JP2018067452A - 光源用実装構造及び車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレキシブル配線板をベース部材に取り付けるための工程を簡素化できる光源用実装構造を提供する。【解決手段】少なくとも光源を含む実装部品2と、実装部品2が実装された少なくとも第1の実装領域3aと第2の実装領域3bとを含むフレキシブル配線板3と、フレキシブル配線板3の第1の実装領域3aが第1の取付部8aを介して取り付けられた第1のベース部材4と、フレキシブル配線板3の第2の実装領域3bが第2の取付部8bを介して取り付けられた第2のベース部材5と、第1の実装領域3aと第2の実装領域3bとの間でフレキシブル配線板3を折り返した状態で、第1のベース部材4に対して第2のベース部材5を固定するロック機構13とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、光源用実装構造及び車両用灯具に関する。
近年の車両用灯具では、発光ダイオード(LED)の高輝度化や低コスト化が進むに従って、光源にLEDを採用したものが徐々に増えてきている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、車両用灯具では、上述したLEDや、抵抗、ダイオード、コネクタなどの実装部品をフレキシブル配線板の表面に実装し、灯体を構成する樹脂製のベース部材の形状に合わせてフレキシブル配線板を折り曲げたり、折り返したりした後に、このフレキシブル配線板を熱カシメによりベース部材に取り付けることが行われている。
実開平4−81305号公報
しかしながら、上述した従来の車両用灯具では、ベース部材に対するフレキシブル配線板の取り付ける向きが複数存在する場合、熱カシメを行うヒートチップの配置する向きも複数存在することになる。この場合、ヒートチップの配置する向きの増加によって、設備が大型化及び複雑化するだけでなく、1回の工程でフレキシブル配線板をベース部材に取り付けることが困難となることがあった。
特に、ベース部材の表面側と背面側との間でフレキシブル配線板を折り返した状態で、ベース部材の表面側と背面側から同時に熱カシメを行う場合は、ヒートチップの配置する向きを180°逆転させる必要がある。
このため、ヒートチップの配置する向きの増加によって、熱カシメ工程を行うための設備が大型化及び複雑化してしまうだけでなく、ヒートチップで加圧するときの治具の受け側の形状によっては治具が入らずに、治具による押さえが成立しなくなる可能性が高くなる。
したがって、この場合は、ベース部材の表面側に対してフレキシブル配線板を熱カシメにより取り付ける工程と、ベース部材の背面側に対してフレキシブル配線板を熱カシメにより取り付ける工程とをそれぞれ分けて行う必要がある。その結果、車両用灯具の生産性が低下してしまうといった問題があった。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、フレキシブル配線板をベース部材に取り付けるための工程を簡素化できる光源用実装構造、並びにそのような光源用実装構造を備えた車両用灯具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 少なくとも光源を含む実装部品と、
前記実装部品が実装された少なくとも第1の実装領域と第2の実装領域とを含むフレキシブル配線板と、
前記フレキシブル配線板の前記第1の実装領域が第1の取付部を介して取り付けられた第1のベース部材と、
前記フレキシブル配線板の前記第2の実装領域が第2の取付部を介して取り付けられた第2のベース部材と、
前記第1の実装領域と前記第2の実装領域との間で前記フレキシブル配線板を折り返した状態で、前記第1のベース部材に対して前記第2のベース部材を固定するロック機構とを備えることを特徴とする光源用実装構造。
〔2〕 前記第1のベース部材と前記第2のベース部材とは、ヒンジ部を介して回動又は折り曲げ自在に連結された構造を有し、
前記ロック機構は、前記ヒンジ部とは反対側に設けられていることを特徴とする前記〔1〕に記載の光源用実装構造。
〔3〕 前記第1のベース部材に対して前記第2のベース部材が固定された状態において、前記第1のベース部材と前記第2のベース部材との間に空間が設けられていることを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の光源用実装構造。
〔4〕 前記第1の取付部及び前記第2の取付部は、前記第1のベース部材及び前記第2のベース部材から突出された突起部であり、
前記フレキシブル配線板の前記第1の実装領域及び前記第2の実装領域に設けられた孔部に前記突起部を貫通させた状態で、前記突起部の先端を熱カシメすることによって、前記第1の実装領域及び前記第2の実装領域が前記第1のベース部材及び前記第2のベース部材に取り付けられていることを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕の何れか一項に記載の光源用実装構造。
〔5〕 前記ロック機構は、前記第1のベース部材と前記第2のベース部材との何れか一方に設けられた係止孔に、何れか他方に設けられたフック部が係止されることによって、前記第1のベース部材に対して前記第2のベース部材を固定することを特徴とする前記〔1〕〜〔4〕の何れか一項に記載の光源用実装構造。
〔6〕 前記〔1〕〜〔5〕の何れか一項に記載の光源用実装構造を備えることを特徴とする車両用灯具。
以上のように、本発明によれば、フレキシブル配線板をベース部材に取り付けるための工程を簡素化できる光源用実装構造、並びにそのような光源用実装構造を備えた車両用灯具を提供することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る光源用実装構造の構成を示す斜視図である。 図1に示す光源用実装構造の第1のベース部材に対して第2のベース部材が固定された状態を示す斜視図である。 図1に示す光源用実装構造の第1のベース部材及び第2のベース部材に対するフレキシブル配線板の取付工程を順に説明するための斜視図である。 図1に示す光源用実装構造の第1のベース部材及び第2のベース部材に対するフレキシブル配線板の取付工程を順に説明するための斜視図である。 図1に示す光源用実装構造の第1のベース部材及び第2のベース部材に対するフレキシブル配線板の取付工程を順に説明するための斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る光源用実装構造の構成を示す斜視図である。 図6に示す光源用実装構造の第1のベース部材に対して第2のベース部材が固定された状態を示す斜視図である。 図6に示す光源用実装構造の第1のベース部材及び第2のベース部材に対するフレキシブル配線板の取付工程を順に説明するための斜視図である。 図6に示す光源用実装構造の第1のベース部材及び第2のベース部材に対するフレキシブル配線板の取付工程を順に説明するための斜視図である。 図6に示す光源用実装構造の第1のベース部材及び第2のベース部材に対するフレキシブル配線板の取付工程を順に説明するための斜視図である。 本発明の光源用実装構造が適用される車両用灯具の一例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態として、例えば図1及び図2に示す光源用実装構造1Aについて説明する。なお、図1は、光源用実装構造1Aの構成を示す斜視図である。図2は、光源用実装構造1Aの第1のベース部材4に対して第2のベース部材5が固定された状態を示す斜視図である。
本実施形態の光源用実装構造1Aは、図1及び図2に示すように、発光素子2が実装された第1の実装領域3aと第2の実装領域3bとを含むフレキシブル配線板3と、フレキシブル配線板3の第1の実装領域3aが取り付けられる第1のベース部材4と、フレキシブル配線板3の第2の実装領域3bが取り付けられる第2のベース部材5とを備え、第1のベース部材4と第2のベース部材5とがヒンジ部6を介して回動自在に連結された構造を有している。
発光素子2は、光源として、例えば白色光を発するチップLED(SMD LED)からなる。また、チップLEDには、車両照明用の高出力タイプのものが使用されている。発光素子2は、第1の実装領域3a及び第2の実装領域3bの同じ面(表面)側に、2つずつ並んで実装されている。
なお、発光素子2を配置する数については、特に限定されるものではなく、1つ又は3つ以上とすることも可能である。また、発光素子2が発する光の色については、上述した白色光に限らず、橙色光や赤色光など、その光源の用途に応じて適宜変更することが可能である。
フレキシブル配線板3は、可撓性を有する絶縁フィルムの間に発光素子2と電気的に接続される配線パターン(図示せず。)が設けられた矩形帯状のプリント配線板(FPC)からなる。第1の実装領域3aと第2の実装領域3bとは、フレキシブル配線板3の中央部にある折り曲げ部分3cを挟んだ両側に並んで設けられている。
また、第1の実装領域3a及び第2の実装領域3bの発光素子2が実装される面(表面)とは反対側の面(裏面)には、それぞれの実装領域3a,3bに対応した矩形平板状の支持基板7が接着剤(図示せず。)を介して取り付けられている。支持基板7は、発光素子2が発する熱を外部に効率良く放熱させるため、熱電導性の高い金属材料や樹脂材料からなる。なお、本実施形態では、支持基板7として、アルミニウムを用いている。
第1のベース部材4及び第2のベース部材5は、第1の実装領域3a及び第2の実装領域3bに対応した矩形平板状の樹脂部材又は金属部材からなる。すなわち、これら第1のベース部材4及び第2のベース部材5は、後述する車両用灯具100の灯体101の一部を構成するものであり、灯体101の材質及び形状に合わせて、その材質及び形状を適宜変更することが可能である。なお、本実施形態では、第1のベース部材4及び第2のベース部材5として、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合(ABS)樹脂やポリプロピレン(PP)樹脂などの熱可塑性樹脂を用いている。
第1のベース部材4の一面(表面)には、フレキシブル配線板3の第1の実装領域3aを取り付けるための第1の取付部8aが設けられている。同様に、第2のベース部材5の一面(表面)には、フレキシブル配線板3の第2の実装領域3bを取り付けるための第2の取付部8bが設けられている。
第1の取付部8a及び第2の取付部8bは、第1のベース部材4及び第2のベース部材5の表面から突出した突起部9を有している。突起部9は、第1の実装領域3a及び第2の実装領域3bの同じ面(表面)側に、2つずつ並んで設けられている。なお、突起部9を配置する数については、特に限定されるものではなく、1つ又は3つ以上とすることも可能である。一方、フレキシブル配線板3の第1の実装領域3a及び第2の実装領域3b(支持基板7を含む。)には、それぞれの突起部9を貫通させる孔部10が設けられている。
光源実装構造1Aでは、孔部10に突起部9を貫通させた状態で、突起部9の先端を熱カシメすることによって、フレキシブル配線板3の第1の実装領域3a及び第2の実装領域3bが第1のベース部材4及び第2のベース部材5にそれぞれ取り付けられている。
ヒンジ部6は、第1のベース部材4に設けられたヒンジ軸11に、第2のベース部材5に設けられた軸受部12が係合されることによって、第1のベース部材4と第2のベース部材5との間を回動自在に連結している。
なお、ヒンジ部6では、上述した構成とは逆の構成、すなわち、第2のベース部材5に設けられたヒンジ軸11に、第1のベース部材4に設けられた軸受部12が係合される構成としてもよい。
光源実装構造1Aは、第1のベース部材4に対して第2のベース部材5を固定するロック機構13を備えている。ロック機構13は、第1のベース部材4に設けられた係止孔14と、第2のベース部材5に設けられたフック部15とを有している。
係止孔14は、第1のベース部材4のヒンジ部6(ヒンジ軸11)とは反対側に位置して、矩形状の開口部を形成している。一方、フック部15は、第2のベース部材5のヒンジ部6(軸受部12)とは反対側に位置して、第2のベース部材5の裏面側から突出して設けられている。また、フック部15の先端には、係止孔14の周囲に係止される爪部15aが設けられている。
ロック機構13では、第1の実装領域3aと第2の実装領域3bとの間でフレキシブル配線板3を発光素子2が実装された面(表面)とは反対(裏面)側に折り返した状態で、係止孔14にフック部15が係止されることによって、第1のベース部材4に対して第2のベース部材5を固定することができる。
なお、ロック機構13では、上述した構成とは逆の構成、すなわち、第2のベース部材5に設けられた係止孔14に、第1のベース部材4に設けられたフック部15が係止される構成としてもよい。
また、第2のベース部材5は、軸受部12(ヒンジ部6)側とフック部15(ロック機構13)側とを裏面側に折り曲げた形状を有している。これにより、光源実装構造1Aでは、第1のベース部材4に対して第2のベース部材5が固定された状態において、第1のベース部材4の他面(裏面)と第2のベース部材5の他面(裏面)との間に、折り曲げ部分の高さに応じた空間Kが設けられている。
この場合、第1のベース部材4と第2のベース部材5とが接触する場合よりも、第1のベース部材4と第2のベース部材5との間に空間Kを設けることで、発光素子2が発する熱を第1のベース部材4及び第2のベース部材5を介して外部へと効率良く放熱させることが可能である。
なお、光源実装構造1Aでは、上述した構成とは逆の構成、すなわち、第1のベース部材4のヒンジ軸11(ヒンジ部6)側と係止孔14(ロック機構13)側とを裏面側に折り曲げた形状とすることで、第1のベース部材4と第2のベース部材5との間に空間Kを設けるようにしてもよい。
以上のような構成を有する光源用実装構造1Aにおいて、第1のベース部材4及び第2のベース部材5に対するフレキシブル配線板3の取付工程を図3〜図5を参照して説明する。なお、図3〜図5は、光源用実装構造1Aの第1のベース部材4及び第2のベース部材5に対するフレキシブル配線板3の取付工程を順に説明するための斜視図である。
第1のベース部材4及び第2のベース部材5に対してフレキシブル配線板3を取り付ける際は、先ず、図3に示すように、第1のベース部材4の一面(表面)と第2のベース部材5の一面(表面)とが互いに同じ方向を向くように、ヒンジ部6を挟んで第1のベース部材4と第2のベース部材5とが互いに平行に並んだ状態とする。
次に、図4に示すように、第1の取付部8aにおいて第1の実装領域3aの各孔部10に第1のベース部材4の各突起部9を貫通させた状態で、第1のベース部材4の一面に第1の実装領域3aを配置すると共に、第2の取付部8bにおいて第2の実装領域3bの各孔部10に第2のベース部材5の各突起部9を貫通させた状態で、第2のベース部材5の一面に第2の実装領域3bを配置する。
次に、図5に示すように、同じ向きに配置された複数のヒートチップHCを用いて、各突起部9の先端を同時に熱カシメする。これにより、上記図1に示すように、フレキシブル配線板3の第1の実装領域3a及び第2の実装領域3bが第1のベース部材4及び第2のベース部材5の表面に取り付けられた状態となる。
次に、上記図1に示す状態から、第1の実装領域3aと第2の実装領域3bとの間でフレキシブル配線板3を発光素子2が実装された面(表面)とは反対(裏面)側に折り返した状態で、第2のベース部材5の係止孔14に第1のベース部材4のフック部15を係止する。これにより、上記図2に示すように、ロック機構13を介して第1のベース部材4に対して第2のベース部材5が固定された状態となる。
以上のように、本実施形態の光源用実装構造1Aでは、フレキシブル配線板3を第1のベース部材4及び第2のベース部材5に取り付けるための工程を簡素化することが可能である。
すなわち、この光源用実装構造1Aでは、同じ向きに配置されたヒートチップHCを用いて、フレキシブル配線板3を第1のベース部材4及び第2のベース部材5の表面側から同時に熱カシメにより取り付けた後、フレキシブル配線板3を折り返して第1のベース部材4に対して第2のベース部材5を固定する。
この場合、ヒートチップHPの配置する向きを180°逆転させて熱カシメを行うといった必要が無く、1回の工程でフレキシブル配線板3を第1のベース部材4及び第2のベース部材5に取り付けることが可能である。
その後、第1の実装領域3aと第2の実装領域3bとの間でフレキシブル配線板3を折り返して、第1のベース部材4に対して第2のベース部材5を固定することによって、第1の実装領域3aに実装された発光素子2と、第2の実装領域3bに実装された発光素子2との向きを180°逆転させた光源用実装構造1Aを得ることが可能である。
したがって、本実施形態の光源用実装構造1Aによれば、ベース部材に対するフレキシブル配線板の取り付ける向きが複数存在する場合でも、熱カシメ工程を行うための設備を簡素化し、生産性を向上させることが可能である。また、このような光源用実装構造1Aを採用することによって、車両用灯具の設計の自由度を高めることが可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態として、例えば図6及び図7に示す光源用実装構造1Bについて説明する。なお、図6は、光源用実装構造1Bの構成を示す斜視図である。図7は、光源用実装構造1Bの第1のベース部材4に対して第2のベース部材5が固定された状態を示す斜視図である。また、以下の説明では、上記光源用実装構造1Aと同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態の光源用実装構造1Bは、図6及び図7に示すように、上記ヒンジ部6の代わりに、第1のベース部材4及び第2のベース部材5と一体に形成されたヒンジ部6Aを備えた構成である。具体的に、このヒンジ部6Aは、第1のベース部材4と第2のベース部材5との間で折り曲げ自在とされた薄肉部分により形成されている。それ以外は、基本的に上記光源用実装構造1Aと同様の構成を有している。
なお、ヒンジ部6Aについては、上述した薄肉部分に限らず、第1のベース部材4と第2のベース部材5との間にノッチ部(図示せず。)を設けて、第1のベース部材4と第2のベース部材5との間で折り曲げ自在な構成としてもよい。
以上のような構成を有する光源用実装構造1Bにおいて、第1のベース部材4及び第2のベース部材5に対するフレキシブル配線板3の取付工程を図8〜図10を参照して説明する。なお、図8〜図10は、光源用実装構造1Bの第1のベース部材4及び第2のベース部材5に対するフレキシブル配線板3の取付工程を順に説明するための斜視図である。
第1のベース部材4及び第2のベース部材5に対してフレキシブル配線板3を取り付ける際は、先ず、図8に示すように、第1のベース部材4の一面(表面)と第2のベース部材5の一面(表面)とが互いに同じ方向を向くように、ヒンジ部6Aを挟んで第1のベース部材4と第2のベース部材5とが互いに平行に並んだ状態とする。
次に、図9に示すように、第1の取付部8aにおいて第1の実装領域3aの各孔部10に第1のベース部材4の各突起部9を貫通させた状態で、第1のベース部材4の一面に第1の実装領域3aを配置すると共に、第2の取付部8bにおいて第2の実装領域3bの各孔部10に第2のベース部材5の各突起部9を貫通させた状態で、第2のベース部材5の一面に第2の実装領域3bを配置する。
次に、図10に示すように、同じ向きに配置された複数のヒートチップHCを用いて、各突起部9の先端を同時に熱カシメする。これにより、上記図6に示すように、フレキシブル配線板3の第1の実装領域3a及び第2の実装領域3bが第1のベース部材4及び第2のベース部材5の表面に取り付けられた状態となる。
次に、上記図6に示す状態から、第1の実装領域3aと第2の実装領域3bとの間でフレキシブル配線板3を発光素子2が実装された面(表面)とは反対(裏面)側に折り返した状態で、第2のベース部材5の係止孔14に第1のベース部材4のフック部15を係止する。これにより、上記図7に示すように、ロック機構13を介して第1のベース部材4に対して第2のベース部材5が固定された状態となる。
以上のように、本実施形態の光源用実装構造1Bでは、フレキシブル配線板3を第1のベース部材4及び第2のベース部材5に取り付けるための工程を簡素化することが可能である。
すなわち、この光源用実装構造1Bでは、同じ向きに配置されたヒートチップHCを用いて、フレキシブル配線板3を第1のベース部材4及び第2のベース部材5の表面側から同時に熱カシメにより取り付けた後、フレキシブル配線板3を折り返して第1のベース部材4に対して第2のベース部材5を固定する。
この場合、ヒートチップHPの配置する向きを180°逆転させて熱カシメを行うといった必要が無く、1回の工程でフレキシブル配線板3を第1のベース部材4及び第2のベース部材5に取り付けることが可能である。
その後、第1の実装領域3aと第2の実装領域3bとの間でフレキシブル配線板3を折り返して、第1のベース部材4に対して第2のベース部材5を固定することによって、第1の実装領域3aに実装された発光素子2と、第2の実装領域3bに実装された発光素子2との向きを180°逆転させた光源用実装構造1Bを得ることが可能である。
したがって、本実施形態の光源用実装構造1Bによれば、ベース部材に対するフレキシブル配線板の取り付ける向きが複数存在する場合でも、熱カシメ工程を行うための設備を簡素化し、生産性を向上させることが可能である。また、このような光源用実装構造1Aを採用することによって、車両用灯具の設計の自由度を高めることが可能である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態として、例えば図11に示す車両用灯具100について説明する。なお、図11は、車両用灯具100の構成を示す斜視図である。
本実施形態の車両用灯具100は、図11に示すように、車両(図示せず。)の後部両端に搭載されるリアコンビネーションランプの灯体101を構成するものである。具体的に、この車両用灯具100は、灯体101を構成するベース部材102と、ベース部材102に取り付けられたフレキシブル配線板103とを概略備えている。
ベース部材102は、灯体101の形状に合わせて、光源が配置される複数の段差部102aが設けられた樹脂部材からなる。また、ベース部材102には、図示しないものの、表面側だけでなく、背面側にも光源が配置される光源が配置される構成となっている。
フレキシブル配線板103は、ベース部材102の形状に沿って、その一部を折り曲げたり、その一部を表面側から背面側へと折り返したりした状態で、ベース部材102の各位置に設けられた取付部104において、熱カシメにより取り付けられている。
フレキシブル配線板103には、光源となる発光素子105が実装されている。発光素子105には、上記発光素子2と同じチップLEDが用いられている。
また、フレキシブル配線板103には、発光素子105の他にも、発光素子105に流れる電流を制限する電流制限抵抗、発光素子105に逆電圧(サージ)が印加されることを防止する保護回路(ダイオード)、フレキシブル配線板103の給電線や接地線、制御線と電気的に接続されるコネクタなどの実装部品が実装されている。
本実施形態の車両用灯具100は、図11中の囲み部分Xに示す箇所において、上記光源用実装構造1A又は光源用実装構造1Bを採用した構成となっている。すなわち、これらの光源用実装構造1A又は光源用実装構造1Bは、ベース部材102の表面側と背面側との間で折り返されたフレキシブル配線板103を表面側の取付部104と背面側の取付部104とに熱カシメにより取り付けられる箇所において好適に用いることができる。
この場合、上記光源用実装構造1A又は光源用実装構造1Bの構成と同様に、ベース部材102の表面側を構成する第1のベース部材4と、背面側を構成する第2のベース部材5とをヒンジ部6,6Aを介して回動又は折り曲げ自在に連結する。そして、同じ向きに配置されたヒートチップHCを用いて、フレキシブル配線板3を第1のベース部材4及び第2のベース部材5の表面側から同時に熱カシメにより取り付けた後、フレキシブル配線板3を折り返して第1のベース部材4に対して第2のベース部材5をロック機構13により固定する。
これにより、本実施形態の車両用灯具100では、ベース部材102に対するフレキシブル配線板103の取り付ける向きが複数存在する場合でも、熱カシメ工程を行うための設備を簡素化し、生産性を向上させることが可能である。また、上述した光源用実装構造1A,1Bを採用することによって、この車両用灯具100の設計の自由度を高めることが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記第1の取付部8a及び第2の取付部8b(取付部104)では、熱カシメによりフレキシブル配線板3(103)を第1のベース部材4及び第2のベース部材5(ベース部材102)に取り付ける場合を例示しているが、その取付方法については、上述した熱カシメに限定されることなく、例えばネジ止め等により取り付けることも可能である。
また、上記ロック機構13では、第1のベース部材4と第2のベース部材5との何れか一方に設けられた係止孔14に、何れか他方に設けられたフック部15を係止する構成を例示しているが、このような構成に限定されることなく、例えばネジ止め等により固定することも可能である。
また、上記光源実装構造1A,1Bでは、第1のベース部材4と第2のベース部材5とがヒンジ部6,6Aを介して回動又は折り曲げ自在に連結れた構成となっているが、ヒンジ部6,6Aを省略して、第1のベース部材4と第2のベース部材5とが切り離された構成としてよい。その場合、ヒンジ部6,6Aがあった側にも、ロック機構13を設けることが好ましい。
さらに、上記フレキシブル配線板3では、第1の実装領域3aと第2の実装領域3bとが折り曲げ部分3cを挟んで隣接して配置された構成となっているが、第1の実装領域3aと第2の実装領域3bとの間には、折り曲げ部分3cの他に、別の実装領域等が配置されていてもよい。
また、上記発光素子2(105)については、上述したLEDの他にも、例えばレーザーダイオード(LD)や有機EL(OLED)等の半導体発光素子を用いることも可能である。
また、上記光源用実装構造1A,1Bについては、上述した車両用灯具100に適用したものに限らず、例えば、車両用前照灯(ヘッドランプ)、テールランプ(尾灯)、車幅灯(ポジションランプ)、補助前照灯(サブヘッドランプ)、前部(後部)霧灯(フォグランプ)、昼間点灯用(デイタイム・ランニング)ランプ、リッドランプ、ブレーキランプ(ストップランプ)、バックランプ、方向指示器(ウィンカーランプ)などの車両用灯具に対して、本発明の光源用実装構造を幅広く適用することが可能である。
1A,1B…光源実装構造 2…発光素子(光源) 3…フレキシブル配線板 3a…第1の実装領域 3b…第2の実装領域 4…第1のベース部材 5…第2のベース部材 6,6A…ヒンジ部 7…支持基板 8a…第1の取付部 8b…第2の取付部 9…突起部 10…孔部 11…ヒンジ軸 12…軸受部 13…ロック機構 14…係止孔 15…フック部 100…車両用灯具 101…灯体 102…ベース部材 103…フレキシブル配線板 104…取付部 105…発光素子(光源) K…空間 HC…ヒートチップ

Claims (6)

  1. 少なくとも光源を含む実装部品と、
    前記実装部品が実装された少なくとも第1の実装領域と第2の実装領域とを含むフレキシブル配線板と、
    前記フレキシブル配線板の前記第1の実装領域が第1の取付部を介して取り付けられた第1のベース部材と、
    前記フレキシブル配線板の前記第2の実装領域が第2の取付部を介して取り付けられた第2のベース部材と、
    前記第1の実装領域と前記第2の実装領域との間で前記フレキシブル配線板を折り返した状態で、前記第1のベース部材に対して前記第2のベース部材を固定するロック機構とを備えることを特徴とする光源用実装構造。
  2. 前記第1のベース部材と前記第2のベース部材とは、ヒンジ部を介して回動又は折り曲げ自在に連結された構造を有し、
    前記ロック機構は、前記ヒンジ部とは反対側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光源用実装構造。
  3. 前記第1のベース部材に対して前記第2のベース部材が固定された状態において、前記第1のベース部材と前記第2のベース部材との間に空間が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光源用実装構造。
  4. 前記第1の取付部及び前記第2の取付部は、前記第1のベース部材及び前記第2のベース部材から突出された突起部であり、
    前記フレキシブル配線板の前記第1の実装領域及び前記第2の実装領域に設けられた孔部に前記突起部を貫通させた状態で、前記突起部の先端を熱カシメすることによって、前記第1の実装領域及び前記第2の実装領域が前記第1のベース部材及び前記第2のベース部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の光源用実装構造。
  5. 前記ロック機構は、前記第1のベース部材と前記第2のベース部材との何れか一方に設けられた係止孔に、何れか他方に設けられたフック部が係止されることによって、前記第1のベース部材に対して前記第2のベース部材を固定することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の光源用実装構造。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の光源用実装構造を備えることを特徴とする車両用灯具。
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