JP2018065121A - 塗装廃液処理装置 - Google Patents

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智行 木村
Satoyuki Kimura
智行 木村
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Abstract

【課題】塗装ブースにおいて、スプレーガン等による塗装作業で発生する余剰分の飛散塗料は、塗装ブース内の背面の上部から滝のように落下させる洗浄水とともに、塗装ブースの廃液槽で回収される。この塗装廃液を、オゾンガスにより浄化し再利用する場合において、オゾン処理槽で発生しオーバーフローする気泡を消泡するために、通常設ける消泡処理槽を設けないで、部品点数の削減により、装置の小型化を目的とする。
【解決手段】消泡処理槽に代わる消泡処理チューブを気液分離槽に導出することにより、部品点数が削減し装置の小型化した塗装廃液処理装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、塗装廃液処理装置に関するものである。
従来、塗装ブースにおいて、スプレーガン等による塗装作業で発生する余剰分の飛散塗料は、塗装ブース内の背面の上部から滝のように落下させる洗浄水とともに、塗装ブースの廃液槽で回収される。
そしてこの廃液槽の上層の水は、循環ポンプによって、洗浄水として、塗装ブース内の背面の上部に戻される。
このとき、廃液槽の中においては、塗料粒子同士がくっつきスラッジ状やヘドロ状になるため、定期的に除去しなければならないが、腐敗したりして異臭を放ち、作業環境を悪化させる要因となっている。そのため、塗装廃液をオゾンガスにより浄化し再利用する方法が開発されていて、特許文献1では、オゾン処理槽で発生しオーバーフローする気泡を消泡するために、消泡処理槽を設け、消泡処理槽の下部にたまった液体を塗装ブースの廃液槽に戻す塗装廃液処理装置が開発されている。
特開2014−34007号公報
ところで、オゾン処理槽で発生しオーバーフローする気泡を消泡するために、消泡処理槽を設け、消泡処理槽の下部にたまった液体を塗装ブースの廃液槽に戻す方法では、消泡処理槽と消泡処理槽の下部にたまった液体を塗装ブースの廃液槽に戻す配管が必要となり、装置が大型化してしまう。
本発明は、上記の課題を解決する為のもので、消泡処理槽と消泡処理槽の下部にたまった液体を塗装ブースの廃液槽に戻す配管を廃止し、消泡処理槽に代わる消泡処理方法にすることにより、部品点数の削減により、装置の小型化を目的とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、下記の塗装廃液処理装置を提供するものである。
(1)廃液槽の廃液を吸引する廃液回収ポンプと、
前記廃液回収ポンプを介して供給される廃液に、オゾン発生器からのオゾンガスを吹き込んでオゾン処理を行なうオゾン処理槽と、
そのオゾン処理槽の下部に、オゾン処理した液体成分を貯留する気液分離槽と、
前記オゾン処理槽の上部からオーバーフローする気泡を導入して消泡処理を行ない、前記気液分離槽に導出する消泡処理チューブと、を備え、
前記気液分離槽に貯留した液体成分を前記廃液槽に戻して再利用するようにした塗装廃液処理装置。
(2)前記消泡処理チューブは、単本または複数本で、直径が2mmから13mmの(1)の塗装廃液処理装置。
(3)前記オゾン処理槽は、前記気液分離槽に直結した(1)または(2)の塗装廃液処理装置。
(4)前記気液分離槽に貯留した液体成分を前記廃液槽に戻して再利用するのに、前記気液分離槽内に水中ポンプを設けた(1)−(3)の塗装廃液処理装置。
(5)前記廃液槽の廃液をオゾン処理槽の上部から下方供給する供給口の先に廃液分散器を設けた(1)−(4)の塗装廃液処理装置。
(6)前記気液分離槽の、上部にオゾン分解器を直結した(1)−(4)の塗装廃液処理装置。
(7)前記気液分離槽とオゾン分解器の間に冷却器を直結して設けた(6)の塗装廃液処理装置。
本発明によれば、消泡処理槽と消泡処理槽の下部にたまった液体を塗装ブースの廃液槽に戻す配管を廃止し、消泡処理槽に代わる消泡処理チューブを気液分離槽に導出することにより、部品点数が削減し装置の小型化した塗装廃液処理装置を提供することができる。
本発明の概略塗装廃液処理装置と塗装ブースを示している。 本発明の概略廃液分散器の例を示している。
本発明の廃液槽は、塗装ブースの下部に配置された槽で、塗装ブース内には、ワークに塗料液を散布するためのスプレーガンが備えられている。塗装作業で発生する余剰分の飛散塗料は、塗装ブース内の背面の上部から滝のように落下させる洗浄水とともに、塗装ブースの廃液槽で回収される。
本発明の廃液回収ポンプは、廃液槽の廃液を後記のオゾン処理槽の上部に導入させるポンプで、オゾン処理槽に導入させる途中でスラッジ等を回収している。
本発明のオゾン処理槽は、廃液回収ポンプを介して供給される塗装廃液中に、オゾン発生器で生成した規定濃度のオゾンガスを接触反応させるためのタンクで、形状が、円筒や方形状になっている。オゾン処理槽の上部から塗装廃液が供給されるとともに、オゾン処理槽下部には、オゾン処理された処理液を排出するための処理液排出バルブなどが設けられている。なお、オゾン処理槽内の塗装廃液を撹拌してオゾン処理を効率化させるための、廃液撹拌羽根やエアバブリングノズルなどを必要に応じて設けることもできる。
オゾン発生器としては、放電法や、紫外線ランプ法によりオゾンを発生させる装置などが適用できる。放電法によるオゾンの生産コストは最も安価であり、紫外線ランプ法ではオゾン濃度は低いものの簡易にオゾンが発生できる。また、発生オゾンの原料源となるガスとしては、大気の他、PSA酸素濃縮器を用いて大気を濃縮して得られる高濃度の酸素を利用することもできる。
本発明の気液分離槽は、オゾン処理槽でオゾン処理され浄化された処理液と、処理液中に含まれているオゾンガスとを分離するための槽で、オゾン処理槽の下側に設ける。
本発明の消泡処理チューブは、オゾン処理槽の上部からオーバーフローする気泡を導入して消泡処理を行ない、気液分離槽に導出する消泡処理用のチューブで、内径が2mmから13mm、好ましくは4mmから8mmの単本または複数本の筒状管が使用できる。消泡処理チューブの内径が細いと詰まりやすくなり、内径が大きいと、消泡されずに排出されやすい。処理量が多い場合には、複数本束ねて使用する。また、内径は、コストの点で単一径でもよいが、入口から出口ほど狭くなっている方が消泡処理の点で好ましい。材質は、フッ素樹脂、シリコン樹脂などの耐候性樹脂のほか、ガラス、金属などが使用でき、汚れ等が確認しやすいように透明性があるのが好ましく使用できる。汚れ、劣化等により着脱可能が好ましい。
また、オゾン処理槽内への消泡処理チューブの突き出し長さを調整することにより、オゾン処理槽内の水面を調節することができる。
本発明の水中ポンプは、モーターが防水加工されるなどして水中で使用できる通常のポンプで、気液分離槽内に設ける。従来の縦型水中ポンプに比べ水位が浅くとれる横型のポンプが好ましい。
本発明の廃液分散器は、廃液槽の廃液をオゾン処理槽の上部から供給する供給口の先に設置して、廃液を分散させる部品で、水平板でもよいが、上に細い円錐または半円形状にし、廃液の分散方向が、オゾン処理槽の斜め下方になるようにする。そうすることにより、オゾン処理槽内面の汚れ等付着を抑制することができる。
本発明の冷却器は、気液分離槽とオゾン分解器の間に設けるもので、気液分離槽の上方に設け、結露させて湿気分を気液分離槽に戻すために設ける。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の塗装廃液処理装置と塗装ブースの概略を示す構成図を示している。塗装ブース1で発生した塗装廃液を塗装廃液処理装置2のオゾン処理によって浄化し、その処理液を塗装ブース1に循環させている。
塗装ブース1には、ワーク3に塗料液を散布するためのスプレーガン4と、ワーク3の後部に設置された飛散塗料受け5と、塗装ブース1の下部に配置された廃液槽6と、洗浄水循環ポンプ7と、が備えられている。廃液槽6は、例えば、その深さが約50cm、容量は約700〜5000リットルのものが適用できる。
飛散塗料の処理は、洗浄水循環ポンプ7によって廃液槽6の貯水を吸引して、ワーク3の後部に設置された飛散塗料受け5の上部から滝のように落下させる洗浄水とともに回収する。
塗装廃液処理装置2は、塗装ブース1の廃液槽の廃液を吸引する廃液回収ポンプ8と、その廃液回収ポンプ8を介して供給される廃液に、オゾン散布器9からのオゾンガスを吹き込んでオゾン処理を行なうオゾン処理槽10と、そのオゾン処理槽10の下部に、オゾン処理した液体成分を貯留する気液分離槽11と、オゾン処理槽10の上部からオーバーフローする気泡を導入して消泡処理を行ない、気液分離槽に導出する消泡処理チューブ12と、を備え、気液分離槽11に貯留した液体成分を廃液槽6に戻して再利用するようにしている。オゾン処理槽10の上部から塗装廃液が供給されるとともに、オゾン処理槽10下部には、オゾン処理された処理液を排出するための処理液排出バルブ17などが設けられている。
また、塗装ブース1の廃液槽6の廃液をオゾン処理槽10に供給する途中に、廃液中のスラッジなどの固形分を回収するためのスラッジ回収器(図示せず)を適宜設ける。
また、廃液槽6の浄化が進むとオゾン処理槽で使用されずに残った余剰オゾンが検出される。気液分離槽11上部には、オゾン分解器13を設け、残留オゾンを酸素に分解して、大気中に放出している。
また、消泡処理から排出されるガスは水分を多く含んでいるため、オゾン分解器13は水分により劣化が速くなる可能性があるので、水分を除去するため、オゾン分解器の手前に冷却器14を設け除湿するようにしてもよい。
また、気液分離槽11に貯留した液体成分を廃液槽6に戻して再利用ために、気液分離槽11内に水中ポンプなどの処理戻しポンプ15を設ける。
また、廃液槽6の廃液をオゾン処理槽10の上部から下方供給する供給口の先に廃液分散器16を設ける。形状は、上側がとがった、水平断面が円、角、星形の錐体などで、供給口の先またはオゾン処理槽10の内壁から伸びた固定脚で固定される。そうすることにより、廃液が舞い上がることなくオゾン処理槽10の内壁の下のほうに流れていくので、オゾン処理槽10の内壁が汚れにくくなる。
また、オゾン処理槽10の上部からオーバーフローする気泡を導入して消泡処理を行ない、気液分離槽11に導出する消泡処理チューブ12を設ける。
気液分離槽11の上部には、直接または配管を介してオゾン処理槽10、オゾン分解器13または冷却器14を設けるが、直付設ける方が、部品点数が削減し、小型化するため好ましい。
図2は、本発明の概略廃液分散器の例を示している。
廃液槽の廃液をオゾン処理槽の上部から下方に供給する供給口の先に設ける場合の廃液分散器の例を示している。上側がとがった円錐体の底部周辺四方に、つり下げ脚を設け、その先のほうに、上記供給口の先とビス止めできるような貫通穴を設けている。
1…塗装ブース、2…塗装廃液処理装置、3…ワーク、4…スプレーガン、5…飛散塗料受け、6…廃液槽、7…洗浄水循環ポンプ、8…廃液回収ポンプ、9…オゾン散布器、10…オゾン処理槽、11…気液分離槽、12…消泡処理チューブ、13…オゾン分解器、14…冷却器、15…処理戻しポンプ、16…廃液分散器、17…処理液排出バルブ

Claims (7)

  1. 廃液槽の廃液を吸引する廃液回収ポンプと、
    前記廃液回収ポンプを介して供給される廃液に、オゾン発生器からのオゾンガスを吹き込んでオゾン処理を行なうオゾン処理槽と、
    そのオゾン処理槽の下部に、オゾン処理した液体成分を貯留する気液分離槽と、
    前記オゾン処理槽の上部からオーバーフローする気泡を導入して消泡処理を行ない、前記気液分離槽に導出する消泡処理チューブと、を備え、
    前記気液分離槽に貯留した液体成分を前記廃液槽に戻して再利用するようにした塗装廃液処理装置。
  2. 前記消泡処理チューブは、単本または複数本で、直径が2mmから13mmの請求項1の塗装廃液処理装置。
  3. 前記オゾン処理槽は、前記気液分離槽に直結した請求項1または2の塗装廃液処理装置。
  4. 前記気液分離槽に貯留した液体成分を前記廃液槽に戻して再利用するのに、前記気液分離槽内に水中ポンプを設けた請求項1−3の塗装廃液処理装置。
  5. 前記廃液槽の廃液をオゾン処理槽の上部から下方供給する供給口の先に廃液分散器を設けた請求項1−4の塗装廃液処理装置。
  6. 前記気液分離槽の、上部にオゾン分解器を直結した請求項1−5の塗装廃液処理装置。
  7. 前記気液分離槽とオゾン分解器の間に冷却器を直結して設けた請求項6の塗装廃液処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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