JP2018066065A - 急冷焼入れ装置及び急冷焼入れ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 金属板を連続的に通板しながら焼鈍を行う連続焼鈍設備において、急冷焼入れ時に金属板に発生する形状不良を抑制しつつ、金属板の冷却速度の低下を抑えることのできる金属板の急冷焼入れ装置及び急冷焼入れ方法を提供すること。
【解決手段】 高温の金属板を液体に浸漬させて冷却する急冷焼入れ装置であって、金属板を浸漬させる液体を収容した水槽と、少なくとも一部が水槽の液体中に設けられ、金属板の表面及び裏面に液体を噴射する複数のノズルを備えた噴出装置と、噴出装置の入側端部と出側端部との間に設けられ、金属板を拘束する一対の拘束ロールと、を備え、噴出装置において、ノズルを保持するノズルユニットが分割型であり、全てのノズルが拘束ロールの方へ傾斜してなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、金属板を連続的に通板しながら焼鈍を行う連続焼鈍設備において、急冷焼入れ時に金属板に発生する形状不良を抑制しつつ、金属板の冷却速度の低下を抑えることのできる急冷焼入れ装置及び急冷焼入れ方法に関する。
鋼板をはじめとする金属板の製造においては、連続焼鈍設備において、金属板を加熱後に冷却し、相変態を起こさせる等して材質の造り込みを行う。近年、自動車業界では車体の軽量化と衝突安全性の両立を目的として、薄肉化した高張力鋼板(ハイテン)の需要が増している。ハイテンの製造時には、鋼板を急速に冷却する技術が重要となる。鋼板の冷却速度が最も速い技術の1つとして、水焼入れ法が知られている。水焼入れ法では、加熱された鋼板を水中に浸漬させると同時に、水中内に設けられたクエンチノズルにより冷却水を鋼板に噴射することで、鋼板の急冷焼入れが行われる。鋼板の急冷焼入れ時には、鋼板に反りや波状変形等の形状不良が発生するという問題がある。このような鋼板の急冷焼入れ時における形状不良を防止するために、従来、様々な手法が提案されている。
例えば、特許文献1では、連続焼鈍炉での急冷焼入れ時に生じる金属板の波状変形を抑制するために、急冷焼入工程に付される鋼板の張力を変えることのできる張力変更手段として、ブライドルロールを急冷焼入部前後に設ける手法が提案されている。また、特許文献2には、焼入れの際に鋼板の表裏面の少なくとも幅方向の全域に亘って張力を付与することにより、鋼板を平坦状に矯正する手法が提案されている。
しかし、特許文献1に記載された方法は、高温の鋼板に大きな張力をかけるため鋼板の破断が起きるおそれがある。また、高温の鋼板に接触する急冷焼入れ部前のブライドルロールには大きなサーマルクラウンが発生し、ブライドルロールと鋼板とが幅方向に不均一に接触してしまう。その結果、鋼板に座屈や疵が発生するので、鋼板形状を改善することができないという問題がある。また、特許文献2に記載された方法では、張力15N/mmとすることで反り量が数mm程度まで減少しているが、このような高張力では鋼帯に絞りが発生する恐れがある。
これらの問題を解決するための技術を、本出願人は特願2014−240836号において出願している。特願2014−240836号にて用いられる急冷焼入れ装置を図1に示す。図1では、水槽1内に、金属板5に冷却水を吹き付けて水温まで冷却させるための噴出装置4を設ける。噴出装置4において、ノズル14、24から冷却水を金属板5に噴射することで金属板5の急冷を行うとともに、水面下に配置した拘束ロール7で金属板5を拘束することによって、急冷時の金属板の変形を抑制している。
特開2011−184773号公報 特開平11−193418号公報
図1に示す急冷焼入れ装置を用いると、確かに急冷焼入れ時の鋼板の変形を防止できるものの、金属板が噴出装置4内を通過する際に、一時的に金属板の冷却速度が低下することで、金属板の特性が低下するという課題がある。具体的には、金属板の冷却速度の低下に起因して、所望の引張強度を有する金属板が得られないことがある。
さらに、図1の急冷焼入れ装置では、拘束ロールが一対しかないので、鋼板の形状不良はある程度抑制されるものの完全に表面が平坦とはならず、鋼板には5mm以上の反りが残りうるという問題がある。
本発明者らの検討によると、高温の金属板と接する拘束ロール7の近傍にて、特に金属板の冷却速度の低下が起こりやすいことが見出された。より具体的に、図2を用いて説明する。図2において矢印で示されるように、噴出装置4の内側において、ノズル14、24から噴出した水は金属板5の表裏面に当たる。この際に、拘束ロール7よりも上側及び下側に位置するノズル14、24からの水は金属板5に当たって十分な冷却能を発揮する。一方で、拘束ロール7と重なる高さに位置するノズル14、24から噴出された水は、拘束ロール7に阻まれて金属板5の表裏面まで到達することができない。これにより、拘束ロール7の近傍にて金属板の冷却速度が低下しやすくなることが見出された。また、高温の金属板5と常に接触している拘束ロール7は温度が上昇しやすい。拘束ロール7が高温化することによっても、拘束ロール7の近傍における金属板5に対する冷却速度は低下しやすくなる。
本発明は、上記の問題点に鑑みて完成されたものであり、急冷焼入れ時に金属板に発生する形状不良を最大限抑制しつつ、拘束ロールの近傍で金属板の冷却速度が低下することを抑えることのできる急冷焼入れ装置及び急冷焼入れ方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段は、以下の通りである。
[1]高温の金属板を液体に浸漬させて冷却する急冷焼入れ装置であって、金属板を浸漬させる液体を収容した水槽と、少なくとも一部が前記水槽の液体中に設けられ、金属板の表面及び裏面に液体を噴射する複数のノズルを備えた噴出装置と、前記噴出装置の入側端部と出側端部との間に設けられ、金属板を拘束する一対の拘束ロールと、を備え、前記噴出装置において、前記拘束ロールに最も近いノズルが、水平面から拘束ロールの方へ傾斜してなることを特徴とする急冷焼入れ装置。
[2]高温の金属板を液体に浸漬させて冷却する急冷焼入れ装置であって、金属板を浸漬させる液体を収容した水槽と、少なくとも一部が前記水槽の液体中に設けられ、金属板の表面及び裏面に液体を噴射する複数のノズルを備えた噴出装置と、前記噴出装置の入側端部と出側端部との間に設けられ、金属板を拘束する複数対の拘束ロールと、を備え、前記噴出装置において、前記拘束ロールに最も近いノズルが、水平面から拘束ロールの方へ傾斜してなることを特徴とする急冷焼入れ装置。
[3]前記拘束ロールに最も近いノズルは、金属板に対して20°以上60°以下の角度をなすことを特徴とする[1]又は[2]に記載の急冷焼入れ装置。
[4]高温の金属板を水槽中に収容された液体に浸漬させて冷却する急冷焼入れ方法であって、噴出装置のノズルにより、液体に浸漬された金属板の表裏面に液体を噴射しつつ、噴出装置の入側端部と出側端部との間に設けられた一対の拘束ロールにより、金属板を拘束し、拘束ロールに最も近いノズルからは、拘束ロールの方へ向かって斜めに液体を噴出することを特徴とする急冷焼入れ方法。
[5]高温の金属板を水槽中に収容された液体に浸漬させて冷却する急冷焼入れ方法であって、噴出装置のノズルにより、液体に浸漬された金属板の表裏面に液体を噴射しつつ、噴出装置の入側端部と出側端部との間に設けられた複数対の拘束ロールにより、金属板を拘束し、拘束ロールに最も近いノズルからは、拘束ロールの方へ向かって斜めに液体を噴出することを特徴とする急冷焼入れ方法。
[6]拘束ロールに最も近いノズルから、金属板に対して20°以上60°以下の角度をなしながら、液体を噴出することを特徴とする[4]又は[5]に記載の急冷焼入れ方法。
本発明によって、急冷焼入れ時に、拘束ロールの近傍において金属板の冷却速度が一時的に低下してしまうことを防止することができる。
図1は、従来の急冷焼入れ装置を示す説明図である。 図2は、図1の噴出装置4付近を示す拡大図である。 図3は、本発明に係る急冷焼入れ装置を示す説明図である。 図4は、図3の噴出装置4付近を示す拡大図である。 図5は、本発明に係る急冷焼入れ装置の他の一例を示す説明図である。 図6は、本発明に係る急冷焼入れ装置を示す説明図である。 図7は、図6の噴出装置4付近を示す拡大図である。 図8は、本発明に係る急冷焼入れ装置を示す説明図である。 図9は、図8の噴出装置4付近を示す拡大図である。 図10は、本発明例の結果を示すグラフである。 図11は、比較例の結果を示すグラフである。 図12は、本発明例及び比較例の結果を示すグラフである。 図13は、本発明例及び比較例の結果を示すグラフである。 図14は、鋼板を搬送方向から正対して見た模式図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態について具体的に説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る急冷焼入れ装置を示す図であり、図4は急冷焼入れ装置の噴出装置4付近の拡大図である。急冷焼入れ装置は、連続焼鈍炉の均熱帯の出側に設けられた冷却設備に適用されうる。図3では、連続焼鈍炉の均熱帯の出口に設けられた一対のシールロール3が示されている。急冷焼入れ装置は、金属板5を冷却するための冷媒(液体)である水2を収容した水槽1と、金属板5に水2を吹き付けて冷却するための噴出装置4と、金属板5を拘束して変形を防ぐ拘束ロール7とを備えている。また、噴出装置4の出側には、金属板5を水中に浸漬させつつ金属板5の搬送方向(通板方向)を変更するシンクロール6が設けられる。
噴出装置4は、水を噴出する複数のノズル14、24と、ノズル14、24を保持するノズルユニット34、44とからなる。一対のノズルユニット34と44との間には、間隙が設けられている。前記間隙中を金属板5が通板される際に、金属板5の表裏面に向かってノズル14、24から水が噴出される。図3(及び図4)の例では、金属板5の左側を表面とし、右側を裏面とする。図の左側には、ノズル14を金属板5の表面に向けるようにノズルユニット34が配置され、図の右側には、ノズル24を金属板5の裏面に向けるようにノズルユニット44が配置される。
図3及び図4の例では、ノズルユニット34及び44は、それぞれ搬送方向に沿って2つずつに分割される。金属板5の表面側には、入側ノズルユニット34aと出側ノズルユニット34bとが設けられ、裏面側には、入側ノズルユニット44aと出側ノズルユニット44bとが設けられる。拘束ロール7は、入側ノズルユニット34a、44aと出側ノズルユニット34b、44bとの間に設けられる。これにより、拘束ロール7は、噴出装置の入側端部(図3における入側ノズルユニット34a、44aの入側端面)と、噴出装置の出側端部(図3における出側ノズルユニット34b、44bの出側端面)との間に設けられることになる。
入側ノズルユニット34a、44aは、一部が水中に浸漬し、残部が水上から出るように、設けられる。通板されてきた金属板5は、水上に露出する入側ノズルユニット34a、44aの内側の間隙に装入され、次いで水中に浸漬し、ノズル14及び24から水が噴出される。入側ノズルユニット34a、44aには、複数のノズル14、24が設けられている。一部のノズル(例えば図3の入側ノズルユニット34a、44aの最も上に設けられたノズル)は、ノズルの開口部が水面よりも上部に位置し、ノズルの開口部の少なくとも一部が水中に浸漬していない状態にある。開口部が水面よりも上部に位置するノズルは、高温の金属板5が水中に導入された際に発生する水の噴き上げを抑えるため、斜め下に向かって水を噴出できるように、従来から(例えば図1のように)下方向に向いて斜めに設けられている。
金属板5は、入側ノズルユニット34a、44aを通過した後に、拘束ロール7により拘束される。拘束ロール7は、金属板5の急冷時に生じうる変形を防止するために、水中において金属板5を表裏面から挟みつける。一対の拘束ロール7は、中心軸を金属板5の搬送方向にずらして配置することが好ましい。中心軸をずらして配置することで、金属板5の拘束力を増大させ、形状矯正力を高めることができる。一例として、それぞれの中心軸を搬送方向に40mm以上150mm以下ずらして拘束ロール7を配置することが好ましく、80mm以上100mm以下ずらして配置することがさらに好ましい。
また、拘束ロール7によって金属板5を押し込み、拘束ロール7に金属板5を巻き付けるように通板することが望ましい。金属板5を押し込むことにより、鋼板の矯正力を高めることができるとともに、拘束ロール7の空転を防ぐことができる。1個の拘束ロール7による押し込み量は、図3及び図4のように金属板5が直線状に通板される場合を基準(0mm)とした場合に、0mm以上2.5mm以下とすることが好ましく、0.5mm以上1.0mm以下とすることがより好ましい。
金属板5は、拘束ロール7を通過した後に、出側ノズルユニット34b、44bの間隙を通過する。この際にも、出側ノズルユニット34b、44bに設けられたノズル14、24によって金属板5の表裏面に水が噴出される。
図3の例では、入側ノズルユニット34a、44aと出側ノズルユニット34b、44bとが、拘束ロール7を挟むように設けられており、拘束ロール7と重なる高さ位置にはノズルユニット及びノズルが設けられていない。このような例では、入側ノズルユニット34a、44aの最も出側に位置するノズル(図3及び図4では上から3番目のノズル)と、出側ノズルユニット34b、44bの最も入側に位置するノズル(図3及び図4では下から3番目のノズル)とが、拘束ロール7に最も近いノズル(以下、「直近ノズル」と称することがある。)となる。
前記直近ノズルは、従来のように水平ではなく、ノズルの開口部が水平面から拘束ロール7の方へと向くように、傾けて設けられる。より具体的には、図4における入側ノズルユニット34a、44aの最も出側に位置する直近ノズルは、下方向に傾けて取り付けられ、出側ノズルユニット34b、44bの最も入側に位置する直近ノズルは、上方向に傾けて取り付けられる。このように直近ノズルを傾けると、直近ノズルを水平となるように設けた従来例に比べて、直近ノズルから噴出された水を、拘束ロール7と金属板5との接触点により近い位置まで到達させることができる。これにより、拘束ロール7の近傍でノズルから噴出された水が金属板5の表裏面に接触しにくいことに起因する、拘束ロール7近傍での金属板5に対する冷却能力の低下を防止することができる。
図3及び図4の例では、直近ノズル以外の他のノズルについても、全て直近ノズルと同じ方向に傾けて設けているが、直近ノズル以外のノズルは従来通り水平に設けていてもよい。ただし、金属板5における水の接触位置をなるべく均一にして、長手方向における冷却むらをなくすという観点からは、各ノズルユニットにおける全てのノズルを同じ方向に同じ角度だけ傾けることが好ましい。
図4のように、直近ノズルの傾斜角度としては、直近ノズルの軸線方向(水の噴出方向)と金属板とのなす角度のうち、鋭角となる角度aを設定することができる。尚、水は一定の広がりをもってノズルから吐出されるが、前記水の噴出方向としてはノズルから吐出された水の中心軸線の方向を採用することができる。角度aは、直近ノズルからの水の噴出量、直近ノズルの開口部と拘束ロール7との距離、直近ノズルの開口部と金属板5の表裏面との距離等に応じて設定することができる。角度aの好適例としては、20°以上60°以下が挙げられる。角度aが20°未満であると、直近ノズルから噴出された水の流れが直近の拘束ロール7によって阻害され、水が拘束ロール7と金属板5との接触位置近傍まで到達できないので、拘束ロール7近傍での金属板5に対する冷却速度低下を抑制する効果が十分に得られない。また、角度aが60°超であると、水が金属板5の表裏面に対して垂直に近い形で噴出されることとなり、拘束ロール7の近傍で金属板5の表裏面に十分に噴出水を接触させることができず、金属板5に対する冷却能力が低下してしまう。また、角度aを30°以上45°以下とすることがさらに好ましい。尚、ノズルを傾斜させる際には、ノズルから水を斜めに噴射できるように、少なくともノズルの先端を傾斜させていればよい。
本発明に係る急冷焼入れ装置は、金属板5の搬送方向に沿って一体として形成された、非分割型のノズルユニットを備えていてもよい。図5を用いて非分割型のノズルユニット
を用いた例について説明する。
図5の例では、左右のノズルユニット34及び44は搬送方向に沿って分割しておらず、一体として形成される。拘束ロール7は、ノズルユニット34及び44の間隙の内側に設けられる。このように、非分割型のノズルユニットを採用する例では、ノズルユニット34、44に設けられた複数のノズル14、24のうち、開口部が拘束ロール7の高さと重なるノズルが存在することがある(図5の例では、ノズルユニット34の上から5番目及び6番目のノズルと、ノズルユニット44の上から4番目及び5番目のノズルが該当)。この場合には、拘束ロール7の高さと開口部の高さとが重なるノズルを除外して、それ以外のノズルのうちで最も拘束ロール7に近いノズルを直近ノズルとする。また、拘束ロール7の高さと開口部の高さとが重なるノズルは、最初からノズルユニット34、44に設けないようにしてもよい。尚、図5では直近ノズルにそれぞれ黒色を付している。
非分割型のノズルユニットを採用する例でも、直近ノズルを拘束ロール7の方に向けて傾けることにより、同様に拘束ロール7近傍における金属板5の冷却速度の低下を防止することができる。
尚、拘束ロール7の着脱及びメンテナンス等が容易となることや、ノズル14、24の開口部と金属板5までの距離を近づけて冷却能力を高められること等の理由から、非分割型のノズルユニット(図5)よりも分割型のノズルユニット(図3及び図4)を採用する方がより好ましい。
図示していないが、噴出装置4における各ノズルは、ポンプを途中に設けた配管に接続される。ポンプによって、水槽1内の水2が配管内を汲み上げられて、ノズル14、24へと圧送されることにより、ノズル14、24の開口部から高圧水が噴出される。また、水槽1内の水2は、焼入れに適した水温となるように維持される。水槽1内の水2の一部が、外部のクーリングタワー等の冷却設備に送られて冷却された後に、冷却後の水2が水槽1へと戻されることで、水槽1内の水温上昇が防止される。例えば、水槽1内の水温としては、0℃超50℃以下が好ましく、10℃以上40℃以下が特に好ましい。
金属板におけるロール疵の発生を防止するために、電動により拘束ロール7を周方向に回転させることが好ましい。さらに、金属板5の矯正力を調整するために、拘束ロール7は、必要に応じて開閉可能(金属板5に対する押し込み量を制御可能)とすることが好ましい。
拘束ロール7は、熱伝導率に優れるとともに、金属板5の挟圧時における荷重に耐えられる強度を備えた材質で形成されていればよい。拘束ロール7の材質としては、例えば、SUS304、SUS310、セラミック等が挙げられる。
次に、図6〜図9を用いて、複数対の拘束ロール7を用いる例について説明する。以下において、一対の拘束ロール7を用いる場合と同様の点については説明を省略することがある。
図6及び図7の例では、金属板5の表裏面を2対の拘束ロール7によって拘束する。この場合も上述と同様に、それぞれの拘束ロール7の高さと開口部の高さとが重なるノズルを除外し、それ以外のノズルのうちで最も拘束ロール7に近いノズルを直近ノズルとすればよい。
図7では、直近ノズルにそれぞれ黒色を付している。本例でも直近ノズルを拘束ロールの方に向けて傾けることで、拘束ロール7近傍における金属板5の冷却速度の低下が防止される。尚、拘束ロール7と拘束ロール7との間に配置された直近ノズルは、該ノズルに隣接するいずれの拘束ロール7に向けて傾けてもよい。さらに、ノズルの先端を分岐させることによって、隣接する両方の拘束ロール7に向けて傾けてもよい。具体的に、図7の表面側における上から7番目のノズルである直近ノズル14a、及び裏面側における上から9番目のノズルである直近ノズル24aは、それぞれ上側及び下側の両方に向けて噴射可能に構成されている。
図8及び図9では、金属板5の表裏面を3対の拘束ロール7によって拘束する例を示す。本例においても上述と同様に、直近ノズルを拘束ロール7の方に傾ければよい。
拘束ロールを複数対設ける例においても、拘束ロールを1対のみ設ける例と同様の理由により、直近ノズルを傾ける角度aの好適例として20°以上60°以下を挙げることができ、より好ましい例として30°以上45°以下を挙げることができる。
拘束ロールを複数対設ける例においても、拘束ロールを1対のみ設ける例と同様の理由により、拘束ロールにより金属板を押し込むことが好ましい。個々の拘束ロールにおける押し込み量は、0mm以上2.5mm以下が好ましく、0.5mm以上1.0mm以下が特に好ましい。
拘束ロールを複数対設ける例では、鋼板の表裏面に配置された拘束ロールの通板方向における位置をずらし、拘束ロールを千鳥状に配置することが好ましい。これにより、金属板5の拘束力を増大させ、形状矯正力をより高めることができる。尚、対向する拘束ロール7のうち最も距離の近い2つの中心軸の通板方向におけるずれ量は、上記と同様の理由により40mm以上150mm以下とすることが好ましく、80mm以上100mm以下とすることがさらに好ましい。
拘束ロールを複数対設ける例では、拘束ロールを1対のみ設ける例に比べて、冷却時における鋼板の形状矯正力をより高めることができる。特に、変形の起こりやすい高強度の鋼板を冷却する場合であっても、拘束ロールを複数対設けることにより、冷却時における鋼板の反り等の変形をより抑制することができる。一方で、拘束ロールの数を増やし過ぎると、設備制約上の問題や噴出装置における冷却能が下がるといった問題もあるので、これらの問題を勘案して適宜拘束ロールの数を決定すればよい。
本発明に係る急冷焼入れ装置及び急冷焼入れ方法は、高強度冷延鋼板(ハイテン)の製造方法に適用することが特に好ましい。より具体的には、引張強度が580MPa以上である鋼板の製造方法に適用することが好ましい。引張強度の上限は特に制限されないが、一例として1600MPa以下であればよい。ハイテンの製造時には、鋼板を急速に冷却することで、緻密な組織制御を行うことが重要となる。従来の急冷焼入れ装置及び急冷焼入れ方法では、拘束ロール7近傍での冷却速度が低下することで、所望の金属組織を作りこむことができず、ハイテンの強度が所望値よりも低下してしまうという問題が発生している。本発明に係る急冷焼入れ装置及び急冷焼入れ方法を適用してハイテンを製造することで、拘束ロール7近傍での冷却速度の低下を防ぎ、より確実に所望の強度のハイテンを製造することができる。
高強度冷延鋼板の組成の具体例として、質量%で、Cが0.04%以上0.25%以下、Siが0.01%以上2.50%以下、Mnが0.80%以上3.70%以下、Pが0.001%以上0.090%以下、Sが0.0001%以上0.0050%以下、sol.Alが0.005%以上0.065%以下、必要に応じて、Cr、Mo、Nb、V、Ni、Cu、及びTiの少なくとも1種以上がそれぞれ0.5%以下、さらに必要に応じて、B、Sbがそれぞれ0.01%以下、残部がFe及び不可避的不純物からなる例が挙げられる。
尚、本発明の実施形態は、鋼板を水冷する例に限定されるものではなく、鋼板以外の金属板全般の冷却に適用することができ、また、水以外の冷媒を用いた急冷焼入れにも適用することができる。
以下に、実施例を用いて本発明についてより具体的に説明する。
(本発明例1)
図3及び図4に示した急冷焼入れ装置を用いて、板厚1.0mm、板幅1000mmで引張強さ580〜1470MPa級の高張力冷延鋼板を、通板速度1.0m/sで製造した。尚、噴出装置4においてノズル14、24を傾斜させる角度aは、全て30°とした。ここで、拘束ロールの中心軸は通板方向に80mmずらして配置し、拘束ロール7の金属板5への押し込み量は全て0.5mmとした。
また、急冷焼入れ装置に通板中の鋼板の温度を測定した。具体的には、熱電対型の温度計を用いて、鋼板の被測定領域の温度を経時的に測定した。尚、鋼板の冷却開始温度(噴出装置4に入る直前の温度)は740℃であり、冷却終了温度(水槽1から出た直後の温度)は50℃であった。冷却開始後の経過時間と鋼板の温度との関係から、鋼板の冷却速度を計算した。結果を図10に示す。
また、通板後に鋼板の反り量を測定した。具体的には、鋼板を搬送方向から正対して見た図14を用いて説明する。鋼板に反りが発生すると、鋼板の幅方向において高さの高い部分と低い部分とが形成される。通板後の鋼板において、最も高さの高い部分と、最も高さの低い部分との高さの差を反り量として測定した。
(比較例1)
図1及び図2に示した急冷焼入れ装置を用いたこと以外は、本発明例1と同様にして実験を行った。尚、直近ノズルの傾斜角度は90°であった。結果を図11に示す。
図10(本発明例)では、鋼板の冷却速度は時間によって低下せず、ほぼ一定であった。一方、図11(比較例)では、経過時間が0.2(s)と0.4(s)との間で、冷却速度が約40%(1500℃/s→900℃/s)低下している。この冷却速度が低下する時間には、鋼板は拘束ロール7の近傍を通過していた。以上より、本発明に係る急冷焼入れ装置を用いることで、拘束ロール近傍における金属板の冷却速度の低下を抑えられることが示された。
また、本発明例1によって製造された鋼板の引張強度はほぼ1470MPaであったのに対し、比較例1によって製造された鋼板の引張強度は約1400MPaであり、引張強度の低下が見られた。本発明を適用することで、拘束ロール近傍での冷却速度の低下に伴う、鋼板の特性低下を防止することができた。尚、鋼板の反り量に関する結果については後述することとする。
(本発明例2)
本発明例1と同様の実験を、角度aを10°〜90°まで10°おきに設定して行った。尚、角度aが90°の例は、本発明に係るものではなく比較例に属するものである。各角度aで実験を行った場合に、拘束ロールの近傍を通過する際の鋼板の冷却速度の低下率を計算してプロットしたのが、図12である。
図12のように、aが90°の例(比較例)では冷却速度が40%低下した。一方で、aが10°〜80°の例(本発明例)では、いずれも冷却速度の低下率を30%未満に抑えることができた。特に、aが20°以上60°以下の例では、鋼板の冷却速度が低下してしまうこと自体を防止することができ(低下率が0%であり)、特に好適であることが示された。
(本発明例3)
図6及び図7に示した急冷焼入れ装置を用いて、本発明例1と同様の条件で操業を行った。尚、対向する拘束ロールの中心軸は全て通板方向に80mmずつずらして配置し、拘束ロール7による金属板5への押し込み量は全て0.5mmとした。
(本発明例4)
図8及び図9に示した急冷焼入れ装置を用いて、本発明例1と同様の条件で操業を行った。尚、対向する拘束ロールの中心軸は全て通板方向に80mmずつずらして配置し、拘束ロール7による金属板5への押し込み量は全て0.5mmとした。
<冷却速度の評価>
本発明例3及び本発明例4における鋼板の冷却速度の測定結果は、本発明例1と同様に図10の通りであった。本結果より、複数対の拘束ロールを用いる場合であっても、拘束ロール近傍における金属板の冷却速度の低下を抑えられることが示された。
<反り量の評価>
本発明例1及び3〜4、比較例1において、3種類の鋼板について測定した反り量の結果を図13に示す。3種類の鋼板は、引張強度が580MPa級の鋼板、1180MPa級の鋼板、及び1470MPa級の鋼板である。尚、本発明例1と比較例1とではともに鋼板の反り量は同等であった。図13に示すように、高強度の鋼板であっても、拘束ロールの数を増やすことによって鋼板の反り量を抑えることができた。よって、拘束ロールの数を増やすことで、急冷焼入れ時の鋼板の変形をより防止できることが確認された。
1 水槽
2 水
3 シールロール
4 噴出装置
5 金属板
6 シンクロール
7、17 拘束ロール
11 急冷焼き入れ装置
14、24 ノズル
14a、24a 直近ノズル
34、44 ノズルユニット
34a、44b 入側ノズルユニット
34b、44b 出側ノズルユニット

Claims (6)

  1. 高温の金属板を液体に浸漬させて冷却する急冷焼入れ装置であって、
    金属板を浸漬させる液体を収容した水槽と、
    少なくとも一部が前記水槽の液体中に設けられ、金属板の表面及び裏面に液体を噴射する複数のノズルを備えた噴出装置と、
    前記噴出装置の入側端部と出側端部との間に設けられ、金属板を拘束する一対の拘束ロールと、を備え、
    前記噴出装置において、ノズルを保持するノズルユニットが分割型であり、全てのノズルが前記拘束ロールの方へ傾斜してなることを特徴とする急冷焼入れ装置。
  2. 高温の金属板を液体に浸漬させて冷却する急冷焼入れ装置であって、
    金属板を浸漬させる液体を収容した水槽と、
    少なくとも一部が前記水槽の液体中に設けられ、金属板の表面及び裏面に液体を噴射する複数のノズルを備えた噴出装置と、
    前記噴出装置の入側端部と出側端部との間に設けられ、金属板を拘束する複数対の拘束ロールと、を備え、
    前記噴出装置において、ノズルを保持するノズルユニットが分割型であり、全てのノズルが前記拘束ロールの方へ傾斜してなることを特徴とする急冷焼入れ装置。
  3. 前記ノズルユニットにおける全てのノズルは、金属板に対して20°以上60°以下の角度をなすことを特徴とする請求項1又は2に記載の急冷焼入れ装置。
  4. 高温の金属板を水槽中に収容された液体に浸漬させて冷却する急冷焼入れ方法であって、
    噴出装置のノズルにより、液体に浸漬された金属板の表裏面に液体を噴射しつつ、
    噴出装置の入側端部と出側端部との間に設けられた一対の拘束ロールにより、金属板を拘束し、
    分割型のノズルユニットに保持された全てのノズルからは、拘束ロールの方へ向かって斜めに液体を噴出することを特徴とする急冷焼入れ方法。
  5. 高温の金属板を水槽中に収容された液体に浸漬させて冷却する急冷焼入れ方法であって、
    噴出装置のノズルにより、液体に浸漬された金属板の表裏面に液体を噴射しつつ、
    噴出装置の入側端部と出側端部との間に設けられた複数対の拘束ロールにより、金属板を拘束し、
    分割型のノズルユニットに保持された全てのノズルからは、拘束ロールの方へ向かって斜めに液体を噴出することを特徴とする急冷焼入れ方法。
  6. 前記ノズルユニットにおける全てのノズルから、金属板に対して20°以上60°以下の角度をなしながら、液体を噴出することを特徴とする請求項4又は5に記載の急冷焼入れ方法。
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