JP2018060634A - 電池モジュールの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 放熱効率の向上を図ることができる電池モジュールの製造方法を提供する。【解決手段】 電池モジュール10を作製する際には、電池ユニット14の伝熱面31を、所定の伝熱面検出位置P1において検出する伝熱面検出工程と、伝熱面検出工程において検出した伝熱面31の補正をおこなう補正工程と、補正工程において補正された電池ユニット14を、テーブル44上方の所定の積層位置P2において、テーブル44上に積まれた電池ユニット14上に積層する積層工程とを含む。上述した製造方法によれば、伝熱面の平面度が高い電池モジュール10により、電池パックの筐体Hとの間において高い接触性が実現され、高い放熱効率を得ることができる。【選択図】 図4

Description

本発明は、電池モジュールの製造方法に関する。
従来より、電気自動車又はフォークリフトなど、車両のバッテリとして使用される電池パックが知られている。このような電池パックには、その筐体内に、電池セルを含む電池ユニットが複数積層されて構成された電池モジュールが収容されている。
各電池ユニットは、電池セルに生じた熱をユニット外部(たとえば電池パックの筐体等)に放出するための伝熱面を有し、各電池ユニットの伝熱面をユニット外部に接触させることで、伝熱面を介した電池セルの放熱がおこなわれる。
特開2016−126846号公報 特開2007−250352号公報 特開2015−200660号公報 国際公開第2010/082335号
電池モジュールは、複数の電池ユニットで構成されているため、連続的に並ぶ複数の伝熱面を有するが、複数の伝熱面が全体として平面度が低くなった場合には、ユニット外部との接触性が低くなる。その結果、接触性が低い伝熱面においては電池セルの放熱効率が低下し、電池モジュール全体としても放熱効率が低下してしまう。
発明者らは、鋭意研究の末、電池モジュールの複数の伝熱面が全体として高い平面度を有し、それにより電池モジュールの放熱効率の向上を図ることができる技術を新たに見出した。
本発明は、放熱効率の向上を図ることができる電池モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る電池モジュールユニットの製造方法は、電池セルを含むとともに該電池セルの熱を外部に放出する伝熱面を有する電池ユニットが複数積層された電池モジュールの製造方法であって、電池ユニットの伝熱面を、所定の伝熱面検出位置において検出する伝熱面検出工程と、伝熱面検出工程において検出した伝熱面の補正をおこなう補正工程と、補正工程において補正された電池ユニットを、テーブル上方の所定の積層位置において、テーブル上に積まれた電池ユニット上に積層する積層工程とを含む。
上記電池モジュールユニットの製造方法では、補正工程において、伝熱面検出工程において検出した伝熱面の補正をおこなった後に電池ユニットを積層するため、電池ユニットが複数積層されて構成される電池モジュールの複数の伝熱面が全体として高い平面度を有する。それにより、電池モジュールにおける高い放熱効率を実現することができる。
他の形態に係る電池モジュールユニットの製造方法では、伝熱面検出工程において、伝熱面を複数個所で測定した結果から伝熱面に近似する近似平面を決定し、該近似平面を伝熱面として検出する。この場合、補正工程において、電池モジュールの伝熱面の近似平面を用いた補正がおこなわれる。
他の形態に係る電池モジュールユニットの製造方法では、電池ユニットが、電池セルに貼り付けられた伝熱プレートを有し、伝熱面が伝熱プレートに設けられている。この場合、電池モジュールに含まれる複数の伝熱プレートの伝熱面が全体として高い平面度を有するように、電池ユニットが積層される。
他の形態に係る電池モジュールユニットの製造方法では、補正工程において、伝熱面の補正をおこないつつ、電池ユニットを伝熱面検出位置から積層位置まで移動させる。この場合、所定の位置で伝熱面の補正をおこなう場合よりも時間短縮を図ることができる。
他の形態に係る電池モジュールユニットの製造方法では、補正工程において、伝熱面が円弧状の軌跡を描くように、電池ユニットを伝熱面検出位置から積層位置まで移動させる。この場合、時間短縮を図りつつ、テーブル上に積まれた電池ユニットの位置ずれを抑制して、電池モジュールを高い位置精度で積層することができる。
他の形態に係る電池モジュールユニットの製造方法では、テーブルが上下動可能に設けられており、積層工程の後に、電池ユニットの高さ分だけテーブルを下降させるテーブル下降工程をさらに含む。この場合、電池ユニットが積層される積層位置を常に同じ位置に維持することができる。
他の形態に係る電池モジュールユニットの製造方法では、補正工程において、伝熱面の補正として、電池ユニットの位置、配向方向および傾きの少なくとも一つを補正する。
本発明によれば、放熱効率の向上を図ることができる電池モジュールの製造方法が提供される。
図1は、実施の一態様に係る電池モジュールユニットを示した概略斜視図である。 図2は、図1に示した電池モジュールユニットの平面図である。 図3は、図1に示した電池モジュールユニットの分解斜視図である。 図4は、複数の電池ユニットを重ね合わせる手順を示したフローチャートである。 図5は、複数の電池ユニットの重ね合わせに用いられるシステムの構成を示した平面図である。 図6は、図5のシステムの構成を示した側面図である。 図7は、伝熱面検出工程における電池ユニットとレーザ変位計との位置関係を示した(a)平面図および(b)側面図である。 図8は、電池ユニットを伝熱面検出位置から積層位置まで移動させる様子を示した図である。 図9は、電池ユニットを伝熱面検出位置から積層位置まで移動させるときに描かれる円弧状の軌跡を示した図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一又は同等の要素については同一の符号を付し、説明が重複する場合にはその説明を省略する。
まず、図1、図2および図3を参照しつつ、電池パックの筐体内に収容される電池モジュールユニット1について説明する。
図1に示すように、電池モジュールユニット1は、電池モジュール10を備えている。この電池モジュール10は、並設された複数(図では7つ)の電池ユニット14により構成されている。
電池モジュールユニット1は、さらに、電池モジュール10の電池ユニット14の並設方向両端に一対のエンドプレート16を備えており、一対のエンドプレート16により複数の電池ユニット14が拘束されている。一対のエンドプレート16は、たとえば、一方のエンドプレート16に挿通されて他方のエンドプレート16の向きに延びる4本のボルト19A〜19Dが、各電池ユニット14および他方のエンドプレート16を挿通して、他方のエンドプレート16側でナットに螺合されることで固定される。各エンドプレート16には、固定部材18が固定されている。各エンドプレート16は、高い剛性が求められるため、鉄で構成されている。
電池モジュール10は、図2に示すように、鉛直方向に延びる電池パックの筐体Hに固定部材18を介して片持ち支持されるように固定される。
各電池ユニット14は、図3に示すように、電池セル20と、樹脂ホルダ28と、伝熱プレート30とによって構成されている。
電池セル20は、ケース21と、ケース21内に収容された図示しない電極組立体と、ケース21に設けられた電極組立体に接合される一対の端子24とを備えている。ケース21は、導電材料(たとえば、アルミニウム)で構成されており、有底角筒状のケース本体部22とケース本体部22の開口を覆う蓋板23とを有する。ケース本体部22は、矩形平板状の底板22aと、底板22aの4つの辺から立設する4つの側面22b〜22eとからなる。以下、説明の便宜上、4つの側面22b〜22eのうち、電池ユニット14の並設方向と交わる2つの側面を第1側面22b、第2側面22cと称し、他の2つの側面を第3側面22d、第4側面22eと称する。
一対の端子24は、電池セル20の電極組立体の電力を外部に取り出す端子である。本実施の形態では、複数の電池セル20は、図2に示すように、直列に接続されるよう隣り合う極性の異なる端子24同士がバスバー25を介して接続されている。
図3に示すように、樹脂ホルダ28は、樹脂によって一体成型された枠体であって、蓋板23上に配置される配線部28aと、ケース本体部22の底板22aと対向する底面部28bと、ケース本体部22の第3側面22d、第4側面22eと各々対向する一対の立設部28cとを備える。
配線部28aは、各端子24を囲むように立設された周囲壁29aと、一対の立設部28cから鉛直方向上方に延びる一対の外壁29bと、周囲壁29aを挟んで外壁29bと反対側に設けられた仕切壁29cと、周囲壁29aと仕切壁29cとの間にそれぞれ設けられた一対の第1ボルトガイド部29dと、を有する。
仕切壁29cは、電池ユニット14の並設方向に沿って延在している。仕切壁29cにおける端子24側には、上述したボルト19A、19Bを案内するガイド孔27A、27Bを有する一対の第1ボルトガイド部29dが設けられている。
樹脂ホルダ28には、さらに、上述したボルト19C、19Dを案内するガイド孔27C、27Dを有する一対の第2ボルトガイド部28dが、底面部28bと一対の立設部28c各々とで画成される角部に設けられている。
伝熱プレート30は、ケース本体部22の第1側面22bおよび第3側面22dを覆うように配置された、L字状の金属プレートであり、たとえばアルミニウムで構成されている。このような伝熱プレート30は、たとえば金属平板の曲げ加工により形成される。伝熱プレート30は、第1側面22bを覆うセル被覆部30aにおいて電池セル20の熱を受け入れて、第3側面22dを覆う側面部30bの外面31から壁Wに放熱することができる。すなわち、伝熱プレート30の側面部30bの外面31が、電池セル20に生じた熱をユニット外部(本実施形態では電池パックの筐体H)に放出する伝熱面となっている。
上述した樹脂ホルダ28は、ケース本体部22の第1側面22bおよび第2側面22cを覆う部分を有していないため、伝熱プレート30は、樹脂ホルダ28に保持された電池セル20の第1側面22bと接する。電池セル20の第1側面22bおよび第2側面22cには、その外縁領域を除く全面に、両面接着テープ26が貼付されている。そのため、伝熱プレート30は、両面接着テープ26を介して、電池セル20の第1側面22bと接着される。図3に示すように、電池セル20の第2側面22cの側にも、隣接する電池ユニット14の伝熱プレート30が存在するため、電池ユニット14の並設方向の両側に位置する電池セル20を除く各電池セル20は、両面接着テープ26を介して、一対の伝熱プレート30で挟まれている。
続いて、上述した電池モジュール10を製造する方法の工程の一部として、複数の電池ユニット14を重ね合わせる手順について、図4〜9を参照しつつ説明する。
複数の電池ユニット14を重ね合わせる作業では、その前工程において、複数の電池ユニット14が所定のトレイ40上に並べられる。トレイ40上の複数の電池ユニット14は、作業性を高めるために、所定の姿勢および向きで並べられることが好ましい。具体的には、電池ユニット14は、積層後と同じ姿勢となるように、電池セル20の厚さ方向が上下方向となり、かつ、電池セル20が伝熱プレート30の上側になった姿勢で並べられる。また、伝熱プレート30の伝熱面31についても、積層後と同じ向きとなるように配向されて並べられる。
作業が開始すると、ロボットアーム41が、トレイ40上に並べられた複数の電池ユニット14の一つを取り上げる(ステップS1)。ロボットアーム41は、たとえば把持や吸着により電池ユニット14の電池セル20を取り上げる。電池セル20と伝熱プレート30とでは、電池セル2のほうが重いため、より高い位置精度や移動精度を得るためには、電池セル20を把持したり吸着することが好ましい。
そして、ロボットアーム41を、取り上げた電池ユニット14を所定の伝熱面検出位置に移動させる(ステップS2)。
続いて、伝熱面検出工程として、伝熱面検出位置において、ロボットアーム41で保持した状態の電池ユニット14の伝熱プレート30の伝熱面31を検出する(ステップS3)。伝熱面検出工程では、図7に示すように、伝熱面検出位置での伝熱面31と対向するように配置されたレーザ変位計42を用いて、伝熱面31を検出する。伝熱面検出工程では、伝熱面31の全面がレーザ変位計42によって走査されるように、ロボットアーム41を移動させる。具体的には、図7に示すように、伝熱面31の面方向に往復動させつつ(図7(a)参照)、間欠的に伝熱面31を上昇させる(図7(b)参照)ことで、伝熱面31の全面をレーザ変位計42によって走査する。それにより、測定結果として、伝熱面31のうねりや凹凸、傾きといった表面状態、および、伝熱プレート30の側面部30bの厚さ変化等に関する情報が得られる。そして、上記測定結果から、伝熱面31に近似する近似平面を決定し、伝熱面検出工程では、その近似平面を伝熱面として検出する。
なお、伝熱面検出工程では、必ずしも伝熱面31の全面を走査する必要はなく、伝熱面31の複数個所において測定をおこない、上記測定結果を得てもよい。また、伝熱面検出工程では、レーザ変位計42以外の変位検出センサを用いることができ、非接触式や接触式のセンサを用いることができる。本実施形態のように、非接触式センサの一種であるレーザ変位計42を用いると、ロボットアーム41や電池ユニットの移動がセンサで制限されない。
次に、電池ユニット14を伝熱面検出位置に保持した状態で、伝熱面検出工程で検出した伝熱面31の近似平面に基づき、電池ユニット14に対しておこなう補正内容を決定する(ステップS4)。この際、ロボットアーム41で保持した電池ユニット14が実際に積層されたときに、積層された複数の電池ユニット14の伝熱面31が全体として最も高い平面度となるように補正内容を決定する。平面度は、一例として±0.2の範囲内であれば実用上十分に高い平面度である。補正内容の決定には、図5に示すように、レーザ変位計43によって、すでに積層されている全部または一部の電池ユニット14の伝熱面31を測定し、その測定結果を利用してもよい。すなわち、これから積層される電池ユニット14の伝熱面31と、すでに積層されている電池ユニット14の伝熱面31との両方に基づき、最適な平面度が得られるように、これから積層される電池ユニット14に対する補正内容を決定してもよい。
そして、補正工程として、決定された補正内容に従って電池ユニット14の補正をおこないつつ、電池ユニット14を伝熱面検出位置から積層位置まで移動させる(ステップS5)。
本実施形態では、図8に示すように、電池ユニット14の伝熱面検出位置に対して、斜め下方に、電池ユニット14が積層される上下動可能なテーブル44が配置されている。そのため、ロボットアーム41は、保持した電池ユニット14を、伝熱面検出位置から斜め下方に移動させてすでに積層されている電池ユニット14上の積層位置まで運ぶ。このとき、ロボットアーム41は、図9に示すように、電池ユニット14およびその伝熱面31が円弧軌道を描くように電池ユニット14を運ぶ。より詳しくは、電池ユニット14は、図9に示した半径Rの仮想円の円弧に沿って、伝熱面検出位置P1(伝熱面31の基準点が、仮想円の中心Oを基準としたXZ座標系の座標(0,R)にある位置)から積層位置P2(伝熱面31の基準点が、仮想円の中心Oを基準としたXZ座標系の座標(R,0)にある位置)まで移動する。
電池ユニット14が、図9に示したとおりの円弧状の軌跡を描くように移動することで、電池ユニット14が積層位置に達するときに上下方向(図9のZ方向)の移動となる。すなわち、その移動は、ほとんど上下方向(Z方向)の成分のみであり、左右方向(X方向)の成分はゼロまたは微小となる。
ロボットアーム41は、上記移動をおこないつつ、上記ステップS4で決定した補正内容に従って電池ユニット14を補正する。電池ユニット14の補正としては、たとえば、電池ユニット14の位置(たとえば、図9におけるX方向位置)を調整したり、電池ユニット14の配向方向を調整したり、電池ユニット14の傾き(たとえば、図9におけるX軸周りの傾き)を調整したりすることが挙げられる。電池ユニット14の補正として、上記の位置、配向方向および傾きのうちの一部を調整してもよく、全部を調整してもよい。
電池ユニット14を積層位置まで移動させて積層した後は、次の電池ユニット14を取り上げるためにロボットアーム41をトレイ40の位置に移動させる(ステップS6)とともに、テーブル下降工程としてテーブル44を電池ユニット14の高さ分だけ下降させて(ステップS7)、再度ステップS1からの処理を繰り返す。
以上において説明したとおり、電池モジュール10を作製する際には、電池ユニット14の伝熱面31を、所定の伝熱面検出位置P1において検出する伝熱面検出工程と、伝熱面検出工程において検出した伝熱面31の補正をおこなう補正工程と、補正工程において補正された電池ユニット14を、テーブル44上方の所定の積層位置P2において、テーブル44上に積まれた電池ユニット14上に積層する積層工程とを含む。
電池ユニット14は、伝熱面検出工程において検出された伝熱面に基づいて補正工程で補正された後に積層されるため、電池ユニット14が複数積層されて構成される電池モジュール10においては複数の伝熱面31が全体として高い平面度で揃うこととなる。したがって、上述した製造方法によれば、伝熱面の平面度が高い電池モジュール10により、電池パックの筐体Hとの間において高い接触性が実現され、高い放熱効率を得ることができる。
また、上述した実施形態のように、伝熱面検出工程において、伝熱面31を全面または複数個所で測定した結果から伝熱面31に近似する近似平面を決定し、該近似平面を伝熱面として検出してもよい。電池ユニット14の伝熱面を、所定の平面で近似することで簡便に補正をおこなうことができ、作業の効率化や作業時間の短縮が図られる。
さらに、上述した実施形態では、電池ユニット14の伝熱プレート30に伝熱面31が設けられている。そのため、電池モジュール10に含まれる複数の伝熱プレート30の伝熱面31が全体として高い平面度を有するように、電池ユニット14が積層される。特に、伝熱プレート30が金属平板(Al平板)の曲げ加工により形成される場合には、高い位置精度の伝熱面31を得ることは極めて困難である。そのため、上述した製造方法により、電池ユニット14を積層する段階で電池ユニット14の補正することが有効である。なお、電池ユニット14の電池セル20が樹脂ホルダ28から露出する構成とし、その露出した電池セル20の面を伝熱面とする態様であってもよい。
また、上述した実施形態のように、補正工程において、伝熱面の補正をおこないつつ、それと同時に、電池ユニット14を伝熱面検出位置P1から積層位置P2まで移動させることで、所定の位置で伝熱面の補正をおこなう場合よりも、作業の効率化や作業時間の短縮が図られる。特に、電池ユニット14を伝熱面検出位置P1から積層位置P2まで一度に移動することで、複数回に分けて移動する場合よりも、電池ユニット14の位置精度の向上が図られる。なぜなら、ロボットアーム41の停止/再始動をおこなう度に、電池ユニット14の位置精度を低下させる要因(ロボットアーム41の振動、滑り等)が生じ得るからである。
特に、電池ユニット14を、その伝熱面31が円弧状の軌跡を描くように移動させることで、その移動は、積層位置に達するときにほとんど上下方向の成分のみとなる。そのため、積層する電池ユニット14が、すでに積層されている電池ユニット14に対して左右方向の摩擦力をほとんど生じさせず、すでに積層されている電池ユニット14の位置ずれ(すなわち、横ずれ)を抑制することができる。それにより、電池モジュール10が高い位置精度で積層される。また、電池ユニット14同士が摩擦により傷つく事態も効果的に回避される。
なお、電池ユニット14の積層位置に達するときの移動が上下方向の成分のみとなるように、電池ユニット14の積層時またはその前にテーブル44をわずかな距離だけ下降しておき、電池ユニット14が積層位置に達した後、テーブル44の位置を戻すように上昇させてもよい。
また、上述した実施形態のように、積層工程の後、テーブル下降工程として、上下動可能に設けられたテーブル44が電池ユニット14の高さ分だけ下降することで、電池ユニット14が積層される積層位置P2が常に同じ位置に維持される。すなわち、電池ユニット14の積層を繰り返しても、積層位置P2が変わらない。この場合、ロボットアーム41は同じ軌跡で移動するため、高い位置精度を維持できる上、複雑なアーム移動位置の計算をする必要がないためにシステムの簡略化も図られる。なお、テーブルの上下動には、公知の技術を採用することができ、たとえばテーブル44をアクチュエータで支持してそのアクチュエータでテーブル44を昇降させることができる。
1…電池モジュールユニット、10…電池モジュール、14…電池ユニット、20…電池セル、30…伝熱プレート、31…伝熱面、40…トレイ、41…ロボットアーム、42、43…レーザ変位計、44…テーブル。

Claims (7)

  1. 電池セルを含むとともに該電池セルの熱を外部に放出する伝熱面を有する電池ユニットが複数積層された電池モジュールの製造方法であって、
    前記電池ユニットの伝熱面を、所定の伝熱面検出位置において検出する伝熱面検出工程と、
    前記伝熱面検出工程において検出した伝熱面の補正をおこなう補正工程と、
    前記補正工程において補正された前記電池ユニットを、テーブル上方の所定の積層位置において、前記テーブル上に積まれた前記電池ユニット上に積層する積層工程と
    を含む、電池モジュールの製造方法。
  2. 前記伝熱面検出工程において、前記伝熱面を複数個所で測定した結果から前記伝熱面に近似する近似平面を決定し、該近似平面を前記伝熱面として検出する、請求項1に記載の電池モジュールの製造方法。
  3. 前記電池ユニットが、前記電池セルに貼り付けられた伝熱プレートを有し、前記伝熱面が前記伝熱プレートに設けられている、請求項1または2に記載の電池モジュールの製造方法。
  4. 前記補正工程において、前記伝熱面の補正をおこないつつ、前記電池ユニットを前記伝熱面検出位置から前記積層位置まで移動させる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電池モジュールの製造方法。
  5. 前記補正工程において、前記伝熱面が円弧状の軌跡を描くように、前記電池ユニットを前記伝熱面検出位置から前記積層位置まで移動させる、請求項4に記載の電池モジュールの製造方法。
  6. 前記テーブルが上下動可能に設けられており、
    前記積層工程の後に、前記電池ユニットの高さ分だけ前記テーブルを下降させるテーブル下降工程をさらに含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電池モジュールの製造方法。
  7. 前記補正工程において、前記伝熱面の補正として、電池ユニットの位置、配向方向および傾きの少なくとも一つを補正する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の電池モジュールの製造方法。
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