JP2018062560A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ゴム成分と、熱可塑性エラストマーと、カーボンブラック及び/又は白色充填剤と、軟化剤とを含むゴム組成物を用いて作成したトレッドを有し、前記熱可塑性エラストマーが、一方の末端に、前記ゴム成分とのSP値の差が0.3以下である第一ブロック成分を、他方の末端に、前記ゴム成分とのSP値との差が0.4〜0.9である第二ブロック成分を有する空気入りタイヤに関する。
【選択図】なし
Description
なお、本発明において、SBRのスチレン含有量は、H1−NMR測定により算出される。
なお、本発明において、粘着付与樹脂の軟化点は、JIS K 6220−1:2001に規定される軟化点を環球式軟化点測定装置で測定し、球が降下した温度である。
なお、本明細書において、オイルの含有量には、油展ゴムに含まれるオイル量も含まれる。
なお、本発明において、液状ジエン系重合体のMwは、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で測定したポリスチレン換算値である。
なお、カーボンブラックのチッ素吸着比表面積は、JIS K 6217−2:2001に準拠して求められる。
なお、カーボンブラックのDBP吸油量は、JIS K6217−4:2001に準拠して測定される。
なお、酸化亜鉛の平均一次粒子径は、窒素吸着によるBET法により測定した比表面積から換算された平均粒子径(平均一次粒子径)を表す。
すなわち、前記成分を配合したゴム組成物を、未加硫の段階でトレッドの形状にあわせて押出し加工し、他のタイヤ部材とともに、タイヤ成型機上にて通常の方法で成形することにより、未加硫タイヤを形成する。この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧することによりタイヤを得る。
SBR:旭化成(株)製のT3830(S−SBR、スチレン含有量:33質量%、ビニル結合量:34質量%、SP値:8.6〜8.7、ゴム固形分100質量部に対してオイル分37.5質量部含有)
熱可塑性エラストマー(1):クラレ(株)製のハイブラー7311(両末端がスチレンブロック(SP値:8.7))
熱可塑性エラストマー(2):JSR(株)製のダイナロン4600(片末端がスチレンブロック(第一ブロック成分、SP値:8.7、融点:100℃、含有量:20質量%)、片末端がエチレンブロック(第二ブロック成分、SP値:8.0、融点:100℃)、主鎖部がエチレン及びブチレンに基づく構成単位で構成された共重合体)
熱可塑性エラストマー(3):JSR(株)製のダイナロン6100(両末端がエチレンブロック(エチレンブロックのSP値:8.0))
レジン:BASF社製のコレシン(p−t−ブチルフェノールアセチレン樹脂、軟化点:145℃)
オイル:H&R社製のVIVATEC500
カーボンブラック:東海カーボン(株)製のシースト9SAF(N2SA:142m2/g、DBP:115ml/100g)
酸化亜鉛:三井金属工業(株)製の酸化亜鉛2種
ステアリン酸:日油(株)製のステアリン酸「椿」
老化防止剤:住友化学(株)製のアンチゲン6C
ワックス:大内新興化学工業(株)製のサンノックN
硫黄:軽井沢硫黄(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤(1):大内新興化学(株)製のノクセラーDM(ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド)
加硫促進剤(2):大内新興化学(株)製のノクセラーTOT−N(テトラキス(2−エチルヘキシル)チウラムジスルフィド)
表1に示す配合処方に従い、神戸製鋼(株)製4.0Lバンバリーを用いて硫黄及び加硫促進剤以外の配合材料を排出温度150℃の条件下で5分間混練りした。得られた混練り物に硫黄及び加硫促進剤を添加し、オープンロールを用いて排出温度95℃の条件下で4分間練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。
得られた未加硫ゴム組成物を160℃の条件下で20分間プレス加硫し、加硫ゴム組成物を得た。
シート状の加硫ゴム組成物から幅1mmまたは2mm、長さ40mmの短冊状試験片を打ち抜き、試験に供した。(株)上島製作所製スペクトロメーターを用いて、動的歪振幅1%、周波数10Hzの条件下で、0℃におけるtanδ(ウェットグリップ性能)と、50℃におけるtanδ(ドライグリップ性能)とを測定した。そして、比較例1のtanδを100とし、各配合のtanδを指数表示した。指数が大きいほど、グリップ性能に優れることを示す。
JIS K6251「加硫ゴムおよび熱可塑性ゴム−引張特性の求め方」に準じて、加硫ゴムシートからなる3号ダンベル型試験片を用いて引張試験を実施し、破断強度(TB)及び破断時伸び(EB)を測定し、破壊エネルギー(TB×EB/2)を算出した。そして、比較例1の破壊エネルギーを100とし、各配合の破壊エネルギーを指数表示した。指数が大きいほど、耐摩耗性に優れており、耐久性が高いことを示す。
ゴム同士を加硫して接着させ、JIS K 6854−2:1999に準拠して剥離力を測定し、下記基準で評価した。
○:比較例1の剥離力を100とする指数とした場合に、指数が90以上
×:比較例1の剥離力を100とする指数とした場合に、指数が90未満
Claims (4)
- ゴム成分と、熱可塑性エラストマーと、カーボンブラック及び/又は白色充填剤と、軟化剤とを含むゴム組成物を用いて作成したトレッドを有し、
前記熱可塑性エラストマーが、一方の末端に、前記ゴム成分とのSP値の差が0.3以下である第一ブロック成分を、他方の末端に、前記ゴム成分とのSP値との差が0.4〜0.9である第二ブロック成分を有する空気入りタイヤ。 - 前記ゴム成分100質量部に対する前記熱可塑性エラストマーの含有量が2〜15質量部である請求項1記載の空気入りタイヤ。
- 前記第二ブロック成分の融点が、40〜150℃である請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
- 前記軟化剤が、オイル及び/又は液状ジエン系ゴムである請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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Cited By (1)
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WO2022080463A1 (ja) * | 2020-10-16 | 2022-04-21 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013133373A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2015500909A (ja) * | 2011-12-16 | 2015-01-08 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン | ジエンエラストマーと熱可塑性エラストマーとの混合物から製造したトレッドを備えたタイヤ |
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2016
- 2016-10-12 JP JP2016200883A patent/JP6787022B2/ja active Active
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WO2022080463A1 (ja) * | 2020-10-16 | 2022-04-21 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ |
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