからバッテリ29の電力を給電する場合において、受給電可能距離維持制御を実行中に、待機状態のアンテナ26aを給電位置までアンテナ移動装置26bにより移動させ、車両上下方向において、非接触受給電装置26による電力の授受を行うことができる。したがって、車両2の前面2aおよび後面2bにアンテナ26aを設けることがないので、受電側車両2RVの外観の意匠性を低下させることを抑制することができる。また、受電側車両2RVは、非接触受給電装置26を底面非接触受給電装置26Bとすることで、例えば、駐車場の地面に設けられた図示しない非接触受給電装置と車両上下方向において対向することで、電力の授受を行うことができる。したがって、駐車場の地面に設けられた図示しない非接触受給電装置と電力の授受を行う底面非接触受給電装置26Bを給電側車両2FTから電力を給電する場合に用いることができる。また、給電側車両2FTは、受電側車両2RVに給電を行う専用車であるので、乗員を乗車させた状態で、受電側車両2RVの位置情報に基づいて設定された目的位置とは異なる目的位置まで自動走行する途中で、受電側車両2RVに給電を行うことはないので、受電側車両2RVに到達するまでの時間の短縮、充電時間の短縮を図ることができる。また、バッテリ29が受電側車両2RVのバッテリ22よりも大容量であるので、給電側車両2FTのバッテリ容量により、受電側車両2RVのバッテリ容量SOCが完了充電値SOCH未満で、充電制御を終了することを抑制することができる。これにより、受電側車両2RVのバッテリ22を確実に充電することができる。
なお、上記実施形態2では、受給電可能距離維持制御を受電側車両2RVの車両後方に位置する給電側車両2FTの制御装置28が行う場合について説明したが、給電側車両2FTの車両後方に位置する受電側車両2RVの制御装置28が行うこともできる。この場合、受電側車両2RVの底面非接触受給電装置26Bは車両前後方向のうち前方側に設けられ、給電側車両2FTの底面非接触受給電装置26Dは車両前後方向のうち後方側に設けられ、アンテナ移動装置26bによりアンテナ26aを待機位置から待機位置よりも車両後方の給電位置に移動させる。また、受電側車両2RVおよび給電側車両2FTの制御装置28が協調して受給電可能距離維持制御を行うこともできる。
なお、上記実施形態1,2では、受電側車両2RVが走行中の場合に、給電側車両2FV,2FTにより給電を行う場合について説明したが、受電側車両2RVが停車あるいは駐車中においても、給電側車両2FV,2FTが受電側車両2RVに向かって自動走行し、受電側車両2RVの停車場所あるいは駐車場所にて給電を行うこともできる。また、上記実施形態1,2では、受電側車両2RVのバッテリ容量SOCが要充電値SOCL以下となると、給電側車両2FV,2FTによる給電を行う場合について説明したが、受電側車両2RVのバッテリ容量SOCが要充電値SOCL以下でなくても、受電側車両2RVの乗員の要求に基づいて給電側車両2FV,2FTが給電を行うこともできる。また、上記実施形態1,2では、給電側車両2FV,2FTを受電側車両2RVに直ちに向かわせて給電を行う場合について説明したが、予め指定された充電開始時刻に併せて、給電側車両2FV,2FTを受電側車両2RVに向かわせて給電を行うこともできる。
また、上記実施形態1,2では、サーバ3を介して、給電側車両2FV,2FTを受電側車両2RVに向かわせる場合について説明したが、受電側車両2RVが隣接する車両2と直接情報の授受を行い、給電側車両2FVとなりうる車両2から給電側車両2FVを選択、あるいは複数の給電側車両2FTから1台の給電側車両2FTを選択し、選択された給電側車両2FV,2FTを受電側車両2RVに向かわせて、給電を行うこともできる。
また、上記実施形態1,2では、車両2として自動走行を行うことができる車両2の場合について説明したが、自動走行制御を行わない車両2においても適用することができる。この場合は、給電側車両2FV,2FTの運転者が受信された受電側車両2RVの位置情報に基づいて、手動運転により受電側車両2RVに向かって移動し、受電側車両2RVに近づいたことを条件として、受給電可能距離維持制御を行うこととなる。
また、上記実施形態1,2では、非接触受給電装置26が車両2の車両前後方向に沿って設けられる場合について説明したが、車両左右方向に沿って設けられていてもよい。この場合、非接触受給電装置26は、例えば、車輪、すなわちホイールに設けられており、受給電可能距離維持制御が車両左右方向、すなわち車幅方向における受電側車両2RVと給電側車両2FV,2FTとの距離を非接触受給電装置26による受給電可能な距離に維持する制御となる。
また、上記実施形態1,2では、給電する場合に、受電側車両2RVに対して給電側車両2FV,2FTを向かわせる場合について説明したが、給電側車両2FV,2FTに対して、受電側車両2RVを向かわせてもよい。この場合、給電する場合に、給電側車両2FV,2FTの制御装置28により、給電側車両2FV,2FTのDCM21がGPS27により検出された現在の位置情報をサーバ3に送信し、受電側車両2RVの制御装置28により、受電側車両2RVのDCM21がサーバ3に送信された給電側車両2FV,2FTの現在の位置情報をサーバ3から受信し、受電側車両2RVの制御装置28は、受信された給電側車両2FV,2FTの位置情報に基づいて目的位置を設定し、自動走行制御を行う。
また、上記実施形態1,2において、給電側車両2FV,2FTにより受電側車両2RVのバッテリ22が充電される充電量(充電により増加するバッテリ容量SOC)に基づいて、受電側車両2RVの所有者あるいは乗員に対して、給電側車両2FV,2FTの所有者あるいは乗員が対価の支払いを要求することができる、電力売買システムを車車間充電システム1A,1Bに追加してもよい。電力売買システムは、単位充電量当たりの単価、支払い方法に関する情報をサーバ3に登録されており、受電側車両2RVの制御装置28が充電制御における充電量をサーバ3に送信し、受信した充電量に基づいてサーバ3が金額を算出し、金額に基づいた支払い処理を行う。なお、単位充電量当たりの単価は、固定単価でもよいし、状況に応じた変動単価でもよい。
1A,1B 車車間充電システム
2 車両
2RV 受電側車両
2FV,2FT 給電側車両
21 DCM(車車間通信装置、サーバ通信装置)
22 バッテリ(蓄電装置)
23 操舵装置
24 駆動装置
25 制動装置
26 非接触受給電装置
26a アンテナ
26b アンテナ移動装置
26c アーム
27 GPS
28 制御装置(自動走行制御装置)
3 サーバ
4 クラウド環境

Claims (5)

  1. 蓄電装置と、
    非接触状態において、前記蓄電装置からの電力を受電側車両に給電あるいは前記蓄電装置に給電側車両からの電力を受電する非接触受給電装置と、
    車両の走行状態を制御する制御装置と、
    前記受電側車両および前記給電側車両の間で情報の授受を行う車車間通信装置と、
    を有する車両を2台以上備え、
    前記受電側車両に対して前記給電側車両から前記蓄電装置の電力を給電する場合に、
    前記受電側車両および前記給電側車両のうち一方側車両の前記制御装置は、他方側車両との距離を前記非接触受給電装置による受給電可能な距離に維持する受給電可能距離維持制御を行い、
    前記受電側車両の前記車車間通信装置は、少なくとも前記受電側車両の前記蓄電装置の充電状態に関する情報を前記給電側車両の前記車車間通信装置に送信し、
    前記受電側車両および前記給電側車両の前記非接触受給電装置は、受信した前記受電側車両の前記蓄電装置の充電状態に基づいて、前記蓄電装置からの電力により前記受電側車両の前記蓄電装置を充電する充電制御を行う、
    ことを特徴とする車車間充電システム。
  2. 請求項1に記載の車車間充電システムにおいて、
    車両外部に設置され、情報の授受を行うサーバをさらに備え、
    前記車両は、前記サーバとの間で情報の授受を行う前記サーバ通信装置をさらに有し、
    前記受電側車両に対して前記給電側車両から前記蓄電装置の電力を給電する場合に、
    前記受電側車両の前記サーバ通信装置は、少なくとも前記受電側車両の位置情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、受信した前記受電側車両の位置情報を前記給電側車両に送信する
    車車間充電システム。
  3. 請求項2に記載の車車間充電システムにおいて、
    前記制御装置は、前記車両を目的位置まで走行させる自動走行制御装置であり、
    前記受電側車両に対して前記給電側車両から前記蓄電装置の電力を給電する場合に、
    少なくとも前記給電側車両の前記制御装置は、受信した前記受電側車両の位置情報に基づいて前記受電側車両に向かって前記給電側車両を走行させる、
    車車間充電システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車車間充電システムにおいて、
    前記非接触受給電装置は、対向することで電力の授受を行うアンテナを有し、
    前記アンテナは、前記車両の前面あるいは後面の少なくとも一方に設けられる、
    車車間充電システム。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車車間充電システムにおいて、
    前記受電側車両の前記非接触受給電装置は、前記受電側車両の底面に設けられ、対向することで電力の授受を行うアンテナを有し、
    前記給電側車両の前記非接触受給電装置は、対向することで電力の授受を行うアンテナと、前記アンテナを車両前後方向において前記給電側車両外部まで移動させるアンテナ移動装置とを有し、
    前記受給電可能距離維持制御は、前記一方側車両と前記他方側車両との車両前後方向における距離を前記非接触受給電装置による受給電可能な距離に維持するものであり、
    前記受電側車両に対して前記給電側車両から前記蓄電装置の電力を給電する場合に、
    前記アンテナ移動装置は、前記受給電可能距離維持制御が行われている状態で、前記給電側車両の前記アンテナを前記受電側車両の前記アンテナと対向する位置まで移動させる、
    車車間充電システム。
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