JP2018066869A - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像容器内にセンサを複数設けることなく、現像容器に補給する現像剤補給量のバラツキや、装置の傾き等に起因する現像容器内の現像剤面の偏りを判定することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像容器7内の現像剤量から現像剤の有無を検出する現像剤検出センサ11の検出結果と、現像剤収容器50から補給される現像剤量から現像剤の有無を検出する現像剤検出センサ13の検出結果と、現像装置4から記録媒体Pに現像を行なうために消費される現像剤量を検出するビデオカウンタ33の検出結果から、現像剤の補給間時間と、現像容器7内の現像剤の有無と、現像剤の補給量と消費量の差を求め、それらを判断材料として現像容器7内の現像剤の偏りを判定する画像形成装置。
【選択図】 図14

Description

本発明は、現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
従来、定量補給のために現像器と現像容器の間にホッパーを設けたり、画像形成装置の小サイズ化のために、ホッパーの代わりにより簡易な現像剤搬送部を設け、エアによって現像剤ボトルから現像剤を排出したりして、現像剤を現像器へ補給する構成が知られている。
しかし、ホッパーを設けた構成の場合は、装置の傾きによって補給された現像剤が現像器内において偏りが生じたり、エアによって補給する構成の場合は、搬送路から現像器への補給量が不安定になってしまったりしてしまうという欠点がある。
装置の傾きによって補給された現像剤が現像器内において偏りが生じたり、搬送路から現像容器への現像剤の補給が不安定になってしまったりしてしまうと、現像容器内における現像剤面の不均一性に起因する画像劣化が発生することとなる。
上記の現像容器内における現像剤面の不均一性を改善するために、特許文献1のように、現像剤の有無を検出するセンサを現像容器内に複数設置し、それぞれのセンサの出力の違いにより現像容器内の現像剤の偏りを検出する方法が提案されている。
特開2014−228757号公報
しかし、特許文献1のような構成においては、現像剤センサを現像容器内に複数設けるため、コストが増加してしまう。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で現像容器内の現像剤の偏りを判定することが可能な現像装置を提供する。
そのために、本発明に係る現像装置は、現像剤を収容する現像剤収容部から供給される現像剤により現像を行なう現像装置において、前記現像剤収容部から供給される現像剤を所定の搬送方向へと搬送しながら、画像が現像される像担持体に向けて現像剤を供給する現像剤供給手段と、前記現像剤供給手段により搬送される前記所定の搬送方向の所定の位置の現像剤の状態を検出する検出手段と、前記現像収容部からの現像剤の補給状態を判定する第1の判定手段と、前記検出手段の検出結果と前記第1の判定手段の判定結果に基づいて、前記所定の位置とは異なる前記現像剤供給手段の前記搬送方向の所定の領域の現像剤の状態を判定する第2の判定手段と、を有するものである。
本発明によれば、簡易な構成で現像容器内の現像剤の偏りを判定することが出来る。
画像形成装置の概略構成図 第一実施形態における図1に示す画像形成部の概略構成図 図2に示す搬送路の概略断面図 図2に示す領域Aの拡大斜視図 第一実施形態の現像剤補給機構の概略構成図 第一実施形態の制御構成ブロック図 現像剤センサの概略構成図 現像剤残量と出力電圧との関係を示した図 現像剤有り無し判定方法の一例 現像容器内の現像剤の偏りの一例を示した断面図 回転駆動部の単位時間当たりの回転数と現像剤の排出量との関係を示した図 補給回数と現像剤補給量との関係を示した図 第一実施形態における現像容器内の現像剤の偏りの発生条件 第一実施形態における現像剤補給制御のフローチャート 図14に示すサブフローAのフローチャート 図14に示すサブフローBのフローチャート 第二実施形態における図1に示す画像形成部の概略構成図 図17に示す現像剤補給装置の概略構成図 第二実施形態の制御構成ブロック図 第二実施形態における現像容器内の現像剤の偏りの発生条件 第二実施形態における現像剤補給制御のフローチャート 図21に示すサブフローAのフローチャート 図21に示すサブフローBのフローチャート
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳しく説明する。
以下の各実施形態におけるトナーは、粉砕方式による磁性1成分現像剤で、現像剤粒径は5〜10um程度、現像剤帯電量は−5〜−20uC/g程度である。
(第一実施形態)
本実施形態の画像形成装置について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態の画像形成装置100の概略構成図である。
図1に示す画像形成装置100は、給送カセット101内に収容された記録媒体Pが給送ローラ102により繰り出され、不図示の分離装置との協働により一枚ずつ給送される。
その後、一旦停止したレジストローラ103のニップ領域に記録媒体Pの先端部が当接し、記録媒体Pの腰の力により斜行が補正される。その後、斜行された記録媒体Pは画像形成部104に搬送され、記録媒体P上に画像が形成される。
本実施形態の画像形成部について、図2を用いて説明する。図2は図1に示す画像形成部104の概略構成図である。
本実施形態にて、画像形成装置は、像担持体としての回転可能なドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラム1という。)1を備えている。感光ドラム1の周囲には、感光ドラム1の回転方向(反時計方向)に沿って、本発明に係る作像プロセス手段が配置されている。即ち、接触帯電部材としての帯電ローラ2、露光装置3、現像装置4、接触転写部材としての転写ローラ5、クリーニング装置7が設けられている。
また、感光ドラム1と転写ローラ5間に形成されるニップ領域の記録媒体P搬送方向下流側には、定着装置6が設けられている。
感光ドラム1は、本実施形態では外径30mmの負帯電性の有機感光体(OPC)であり、不図示の駆動部の駆動によって矢印方向(図2では反時計方向)に回転駆動される。
帯電ローラ2には不図示の電源より所定の条件の帯電バイアス電圧が印加されることにより、帯電位置aにおいて感光ドラム1の周面を所定の極性、電位に帯電させ、一様帯電処理を行う。
露光装置3は、本実施形態では半導体レーザを用いたものであり、不図示の画像読み取り装置等のホスト処理から入力される画像信号に対応して変調されたレーザ光Lを出力して、感光ドラム1の一様帯電処理面を露光位置bにおいて走査露光(イメージ露光)する。
一様帯電処理面へ走査露光することにより感光ドラム1面のレーザ光で照射されたところの電位が低下する。すなわち、感光ドラム1面には走査露光した画像情報に対応した静電潜像が順次に形成される。
現像装置4は、トナー(現像剤)を感光ドラム1表面の露光部分(静電潜像)に補給し、補給した現像剤が付着することで静電潜像が可視化される。
現像装置4は、現像容器7開口部に矢印で示すように矢印方向(図2では反時計方向)に回転可能な現像スリーブ8が設けられている。現像容器7の現像剤を現像スリーブ8上に層形成し、感光ドラム1と対向する現像部cへ搬送する。
現像容器7内の現像剤は、トナーと磁性キャリアの混合物であり、矢印方向(図2では時計方向)に回転可能な攪拌部材10の回転によって均一に攪拌されながら現像スリーブ8側に搬送される。
また、現像容器7内の現像剤は、現像剤センサ11によって判定され、この判定情報に基づいて現像容器7への補給指令信号および補給停止信号を発する。本実施形態において、現像剤センサ11は、後述する搬送スクリュー12が搬送する現像剤の搬送方向下流側に設けられている。
現像容器7への補給指令信号を受けた現像剤収容器50は、回転駆動部52からの駆動を駆動伝達部53で受け、排出部51の排出駆動を行なうことで現像剤を現像剤収容器50から排出する。現像剤の詳細な排出駆動については、後述する。
排出部51の駆動によって現像剤収容器50から排出された現像剤は、排出部51と連結している補給口61を通って、搬送路60へと補給される。
図3は図2に示す搬送路60の概略図であり、図3(a)は現像剤を搬送する方向に対して直角方向から見た断面図であり、図3(b)は現像剤搬送方向の下流側から現像剤搬送方向に対して水平方向に見た断面図である。
搬送路60内には現像容器7へ現像剤を搬送する為の現像剤搬送手段としての搬送スクリュー12が設けられている。また、同様に、補給口61の略直下の位置の搬送路60内の現像剤の有無を判定するための現像剤センサ13が搬送路60の外側に配置されている。
搬送路60を搬送スクリュー12によって搬送された現像剤は、図2に示す補給口14を通って、現像容器7へと補給される。
図2において、補給口14から現像剤が補給されて落下してくる位置に、搬送スクリュー15が設けられている。この搬送スクリュー15によって、現像容器7に現像剤が補給される。また、搬送スクリュー15と現像容器7との間には、現像容器7の長手方向において均一に現像剤の補給を行うために、図4のように現像剤規制壁16が設けられている。
図4は図2に破線で示した領域Aの拡大斜視図である。図4に示すように、現像剤規制壁16は、搬送スクリュー15のY方向(搬送方向)の下流側(補給口14が設けられている側と反対側)になるほど壁の高さが低くなっている。
これは、長手方向に搬送スクリュー15が現像剤を搬送する際に、現像剤規制壁16の高さが同じであった場合、下流側になるほど現像剤の量が少なくなるため、下流側の現像剤が現像剤規制壁16を超えて撹拌部材10の方へと移動できなくなってしまう。
そのため、長手方向に均一に現像剤が補給されなくなる場合があるので、現像容器7に補給される現像剤が均一になるように下流側になるほど壁の高さが低くなるように構成している。
図2において、転写ローラ5は、感光ドラム1に所定の押圧力をもって当接して転写部dを形成し、矢印方向に回転駆動される。また、不図示の電源から転写バイアス(トナーの正規帯電極性である負極性とは逆極性である正極性の転写バイアス)が印加される。これによって、この転写部dにて用紙などの記録媒体Pに感光ドラム1表面のトナー像を転写する。
定着装置6は、矢印方向に回転自在な定着ローラ6aと加圧ローラ6bを有しており、定着ローラ6aと加圧ローラ6b間の定着ニップ領域にて記録媒体Pを挟持搬送しながら、記録媒体Pの表面に転写されたトナー像を加熱及び加圧して熱定着する。ここで、定着装置6は感光体ドラム1の搬送方向下流に設けられており、記録媒体Pの矢印は搬送方向を示している。
クリーニング装置17にて、記録媒体Pに対するトナー画像転写後の感光ドラム1面はクリーニングブレード17aにより摺擦されて転写残トナーの除去を受けて清浄面化され、繰り返して画像形成に供される。図2にて、eは、クリーニングブレード17aの感光ドラム1面当接部である。
図5は現像剤収容器50の現像剤補給機構の概略図である。図5(a)は現像剤非排出時の現像剤補給機構を横から見た図、図5(b)は現像剤非排出時の現像剤補給機構を下から見た図、図5(c)は現像剤排出時の現像剤補給機構を横から見た図、図5(d)は現像剤排出時の現像剤補給機構を下から見た図である。
図5(a)、(b)、(c)(d)に示すように、現像剤を補給する為の機構は、現像剤収容器50を回転させる回転駆動部52と、回転駆動部52の回転を現像剤収容器50に伝達する駆動伝達部53と、現像剤収容器50を装着する装着部54により構成されている。現像剤収容器50は、装着部54に着脱可能に装着されている。
現像剤収容器50の内周面には、螺旋状の突起50Aが現像剤収容器50の内方に突出して形成され、この突起50Aと回転駆動により現像剤は現像剤収容器50から排出部51の方へ案内される。
本実施形態では、排出部51として、往復動に伴いその容積が可変な樹脂製の容積可変型ポンプを採用している。具体的には蛇腹状のポンプを採用しており、「山折り」部と「谷折り」部が周期的に交互に複数形成されている。
また、排出部51には、駆動伝達部53が受けた現像剤収容部50を回転させるための回転駆動力を、排出部51を往復動させる方向の力へ変換する駆動変換機構として機能するカム機構が設けられている。
つまり、本実施形態では、現像剤収容器50の回転するための駆動力を1つの駆動伝達部53で受ける構成としつつ、駆動伝達部53が受けた駆動力を、排出部51の往復動力へ変換する構成としている。
駆動力を排出部51の往復動力に変換するための部材として、往復動部材55を用いている。また、現像剤収容器50を装着する装着部56全周にカム溝57が設けられ、往復動部材55の両端にはカム溝57と係合する係合突起58が設けられている。
具体的には、回転駆動部52から駆動伝達部53を介して駆動を受けた現像剤収容器50が回転することで、装着部56と装着部56全周に設けられたカム溝57が同時に回転する。この回転によって、カム溝57に係合している係合突起58が、カム溝57に沿って移動し、その移動に伴って往復動部材55が往復動を行なうことで、排出部51が伸張した状態と収縮した状態を交互に繰り返され、排出部51の容積を変化させることが出来る。
図5(a)、(b)は排出部51が使用上最大限伸張された状態であり、この状態では現像剤の排出は行われない。
また、図5(c)、(d)は排出部51が使用上最大限収縮された状態であり、伸張された状態から収縮された状態に移行した時に現像剤の排出が行なわれる。
つまり、本実施形態の排出部51は、排出口59を介して吸気動作と排気動作を交互に行わせる吸排気機構として機能する。
言い換えると、排出部51は、現像剤収容器50の内部に向かう気流と現像剤収容器50から外部に向かう気流を交互に繰り返し発生させる気流発生機構として機能する。
従って、この排出部51は、回転駆動機構52から受けた駆動力により、収縮、伸張を交互に繰り返し行う(伸縮する)ことができる。なお、本実施形態では、排出部51の伸縮時の容積変化量は、17cm^3[cc]、収縮の周期は0.3[sec]に設定されている。
このような排出部51を採用することにより排出部51の容積を変化させることが可能になるとともに、所定の周期で、交互に繰り返し変化させることができる。
即ち、図5(a)、(b)に示すように排出部51が伸びた場合には容積が大きくなり、図5(c)、(d)に示すように排出部51が収縮した場合には容積は小さくなる。このように、排出部51の伸縮に伴い容積が変化する構成となっている。
次に、CPU30の制御構成について、図6を用いて説明する。図6は本実施形態のCPU30の制御構成を示すブロック図である。
CPU30は、現像剤センサ11及び13の判定結果に基づいて、図2に示す回転駆動部52や、現像容器駆動部31及び搬送路駆動部32を駆動させ、現像容器7及び搬送路60への現像剤の補給を制御する。
また、CPU30はビデオカウンタ33を用いて現像装置4の現像剤消費量を検出する。具体的には、記録材Pの1ページを複数の領域に分割し、各領域でドット数を検出し、検出したドット数の多少によって各領域の画像をベタ画像か線画像かを区別する。ドット数を検出する方法としては、ビデオカウンタなどによって光学的に検出する方法に限らず、露光装置3の露光量からドット数を算出して求めても良い。
そして、それぞれの領域の画像の種類に応じたドットの1個あたりの現像剤消費量を定めておき、それにドット数を乗じて各領域内での現像剤消費量を求め、各領域の現像剤消費量を加算することにより現像剤消費量を求める。
検出した現像剤消費量等の情報はメモリ34に記憶される。メモリ34にはカウンタ35がカウントする補給回数やタイマー36が測定する補給間時間等の情報も記憶される。
次に、現像剤センサ11及び13について図7を用いて詳しく説明する。図7は図4に示す現像剤センサ11及び13としての磁気ブリッジセンサ20の概略構成図である。
本実施形態では、現像剤センサ11及び13として磁気ブリッジセンサ20を用いている。磁気ブリッジセンサ20は、図7に示すように、本体部20aの上に検出ヘッド20bが載っている形状で一体に構成されており、入出力用の信号線20cを介して画像形成装置本体との間で検出信号の授受を行う。
検出ヘッド20bの内部には不図示の検出トランスが埋め込まれており、この検出トランスは、1つの1次巻線と、基準巻線と検出巻線から成る2つの2次巻線の合計3つの巻線で構成されている。尚、検出巻線は検出ヘッド20bの天面側に、基準巻線は1次巻線を挟んで検出ヘッド20bの裏側にそれぞれ位置している。
本体部20a内に設けられた発信器から一定波形の信号を持つ電流が1次巻線に入力されると、基準巻線と検出巻線から成る2つの2次巻線にも電磁誘導によって或る波形の信号を持つ電流が流れる。
このときの発信器からの一定波形の信号と、検出巻線から電磁誘導によって流れた電流の或る波形の信号とを本体部20a内に設けられた比較回路で判断することによって、検出ヘッド20bの天面側にどの程度の密度の磁性体が有るかを検出する。
即ち、検出ヘッド20bの前に磁性体が有る場合と無い場合で、異なった出力が得られる。
尚、この磁気ブリッジセンサ20は、検出しようとする磁性体の磁性密度等の違いに対応するため、検出トランス中心部に不図示のフェライト製のネジコアを移動可能に設けてあり、このネジコアの位置を調節することによって適正な検出が可能である。
尚、磁気ブリッジセンサ20の検出ヘッド20bの検出範囲は、現像剤最大充填時から空になるまでの範囲より大きく設定されている。
ここで、磁気ブリッジセンサ20の現像剤量検出方法について、図8を用いて説明する。図8は現像剤残量と磁気ブリッジセンサの出力電圧との関係を示した図である。
図8に示すように、磁気ブリッジセンサ20は現像容器7内又は現像剤搬送路60内の現像剤残量が最大充填状態の時(Full状態)には最も高い出力電圧を示し、現像剤残量が空状態の時(Empty状態)には最も低い出力電圧を示す。そして、Full状態とEmpty状態の間では、現像剤残量に対応した出力電圧が出力されるため、現像剤残量に応じた出力電圧を検出することで、現像剤搬送路60内又は現像容器7内の現像剤残量を検出することができる。
次に現像剤センサ11及び13の現像剤の有り無しの具体的な判定方法について図9を用いて説明する。図9は、本実施形態における現像剤有りと現像剤無しの判定方法の一例を示している。
現像剤センサ11及び13は、所定の現像剤残量に応じた所定の出力電圧以上の出力電圧を検出した場合に、現像剤有り信号を出力する。
本実施形態では、現像容器7内又は現像剤搬送路60内の現像剤残量を100ms毎に15回の現像剤有り信号の検出をおこない、15回の検出のうち、現像剤有り信号の検出回数が15回中3回以上である場合(図9に示す結果Nの場合)に、現像容器7内又は現像剤搬送路60内に現像剤有りと判定する。
現像剤センサ11が現像剤有りと判定した場合、現像剤搬送路60から現像容器3への現像剤補給を停止させる。また、現像剤センサ11又は現像剤センサ13が現像剤有りと判定した場合、現像剤収容器50から現像剤搬送路60への現像剤補給を停止させる。
また、15回の検出のうち、現像剤有り信号の検出が3回未満である場合(図9に示す結果K、L、Mの場合)に、現像容器7内又は現像剤搬送路60内に現像剤無しと判定する。
現像剤センサ11が現像剤無しと判定した場合、現像剤搬送路60から現像容器7への現像剤補給を開始させる。また、現像剤センサ11が現像剤無しと判定し、現像剤センサ13が現像剤無しと判定した場合、現像剤収容器50から現像剤搬送路60への現像剤の補給を開始させる。
次に現像容器7内の現像剤の偏りについて図10を用いて説明する。図10は現像容器7を現像スリーブ8側から見た断面図であり、現像剤を斜線部として、図10(a)は現像容器7に補給された現像剤が均一な状態、図10(b)は現像容器7に補給された現像剤がY方向における上流側に偏っている状態、図10(c)は現像容器7に補給された現像剤がY方向における下流側に偏っている状態を示している。
また、図10内の破線は、上述した現像剤の有り無しを判定する際の現像剤有り信号を出力する現像剤検出量の閾値を示している。
図10(a)の状態では、現像剤が搬送スクリュー12の搬送方向において、均一かつ閾値以上の現像剤が存在する状態であるため、現像剤センサ11は現像剤有り信号を出力し続けるので、現像剤有り状態であると判定される。
図10(b)の状態では、現像剤センサ11側の現像剤が枯渇し、補給口14側に現像剤が偏っている状態である。この状態が続くと、現像剤収容器50から現像容器7内に現像剤を補給し続けても、現像剤センサ11の検出範囲にある現像剤が閾値未満のため、現像剤センサ11は現像容器7内に現像剤無しを判定し続ける。
この場合、現像剤収容器50内に現像剤が存在するにもかかわらず、現像剤収容器50から現像剤が搬送されていないのと同じ検出状態になり、現像剤収容器50内に現像剤無しと判定され、現像剤収容器50の交換が必要であるとユーザーに通知してしまう。
一方、図10(c)の状態では、補給口14側の現像剤が枯渇し、現像剤センサ11側に現像剤が偏っている状態である。この状態が続くと、大量に印字を行って補給口14側の現像剤が消費され続けても、現像剤センサ11の検出範囲にある現像剤が閾値以上のため、現像剤センサ11は現像容器7内に現像剤有りを判定し続けてしまう。
このため、現像剤有りと判定され、現像剤収容器50から次の現像剤の補給が行われず、現像剤量が少なくなっている補給口14側の現像剤が枯渇し、画像濃度が薄くなる等の画像不良が発生する。
上述したような現像容器7内の現像剤の偏りは、現像剤収容器50を回転させる時の回転駆動部52の単位時間当たりの回転数による現像剤収容器50から排出される現像剤量のばらつきに起因して発生する。
ここで、回転駆動部52の単位時間当たりの回転数と現像剤の排出量について図11を用いて説明する。図11は回転駆動部52の単位時間当たりの回転数と搬送路60へ排出される現像剤量の関係を表す表である。
図11に示すように、回転駆動部52の単位時間当たりの回転数が上がるほど搬送路60への現像剤の排出量が減少していることがわかる。この回転駆動部52の単位時間当たりの回転数は個体ごとにばらつくものである。
回転駆動部52の単位時間当たりの回転数が多い状態。つまり、現像剤の補給量が少ない状態では、現像剤が長手搬送方向Yの上流側では現像剤規制壁16の壁が高く設けられているため、現像剤規制壁16を乗り越えられずに、下流側に搬送されるため、現像容器7内のY方向下流側に多く現像剤が搬送され、図10(c)のような現像剤となる。
一方、回転駆動部52の単位時間当たりの回転数が少ない状態。つまり、現像剤の補給量が多い状態では、現像剤が長手搬送方向Yの上流側では現像剤規制壁16を乗り越えてしまい、下流側に搬送される現像剤量が減少するため、現像容器7内のY方向上流側に多く現像剤が搬送され、図10(b)のような現像剤となる。
次に、現像剤収容器50から搬送路60への補給回数と現像剤補給量との関係について図12を用いて説明する。図12は補給回数と現像剤補給量の関係を示した図である。
排出部51の収縮により現像剤収容器50から排出されて搬送路60へ補給される現像剤補給量は、初期である現像剤収容器50内において、現像剤が保存環境やユーザーの取り扱いによって凝集されて流動性が悪くなってしまう場合がある。すなわち、図12に示すように、補給回数が0回から100回目付近では現像剤収容器50からの現像剤の排出性が悪く、現像剤補給量が少ない状態であると考えられる。
また、補給回数が600回から800回の間では現像剤収容器50内の現像剤が少なくなるため現像剤収容器50からの現像剤の排出性が悪く、現像剤補給量が少ない状態であると考えられる。
そこで、本実施形態においては、現像剤センサ11の判定結果と、ビデオカウンタ33による現像剤の消費量の検出結果と、現像剤の補給間時間および現像剤の補給回数とから、現像容器7内の現像剤の偏りを判定し、その判定結果に基づいて、回転駆動部52の単位時間当たりの回転数を補正し、現像剤の補給量を適切に保つ。
次に、現像容器7内の現像剤の偏りの発生条件について図13を用いて説明をする。図13は、偏り発生の判定条件となる現像剤センサ11の判定結果と、ビデオカウンタ33による現像剤の消費量の検出結果と、現像剤の補給間時間および現像剤の補給回数とを示した図である。
現像センサ11側の現像剤量が少ない、すなわち図10(b)に示すように現像容器7内のY方向上流側に現像剤が偏っている状態の場合は、現像剤収容器50内からの排出が正常に行われ、かつ現像剤の消費量が現像剤収容器50から補給される現像剤量よりも少ない(現像容器7に現像剤が十分補給され、残存している)にもかかわらず、現像剤センサ11が現像剤無しを判定し続けるため、現像剤を補給し続けている状態である。
つまり、補給間時間が短く(本実施形態においては3s未満とする。)、現像剤センサ11が現像剤無しを判定し続け、ビデオカウンタ33で算出される現像剤の消費量が現像剤収容器50から補給される現像剤量よりも少なく、現像剤収容器50から現像剤の排出が良好に行われる100〜600回目の補給回数の範囲であることを示している。
このような場合は、回転駆動部52の単位時間あたりの回転数が多いことで、現像剤の排出量が増えたため現像容器7内のY方向上流側で現像剤規制壁16を超えて落下しやすくなり、現像容器7内のY方向下流側、すなわち現像剤センサ11側に現像剤が搬送されにくくなり、現像剤センサ11側の現像剤が枯渇している状態であると考えられる。
そのため、現像剤センサ11側の現像剤補給量を増加させるために、本実施形態においては回転駆動部52の単位時間あたりの回転数を減少させる動作を行う。回転駆動部52の単位時間あたりの回転数を減少させることで、現像剤収容器50から排出される現像剤の量が減少するので、現像容器7内のY方向上流側で現像剤規制壁16を超えて落下する現像剤が少なくなり、現像容器7内のY方向下流側まで現像剤が搬送されるため、現像剤センサ11側の現像剤量を増加させることが出来る。
一方、補給口14側の現像剤量が多い、すなわち図10(c)に示すように現像容器7内のY方向下流側に現像剤が偏っている状態の場合は、現像剤収容器50内からの排出が正常に行われ、かつ現像剤の消費量が現像剤収容器50から補給される現像剤量以上である(現像容器7に現像剤が十分補給され、消費されている)にもかかわらず、現像剤センサ11が現像剤有りを判定し続けるため、現像剤が現像容器7に補給されない状態である。
つまり、補給間時間が長く(本実施形態においては3s以上とする。)、現像剤センサ11が現像剤有りを判定し続け、ビデオカウンタ33で算出される現像剤の消費量が現像剤収容器50から補給される現像剤量以上であり、現像剤収容器50から現像剤の排出が良好に行われる100〜600回目の補給回数の範囲であることを示している。
このような場合は、回転駆動部52の単位時間あたりの回転数が少ないことで、現像剤の排出量が減ったため現像容器7内のY方向下流側まで搬送される現像剤が増加してしまい、現像容器7内のY方向上流側、すなわち補給口14側で現像剤が現像剤規制壁16を超えて落下しにくくなり、補給口14側の現像剤が枯渇している状態であると考えられる。
そのため、補給口14側の現像剤補給量を増加させるために、本実施形態においては回転駆動部52の単位時間あたりの回転数を増加させる動作を行う。回転駆動部52の単位時間あたりの回転数を増加させることで、現像剤収容器50から排出される現像剤の量が増加するので、現像容器7内のY方向下流側まで現像剤が搬送される現像剤が少なくなり、現像容器7内のY方向上流側で現像剤規制壁16を超えて落下しやすくなるため、補給口14側の現像剤量を増加させることが出来る。
次に、本実施形態における現像剤補給制御について図14を用いて説明する。図14は本実施形態の現像剤補給制御のメインフローチャートである。
画像形成動作を開始すると、CPU30は、S101において、カウンタ35によってカウントする補給回数カウントCntを参照し、S102において、S101で参照した補給回数カウントCntから、前回の補給を行ったかどうかを判定する。
CPU30は、S102において補給回数カウントCntを参照できなかった場合は、前回の補給を行なっていないと判定し、S103において、搬送スクリュー15の駆動を開始して、S104において、回転駆動部52の駆動を所定回数行なって現像剤収容器50から搬送路60へと現像剤の補給を行う。
そして、S104において現像剤の補給を行うと、S105において、メモリ34に予め記憶してある回転駆動部52の駆動回数及び回転速度に対応する補給量テーブル(不図示)から、現像剤補給量aを読み出し、メモリ34に記憶する。
次に、CPU30は、S106において、図6に示すカウンタ35がカウントする補給回数カウントCntをカウントアップして、S107において、図6に示すタイマー36によって測定する補給間時間Tmと、図6に示すビデオカウンタ33により測定する現像剤消費量Tnの測定を開始し、S108において、画像形成が完了したかどうかを判定する。
CPU30が、S108において画像形成が完了していないと判定した場合は、S101以降のステップを再度行う。
CPU30が、S108において画像形成が完了していると判定した場合は、S109において、搬送路スクリュー15の駆動を停止し、現像剤補給制御を終了する。
CPU30が、S102において前回の補給を行ったと判定した場合は、S110において、現像剤センサ11によって現像容器7内の現像剤の有無を判定する。
CPU30が、S110において現像容器7内に現像剤が無いと判定した場合は、S111において、現像容器7内の現像剤の傾きを判定するためのサブフローAの制御を実行する。サブフローAについては後述する。
CPU30は、S111においてサブフローAの制御を実行した後、S108以降のステップを再度行う。
CPU30が、S110において現像容器7内に現像剤があると判定した場合は、S112において、現像容器7内の現像剤の傾きを判定するためのサブフローBの制御を実行する。サブフローBについては後述する。
CPU30は、S121においてサブフローBの制御を実行した後、S108以降のステップを再度行う。
図14に示すサブフローAの詳細について、図15を用いて説明する。図15は図14に示すサブフローAのフローチャートを示している。サブフローAは、図10(b)に示すように、現像剤容器7内の現像剤センサ11側の現像剤が枯渇している状態を判定し、現像剤補給量の補正を行う制御フローである。
CPU30は、サブフローAを開始すると、S201において、補給間時間Tmをメモリ34から取得し、S202において、取得した補給間時間Tmが3[s]未満であるかどうかを判定する。
CPU30が、S202において補給間時間Tmが3[s]未満でないと判定した場合は、現像容器7内の現像剤の傾きは生じていないと判定し、図14に示すメインフローのS108へと移行する。
CPU30が、S202において補給間時間Tmが3[s]未満であると判定した場合は、S203において、補給回数Cntをメモリ34から取得し、S204において、補給回数Cntが100回以上600回以下であるかどうかを判定する。
CPU30が、S204において補給回数Cntが100回以上600回以下でないと判定した場合は、現像容器7内の現像剤の傾きは生じていないと判定し、図14に示すメインフローのS108へと移行する。
CPU30が、S204において補給回数Cntが100回以上600回以下であると判定した場合は、S205において、現像剤補給量aと現像剤消費量Tnをメモリ34から取得し、S206において、現像剤補給量aが現像剤消費量Tn以上であるかどうかを判定する。
CPU30が、S206において現像剤補給量aが現像剤消費量Tn以上でないと判定した場合は、現像容器7内の現像剤の傾きは生じていないと判定し、図14に示すメインフローのS108へと移行する。
CPU30が、S206において現像剤補給量aが現像剤消費量Tn以上であると判定した場合は、S207において、現像容器7内の現像剤センサ11側の現像剤量が枯渇していると判定し、回転駆動部52の単位時間当たりの駆動回数、すなわち回転速度を増加させ、S208において、メモリ34に記憶してある補給間時間Tm、現像剤消費量Tn及び現像剤補給量aをリセットする。
そして、CPU30は、S209において、S207において増加させた回転速度で回転駆動部52の駆動を所定回数行なって現像剤収容器50から搬送路60へと現像剤の補給を行い、S210において、メモリ34に予め記憶してある回転駆動部52の駆動回数及び回転速度に対応する補給量テーブル(不図示)から、現像剤補給量aを読み出し、メモリ34に記憶する。
次に、CPU30は、S211において、図6に示すカウンタ35がカウントする補給回数カウントCntをカウントアップして、S212において、図6に示すタイマー36によって測定する補給間時間Tmと、図6に示すビデオカウンタ33により測定する現像剤消費量Tnの測定を開始し、図14に示すメインフローのS108へと移行する。
次に、図14に示すサブフローBの詳細について、図16を用いて説明する。図16は図14に示すサブフローBのフローチャートを示している。サブフローBは、図10(c)に示すように、現像剤容器7内の補給口14側の現像剤が枯渇している状態を判定し、現像剤補給量の補正を行う制御フローである。
CPU30が、サブフローBが開始すると、S301において、補給間時間Tmをメモリ34から取得し、S302において、取得した補給間時間Tmが3[s]以上であるかどうかを判定する。
CPU30が、S302において補給間時間Tmが3[s]以上でないと判定した場合は、現像容器7内の現像剤の傾きは生じていないと判定し、図14に示すメインフローのS108へと移行する。
CPU30が、S302において補給間時間Tmが3[s]以上であると判定した場合は、S304において、補給回数Cntをメモリ34から取得し、S304において、補給回数Cntが100回以上600回以下であるかどうかを判定する。
CPU30が、S304において補給回数Cntが100回以上600回以下でないと判定した場合は、現像容器7内の現像剤の傾きは生じていないと判定し、図14に示すメインフローのS108へと移行する。
CPU30が、S304において補給回数Cntが100回以上600回以下であると判定した場合は、S305において、現像剤補給量aと現像剤消費量Tnをメモリ34から取得し、S306において、現像剤補給量aが現像剤消費量Tn未満であるかどうかを判定する。
CPU30が、S306において現像剤補給量aが現像剤消費量Tn未満でないと判定した場合は、現像容器7内の現像剤の傾きは生じていないと判定し、図14に示すメインフローのS108へと移行する。
CPU30が、S306において現像剤補給量aが現像剤消費量Tn未満であると判定した場合は、S307において、現像容器7内の補給口14側の現像剤量が枯渇していると判定し、回転駆動部52の単位時間当たりの駆動回数、すなわち回転速度を減少させ、S308において、メモリ34に記憶してある補給間時間Tm、現像剤消費量Tn及び現像剤補給量aをリセットする。
そして、CPU30は、S309において、S307において減少させた回転速度で回転駆動部52の駆動を所定回数行なって現像剤収容器50から搬送路60へと現像剤の補給を行い、S310において、メモリ34に予め記憶してある回転駆動部52の駆動回数及び回転速度に対応する補給量テーブル(不図示)から、現像剤補給量aを読み出し、メモリ34に記憶する。
次に、CPU30は、S311において、図6に示すカウンタ35がカウントする補給回数カウントCntをカウントアップして、S312において、図6に示すタイマー36によって測定する補給間時間Tmと、図6に示すビデオカウンタ33により測定する現像剤消費量Tnの測定を開始し、図14に示すメインフローのS108へと移行する。
上述したように、現像剤収容器50から搬送路60への補給間時間と、累計補給回数と、現像剤センサ11による現像剤有り無し判定結果と、現像剤消費量から、現像容器7内の現像剤の偏りを判定することができ、さらにその偏りに対して現像剤の補給量を補正することで、現像容器7内の現像剤の偏りを低減することが出来る。
また、上述した実施形態においては、現像剤補給制御を行なっている間は搬送路スクリュー15が動作し続ける構成としたが、回転駆動部52の駆動によって補給される現像剤を現像容器7へと搬送しきることができる時間を予測し、回転駆動部52の駆動後に、搬送路スクリュー15が所定時間駆動する構成とすることで、消費電力を削減することもできる。
(第二実施形態)
図17を用いて、本実施形態の画像形成装置について説明する。図17は本実施形態における図1に示す画像形成部104の概略構成図である。なお、上述した第一実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態においては、図17に示す様に、現像器4の上方に、現像剤補給装置70が設けられた構成としている。
現像剤補給装置70は、現像剤収容器50と、現像剤収容器50から補給された現像剤を一時的に受容し、受容した現像剤を現像容器4へ搬送する搬送スクリュー72と、現像剤を撹拌するための撹拌スクリュー73と、を備えたホッパー71と、ホッパー71内の現像剤量を検出するための現像剤センサ74とで構成されている。現像剤センサ74については、上述した第一実施形態で述べた図7に示す磁気ブリッジセンサ20を用いている。
図18を用いて現像剤補給装置70について説明する。図18は現像剤補給装置70の概略構成図である。
図18に示すように、現像剤補給装置70は、現像剤収容器50と、ホッパー71と、現像剤収容器50を回転可能に支持する現像剤収容器装着部80と、回転駆動することにより、駆動伝達部81及び82を介して現像剤収容器50を回転させる回転駆動機構83とにより構成されている。この現像剤補給装置70においては、現像剤収容器50は、現像剤収容器装着部80に着脱可能に装着されている。
現像剤収容器50の内周面には、螺旋状の突起50Aが現像剤収容器50の内方に突出して形成され、この突起50Aと回転駆動により現像剤は現像剤収容器50からホッパー71へ案内される。また、現像剤収容器50のホッパー71側の先端には、突起50Aによって案内された現像剤が排出される排出開口50Bが形成されている。
また、排出開口50Bには、スライド蓋84が設けられており、排出開口50Bを移動可能に開閉するように設けられている。このスライド蓋84は、現像剤収容器50が現像剤収容器装着部80に装着されている場合には、排出開口50Bを開放した状態に保持する。
ホッパー71は、現像剤収容器装着部80における排出開口50Bの水平方向ほぼ同等の高さから下方にかけて設けられており、現像剤収容器50の排出開口50Bを介して排出された現像剤を受容すると共に、ホッパー71内部の現像剤の剤面を水平方向に平らに形成するのに加え、ホッパー71内の現像剤の流動性を向上させる為に、攪拌スクリュー73が設けられている。
また、ホッパー71内の現像剤の有り無しを判定するための現像剤センサ74が設けられている。なお、現像剤センサ74は、上述した第一実施形態における現像剤センサ11及び13と同様の判定方法でホッパー71内の現像剤の有り無しを判定する。
攪拌スクリュー73と、重力の影響によって、ホッパー71内の現像剤は、回転機構を備えた搬送スクリュー72によって、ホッパー71から現像容器7へと搬送される。
次に、ホッパー71から現像容器7への現像剤補給について図17及び図18を用いて説明する。
ホッパー71には前述した搬送スクリュー72が設けられており、現像容器7内に配置してある現像剤センサ11が現像容器7内の現像剤無しと判定した場合、後述する不図示の搬送駆動部を駆動させてホッパー71内の搬送スクリュー72を回転させ、ホッパー71から現像剤を現像容器7へ補給する。
現像剤センサ74が、ホッパー71内の現像剤無しと判定した場合、回転駆動部83の駆動により現像剤収容器50を所定の時間の間回転させ、現像剤収容器7からホッパー71への現像剤補給を行う。
また、現像容器7内の現像剤センサ11が現像剤有りと判定し、ホッパー71内の現像剤センサ74が現像剤無しと判定しており、所定の時間の間、現像剤収容器50を回転させ、現像剤収容器50からの現像剤補給を行っているにもかかわらず、ホッパー71内の現像剤センサ74が現像剤無しと判定し続けている場合は、現像剤Lowとし、画像形成動作は継続させるもののユーザーに対しては現像剤収容器50内残量ゼロの旨、警告を促す。
さらに、現像容器7内の現像剤センサ11が現像剤無しと判定し、所定の時間の間、現像剤収容器50を回転させ、現像剤収容器50からの現像剤補給を行っているにもかかわらず、ホッパー71内の現像剤センサ74が現像剤無しと判定し続けている場合は、現像剤Endとし、画像形成動作を停止させ、ユーザーに対して現像剤収容器50の交換を促す。
次に、本実施形態におけるCPU37の制御構成について、図19を用いて説明する。図19は本実施形態のCPU37の制御構成を示すブロック図である。
CPU37は、現像剤センサ11及び74の判定結果に基づいて、図18に示す回転駆動部83や、現像容器駆動部31及び搬送駆動部85を駆動させ、現像容器7及びホッパー71への現像剤の補給を制御する。
また、CPU37はビデオカウンタ33を用いて現像装置4の現像剤消費量を検出する。具体的には、記録材Pの1ページを複数の領域に分割し、各領域で露光処理を行うドット数の多少によって各領域の画像をベタ画像か線画像かを区別する。そして、それぞれの領域の画像の種類に応じたドットの1個あたりの現像剤消費量を定めておき、それにドット数を乗じて各領域内での現像剤消費量を求め、各領域の現像剤消費量を加算することにより現像剤消費量を求める。
検出した現像剤消費量等の情報はメモリ34に記憶される。メモリ34にはタイマー36が測定する補給間時間等の情報も記憶される。ここで、補給間時間とは搬送スクリュー72が駆動してから、再度搬送スクリュー72が駆動するまでの時間をいう。また、補給艦時間は、現像剤センサ74の判定が現像剤無し判定から有り判定となったことを判定してから、再び有り判定から無し判定となったことを判定するまでの時間を用いても良い。
本実施形態においては、搬送スクリュー72の駆動時間に依存した量の現像剤がホッパー71から定量補給されるため、現像剤の補給回数によって補給量がばらつくことはない。よって、現像容器内の現像剤の偏りは、画像形成装置が平面でない場所に設置され、傾いたことにより発生する。
そこで、本実施形態においては、現像剤センサ11の判定結果と、現像剤収容器50内の現像剤残量と、ビデオカウンタ33による現像剤の消費量の検出結果と、現像剤の補給間時間とから、現像容器7内の現像剤の偏りを判定し、その判定結果に基づいて、1回の補給当たりの搬送駆動部85の駆動時間を補正し、現像剤の補給量を適切に保つ。
次に、現像剤の偏りの判定方法について図20を用いて説明をする。図20は、偏り発生の判定条件となる現像剤収容器50内の現像剤残量と、現像剤センサ11の判定結果と、ビデオカウンタ33による現像剤の消費量の検出結果と、現像剤の補給間時間および現像剤の補給回数とを示した図である。
現像センサ11側の現像剤量が少ない、すなわち図10(b)に示すように現像容器7内のY方向上流側に現像剤が偏っている状態の場合は、現像剤収容器50内の現像剤残量のLow検知が無く、かつ現像剤の消費量が現像剤収容器50から補給される現像剤量よりも少ない(現像剤収容器50に現像剤が十分存在しており、現像容器7内に現像剤が残存している)にもかかわらず、現像剤センサ11が現像剤無しを判定し続けるため、現像剤を補給し続けている状態である。
つまり、補給間時間が短く(本実施形態においては3s未満とする。)、現像剤センサ11が現像剤無しを判定し続け、ビデオカウンタ33で算出される現像剤の消費量が現像剤収容器50から補給される現像剤量よりも少なく、現像剤収容器50内の現像剤残量が十分存在し、現像剤の補給が安定して行われる状態であることを示している。
このような場合は、1回の補給あたりの搬送駆動部85の駆動時間が長いことで、現像容器7への現像剤の補給量が増えたため、現像容器7内のY方向上流側で現像剤規制壁16を超えて落下しやすくなり、現像容器7内のY方向下流側、すなわち現像剤センサ11側に現像剤が搬送されにくくなり、現像剤センサ11側の現像剤が枯渇している状態であると考えられる。
そのため、現像剤センサ11側の現像剤補給量を増加させるために、本実施形態においては1回の補給あたりの搬送駆動部85の駆動時間を短くするように制御を行う。1回の補給あたりの搬送駆動部85の駆動時間を短くすることで、現像容器7への現像剤の補給量が減少するので、現像容器7内のY方向上流側で現像剤規制壁16を超えて落下する現像剤が少なくなり、現像容器7内のY方向下流側まで現像剤が搬送されるため、現像剤センサ11側の現像剤量を増加させることが出来る。
一方、補給口14側の現像剤量が多い、すなわち図10(c)に示すように現像容器7内のY方向下流側に現像剤が偏っている状態の場合は、現像剤収容器50内の現像剤残量のLow検知が無く、かつ現像剤の消費量が現像剤収容器50から補給される現像剤量以上である(現像剤収容器50内に現像剤が十分存在しており、現像容器7から現像剤が消費されている)にもかかわらず、現像剤センサ11が現像剤有りを判定し続けるため、現像剤が現像容器7に補給されない状態である。
つまり、補給間時間が長く(本実施形態においては3s以上とする。)、現像剤センサ11が現像剤有りを判定し続け、ビデオカウンタ33で算出される現像剤の消費量が現像剤収容器50から補給される現像剤量以上であり、現像剤収容器50内の現像剤残量が十分存在し、現像剤の補給が安定して行われる状態であることを示している。
このような場合は、1回の補給あたりの搬送駆動部85の駆動時間が短いことで、現像容器7への現像剤の補給量が減ったため、現像容器7内のY方向下流側まで搬送される現像剤が増加してしまい、現像容器7内のY方向上流側、すなわち補給口14側で現像剤が現像剤規制壁16を超えて落下しにくくなり、補給口14側の現像剤が枯渇している状態であると考えられる。
そのため、補給口14側の現像剤補給量を増加させるために、本実施形態においては1回の補給あたりの搬送駆動部85の駆動時間を長くするように制御を行う。1回の補給あたりの搬送駆動部85の駆動時間を長くすることで、現像剤収容器50から排出される現像剤の量が増加するので、現像容器7内のY方向下流側まで現像剤が搬送される現像剤が少なくなり、現像容器7内のY方向上流側で現像剤規制壁16を超えて落下しやすくなるため、補給口14側の現像剤量を増加させることが出来る。
本実施形態における現像剤補給制御について図21を用いて説明する。図21は本実施形態の現像剤補給制御のメインフローチャートである。
画像形成動作を開始すると、CPU37は、S401において、図19に示すタイマー36によって測定する補給間時間Tmを参照し、S402において、S401で参照した補給間時間Tmから、前回の補給を行ったかどうかを判定する。
CPU37が、S402において前回の補給を行なっていないと判定した場合は、S403において、搬送駆動部85によって搬送スクリュー72を所定時間の間回転させ、ホッパー71から現像容器7へと現像剤の補給を行う。
そして、CPU37は、S403において現像剤の補給を行うと、S404において、メモリ34に予め記憶してある搬送スクリュー27の駆動時間に対応する補給量テーブル(不図示)から、現像剤補給量aを読み出し、メモリ34に記憶する。
そして、CPU37は、S405において、補給間時間Tmと、図19に示すビデオカウンタ33により測定する現像剤消費量Tnの測定を開始し、S406において、画像形成が完了したかどうかを判定する。
CPU37が、S406において、画像形成が完了していないと判定した場合は、S401以降のステップを再度行う。
CPU37が、S406において、画像形成が完了していると判定した場合は、現像剤補給制御を終了する。
CPU37が、S402において、前回の補給を行ったと判定した場合は、S407において、現像剤センサ74によってホッパー71内の現像剤の有無を判定し、ホッパー71内に現像剤が有るかどうかを判定する。
CPU37が、S407において、ホッパー71内に現像剤があると判定した場合は、S408において、現像剤センサ11によって現像容器7内の現像剤の有無を判定し、現像容器7内に現像剤が有るかどうかを判定する。
CPU37が、S408において現像容器7内に現像剤があると判定した場合は、S409において、現像容器7内の現像剤の傾きを判定するためのサブフローAの制御を実行する。サブフローAについては後述する。
CPU37は、S409においてサブフローAの制御を実行した後、S406以降のステップを再度行う。
CPU37が、S408において、現像容器7内に現像剤が無いと判定した場合は、S410において、現像容器7内の現像剤の傾きを判定するためのサブフローBの制御を実行する。サブフローBについては後述する。
CPU37は、S414においてサブフローBの制御を実行した後、S406以降のステップを再度行う。
CPU37が、S407においてホッパー71内に現像剤が無いと判定した場合は、S411において、図19に示す回転駆動部83を所定時間の間駆動させ、現像剤収容器50からホッパー71へと現像剤を補給する。
CPU37は、S411において所定時間が経過して回転駆動部83の駆動が終了すると、S412において、再度ホッパー71内に現像剤が有る(補給された)かどうかを判定する。
CPU37が、S412においてホッパー71内に現像剤が有ると判定した場合は、上述したS408以降のフローを実施する。
CPU37が、S412においてホッパー71内に現像剤が無いと判定した場合は、S413において、現像容器7内に現像剤が有るかどうかを判定する。
CPU37が、S413において現像容器7内に現像剤があると判定した場合は、現像剤収容器50から現像剤を補給したにもかかわらず、ホッパー71内に現像剤が無く、現像容器7内に現像剤が残っている状態であるため、CPU37は、現像剤Low状態であると判定し、S414において、図19に示す表示部86に「現像剤収容器残量ゼロ」と表示し、S406以降のフローを実施する。
CPU37が、S413において現像容器7内に現像剤が無いと判定した場合は、現像剤収容器50から現像剤を補給したにもかかわらず、現像容器7内とホッパー71内ともに現像剤が無い状態であるため、CPU37は、現像剤End状態であると判定し、S415において、画像形成動作を停止し、S416において、表示部86に「現像剤収容器を交換してください」と表示し、現像剤補給制御を終了する。
図21に示すサブフローAの詳細について、図22を用いて説明する。図22は図21に示すサブフローAのフローチャートを示している。サブフローAは、図10(b)に示すように、現像剤容器7内の現像剤センサ11側の現像剤が枯渇している状態を判定し、現像剤補給量の補正を行う制御フローである。
サブフローAが開始されると、CPU37は、S501において、補給間時間Tmをメモリ34から取得し、S502において、取得した補給間時間Tmが3[s]未満であるかどうかを判定する。
CPU37が、S502において補給間時間Tmが3[s]未満でないと判定した場合は、現像容器7内の現像剤の傾きは生じていないと判定し、図21に示すメインフローのS406へと移行する。
CPU37が、S502において、補給間時間Tmが3[s]未満であると判定した場合は、S503において、現像剤Low状態でないかどうかを判定する。
CPU37が、S503において、現像剤Low状態であると判定した場合は、現像容器7内の現像剤の傾きは生じていないと判定し、図21に示すメインフローのS406へと移行する。
CPU37が、S503において、現像剤Low状態でないと判定した場合は、S504において、現像剤補給量aと現像剤消費量Tnをメモリ34から取得し、S505において、現像剤補給量aが現像剤消費量Tn以上であるかどうかを判定する。
CPU37が、S506において現像剤補給量aが現像剤消費量Tn以上でないと判定した場合は、現像容器7内の現像剤の傾きは生じていないと判定し、図21に示すメインフローのS406へと移行する。
CPU37が、S506において、現像剤補給量aが現像剤消費量Tn以上であると判定した場合は、現像容器7内の現像剤センサ11側の現像剤量が枯渇していると判定し、S506において、1回の補給あたりの搬送駆動部85の駆動時間を短縮させ、S507において、メモリ34に記憶してある補給間時間Tm、現像剤消費量Tn及び現像剤補給量aをリセットする。
そして、CPU37は、S508において、S506において短縮した駆動時間で搬送駆動部85の駆動を行なって現像剤収容器50から現像容器7へと現像剤の補給を行い、S509において、メモリ34に予め記憶してある搬送スクリュー27の駆動時間に対応する補給量テーブル(不図示)から、現像剤補給量aを読み出し、メモリ34に記憶する。
次に、CPU37は、S510において、図6に示すタイマー36によって測定する補給間時間Tmと、図6に示すビデオカウンタ33により測定する現像剤消費量Tnの測定を開始し、図21に示すメインフローのS406へと移行する。
次に、図21に示すサブフローBの詳細について、図23を用いて説明する。図23は図21に示すサブフローBのフローチャートを示している。サブフローBは、図10(c)に示すように、現像剤容器7内の補給口14側の現像剤が枯渇している状態を判定し、現像剤補給量の補正を行う制御フローである。
サブフローBが開始されると、CPU37は、S601において、補給間時間Tmをメモリ34から取得し、S602において、取得した補給間時間Tmが3[s]以上であるかどうかを判定する。
CPU37が、S602において補給間時間Tmが3[s]以上でないと判定した場合は、現像容器7内の現像剤の傾きは生じていないと判定し、図21に示すメインフローのS406へと移行する。
CPU37が、S602において補給間時間Tmが3[s]以上であると判定した場合は、S603において、現像剤Low状態でないかどうかを判定する。
CPU37が、S603において現像剤Low状態であると判定した場合は、現像容器7内の現像剤の傾きは生じていないと判定し、図21に示すメインフローのS405へと移行する。
CPU37が、S603において現像剤Low状態でないと判定した場合は、S604において、現像剤補給量aと現像剤消費量Tnをメモリ34から取得し、S605において、現像剤補給量aが現像剤消費量Tn未満であるかどうかを判定する。
CPU37が、S606において、現像剤補給量aが現像剤消費量Tn未満でないと判定した場合は、現像容器7内の現像剤の傾きは生じていないと判定し、図21に示すメインフローのS406へと移行する。
CPU37が、S605において現像剤補給量aが現像剤消費量Tn以上であると判定した場合は、現像容器7内の補給口14側の現像剤量が枯渇していると判定し、S606において、1回の補給あたりの搬送駆動部85の駆動時間を延長させ、S607において、メモリ34に記憶してある補給間時間Tm、現像剤消費量Tn及び現像剤補給量aをリセットする。
そして、CPU37は、S608において、S506において延長した駆動時間で搬送駆動部85の駆動を行なって現像剤収容器50から現像容器7へと現像剤の補給を行い、S609において、メモリ34に予め記憶してある搬送スクリュー27の駆動時間に対応する補給量テーブル(不図示)から、現像剤補給量aを読み出し、メモリ34に記憶する。
次に、CPU37は、S610において、図6に示すタイマー36によって測定する補給間時間Tmと、図6に示すビデオカウンタ33により測定する現像剤消費量Tnの測定を開始し、図21に示すメインフローのS406へと移行する。
上述したように、ホッパー71から現像容器7への補給間時間と、現像剤収容器50内の現像剤残量と、現像容器7内の現像剤有り無し判定結果と、現像剤消費量から、現像容器7内の現像剤の偏りを判定することができ、さらにその偏りに対して現像剤の補給量を補正することで、現像容器7内の現像剤の偏りを低減することが出来る。
ここで、係合突起58の配置個数については、少なくとも1つ設けられていれば構わない。但し、排出部51の伸縮時の抗力により駆動変換機構等にモーメントが発生し、スムーズな往復動が行われない恐れがあるため、カム溝57の形状との関係が破綻しないよう複数個設けるのが好ましい。
(その他の実施形態)
上述した各実施形態においては、現像器内の現像剤の有無を判定する現像剤センサをY方向における下流側に設けた構成としたが、本発明の適用はこれに限らず、現像器内の現像剤の有無を判定する現像剤センサをY方向における上流側に設けた構成としても、本発明を適用することができる。
1 感光ドラム
4 現像装置
7 現像容器
8 現像スリーブ
15 搬送スクリュー
11 現像剤センサ
13 現像剤センサ
30 CPU
33 ビデオカウンタ
35 カウンタ
37 CPU
50 現像剤収容器
51 排出部
72 搬送スクリュー
74 現像剤センサ
100 画像形成装置

Claims (11)

  1. 現像剤を収容する現像剤収容部から供給される現像剤により現像を行なう現像装置において、前記現像剤収容部から供給される現像剤を所定の搬送方向へと搬送しながら、画像が現像される像担持体に向けて現像剤を供給する現像剤供給手段と、前記現像剤供給手段により搬送される前記所定の搬送方向の所定の位置の現像剤の状態を検出する検出手段と、前記現像収容部からの現像剤の補給状態を判定する第1の判定手段と、前記検出手段の検出結果と前記第1の判定手段の判定結果に基づいて、前記所定の位置とは異なる前記現像剤供給手段の前記搬送方向の所定の領域の現像剤の状態を判定する第2の判定手段と、を有することを特徴とする現像装置。
  2. 前記検出手段が、前記所定の位置の現像剤量が所定量以上の場合に現像剤有り状態を検出すること、を特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記検出手段が所定回数の検出を行ない、前記所定回数の検出のうち現像剤有り状態を検出した回数が、前記所定回数よりも少ない第2の所定回数以上である場合に、前記第2の判定手段は、前記所定の位置に現像剤有り状態であると判定し、前記所定回数の検出のうち現像剤有り状態を検出した回数が前記第2の所定回数未満である場合に、前記第2の判定手段は、前記所定の位置に現像剤無し状態であると判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記現像供給手段が消費する現像剤の消費量を検出する第2の検出手段を有し、前記検出手段の検出結果と、前記第2の検出手段の検出結果と、前記第1の判定手段の判定結果と、に基づいて、前記第2の判定手段は、前記搬送方向において、前記所定の領域側に現像剤が偏っているか、前記所定の位置側に現像剤が偏っているかを判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記第2の検出手段が、前記現像剤供給手段から画像が現像される像担持体に向けて供給される現像剤量を光学的に検出することを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記現像剤収容部から供給される現像剤の供給量を検出する供給量検出手段を有し、前記第1の判定手段が、前記現像剤供給手段へと現像剤が供給されていると判定しており、前記検出手段が、現像剤無し状態を検出している場合であって、前記消費量が前記供給量よりも少ない場合は、前記第2の判定手段が、前記搬送方向において、前記所定の領域側に現像剤が偏っている状態であると判定することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の現像装置。
  7. 前記現像剤収容部から供給される現像剤の供給量を検出する供給量検出手段を有し、前記第1の判定手段が、前記現像剤供給手段へと現像剤が供給されていないと判定しており、前記検出手段が、現像剤有り状態を検出している場合であって、前記消費量が前記供給量以上である場合は、前記第2の判定手段が、前記搬送方向において、前記所定の位置側に現像剤が偏っている状態であると判定することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の現像装置。
  8. 前記第1の判定手段が、前記現像剤供給手段へと補給される現像剤が有ると判定してから、再度前記現像剤供給手段へと補給される現像剤が有ると判定するまでの時間が所定時間未満である場合に、現像剤供給手段へと現像剤が補給されていると判定し、前記現像剤供給手段へと補給される現像剤が有ると判定してから、再度前記現像剤供給手段へと補給される現像剤が有ると判定するまでの時間が所定時間以上である場合に、現像剤供給手段へと現像剤が補給されていないと判定することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の現像装置。
  9. 前記現像剤収容部からの供給回数をカウントするカウント手段を有し、前記第2の判定手段が、前記カウント手段がカウントする供給回数が所定の範囲の回数である場合に、前記現像剤供給手段の前記搬送方向の所定の領域の現像剤の状態を判定することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の現像装置。
  10. 前記現像剤収容部から供給される現像剤の供給量を検出する供給量検出手段を有し、前記第2の判定手段が、前記検出手段の検出結果と、前記第1の判定手段の判定結果から、前記現像剤収容部の現像剤残量を判定し、前記現像剤収容部の現像剤残量が所定量以上残っている場合に、前記現像剤供給手段の前記搬送方向の所定の領域の現像剤の状態を判定することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の現像装置。
  11. 前記現像剤収容部から前記現像剤供給手段へと供給する現像剤量を制御可能な第2の現像剤供給手段と、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の現像装置と、を有し、前記第2の判定手段が判定した前記現像剤供給手段の前記搬送方向の所定の領域の現像剤の状態に応じて、前記第2の現像剤供給手段が供給する現像剤量を変更することを特徴とする画像形成装置。
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