JP7485550B2 - アンモニア利用システム - Google Patents

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Description

本発明は、アンモニア(NH)を消費手段で利用することができるアンモニア利用システムに関する。即ち、液体アンモニアを気化させ気体アンモニアとして、消費するアンモニア消費プロセスにおいて、より有効なアンモニア利用システムを提案するものである。
発電所や製鉄所では、ボイラーや燃焼装置の燃料として石炭や天然ガス等の化石燃料が多く使用されている。化石燃料には、炭素が含まれるため、これを燃焼させた場合、排気ガスには二酸化炭素(CO)が含まれる。このため、炭素を含まず、燃焼させても二酸化炭素を排出しない可燃性ガスであるアンモニアを燃料の一部として使用することが種々提案されている(例えば、特許文献1)。
炭素を含まないアンモニアを利用する技術が確立されることで、低炭素化社会の構築に寄与することができる。例えば、アンモニアを燃料利用するためには、アンモニアの合成、貯蔵、燃料として使用するための設備(気化設備)が必要であり、これらの設備をより有効に運用できるようにすることが不可欠である。
二酸化炭素排出量の低減を目指して、ボイラーや燃焼装置の燃料として、カーボンニュートラルであり、再生可能な生物由来有機物であるバイオマス(例えば、木質や草木等の植物バイオマス等)が世界中で利用されている。バイオマスの主要構成成分であるリグニン等の成分は、糖類等の成分と分離することで、より高付加価値な化学製品原料に変換利用することができる。また、バイオマスの主要構成成分である糖類等の成分は、輸送用燃料や化学製品原料に変換利用することができる。
このため、バイオマスをリグニン等の成分と糖類等の成分に分離する前処理が種々提案されている。その一つとしてアンモニアを用いた処理(液体アンモニア処理)を施すことが考えられる。従来の処理方法では、アンモニア使用量を低減するため、高温高圧雰囲気での処理が必要とされている。
液体アンモニア処理をアンモニア利用システムに組み込み、バイオマスの構成成分であるリグニン等の成分を溶解部分として回収することで、超臨界または亜臨界などの高温高圧雰囲気を必要とせずに、アンモニア気化後の残渣を回収することができ、これらをバイオマス由来の化学製品原料として使用することができる。また、バイオマスの構成成分である多糖類等の成分を非溶解成分として回収することで、超臨界または亜臨界などの高温高圧雰囲気を必要とせずに、これらを回収することができ、バイオマス由来の原料(化学製品原料や輸送用燃料原料)として利用することができる。
バイオマス由来の化学製品原料や輸送用燃料原料を得て、バイオマスを利用する技術を確立することによっても、低炭素化社会の構築に寄与することができる。
また、低炭素化社会の推進に向けて、水素(H)利用の拡大が期待されている。水素利用の拡大においては、効率的な水素の輸送・貯蔵を可能とする媒体(キャリア)が不可欠であり、その一つとして、輸送・貯蔵性に優れるアンモニアの実証利用が進められている。水素キャリアであるアンモニアを、ボイラーや燃焼装置の燃料として用いることができれば、水素をより有効に利用することが可能となる。
特開2019-178832号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、より有効にアンモニアを使用することができるアンモニア利用システムを提供することを目的とする。
つまり、アンモニアを気化して消費手段で利用するシステムにおいて、アンモニアを用いた処理を付加することでより有効にアンモニアを使用することができるアンモニア利用システムを提供することを目的とする。
特に、アンモニアを燃料、あるいは、脱硝剤(還元剤)としてより有効に使用することができるアンモニア利用システムを備えた発電設備を提供することを目的とする。
具体的には、アンモニアを発電設備の燃料として使用する際に、液体アンモニアをアンモニア処理手段で利用し、アンモニア処理手段で利用した後のアンモニアを燃焼手段の燃料として利用するようにし、アンモニアを燃料として利用した発電システムを構築し、より有効にアンモニアを燃料として使用することができるようにした。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明のアンモニア利用システムは、水素のキャリアとしてのアンモニアを用いた処理を行った後に、水素もしくはアンモニアの少なくともいずれかを含む気体アンモニアが発生するアンモニア処理手段と、前記アンモニア処理手段で発生した気体アンモニアを利用する消費手段とを備え、前記アンモニア処理手段は、成分を分離する媒体として液体アンモニアが用いられる分離手段であり、前記分離手段は、バイオマスを、液体アンモニアを用いて、液体に溶解する溶解成分と、非溶解成分とに分離し、液体アンモニアを気化して気体アンモニアを得る、バイオマス分離処理手段であり、前記消費手段は、前記アンモニア処理手段で発生した気体アンモニアを燃焼させることで高温・高圧流体を生成する燃焼手段を含むことを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、アンモニア処理手段で発生した気体アンモニアを消費手段で利用することができ、消費手段で利用するためのアンモニア(液体アンモニア)をアンモニア処理手段の液体アンモニアとして使用し、使用後に消費手段で使用することができる。これにより、より有効にアンモニアを利用することが可能になる。
そして、消費手段で利用される気体アンモニアとして、水素キャリアのアンモニアそのもの、もしくは、アンモニアから取り出した水素を使用することができる。
また、バイオマス分離処理手段により、液体アンモニアを用いて、液体に溶解する溶解成分と、非溶解成分に分離し、溶解成分(リグニン等)、及び、非溶解成分(多糖類等)を有効に利用することができる。このため、バイオマスの付加価値を高めることが可能になる。
水素キャリアのアンモニア(大量のアンモニア)を発電用の燃料として利用する場合、バイオマス分離処理手段により、液体アンモニアを用いて、液体に溶解する溶解成分と、非溶解成分との分離に利用してから(分離媒体として一役買ってから)、例えば、溶解成分(及び非溶解成分)を燃料として利用することができる。また、肥料・土壌改良材等、燃料以外に使用することもできる。
また、アンモニア処理手段で発生した気体アンモニアを燃焼手段で燃焼させて高温・高圧流体を得ることができる。燃焼手段としては、ガスタービン(燃焼器)、ボイラー(バーナー)、焼却炉等を適用することができる。
また、例えば、各種燃料を消費する機器(発電設備の燃焼ボイラー、燃焼器、燃料電池、暖房用蒸気を発生させるボイラー、洗浄用蒸気を発生させるボイラー、ガスエンジン)、脱硝設備、金属表面処理、化学製品や肥料の原料供給機器等において、水素キャリアであるアンモニアをバイオマスの処理に用い、処理後のアンモニア(及び/または水素)を燃焼器やボイラー等の燃料や、各種設備機器の機能剤として使用する(消費手段で使用する)ことができる。
上記アンモニア処理手段の液体アンモニアとしては、液体アンモニア、及び、液体アンモニアに他の溶媒が混合された液体アンモニア溶液を含む。消費手段としては、各種燃料を消費する機器(発電設備の燃焼ボイラー、燃焼器、燃料電池、暖房用蒸気を発生させるボイラー、洗浄用蒸気を発生させるボイラー、ガスエンジン)、脱硝設備、金属表面処理設備、化学製品や肥料の原料供給機器等を適用することができる。
また、請求項2に係る本発明のアンモニア利用システムは、請求項1に記載のアンモニア利用システムにおいて、液体アンモニアで分離された溶解成分、及び/または、非溶解成分は、前記消費手段で利用されることを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、液体アンモニアで分離された溶解成分(リグニン等)、及び/または、非溶解成分(多糖類等)を、バイオマス燃料として燃料の一部に使用することができる。また、肥料・土壌改良材等、燃料以外に使用することもできる。
また、請求項3に係る本発明のアンモニア利用システムは、請求項1もしくは請求項2に記載のアンモニア利用システムにおいて、前記燃焼手段で生成された高温・高圧流体を膨張させて動力を得るタービン(タービン及び発電機)を備えることを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、燃焼手段で生成された高温・高圧流体をタービンで膨張させて動力(発電の動力)を得ることができる。
また、請求項4に係る本発明のアンモニア利用システムは、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアンモニア利用システムにおいて、前記消費手段は、前記アンモニア処理手段で発生した気体アンモニアを機能剤(処理剤、浄化処理剤、反応剤、反応媒体、製造原料、燃料等)として機能させることで、各種仕事を行う手段であることを特徴とする。
請求項4に係る本発明では、消費手段として、気体アンモニアを機能剤として用いることで各種仕事を行う手段、例えば、燃焼以外の設備や機器である、脱硝設備、金属表面処理設備、化学製品や肥料の原料供給機器等で、アンモニアを利用することができる。
本発明のアンモニア利用システムでは、アンモニア消費プロセスにおいて、より有効にアンモニアを使用することが可能になる。つまり、アンモニア(液体アンモニア)を気化して消費手段で利用するシステムにおいて、アンモニア(液体アンモニア)を用いた処理を付加することでより有効にアンモニアを使用することができる。
例えば、二酸化炭素フリーのアンモニア(水素キャリアアンモニア)を発電設備の燃料として使用した場合は、二酸化炭素フリーのアンモニア(液体アンモニア)をアンモニア処理手段で利用することになり、アンモニア処理手段で利用した後のアンモニア(気体アンモニア)を燃焼手段の燃料として利用することで、水素を燃料として利用した発電システムを構築し、より有効にアンモニアを燃料として使用することができるようになる。
これにより、より有効にアンモニアを燃料として使用することができるアンモニア利用システムを備えた発電設備を提供することが可能になる。
本発明の第1実施例に係るアンモニア利用システムを備えた火力発電システムの概略系統図である。 バイオマス分離処理手段の概略系統図である。 本発明の第2実施例に係るアンモニア利用システムを備えた火力発電システムの概略系統図である。 本発明の第3実施例に係るアンモニア利用システムを備えた火力発電システムの概略系統図である。 本発明の第4実施例に係るアンモニア利用システムを備えた火力発電システムの概略系統図である。 本発明の第5実施例に係るアンモニア利用システムを備えた火力発電システムの概略系統図である。
図1には本発明の第1実施例に係るアンモニア利用システムを備えた火力発電システムの全体の構成を説明するための概略系統、図2にはバイオマス分離処理手段の全体の構成を説明するための概略系統を示してある。
図1に示すように、アンモニア処理手段(分離手段)として、バイオマスに液体アンモニアを供給することで、気体アンモニア、及び、液体アンモニアを用いて液体に溶解する溶解成分(以下、液体アンモニアに溶解した溶解成分を残渣と称する)であるリグニン等、非溶解成分である多糖類等を得る(発生させる)バイオマス分離処理手段1(具体的な構成は後述する)を備えている。
バイオマス分離処理手段1で発生した気体アンモニア、及び、残渣は、燃料の一部として消費手段である燃焼手段としてのボイラー2に供給される。気体アンモニアは、水素もしくはアンモニアのいずれかで供給される。また、非溶解成分が消費手段で利用されることもある。
尚、本実施例での液体アンモニアは、アンモニア、及び、アンモニアに他の溶媒が混合されたものを含む。
バイオマス分離処理手段1に供給するアンモニアとしては、種々のアンモニアを適用することができるが、二酸化炭素フリーのアンモニア(水素キャリアとしての液体アンモニア)を適用することが特に好適である。
ボイラー2では、石炭とともに燃料を燃焼させることで高温・高圧の蒸気が生成され、生成された高温・高圧の蒸気は蒸気タービン3に導入されて膨張され駆動力が得られる。蒸気タービン3が駆動することにより、発電機4で発電出力が得られる。蒸気タービン3の排気蒸気は復水器5で凝縮されて復水され、復水器5からの復水はボイラー2に給水される。
バイオマス分離処理手段1で発生した気体アンモニアをボイラー2で利用することができる。アンモニアを燃料(バーナーに供給する燃料の一部)として使用するボイラー2の場合、ボイラー2で利用するための液体アンモニアを、バイオマス分離処理手段1のアンモニア(分離媒体としての液体アンモニア)として使用し、使用後にボイラー2で使用することができる。
上述したアンモニア利用システムでは、より有効にアンモニアを使用することが可能になる。つまり、アンモニアを気化して消費手段で利用するシステムにおいて、アンモニアを用いた処理を付加することでより有効にアンモニアを使用することができる。
特に、二酸化炭素フリーのアンモニア(水素キャリアとしての液体アンモニア)を適用した場合には、二酸化炭素フリーのアンモニアをより有効に使用することができる。
消費手段としては、各種燃料を消費する機器(発電設備の燃焼ボイラー、燃焼器の燃料に使用する(消費手段で使用する)ことができる。また、処理後のアンモニアと共に水素を燃焼器やボイラー等の燃料に使用する(消費手段で使用する)こともできる。
図2に基づいてバイオマス分離処理手段1を具体的に説明する。
図に示すように、バイオマス分離処理手段1は、ボイラー2(図1参照)で利用するための液体アンモニアを用いて、バイオマス11のバイオマス由来製品(植物製品等)の部分が除かれた残りを、液体アンモニアに溶解する溶解成分(以下、残渣と称する)であるリグニン等と、非溶解成分である多糖類等とに分離する手段となっている。
つまり、バイオマス11からバイオマス由来製品の部分が除かれて、例えば、食料が得られる。液体アンモニアを媒体として残りのバイオマス構成成分を分離し、残渣が溶解する液体アンモニアと非溶解成分に分離する。液体を気化することで、残渣からアンモニアを分離し、気体アンモニアを得る。
得られた気体アンモニアは、ボイラー2(図1参照)の燃料の一部として用いられる。そして、残渣は、ボイラー2(図1参照)の燃料の一部として用いられる。非溶解成分は、例えば、化学製品原料や輸送用燃料原料として用いられる。尚、非溶解成分を燃料の一部として利用することも可能である。
バイオマス分離処理手段1により、液体アンモニアを用いて、バイオマス11のバイオマス由来製品の部分が除かれた残りを、液体アンモニアに溶解する残渣と、非溶解成分とに分離し、残渣、及び、非溶解成分をより有効に利用することができる。このため、バイオマス11の付加価値を高めることが可能になる。
本アンモニア利用システムでは、アンモニア(大量のアンモニア)を、発電用の燃料の一部として利用している場合、バイオマス分離処理手段1により、液体アンモニアをバイオマス11の構成成分分離に利用してから(分離媒体として一役買ってから)、燃料として利用することができる。
また、バイオマス分離処理手段1に、二酸化炭素フリーのアンモニア(水素キャリアとしての液体アンモニア)を適用し、二酸化炭素フリーのアンモニア(水素キャリアのアンモニア)をボイラーの燃料の一部として使用することで、バイオマス分離処理手段1により、液体アンモニアをバイオマス11の構成成分分離に利用してから(一役買ってから)、燃料として利用することができる。
図3に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
図3には本発明の第2実施例に係るアンモニア利用システムを備えた火力発電システムの全体の構成を説明するための概略系統を示してある。図1に示した部材と同一部材には同一の符号を付して重複する説明は省略してある。
図に示すように、アンモニア処理手段(分離手段)として、バイオマスに液体アンモニアを供給し、気体アンモニア、及び、液体アンモニアを用いて液体に溶解する残渣であるリグニン等、非溶解成分である多糖類等を得る(発生させる)バイオマス分離処理手段1を備えている。
バイオマス分離処理手段1で発生した気体アンモニアは、ガスタービン15に供給される。バイオマス分離処理手段1で発生したリグニン等の溶解成分は、例えば、回収されて別途燃料等に利用される。多糖類等の非溶解成分は、例えば、化学製品原料や輸送用燃料原料として用いられる。
ガスタービン15は、圧縮機16、及び、膨張タービン17を備え、圧縮機16で圧縮された圧縮流体(空気)が燃焼手段としての燃焼器18に送られる。燃焼器18には、天然ガス等の燃料、及び、バイオマス分離処理手段1で発生した気体アンモニアが供給される。
バイオマス分離処理手段1に、二酸化炭素フリーのアンモニア(水素キャリアとしての液体アンモニア)を適用した場合、バイオマス分離処理手段1で発生した二酸化炭素フリーのアンモニアに由来する気体アンモニアが、燃焼器18の燃料の一部、もしくは、燃料の全てとして供給される。
燃焼器18で得られた高温・高圧の燃焼ガスは膨張タービン17で膨張され駆動力が得られる。膨張タービン17が駆動することにより、発電機19で発電出力が得られる。膨張タービン17で仕事を終えた排気ガスは、所定の排煙浄化処理が施されて大気に放出される。
上述した実施例では、アンモニア(大量のアンモニア)を、ガスタービン15の発電用の燃料の一部として利用しているので、バイオマス分離処理手段1により、液体アンモニアをバイオマス11の構成成分分離に利用してから(分離媒体として一役買ってから)、気体アンモニアを燃料として利用することができる。このため、アンモニアをより有効に使用することが可能になる。
バイオマス分離処理手段1に、二酸化炭素フリーの水素キャリアであるアンモニアを使用した場合、二酸化炭素フリーのアンモニアをより有効に使用することが可能になる。
図4に基づいて本発明の第3実施例を説明する。
図4には本発明の第3実施例に係るアンモニア利用システムを備えた火力発電システムの全体の構成を説明するための概略系統を示してある。図1から図3に示した部材と同一部材には同一の符号を付して重複する説明は省略してある。
図に示すように、アンモニア処理手段(分離手段)として、バイオマスに液体アンモニアを供給することで、気体アンモニア、及び、液体アンモニアを用いて液体に溶解する残渣であるリグニン等、非溶解成分である多糖類等を得る(発生させる)バイオマス分離処理手段1を備えている。
バイオマス分離処理手段1で発生した気体アンモニアは、燃料としてガスタービン15に供給される。バイオマス分離処理手段1で発生したリグニン等は、例えば、回収されて別途燃料等に利用される。また、多糖類等は、例えば、化学製品原料や輸送用燃料原料として用いられる。
ガスタービン15は、圧縮機16、及び、膨張タービン17を備え、圧縮機16で圧縮された圧縮流体(空気)が燃焼手段としての燃焼器18に送られる。バイオマス分離処理手段1で発生した気体アンモニア、及び、残渣であるリグニン等がガス化設備21に送られてガス化燃料とされる。
ガス化設備21は、残渣であるリグニン等、及び、石炭等が供給されてガス化されるガス化炉22を備え、ガス化炉22で得られたガス化ガスが、ガス精製設備23に送られて不燃物等が除去されて燃料とされる。ガス精製設備23で精製された燃料は燃焼器18に供給される。そして、燃焼器18には、バイオマス分離処理手段1で発生した気体アンモニアが供給される。
燃焼器18で得られた高温・高圧の燃焼ガスは膨張タービン17で膨張され駆動力が得られる。膨張タービン17が駆動することにより、発電機19で発電出力が得られる。膨張タービン17で仕事を終えた排気ガスは、所定の排煙浄化処理が施されて大気に放出される。
上述した実施例では、バイオマス分離処理手段1で得られた液体アンモニア、及び、残渣であるリグニン等を燃料として利用しているので、アンモニアをより有効に使用することが可能になる。
バイオマス分離処理手段1に、二酸化炭素フリーの水素キャリアであるアンモニアを使用した場合、二酸化炭素フリーのアンモニアをより有効に使用することが可能になる。
図5に基づいて本発明の第4実施例を説明する。
図5には本発明の第4実施例に係るアンモニア利用システムを備えた火力発電システムの全体の構成を説明するための概略系統を示してある。図1から図4に示した部材と同一部材には同一の符号を付して重複する説明は省略してある。
図に示すように、アンモニア処理手段(分離手段)として、バイオマスに液体アンモニアを供給することで、気体アンモニア、及び、液体アンモニアを用いて液体に溶解する残渣であるリグニン等、非溶解成分である多糖類等を得る(発生させる)バイオマス分離処理手段1を備えている。
バイオマス分離処理手段1で発生した気体アンモニアは燃料電池設備25に供給される。バイオマス分離処理手段1で発生したリグニン等は、例えば、回収されて別途燃料等に利用される。多糖類等は、例えば、化学製品原料や輸送用燃料原料として用いられる。
燃料電池設備25は、アンモニアが供給されて水素に改質する改質器26を有している。改質器26には、バイオマス分離処理手段1で発生した気体アンモニアが供給されて水素に改質される。改質器26で改質された水素が燃料電池27の燃料とされ、発電出力が得られる。燃料電池27で仕事を終えた排気ガスは、ガスタービン15の燃焼器18に供給される。
燃焼器18で得られた高温・高圧の燃焼ガスは膨張タービン17で膨張され駆動力が得られる。膨張タービン17が駆動することにより、発電機19で発電出力が得られる。膨張タービン17で仕事を終えた排気ガスは、所定の排煙浄化処理が施されて大気に放出される。
上述した実施例では、アンモニア(大量のアンモニア)を、燃料電池27の燃料として利用しているので、バイオマス分離処理手段1により、液体アンモニアをバイオマス11の構成成分分離に利用してから(分離媒体として一役買ってから)、気体アンモニアを燃料として利用することができる。このため、アンモニアをより有効に使用することが可能になる。
バイオマス分離処理手段1に、二酸化炭素フリーの水素キャリアであるアンモニアを使用した場合、二酸化炭素フリーのアンモニアをより有効に使用することが可能になる。
上述した実施例に基づく本発明のアンモニア利用システムでは、より有効にアンモニアを燃料として使用することができる。これにより、より有効にアンモニアを燃料として使用することができるアンモニア利用システム(発電設備)を提供することが可能になる。
バイオマス分離処理手段1に、二酸化炭素フリーの水素キャリアであるアンモニアを使用した場合、水素を燃料として利用した発電システムを構築することができるので、より有効にアンモニアを燃料として使用することができる。これにより、二酸化炭素フリーの水素キャリアであるアンモニアをより有効に燃料として使用することができるアンモニア利用システム(発電設備)を提供することが可能になる。
バイオマス分離処理手段1に、二酸化炭素フリーの水素キャリアであるアンモニアを使用した場合、二酸化炭素フリーのアンモニアを効率的に使用することが可能になる。
図6に基づいて本発明の第5実施例を説明する。
図6には本発明の第5実施例に係るアンモニア利用システムを備えた燃焼システムの全体の構成を説明するための概略系統を示してある。図1から図5に示した部材と同一部材には同一の符号を付して重複する説明は省略してある。
図に示すように、アンモニア処理手段(分離手段)として、バイオマスに液体アンモニアを供給することで、気体アンモニア、及び、液体アンモニアを用いて液体に溶解する残渣であるリグニン等、非溶解成分である多糖類等を得る(発生させる)バイオマス分離処理手段1を備えている。
バイオマス分離処理手段1で発生した気体アンモニアは、燃焼システム30に供給される。バイオマス分離処理手段1で発生した残渣であるリグニン等は、例えば、回収されて別途燃料等に利用される。溶解成分である多糖類等は、例えば、化学製品原料や輸送用燃料原料として用いられる。
燃焼システム30は、燃焼によって仕事を行う燃焼手段31(例えば、焼却炉や各種の燃焼炉を備えたエネルギー設備)を備え、燃焼手段31の排気ガスを浄化する浄化手段の一つとして脱硝手段32が排煙系統に備えられている。そして、脱硝手段32には、バイオマス分離処理手段1で発生した気体アンモニアが送られて、排気ガスの浄化処理が行われる。
上述した実施例では、アンモニアを、脱硝手段32の浄化処理剤(機能剤)として利用しているので、バイオマス分離処理手段1により、液体アンモニアをバイオマス11の構成成分分離に利用してから(分離溶媒として一役買ってから)、気体アンモニアを脱硝手段32の浄化処理剤(機能剤)として利用することができる。このため、アンモニアをより有効に使用することが可能になる。
バイオマス分離処理手段1に、二酸化炭素フリーの水素キャリアであるアンモニアを使用した場合、二酸化炭素フリーのアンモニアをより有効に使用することが可能になる。
上述した実施例に基づく本発明のアンモニア利用システムでは、アンモニアを浄化処理用の浄化処理剤(機能剤)としてより有効に使用することができる。これにより、より有効にアンモニアを浄化処理剤(機能剤)として使用することができるアンモニア利用システムを提供することが可能になる。
バイオマス分離処理手段1で発生した気体アンモニアを機能剤(処理剤、浄化処理剤、反応剤、反応媒体、製造原料、燃料等)に用いるシステム(消費手段)としては、金属表面の処理を行う金属表面処理手段を有するシステム、肥料製造手段を有するシステム等、他のシステムに用いることも可能である。
本発明は、アンモニアを消費手段で利用することができるアンモニア利用システムの産業分野で利用することができる。
1 バイオマス分離処理手段
2 ボイラー
3 蒸気タービン
4 発電機
5 復水器
11 バイオマス
15 ガスタービン
16 圧縮機
17 膨張タービン
18 燃焼器
19 発電機
21 ガス化設備
22 ガス化炉
23 ガス精製設備
25 燃料電池設備
26 改質器
27 燃料電池
30 燃焼システム
31 燃焼手段
32 脱硝手段

Claims (4)

  1. 水素のキャリアとしてのアンモニアを用いた処理を行った後に、水素もしくはアンモニアの少なくともいずれかを含む気体アンモニアが発生するアンモニア処理手段と、
    前記アンモニア処理手段で発生した気体アンモニアを利用する消費手段とを備え
    前記アンモニア処理手段は、
    成分を分離する媒体として液体アンモニアが用いられる分離手段であり、
    前記分離手段は、
    バイオマスを、液体アンモニアを用いて、液体に溶解する溶解成分と、非溶解成分とに分離し、液体アンモニアを気化して気体アンモニアを得る、バイオマス分離処理手段であり、
    前記消費手段は、
    前記アンモニア処理手段で発生した気体アンモニアを燃焼させることで高温・高圧流体を生成する燃焼手段を含む
    ことを特徴とするアンモニア利用システム。
  2. 請求項1に記載のアンモニア利用システムにおいて
    液体アンモニアで分離された溶解成分、及び/または、非溶解成分は、前記消費手段で利用される
    ことを特徴とするアンモニア利用システム。
  3. 請求項1もしくは請求項2に記載のアンモニア利用システムにおいて、
    前記燃焼手段で生成された高温・高圧流体を膨張させて動力を得るタービンを備えた
    ことを特徴とするアンモニア利用システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアンモニア利用システムにおいて、
    前記消費手段は、
    前記アンモニア処理手段で発生した気体アンモニアを機能剤として機能させることで各種仕事を行う手段を含む
    ことを特徴とするアンモニア利用システム。
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