JP2018060741A - 燃料電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】セパレータプレートの塑性変形を低減するとともに十分なシール圧とストロークを確保する。【解決手段】単セルの第1セパレータプレートは、第2セパレータプレートに押圧されてシール部を形成するための第1凸部を有し、第1セパレータプレートと第2セパレータプレートとのうちのいずれか一方は、フレームと離間するバネ部であってバネ部の2つの支点の間を積層方向に押圧されることにより変形してバネとして機能するバネ部を有する。単セルが積層された燃料電池モジュールは、積層方向に圧縮されている第1状態と、圧縮されていない第2状態となることが可能であり、第1状態から第2状態に変化する途中の時点においてバネ部の支点の間の長さが短くなることによってバネ部のバネ定数が増加するように、第1セパレータプレートと第2セパレータプレートとフレームが形成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、燃料電池モジュールに関する。
燃料電池スタックの締結時に、全ての単セルを一度に締結すると、その中の1つの単セルに故障があった場合でも、全ての単セルの締結を解除しなければならない。そのため、燃料電池スタックを製造する場合、複数の単セルを締結して燃料電池モジュールを形成し、その後、燃料電池モジュールを締結して燃料電池スタックを製造することが好ましい。特許文献1には、燃料電池スタックを締結する時に第1セパレータプレートに設けられたシールライン形成用突出部を第2セパレータプレートに押圧することで、シールライン形成用突出部を弾性変形させて単セル間をシールすることが記載されている。
特開2016−4739号公報
シールを形成するとき、第1セパレータプレートに設けられたシールライン形成用突出部がバネとして機能し、そのバネの変形量(ストローク)と、シール圧はほぼ比例する。しかし、チタンのような硬い材料を用いる場合には、バネの変形量が限界を超えると塑性変形し、塑性変形前の状態に戻らない場合がある。また、その後、塑性変形時の位置まで圧縮しても、ストロークが小さいので、バネが弱く十分なシール圧を確保できない可能性がある。また、セパレータプレートが塑性変形しないように、セパレータの変形部(バネ)の大きさを大きくすると、燃料電池モジュールを形成するときに十分なシール圧を確保できない可能性がある。したがって、セパレータプレートの塑性変形を低減するともに十分なシール圧とストロークを確保できる構成が望まれている。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、複数の単セルが積層された燃料電池モジュールが提供される。この燃料電池モジュールでは、前記複数の単セルのそれぞれは、膜電極接合体と、前記膜電極接合体の両面に配置されるガス拡散層と、前記膜電極接合体の外縁を支持するフレームと、前記膜電極接合体と前記ガス拡散層と前記フレームとを挟持する第1セパレータプレートと第2セパレータプレートと、を備える。前記第1セパレータプレートは、積層方向から見た時に前記フレームと重なる位置において、前記第2セパレータプレートに押圧されてシール部を形成するための第1凸部を有し、前記第1セパレータプレートと前記第2セパレータプレートとのうちのいずれか一方は、積層方向から見た時に前記フレームと重なる位置において、前記フレームと離間するバネ部であって前記バネ部の2つの支点の間が積層方向に押圧されることにより変形してバネとして機能するバネ部を有し、前記燃料電池モジュールは、積層方向に圧縮されていない第1状態と、圧縮されている第2状態との2つの状態をとることが可能であり、前記第1状態から前記第2状態に変化する途中の時点において前記バネ部の支点の間の長さが短くなることによって前記バネ部のバネ定数が増加するように、前記第1セパレータプレートと前記第2セパレータプレートと前記フレームが形成されている。
この形態によれば、第1状態では、第2状態よりもバネ部の支点間の長さが長いためバネが弱く塑性変形し難い。一方、第2状態では支点間の長さが短いバネが強くシール圧を大きい。その結果、積層方向に圧縮されていない第1状態でストロークの長さを確保し、積層方向に圧縮された第2状態でシール圧を大きくできるので、セパレータプレートの塑性変形を低減するともに十分なストロークとシール圧が得られる。
上記構成を実現する具体的な構成として、前記第1セパレータプレートと前記第2セパレータプレートと前記フレームは、以下の構成を採用してもよい。
(2)上記形態において、前記第2セパレータプレートは、積層方向から見た時に前記フレームと重なる位置において、前記フレームと離間して隣接する単セルの第1セパレータプレートに向けて突き出る第2凸部を有し、前記第2凸部は、前記第1状態では前記フレームと接触せず、前記第2状態では、前記フレームと接触する2個の中間凹部を有し、前記第1凸部が、前記2つの中間凹部の間に接触する構成を採用してもよい。
この構成によれば、第1状態では、第2凸部の全体が弱いバネとなり、第2状態では、2個の中間凹部の間が強いバネとなるので、第1状態でストロークの長さを確保し、第2状態でシール圧を大きくできるので、十分なストロークとシール圧が得られる。
(3)上記形態において、前記第2セパレータプレートは、積層方向から見た時に前記フレームと重なる位置において、前記フレームと離間して隣接する単セルの第1セパレータプレートに向けて突き出る第2凸部を有し、前記第2凸部に設けられた1つの中間凹部であって、前記第1状態では前記フレームと接触せず、前記第2状態では、前記フレームと接触する1個の中間凹部を有し、前記第1凸部は、前記中間凹部よりも膜電極接合体側において、前記第2凸部に接触する構成を採用してもよい。
この構成によれば、中間凹部を1つにできる。
(4)上記形態において、前記第2セパレータプレートは、積層方向から見た時に前記フレームと重なる位置において、隣接する単セルの第1セパレータプレートに向けて突き出て、第1長さに渡って前記フレームから離間している第2凸部を有し、前記フレームは、前記第2凸部と重なる領域において、前記第1長さより短い第2長さの間隔で設けられた2つのフレーム凸部であって、前記第1状態では前記第2セパレータプレートと接触せず、前記第2状態では前記第2セパレータプレートと接触する2つのフレーム凸部を有し、前記第1凸部は、前記2つのフレーム凸部の間の前記第2凸部に接触する構成を採用してもよい。
この構成によれば、第2セパレータプレートに凹部や第2凸部を設けなくてもよい。
(5)上記形態において、前記フレームは、第2凹部であって、前記第1状態では前記第2セパレータプレートから離間し、前記第2状態では前記第2セパレータプレートが接触する第2凹部と、前記第2凹部に設けられ、前記第2凹部よりもさらに前記第2セパレータプレートから離間し、前記第2凹部よりも幅の短い第3凹部と、を有する構成を採用してもよい。
この形態によれば、第2セパレータプレートのバネ部を平坦にできる。
(6)上記形態において、前記第1セパレータプレートは、積層方向から見た時に前記フレームと重なる位置において、前記フレームと離間して隣接する単セルの第2セパレータプレートに向けて突き出る第2凸部を有し、前記第2凸部は、前記第1状態では前記フレームと接触せず、前記第2状態では前記フレームと接触する2個の中間凹部を有し、前記第1凸部が、前記2つの中間凹部の間において前記隣接する単セルの第2セパレータプレートに向けて突き出ている構成を採用してもよい。
この構成によれば、第1凸部とバネ部とを、同一のセパレータプレートに設けることができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、燃料電池モジュールの他、燃料電池モジュールの製造方法、単セル間のシール部のバネ構造等の形態で実現することができる。
燃料電池スタックの外観を模式的に示す説明図。 燃料電池を模式的に示す説明図。 第1セパレータプレートを示す説明図。 単セルの断面の一部を示す説明図。 燃料電池モジュールの断面の一部を示す説明図。 シール部の第1状態と第2状態とを示す説明図。 比較例1の第1状態と第2状態とを示す説明図。 比較例2の第1状態と第2状態と第3状態を示す説明図。 ストロークと荷重との関係を示す説明図で。 比較例1の単セルを用いて燃料電池モジュールを形成するときに、単セルの配置位置が積層方向と交わる方向にずれた場合を示す説明図。 第1実施形態の単セルを用いて燃料電池モジュールを形成するときに、単セルの配置位置が積層方向と交わる方向にずれた場合を示す説明図。 変形例1を示す説明図。 変形例2を示す説明図。 変形例3を示す説明図。 変形例4を示す説明図。
・第1実施形態:
図1は、燃料電池スタック10の外観を模式的に示す説明図である。燃料電池スタック10は、燃料電池モジュール200と、ターミナルプレート210、220と、絶縁プレート230と、エンドプレート240、250を備える。燃料電池モジュール200は、複数の燃料電池100(「単セル100」とも呼ぶ。)を有する。ターミナルプレート210、220は、積層された燃料電池モジュール200の両側にそれぞれ配置されており、積層された燃料電池モジュール200から電圧、電流を取り出すために用いられる。絶縁プレート230は、ターミナルプレート210の外側に配置されている。なお、燃料電池スタック10と燃料電池スタック10が搭載される車両のボディとの固定場所によっては、ターミナルプレート220の外側に絶縁プレートを配置する構成であってもよい。また、ターミナルプレート210の外側及びターミナルプレート220の外側の両方に絶縁プレート230を備える構成であってもよい。エンドプレート240、250は、燃料電池モジュール200と、ターミナルプレート210、220と、絶縁プレート230と、を締結するために燃料電池スタック10の両側に配置される。
図2は、燃料電池100を模式的に示す説明図である。燃料電池100は、フレーム140と、第1セパレータプレート150と、第2セパレータプレート160と、を備える。フレーム140は、第1セパレータプレート150と、第2セパレータプレート160と、に挟まれている。フレーム140は、樹脂で形成された略長方形の額縁形状を有している。フレーム140の中央部には、膜電極接合体ガス拡散層接合体(「MEGA」とも呼ぶ。図示せず)が支持されている。第2セパレータプレート160の対向する辺には、開口部1601、1602、1603、1604、1605、1606が設けられており、これらの開口部は、マニホールド301、302、303、304、305、306(図1)を形成するために用いられる。フレーム140と、第1セパレータプレート150についても同様の開口部を有する。なお、図2では、フレーム140と、第1セパレータプレート150の開口部は、第2セパレータプレート160によって見えない状態であり、第2セパレータプレート160の開口部1601、1602、1603、1604、1605、1606のみが見えるように図示されている。
図3は、第1セパレータプレート150を示す説明図である。第1セパレータプレート150は、金属で形成された略長方形の板状部材である。第1セパレータプレート150の対向する辺には、開口部1501、1502、1503、1504、1505、1506が開けられており、これらの開口部1501、1502、1503、1504、1505、1506は、マニホールド301、302、303、304、305、306(図1)を形成するために用いられる。第1セパレータプレート150は、中央部に、流路形成領域180が設けられている。流路形成領域180には、後述する流路形成部が形成される。第1セパレータプレート150は、開口部1501〜1506の周り及び流路形成部180の周りに、隣接する単セル100の第2セパレータプレート160に向かって突き出ている第1凸部151を備える。この第1凸部151が、隣接する単セル100の第2セパレータプレート160に押圧されることにより、反応ガスや冷媒のリークを抑制するためのシールラインが形成される。
図4は、単セル100の断面の一部を示す説明図である。単セル100は、MEGAと、MEGAを外縁から支持するフレーム140と、第1セパレータプレート150と、第2セパレータプレート160と、を備える。MEGAは、両面に触媒層が塗工された電解質膜110と、電解質膜110の両面に配置されたガス拡散層120、125と、を備える。電解質膜110は、プロトン伝導性を有する電解質膜で形成されている。電解質膜としては、例えば、パーフルオロカーボンスルホン酸ポリマのようなフッ素系電解質樹脂(イオン交換樹脂)が用いられる。触媒層は、触媒(例えば白金、あるいは白金を含む合金)を担持したカーボンを有している。両面に触媒層が塗工された電解質膜110を「膜電極接合体」とも呼ぶ。ガス拡散層120、125は、カーボンペーパーやカーボン不織布などの多孔性の部材で構成されている。フレーム140は、MEGAを外縁から支持する額縁形状を有する樹脂製の部材である。
第1セパレータプレート150は、略長方形の金属製の部材である。第1セパレータプレート150は、フレーム140と重なる位置において、接着剤170により、フレーム140に接着されている。但し、接着剤170を省略し、加熱しながら第1セパレータプレート150をフレーム140に押し付けることで、フレーム140を形成する樹脂で接着してもよい。第1セパレータプレート150は、積層方向から見た時にフレーム140と重なる位置において、フレーム140と反対側、すなわち、隣接する単セル100の第2セパレータプレート160(図示せず)の側に突き出る第1凸部151を備える。また、第1セパレータプレート150は、MEGAと重なる位置において、隣接する単セルの第2セパレータプレート160(図示せず)の側に突き出る流路形成部158を備える。流路形成部158とガス拡散層120との間に反応ガス(例えばアノードガス)が流れる。
第2セパレータプレート160は、略長方形の金属製の部材である。第2セパレータプレート160は、フレーム140と重なる位置において、接着剤170により、フレーム140に接着されている。但し、接着剤170を省略し、加熱しながら第2セパレータプレート160をフレーム140に押し付けることで、フレーム140を形成する樹脂で接着してもよい。第2セパレータプレート160は、積層方向から見た時にフレーム140と重なる位置において、フレーム140と反対側、すなわち、隣接する単セル100の第1セパレータプレート150(図示せず)の側に突き出る第2凸部161を備える。第2凸部161は、2つの肩部162、163と、フレーム140側に突き出る2つの中間凹部164、165と中央凸部166とを備える。単セル100に押圧力がかかっていないときには、中間凹部164、165は、フレーム140に接触していない。中央凸部166は、2つの中間凹部164、165の間に設けられている。中央凸部166のフレーム140からの高さは、肩部162、163のフレーム140からの高さよりも高い。第1凸部151は、第2凸部161のうち、2つの中間凹部164、165の間、すなわち、中央凸部166に接触する。第2凸部161の2つの肩部162、163と、2つの中間凹部164、165と、中央凸部166とは、後述する第1状態におけるバネ部(第1バネ部)を構成し、中央凸部166と、中間凹部164、165の中央凸部166側は、後述する第2状態におけるバネ部(第2バネ部)を構成する。第2セパレータプレート160は、MEGAと重なる位置において、隣接する単セルの第1セパレータプレート150(図示せず)の側に突き出る流路形成部168を備える。流路形成部168とガス拡散層120との間に反応ガス(例えばカソードガス)が流れる。なお、MEGAと重なる位置において、第1セパレータプレート150と第2セパレータプレート160との間には、冷媒が供給される。
第1セパレータプレート150の第1凸部151の高さをH1、流路形成部158の高さをH3、第2セパレータプレート160の第2凸部161(中央凸部166)の高さをH2、流路形成部168の高さをH4とすると、H1+H2>H3+H4である。また、フレーム140の厚さをH5、MEGAの厚さをH6とした場合、H5>H6としてもよい。また、第2セパレータプレート160の肩部162(肩部163)の高さをH7とすると、H2<H7≦H3+H4を満たす。
図5は、燃料電池モジュール200の断面の一部を示す説明図である。第1セパレータプレート150の流路形成部158と第2セパレータプレート160の流路形成部168とが接触し、第2セパレータプレート160の中央凸部166は、樹脂シート172を間に挟んだ状態で、第1セパレータプレート150の第1凸部151によって押圧されている。その結果、第2凸部161は、その中間凹部164、165がフレーム140と接触するように変形し、中央凸部166が凹むように反っている。樹脂シート172としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミドなどの樹脂で形成された樹脂シートが採用可能である。第1凸部151の頂部または中央凸部166の第1凸部151が当たる部分には接着剤170が塗布、またはゴム、または粘着剤により冷却水をシールしている。なお、樹脂シート172を省略して、第1凸部151と中央凸部166とが接着剤170により直接接着、またはゴム、または粘着剤、により冷却水をシールしてもよい。
図6は、シール部の第1状態と第2状態とを示す説明図である。なお、以下の図では、接着剤170や樹脂シート172(図5)を図示すると複雑で見難くなるため、これらの図示を省略している。また、流路形成部158、168近傍についても図示を省略している。
(1)第1状態
第1状態は、単セル100の上に別の単セル100がW1のピッチで配置されているが、燃料電池モジュール200が単セル100の積層方向に圧縮されていない状態である。この状態では、第1凸部151と中央凸部166とがちょうど樹脂シート172(図5)に接触した状態である。このとき、バネ部を構成する第2凸部161の2つの支点P1、P2は、第2凸部161の両端の位置にある。
(2)中間状態
中間状態は、燃料電池モジュール200が第1状態から単セル100の積層方向にst1だけ圧縮され、2つの単セル100がW2(W2=W1−st1)のピッチで配置されている状態である。この状態は、第1凸部151に押圧された結果、第2凸部161(肩部162、163、中間凹部164、165、中央凸部166)が変形し、中間凹部164、165がフレーム140に接触した状態である。このとき中間凹部164、165がフレーム140と接触する位置がバネ部の支点P3、P4となる。これらの支点P3、P4の間の長さL2は、第1状態における支点P1、P2の間の長さL1よりも短い。
(3)第2状態
第2状態は、燃料電池モジュール200が中間状態から単セル100の積層方向にさらに圧縮され、2つの単セル100がW3のピッチで配置されている状態である。第2状態では、第1状態から比較すれば、st2圧縮されてピッチがW3となっている(W3=W1−st2)。st2は、(H1+H2)−(H3+H4)あるいは、(H6−H5)に等しい。すなわち、第2状態は、流路形成部158、168により、これ以上圧縮できない状態である。この状態では、第2セパレータプレート160の支点P3よりも支点P1側と、支点4よりも支点P2側の形状は、中間状態と変わらないが、2つの支点P3、P4の間の中央凸部166が、第1凸部151に押されて凹み反っている。
第1状態から中間状態直前までは、中間凹部164、165がフレーム140と接触していないため、第2セパレータプレート160がフレーム140から離間する支点P1、P2の間の第2セパレータプレート160、すなわち第2凸部161の全体が第1バネ部として機能する。この第1バネ部の長さはL1である。また、中間状態以降から第2状態までは、中間凹部164、165がフレーム140と接触しているため、第2セパレータプレート160の支点P3、P4の間が第2バネ部として機能する。この第2バネ部の長さはL2である。
一般に、板バネでは、バネの強さ(バネ定数)は、長さの3乗に反比例する。第1実施形態では、L1>L2であるので、第2バネ部の方が第1バネ部よりもバネ定数が大きく、強いバネである。従って、第1状態から中間状態までは、バネが弱く、中間状態から第2状態までは、バネが強い。第1実施形態では、燃料電池モジュール200の圧縮量に応じて、すなわち、中間状態以降は、バネの強さが強くなる構成を有している。第1実施形態では、燃料電池モジュール200を圧縮すると、中間状態を経て第2状態となり、圧縮を解除すると、中間状態を経て第1状態となる。
図7は、比較例1の第1状態と第2状態とを示す説明図である。比較例1は、第1実施形態と比較すると、肩部162、163と、中間凹部164、165を備えていない点が異なる。そのため、比較例1では、バネの強さ(バネ定数)は第1バネ部と同じ大きさで変化しない。単セル100が積層方向にst2だけ圧縮された第2状態では、第2凸部161の全体が、第1凸部151に押されて反っている。
図8は、比較例2の第1状態と第2状態と第3状態を示す説明図である。比較例2は、第1実施形態と比較すると、肩部162、163と、中間凹部164、165を備えておらず、第2セパレータプレート160がフレーム140から離間する支点P1、P2の間隔が短くなっており、第1実施形態の支点P3、P4の間隔と同じ大きさである。そのため、比較例2では、塑性変形しない限りバネの強さ(バネ定数)は第2バネ部と同じ大きさで変化しない。第2状態では、第2凸部161の全体が、第1凸部151に押されて反っている。比較例2では、支点P1、P2の間隔が短いので、単セル100を積層方向にst2だけ圧縮した場合に、第2セパレータプレート160が塑性変形し、圧縮を解除しても第2セパレータプレート160の形状が、元の形状に戻らない場合がある。
第3状態は、第2セパレータプレート160が塑性変形したあと、圧縮を解除した状態である。接着剤170(図8では図示せず)により第1凸部151と第2凸部161とが接着されているため、第3状態における2つの単セル100のピッチW4は、W1−st3である。第3状態では、第2状態と比較すると、第2凸部161の反りが小さくなっているが、第1状態までは戻っていない。すなわち、第2凸部161が塑性変形している。第2セパレータプレート160が塑性変形すると、第1状態に戻ることは無く、塑性変形した状態が、次に燃料電池モジュール200を圧縮するとき基準(圧縮量0)となる。バネの強さは、圧縮量0からの変形量が基準となるため、比較例2では、第2状態まで圧縮しても、ストロークが小さく、大きなバネの力を得ることができない。
図9は、ストロークと荷重との関係を示す説明図である。横軸がストロークであり、縦軸が荷重である。ストロークは、第1凸部151が第2セパレータプレート160とちょうど接触したとき(第1状態)を0として、燃料電池モジュール200が第1状態からどれだけ圧縮されたかを示す。荷重は、第1凸部151と第2セパレータプレート160との間にかかる荷重であり、シールラインにおけるシール圧である。バネ定数が変わらなければ、シール圧は、ストロークにほぼ比例する。
第1実施形態では、ストロークが0からst1までは、図6の支点P1、P2の間がバネ部(第1バネ部)となるので、バネが弱い。一方、ストロークがst1からst2までは、図6の支点P3、P4の間がバネ部(第2バネ部)となるので、バネが強い。ストロークがst1からst2までの間で第1凸部151と第2セパレータプレート160との間にかかる荷重が要求シール圧を超える。
比較例1では、ストロークにかかわらず図7の支点P1、P2の間がバネ部となるので、バネが弱く、ストロークがst2になるまで燃料電池モジュール200を圧縮しても第1凸部151と第2セパレータプレート160との間にかかる荷重が要求シール圧を超えない。
比較例2では、ストロークにかかわらず図8の支点P1、P2の間がバネ部となるので、バネが強い。しかし、ストロークがst2になるまで燃料電池モジュール200を圧縮する前に、第1凸部161が塑性変形する。そのため、第1状態(ストローク=0)に戻らず、第3状態になる。そのため、燃料電池モジュール200を積層し、第3状態から第2状態へ圧縮して燃料電池スタック10を形成するときに、十分なストロークが得られず、シール圧も弱い。
また、第1実施形態では、中間凹部164、165を備えているので、以下のような効果も有する。
図10は、比較例1の単セル100を用いて燃料電池モジュール200を形成するときに、単セル100の配置位置が積層方向と交わる方向にずれた場合を示す説明図である。例えば、図10に示す様に、下側の単セル100の第1セパレータプレート150の第1凸部151は、上側の単セル100の第2セパレータプレート160の第2凸部161の中央から外側にずれた位置に接触するとする。この場合、上側の単セル100の第2セパレータプレート160の第2凸部161の特に肩部163に上向きの力かかるので、時計回り方向のモーメントが働き、図面上側の単セル100の外縁側が上方に折れ曲がるおそれがある。図には示さないが、逆に、凸部151が中央から外側にずれた位置に接触すると、反時計回り方向のモーメントが働き、図面上側の単セル100の外縁側が下方に折れ曲がるおそれがある。
図11は、第1実施形態の単セル100を用いて燃料電池モジュール200を形成するときに、単セル100の配置位置が積層方向と交わる方向にずれた場合を示す説明図である。図10に示すのと同様に下側の単セル100の第1セパレータプレート150の第1凸部151は、上側の単セル100の第2セパレータプレート160の第2凸部161の中央から外側にずれた位置に接触するとする。この場合、第2状態では、時計回り方向のモーメントが働き、図面上側の単セル100が上方に折れ曲がろうとした場合、肩部162が下側の単セル100の第1セパレータプレート150に接触するので、肩部162で支えることができる。その結果、図面上側の単セル100の外縁側が上方に折れ曲がり難い。すなわち、肩部162を備えることで、単セル100の傾き量を小さく抑えることができる。凸部151が第2凸部161の中央から外側にずれた位置に接触し、単セル100の外縁側が下方に折れ曲がる場合も同様に肩部163で支えることができる。
以上、第1実施形態によれば、燃料電池モジュール200は、積層方向に圧縮されていない第1状態と、圧縮されている第2状態との2つの状態となることが可能であり、第1状態から第2状態に変化する途中においてバネ部の支点間の長さがL1からL2に短くなることによってバネ部のバネ定数が増加するように、第1セパレータプレート150と第2セパレータプレート160とフレーム140が形成されている。その結果、第1状態では、バネ部の支点P1、P2間の長さL1が長いためバネが弱く塑性変形し難い。一方、第2状態では支点P3、P4間の長さL2が短いためバネが強くシール圧を大きい。その結果、積層方向に圧縮されていない第1状態でストロークの長さを確保し、積層方向に圧縮された第2状態でシール圧を大きくできるので、十分なストロークとシール圧が得られる。
また、第1実施形態では、第1セパレータプレート150は、積層方向から見た時にフレーム140と重なる位置において、隣接する単セル100の第2セパレータプレート160と接触してシール部を形成するための第1凸部151を有し、第2セパレータプレート160は、隣接する単セルの第1セパレータプレート150に向けて突き出る第2凸部161を有し、第2凸部161において、第2長さL2の間隔で設けられ、第1状態ではフレーム140と接触せず、第2状態では、フレーム140と接触する2個の中間凹部164、165を有し、第1凸部151は、2つの中間凹部164、165の間の第2凸部161(中央凸部166)に接触する構成を採用している。この構成によれば、第1状態では、第2凸部161が弱いバネとなり、第2状態では、2個の中間凹部164、165の間が強いバネとなるので、第1状態でストロークの長さを確保し、第2状態でシール圧を大きくできるので、十分なストロークとシール圧が得られる。
・変形例1:
図12は、変形例1を示す説明図である。変形例1は、第2セパレータプレート160が中間凹部165を備えるが、中間凹部164を備えない点で第1実施形態と異なる。すなわち、変形例1では、第2セパレータプレート160は、積層方向から見た時にフレーム140と重なる位置において、隣接する単セルの第1セパレータプレート150に向けて突き出る第2凸部161を有し、第2凸部161は、第1状態ではフレーム140と接触せず、第2状態では、フレーム140と接触する1個の中間凹部165を有している。変形例1のバネ部の支点P1、P2は、第1実施形態の支点P1、P2と同じ位置であり、第2凸部161の両端の位置にある。バネ部の支点P4は、中間凹部165がフレーム140と接触する位置である。なお、変形例1では、第1凹部164を備えないため、支点P3を備えない。
変形例1では、第1状態から中間状態までは、第2セパレータプレート160のうちの支点P1、P2の間の長さL1の部分が第1バネ部として機能する。また、中間状態から第2状態までは、第2セパレータプレート160のうちの支点P1、P4の間の長さL3の部分が第2バネ部として機能する。したがって、変形例1では、第2セパレータプレート160は、積層方向から見た時にフレーム140と重なる位置において、フレーム140と離間するバネ部であってバネ部の2つの支点の間が積層方向に押圧されることにより変形してバネとして機能するバネ部を有し、燃料電池モジュール200は、積層方向に圧縮されていない第1状態と、圧縮されている第2状態との2つの状態をとることが可能であり、第1状態から第2状態に変化する途中の時点においてバネ部の2つの支点の間の長さが短くなることによってバネ部のバネ定数が増加するように、第1セパレータプレート150と第2セパレータプレート160とフレーム140が形成されている。その結果、積層方向に圧縮されていない第1状態でストロークの長さを確保し、積層方向に圧縮された第2状態でシール圧を大きくできるので、十分なストロークとシール圧が得られる。
また、変形例1では、中間凹部165を備えているので、単セル100の配置位置が積層方向と交わる方向にずれた場合でも、中間凹部165で第2凸部161が潰れるのを防ぐことができる。なお、第1凸部151が接触する位置がMEGA側にずれた場合には、流路形成部168により、第2凸部161が潰れるのを抑制できる。したがって、第1実施形態の中間凹部164、165のうちの一方を省略する場合、MEGA(あるいは膜電極接合体)により近い中間凹部164を省略し、他方の中間凹部165を残すことが好ましい。このような構成では、第2セパレータプレート160の第2凸部161の中間凹部165よりも膜電極接合体側に、第1セパレータプレート150の第1凸部151が接触する。
・変形例2:
図13は、変形例2を示す説明図である。変形例2は、比較例1と比較すると、フレーム140は、第2凸部161と重なる部分において、第2セパレータプレート160に突き出る2つのフレーム凸部141、142を備える点が異なる。すなわち、変形例2では、第2セパレータプレート160は、積層方向から見た時にフレーム140と重なる位置において、隣接する単セル100の第1セパレータプレート150に向けて突き出て、第1長さL1に渡ってフレーム140から離間している第2凸部161を有する。フレーム140は、第2凸部161と重なる領域において、第1長さL1より短い第2長さL2の間隔で設けられ、頂部が第2セパレータプレート160と接触しない高さを有する2つのフレーム凸部141、142を有する。第1凸部151は、2つのフレーム凸部141、142の間の第2凸部161に接触する。変形例2では、燃料電池モジュール200が圧縮され、中間状態に至ると第2凸部161がフレーム凸部141、142に接触する。変形例2において、バネ部の支点P1、P2は、第1状態において、第2セパレータプレート160の第2凸部161がフレームから離間する位置であり、第1実施形態と同様に第2凸部161の両端の位置にある。バネ部の支点P3、P4は、中間状態において、2つのフレーム凸部141、142と第2凸部161とが接触する位置である。
変形例2では、第1状態から中間状態までは、第2セパレータプレート160のうちの支点P1、P2の間の長さL1の部分が第1バネ部として機能する。また、中間状態から第2状態までは、第2セパレータプレート160のうちの支点P3、支点P4の間の長さL2の部分が第2バネ部として機能する。
・変形例3:
図14は、変形例3を示す説明図である。変形例3では、フレーム140は、第1実施形態、変形例1、2と比較すると、積層方向に厚く形成されており、第2セパレータプレート160から離間する第1長さL1の幅を有する第2凹部143と、第2凹部143のほぼ中央において、第2凹部143よりもさらに第2セパレータプレート160から離間し、第2長さL2の幅を有する第3凹部144と、を有する。すなわち、フレーム140は、階段状の凹部142、144を有する。変形例3では、燃料電池モジュール200が圧縮され、中間状態に至ると、第2セパレータプレート160は、第2凹部143に接触する。第2凹部143の両端であってフレーム140が、第2セパレータプレート160から離間する点が、バネ部の支点P1、P2となり、第3凹部144の両端であって第2セパレータプレート160が、第2凹部143に接触する点がバネ部の支点P3、P4となる。
変形例3では、第1状態から中間状態までは、第2セパレータプレート160のうちの支点P1、P2の間の長さL1の部分が第1バネ部として機能する。また、中間状態から第2状態までは、第2セパレータプレート160のうちの支点P3、P4の間の長さL2の部分が第2バネ部として機能する。
・変形例4:
図15は、変形例4を示す説明図である。第1実施形態では、第1セパレータプレート150に第1凸部151が形成されていたが、変形例4では、第2セパレータプレート160の中央凸部166に、隣接する単セル100の第1セパレータプレート150に向かって突き出る凸部167が設けられている。すなわち、バネとして機能する第2セパレータプレート160に凸部167が設けられている。中間状態では、第1実施形態と同様に、中間凹部164、165がフレーム140に接触する。第1実施形態と同様に、第2凸部161の両端の位置がバネ部の支点P1、P2となり、中間凹部164、165がフレーム140と接触する位置がバネ部の支点P3、P4となる。
変形例4では、第1状態から中間状態までは、第2セパレータプレート160のうちの支点P1、P2の間の長さL1の部分が第1バネ部として機能する。また、中間状態から第2状態までは、第2セパレータプレート160のうちの支点P3、P4の間の長さL2の部分が第2バネ部として機能する。
以上、変形例2、3、4においても、第2セパレータプレート160は、積層方向から見た時にフレーム140と重なる位置において、フレーム140と離間するバネ部であってバネ部の2つの支点の間が積層方向に押圧されることにより変形してバネとして機能するバネ部を有し、燃料電池モジュール200は、積層方向に圧縮されていない第1状態と、圧縮されている第2状態との2つの状態をとることが可能であり、第1状態から第2状態に変化する途中の時点においてバネ部の2つの支点の間の長さが短くなることによってバネ部のバネ定数が増加するように、第1セパレータプレート150と第2セパレータプレート160とフレーム140が形成されている。その結果、積層方向に圧縮されていない第1状態でストロークの長さを確保し、積層方向に圧縮された第2状態でシール圧を大きくできるので、十分なストロークとシール圧が得られる。
また、変形例2においては、第2セパレータプレート160の第2凸部161に中間凹部や中央凸部を設けなくてもよく、変形例3においては、第2セパレータプレート160のバネ部を平坦にできる。
第1実施形態では、第1セパレータプレートが第1凸部151を有し、第2セパレータプレート160が、バネ部を有しているが、変形例4では、第2セパレータプレート160が、凸部167とバネ部の両方を有している。このように、凸部(第1凸部151または凸部167)を有するセパレータプレートと、バネ部を有するセパレータプレートは同一であってもよく、異なっていてもよい。変形例1〜3においても、第1セパレータプレート150に第1凸部を設けず、第2セパレータプレート160に凸部167を設ける様にしてもよい。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
10…燃料電池スタック
100…燃料電池(単セル)
110…電解質膜
120、125…ガス拡散層
140…フレーム
141、142…フレーム凸部
143…第2凹部
144…第3凹部
150…第1セパレータプレート
151…第1凸部
158…流路形成部
160…第2セパレータプレート
161…第2凸部
162、163…肩部
164、165…中間凹部
166…中央凸部
167…凸部
168…流路形成部
170…接着剤
172…樹脂シート
180…流路形成領域
200…燃料電池モジュール
210、220…ターミナルプレート
230…絶縁プレート
240、250…エンドプレート
301、302、303、304、305、306…マニホールド
1501、1502、1503、1504、1505、1506…開口部
1601、1602、1603、1604、1605、1606…開口部

Claims (1)

  1. 複数の単セルが積層された燃料電池モジュールであって、
    前記複数の単セルのそれぞれは、
    膜電極接合体と、
    前記膜電極接合体の両面に配置されるガス拡散層と、
    前記膜電極接合体の外縁を支持するフレームと、
    前記膜電極接合体と前記ガス拡散層と前記フレームとを挟持する第1セパレータプレートと第2セパレータプレートと、
    を備え、
    前記第1セパレータプレートは、積層方向から見た時に前記フレームと重なる位置において、前記第2セパレータプレートに押圧されてシール部を形成するための第1凸部を有し、
    前記第1セパレータプレートと前記第2セパレータプレートとのうちのいずれか一方は、積層方向から見た時に前記フレームと重なる位置において、前記フレームと離間するバネ部であって前記バネ部の2つの支点の間を積層方向に押圧されることにより変形してバネとして機能するバネ部を有し、
    前記燃料電池モジュールは、積層方向に圧縮されていない第1状態と、圧縮されている第2状態との2つの状態をとることが可能であり、
    前記第1状態から前記第2状態に変化する途中の時点において前記バネ部の支点の間の長さが短くなることによって前記バネ部のバネ定数が増加するように、前記第1セパレータプレートと前記第2セパレータプレートと前記フレームが形成されている、
    燃料電池モジュール。
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