JP6265067B2 - 燃料電池スタックの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池スタックの製造方法に関する。
特許文献1には、燃料電池のバイポーラプレート(セパレータプレート)に対して、プレス加工またはスタンピングにより凸部を形成し、該凸部によりばねシール構造を形成し、2つのセル(発電ユニット)間をシールする燃料電池スタックが記載されている。
特開2008−547183号公報
発電ユニットを構成する部品点数は多く、それぞれがスタックの積層方向の厚さに対して公差を有している。そのため、膜電極ガス拡散層接合体(MEGA)における厚さと、シール部における厚さは、必ずしも一致しない。その結果、発電ユニットを積層して燃料電池スタックを形成する場合、シール性能を確保したときの圧縮量がばらつくおそれがある。また、圧縮量を大きくしたときには、大きな締結荷重がかかる。大きな締結荷重に対抗するために、燃料電池スタックの締結部品の強度、体格を大きくすると、コスト、質量が大きくなる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、燃料電池スタックの製造方法が提供される。この製造方法は、(i)少なくとも一方のセパレータプレートにばねシール部を有する一対のセパレータプレートを形成する工程と、(ii)前記一対のセパレータプレートを用いて発電ユニットを形成する工程と、(iii)前記発電ユニットを積層して燃料電池スタックを形成する工程と、を備え、前記工程(ii)と同時、又は、前記工程(ii)と(iii)との間において、前記ばねシール部を塑性変形させる工程を有する。この形態の製造方法によれば、燃料電池スタックを形成する前にばねシール部を塑性変形させるので、燃料電池スタック形成時に、シール位置まで圧縮したときにセパレータプレートにかかる荷重を、ばねシール部を塑性変形させない場合においてかかる荷重よりも、小さく出来る。その結果、燃料電池スタックの締結部品の強度、体格を大きくしなくてもよい。
(1)本発明の一形態によれば、燃料電池スタックの製造方法が提供される。この製造方法は、(i)少なくとも一方のセパレータプレートにばねシール部を有する一対のセパレータプレートを形成する工程と、(ii)前記一対のセパレータプレートを用いて発電ユニットを形成する工程と、(iii)前記発電ユニットを積層して燃料電池スタックを形成する工程と、を備え、前記工程(ii)又は(iii)と同時、又は、前記工程(ii)と(iii)との間において、前記ばねシール部を塑性変形させる工程を有する。この形態の製造方法によれば、燃料電池スタックを形成すると同時に、又は燃料電池スタックを形成する前にばねシール部を塑性変形させるので、燃料電池スタック形成時に、シール位置まで圧縮したときにセパレータプレートにかかる荷重を、ばねシール部を塑性変形させない場合においてかかる荷重よりも、小さく出来る。その結果、燃料電池スタックの締結部品の強度、体格を大きくしなくてもよい。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、燃料電池スタックの製造方法の他、燃料電池スタック、燃料電池用セパレータプレートの製造方法等の形態で実現することができる。
燃料電池スタックの外観を模式的に示す説明図である。 発電ユニットを積層方向の一方の側から見た図である。 燃料電池スタックの製造工程を示す説明図である。 本実施形態における燃料電池スタックの製造工程を示すフローチャートである。 塑性変形を示す説明図である。 受部における変形量と荷重との関係を示す説明図である。 ばねシール部の構成の変形例を示す説明図である。
図1は、燃料電池スタック10の外観を模式的に示す説明図である。燃料電池スタック10は、発電ユニット100(「単セル」とも呼ぶ)と、ターミナルプレート200、210と、絶縁プレート220と、エンドプレート230、240と、を備える。発電ユニット100は、複数有り、積層されている。ターミナルプレート200、210は、積層された発電ユニット100の両側にそれぞれ配置されており、発電ユニット100からの電圧、電流を取り出すために用いられる。絶縁プレート220は、ターミナルプレート200の外側に配置されている。なお、燃料電池スタック10と燃料電池スタック10が搭載される車両のボディとの固定場所によっては、ターミナルプレート210の外側に絶縁プレートを配置する構成であってもよい。エンドプレート230、240は、発電ユニット100と、ターミナルプレート200、210と、絶縁プレート220と、を締結するために燃料電池スタック10の両側に配置される。
発電ユニット100と、ターミナルプレート200と、絶縁プレート220と、エンドプレート230とは、それぞれ複数の開口部を有しており、これらの開口部が連通してマニホールド310、315、320、325、330、335が形成されている。マニホールド310は、発電ユニット100に酸化剤ガスを供給するために用いられるので、酸化剤ガス供給マニホールド310とも呼ぶ。以下、マニホールド315、320、325、330、335は、それぞれの役割から、「酸化剤ガス排出マニホールド315」、「燃料ガス排出マニホールド320」、「燃料ガス供給マニホールド325」、「冷媒供給マニホールド330」、「冷媒排出マニホールド335」とも呼ぶ。
図2は、発電ユニット100を積層方向の一方の側から見た図である。図2においては、第1のセパレータプレート150が見えている。第1のセパレータプレート150は、マニホールド310、315、320、325、330、335を形成するための開口部1501〜1506を備えている。開口部1501〜1504の周りを囲うようにシールライン180が形成され、さらに、開口部1505、1506と第1のセパレーター150の内部を囲うようにシールライン182が形成されている。
図3は、燃料電池スタック10の製造工程を示す説明図である。なお、図3は、図2の3A−3B切断線で切ったときの断面を示している。まず、膜電極ガス拡散層接合体110(「MEGA110」とも呼ぶ)と、一対のセパレータプレート150、160と、が準備される。MEGA110は、触媒層接合電解質膜120(Catalyst Coated Membrane、以下「CCM120」と呼ぶ。)と、ガス拡散層130、132と、を備える。CCM120は、プロトン伝導性を有する電解質膜と、電解質膜の両面にそれぞれ塗工された触媒層とを備えている。CCM120は、CCM120の両面には、それぞれガス拡散層130、132と、が配置される。ガス拡散層130、132は、導電性を有する部材、例えば、カーボンペーパー、カーボン不織布により形成されている。ガス拡散層130、132は、金属製の多孔体、エキスパンドメタルを含んでいても良い。MEGA110の外縁は、樹脂製の補強フレーム140により囲われている。
第1のセパレータプレート150は、略長方形をした金属製の板状部材であり、例えば、プレス加工により形成される。第1のセパレータプレート150は、シールライン形成用凸部152(以下、単に「凸部152」と呼ぶ)と、凸部153と、ばね支点部154と、流路形成部156と、を備える。凸部152と凸部153は、いずれも、発電ユニット100の積層方向の外側(図4では上側)に凸となる形状を有している。凸部152は、凸部153の上に形成されている。ばね支点部154は、凸部153の両側に設けられている。ばね支点部154の3B側(図3の右側)には、流路形成部156が設けられている。ばね支点部154から凸部152の頂部までの高さは、ばね支点部154から流路形成部156の頂部までの高さよりも高い。
第2のセパレータプレート160は、略長方形をした金属製の板状部材であり、例えば、プレス加工により形成される。第2のセパレータプレート160は、シールライン形成用受部162(以下、単に「受部162」と呼ぶ)と、ばね支点部164と、流路形成部166と、を備える。受部162は、発電ユニット100の積層方向の外側(図4では下側)に凸となる形状を有している。ばね支点部164は、受部162の両側に設けられている。ばね支点部154の4B側(図4の右側)には、流路形成部156が設けられている。ばね支点部164から受部162の頂部までの高さH1は、ばね支点部164から流路形成部166の頂部までの高さH2よりも高い。または、(ぱね支点部154から凸部152の頂部までの高さH3)+(ばね支点部164から受部162の頂部までの高さH1)>(ばね支点部154から流路形成部156の頂部までの高さH4)+(ばね支点部164から流路形成部166の頂部までの高さH2)の関係を満たすように、凸部152の頂部の高さ、流路形成部156の頂部の高さ、受部164の頂部の高さ、流路形成部166の頂部の高さが設定されればよい。なお、この高さの関係は圧縮前の関係である。受部162の頂部には、ゴムシート170が配置されている。
MEGA110及び補強フレーム140に、第1、第2のセパレータプレート150、160が接合されて、発電ユニット100が形成される。図3(B)に示すように、補強フレーム140と、ばね支点部154とが接触し、ガス拡散層130に流路形成部156が接触するように、第1のセパレータプレート150が配置される。このとき、凸部152と凸部153は、補強フレーム140から離れた状態である。凸部152と、凸部153と、補強フレーム140とに囲われた空間155は、発電ユニット100の締結時に変形可能な変形可能空間である。流路形成部156と、ガス拡散層130との間に、第1のガス流路190が形成されている。
また、補強フレーム140と、ばね支点部164とが接触し、ガス拡散層132に流路形成部166が接触するように、第2のセパレータプレート160が配置される。このとき、受部162は、補強フレーム140から離れた状態である。受部162と、補強フレーム140とに囲われた空間165は、発電ユニット100の締結時に変形可能な変形可能空間である。流路形成部166と、ガス拡散層132との間に、第2のガス流路192が形成されている。
次に、図3(C)に示すように、第1のセパレータプレート150の凸部152と第2のセパレータプレート160の受部162とが対向し、第1のセパレータプレート150の流路形成部156と、第2のセパレータプレート160の流路形成部166とが対向するように、発電ユニット100が積層配置される。このとき、流路形成部156と、流路形成部166と、が接触し、流路形成部156と流路形成部166との間に冷媒流路194が形成される。また、第1のセパレータプレート150の凸部152と第2のセパレータプレート160の受部162とが接触する。この状態で締結荷重が掛けられると、図3(C)に示すように、凸部152、153は、受部162によって押され、ばね支点部154を支点として、補強フレーム140の方に変形する。また、受部162は、凸部152、153によって押され、ばね支点部164を支点として、補強フレーム140の方に変形する。この状態では、凸部152は、ゴムシート170を挟んで受部162に押されており、第1のセパレータプレート150と第2のセパレータプレート160との間にシールライン182を形成する。なお、締結荷重がかけられなくなると、凸部152、153と、受部162は、図3(B)に示す状態に戻る。このように、凸部152、153は、ばね支点部154を支点としたばねのように振る舞うので、ばねシール部とも呼ぶ。また、受部162は、ばね支点部164を支点としたばねのように振る舞うので、ばねシール部とも呼ぶ。
図4は、本実施形態における燃料電池スタックの製造工程を示すフローチャートである。本実施形態では、発電ユニット100の形成後、ばねシール部(凸部152、153、あるいは受部162)少なくとも一方を塑性変形させる。
ステップS100では、補強フレーム140を有するMEGA110と、第1、第2のセパレータプレート150、160と、が準備される。このステップS100は、図3(A)で説明したように行われる。ステップS110では、補強フレーム140を有するMEGA110と、第1、第2のセパレータプレート150、160と、が接合される。このステップS110は、図3(B)で説明したように行われる。
ステップS120では、第1、2のセパレータプレート150、160の少なくとも一方を塑性変形させる。なお、塑性変形させる部位は、第1のセパレータプレート150では、凸部152と凸部153のいずれか、または両方であり、第2のセパレータプレート160では、受部162である。図3(C)に示すのと同様に、発電ユニット100を積層し、圧縮して荷重をかける。このとき、燃料電池スタック10を形成するときと同等又はそれよりも圧縮量を多くし、降伏点を越えて圧縮することで、塑性変形させる。
図5は、塑性変形を示す説明図である。本実施形態では、燃料電池スタック10を形成するときと同等またはそれよりも多く発電ユニット100を圧縮することにより、塑性変形を実現する。図5(A)は、複数の発電ユニット100が配置された状態を示している。図5(B)では、燃料電池スタック10を形成するときと同等またはそれよりも多く発電ユニット100を圧縮する。このとき、受部162は、凸部152により押され、弓状に変形する。このときの受部162の変形量が境界(L3)を超えると、受部162は、塑性変形する。変形量が境界を超える点を降伏点とも呼ぶ。なお、L3の値は、受部162の大きさ、形状に依存する。一旦塑性変形すると、荷重を抜いても、受部162は、図5(C)に示すように、図5(A)と図5(B)の中間の状態(L2だけ変形した状態)までしか戻らず、図5(A)に示す元の状態には戻らない。また、凸部152、153についても、受部162に押され、補強フレーム140側に変形する。このときの受部162の変形量が境界を超えると、凸部152、153は、塑性変形する。凸部152、153は、図5(C)に示すように、図5(A)と図5(B)の中間の状態にしか戻らず、図5(A)に示す元の状態には戻らない。
図6は、受部162における変形量と、荷重との関係を示す説明図である。横軸は、受部162の変形量であり、図5(A)に示す状態における変形量を0としている。縦軸は、受部162にかかる荷重である。塑性変形前では、変形量を0のときの荷重は0であり、変形量がL3までは、変形量に比例した荷重がかかる。この間の変形は、弾性変形である。変形量が大きくなってL3に達すると、受部162は、降伏し、塑性変形する。一旦L1まで変形させ塑性変形すると、荷重を0に戻しても、元の形状には戻らず、L2の変形が残る。ただし、塑性変形後であっても、変形量がL2からL1までの間では、変形量に比例して荷重が増加する弾性変形する。図6では、第2のセパレータプレート160の受部162における変形量と、荷重との関係を説明したが、第1のセパレータプレート150の凸部152、153における変形量と、荷重との関係についても同様である。
図4のステップS130では、燃料電池スタックを締結する。具体的には、発電ユニット100を積層し、受部162の変形量がL2〜L1の間のL4(図6)となるように圧縮する。このときの荷重は、F2であり、シールに必要な最低荷重Fminよりも大きな荷重がかかっている。そのため、ガスや冷媒がリークすることはない。また、荷重F2は、塑性変形前においてL4まで圧縮したときにかかる荷重F3よりも小さい。したがって、受部162を塑性変形することにより、燃料電池スタック10の形成時に受部162を同じL2だけ変形(圧縮)しても、荷重が小さくて済む。その結果、燃料電池スタック10の締結部品の強度、体格を大きくする必要がなくなり、燃料電池スタック10の製造コストを低減し、燃料電池スタック10の質量を低減できる。凸部152、153についても同様に、塑性変形させることにより、凸部152、153を同じだけ変形(圧縮)しても、荷重が小さくて済む。
図7は、ばねシール部の構成の変形例を示す説明図である。図7(A)の構成は、第2のセパレータプレートの受部162をばね支点部164と同一平面としたものである。この構成では、第2のセパレータプレート160の受部162は、補強フレーム140と接しており、凸部152により押圧されても変形しない。そのため、第1のセパレータプレート150の凸部152、153を塑性変形させ、受部162を塑性変形させないようにできる。なお、受部162が凸形状で無くなった分、凸部152、153の高さを高くしても良い。
図7(B)の構成は、第1のセパレータプレート150の凸部153を設けずに、ばね支点部154を凸部152側に広げている。そのため、凸部152の両側にばね支点部154が配置されている。この構成の場合、凸部153がないため、第1のセパレータプレート150は変形し難く、第2のセパレータプレート160の受部162のみが変形し、塑性変形する。このように、セパレータプレート150、160の形状により、いずれか一方のセパレータプレートのみを塑性変形させても良く、本実施形態で説明したように、両方のセパレータプレート150、160を塑性変形させても良い。
図7(C)の構成は、凸部152の頂部にゴムシート172を設け、受部162のゴムシート170を無くした構成である。このような構成であっても、凸部152は、ゴムシート172を挟んで受部162に押圧されており、第1のセパレータプレート150と第2のセパレータプレート160との間にシールライン182が形成される。
図7(D)の構成は、受部162にゴムシート170を設けることに加え、凸部152の頂部にゴムシート172を設けた構成である。このような構成であっても、凸部152は、ゴムシート170、172を挟んで受部162に押圧されており、第1のセパレータプレート150と第2のセパレータプレート160との間にシールライン182が形成される。このように、ゴムシートは、凸部152と受部162の少なくとも一方にあればよい。
上記説明では、シールライン182を例にとり説明したが、シールライン180についても同様の構成であってもよい。
上記説明では、複数の発電ユニット100を積層し、通常よりも多く圧縮することで、第1、第2のセパレータプレート150、160のばねシール部(凸部152、153、受部162)を塑性変形させていたが、燃料電池スタック10を組み立てる前に、発電ユニット100を、例えば圧縮装置を用いて圧縮し、塑性変形させても良い。この場合、流路形成部156、166の部分は圧縮せず、ばねシール部(凸部152、153、受部162)に対応する部分のみを圧縮しても良い。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
10…燃料電池スタック
100…発電ユニット
110…膜電極ガス拡散層接合体(MEGA)
120…触媒層接合電解質膜(CCM)
130、132…ガス拡散層
140…補強フレーム
150…第1のセパレータプレート
152…シールライン形成用凸部(凸部)
153…凸部
154…ばね支点部
155…空間
156…流路形成部
160…第2のセパレータプレート
162…シールライン形成用受部(受部)
164…ばね支点部
165…空間
166…流路形成部
170、172…ゴムシート
180、182…シールライン
190…第1のガス流路
192…第2のガス流路
194…冷媒流路
200、210…ターミナルプレート
220…絶縁プレート
230…エンドプレート
310…酸化剤ガス供給マニホールド
315…酸化剤ガス排出マニホールド
320…燃料ガス排出マニホールド
325…燃料ガス供給マニホールド
330…冷媒供給マニホールド
335…冷媒排出マニホールド
1501〜1506…開口部

Claims (1)

  1. 燃料電池スタックの製造方法であって、
    (i)少なくとも一方のセパレータプレートにばねシール部を有する一対のセパレータプレートを形成する工程と、
    (ii)前記一対のセパレータプレートを用いて発電ユニットを形成する工程と、
    (iii)前記発電ユニットを積層して燃料電池スタックを形成する工程と、
    を備え、
    前記工程(ii)と同時、又は、前記工程(ii)と(iii)との間において、前記ばねシール部を塑性変形させる工程を有する、燃料電池スタックの製造方法。
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