JP2018063813A - 燃料電池の製造方法 - Google Patents

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克彦 木下
林 友和
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友和 林
渡辺 祐介
Yusuke Watanabe
祐介 渡辺
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Abstract

【課題】長期間の使用によってセパレータが剥離することを防止する。
【解決手段】MEGAの周縁部に、両面に接着層が施された板状シール部材を配置する工程と、MEGAの一面から板状シール部材の一面に亘る範囲に、凹凸形状によって形成された複数の反応ガス流路溝を有するセパレータを配置する工程と、セパレータをMEGAの側に押圧しながら、板状シール部材を加熱することによって、セパレータを板状シール部材に接着するセパレータ接着工程と、を備える燃料電池の製造方法である。複数の反応ガス流路溝の内の最も外側の反応ガス流路溝は、板状シール部材の一部と向かい合っている。最も外側の反応ガス流路溝の縁部分に、突起部が備えられている。セパレータ接着工程は、押圧しながら加熱する際に、突起部が板状シール部材のセパレータ側の接着層に食い込むことによって、当該接着層を分断する。
【選択図】図4

Description

本発明は、燃料電池の製造方法に関する。
一般に、燃料電池は、複数の燃料電池セルを積層したスタック構造を有している。各燃料電池セルは、膜電極接合体の両面にガス拡散層を配置した膜電極ガス拡散層接合体と、膜電極ガス拡散層接合体を挟む2枚のセパレータとを有する。各セパレータは、プレス加工によって凹凸形状に成型されており、この凹凸形状によって形成される反応ガス流路溝を有する(例えば、特許文献1参照)。この燃料電池セルでは、2枚のセパレータの間における膜電極ガス拡散層接合体の周縁部は、ゴムや樹脂などのシール部材によってシールされる。
特開2006−228533号公報 特開2001−196079号公報
先行技術の燃料電池では、反応ガス流路溝の内側にシール部材の一部が存在する場合に、反応ガス流路溝に反応ガスが流れることによって、反応ガス流路溝の内圧がシール部材を接着する接着層を剥離する剥離力として働く。このため、先行技術の燃料電池では、長期間の使用によってセパレータが剥離する虞があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態は、燃料電池の製造方法である。この燃料電池の製造方法は、膜電極接合体の両面にガス拡散層をそれぞれ配置した膜電極ガス拡散層接合体の周縁部に、両面に接着層が施された板状シール部材を配置する板状シール部材配置工程と、前記膜電極ガス拡散層接合体の一面から前記板状シール部材の一面に亘る範囲に、凹凸形状によって形成された複数の反応ガス流路溝を有するセパレータを配置するセパレータ配置工程と、前記セパレータを前記膜電極ガス拡散層接合体の側に押圧しながら、前記板状シール部材を加熱することによって、前記セパレータを前記板状シール部材に接着するセパレータ接着工程と、を備える。前記複数の反応ガス流路溝の内の最も外側の反応ガス流路溝は、前記板状シール部材の一部と向かい合う。前記最も外側の反応ガス流路溝の縁部分に、突起部が備えられる。前記セパレータ接着工程は、前記押圧しながら加熱する際に、前記突起部が前記板状シール部材の前記セパレータ側の接着層に食い込むことによって、当該接着層を分断する。
この形態の燃料電池の製造方法によれば、セパレータを板状シール部材に接着する際に、突起部が接着層を分断する。この形態の燃料電池の製造方法によって製造された燃料電池では、板状シール部材の一部と向かい合う反応ガス流路溝に反応ガスが流れることによって、この反応ガス流路溝の内圧が板状シール部材の接着層を剥離する剥離力として働くが、反応ガス流路溝内に位置する接着層の部分は、板状シール部材とセパレータとを接着する接着層の部分から分断していることから、前者の接着層の部分が内圧の作用で剥離しても、後者の部分である板状シール部材とセパレータとの接着に寄与する部分に悪影響を与えることがない。このため、この形態の燃料電池の製造方法によって製造された燃料電池は、長期間の使用によって、セパレータが剥離することを防止することができる。
本発明の一実施形態としての燃料電池の製造方法を採用して作製した燃料電池セルの要部断面図である。 燃料電池セルの製造方法を示す説明図である。 板状シール部材配置工程の実行後の組立部品の要部断面図である。 ホットプレスによる接着の際の板状シール部材の様子を示す説明図である。 板状シール部が分断される様子を示す説明図である。 比較例の燃料電池セルの製造方法によって作成された燃料電池セルの接着層の周辺を示す説明図である。 比較例によって作成された燃料電池セルが長期間使用されたときの状態を示す説明図である。
A.燃料電池セルの構成:
図1は、本発明の一実施形態としての燃料電池の製造方法を採用して作製した燃料電池セル100の要部断面図である。図示するように、燃料電池セル100は、膜電極ガス拡散層接合体10と、膜電極ガス拡散層接合体10を挟持する一対のセパレータ50,60と、セパレータ50,60の間における膜電極ガス拡散層接合体10の周縁部に接着された板状シール部材80と、を備えている。
膜電極ガス拡散層接合体(MEGA:Membrane Electrode Gas diffusion layer Assembly)10は、膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)20と、MEA20の両面に配置された一対のガス拡散層30,40と、を備えている。
MEA20は、電解質膜21の両面に触媒電極層(カソード22およびアノード23)を接合してなる。電解質膜21として、フッ素系樹脂などの固体高分子材料で形成された膜、例えばナフィオン(登録商標)を用いることができる。カソード22およびアノード23としては、カーボン粒子に白金などの触媒を担持させた触媒層を用いることができる。なお、本実施形態では、カソード22の平面方向のサイズは、アノード23の平面方向のサイズより小さい。
一対のガス拡散層30,40のうちのカソード22の表面(第1の面)の側に配置されたガス拡散層30を、以下、カソード側ガス拡散層30と呼ぶ。一対のガス拡散層30,40のうちのアノード23の表面(第2の面)の側に配置されたガス拡散層40を、以下、アノード側ガス拡散層40と呼ぶ。カソード側ガス拡散層30、アノード側ガス拡散層40として、カーボンクロスを用いるものとした。カソード側ガス拡散層30、アノード側ガス拡散層40として、カーボンペーパー等、導電性およびガス透過性を有する他の部材を用いるものとしてもよい。
図中には、互いに直交するX、Y、Z方向を規定した。Y方向は、カソード側ガス拡散層30、MEA20、およびアノード側ガス拡散層40の積層方向と一致する。Y方向のうちのアノード側ガス拡散層40側を+Y方向側と呼び、Y方向のうちのカソード側ガス拡散層30側を−Y方向側と呼ぶ。Y方向を積層方向Yと呼ぶ。
積層方向Yから見た平面視において、カソード側ガス拡散層30は、アノード側ガス拡散層40が接合された領域よりも内側の領域に接合されている。X方向のうちの図中の左側が外側であり、X方向のうちの図中の右側が内側である。その上、MEA20は、カソード側ガス拡散層30およびアノード側ガス拡散層40の全面に接合されており、また、MEA20の−Y方向側の表面において、カソード側ガス拡散層30が接合された領域から外側部分(カソード22の部分)が露出している。MEA20のこの露出した部分における、カソード側ガス拡散層30の外周に、板状シール部材80が接着されている。板状シール部材80の詳細は、後述する。
セパレータ50は、MEGA10におけるカソード側ガス拡散層30の表面に積層される。セパレータ50の平面方向(X−Z平面)のサイズは、カソード側ガス拡散層30の平面方向のサイズよりも大きい。このため、積層方向Yから見た平面視において、セパレータ50は、カソード側ガス拡散層30よりも外側(+X方向側)に突出した構成となっており、カソード側ガス拡散層30はもとより板状シール部材80も覆う。
セパレータ50は、凹凸形状(波形状)を有している。凹凸形状は、例えば、一枚の平板をプレス加工することによって形成されたもので、断面において凹部52と凸部54とがX方向に交互に繰り返し並んだ形状である。ここでは、MEGA10に対して凹んでいる方を凹部52、突出している方を凸部54と呼ぶ。凹部52と凸部54は、それぞれZ方向に筋状に伸びており、凹部52が、反応ガス、ここでは酸化剤ガスとしての空気をカソード側ガス拡散層30の表面に沿って流すための酸化剤ガス流路を構成する。以下、酸化剤ガス流路を、酸化剤ガス流路52とも呼ぶ。
酸化剤ガス流路52は、MEGA10におけるカソード側ガス拡散層30との当接面に形成されている。さらに、カソード側セパレータ50に形成された複数の酸化剤ガス流路52のうちの最も外側(+X方向側)に位置する酸化剤ガス流路52aは、カソード側ガス拡散層30の外側にある板状シール部材80の一部分との当接面まで達している。この酸化剤ガス流路52aの外側(+X方向側)の縁(へり)部分には、突起部56が形成されている。突起部56は、酸化剤ガス流路52aの流路方向に沿った筋状であり、具体的には、−方向側から+Y方向側に凹んだ凹部を成型することによって、+Y方向側の表面から突出した形状となっている。セパレータ50をプレス加工するときに、凹凸形状を成型すると同時に、突起部56用の凹部も成型される。突起部56は、板状シール部材80のセパレータ50側の接着層82に食い込むことによって、その食い込んだ部分で接着層82を分断している。
もう一方のセパレータ60は、MEGA10におけるアノード側ガス拡散層40の表面に積層される。このセパレータ60(以下、「アノード側セパレータ60」とも呼ぶ)において、MEGA10におけるアノード側ガス拡散層40との当接面には、アノード側ガス拡散層40の表面に沿って燃料ガスとしての水素を流すための燃料ガス流路62が形成されている。燃料ガス流路62は、酸化剤ガス流路52と同様に、プレス加工によって形成された凹凸形状によって形成される。
本実施例では、セパレータ50,60として、金属プレートを用いるものとした。セパレータ50,60として、ガス不透過で導電性を有する他の部材を用いるものとしてもよい。
板状シール部材80は、板形状で、内側に大きな穴が空いた枠体である。板状シール部材80は、前述したように、カソード側ガス拡散層30の外周に設けられている。本明細書において「外周」とは、最も外側の端部だけではなく、ある程度、内側まで入った部分も含む範囲を意味する。なお、板状シール部材80は、カソード側ガス拡散層30から隙間Sを開けて配置されている。
板状シール部材80は、板状シール部材の本体部分である樹脂シート81と、樹脂シート81の両面に施された接着層82,83とを備える。樹脂シート81は、例えば、PEN(ポリエチレンナフタレート)製である。接着層82,83としては、接着性を付与した熱可塑性樹脂、例えば、シランカップリング剤が配合されたポリプロピレンやポリエチレン、ポリオレフィンに官能基を導入した変性ポリオレフィンを用いることができる。板状シール部材80は、接着層82,83と後述する接着剤70とによって、セパレータ50とMEGA10との間に接着され、この間を密封する。
B.燃料電池の製造方法:
図2は、燃料電池セル100の製造方法を示す説明図である。図2に示すように、燃料電池セル100の製造方法によれば、まず、準備工程を行う(ステップS100)。準備工程では、MEGA10と、板状シール部材80と、セパレータ50,60と、を用意する。
次いで、MEGA10に板状シール部材80を配置する板状シール部材配置工程を行う(ステップS200)。具体的には、MEGA10における、先に説明した板状シール部材80を接着する部位、すなわち、MEA20が露出した部分におけるカソード側ガス拡散層30の外周に、接着剤70を塗布し、板状シール部材80を接着することによって、その配置を行う。
接着剤70は、UV(紫外線)硬化型の接着剤であり、塗布部位に所定の波長のUV照射をすることで、硬化する性質を有する液状の接着剤である。接着剤70は、UV硬化後もタック性(粘着性)を有するPIB(ポリイソブチレン、Polyisobutylene)を含む接着剤である。なお、接着剤70には、PIBを含む接着剤に代えてブチルゴム等のUV硬化型の弾力性を有するエストラマー系の材料を含む種々の接着剤を使用してもよい。
図3は、板状シール部材配置工程の実行後の組立部品の要部断面図である。図3に示すように、組立部品ASとして、MEGA10に接着剤70を介して板状シール部材80が接着された積層体が得られる。
図2に戻り、ステップS200の実行後、セパレータ配置工程を行う(ステップS300)。セパレータ配置工程では、ステップS200によって得られた組立部品ASをセパレータ50,60で挟持することによって、組立部品ASにセパレータ50,60が積層された積層体を得る。
続いて、ホットプレス工程を行う(ステップS400)。ホットプレス工程では、ホットプレス装置(図示せず)を用いる。ホットプレス装置は、上型と下側とを有する。上型はセパレータ50に対応した形状の部分を有し、下型はセパレータ60に対応した形状の部分を有する。ホットプレス装置は、上型と下型の間にステップS300によって得られた積層体を配置し、上型を下方向(+Y方向)に、下型を上方向(−Y方向)に圧力を掛けて移動することで、その積層体をプレス処理する。ホットプレス装置は、圧力を掛けると同時に、加熱も行う。この結果、積層体は、プレスとともに加熱される。
積層体は加熱されると、板状シール部材80において樹脂シート81の両面に施された接着層82,83も加熱され、溶解する。すなわち、接着層82,83は間接的に加熱され、溶解する。この結果、接着層82,83の作用によって、カソード側セパレータ50は、MEGA10に接着される。
図4は、この接着の際の板状シール部材80の様子を示す説明図である。図示するように、ホットプレス工程による押圧、加熱の際には、最外周の酸化剤ガス流路52aの外側の縁部分に形成された突起部56が、板状シール部材80のセパレータ50側の接着層82に食い込む。これによって、その食い込んだ部分で、接着層82は分断される。この結果、酸化剤ガス流路52a内に位置する接着層82の部分82bは、板状シール部材80とセパレータ50とを接着する接着層82の部分82aから分断される。
図示はしないが、アノード側ガス拡散層40の外周には、板状シール部材80とは異なる板状シール部材が接着されている。ステップS400のホットプレス工程によって、この板状シール部材の両側の接着層が溶けて、アノード側のセパレータ60もMEGA10に接着される。また、ステップS400のホットプレス工程によって、この板状シール部材と、カソード側ガス拡散層30の外周に取り付けられた板状シール部材80とは一体に接着される。ステップS100〜S400までの工程によって、セパレータ50,60とMEGA10との間が密封される。ステップS400のホットプレス工程が、本発明の一形態における「セパレータ接着工程」に相当する。ステップS400の実行後、燃料電池セル100の製造方法が終了する。
C.実施形態の効果:
以上、詳述したように、本実施形態の燃料電池セル100の製造方法によれば、セパレータ50を板状シール部材80にホットプレスする際に、突起部56が、酸化剤ガス流路52a内に位置する接着層82の部分82bを、板状シール部材80とセパレータ50とを接着する接着層82の部分82aから分断する。製造された燃料電池の使用の際には、酸化剤ガス流路52aに酸化剤ガスが流れることによって、酸化剤ガス流路52aの内圧が接着層82を剥離する剥離力として働くが、酸化剤ガス流路52a内に位置する接着層82の部分82bは板状シール部材80とセパレータ50とを接着する接着層82の部分82aから分断されていることから、図5に示すように、接着層82の部分82bが内圧の作用で剥離しても、板状シール部材80とセパレータ50との接着に寄与する部分82aに悪影響を与えることがない。このため、本実施形態の燃料電池の製造方法によって製造された燃料電池は、長期間の使用によって、セパレータ50が剥離することを防止することができる。
図6は、比較例の燃料電池セルの製造方法によって作成された燃料電池セルの接着層282の周辺を示す説明図である。比較例によって作成された燃料電池セル200は、突起部56を有しない点だけが相違し、その他の構成については前記実施形態の燃料電池セル100と同一である。前記実施形態と同一の構成要素については、図6において、図4と同一の符合を付し、その説明を省略する。
図7は、比較例によって作成された燃料電池セルが長期間使用されたときの状態を示す説明図である。酸化剤ガス流路52に酸化剤ガスが流れることによって、酸化剤ガス流路52の内圧が接着層82を剥離する剥離力として働くことで、長期間の使用によって、接着層280が先端282a側から次第に剥がれる。この結果、長期間の使用によって、セパレータ50が樹脂シート81から剥離してしまう。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、前述した各実施形態における構成要素の中の、独立請求項で記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。
10…膜電極ガス拡散層接合体(MEGA)
20…膜電極接合体(MEA)
21…電解質膜
22…カソード
23…アノード
30…ガス拡散層
40…ガス拡散層
50…セパレータ
52…酸化剤ガス流路(凹部)
52a…酸化剤ガス流路
54…凸部
56…突起部
60…セパレータ
62…燃料ガス流路
70…接着剤
80…板状シール部材
81…樹脂シート
82,83…接着層
100…燃料電池セル

Claims (1)

  1. 燃料電池の製造方法であって、
    膜電極接合体の両面にガス拡散層をそれぞれ配置した膜電極ガス拡散層接合体の周縁部に、両面に接着層が施された板状シール部材を配置する板状シール部材配置工程と、
    前記膜電極ガス拡散層接合体の一面から前記板状シール部材の一面に亘る範囲に、凹凸形状によって形成された複数の反応ガス流路溝を有するセパレータを配置するセパレータ配置工程と、
    前記セパレータを前記膜電極ガス拡散層接合体の側に押圧しながら、前記板状シール部材を加熱することによって、前記セパレータを前記板状シール部材に接着するセパレータ接着工程と、
    を備え、
    前記複数の反応ガス流路溝の内の最も外側の反応ガス流路溝は、前記板状シール部材の一部と向かい合い、
    前記最も外側の反応ガス流路溝の縁部分に、突起部が備えられ、
    前記セパレータ接着工程は、前記押圧しながら加熱する際に、前記突起部が前記板状シール部材の前記セパレータ側の接着層に食い込むことによって、当該接着層を分断する、燃料電池の製造方法。
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