JP2018063079A - ヒートポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エネルギー消費効率を改善することが可能な電源切替え方式のヒートポンプ装置を提供する。【解決手段】ヒートポンプ装置において、電源回路30は、交流電源20および直流電源21の一方からの電力供給によって圧縮機11用のモータ16を駆動するように電力供給経路を切替え可能な電源切替部31を含む。結線切替部35は、モータ16の固定子巻線SU,SV,SWの結線方式をY結線とΔ結線とで切替えることができる。制御部36は、交流電源20によってモータ16を駆動する場合には固定子巻線SU,SV,SWをY結線に切替え、直流電源21によってモータ16を駆動する場合には固定子巻線SU,SV,SWをΔ結線に切替えるように構成されている。【選択図】図1

Description

この開示は、空気調和機、冷蔵庫、および給湯機などのヒートポンプ装置に関し、たとえば、交流電源および直流電源のいずれによっても動作可能なヒートポンプ装置に好適に用いられるものである。
特開2009−216324号公報(特許文献1)は、空気調和機の省エネルギー性を高めるための技術を開示する。具体的にこの文献の空気調和機では、圧縮機用のモータの固定子巻線をΔ結線とY結線とに選択的に切替えるための巻線切替ユニットが設けられている。圧縮機を定格能力で運転する場合、巻線切換ユニットによってΔ結線が選択される。圧縮機を定格能力の半分の中間能力で運転する場合は、巻線切換ユニットによってY結線が選択される。
特開平09−243136号公報(特許文献2)は、商用電源と太陽電池とを併用した空気調和機を開示する。具体的にこの文献の空気調和機では、太陽電池の発電電力はDC/DCコンバータを介して空気調和機の室外機に供給される。DC/DCコンバータには部品コストの低減のために出力電力制限値が設けられる。空気調和機の消費電力が出力電力制限値を超えている場合は、不足分の電力が商用電源から空気調和機に供給される。
特開2009−216324号公報 特開平09−243136号公報
本願の発明者らは、直流電源と交流電源との間の漏洩電流を防止するために、蓄電池などの直流電源からの電力供給と商用交流電源からの電力供給とを完全に切替えて一方の電源からの電力のみを圧縮機に供給する空気調和機の開発を進めている。
このような電源切替え方式の空気調和機において直流電源からの電力供給によって圧縮機を高運転周波数で駆動するためには、DC/DCコンバータによって昇圧された電圧をインバータ回路に供給することが必要となる。この理由は、一般に蓄電池などの直流電源の出力電圧の大きさには制限があるからである。
ところが、DC/DCコンバータを用いた場合、その変換ロスのためにエネルギー消費効率(COP:Coefficient Of Performance)が低く抑えられてしまうという問題がある。この問題は、空気調和機に限らず、冷蔵庫および給湯機などを含めたヒートポンプ装置に共通したものである。
本開示において示された技術は、上記の状況を考慮したものであり、その目的は、エネルギー消費効率を改善することが可能な電源切替え方式のヒートポンプ装置を提供することである。
この開示の一態様によるヒートポンプ装置は、圧縮機と、第1の熱交換器と、膨張弁と、第2の熱交換器と、電源回路と、結線切替部と、制御部とを備える。圧縮機は、冷媒を圧縮する。第1の熱交換器は、圧縮された冷媒を凝縮させる。膨張弁は、第1の熱交換器を通過した冷媒の流量を調整する。第2の熱交換器は、膨張弁を通過した冷媒を蒸発させ、蒸発した冷媒を圧縮機に戻す。電源回路は、交流電源および直流電源の一方からの電力供給によって圧縮機用のモータを駆動するように電力供給経路を切替え可能な電源切替部を含む。結線切替部は、モータの固定子巻線SU,SV,SWの結線方式をY結線とΔ結線とで切替えることができる。制御部は、電源切替部および結線切替部を制御する。制御部は、交流電源によってモータを駆動する場合には固定子巻線SU,SV,SWをY結線に切替え、直流電源によってモータを駆動する場合には固定子巻線SU,SV,SWをΔ結線に切替えるように構成されている。
上記構成において、電源回路は、整流回路と、インバータ回路とをさらに含んでいてもよい。この場合、整流回路は、交流電源からの交流電圧を整流する。インバータ回路は、直流電源からの直流電圧または整流回路によって整流された電圧に基づいて交流電圧を生成し、生成した交流電圧によってモータを駆動する。
一実施形態において、電源回路は、直流電源からの直流電圧を昇圧するDC/DCコンバータをさらに含んでいてもよい。この場合、電源切替部は、直流電源によってモータを駆動する場合には、直流電源からの直流電圧をインバータ回路に直接供給する場合と、DC/DCコンバータによって昇圧された直流電圧をインバータ回路に供給する場合とに切替え可能であってもよい。
上記の一実施形態において、制御部は、モータに供給すべき最大電力が閾値以上の場合に、DC/DCコンバータによって昇圧された直流電圧をインバータ回路に供給し、モータに供給すべき最大電力が閾値未満の場合に直流電源からの直流電圧をインバータ回路に直接供給するように構成されていてもよい。
他の実施形態において、直流電源によってモータを駆動する場合、直流電源からの直流電圧は昇圧されることなくインバータ回路に直接供給されてもよい。
上記の各構成において、制御部は、HEMS(Home Energy Management System)の中央管理装置からの指令に基づいて電源切替部の電力供給経路を切り替えるように構成可能である。
上記の一態様のヒートポンプ装置によれば、直流電源によってモータを駆動する場合には固定子巻線SU,SV,SWをΔ結線に切替えることによって、エネルギー消費効率を改善することができる。
空気調和機の全体構成を示すブロック図である。 図1の結線切替部の構成を示す回路図である。 3相モータの固定子巻線の結線方式の違いを説明するための図である。 図1の空気調和機において結線切替部の切替え手順の一例を示すフローチャートである。 図1の空気調和機において電源切替部の切替え手順の一例を示すフローチャートである。 DC/DCコンバータの一例としての昇圧チョッパの回路図である。 表1の各条件における損失の計算結果を示す図である。 実施の形態2の空気調和機の構成を示すブロック図である。 図8の空気調和機において結線切替部の切替え手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態3の空気調和機の構成を示すブロック図である。 図10の空気調和機において電源切替部の切替え手順の一例を示すフローチャートである。
以下、各実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して、その説明を繰返さない場合がある。
<実施の形態1>
[空気調和機の全体構成]
図1は、空気調和機の全体構成を示すブロック図である。図1では、ヒートポンプ装置の一例として空気調和機1の全体構成が示されている。なお、実施の形態1では、ヒートポンプ装置の一例として、室内機と室外機とからなるセパレート型の空気調和機を例に挙げて説明するが、実施の形態1によって開示される技術は、これに限られるものでない。たとえば、室内機と室外機とに区分されていない一体型の空気調和機にも本技術を適用可能であるし、冷蔵庫、冷凍庫、給湯機などにも適用可能である。
図1を参照して、空気調和機1は、圧縮機11(コンプレッサとも称する)、四方弁14、室外熱交換器12、膨張弁15、および室内熱交換器13を含むヒートポンプサイクル10を備える。さらに、空気調和機1は、圧縮機11の動力源となるモータ(図1の16)に駆動電源を供給する電源回路30と、結線切替部35と、制御部36と、操作部22とを備える。
ヒートポンプサイクル10において、圧縮機11は、冷媒を圧縮する。四方弁14は、冷房運転および暖房運転において冷媒の巡回方向を切替える。室外熱交換器12は、室外の空気および冷媒の間で熱交換する。膨張弁15は、冷媒の流量を調整するためにその開度が制御される。室内熱交換器13は、室内の空気および冷媒の間で熱交換する。
四方弁14を切替えたときの冷媒の巡回方向について説明する。冷房運転モード時には、図1の破線の矢印で示されるように、圧縮機11、四方弁14、室外熱交換器12、膨張弁15、室内熱交換器13、四方弁14、圧縮機11の順に冷媒が巡回する。この場合、室外熱交換器12が、圧縮された高温の冷媒を凝縮して液化させるための凝縮器として機能し、室内熱交換器13が、液化された冷媒を蒸発させることで冷媒を低温の気体に変化させるための蒸発器として機能する。一方、暖房運転モード時には、図1の実線の矢印HTで示されるように、圧縮機11、四方弁14、室内熱交換器13、膨張弁15、室外熱交換器12、四方弁14、圧縮機11の順に冷媒が巡回する。この場合、室外熱交換器12が蒸発器として機能し、室内熱交換器13が凝縮器として機能する。
電源回路30は、直流電源21および商用の交流電源20と接続され、これらの電源の一方からの電力供給によって3相交流電圧V1,V2,V3を生成して圧縮機11のモータ(図1の16)に供給する。より具体的には、電源回路30は、電源切替部31、整流回路32、DC/DC(直流/直流)コンバータ33、およびインバータ回路34を含む。
なお、図1では、直流電源21として蓄電池21Aを用いた例が示されているが、蓄電池21Aに代えて、太陽電池など他の直流電源であってもよい。
電源切替部31は、交流電源20および直流電源21の一方からの電力供給によって圧縮機11用のモータを駆動するように電力供給経路を切替えることができる。このように、交流電源20と直流電源21とを完全に切替えることによって、直流電源21と交流電源20との間の漏洩電流を防止することができる。
図1の場合、電源切替部31は切替器SW1,SW2を備える。切替器SW1は、オンオフスイッチである。切替器SW1は、オン状態(すなわち、導通状態)のとき交流電源からの交流電圧を整流回路に供給し、オフ状態(非導通状態)のとき交流電源20からの交流電圧の供給を遮断する。切替器SW2は、オンオフスイッチと切替えスイッチを兼ねたものである。切替器SW2は、オン状態のとき、蓄電池21Aからの直流電圧をDC/DCコンバータ33に供給する場合とインバータ回路34に直接供給する場合とに切替え可能である。切替器SW2は、オフ状態のとき蓄電池21Aからの直流電圧の供給を遮断する。
整流回路32は、切替器SW1を介して交流電源20から供給された交流電圧を直流電圧に変換する。整流回路32として例えばダイオードブリッジ整流回路が用いられる。
DC/DCコンバータ33は、切替器SW2を介して蓄電池21Aから供給された直流電圧を昇圧する。DC/DCコンバータ33の種類は特に限定されない。たとえば、非絶縁型の昇圧チョッパを用いてもよいし、絶縁型のフライバックコンバータまたはフォワードコンバータなどを用いてもよい。
インバータ回路34は、整流回路32によって整流された電圧、または切替器SW2から直接供給された直流電圧、またはDC/DCコンバータ33から出力された直流電圧のいずれかを3相交流電圧V1,V2,V3に変換する。インバータ回路34として3相ブリッジ型のものを用いることができる。
結線切替部35は、圧縮機11用のモータの固定子巻線の結線方式をY結線とΔ結線とで切り替えることができる。結線切替部35の詳細は図2で説明する。なお、図1の機能ブロック図では圧縮機11と結線切替部35とが分離して示されているが、実際上は、結線切替部35は圧縮機11に内蔵されている場合が多い。本実施の形態の結線切替部35はそのような場合も含む。
制御部36は、CPUおよびメモリを含むマイクロコンピュータをベースに構成される。制御部36は、リモコンに設けられた操作部22から入力されたユーザの指令に基づいて、空気調和機1の全体を制御する。具体的に制御部36は、電源切替部31の切替器SW1,SW2、DC/DCコンバータ33、インバータ回路34、および結線切替部35の動作を制御する。
[結線切替部の構成]
図2は、図1の結線切替部の構成を示す回路図である。図2には、結線切替部35とともに、図1の圧縮機11の動力源となる3相モータ16と、インバータ回路34と、制御部36とが示されている。
3相モータ16は、永久磁石同期モータ、もしくは、ブラシレスDCモータである。永久磁石同期モータ(ブラシレスDCモータ)は、回転子に永久磁石が設けられ、固定子にU相、V相、W相の固定子巻線SU,SV,SWが設けられる。固定子巻線SU,SV,SWの各一端はインバータ回路34の出力ノードN1,N2,N3とそれぞれ接続される。なお、インバータ回路34の入力ノードN4,N5間には直流電圧Vdcが印加される。
結線切替部35は、3個のスイッチからなるスイッチ群35Aと3個のスイッチからなるスイッチ群35Bとを備える。スイッチ群35Aを構成する3個のスイッチの一端は固定子巻線SU,SV,SWの一端とそれぞれ接続され、3個のスイッチの他端は固定子巻線SV,SW,SUの他端とそれぞれ接続される。スイッチ群35Bを構成する3個のスイッチの一端は固定子巻線SU,SV,SWの一端とそれぞれ接続され、3個のスイッチの他端は共通ノードNCと接続される。スイッチ群35A,35Bのオンおよびオフは制御部36によって制御される。
上記の結線切替部35の構成によれば、スイッチ群35Bを構成する全てのスイッチを導通状態にし、スイッチ群35Aを構成する全てのスイッチを非導通状態にすれば、固定子巻線SU,SV,SWの結線方式はY結線になる。逆に、スイッチ群35Bを構成する全てのスイッチを非導通状態にし、スイッチ群35Aを構成する全てのスイッチを導通状態にすれば、固定子巻線SU,SV,SWの結線方式はΔ結線になる。
[Y結線とΔ結線との違いについて]
図3は、3相モータの固定子巻線の結線方式の違いを説明するための図である。図3(A)はY結線の回路図を示し、図3(B)はΔ結線の回路図を示し、図3(C)は結線方式による電圧および電流の違いを表形式で示す。図3(A),(B)のノードN1,N2,N3は図2のインバータ回路34の出力ノードN1,N2,N3にそれぞれ対応する。
図3を参照して、結線方式の違いによらず、各相の固定子巻線SU,SV,SWには同一の大きさEの電圧が印加され、同一の大きさIの電流が流れているものとする。ここで、大きさとは振幅値または実効値を表すものとする。
一方、3相モータの端子間の電圧、すなわち、ノードN1,N2の間、ノードN2,N3の間、ノードN3,N1の間に印加される電圧、ならびに各ノードN1,N2,N3を流れる電流は、結線方式によって違いが生じる。Y結線の場合には、3相モータの各端子を流れる電流の大きさはIであるのに対し、端子間電圧の大きさは√3×Eになる。Δ結線の場合には、3相モータの各端子を流れる電流の大きさは√3×Iになるのに対し、端子間電圧の大きさはEである。
したがって、Y結線をΔ結線に変更することによって、端子間電圧の大きさは1/√3になるのに対し、各端子電流の大きさは√3倍になる。逆に、各端子間電圧、すなわち、インバータ回路34の出力電圧を一定にすれば、Y結線をΔ結線に変更することによって、各固定子巻線に印加される電圧の大きさを√3倍にし、固定子巻線に流れる電流を1/√3倍にすることができる。
本実施の形態では、上記の点を利用して、直流電源21からの電源供給によって圧縮機11を動作させる場合には、圧縮機11用の3相モータ16の固定子巻線SU,SV,SWの結線方式をΔ結線にする。これによって、3相モータ16の各固定子巻線SU,SV,SWに印加される電圧を高電圧にできるので、Y結線の場合に比べて、より高い回転速度範囲まで直流電源21によって3相モータ16を駆動できる。
[ヒートポンプ装置の動作]
次に、上記構成の空気調和機1の動作、特に結線切替部および電源切替部の切替え手順について具体的に説明する。
図4は、図1の空気調和機において結線切替部の切替え手順の一例を示すフローチャートである。図1および図4を参照して、まず、ステップS101においてユーザによって操作部22が操作されることにより空気調和機1の室外機への通電用電源スイッチ(リレー)がオン(ON)される。これによって、空気調和機1の運転が開始される(ステップS102)。
なお、図4のフローチャートではステップS101において電源スイッチがオンされ、ステップS102で空気調和機1の運転が開始されるとしたが、これに限定されるものではない。たとえば、電源スイッチは既にオンされた状態で、ステップS101でユーザが室内の設定温度を入力するとともに冷房運転または暖房運転の開始指令を入力し、ステップS102でその入力に応答した制御が開始されるとしてもよい。より一般的には、ステップS101では図4のステップS103以降の制御手順を開始するための何らかの運転指令が入力され、ステップS102においてその運転が開始される。
次のステップS103において、制御部36は、操作部22を介してユーザから運転モードの選択入力を受付ける。運転モードには、交流電源20からの電源供給によって空気調和機1が動作するACモードと、蓄電池21Aからの電源供給によって空気調和機1が動作するDCモードとがある。運転モードがACモードかDCモードかはフラグ(flag)としてレジスタなどに格納される。
次のステップS104において、制御部36は、フラグがACモードに設定されているか、DCモードに設定されているかを確認する。ここで、フラグがDCモードに設定されている場合(ステップS104でNO)、制御部36は蓄電池21Aの出力電圧の大きさの情報を受け、蓄電池21Aから出力される直流電圧が基準電圧以下であるか否かを判定する(ステップS105)。この結果、蓄電池21Aから出力される直流電圧が基準電圧以下である場合(ステップS105でYES)、残量不足のため蓄電池21Aからの電源供給は困難であるので、制御部36は、フラグをACモードに設定し直す(ステップS106)。この場合、処理はS104に戻る。
フラグがDCモードに設定されており(ステップS104でNO)、蓄電池21Aの残量が十分な場合には(ステップS105でNO)、制御部36は、圧縮機11が動作状態(ON)であるか、すなわち、インバータ回路34から交流電圧V1,V2,V3が供給されているかを判定する(ステップS107)。圧縮機11が動作状態の場合には(ステップS107でYES)、制御部36は、圧縮機11の動作をオフ(OFF)にする(ステップS108)。
その後、ステップS109において、制御部36は、圧縮機11用の3相モータの固定子巻線SU,SV,SWの結線方式をΔ結線に切替える。次のステップS110において、制御部36は、インバータ回路34から交流電圧V1,V2,V3を供給することによって、圧縮機11の動作を開始する。
一方、ステップS104において、フラグがACモードに設定されていることが確認された場合には(ステップS104でYES)、制御部36は、まず、圧縮機11が動作状態(ON)であるか、すなわち、インバータ回路34から交流電圧V1,V2,V3が供給されているかを判定する(ステップS111)。圧縮機11が動作状態の場合には(ステップS107でYES)、制御部36は、圧縮機11の動作をオフ(OFF)にする(ステップS112)。
その後、ステップS113において、制御部36は、圧縮機11用の3相モータの固定子巻線SU,SV,SWの結線方式をΔ結線に切替える。次のステップS114において、制御部36は、インバータ回路34から交流電圧V1,V2,V3を供給することによって、圧縮機11の動作を開始する。
その後の圧縮機11が動作中において、制御部36はユーザによって運転モードが変更されたか否かを定期的に確認するために、運転モードの設定状態(すなわち、フラグの値)を取得する(ステップS115)。運転モードの設定状態が変更されていない場合には(ステップS116でNO)、指定時間の経過ごとに(ステップS117)上記の運転モードの変更の有無の確認を行う。一方、運転モードが変更されていた場合には(ステップS116でYES)、制御部36は上記のステップS104からの制御を繰返す。
図5は、図1の空気調和機において電源切替部の切替え手順の一例を示すフローチャートである。
図1および図5を参照して、ステップS200において、制御部36はフラグがDCモードに設定されているか、ACモードに設定されているかを確認する。フラグがDCモードに設定されている場合には(ステップS200でYES)、次のステップS201において制御部36は、電源回路30から圧縮機11に供給すべき最大電力が閾値以上であるか否かを判定する。
DCモードの場合において圧縮機11に閾値以上の電力供給が必要な場合には(ステップS201でYES)、制御部36は、切替器SW1をオフ状態にし、切替器SW2の接続を切替えることによって直流電源21をDC/DCコンバータ33に接続する(ステップS203)。これによって、DC/DCコンバータ33によって昇圧された直流電圧がインバータ回路34に入力されるようになる。
DCモードの場合において圧縮機11に閾値以上の電力供給が必要でない場合には(ステップS201でNO)、制御部36は、切替器SW1をオフ状態にし、切替器SW2の接続を切替えることによって直流電源21を直接、インバータ回路34に接続する。これによって、DC/DCコンバータ33において損失が生じないので、より低消費電力で空気調和機1の運転が可能になる。
一方、フラグがACモードに設定されている場合には(ステップS200でNO)、次のステップS202において、制御部36は、切替器SW1をオン状態にして且つ切替器SW2をオフ状態にする。この結果、交流電源20からの交流電圧が整流回路32に入力され、整流回路32によって整流された電圧がインバータ回路34に入力されるようになる。
[DC/DCコンバータでの損失の計算結果]
以下、DC/DCコンバータでの損失を具体的に計算した結果について説明する。以下の損失計算では、DC/DCコンバータとして昇圧チョッパを用い、暖房運転において定格能力で空気調和機を運転した場合、冷房運転において定格能力で空気調和機を運転した場合、暖房運転において定格能力の半分程度の中間能力で空気調和機を運転した場合について比較した。
図6は、DC/DCコンバータの一例としての昇圧チョッパの回路図である。図6を参照して、DC/DCコンバータ33は、入力ノードN6と入力ノードN7の間に入力された直流電圧Viを昇圧することによって直流電圧Voを生成し、生成した直流電圧Voを出力ノードN8と出力ノードN9との間から出力する。出力ノードN8から出力される出力電流をIoとする。
具体的に、DC/DCコンバータ33は、インダクタ40と、ダイオード41と、スイッチング素子42と、コンデンサ43とを含む。インダクタ40およびダイオード41は、この並び順で入力ノードN6と出力ノードN8との間に直列に接続される。ダイオード41のアノードがインダクタ40と接続される。低電位側の入力ノードN7と低電位側の出力ノードN9との間は配線45によって直接接続される。スイッチング素子42は、インダクタ40およびダイオード41の接続ノード49と配線45との間に接続される。図6の例ではスイッチング素子42としてIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が用いられている。平滑用のコンデンサ43は出力ノードN8と出力ノードN9との間に接続される。
スイッチング素子42のゲート電極にはキャリア周波数FcのPWM(Pulse Width Modulation)信号が入力される。スイッチング素子42およびダイオード41の温度をTsとする。
スイッチング素子42およびダイオード41として、型番PSS20S92E6の三菱電機製のパワーモジュールに実装されたIGBTおよびダイオードを使用した場合を想定した。また、インバータ回路34は最大変調率で動作すると仮定した。したがって、DC/DCコンバータ33の昇圧率(Vo/Vi)は必要最小限の値に設定されている。損失計算に用いたパラメータを次の表1に示す。
Figure 2018063079
図7は、表1の各条件における損失の計算結果を示す図である。図7において、ダイオードの導通損失をDCLで示し、ダイオードのスイッチング損失をDSLで示し、IGBTの導通損失をTrCLで示し、IGBTのスイッチング損失をTrSLで示す。
表1および図7を参照して、暖房運転かつ定格能力の場合において、モータの固定子巻線SU,SV,SWの結線方式をY結線からΔ結線に変更した場合には、DC/DCコンバータ33の出力電圧Voは1/√3倍に減少する。この結果、図7に示すように、IGBTのスイッチング損失は約4W低減したことがわかる。また、IGBT導通損失もPWM信号の通電率が減少したため約2W低減した。しかし、出力電流が√3倍増加したためにダイオードの導通損失が約2W増加した。したがって、DC/DCコンバータ全体では、モータの固定子巻線の結線方式をY結線からΔ結線に変更することによって損失が約4.5W低減している。冷房運転かつ定格能力の場合についても同様の結果が得られている。
一方、暖房運転かつ中間能力の場合において、モータの固定子巻線の結線方式をΔ結線にした場合には、DC/DCコンバータでの昇圧が必要でない。この場合、図1の直流電源21からの直流電圧がインバータ回路34に直接入力される。表1では便宜的にDC/DCコンバータ33の入力電圧Viと出力電圧Voを共に100Vと記載しているが、実際にはDC/DCコンバータ33を電流は通過していない。DC/DCコンバータ33が動作していないので、損失は0Wになる。
[効果]
上記で説明した実施の形態1の空気調和機の効果をまとめると以下のとおりである。一般的に、直流電源の出力電圧の上限値は安全上の理由から商用交流電源に比べて低い値に制限されている。このため、従来の空気調和機において直流電源を用いた場合には、圧縮機の能力が制限されるという問題があった。DC/DCコンバータを用いた場合でも昇圧には限界があるので、交流電源を用いた場合に比べて圧縮機の能力には限界があった。
これに対して、本実施の形態の空気調和機1では、直流電源21によってモータ16を駆動する場合には固定子巻線SU,SV,SWがΔ結線に切替えられる。これによって、DC/DCコンバータ33の出力電圧を変更せずに、モータの各固定子巻線に印加される電圧を√3倍に増加することができるので、空気調和機1のエネルギー消費効率を改善することができる。さらに、Y結線の場合に比べてより高い能力を実現することができる。
また、モータ16に供給すべき最大電力が閾値未満の場合、たとえば、定格能力の半分程度の中間能力で空気調和機1を運転している場合には、直流電源21からの直流電圧は、DC/DCコンバータ33をバイパスしてインバータ回路34に直接供給される。これによって、電源回路30の消費電力をさらに低減させることができる。
<実施の形態2>
実施の形態2では、HEMS(Home Energy Management System)の中央管理装置からの指令に基づいてヒートポンプ装置が動作する場合について説明する。実施の形態2においても、ヒートポンプ装置として空気調和機を例に挙げて説明するが、実施の形態2において開示される技術は、冷蔵庫、冷凍庫、給湯機などにも適用可能である。
[HEMSについて]
HEMSにおいて中央管理装置は、無線LAN(Local Area Network)を介して、インターネット、スマートメータと称される高機能の分電盤、太陽光発電装置および蓄電池などの電源装置、ならびに、給湯器、空気調和機、冷蔵庫、および洗濯機などの家電機器と接続される。中央管理装置は、太陽光発電装置の発電量および蓄電池の残量などの電源装置の動作状態に関する情報を取得するとともに、各家電装置の消費電力などの動作状態に関する情報を取得する。中央管理装置は、これらの情報に基づいて効率的な運転がなされるように各電源装置および各家電装置の動作を管理する。
[空気調和機の構成および動作について]
図8は、実施の形態2の空気調和機の構成を示すブロック図である。図8の空気調和機2は、制御部36がHEMSの中央管理装置23からの指令に基づいて動作する点で図1の空気調和機1と異なる。図8のその他の点は図1の場合と同様であるので、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図9は、図8の空気調和機において結線切替部の切替え手順の一例を示すフローチャートである。図9のフローチャートは、いくつかの点で図4のフローチャートを変更したものとなっている。以下、図4、図8および図9を参照して変更点について説明する。
まず、図9のフローチャートでは、図4のステップS103,S115に代えてステップS103A,S115Aがそれぞれ設けられている。ステップS103A,S115Aでは、制御部36は、HEMSの中央管理装置23から運転モードに関する情報、すなわちフラグの設定値がACモードまたはDCモードのいずれであるかを取得する。
さらに、図9のフローチャートでは、図4のステップS105およびステップS106が設けられていない。蓄電池21Aの残量が十分であるか否かは、HEMSの中央管理装置23によって管理されているので、空気調和機2の制御部36がそのような判断を行う必要はない。
図9のその他の点は図4の場合と同様であるので、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して説明を繰返さない。また、図5で説明した電源切替部31の切替え手順は実施の形態2においても同様であるので説明を繰返さない。
[効果]
以上の実施の形態2の空気調和機2においても、実施の形態1の場合と同様の作用効果を奏することができる。さらに、空気調和機2の消費電力ならびに蓄電池21Aの残量または太陽電池の発電電力などの直流電源21の動作状態に応じた中央管理装置23の指令に基づいて、効率的に空気調和機2を運転することができる。
<実施の形態3>
実施の形態3では、電源回路30にDC/DCコンバータ33が設けられていない変形例について説明する。例えば寝室用など、比較的出力が小さい空気調和機であれば、DC/DCコンバータ33によって昇圧しなくても、圧縮機11用のモータの固定子巻線をΔ結線にすることによって必要十分な能力を得ることができる。以下、図面を参照して具体的に説明する。
なお、実施の形態3においても、ヒートポンプ装置として空気調和機を例に挙げて説明するが、実施の形態3で開示される技術は、冷蔵庫、冷凍庫、給湯機などにも適用可能である。
[空気調和機の構成および動作について]
図10は、実施の形態3の空気調和機の構成を示すブロック図である。図10の空気調和機3の電源回路30Aは、DC/DCコンバータ33を含まない点で図1の空気調和機1の電源回路30と異なる。図10の場合、切替器SW2は、蓄電池21Aとインバータ回路34の入力ノードとの間を接続する配線の途中に設けられ、オンオフスイッチとして機能する。図10のその他の点は図1の場合と同様であるので、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して説明を繰返さない。
図11は、図10の空気調和機において電源切替部の切替え手順の一例を示すフローチャートである。
図10および図11を参照して、ステップS400において、制御部36はフラグがDCモードに設定されているか、ACモードに設定されているかを確認する。フラグがDCモードに設定されている場合には(ステップS400でYES)、次のステップS401において制御部36は、切替器SW1をオフ状態にして且つ切替器SW2をオン状態にすることによって、直流電源21からの直流電圧がインバータ回路34に直接入力されるようにする。
一方、フラグがACモードに設定されている場合には(ステップS400でNO)、次のステップS402において制御部36は、切替器SW1をオン状態にして且つ切替器SW2をオフ状態にする。この結果、交流電源20からの交流電圧が整流回路32に入力され、これにより整流回路32によって整流された電圧がインバータ回路34に入力されるようになる。
[効果]
高能力での圧縮機の運転が必要でない場合には、上記のように電源回路30にDC/DCコンバータ33を設けない構成とすることができる。DC/DCコンバータ33を設けなくても、固定子巻線SU,SV,SWの結線方式をΔ結線にすることによって、必要な大きさの圧縮機11の運転周波数を得ることができる。
<付記>
上記の実施の形態1〜3の開示内容の一部を要約すると次のようになる。
(1) ヒートポンプ装置は、圧縮機11と、第1の熱交換器12;13と、膨張弁15と、第2の熱交換器13;12と、電源回路30と、結線切替部35と、制御部36とを備える。圧縮機11は、冷媒を圧縮する。第1の熱交換器12;13は、圧縮された冷媒を凝縮させる。膨張弁15は、第1の熱交換器12;13を通過した冷媒の流量を調整する。第2の熱交換器13;12は、膨張弁15を通過した冷媒を蒸発させ、蒸発した冷媒を圧縮機11に戻す。電源回路30は、交流電源20および直流電源21の一方からの電力供給によって圧縮機11用のモータ16を駆動するように電力供給経路を切替え可能な電源切替部31を含む。結線切替部35は、モータ16の固定子巻線SU,SV,SWの結線方式をY結線とΔ結線とで切替えることができる。制御部36は、電源切替部31および結線切替部35を制御する。制御部36は、交流電源20によってモータ16を駆動する場合には固定子巻線SU,SV,SWをY結線に切替え、直流電源21によってモータ16を駆動する場合には固定子巻線SU,SV,SWをΔ結線に切替えるように構成されている。
上記のヒートポンプ装置によれば、直流電源21によってモータ16を駆動する場合には固定子巻線SU,SV,SWをΔ結線に切替えることによって、DC/DCコンバータ33の出力電圧を変更せずに、モータの各固定子巻線SU,SV,SWに印加される電圧を√3倍に増加することができる。この結果、ヒートポンプ装置のエネルギー消費効率を改善することができる。また、Y結線の場合に比べてより高い能力を実現することができる。
(2) 上記(1)において、電源回路30は、整流回路32と、インバータ回路34とをさらに含む。整流回路32は、交流電源20からの交流電圧を整流する。インバータ回路34は、直流電源21からの直流電圧または整流回路32によって整流された電圧に基づいて交流電圧を生成し、生成した交流電圧によってモータ16を駆動する。
上記のようにモータをインバータ駆動することによって圧縮機の運転周波数を自在に変更することができるので、効率的な圧縮機の駆動が可能になる。
(3) 上記(2)において、電源回路30は、直流電源21からの直流電圧を昇圧するDC/DCコンバータ33をさらに含む。電源切替部31は、直流電源21によってモータ16を駆動する場合には、直流電源21からの直流電圧をインバータ回路34に直接供給する場合と、DC/DCコンバータ33によって昇圧された直流電圧をインバータ回路34に供給する場合とに切替え可能である。
DC/DCコンバータ33をバイパスして直流電圧をインバータ回路34に供給することによって、電源回路30の消費電力をさらに低減させることができる。
(4) 上記(3)において、制御部36は、モータ16に供給すべき最大電力が閾値以上の場合に、DC/DCコンバータ33によって昇圧された直流電圧をインバータ回路34に供給し、モータ16に供給すべき最大電力が閾値未満の場合に直流電源21からの直流電圧をインバータ回路34に直接供給するように構成される。
高能力での運転が必要でない場合には、DC/DCコンバータ33を介さずに直流電圧をインバータ回路34に直接供給することによって、電源回路30の消費電力をさらに低減させることができる。
(5) 上記(2)において、直流電源21によってモータを駆動する場合、直流電源21からの直流電圧は昇圧されることなくインバータ回路34に直接供給される。
高能力での運転が必要でない場合には、上記のように電源回路30にDC/DCコンバータ33を設けない構成とすることができる。
(6) 上記(1)〜(5)において、制御部36は、HEMS(Home Energy Management System)の中央管理装置23からの指令に基づいて電源切替部31の電力供給経路を切り替える。
この構成によれば、ヒートポンプ装置の消費電力ならびに蓄電池の残量または太陽電池の発電電力などの直流電源の動作状態に応じて、効率的にヒートポンプ装置を運転することができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1〜3 空気調和機、10 ヒートポンプサイクル、11 圧縮機、12 室外熱交換器、13 室内熱交換器、14 四方弁、15 膨張弁、16 モータ、20 交流電源、21 直流電源、21A 蓄電池、22 操作部、23 中央管理装置、30,30A 電源回路、31 電源切替部、32 整流回路、33 DC/DCコンバータ、34 インバータ回路、35 結線切替部、35A,35B スイッチ群、36 制御部、SU,SV,SW 固定子巻線。

Claims (6)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮された冷媒を凝縮させる第1の熱交換器と、
    前記第1の熱交換器を通過した冷媒の流量を調整する膨張弁と、
    前記膨張弁を通過した冷媒を蒸発させ、前記蒸発した冷媒を前記圧縮機に戻す第2の熱交換器と、
    交流電源および直流電源の一方からの電力供給によって前記圧縮機用のモータを駆動するように電力供給経路を切替え可能な電源切替部を含む電源回路と、
    前記モータの固定子巻線の結線方式をY結線とΔ結線とで切替え可能な結線切替部と、
    前記電源切替部および前記結線切替部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記交流電源によって前記モータを駆動する場合には前記固定子巻線をY結線に切替え、前記直流電源によって前記モータを駆動する場合には前記固定子巻線をΔ結線に切替えるように構成されている、ヒートポンプ装置。
  2. 前記電源回路は、
    前記交流電源からの交流電圧を整流するための整流回路と、
    前記直流電源からの直流電圧または前記整流回路によって整流された電圧に基づいて交流電圧を生成し、生成した交流電圧によって前記モータを駆動するインバータ回路とをさらに含む、請求項1に記載のヒートポンプ装置。
  3. 前記電源回路は、前記直流電源からの直流電圧を昇圧するDC/DCコンバータをさらに含み、
    前記電源切替部は、前記直流電源によって前記モータを駆動する場合には、前記直流電源からの直流電圧を前記インバータ回路に直接供給する場合と、前記DC/DCコンバータによって昇圧された直流電圧を前記インバータ回路に供給する場合とに切替え可能である、請求項2に記載のヒートポンプ装置。
  4. 前記制御部は、前記モータに供給すべき最大電力が閾値以上の場合に、前記DC/DCコンバータによって昇圧された直流電圧を前記インバータ回路に供給し、前記モータに供給すべき最大電力が前記閾値未満の場合に前記直流電源からの直流電圧を前記インバータ回路に直接供給するように構成される、請求項3に記載のヒートポンプ装置。
  5. 前記直流電源によって前記モータを駆動する場合、前記直流電源からの直流電圧は昇圧されることなく前記インバータ回路に直接供給される、請求項2に記載のヒートポンプ装置。
  6. 前記制御部は、HEMS(Home Energy Management System)の中央管理装置からの指令に基づいて前記電源切替部の電力供給経路を切り替える、請求項1〜5のいずれか1項に記載のヒートポンプ装置。
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