JP2018062905A - 化学品併産型の発電設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発電により生じたCO2を有効に再利用して化学製品(CH4)を合成し、CO2の貯留の負担を大幅に軽減する。【解決手段】 石炭ガス化ガスの燃料成分であるCO、H2、及び、CO2を用いて、CH4製造装置21でCH4を合成し、発電により生じたCO2(排熱回収ボイラ11で熱回収された排気ガスからCO2回収装置14で分離・回収されたCO2)、及び、火力発電設備の石炭ガス化ガスを有効に利用してCH4を合成する。【選択図】 図1

Description

本発明は、化学品併産型の発電設備に関する。
化石燃料(例えば、石炭)からガス化ガス(石炭ガス化ガス)を得て、石炭ガス化ガスの燃焼によりガスタービンの動力を得る発電設備が知られている。石炭ガス化ガスを燃料とした場合、ガスタービンの排気ガスにCOが含まれることになるため、COを分離回収しながら排気ガスの一部を循環させる閉サイクルの発電設備が従来から知られている(例えば、特許文献1)。閉サイクルの発電設備では、COが分離回収され、回収されたCOが貯留(隔離)されることで、COの環境への排出が抑制されている。
近年、発電により生じたCOを貯留(隔離)するだけでなく、有効に利用することが考えられるようになってきている。発電により生じたCOを有効に利用することができれば、COの貯留設備の負担が大幅に減少し、発電設備の構築が容易となる。
一方、化石燃料を使用しない再生可能エネルギーを用いた再生エネルギー発電設備が導入されつつある。再生可能エネルギー発電設備は、火力発電設備を同時に用いて電力需要に追従させているので、再生可能エネルギー発電設備の出力が増加した場合、火力発電設備の出力を低下させることになる。この場合、石炭ガス化ガスが余剰になることが考えられるため、余剰になった石炭ガス化ガスを有効に利用できれば、資源の有効利用が可能になる。
このような状況から、発電により生じたCOの有効利用が求められているのが現状であり、また、再生可能エネルギー発電設備が導入される状況で、火力発電設備の分野での余剰となった燃料の有効利用が求められているのが現状である。
特開平8−232608号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、発電により生じたCO、及び、火力発電設備のガス化ガスを有効に利用することができる化学品併産型の発電設備を提供することを目的とする。
特に、発電により生じたCO、及び、火力発電設備の石炭ガス化ガスを有効に利用してCHを合成することができる化学品併産型の発電設備を提供することを目的とする。
また、発電により生じたCO、及び、火力発電設備の石炭ガス化ガスを有効に利用して尿素を合成することができる化学品併産型の発電設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の化学品併産型の発電設備は、ガス化燃料を得るガス製造手段と、前記ガス製造手段で製造されたガス化ガスを燃焼させて燃焼ガスを得る燃焼器と、前記燃焼器で得られた前記燃焼ガスを膨張させて動力を得る膨張タービンと、前記ガス化ガスの燃料成分が供給され、前記燃料成分、及び、COを用いて化学品を製造する化学品製造手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、ガス製造手段(例えば、石炭ガス化ガス製造装置)で得られたガス化ガス(例えば、石炭ガス化ガス)の燃料成分であるCO、H、及び、COを用いて、化学品製造手段で化学製品を合成することができる。合成に必要な熱源は、膨張タービンの排気の熱を用いることができる。近年の触媒技術の向上により、膨張タービンの排気の温度レベルで触媒を十分に作動させることができる。
この結果、発電により生じたCO、及び、火力発電設備のガス化ガス(例えば、石炭ガス化ガス)を有効に利用することが可能になる。つまり、発電により生じたCOを有効に再利用してCOの貯留の負担を大幅に軽減することができる。
そして、請求項2に係る本発明の化学品併産型の発電設備は、請求項1に記載の化学品併産型の発電設備において、前記膨張タービンの排気ガスが熱回収されて蒸気を発生させる排熱回収ボイラと、前記排熱回収ボイラで発生した蒸気により駆動される蒸気タービンと、前記排熱回収ボイラで熱回収された排気ガスからCOを分離するCO分離手段とを備え、前記化学品製造手段では、前記CO分離手段で分離されたCOを用いて化学品が製造されることを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、膨張タービンの排気ガスが排熱回収ボイラで熱回収されて蒸気が得られ、得られた蒸気により蒸気タービンが駆動される。CO分離手段によって排熱回収ボイラで熱回収された排気ガスからCOが分離され、分離されたCOを用いて化学品が製造される。
また、請求項3に係る本発明の化学品併産型の発電設備は、請求項2に記載の化学品併産型の発電設備において、前記燃焼器にO含有ガスを供給する酸化剤供給手段と、前記排熱回収ボイラで熱回収された排気ガスを前記燃焼器に供給する循環手段とを備えたことを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、燃焼器ではO含有ガスが燃料として燃焼され、膨張タービンの排気ガスが循環手段により閉サイクルで循環される。
また、請求項4に係る本発明の化学品併産型の発電設備は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の化学品併産型の発電設備において、前記ガス製造手段で得られた前記ガス化ガスを、前記燃焼器、及び、前記化学品製造手段に分配する分配手段と、前記分配手段による分配の割合を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項4に係る本発明では、制御手段により分配手段が動作され、ガス化ガスの燃焼器、及び、化学品製造手段への分配が制御される。
例えば、制御手段には、同じ電力系統に接続されている再生可能エネルギー発電設備の情報が入力され、再生可能エネルギー発電設備での発電量が足りない場合、ガス化ガスを燃焼器に多く分配して発電を優先し、再生可能エネルギー発電設備での発電量が十分な場合、ガス化ガスを化学品製造手段に多く分配して化学品の製造を優先する。
また、請求項5に係る本発明の化学品併産型の発電設備は、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の化学品併産型の発電設備において、前記化学品製造手段には、Hが供給されると共に、前記CO分離手段で分離されたCOが供給され、H、及び、COからCHを合成するCH合成手段が備えられていることを特徴とする。
請求項5に係る本発明では、化学品製造手段のCH合成手段に、H、及び、CO分離手段で分離されたCOが供給され、H、及び、COからCHが合成される。Hとしては、ガス化ガスから分離したHを用いることができる。
この結果、発電により生じたCO、及び、火力発電設備のガス化ガスを有効に利用してCHを合成することが可能になる。つまり、発電により生じたCOを有効に再利用してCHを合成し、COの貯留の負担を大幅に軽減することができる。
また、請求項6に係る本発明の化学品併産型の発電設備は、請求項5に記載の化学品併産型の発電設備において、前記化学品製造手段には、HO、及び、前記ガス化ガスの燃料成分であるCOが供給され、HO、及び、COからCOを得る水性ガスシフト反応手段が備えられ、前記CH合成手段には、前記水性ガスシフト反応手段で得られたCOが合わせて供給されることを特徴とする。
請求項6に係る本発明では、化学品製造手段の水性ガスシフト反応手段に、HO(水蒸気)、及び、ガス化ガスの燃料成分であるCOが供給され、HO、及び、COからCOが得られ、水性ガスシフト反応手段で得られたCOがCH合成手段に合わせて供給され、CHが合成される。
また、請求項7に係る本発明の化学品併産型の発電設備は、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の化学品併産型の発電設備において、前記化学品製造手段には、H、及び、Nが供給され、H、及び、NからNHを合成するNH合成手段と、前記NH合成手段で合成されたNH、及び、前記CO分離手段で分離されたCOが供給され、NH、及び、COからCO(NHを合成する尿素合成手段とが備えられていることを特徴とする。
請求項7に係る本発明では、化学品製造手段のNH合成手段に、H、及び、Nが供給され、H、及び、NからNHが合成される。尿素合成手段に、NH合成手段で合成されたNH、及び、CO分離手段で分離されたCOが供給され、NH、及び、COからCO(NHが合成される。Hとしては、ガス化ガスから分離したHを用いることができる。空気からOを製造する設備が設けられている場合、Oを製造した後に排出されるNがNH合成手段に供給される。
また、請求項8に係る本発明の化学品併産型の発電設備は、請求項7に記載の化学品併産型の発電設備において、前記化学品製造手段には、HO、及び、前記ガス化ガスの燃料成分であるCOが供給され、HO、及び、COからCOを得る水性ガスシフト反応手段が備えられ、前記尿素合成手段には、前記水性ガスシフト反応手段で得られたCOが合わせて供給されることを特徴とする。
請求項8に係る本発明では、化学品製造手段の水性ガスシフト反応手段に、HO(水蒸気)、及び、ガス化ガスの燃料成分であるCOが供給され、HO、及び、COからCOが得られ、水性ガスシフト反応手段で得られたCOが尿素合成手段に合わせて供給され、CO(NHが合成される。得られたCO(NHを肥料として使用することで、COが植物に吸収されることになり、発電で生じたCOを植物に固定させて循環させることができる。
この結果、発電により生じたCO、及び、火力発電設備のガス化ガスを有効に利用してCO(NHを合成することが可能になる。つまり、発電により生じたCOを有効に再利用してCO(NHを合成し、COの貯留の負担を大幅に軽減することができる。
本発明の化学品併産型の発電設備は、発電により生じたCO、及び、火力発電設備のガス化ガス(例えば、石炭ガス化ガス)を有効に利用することが可能になる。
特に、発電により生じたCO、及び、火力発電設備のガス化ガス(例えば、石炭ガス化ガス)を有効に利用して、燃料として使用できるCHを合成することが可能になる。
また、発電により生じたCO、及び、火力発電設備のガス化ガス(例えば、石炭ガス化ガス)を有効に利用して、植物の肥料として使用できる尿素を合成することが可能になる。
本発明の第1実施例に係る化学品併産型の発電設備の概略系統図である。 本発明の第2実施例に係る化学品併産型の発電設備の概略系統図である。 本発明の第3実施例に係る化学品併産型の発電設備の概略系統図である。 本発明の第4実施例に係る化学品併産型の発電設備の概略系統図である。 本発明の第5実施例に係る化学品併産型の発電設備の概略系統図である。 本発明の第6実施例に係る化学品併産型の発電設備の概略系統図である。
図1から図3は、燃料として利用できるCHを化学品として製造する化学品併産型の発電設備(第1実施例、第2実施例、第3実施例)であり、図4から図6は、肥料として利用できるCO(NHを化学品として製造する化学品併産型の発電設備(第4実施例、第5実施例、第6実施例)である。
図1に基づいて第1実施例を説明する。
図1には本発明の第1実施例に係る化学品併産型の発電設備の概略構成を示してあり、CHを化学品として製造する実施例である。
図に示すように、複合発電設備1のガスタービン2は、圧縮機3、及び、膨張タービン4を備え、圧縮機3で圧縮された圧縮流体(CO)が燃焼器5に送られる。燃焼器5には、ガス化設備である石炭ガス化設備(ガス化ガス製造手段)6からガス化ガス(石炭ガス化ガス)としての燃料ガス(CO、H)が供給されると共に、酸素製造設備7(酸化剤供給手段)から酸化剤としてOが供給される。膨張タービン4では燃焼器5からの燃焼ガスが膨張されて動力が回収され、発電機が駆動される。
尚、ガス化設備としては、油(重油系統、植物油、シェールオイル等)、アスファルト、バイオマス、ゴミである廃棄物固形化燃料(RDF、RPF)をガス化する設備を適用することが可能である。
膨張タービン4で仕事を終えた排気ガスの熱回収を行う排熱回収ボイラ11が備えられ、排熱回収ボイラ11で発生した蒸気は蒸気タービン12に送られて動力が回収され、発電機が駆動される。排熱回収ボイラ11で熱回収された排気ガスは圧縮機3に送られる。蒸気タービン12で仕事を終えた排気蒸気は、図示しない復水器で復水されて熱回収ボイラ11に循環される。
排熱回収ボイラ11で熱回収された排気ガスの経路13(循環手段)には、CO分離手段としてのCO回収装置14が分岐して備えられ、CO回収装置14では排気ガスからHOが分離されてCOが回収される。排熱回収ボイラ11で熱回収された排気ガス(CO)は圧縮機3に送られる。
一方、複合発電設備1には、化学製品であるCHを製造する化学品製造手段としてのCH製造装置21が併設されている。CH製造装置21は、HO、及び、COからCOを得る水性ガスシフト反応手段22と、H、及び、COからCHを合成するCH合成手段23が備えられている。
即ち、石炭ガス化設備6から燃焼器5に燃料ガスを送る経路8には分配手段25を介して分岐路26が設けられ、分岐路26には燃料ガスの成分であるCO、Hが分配され、CH製造装置21に燃料ガスの成分であるCO、Hが送られる。CO、Hの分配の割合は、制御手段27の指令により制御される。
例えば、制御手段27には、複合発電設備1と併用される再生可能エネルギー発電設備(太陽光発電設備、風力発電設備等)の情報が送られる。電力負荷に対して再生可能エネルギー発電設備の電力量が不足する時には、制御手段27の指令により分配手段25が制御され、CO、Hの全量が(大部分が)燃焼器5に送られ、複合発電設備1の運転により電力負荷を賄う運転が行われる。また、電力負荷に対して再生可能エネルギー発電設備の電力量が十分に確保される時には、制御手段27の指令により分配手段25が制御され、CO、Hは大部分が分岐路26に送られ、複合発電設備1では待機電力の電力量を賄う運転が行われる。
分配手段25によってCH製造装置21に送られたCO、Hは、即ち、分岐路26に分配されたCO、Hは、HO(系内の水蒸気)と共に水性ガスシフト反応手段22に送られる。水性ガスシフト反応手段22では、水性ガスシフト反応(式(1))により、CO(H)が得られる。
CO+HO→CO+H・・・(1)
合成に必要な熱源として、膨張タービン4の排気の熱を用いることで、合成のための触媒を活性化(作動)させることができる。
水性ガスシフト反応手段22で得られたH、及び、COは、CH合成手段23に送られる。また、CH合成手段23には外部からCOが供給されることもある。CH合成手段23では、H、及び、COから(式(2)により)、CHが合成される。
CO+4H→CH+2HO・・・(2)
合成に必要な熱源として、膨張タービン4の排気の熱を用いることで、合成のための触媒を活性化(作動)させることができる。
CH合成手段23で得られたCHは、貯蔵設備24に送られて貯蔵される。
CH合成手段23には、水性ガスシフト反応手段22で得られたCOが供給されるが、外部のCOとして、CO回収装置14で回収されたCOをCH合成手段23に供給することができる。また、CH合成手段23には、水性ガスシフト反応手段22で得られたHが供給されるが、分岐路26にHが分離手段28を設け、分岐路26に分配されたCO、Hのうちの、Hの一部(または全量)をCH合成手段23に供給することができる。
貯蔵設備24に送られて貯蔵されたCHは、即ち、燃料ガスの成分であるCO、Hから製造されたCHは、例えば、複合発電設備31のガスタービンの燃料として使用される。つまり、複合発電設備31は、圧縮機32、燃焼器33、及び、膨張タービン34を備えたガスタービン35と、膨張タービン34で仕事を終えた排気ガスの熱回収を行う排熱回収ボイラ36と、排熱回収ボイラ36で発生した蒸気により駆動される蒸気タービン37と、排熱回収ボイラ36で熱回収された排気ガスを図示しない浄化装置で浄化した後、大気に放出する煙突38を備えている。そして、燃料ガスの成分であるCO、Hから製造されたCHは、燃焼器33の燃焼用の燃料として供給される。
上述した化学品併産型の発電設備は、制御手段27の指令により分配手段25が制御され、CO、Hの必要量が燃焼器5に送られ、複合発電設備1の運転により電力負荷を賄う運転が行われる。同時に、制御手段27の指令により分配手段25が制御され、CO、Hの残りの量が分岐路26に送られ、水性ガスシフト反応手段22でCO(H)を得て、CH合成手段23でCOからCHが合成される。
例えば、制御手段27には、同じ電力系統に接続されている再生可能エネルギー発電設備の情報が入力され、再生可能エネルギー発電設備での発電量が足りない場合、石炭ガス化ガス(CO、H)を燃焼器5に多く分配して発電を優先し、再生可能エネルギー発電設備での発電量が十分な場合、石炭ガス化ガス(CO、H)をCH製造装置21に多く分配して化学製品としてのCHの製造を優先する。
上述した化学品併産型の発電設備では、石炭ガス化ガスの燃料成分であるCO、H、及び、COを用いて、CH製造装置21でCHを合成することができる。この結果、発電により生じたCO、及び、火力発電設備の石炭ガス化ガスを有効に利用してCHを合成することが可能になる。また、排熱回収ボイラ11で熱回収された排気ガスからCO回収装置14で分離・回収されたCOを用いてCHを製造することができる。
従って、発電により生じたCOを有効に再利用してCHを合成し、COの貯留の負担を大幅に軽減することが可能になる。
図2に基づいて第2実施例を説明する。
図2には本発明の第2実施例に係る化学品併産型の発電設備の概略構成を示してあり、CHを化学品として製造する実施例である。第2実施例の化学品併産型の発電設備は、第1実施例に対してCH製造装置の構成が異なっている。このため、第1実施例と同一構成部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
図に示すように、複合発電設備1には、化学製品であるCHを製造する化学品製造手段としてのCH製造装置41が併設されている。CH製造装置41は、H、及び、COからCHを合成するCH合成手段23が備えられている。
即ち、石炭ガス化設備6から燃焼器5に燃料ガスを送る経路8には分離手段28を介して分岐路26が設けられ、分離手段28では石炭ガス化ガスの燃料成分のHの一部が分離されて分配され、分岐路26にはHが送られる。Hの分配の割合は、制御手段27の指令により制御される。
分離手段28によってCH製造装置41に送られたHは、即ち、分岐路26に分配されたHは、CH合成手段23に送られる。また、CO回収装置14で回収されたCOがCH合成手段23に供給される。
CH合成手段23では、H、及び、COから(式(2)により)、CHが合成される。
CO+4H→CH+2HO・・・(2)
CH合成手段23で得られたCHは、貯蔵設備24に送られて貯蔵される。
従って、上述した化学品併産型の発電設備では、発電により生じたCOを有効に再利用してCHを合成することができ、COの貯留の負担を大幅に軽減することが可能になる。
図3に基づいて第3実施例を説明する。
図3には本発明の第3実施例に係る化学品併産型の発電設備の概略構成を示してあり、CHを化学品として製造する実施例である。第3実施例の化学品併産型の発電設備は、第1実施例に対して複合発電設備の構成が異なっている。このため、第1実施例と同一構成部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
図に示すように、複合発電設備61のガスタービン2は、圧縮機3、及び、膨張タービン4を備え、圧縮機3で圧縮された圧縮流体(空気)が燃焼器5に送られる。燃焼器5には、圧縮機3からの圧縮空気、及び、石炭ガス化設備(ガス化ガス製造手段)6からガス化ガス(石炭ガス化ガス)としての燃料ガス(CO、H)が供給される。膨張タービン4では燃焼器5からの燃焼ガスが膨張されて動力が回収され、発電機が駆動される。
膨張タービン4で仕事を終えた排気ガスの熱回収を行う排熱回収ボイラ11が備えられ、排熱回収ボイラ11で発生した蒸気は蒸気タービン12に送られて動力が回収され、発電機が駆動される。蒸気タービン12で仕事を終えた排気蒸気は、図示しない復水器で復水されて熱回収ボイラ11に循環される。
排熱回収ボイラ11で熱回収された排気ガスの排出経路16には、CO分離手段としてのCO回収装置14が備えられ、CO回収装置14でCOが回収される。回収されたCOは、CH合成手段23に供給される。COが回収された後の排気は、必要な浄化処理が施されて煙突17から大気に放出される。
従って、上述した化学品併産型の発電設備では、発電により生じたCOを有効に再利用してCHを合成することができ、COの貯留の負担を大幅に軽減することが可能になる。尚、第3実施例の複合発電設備61に第2実施例のCH製造装置41を併設することも可能である。
図4に基づいて第4実施例を説明する。
図4には本発明の第4実施例に係る化学品併産型の発電設備の概略構成を示してあり、尿素(CO(NH)を化学品として製造する実施例である。第4実施例の化学品併産型の発電設備は、第1実施例に対してCH製造装置に代えて尿素製造装置を備えた構成となっている。
図に示すように、複合発電設備1には、化学製品である尿素(CO(NH)を製造する化学品製造手段としての尿素製造装置51が併設されている。
複合発電設備1のガスタービン2は、圧縮機3、及び、膨張タービン4を備え、圧縮機3で圧縮された圧縮流体(CO)が燃焼器5に送られる。燃焼器5には、ガス化設備である石炭ガス化設備(ガス化ガス製造手段)6からガス化ガス(石炭ガス化ガス)としての燃料ガス(CO、H)が供給されると共に、酸素製造設備7(酸化剤供給手段)から酸化剤としてOが供給される。膨張タービン4では燃焼器5からの燃焼ガスが膨張されて動力が回収され、発電機が駆動される。
尚、ガス化設備としては、油(重油系統、植物油、シェールオイル等)、アスファルト、バイオマス、ゴミである廃棄物固形化燃料(RDF、RPF)をガス化する設備を適用することが可能である。
膨張タービン4で仕事を終えた排気ガスの熱回収を行う排熱回収ボイラ11が備えられ、排熱回収ボイラ11で発生した蒸気は蒸気タービン12に送られて動力が回収され、発電機が駆動される。排熱回収ボイラ11で熱回収された排気ガスは圧縮機3に送られる。蒸気タービン12で仕事を終えた排気蒸気は、図示しない復水器で復水されて熱回収ボイラ11に循環される。
排熱回収ボイラ11で熱回収された排気ガスの経路13(循環手段)には、CO分離手段としてのCO回収装置14が分岐して備えられ、CO回収装置14では排気ガスからHOが分離されてCOが回収される。排熱回収ボイラ11で熱回収された排気ガス(CO)は圧縮機3に送られる。
一方、複合発電設備1には、化学製品である尿素(CO(NH)を製造する化学品製造手段としての尿素製造装置51が併設されている。尿素製造装置51は、HO、及び、CO(H)からCOを得る水性ガスシフト反応手段52と、H、及び、NからNHを合成するNH合成手段53と、NH、及び、COから尿素(CO(NH)を合成する尿素合成手段54とが備えられている。
石炭ガス化設備6から燃焼器5に燃料ガスを送る経路8には分配手段25を介して分岐路26が設けられ、分岐路26には燃料ガスの成分であるCO、Hが分配され、尿素製造装置51に燃料ガスの成分であるCO、Hが送られる。CO、Hの分配の割合は、制御手段27の指令により制御される。
例えば、制御手段27には、複合発電設備1と併用される再生可能エネルギー発電設備(太陽光発電設備、風力発電設備等)の情報が送られる。電力負荷に対して再生可能エネルギー発電設備の電力量が不足する時には、制御手段27の指令により分配手段25が制御され、CO、Hの全量が(大部分が)燃焼器5に送られ、複合発電設備1の運転により電力負荷を賄う運転が行われる。また、電力負荷に対して再生可能エネルギー発電設備の電力量が十分に確保される時には、制御手段27の指令により分配手段25が制御され、CO、Hは大部分が分岐路26に送られ、複合発電設備1では待機電力の電力量を賄う運転が行われる。
分配手段25によって尿素製造装置51に送られたCO、Hは、即ち、分岐路26に分配されたCO、Hは、HO(系内の水蒸気)と共に水性ガスシフト反応手段52に送られる。水性ガスシフト反応手段52では、水性ガスシフト反応(式(1))により、CO(H)が得られる。
CO+HO→CO+H・・・(1)
合成に必要な熱源として、膨張タービン4の排気の熱を用いることで、合成のための触媒を活性化(作動)させることができる。
水性ガスシフト反応手段52で得られたHは、NH合成手段53に送られる。また、NH合成手段53には、酸素製造設備7でOが分離された後のNが送られる。NH合成手段53では、H、及び、Nから(式(3)により)、NHが合成される。
+3H→2NH・・・(3)
合成に必要な熱源として、膨張タービン4の排気の熱を用いることで、合成のための触媒を活性化(作動)させることができる。
NH合成手段53で得られたNHは、尿素合成手段54に送られる。また、尿素合成手段54には、水性ガスシフト反応手段52で得られたCOが送られる。尿素合成手段54では、NH、及び、COから(式(4)により)、尿素(CO(NH)が合成される。
CO+2NH→CO(NH+HO・・・(4)
合成に必要な熱源として、膨張タービン4の排気の熱を用いることで、合成のための触媒を活性化(作動)させることができる。
得られたCO(NHは、例えば、植物の肥料として使用される。また、得られたCO(NHは、燃料や脱硝剤として使用することができる。
NH合成手段53には、水性ガスシフト反応手段52で得られたHが供給されるが、分岐路26にHを分離する分離手段28を設け、分岐路26に分配されたCO、Hのうちの、Hの一部(または全量)をNH合成手段53に供給することができる。また、尿素合成手段54には、水性ガスシフト反応手段22で得られたCOが供給されるが、外部のCOとして、CO回収装置14で回収されたCOを尿素合成手段54に供給することができる。
上述した化学品併産型の発電設備は、制御手段27の指令により分配手段25が制御され、CO、Hの必要量が燃焼器5に送られ、複合発電設備1の運転により電力負荷を賄う運転が行われる。同時に、制御手段27の指令により分配手段25が制御され、CO、Hの残りの量が分岐路26に送られ、水性ガスシフト反応手段22でCO(H)を得て、NH合成手段53でHとNからNHを得て、尿素合成手段54でNH、及び、COからCO(NHが合成される。
例えば、制御手段27には、同じ電力系統に接続されている再生可能エネルギー発電設備の情報が入力され、再生可能エネルギー発電設備での発電量が足りない場合、石炭ガス化ガス(CO、H)を燃焼器5に多く分配して発電を優先し、再生可能エネルギー発電設備での発電量が十分な場合、石炭ガス化ガス(CO、H)を尿素製造装置51に多く分配して化学製品としてのCO(NHの製造を優先する。
上述した化学品併産型の発電設備で得られたCO(NHを植物の肥料として使用することで、COが植物に吸収されることになり、発電で生じたCOを植物に固定させて循環させることができる。
上述した化学品併産型の発電設備では、石炭ガス化ガスの燃料成分であるCO、H、及び、COを用いて、尿素合成手段54でCO(NHを合成することができる。この結果、発電により生じたCO、及び、火力発電設備の石炭ガス化ガスを有効に利用してCHを合成することが可能になる。また、排熱回収ボイラ11で熱回収された排気ガスからCO回収装置14で分離・回収されたCOを用いてCO(NHを製造することができる。
そして、得られたCO(NHを植物の肥料として使用することで、COを植物に吸収させて植物に固定させることができ、発電で生じたCOを貯留することなく、しかも、環境に排出することなく、循環させることが可能になる。
従って、発電により生じたCO、及び、火力発電設備の石炭ガス化ガスを有効に利用してCO(NHを合成することが可能になる。つまり、発電により生じたCOを有効に再利用してCO(NHを合成し、COの貯留の負担を大幅に軽減することができる。
図5に基づいて第5実施例を説明する。
図5には本発明の第5実施例に係る化学品併産型の発電設備の概略構成を示してあり、尿素(CO(NH)を化学品として製造する実施例である。第5実施例の化学品併産型の発電設備は、第4実施例に対して尿素製造装置の構成が異なっている。このため、第4実施例と同一構成部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
図に示すように、複合発電設備1には、化学製品である尿素(CO(NH)を製造する化学品製造手段としての尿素製造装置55が併設されている。尿素製造装置55は、H、及び、NからNHを合成するNH合成手段53と、NH、及び、COからCO(NHを合成する尿素合成手段54が備えられている。
即ち、石炭ガス化設備6から燃焼器5に燃料ガスを送る経路8には分離手段28を介して分岐路26が設けられ、分離手段28では石炭ガス化ガスの燃料成分のHの一部が分離されて分配され、分岐路26にはHが送られる。Hの分配の割合は、制御手段27の指令により制御される。
分離手段28によって尿素製造装置55に送られたHは、即ち、分岐路26に分配されたHは、NH合成手段53に供給される。また、NH合成手段53には、酸素製造設備7でOが分離された後のNが送られる。
NH合成手段53では、H、及び、Nから(式(3)により)、NHが合成される。
+3H→2NH・・・(3)
合成に必要な熱源として、膨張タービン4の排気の熱を用いることで、合成のための触媒を活性化(作動)させることができる。
NH合成手段53で得られたNHは、尿素合成手段54に送られる。また、尿素合成手段54には、CO回収装置14で回収されたCOが送られる。尿素合成手段54では、NH、及び、COから(式(4)により)、尿素(CO(NH)が合成される。
CO+2NH→CO(NH+HO・・・(4)
合成に必要な熱源として、膨張タービン4の排気の熱を用いることで、合成のための触媒を活性化(作動)させることができる。
得られたCO(NHは、例えば、植物の肥料として使用される。また、得られたCO(NHは、燃料や脱硝剤として使用することができる。
従って、上述した化学品併産型の発電設備では、発電により生じたCOを有効に再利用してCO(NHを合成することができ、COの貯留の負担を大幅に軽減することが可能になる。
図6に基づいて第6実施例を説明する。
図6には本発明の第6実施例に係る化学品併産型の発電設備の概略構成を示してあり、尿素(CO(NH)を化学品として製造する実施例である。第6実施例の化学品併産型の発電設備は、第4実施例に対して複合発電設備の構成が異なっている。このため、第4実施例と同一構成部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
図に示すように、複合発電設備61のガスタービン2は、圧縮機3、及び、膨張タービン4を備え、圧縮機3で圧縮された圧縮流体(空気)が燃焼器5に送られる。燃焼器5には、圧縮機3からの圧縮空気、及び、石炭ガス化設備(ガス化ガス製造手段)6からガス化ガス(石炭ガス化ガス)としての燃料ガス(CO、H)が供給される。膨張タービン4では燃焼器5からの燃焼ガスが膨張されて動力が回収され、発電機が駆動される。
膨張タービン4で仕事を終えた排気ガスの熱回収を行う排熱回収ボイラ11が備えられ、排熱回収ボイラ11で発生した蒸気は蒸気タービン12に送られて動力が回収され、発電機が駆動される。蒸気タービン12で仕事を終えた排気蒸気は、図示しない復水器で復水されて排熱回収ボイラ11に循環される。
排熱回収ボイラ11で熱回収された排気ガスの排出経路16には、CO分離手段としてのCO回収装置14が備えられ、CO回収装置14でCOが回収される。回収されたCOは、尿素合成手段54に供給される。COが回収された後の排気は、必要な浄化処理が施されて煙突17から大気に放出される。
従って、上述した化学品併産型の発電設備では、発電により生じたCOを有効に再利用してCO(NHを合成することができ、COの貯留の負担を大幅に軽減することが可能になる。尚、第6実施例の複合発電設備61に第5実施例の尿素製造装置55を併設することも可能である。
本発明は、化学品併産型の発電設備の産業分野で利用することができる。
1、31、61 複合発電設備
2、35 ガスタービン
3、32 圧縮機
4、34 膨張タービン
5、33 燃焼器
6 石炭ガス化設備
7 酸素製造設備
8、13 経路
11、36 排熱回収ボイラ
12、37 蒸気タービン
14 CO回収装置
16 排出経路
17、38 煙突
21、41 CH製造装置
22、52 水性ガスシフト反応手段
23 CH合成手段
24 貯蔵設備
25 分配手段
26 分岐路
27 制御手段
28 分離手段
51、55 尿素製造装置
53 NH合成手段
54 尿素合成手段

Claims (8)

  1. ガス化燃料を得るガス製造手段と、
    前記ガス製造手段で製造されたガス化ガスを燃焼させて燃焼ガスを得る燃焼器と、
    前記燃焼器で得られた前記燃焼ガスを膨張させて動力を得る膨張タービンと、
    前記ガス化ガスの燃料成分が供給され、前記燃料成分、及び、COを用いて化学品を製造する化学品製造手段とを備えた
    ことを特徴とする化学品併産型の発電設備。
  2. 請求項1に記載の化学品併産型の発電設備において、
    前記膨張タービンの排気ガスが熱回収されて蒸気を発生させる排熱回収ボイラと、
    前記排熱回収ボイラで発生した蒸気により駆動される蒸気タービンと、
    前記排熱回収ボイラで熱回収された排気ガスからCOを分離するCO分離手段とを備え、
    前記化学品製造手段では、
    前記CO分離手段で分離されたCOを用いて化学品が製造される
    ことを特徴とする化学品併産型の発電設備。
  3. 請求項2に記載の化学品併産型の発電設備において、
    前記燃焼器にO含有ガスを供給する酸化剤供給手段と、
    前記排熱回収ボイラで熱回収された排気ガスを前記燃焼器に供給する循環手段とを備えた
    ことを特徴とする化学品併産型の発電設備。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の化学品併産型の発電設備において、
    前記ガス製造手段で得られた前記ガス化ガスを、前記燃焼器、及び、前記化学品製造手段に分配する分配手段と、
    前記分配手段による分配の割合を制御する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする化学品併産型の発電設備。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の化学品併産型の発電設備において、
    前記化学品製造手段には、
    が供給されると共に、前記CO分離手段で分離されたCOが供給され、H、及び、COからCHを合成するCH合成手段が備えられている
    ことを特徴とする化学品併産型の発電設備。
  6. 請求項5に記載の化学品併産型の発電設備において、
    前記化学品製造手段には、
    O、及び、前記ガス化ガスの燃料成分であるCOが供給され、HO、及び、COからCOを得る水性ガスシフト反応手段が備えられ、
    前記CH合成手段には、
    前記水性ガスシフト反応手段で得られたCOが合わせて供給される
    ことを特徴とする化学品併産型の発電設備。
  7. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の化学品併産型の発電設備において、
    前記化学品製造手段には、
    、及び、Nが供給され、H、及び、NからNHを合成するNH合成手段と、
    前記NH合成手段で合成されたNH、及び、前記CO分離手段で分離されたCOが供給され、NH、及び、COからCO(NHを合成する尿素合成手段とが備えられている
    ことを特徴とする化学品併産型の発電設備。
  8. 請求項7に記載の化学品併産型の発電設備において、
    前記化学品製造手段には、
    O、及び、前記ガス化ガスの燃料成分であるCOが供給され、HO、及び、COからCOを得る水性ガスシフト反応手段が備えられ、
    前記尿素合成手段には、
    前記水性ガスシフト反応手段で得られたCOが合わせて供給される
    ことを特徴とする化学品併産型の発電設備。
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