JP2012093543A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でトナーボトル内の現像剤の残量を検出することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナーボトル16から現像剤の補給を受けて感光体ドラムに形成した静電潜像を現像手段により現像する画像形成装置であって、装置本体に着脱可能であって、円筒状の容器本体が回転することで現像剤を容器本体の長手方向一方側から他方側へ搬送し、他方側に設けられた供給口から現像剤を供給することが可能なトナーボトル16と、装置本体に装着されたトナーボトル16を回転させるための駆動手段と、駆動手段の駆動により回転するトナーボトル16の回転速度を検出する磁気センサ21と、磁気センサ21が検出したトナーボトル16の回転速度からトナーボトル16内の現像剤の残量を検出する残量検出手段とを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、現像剤収容容器から現像剤の補給を受けて像担持体に形成した静電潜像を現像手段により現像する画像形成装置に関し、より詳しくは現像剤収容容器内の現像剤残量を精度よく検出する画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、像担持体に形成した静電潜像を現像剤を用いて現像することで可視像化する。このような画像形成装置にあっては、現像剤は画像形成により消費されるたびに補給される。そのために、現像剤を収容した筒状の現像剤収容容器を画像形成装置本体に着脱可能に構成したものがある。
上記のような現像剤収容容器から現像剤を補給する方法としては、容器内に設けた撹拌部材を回転することにより、現像剤を容器内の排出口へ搬送する方式(内包撹拌系容器)がある。また、近年では現像剤収容容器の内周面に螺旋状の凸部を設け、容器自体を回転させることで、現像剤を前記凸部に沿って長手方向一方側から他方側へ搬送し、前記他方側の端部に設けた排出口から現像剤を排出する方式(回転系容器)がある。そして、前記現像剤収容容器から補給された現像剤は、ホッパ室に一時貯留され、現像器内の現像剤が所定量以下になると、前記ホッパ室から所定量の現像剤が現像器へと補給される。
上記現像剤収容容器内に収容されている現像剤の残量を調べる手段としては、従来は現像剤収容容器からホッパ室へ現像剤の補給動作を行っても、ホッパ室が現像剤で満たされない場合に、現像剤収容容器内に現像剤がないと検知するようにしていた。
しかしながら、上記方式においては、現像剤収容容器が空になって初めて検知できるために、検知された時点で画像形成装置を止める必要があり、ユーザーにとって不満の残るものであった。
そのために、特許文献1のように、現像剤収容容器内に設けられた撹拌部材が現像剤の負荷を受けて撹拌部材が撓み電極と接触して現像剤の残量を検出するものが提案されている。
また、特許文献2のように、現像剤収容容器内に設けられた撹拌部材の軸トルクを検出器で検出し、その結果を演算して現像剤量を検出するものが提案されている。
特開平11−119537 特開2004−046011
しかし、特許文献1に示された構成では撹拌部材の撓みを利用するために、内包撹拌系容器でしか利用できず、回転系容器には用いることができない。
また、特許文献2に示された構成では、撹拌部材の軸トルク等を検出するために、ひずみゲージ等を用いる必要があり、コストアップとなるものであった。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成で現像剤収納容器内の現像剤の残量を検出することが可能な画像形成装置を提供するものである。
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、現像剤収容容器から現像剤の補給を受けて像担持体に形成した静電潜像を現像手段により現像する画像形成装置であって、装置本体に着脱可能であって、円筒状の容器本体が回転することで現像剤を前記容器本体の長手方向一方側から他方側へ搬送し、前記他方側に設けられた供給口から現像剤を供給することが可能な現像剤収容容器と、前記装置本体に装着された前記現像剤収容容器を回転させるための駆動手段と、前記駆動手段の駆動により回転する前記現像剤収容容器の回転速度を検出する速度検出手段と、前記速度検出手段が検出した前記現像剤収容容器の回転速度から前記現像剤収容容器内の現像剤の残量を検出する残量検出手段と、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、現像剤補給に際して駆動手段により現像剤収容容器を回転させると、内部に収容されている現像剤の量が満杯のときに比べ、現像剤の量が減少して重量が軽くなるに従って回転速度が速くなる。このため、速度検出手段によって現像剤収容容器の回転速度を検出することにより、容器内の現像剤の残量を検出することが可能となるものである。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の模式説明図である。 本発明の実施形態に係るボトル収容容器収容部の斜視模式図である。 本発明の実施形態に係る現像剤収容容器の斜視図である。 本発明の実施形態に係る現像剤収容容器内のトナーを検知するための概念図である。 第1実施形態に係る現像剤収容容器内にトナーが満杯の時のトナー残留を検知する状態説明図である。 第1実施形態に係る現像剤収容容器内のトナーが減少してきたときのトナー残留を検知する状態説明図である。 現像剤収容容器内のトナー量と回転数、負荷トルクの関係を示すグラフである。 第2実施形態に係る現像剤収容容器内のトナー残量を検知する状態説明図である。 現像剤収容容器内のトナー量の減少と排出量の関係を示すグラフである。 第3実施形態に係る現像剤収容容器内のトナー残量を検知する状態説明図である。
次に本発明を実施するための一形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
<画像形成装置の全体構成>
まず、図1を参照して第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成について、画像形成動作とともに説明する。なお、図1は第1実施形態に係る画像形成装置である電子写真複写機の模式断面説明図である。
装置本体1の下部には、シート等の記録媒体が収容されるユニバーサルカセット2が出し入れ自在に備えられている。また、装置本体の側壁部には、葉書などの小サイズの記録媒体を給紙可能とする矩形状の手差しトレイ3が開閉自在に設けられている。装置本体1の上部には、画像が形成された記録媒体が積載される排出トレイ4が形成されている。さらに、前記排出トレイ4の上方には、複写する原稿の画像を読み取る読取スキャナ5が配置されている。
読取スキャナ5で読み取られた画像信号は、電気信号に変換されてレーザ露光手段6へ送られ、画像信号に応じたレーザ光がドラムカートリッジ内に配置された像担持体である感光体ドラム7に照射される。感光体ドラム7は、図示の反時計回り方向に回転しており帯電ローラ8によるバイアス印加によって一様に帯電されていて、前記レーザ光の照射により静電潜像が形成される。そして、この静電潜像が現像装置9によって現像剤により現像されて可視像が形成される。
上記感光体ドラム7上への画像形成と同期して、ユニバーサルカセット2から記録媒体が給紙ローラ10aと分離ローラ10bによって一枚ずつに分離され、搬送ローラ対11により図示上方に搬送されていく。この記録媒体はレジストローラ対12によって前述した画像形成動作と同期するように感光体ドラム7と転写ローラ13のニップ部へと搬送され、転写ローラ13へのバイアス印加により感光体ドラム7上のトナー像が記録媒体へ転写される。
トナー像が転写された記録媒体は、定着手段14に搬送され、ここで、加熱、加圧されてトナー像が定着された後、排出ローラ対15によって排出されて排出トレイ4に積載される。
<現像装置>
次に感光体ドラム7に形成された静電潜像をトナー現像する現像装置について説明する。
本実施形態の現像装置9は、磁性を帯びたキャリアとトナーとよりなる磁性現像剤(以下「トナー」という)を用いて現像ユニット19によって現像が行われる。現像ユニット19は、図1に示すように、感光体ドラム7に近接して現像ローラ19aが配置され、現像ローラ19aとその内部のマグネットローラ(不図示)とによって、回転する現像ローラ19aの周面にトナーが穂状に形成されて付着する。そして、現像ローラ19aに付着したトナーが現像バイアスの印加により感光体ドラム7に形成された静電潜像に応じて付着することで現像が行われる。なお、現像ローラ19aは、装置本体の主要部材を駆動する不図示のメインモータの駆動力をクラッチにより伝達、遮断することにより回転する。
(トナー補給構成)
本実施形態の現像装置は、現像が行われることによって現像ユニット19内のトナーが所定量以下に減少すると、現像剤収容容器(以下「トナーボトル」という)16からトナーの補給を受ける。
図2はボトル収容部の斜視模式図である。現像ユニット19の上方に、図2に示すように、ボトル収容部17が設けられており、これにトナーボトル16が着脱可能に装着される。装着されたトナーボトル16から供給されたトナーは、ボトル収容部17の一部に設けられ、トナーボトル16と現像ユニット19との間にトナーを一時貯留するためのホッパ室18に溜められ、その後、現像装置内のトナーの減少に伴い前記現像装置に補給される。
図3は前記トナーボトル16の斜視図である。トナーボトル16は、装置本体に対して着脱自在な筒状の容器であり、トナーが収納されたトナーボトル16がボトル収容部17に回転可能に装着される。このトナーボトル16はPET等の樹脂材料をブロー成型加工したもので、肉厚1.8mmのトナーボトル16の内周面には、長手方向の一方側端部から他方側端部へ連続した螺旋状の凸部16bが設けられている。これにより、トナーボトル16が回転すると、内部に収容されたトナーが前記凸部16bに沿って長手方向一方側から他方側へ搬送される(図3の矢印A方向)。
また、トナーボトル16の長手方向の前記他方側端部には補給口16dが形成されており、この補給口16dを開閉可能なキャップ16cが設けられている。トナーボトル16は、容器本体16aをボトル収容部17の置き台17aに載せ、キャップ16cが設けられている側の端部をホッパ室18に設けられたキャップ結合部18aに嵌合することで装着される。このとき、前記キャップ結合部18aに設けられたキャップ開閉機構(不図示)により前記キャップ16cが開放される。
ボトル収容部17には、装着されたトナーボトル16を回転させるための駆動手段が設けられている。本実施形態にあっては、負荷変動があっても回転速度が変動しないフィードバック制御つきDCモータ、あるいはパルスモータで構成したボトルモータ20によりキャップ結合部18aが回転可能に構成され、これと結合したトナーボトル16が回転するように構成されている。これにより、現像ユニット19のトナー量に応じてトナーボトル16を回転させると前述したようにトナーボトル16からホッパ室18を介してトナーが補給される。
(トナー残量検出構成)
本実施形態にあっては、回転するトナーボトル16内の磁気トナーを磁気センサによって検出することによりトナー残量を検出するトナー残量検出手段が設けられている。次にトナー残量検出構成について説明する。
図2に示すように、置き台17aの所定位置には回転するトナーボトル16の回転速度を検出する速度検出手段にもなる磁気センサ21が設けられている。この磁気センサ21は、置き台17aに載置されるトナーボトル16の外周面に当接するように配置されている。なお、磁気センサ21は、回転するトナーボトル16の外周面と当接しているが、この内周面には螺旋状の凸部16bが設けられているために、トナーボトル16の回転に伴って前記凸部16bと周期的に対向する。
磁気センサ21は磁性体との距離において所定量の距離、若しくは磁性体が検出されないような状態においては内包する電気回路のコンパレータによりLo信号を制御部23(図4参照)に送る。逆に磁性体を検出した場合、Hi信号を制御部23に送る。そして、磁気センサ21の磁気感度は、磁気センサ21から前記凸部16bの高さよりも短い距離にある磁性体を検知し、凸部16bの高さ以上離れた磁性体は検知しないように構成されている。本実施形態では、凸部16bの高さが5mmであるのに対し、磁気センサ21は0〜3mmの距離にある磁性体を検知する透磁率センサが用いられている。
したがって、磁気センサ21の信号は、トナーボトル16内に磁性トナーがある場合、回転するトナーボトル16の外周面が磁気センサ21と当接しているときは、トナーを検出してHiとなるが、凸部16bが磁気センサ21と対向する位置にきたときはLoとなる。
図4はトナーボトル16とボトル内のトナーtを検知するための概念図である。図4に示すように、ボトル収容部17にはセンサ台22が軸22aを中心に揺動可能に設けられている。このセンサ台22の揺動一方側端部に付勢バネ22bにより付勢された磁気センサ21が設けられている。ボトル収容部17にトナーボトル16を装着すると、トナーボトル16の長手方向端部がセンサ台22の揺動他方側端部を押す。これにより、センサ台22は図4の矢印B方向へ揺動し、磁気センサ21がボトル外周面に当接する。
ここで、図5及び図6を用いてトナー残量を検出する方法について述べる。図5はトナーボトル16内のトナー残量が十分の状態を示し、図6はトナー残量が少ない状態を示す。
図5(a)に示すように、トナー残量が十分なトナーボトル16が回転したとき、ボトル外周面に当接している磁気センサ21は、磁性体であるトナーを検出し、Hi信号を送り出す。そして、磁気センサ21が螺旋状の凸部16bを通過するときは、磁気センサ21とトナーとの距離が離れるためにLo信号を送り出す。
したがって、トナー残量が十分なときは、図5(b)に示すように、磁気センサ21が凸部16bと対向している領域AではLo信号になるが、それ以外の領域BではHi信号となる。
一方、図6(a)に示すように、トナー残量が減少すると、磁気センサ21が凸部16bと対向した直後にLo信号となり、その後、凸部16bを通過しても磁気センサ21が当接しているボトル内表面にトナーが存在しない領域AはLo信号のままである。そして、磁気センサ21がトナーが存在する領域Bに対向すると、Hi信号になり、再度凸部16bと対向するとLo信号に変化する。
また、トナー残量がないとき、すなわち現像剤収容容器内にトナーがないときは、Lo信号のままとなる。
なお、トナー残量に応じてHi信号の時間が変化するように、トナーボトル16に当接する磁気センサ21の鉛直方向の位置は、トナーボトル16の回転中心を通る水平面よりも下方であって、トナーの安息角の1/2より上方のボトル外周面に当接する領域で、補給口16dに近い位置に配置されている。
したがって、一定期間Lo信号を検出した状態で制御部のカウンタをリセットし、一定期間におけるHi信号に変化しているときの積算時間によりトナー残量を検出することができる。すなわち、トナー残量が多いときは、一定期間内において前記Hi信号に変化している積算時間が長く(満杯時は磁気センサが凸部と対向するとき以外はHi信号となる)、トナー残量が減少するにしたがって前記積算時間が短くなる。そして、トナー残量がないときは、Hi信号の積算時間は零になる。
なお、Hi信号ではなく、Lo信号の積算時間によりトナーボトル16内のトナー残量を検出することも可能である。すなわち、Hi信号の場合と逆に、トナー残量が多いときはLo信号の積算時間が短く、トナー残量が少なくなるとLo信号の積算時間は長くなる。したがって、トナー残量検出は、磁気センサ21による検知信号が変化したときを起点とし、その信号が変化しているときの積算時間に基づいて算出することができる。
〔第2実施形態〕
次に第2実施形態に係る画像形成装置について図7を参照して説明する。なお、本実施形態の装置の基本構成は前述した実施形態と同一であるため重複する説明は省略し、ここでは相違する構成について説明する。
前述した第1実施形態のトナー残量検出手段は、磁気センサ21により、トナーを検知したときのHi信号の積算時間によってトナーボトル16内のトナー残量を検出した。本実施形態のトナー残量検出手段は、前述した構成のトナーボトル16及び前記磁気センサ21を用いることにより、回転するトナーボトル16の回転速度を検出してトナー残量を検出するものである。
本実施形態では負荷が変動すると回転数も変動するDCブラシレスモータ等のボトルモータ20によりトナーボトル16を回転させたとき、負荷トルクはボトル内のトナー残量に応じて変化する。すなわち、トナー残量が多い場合にはボトルが重いため、これを回転させるときの負荷トルクは大きい。そして、トナー残量が減少するにしたがってボトル重量も減少するため、これを回転させる負荷トルクは小さくなる。例えば、本実施形態のトナーボトル16の場合、図7のグラフに示すように、トナーが満杯に収容されている状態では、これを回転させるときの負荷トルクは8.4mN・mである。そして、トナー残量が減少するに従って負荷トルクが小さくなり、トナーが空のボトルを回転させるときの負荷トルクは3.6mN・mである。このため、ボトルモータ20でトナーボトル16を回転すると、前記トルク変化に応じてボトルの回転速度が変化する。前記例でいうと、負荷トルクが8.4mN・mから3.6mN・mまで変化するとき、トナーボトル16の回転速度(回転数)は37rpmから55rpmへと変化する。すなわち、負荷トルクが小さくなるにしたがってトナーボトル16の回転速度が速くなる。
そこで、本実施形態では、図8に示すように、磁気センサ21が一定期間Lo信号を検知して次にHi信号を検知した後に一定期間Loを検知するまでの時間をモニタする。すなわち、Lo信号に変化する立下りから、次のLo信号に変化する立下りまでの時間を測定する。これは磁気センサ21がトナーボトル16の凸部に対向したときから、ボトルが1回転して再度凸部16bに対向するまでの時間であり、これによりトナーボトル16の1回転あたりの時間から回転速度を検出することができる。
トナーボトル16にトナーが満載のときは、回転速度が遅いためにLo信号の立下りから次の前記Lo信号の立下りまでの時間は長く(図8(a))、トナー残量が減っていくと回転速度が速くなるために前記時間は短くなる(図8(b))。そして、トナーが完全に空の場合は、Lo信号のままであるため、予め定めた時間以上Lo信号が続く場合はトナー残量なしとして検出する(図8(c))。
このように、磁気センサ21の信号変化時間から制御部がトナーボトル16の回転速度を検出し、これからトナー残量を検出することが可能となる。
なお、前述したように円筒状容器の内周に長手方向一方側から他方側に連続する螺旋状の凸部を設けた容器を回転させてトナーを搬送する構成にあっては、トナー残量が少なくなると、前記凸部によってトナーを押し出す力が弱くなる。このため、トナー残量が少なくなると、同じ速度で回転した場合にはボトルから排出されるトナーの量が減少する。例えば、本実施形態のトナーボトル16の場合、図9に示すように、トナーが満杯のときは(トナー量900g)1回転あたり10g程度のトナーを排出するが、トナー量が1/3になると(300g)1回転あたり2.5g程度に減少した排出となる。
そこで、前記のように磁気センサ21で検知した信号の立下りから立下りまでの時間をフィードバックし、前記時間が予め設定された時間よりも短くなったとき、すなわち、トナーボトル16の回転速度が所定の速度よりも速くなったときは、トナー残量が少なくなって、これに伴ってボトル一回転あたりのトナー排出量も減少していると判別する。そして、その場合はトナーボトル16の回転数を所定量上昇させるようにボトルモータ20を駆動制御する。これにより、トナーボトル16からのトナー排出量を安定化させるように制御してもよい。
逆に前記磁気センサ21で検知した信号の立下りから立下りまでの時間が長い場合は、トナー残量が多く、1回転あたりのボトルから排出されるトナー量が多くなるため、トナーボトル16の回転数を低下させるようにボトルモータ20を制御する。これにより、トナーが必要以上に補給され、溢れることを防止するようにしてもよい。
そのために、前述したようにしてトナーボトル16の回転速度からトナー残量を検出し、その検出結果に対応して、例えばトナーボトル16の回転速度を設定する回転設定テーブルを設けるようにしてもよい。そして、モータ駆動手段が前記回転設定テーブルに従いトナーボトル16を回転するように構成してもよい
具体的には、Lo−Lo時間が1秒を超える場合は、満載でありトナーの排出量が多い状態と判断し、基準回転数50rpmを15rpmに減速させ、Lo−Lo時間が0.5秒より少ない場合は、少量でありトナーの排出量が少ないと状態と判断し、回転数を20rpm増速させる。
〔第3実施形態〕
次に第3実施形態に係る画像形成装置について図10を参照して説明する。なお、本実施形態の装置の基本構成も前述した実施形態と同一であるため重複する説明は省略し、相違する構成について説明する。
前述した実施形態では、磁気センサ21により磁性体を検知するにあたり、凸部においてLo信号となり、このときの信号変化を用いる例を示した。本実施形態では、トナーボトル16に肉厚部を設け、磁気センサ21が前記肉厚部を通過するときの信号変化を用いる例を示す。
図10に示すように、本実施形態のトナーボトル16の外周面又は内周面には、ボトルモータ20によって回転するときの磁気センサ21と対向する位置に複数の肉厚部が形成されている。本実施形態では、3個の肉厚部16e1,16e2,16e3が回転方向に沿って所定の間隔で配置されている。また、前記複数の肉厚部の回転方向の長さが異なり、本実施形態では肉厚部16e1,16e2,16e3の長さの比が9:3:1の割合になるように構成されている。
そして、本実施形態の磁気センサ21の磁気感度は、前記肉厚部の厚さよりも短い検知距離にある磁性現像剤を検知するようになっている。
よって、磁性トナーが収容されたトナーボトル16f回転したとき、磁気センサ21からの信号は、凸部16bと対向したときのみならず、肉厚部16e1,16e2,16e3と対向したときもLo信号となる。そして、そのときのLo信号の長さも、前記肉厚部16e1,16e2,16e3の長さに応じて9:3:1となる。
したがって、前記肉厚部16e1,16e2,16e3の長さを異ならせることにより、所定の情報を埋め込むことができる。また、複数の肉厚部を例えばバーコードのように構成することにより、容器内のトナーの種類や特性等の情報をICチップ等を用いることなく表示することも可能となる。これにより、ICチップ等を用いる複雑な構成にしなくても、磁気センサ21によって前記肉厚部で表示される情報を読み取り、画像形成の制御調整を行うことも可能である。
また、前述した実施形態では回転するトナーボトル16の凸部16bの位置を磁気センサ21で読み取ることにより、トナーボトル16の回転速度を検出するようにした。しかし、本実施形態にあっては凸部16bでなく、前記肉厚部を検出した位置を基準にボトルの回転速度を検出することもできる。
また、前記磁気センサ21が回転するトナーボトル16の肉厚部16e1,16e2,16e3を通過するときのLo信号の時間をそれぞれt1,t2,t3としたとする。このとき、凸部16bと対向した位置を通過した後の最初(配置された複数の肉厚部のうち回転方向の最上流)の肉厚部16e1でのLo信号時間をt1を基準に、その後の肉厚部16e2,16e3でのLo信号時間t2,t3について、t1に対する比t2/t1,t3/t1を算出する。この結果と、各肉厚部16e1,16e2,16e3の回転方向長さの比3/9,1/9との関係から、例えばトナーボトル16の回転速度が変化をしても正確な情報を得ることが可能である。
1 …装置本体
7 …感光体ドラム
9 …現像装置
16 …トナーボトル
16a …容器本体
16b …凸部
16c …キャップ
16d …補給口
16e1,16e2,16e3 …肉厚部
17 …ボトル収容部
17a …置き台
18 …ホッパ室
18a …キャップ結合部
19 …現像ユニット
19a …現像ローラ
20 …ボトルモータ
21 …磁気センサ
22 …センサ台
22a …軸
22b …付勢バネ
23 …制御部

Claims (6)

  1. 現像剤収容容器から現像剤の補給を受けて像担持体に形成した静電潜像を現像手段により現像する画像形成装置であって、
    装置本体に着脱可能であって、円筒状の容器本体が回転することで現像剤を搬送し、前記容器本体に設けられた補給口から現像剤を補給することが可能な現像剤収容容器と、
    前記装置本体に装着された前記現像剤収容容器を回転させるための負荷変動により回転数が変動する駆動手段と、
    前記駆動手段の駆動により回転する前記現像剤収容容器の回転速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段が検出した前記現像剤収容容器の回転速度から前記現像剤収容容器内の現像剤の残量を検出する残量検出手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像剤収容容器は、円筒状の容器本体の内周面に螺旋状の凸部を有し、回転することで前記凸部に沿って現像剤を搬送することが可能であり、
    前記速度検出手段は、装置本体に装着された前記現像剤収容容器の外周面に当接し、前記凸部の高さよりも短い検知距離にある磁性現像剤を検知する磁気センサを有し、前記磁気センサによる検知信号が変化したときを起点とし、前記信号が変化するまでの時間により現像剤収容容器の回転速度を検出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記磁気センサは、前記現像剤収容容器の回転に伴い、前記凸部の位置を周期的に通過し、
    前記速度検出手段は、前記磁気センサが前記凸部を通過してから次の凸部を通過するまでの時間により現像剤収容容器の回転速度を検出することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤収容容器は、外周面の回転方向に沿って複数の肉厚部を有し、
    前記速度検出手段は、装置本体に装着された前記現像剤収容容器の前記複数の肉厚部がある外周面に当接し、前記肉厚部の厚さよりも短い検知距離にある磁性現像剤を検知する磁気センサを有し、前記磁気センサによる検知信号が変化したときを起点とし、前記信号が変化するまでの時間により現像剤収容容器の回転速度を検出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記速度検出手段は、前記複数の肉厚部のうち回転方向の最上流の肉厚部を前記磁気センサが通過するときの時間を基準にして、前記磁気センサが他の肉厚部を通過するときの時間との比により現像剤収容容器の回転速度を検出することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 現像剤収容容器から磁性現像剤の補給を受けて像担持体に形成した静電潜像を現像手段により現像する画像形成装置において、
    装置本体に着脱可能であって、円筒状の容器本体の内周面に螺旋状の凸部を有し、回転することで前記凸部に沿って現像剤を前記容器本体の長手方向一方側から他方側へ搬送し、前記他方側に設けられた補給口から現像剤を補給することが可能な現像剤収容容器と、
    前記装置本体に装着された前記現像剤収容容器を回転させるための駆動手段と、
    装置本体に装着された前記現像剤収容容器の外周面に当接し、前記凸部の高さよりも短い検知距離にある磁性現像剤を検知する磁気センサを有し、前記磁気センサによる検知信号が変化したときを起点とし、信号が変化しているときの積算時間に基づいて前記現像剤収容容器内の現像剤の残量を検出する残量検出手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015031736A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2016091013A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社リコー 駆動装置、画像形成装置、駆動制御方法及びプログラム
JP2016130764A (ja) * 2015-01-13 2016-07-21 キヤノン株式会社 画像形成装置、異常検知方法

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