JP2018061751A - リントフィルタ装置、及び洗濯機 - Google Patents

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Kenji Kojima
健司 小嶋
田中 俊行
Toshiyuki Tanaka
俊行 田中
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Abstract

【課題】フィルタ部が捕捉したリントや異物を取り除き易くする。【解決手段】リントフィルタ装置は、洗濯機の水路上に設けられるリントフィルタ装置であって、ユーザが把持可能な操作部材と、操作部材に取り付けられ、水路を流れる水に含まれるリントを捕捉可能なフィルタ部を有するフィルタ部材と、を備える。フィルタ部は、柔軟性をする部材によって定形性を有する容器形状に形成され、容器形状の内側から外側へ向かって通水可能な複数の孔を有し、孔に水が通る際に当該水に含まれるリントを容器形状の内側の捕捉面に捕捉可能であって、ユーザの操作によって捕捉面の少なくとも一部を外側へ向けて変形させることで反転可能であり、かつ反転後に容器形状に復帰可能に構成されている。【選択図】図10

Description

本発明の実施形態は、リントフィルタ装置、及び洗濯機に関する。
一般に、洗濯機は、洗濯水やすすぎ水中に含まれる糸くずや髪の毛等のリントや異物を捕捉するためのリントフィルタ装置を備えている。リントフィルタ装置は、例えば水槽内の洗濯水等を機外へ排水するための排水路上や、洗濯水等を水槽の内外で循環させるための循環水路上に設けられている。このようなリントフィルタ装置は、例えば多数の孔を有する容器形状に形成されたフィルタ部を有している。そして、リントフィルタ装置は、フィルタ部の容器形状の内側から外側へ向けて洗濯水等を通すことで、洗濯水等に含まれるリントを容器形状の内側に捕捉してろ過する。
しかしながら、フィルタ部内に捕捉されたリントは、フィルタ部の孔に巻き付いたり相互に絡み合ったりしてフィルタ部から剥がれ難くなり易い。そのため、従来構成において、ユーザは、フィルタ部の容器形状の内側に捕捉されたリントを取り除くのに手間がかかっていた。
特開2006−149615号公報
そこで、フィルタ部が捕捉したリントや異物を取り除き易くすることができるリントフィルタ装置、及びリントフィルタ装置を備えた洗濯機を提供する。
実施形態のリントフィルタ装置は、洗濯機の水路上に設けられるリントフィルタ装置であって、ユーザが把持可能な操作部材と、前記操作部材に取り付けられ、前記水路を流れる水に含まれるリントを捕捉可能なフィルタ部を有するフィルタ部材と、を備える。前記フィルタ部は、柔軟性をする部材によって定形性を有する容器形状に形成され、容器形状の内側から外側へ向かって通水可能な複数の孔を有し、前記孔に水が通る際に当該水に含まれるリントを容器形状の内側の捕捉面に捕捉可能であって、ユーザの操作によって前記捕捉面の少なくとも一部を外側へ向けて変形させることで反転可能であり、かつ反転後に容器形状に復帰可能に構成されている。
また、実施形態の洗濯機は、上記のリントフィルタ装置を備えている。
第1実施形態による洗濯機の外観を示す斜視図 第1実施形態による洗濯機の内部構造を示す斜視図 第1実施形態による洗濯機の水路の構造を概略的に示す正面図 第1実施形態によるリントフィルタ装置を示す断面図 第1実施形態によるリントフィルタ装置を示すもので、図4のX5−X5線に沿って拡大して示す断面図 第1実施形態において、フィルタ部材を示す平面図 第1実施形態において、図6のX7−X7線に沿って示す断面図 第1実施形態におけるフィルタ部材を上方から見た分解斜視図 第1実施形態におけるフィルタ部を下方から見た斜視図 第1実施形態におけるフィルタ部を裏返す際の変形状態を示す図 第2実施形態におけるフィルタ部の断面図 第3実施形態について、突起を有するフィルタ部の一部を拡大して示す図 第3実施形態について、窪みを有するフィルタ部の一部を拡大して示す図 第4実施形態によるリントフィルタ装置を示す断面図 第4実施形態によるリントフィルタ装置を示すもので、図14のX15−X15線に沿って拡大して示す断面図 その他の実施形態を示すもので、フィルタ部材を上方から見た分解斜視図
以下、複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
以下では、第1実施形態について図1〜図10を参照して説明する。
図1及び図2に示す洗濯機10は、外箱11、扉12、水槽13、及び回転槽14を備えている。なお、本実施形態において、外箱11に対して扉12側を洗濯機10の前側とする。また、前後方向に対する直角水平方向を左右方向とする。洗濯機10は、例えばドラム式洗濯機であり、水槽13の中心軸及び回転槽14の回転中心軸は、水平又は地面に対して傾斜している。なお、洗濯機10は、例えばヒートポンプ式やヒータ式の乾燥機能を備えていてもよいし、備えていなくてもよい。
図1に示すように、外箱11は、鋼板などによってほぼ矩形の箱状に形成されている。水槽13は、外箱11の内部に収容されており、図2に示すダンパ15によって弾性支持されている。図2に示すように、回転槽14は、水槽13の内部に収容されている。水槽13及び回転槽14は、いずれも円筒形状の軸方向の一方側が開口し他方側が閉塞したいわゆる有底円筒状に形成されている。
洗濯機10は、図2及び図3に示すように、給水装置16、排水弁17、循環ポンプ18、及びリントフィルタ装置30を備えている。給水装置16は、外箱11内にあって、水槽13の左右の一方寄りの上部に設けられている。給水装置16は、給水弁161や注水ケース162を有している。給水弁161は、図示しない水道等の外部の水源に接続されており、図示しない制御装置によって開閉制御される。給水弁161が開放されると、外部の水源からの水は、給水弁161及び注水ケース162を通って水槽13に注水される。
排水弁17及び循環ポンプ18は、図2及び図3に示すように、水槽13の下方に設けられている。排水弁17は、例えば電磁弁であって、図示しない制御装置によって開閉駆動される。排水弁17の流入側は、接続管191、192を介して、水槽13の底部近傍に設けられた排水口131に接続されている。排水弁17の吐出側は、排水管20を介して機外へ繋がっている。この構成において、水槽13の排水口131から排水弁17を経由して排水管20から機外へ至る経路を排水路Aと称する。この排水路Aは、洗濯機10が備える水路の1つである。排水弁17が開かれると、水槽13内に貯留されている洗濯水やすすぎ水は、排水路Aを通って機外へ排出される。
循環ポンプ18は、図示しない制御装置からの制御を受けて、水の吐出量を調整可能に構成されている。循環ポンプ18の流入側は、排水口131と排水弁17との間を繋ぐ接続管192の途中部分に接続されている。循環ポンプ18の吐出側は、循環ホース21を介して、水槽13に設けられた吐出部132に接続されている。この構成において、水槽13の排水口131から循環ポンプ18を経由して水槽13の吐出部132から再び水槽13に至る経路を循環水路Bと称する。この循環水路Bは、洗濯機10が備える水路の1つである。排水弁17が閉じられた状態で循環ポンプ18が動作すると、水槽13内に貯留されている洗濯水やすすぎ水は、循環水路Bを通って吐出部132から再び水槽13及び回転槽14内に放水される。なお、循環水路Bは、必ずしも備えている必要はない。
リントフィルタ装置30は、図3に示すように、排水路A又は循環水路Bの少なくともいずれか一方の水路上に設けられている。本実施形態の場合、リントフィルタ装置30は、排水路A上でかつ循環水路B上に設けられている。すなわち、リントフィルタ装置30は、排水口131から排水弁17に至る水路の途中であって、かつ、排水口131から循環ポンプ18に至る水路の途中でもある共通の水路上に設けられている。リントフィルタ装置30は、排水路A及び循環水路Bを流れる水に含まれるリントなどを捕捉する。
リントフィルタ装置30は、図4に示すように、フィルタケース40及びフィルタ本体50を有して構成されている。フィルタケース40は、図3等に示すように、排水路A上でかつ循環水路B上に設けられており、排水路A及び循環水路Bの一部を構成している。すなわち、フィルタケース40は、図4に示すように、前面側に開口部401が形成されていると共に、一方向へ長い円筒形状、この場合、洗濯機10の前後方向へ長い円筒形状に形成されている。なお、以下の説明では、フィルタケース40の開口部401側を、リントフィルタ装置30の前側とし、開口部401と反対側をリントフィルタ装置30の後側とする。
図4に示すように、フィルタケース40内は、水路空間41と、非水路空間42と、に区分されている。水路空間41は、フィルタケース40の後側に位置し、非水路空間42は、フィルタケース40の前側に位置している。排水路A及び循環水路Bは、いずれもフィルタケース40の水路空間41を経由するように構成されている。なお、外箱11は、図1に示すように、フィルタケース40の開口部401を開閉する蓋部材111を有している。また、フィルタケース40は、円筒形状に限られず、矩形や多角形の筒状であっても良い。
フィルタケース40は、図4及び図5に示すように、段部43、ガイド部44、流入部45、及び流出部46を有している。段部43は、水路空間41と非水路空間42との境界部分に設けられおり、水路空間41と非水路空間42との境界部分に段差を形成している。ガイド部44は、図5に示すように、水路空間41を形成する周囲の壁面の下側寄り部分に設けられている。ガイド部44は、水路空間41の短手方向における幅方向の両側に設けられており、水路空間41の内側壁面から水路空間41の断面中心方向へ突出するように形成されている。ガイド部44は、水路空間41の長手方向に沿って、段部43近傍から水路空間41の後端部近傍つまりフィルタケース40の後端部近傍まで延びている。
流入部45及び流出部46は、いずれもフィルタケース40の水路空間41の内部と外部とを連通している。この場合、流入部45は、フィルタケース40における水路空間41の上側部分に設けられており、接続管191を介して水槽13の排水口131に接続されている。流出部46は、フィルタケース40における水路空間41の下側部分に設けられており、接続管192を介して排水弁17及び循環ポンプ18に接続されている。
本実施形態の場合、流入部45及び流出部46は、フィルタケース40の長手方向つまり洗濯機10の前後方向において前後にずれて配置されている。すなわち、流入部45と流出部46とは、平面視において重なっていない。この場合、流出部46は、流入部45よりも後側に設けられている。
フィルタ本体50は、フィルタケース40に対して抜き差しすることで着脱可能に構成されている。この場合、フィルタ本体50は、フィルタケース40内に差し込まれることでフィルタケース40に装着され、フィルタケース40から引き出されることでフィルタケース40から取り外される。フィルタ本体50は、図6〜図8に示すように、フィルタ部材60と、操作部材70と、接続部材80と、を有している。フィルタ部材60と操作部材70と接続部材80とは、別体に構成されている。
フィルタ部材60は、図9にも示すように、フィルタ部61と、取付部62と、接続部63と、を一体に有している。フィルタ部材60は、例えば、エラストマーいわゆる軟質樹脂やゴム等のように、常温で柔軟性及び弾性を有する部材で構成されている。すなわち、フィルタ部材60は、例えばシリコーンゴム等の加硫ゴムで構成されている。又は、フィルタ部材60は、例えばポリエステルやポリスチレン、又はポリオレフィン等の合成樹脂を原材料としたエラストマーで構成されている。常温で柔軟性及び弾性を有するとは、少なくとも洗濯機10が設置される室温程度で柔軟性及び弾性を有していることを意味する。
また、フィルタ部材60には、防カビ処理又は抗菌処理の少なくともいずれか一方が施されている。防カビ処理及び抗菌処理は、次のようにして施される。例えばフィルタ部材60の形状を加工した後、防カビ又は抗菌作用を有する薬剤をそのフィルタ部材60の表面に塗布することで、フィルタ部材60に防カビ処理及び抗菌処理が施される。また、例えば防カビ又は抗菌作用を有する薬剤が練り込まれた原材料を用いてフィルタ部材60を形成することで、フィルタ部材60に防カビ処理及び抗菌処理が施される。
フィルタ部61は、定形性を有する容器形状に形成されている。この場合、定形性とは、他の部材等によって支持されなくても概ね自己の形状つまり容器形状を維持することができることを意味する。この場合、重力つまり自重による若干の変形や、外部から力が加わった場合に変形することは許容される。
フィルタ部61は、一方向この場合洗濯機10の前後方向に長く、短手方向の断面が台形であって、上側が開口した容器状に構成されている。この場合、フィルタ部61は、底面部611と側面部612と後面部613と前面部614とによって、上側に開口部615を有する容器形状を形成している。後面部613は、図8及び図9に示すように、2つの切欠き部617を有している。切欠き部617は、図5に示すように、フィルタケース40のガイド部44の断面形状に沿った形状である。
フィルタ部61は、多数の孔616を有している。多数の孔616は、フィルタ部61の底面部611と側面部612と後面部613とに設けられている。多数の孔616は、フィルタ部61を容器形状の内側から外側へ向かって通水可能にしている。この場合、容器形状の内側の面のうち孔616が設けられた部分、つまり底面部611と側面部612と後面部613との内側の面が、リントを捕捉する捕捉面として機能する。
フィルタ部61は、図4に示すように、水路空間41内に配置されて流入部45から水路空間内に流入する水を受ける。そして、フィルタ部61は、流入部45から水路空間41内に流入した水が各孔616を通る際に、その水に含まれるリントを、容器形状の内側の捕捉面611、612、613に捕捉する。
取付部62は、図8及び図9に示すように、円板の一部を切り欠いた形状に形成されている。すなわち、取付部62は、2つの切欠き部621を有している。切欠き部621の形状は、後面部613に設けられた切欠き部617と同形状である。取付部62は、図4、図8、及び図9に示すように、フィルタ部61の長手方向の一方側この場合前側にあって、フィルタ部61から離間して設けされている。すなわち、フィルタ部61と取付部62とは、直接的には接しておらず、接続部63を介して相互に接続されている。
図8等に示すように、接続部63は、前面部614の上側部分つまり開口部615近傍から取付部62側へ延びる板状に形成されている。本実施形態の場合、接続部63は、図8に示すように、フィルタ本体50の短手方向つまり幅方向の両端部側に2つ設けられている。この場合、2つの接続部63の間には、矩形形状の穴部601が形成されている。つまり、穴部601は、2つの接続部63と、前面部614と、接続部63とに囲まれて形成されている。
また、本実施形態の場合、フィルタ部61と取付部62とは、接続部63を介してのみ相互に接続されており、他の部分では接続されていない。この場合、接続部63の厚みは、フィルタ部61の各面部611、612、613、614の厚みよりも厚い。そのため、接続部63は、ある程度の柔軟性を有してはいるものの、フィルタ部61よりも剛性は高い。
また、フィルタ部材60は、図9等に示すように、第1補強部64及び第2補強部65を一体に有している。第1補強部64及び第2補強部65は、フィルタ部61の外側面に設けられたリブである。第1補強部64は、フィルタ部61の長手方向に沿った棒状に形成されており、底面部611の外側面に設けられている。すなわち、第1補強部64は、底面部611の外側面から下方へ突出した棒状に形成されている。第1補強部64は、フィルタ部61の底面部611を補強し、これにより、フィルタ部61がその自重や水圧等によって折れ曲がることをある程度抑制する。
第2補強部65は、底面部611及び側面部612の各後端縁部に沿って折れ曲がった棒状に形成されており、後面部613の外側面に設けられている。すなわち、第2補強部65は、後面部613の外側面から後方へ突出した棒状に形成されている。第2補強部65は、フィルタ部61の自重や水圧等によって、後面部613が内側又は外側つまり前側又は後側へ折れ曲がることを抑制する。これにより、第2補強部65は、後面部613が折れ曲がって2つの側面部612が相互に近づくことにより、フィルタ部61の容器形状が変形することをある程度抑制する。なお、第1補強部64及び第2補強部65は、いずれも意図して変形させようとするような大きな外力に抗うことができる程の補強力は有していない。
また、フィルタ部材60は、図4等に示すように、支持部材66を有している。支持部材66は、フィルタ部61、取付部62、及び接続部63とは別部材に構成されている。支持部材66は、フィルタ部61の前面部614と取付部62との間、つまり前面部614と取付部62と接続部63とで囲まれた空間内に設けられている。支持部材66は、フィルタ部61よりも高い剛性を有する部材、例えば金属材や樹脂材によって構成されている。
支持部材66は、例えば金属板や樹脂板等を下方へ向かって開口した溝形状に折り曲げた形状である。支持部材66は、取付部62に対して接着等によって固定されているが、前面部614及び接続部63には固定されていない。支持部材66は、フィルタ部61が自重によって下方へ傾こうとした場合に、接続部63とフィルタ部61に接触することで、フィルタ部61を支持してフィルタ部61が下方へ傾くことを規制する。すなわち、本実施形態において、フィルタ部材60は、接続部63を支点にフィルタ部61が下方へ屈曲不可となるように構成されている。
フィルタ部61は、常温で柔軟性及び弾性を有しているため、ユーザの操作によって容易に変形可能である。そのため、フィルタ部61は、捕捉面611、612、613の少なくとも一部を外側へ向けて変形させることで反転可能である。本実施形態の場合、例えば図10に示すように、ユーザが底面部611の外側から内側へ向けて押し込むように変形させることで、容器形状の内側面と外側面とを反転、つまり容器形状を裏返すことができる。これにより、ユーザは、フィルタ部61の容器形状の内面つまり捕捉面611、612、613を外側へ露出させることができる。この場合、フィルタ部61は、取付部62及び支持部材66に直接固定されていない。そのため、フィルタ部61は、取付部62や支持部材66の剛性の影響によって裏返し難くなることが抑制されている。
また、フィルタ部61は、容器形状の内側面と外側面とを反転させた後つまり裏返した後、再び容器形状に復帰可能である。本実施形態の場合、フィルタ部61は弾性を有していることから、例えばユーザがフィルタ部61の底面部611を押し込んでフィルタ部61を裏返した後、ユーザがその押し込みを解除すると、フィルタ部61はユーザの操作によらず自己の弾性力によって初期の容器形状に復帰する。
図8等に示す操作部材70は、剛性を有する材料つまり柔軟性を有さない材料、例えば合成樹脂等で構成されている。操作部材70は、円柱部71とツマミ部72とを一体に有している。円柱部71は、径の異なる2つの円柱を接続したようないわゆる段付きの円柱形状に形成されている。すなわち、円柱部71は、図4及び図8に示すように、径大部711と径小部712とを有している。径小部712は、径大部711に対して後側つまりフィルタ部材60側にあって径大部711よりも外径が小さい。径小部712は、径大部711に対して回転可能に構成されている。
ツマミ部72は、例えば板状に形成されており、円柱部71の前側からフィルタ部材60とは反対側つまり前側へ突出している。ツマミ部72は、ユーザがフィルタ本体50を取り扱う際に把持するための部分である。また、操作部材70は、第1雄ねじ部73及び第2雄ねじ部74を有している。第1雄ねじ部73は、径大部711の外周面に設けられた雄ねじである。第2雄ねじ部74は、径小部712の外周面に設けられた雄ねじである。
また、図4に示すように、フィルタケース40は、第1雌ねじ部47を有している。第1雌ねじ部47は、フィルタケース40の非水路空間42を形成する周囲の壁に設けられた雌ねじである。第1雌ねじ部47は、操作部材70の第1雄ねじ部73に対応しており、第1雄ねじ部73と係合可能である。
接続部材80は、フィルタ部材60と操作部材70とを着脱可能に接続するためのものである。接続部材80は、剛性を有する材料つまり柔軟性を有さない材料で構成され、図4及び図8に示すように、いわゆるフランジ筒状に形成されている。接続部材80は、穴部81及び第2雌ねじ部82を有している。穴部81は、接続部材80のフランジ筒状の底部を円形に貫いて形成されている。穴部81の内径は、フィルタ部材60の取付部62の外径よりも小さい。第2雌ねじ部82は、筒状の内側面に形成されている。第2雌ねじ部82は、操作部材70の第2雄ねじ部74に対応しており、第2雄ねじ部74と係合可能である。
また、接続部材80は、シール部材83を有している。シール部材83は、接続部材80の外周部分に設けられたOリング等である。シール部材83は、水路空間41内を通る水が、接続部材80とフィルタケース40との隙間から非水路空間42側へ漏れ出ることを防ぐためのものである。
フィルタ部61と操作部材70とは、ユーザの操作によって相互に着脱可能に構成されている。すなわち、フィルタ本体50は、例えば次のようにして、ユーザ自身によって組み立て及び分解することができる。すなわち、フィルタ本体50を組み立てる際、ユーザは、まず、フィルタ部材60の取付部62を、接続部材80の後側から前側へ向けて穴部81に通す。この場合、取付部62の外径は穴部81の内径よりも大きいが、フィルタ本体50は柔軟性を有しているため、ユーザは、取付部62を折り曲げながら穴部81に通すことができる。
取付部62を穴部81に通した後、ユーザが取付部62の折り曲げを開放すると、取付部62は、自己の復元力つまり弾性力によって初期の形状に復元される。これにより、取付部62の周囲が穴部81の周囲に係止され、取付部62が穴部81から抜け落ち難くなる。その後、ユーザは、穴部81に取付部62が挿入された状態で、操作部材70の第2雄ねじ部74を接続部材80の第2雌ねじ部82にねじ込む。これにより、フィルタ部材60の取付部62が、接続部材80を介して操作部材70に取り付けられる。
また、フィルタ本体50を分解する際、ユーザは、上記した手順と逆の手順を行えば良い。すなわち、フィルタ部材60を操作部材70から取り外す際、ユーザは、まず、接続部材80を回して第2雄ねじ部74と第2雌ねじ部82との係合を解除し、操作部材70から、フィルタ部材60と共に接続部材80を取り外す。その後、ユーザは、接続部材80の穴部81から取付部62を抜き取り、これにより、フィルタ部材60を接続部材80から取り外す。
また、ユーザは、フィルタ本体50をフィルタケース40に取り付ける際、後面部613の切欠き部617及び側面部612の外側面をガイド部44に沿わせながら、フィルタ部材60を水路空間41に挿入する。その後、ユーザは、操作部材70の第1雄ねじ部73をフィルタケース40の第1雌ねじ部47にねじ込む。このとき、フィルタ部材60は操作部材70と共に回転しようとする。しかし、フィルタ部61が取り付けられた径小部712は、ユーザが操作する径大部711に対して回転可能であり、かつ、後面部613の切欠き部617及び側面部612の外側面がガイド部44に接触しているため、フィルタ部材60の回転は規制される。このため、フィルタ部材60は、フィルタ部61の底面部611が下方に位置した状態でフィルタケース40内に収納される。また、ユーザは、上記した手順と逆の手順により、フィルタ本体50をフィルタケース40から取り外すことができる。
以上説明した実施形態によれば、洗濯機10は、排水路A上でかつ循環水路B上に設けられたリントフィルタ装置30を備えている。リントフィルタ装置30は、フィルタ部材60と、操作部材70と、を有している。操作部材70は、ユーザが把持可能な部材である。フィルタ部材60は、操作部材70に取り付けられるとともに、排水路A及び循環水路Bを流れる水に含まれるリントを捕捉することができるフィルタ部61を有している。
フィルタ部61は、柔軟性のある部材によって定形性を有する容器形状に形成されている。また、フィルタ部61は、容器形状の内側から外側へ向かって通水可能な複数の孔616を有し、各孔616に洗濯水やすすぎ水が通る際にこれらの水に含まれるリントを容器形状の内側の捕捉面611、612、613に捕捉可能である。そして、フィルタ部61は、ユーザの操作によって捕捉面611、612、613の少なくとも一部を外側へ向けて反転可能であり、かつ反転後に容器形状に復帰可能に構成されている。
これによれば、ユーザは、フィルタ部61を清掃する際に、フィルタ部61の容器形状を裏返して捕捉面611、612、613の少なくとも一部を外側へ向けることができる。これにより、フィルタ部61内に捕捉されたリントが取り除き易くなる。すなわち、ユーザは、例えば外側に向けられた捕捉面611、612、613に直接水道水等を当てて捕捉面611、612、613を清掃することができるため、清掃が容易になる。この結果、本実施形態によれば、フィルタ部61の清掃性の向上を図ることができる。
フィルタ部61は、柔軟性に加えて更に弾性を有している。そして、フィルタ部61は、ユーザの操作によって容器形状から捕捉面611、612、613の少なくとも一部が外側へ向けて反転された後、ユーザの操作が解除された場合には当初の容器形状に自己復帰可能に構成されている。これによれば、ユーザは、フィルタ部61を清掃するためにフィルタ部61の表裏を反転させた後、ユーザ自らフィルタ部61を当初の容器形状に戻す必要がない。その結果、フィルタ部61の清掃時の手間が減って利便性が向上する。
ここで、清掃の度にフィルタ部61つまりフィルタ部材60を変形させると、変形させない場合に比べて劣化が早く進むことが予想される。一方で、操作部材70は、変形されないため、フィルタ部材60に比べて劣化は生じ難い。この場合、フィルタ部材60が劣化して交換する必要が生じた際に、劣化があまり進んでおらず交換の必要のない操作部材70までも一緒に交換することは不経済である。そこで、フィルタ部材60は、操作部材70に対して着脱可能に構成されている。これによれば、フィルタ部材60が劣化して交換する必要が生じた際に、フィルタ部材60のみ交換することができる。その結果、劣化の生じ難い操作部材70を有効活用でき経済的である。
フィルタ部61を有するフィルタ部材60は、シリコーンゴムやエラストマーで構成されている。これによれば、シリコーンゴムやエラストマーは比較的低廉に入手可能な材料であるため、フィルタ部材60の製造コストを低減させることができる。
フィルタ部61は、柔軟性を有する部材によって一方向この場合前後方向に長い容器形状に形成されていることから、自重によって下方へ折れ曲がり易い構造となっている。この場合、フィルタ本体50をフィルタケース40に挿入する際に、フィルタ部61が折れ曲がってしまうと、水路空間41内でフィルタ部61が詰まってしまう。すると、水路空間41に対するフィルタ部61の挿入がし難くなって、挿入時の作業性が低下してしまう。
また、フィルタ部61が変形したままの状態で水路空間41内に挿入されると、水路空間41内でフィルタ部61が変形して開口部615の開口面積が小さくなる。すると、フィルタ部61は、流入部45から流入した水の一部を受け逃してしまい、その結果、フィルタ部61のろ過性能が低下してしまう。
そこで、フィルタ部61は、第1補強部64を有している。第1補強部64は、底面部611の外側面にあって底面部611の長手方向に沿って設けられている。この第1補強部64は、フィルタ部61の自重によって底面部611が下方へ折れ曲がることを抑制している。これにより、フィルタ本体50をフィルタケース40に挿入する際に、フィルタ部61が水路空間41内で折れ曲がって変形してしまうことを抑制できる。その結果、フィルタケース40に対するフィルタ本体50の挿入がし易くなって、挿入時の作業性を向上させることができる。
また、この場合、第1補強部64は、水路空間41内でフィルタ部61が変形することを抑制できる。これにより、フィルタ部61は、流入部45から流入した水を逃すことなく効率良く受けることができる。その結果、フィルタ部61は、リントの取り逃しを低減して効率良くリントを捕捉することができる。
また、フィルタ部61は、柔軟性を有する部材で構成されているため、流入部45から流入した水を受ける際に、その水圧によって容器形状が変形してしまうおそれがある。この場合、例えば水圧によって後面部613が折れ曲がって変形すると、両側面部612が接近する方向へ移動して開口部615の開口面積が小さくなる。その結果、流入部45から流入した水の一部が開口部615からフィルタ部61内に流入し難くなって、流入部45から流入した水の一部を受け逃してしまうおそれがある。
そこで、フィルタ部61は、更に第2補強部65を有している。第2補強部65は、後面部613の外側面にあって底面部611及び側面部612の後面部613側の端縁部つまり後端縁部に沿って設けられている。これによれば、第2補強部65は、流入部45から流入した水の水圧によって後面部613が折れ曲がることを抑制する。これにより、第1補強部64及び第2補強部65は、水路空間41内においてフィルタ部61が水圧によって変形することを抑制できる。その結果、フィルタ部61は、流入部45から流入した水を逃すことなく効率良く受けることができ、リントの取り逃しを低減して効率良くリントを捕捉することができる。
ここで、第1補強部64をフィルタ部61の容器形状の内側面に設けた場合、第1補強部64と第1補強部64の周囲の面との段差が、フィルタ部61の容器形状の内側に生じることになる。この場合、リントが補足される前の水がその段差部分に直接当たるため、その段差部分に微小なリントが蓄積し易くなる。そこで、本実施形態では、第1補強部64は、フィルタ部61の内側面ではなく外側面に設けられている。これによれば、第1補強部64と第1補強部64の周囲の面との段差は、フィルタ部61の容器形状の外側に生じる。このため、リントが補足される前の水がその段差部分に直接当たることを抑制し、その段差部分に微小なリントが蓄積することを極力抑制することができる。その結果、第1補強部64の周囲の清掃もし易くなる。
フィルタ部材60は、フィルタ部61に加えて、取付部62と、接続部63と、を有している。取付部62は、フィルタ部61から離間して設けられ、操作部材に取り付けられる。接続部63は、取付部62とフィルタ部61の容器形状の開口部615側部分とを接続する。すなわち、フィルタ部61と取付部62とが離間していないと、フィルタ部61の前面部614側が取付部62と共に操作部材70に固定されることになる。すると、剛性を有する操作部材70によってフィルタ部61の変形が制限されて、フィルタ部61を裏返すことが難くなる。
これに対し、本実施形態では、フィルタ部61と取付部62とは離間しており、接続部63を介して接続されている。すなわち、フィルタ部61の前面部614側は、操作部材70に固定されていない。そのため、フィルタ部61の変形が操作部材70に制限され難くなり、これにより、フィルタ部61を変形させて裏返し易くなる。その結果、ユーザは、フィルタ部61を容易に裏返すことができて、フィルタ部61の清掃性が更に向上する。
フィルタ部61と取付部62とは、接続部63によって接続されている。この場合、フィルタ部61と取付部62と接続部63とは、柔軟性を有する部材によって一体に形成されているため、フィルタ部61は、フィルタ部61の自重によって、接続部63を支点にして下方へ傾き易い。そして、フィルタ本体50をフィルタケース40に挿入する際にフィルタ部61が傾き易いと、その挿入が難しくなる。また、この場合、接続部63も柔軟性を有していることから、ユーザから操作部材70に伝達された押し込み力が接続部63で吸収されてフィルタ部61へ伝達され難くなり、その結果、フィルタ部61の挿入が更に難しくなる。
そこで、本実施形態において、フィルタ部材60は、支持部材66を有している。支持部材66は、取付部62とフィルタ部61との間に設けられている。この支持部材66は、フィルタ部61を支持してフィルタ部61が取付部62側つまり下方へ傾くことを規制する。これによれば、フィルタ本体50をフィルタケース40に挿入する際に、接続部63を支点にフィルタ部61全体が下方へ傾くことを抑制できる。そして、フィルタ部61を水路空間41内に挿入する際に、支持部材66がフィルタ部61に接触してフィルタ部61の傾きを抑制することで、ユーザから操作部材70に伝達された押し込み力を、支持部材66を介してフィルタ部61に効率良く伝達することができる。その結果、フィルタケース40に対するフィルタ本体50の挿入を更に容易にすることができる。
ここで、支持部材66が、取付部62及びフィルタ部61の両方に固定されていると、支持部材66によってフィルタ部61の変形が制限されて、フィルタ部61を裏返すことが難しくなる。そこで、本実施形態では、支持部材66は、取付部62には固定されているが、フィルタ部61には固定されていない。これによれば、支持部材66によってフィルタ部61の変形が制限されることを回避でき、その結果、支持部材66を有しつつフィルタ部61を裏返すことができる。
なお、本実施形態においてフィルタ部61を反転又は裏返すとは、フィルタ部61の容器形状の内面つまり裏面と、容器形状の外面つまり表面とを完全に裏返して反転させる場合に限られない。本実施形態においてフィルタ部61を反転又は裏返すとの意味には、例えば底面部611が開口部615付近までせり上がるように変形する等、少なくともフィルタ部61の内面つまり捕捉面611、612、613の一部が外側近傍に露出する程度も含む。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図11を参照して説明する。
本実施形態において、フィルタ部材60は、第1実施形態の支持部材66に換えて、支持部67を有している。支持部67は、フィルタ部材60と一体に構成されている。すなわち、支持部67は、取付部62と一体に構成されている。支持部67は、取付部62の下側寄り部分にあって、フィルタ部61側へ向かって例えば円柱状に突出している。
つまり、支持部67は、取付部62とフィルタ部61との間に設けられている。また、支持部67は、取付部62には固定されているが、フィルタ部61には固定されていない。この支持部67は、支持部材66と同様に、フィルタ部61を支持してフィルタ部61が取付部62側へ傾くことを規制することができる。
この構成によっても、上記第1実施形態の支持部材66と同様の作用効果が得られる。更に、本実施形態によれば、支持部67は、支持部材66と同様の機能を有するため、支持部材66を削減することができる。その結果、フィルタ部材60の部品点数を削減できて、フィルタ部材60の製造工数を削減することができる。なお、上記第1実施形態の支持部材66と、本実施形態の支持部67とを併用しても良い。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について、図12及び図13を参照して説明する。
本実施形態において、フィルタ部61は、図12に示すように複数の微小な突起618又は図13に示すように複数の微小な窪み619の少なくともいずれか一方を有している。突起618及び窪み619は、フィルタ部61の容器形状の内側面のうち少なくとも捕捉面611、612、613に設けられている。
突起618は、図12に示すように、フィルタ部61の容器形状の内側へ向かって半球状に突出している。窪み619は、図13に示すように、フィルタ部61の容器形状の内側から外側へ向かって半球状に窪んでいる。突起618及び窪み619の径は、孔616の幅及びフィルタ部61の厚み寸法よりも小さい。これによれば、捕捉面611、612、613とリントとの接触を面ではなく点で行うことができるため、リントが捕捉面611、612、613に張り付き難くなる。その結果、フィルタ部61内に捕捉したリントを更に容易に取り除くことができ、清掃性の更なる向上を図ることができる。なお、突起618及び窪み619は球状に限られず、例えば円錐形状や三角錐形状、又は四角錐形状等であっても良い。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について、図14及び図15を参照して説明する。
本実施形態において、第1補強部64の形状が上記各実施形態と異なる。この場合、フィルタ部材60は、支持部材66及び支持部67を備えていない。すなわち、本実施形態において、フィルタ部材60は、上記各実施形態の第1補強部64に換えて、図14及び図15に示す第1補強部68を有している。また、本実施形態において、フィルタケース40は、図15に示すようにガイド部44を有していない。
本実施形態において、フィルタ部材60は、支持部材66及び支持部67を備えていないため、接続部53を支点にフィルタ部61が下方へ屈曲可能となっている。このため、フィルタ部61が水路空間41に収容された状態では、フィルタ部61は接続部53を支点に下方へ曲がる。一方、図14に示すように、本実施形態において、第1補強部68の高さ寸法は、後側へ向かうに従って小さくなっている。そのため、フィルタ部61が水路空間41に収容された状態で接続部53を支点に下方へ傾くと、第1補強部68が水路空間41の底部に接触する。これにより、フィルタ部61は,後側へ向かって下降傾斜した形態で第1補強部68に支持される。この場合、フィルタ部61は、流入部45側から流出部46側へ向かって低くなるように傾斜している。
これによれば、フィルタ部61は、水路空間41内において傾斜した状態を維持することができるため、フィルタ部61で受けた水が流入部45側から流出部46側、つまり後方に向かって流れ易くなる。その結果、フィルタ部61を通る水の流れをリントの捕捉面611、612に沿う方向に円滑にすることができ、その結果、フィルタ部61のリントを捕獲する面が広く使えるようになってろ過性能を向上させることができる。
(その他の実施形態)
なお、フィルタ部材60と操作部材70との接続は、接続部材80を用いたものに限られない。例えば図16に示すように、操作部材70に複数の爪部75を設け、この爪部75を取付部62に引っ掛けることで、フィルタ部材60を操作部材70に取り付ける構成としても良い。
また、前面部614にも多数の孔616を設け、これにより、前面部614も捕捉面として機能させても良い。
以上、本発明の複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は洗濯機、30はリントフィルタ装置、60はフィルタ部材、61はフィルタ部、611は底面部、捕捉面、612は側面部、捕捉面、613は後面部、捕捉面、614は前面部、616は孔、618は突起、619は窪み、62は取付部、63は接続部、64は第1補強部、65は第2補強部、66は支持部材、67は支持部、70は操作部材、Aは排水路(水路)、Bは循環水路(水路)を示す。

Claims (11)

  1. 洗濯機の水路上に設けられるリントフィルタ装置であって、
    ユーザが把持可能な操作部材と、
    前記操作部材に取り付けられ、前記水路を流れる水に含まれるリントを捕捉可能なフィルタ部を有するフィルタ部材と、を備え、
    前記フィルタ部は、
    柔軟性をする部材によって定形性を有する容器形状に形成され、容器形状の内側から外側へ向かって通水可能な複数の孔を有し、前記孔に水が通る際に当該水に含まれるリントを容器形状の内側の捕捉面に捕捉可能であって、ユーザの操作によって前記捕捉面の少なくとも一部を外側へ向けて変形させることで反転可能であり、かつ反転後に容器形状に復帰可能に構成されている、
    リントフィルタ装置。
  2. 前記フィルタ部は、弾性を更に有し、容器形状から前記捕捉面の少なくとも一部を外側へ向けて反転した後にユーザの操作によらず自己復帰可能に構成されている、
    請求項1に記載のリントフィルタ装置。
  3. 前記フィルタ部材は、前記操作部材に対して着脱可能に構成されている、
    請求項1又は2に記載のリントフィルタ装置。
  4. 前記フィルタ部は、ゴム又はエラストマーで構成されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のリントフィルタ装置。
  5. 前記フィルタ部は、前記捕捉面に設けられた複数の突起又は窪みの少なくとも一方を有している、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のリントフィルタ装置。
  6. 前記フィルタ部は、底面部と側面部と後面部と前面部とによって一方向に長い容器形状に形成されており、
    前記フィルタ部材は、
    前記底面部の外側面にあって前記底面部の長手方向に沿って設けられた第1補強部、又は、前記後面部の外側面にあって前記底面部及び前記側面部の前記後面部側の端縁部に沿って設けられた第2補強部、の少なくともいずれか一方又は両方を有している、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のリントフィルタ装置。
  7. 前記フィルタ部材は、
    前記フィルタ部から離間して設けられ前記操作部材に取り付け可能な取付部と、
    前記取付部と前記フィルタ部の容器形状の開口部側部分とを接続する接続部と、
    を一体に有している、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のリントフィルタ装置。
  8. 前記取付部と別体に構成された支持部材又は前記取付部と一体に構成された支持部であって、前記取付部と前記フィルタ部との間に設けられ、前記取付部に固定されていると共に前記フィルタ部に固定されておらず、前記フィルタ部を支持して前記フィルタ部が前記取付部側へ傾くことを規制可能な前記支持部材又は前記支持部の少なくともいずれか一方を更に備えている、
    請求項7に記載のリントフィルタ装置。
  9. 前記フィルタ部材は、前記接続部を支点に前記フィルタ部が下方へ屈曲可能である、
    請求項7に記載のリントフィルタ装置。
  10. 第1実施形態
    前記フィルタ部には、防カビ処理又は抗菌処理の少なくともいずれか一方が施されている、
    請求項1から9のいずれか一項に記載のリントフィルタ装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のリントフィルタ装置を備えた洗濯機。
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