JP2018060427A - 路面状況検出プログラム及び路面状況検出装置 - Google Patents

路面状況検出プログラム及び路面状況検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】路面の劣化の進行を検出できる。
【解決手段】路面状況検出プログラムは、道路の地点毎に第一の劣化度を取得し、第一の劣化度が所定値よりも悪い劣化の状態を示す劣化地点を特定する処理をコンピュータに実行させる。また、路面状況検出プログラムは、第一の劣化度とは異なる方式で道路の地点毎に第二の劣化度を取得する際に、特定した劣化地点については、第二の劣化度を取得する際の測定感度を増加させる処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、路面状況検出プログラム及び路面状況検出装置に関する。
道路の路面状況を点検する際に、車両に揺れを検出するセンサを取り付けて道路を走行して路面の凹凸を検出し、一定値以上のセンサの値を検出した場所は道路の舗装が劣化していると判定することで、舗装の劣化を検出する技術がある。このような揺れを検出するセンサとしては、例えば、加速度センサが挙げられる。
特開2015−75934号公報
上記の技術では、センサの測定値の検出感度を上げることにより、より微細な路面の凹凸を検出できるが、凹凸の誤検出の頻度も高くなる。一方で、上記の技術において、センサの測定値の検出感度が低すぎると、劣化が進行するまで路面の凹凸を検出できなくなる場合がある。
一つの側面では、路面の劣化の進行を検出できる路面状況検出プログラム及び路面状況検出装置を提供することを目的とする。
一つの態様において、路面状況検出プログラムは、道路の地点毎に第一の劣化度を取得し、第一の劣化度が所定値よりも悪い劣化の状態を示す劣化地点を特定する処理をコンピュータに実行させる。また、路面状況検出プログラムは、第一の劣化度とは異なる方式で道路の地点毎に第二の劣化度を取得する際に、特定した劣化地点については、第二の劣化度を取得する際の測定感度を増加させる処理をコンピュータに実行させる。
一つの態様によれば、路面の劣化の進行を検出できるという効果を奏する。
図1は、背景技術における路面状況の検出結果表示画面の一例を示す図である。 図2は、背景技術における路面状況の検出結果表示画面の別の一例を示す図である。 図3は、実施例1における路面状況の検出結果表示画面の一例を示す図である。 図4は、実施例1における路面状況検出装置の機能ブロックの一例を示す図である。 図5は、実施例1における基準値DBの一例を示す図である。 図6は、実施例1におけるひび割れDBの一例を示す図である。 図7は、実施例1における凹凸DBの一例を示す図である。 図8は、実施例1における判定結果DBの一例を示す図である。 図9は、路面状況検出処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施例2における路面状況の検出結果表示画面の一例を示す図である。 図11は、実施例3における基準値DBの一例を示す図である。 図12は、実施例3における判定結果DBの一例を示す図である。 図13は、路面状況検出装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する路面状況検出プログラム及び路面状況検出装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
路面の劣化の判定基準としては、例えば路面の平坦性、ひび割れ率、わだち掘れ量などが知られている。以下においては、路面のひび割れ率と平坦性とを用いて、路面の劣化を検出する方法について説明する。なお、各区間におけるひび割れ率は、例えば各区間の路面を撮影した画像を、公知の画像解析技術等を用いて分析することにより特定される。また、路面の平坦性は、例えば加速度センサを搭載した車両を用いて、走行中に路面の凹凸に応じて生じる縦方向の加速度の変化の大きさを測定することにより検出される。
[出力結果の例]
まず、本実施例における路面状況検出プログラムによる出力結果について、図1乃至図3を用いて、背景技術と比較しながら説明する。図1は、背景技術における路面状況の検出結果表示画面の一例を示す図である。図1は、始点1001から終点1101までの道路を対象とした路面状況の検出結果を出力した画面1000の一例を示す。
図1において、始点1001から終点1101までの道路は、100mごとに区分される。図1における始点1001から終点1101の間の枠は、それぞれ区分された100mの区間を示す。本プログラムの利用者は、表示された出力結果を参照して、路面の手当てが望まれる区間を特定する。
また、図1において、区間1211から区間1311までの模様が付された枠は、ひび割れが生じていると判定された区間を示し、それ以外の白抜きされた枠は、ひび割れが生じていると判定されなかった区間を示す。なお、以下の説明においては、例えば特定されたひび割れ率が所定の閾値以上である場合に、ひび割れが生じていると判定されるものとし、ひび割れが検出されてもひび割れ率が所定の閾値未満である場合は、ひび割れが生じていると判定されないものとする。
例えば、ひび割れが生じていると判定された区間においては、手当てが遅れると、路面の損傷が急速に深刻化する可能性が高いことが知られている。また、路面の修理コストは、路面の損傷の深刻化に応じて高騰する。したがって、路面の修理コストを軽減するには、ひび割れが生じていると判定された区間においては、路面の凹凸が小さく、低い測定感度では路面の劣化として検出されない場合においても、路面の損傷が深刻化する前に早期の手当てを行うことが望ましい。
一方、ひび割れが生じていると判定されなかった区間においては、直ちに手当をしなくとも路面の損傷が急速に深刻化する可能性が低い。したがって、ひび割れが生じていると判定されなかった区間については、修理コストを軽減するために、路面の凹凸が大きくなってから手当てを行うことが考えられる。
図1は、背景技術において、後述する図2で用いる測定感度よりも低い測定感度を用いて路面の劣化を測定した場合における検出結果の一例を示す。低い測定感度を用いた場合、例えば測定された加速度が所定の値よりも大きい路面の凹凸のみが路面の劣化として検出され、測定された加速度が所定の値よりも小さい場合は、路面の凹凸が生じていても路面の劣化として検出されない。
図1において、例えば区間1311及び区間1411に付された印「◆」は、低い測定感度において路面の劣化が検出された区間であることを示す。一方、例えば低い測定感度において路面の劣化が検出されない区間については、区間1211及び区間1511並びに区間1611に示すように印「◆」が付されていない。しかし、印「◆」が付されていない区間においても、低い測定感度においては路面の劣化としては検出されないような小さな路面の凹凸が生じている場合がある。
例えば区間1511のようにひび割れが生じていると判定された区間においては、低い測定感度においては路面の劣化としては検出されない小さな路面の凹凸が生じている場合であっても、早期の手当てが望まれる。しかし、背景技術においては、ひび割れが生じていると判定されたか否かにかかわらず、低い測定感度を用いた場合には路面の劣化が検出されないときは印「◆」が表示されない。この場合においては、例えば区間1211から区間1311までのひび割れが生じていると判定された区間において、早期の手当てが望まれる区間があることを利用者が見落とすおそれがある。すなわち、図1に示すような例においては、路面の劣化度の変化の検出に漏れが生じる可能性が高い。
次に、背景技術において、前述した図1で用いた測定感度よりも高い測定感度を用いて路面の劣化を測定した場合における検出結果の一例について説明する。図2は、背景技術における路面状況の検出結果表示画面の別の一例を示す図である。図2において、例えば区間1611に付された印「●」は、高い測定感度において路面の劣化が検出された区間であることを示す。
図2に示すように、高い測定感度を用いて路面の劣化を測定した場合、図1において印「◆」が付された区間1311に加えて、例えば区間1511にも印「●」が表示される。これにより、出力結果を参照した利用者は、区間1511も早期の手当てが望まれる区間であることを認識することができる。
一方で、例えば区間1611に示すように、ひび割れが生じていると判定されず、かつ低い測定感度においては路面の劣化が検出されなかった、早期の手当てが重要ではない区間についても、区間1511と同様に印「●」が表示される。これにより、出力結果を参照した利用者は、区間1611についても、早期の手当てが望まれる区間であると誤認するおそれがある。すなわち、図2に示すような例においては、路面の劣化度の変化の検出にノイズが生じる可能性が高い。
次に、本実施例における検出結果の一例について説明する。図3は、実施例1における路面状況の検出結果表示画面の一例を示す図である。図3において、例えば区間1511に付された印「□」は、ひび割れが生じていると判定された区間において、高い測定感度において路面の劣化が検出された区間であることを示す。また、図1と同様に、ひび割れが生じていると判定されなかった区間においても、例えば区間1411のように低い測定感度において路面の劣化が検出された区間については、印「◆」が付される。一方、図3において、ひび割れが生じていると判定された区間についても、高い測定感度において路面の劣化が検出されない場合は、区間1211に示すようにいずれの印も付されない。
図3に示す例においては、ひび割れが生じていると判定され、かつ低い測定感度では劣化が検出されないが、高い測定感度では劣化が検出される区間1511に印「□」が付される。一方、図3に示す例においては、高い測定感度では劣化が検出されるが、ひび割れが生じていると判定されなかった区間1611には印が付されない。これにより、利用者は、本実施例における検出結果を見て、早期の手当てが望まれる区間と、それ以外の区間とを容易に識別することができる。
このように、本実施例における路面状況検出装置は、ひび割れが検出された箇所において、路面の凹凸を示す加速度に基づく路面の劣化の測定感度を上げるので、早期の手当てが望まれる区間であるか否かを利用者に容易に識別させることができる。
[機能ブロック]
次に、本実施例における機能構成について説明する。図4は、実施例1における路面状況検出装置の機能ブロックの一例を示す図である。図4に示すように、本実施例における路面状況検出装置100は、ネットワークNを通じて、ひび割れ検出装置200と、凹凸検出装置300と相互に通信可能に接続される。また、本実施例における路面状況検出装置100は、表示装置400に接続される。なお、本実施例における路面状況検出装置100、ひび割れ検出装置200、凹凸検出装置300及び表示装置400の数は、それぞれ図示された数に限られない。
図4に示すひび割れ検出装置200は、路面の画像を撮影して解析することにより、路面のひび割れ率を特定する装置である。ひび割れ検出装置200は、路面の画像を公知の画像解析技術等を用いて分析することにより、路面のひび割れ率を特定する。ひび割れ検出装置200は、例えば、路面のひび割れ率に関する情報を、路面状況検出装置100による要求に基づいて出力する。ひび割れ検出装置200は、例えば撮影機能を有するコンピュータにより実現され、公知の自動車等の路面を走行する移動体に実装されるが、これに限定されない。なお、ひび割れ率に関する情報は、第一の劣化度の一例である。
図4に示す凹凸検出装置300は、路面の平坦性を示す情報として、加速度センサを用いて路面の凹凸の大きさを測定する装置である。凹凸検出装置300は、例えば、路面の凹凸が大きくなるほど、高い加速度を検出する。凹凸検出装置300は、例えば、100mの区間において検出された加速度の平均値を算出し、路面状況検出装置100による要求に基づいて出力する。凹凸検出装置300は、例えば加速度センサを有するスマートフォンなどの携帯端末により実現され、公知の自動車等の路面を走行する移動体に実装されるが、これに限定されない。
図4に示す表示装置400は、路面状況検出装置100から出力される情報を表示させる装置である。表示装置400は、例えば液晶ディスプレイなどの出力装置により実現される。
次に、図4に示す路面状況検出装置100の機能ブロックについて説明する。図4に示すように、路面状況検出装置100は、通信部110、出力部111、記憶部120、制御部130を有する。なお、路面状況検出装置100は、コンピュータ等の機器により実現され、図4に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイス等の機能部を有することとしてもかまわない。
通信部110は、有線や無線を問わず、ネットワークNを経由して、ひび割れ検出装置200及び凹凸検出装置300との間の通信を制御する。出力部111は、制御部130から出力された情報を、表示装置400に表示させる。
記憶部120は、例えば制御部130が実行するプログラム、各種データなどを記憶する。また、記憶部120は、基準値DB121、ひび割れDB122、凹凸DB123及び判定結果DB124を有する。記憶部120は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子や、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置に対応する。
基準値DB121は、路面の凹凸を示す加速度と、路面の早期の手当てが望まれる度合いを示す危険度とを関連付けて記憶する。図5は、実施例1における基準値DBの一例を示す図である。図5に示すように、基準値DB121は、基準値「A」と「B」とを、「危険度」に対応付けて記憶する。なお、基準値DB121に記憶される情報は、例えば、予め路面状況検出装置100の利用者、管理者等により入力される。また、基準値「A」は測定感度を増加させる前の第一の測定感度の一例であり、基準値「B」は測定感度を増加させた後の第二の測定感度の一例である。
図5における「危険度」は、数字が大きくなるほど、早期の路面の手当てが望まれることを示す。なお、本実施例においては、符号2000に示す「危険度3」以上であると判定された区間を、路面の手当てが望まれる「要点検区間」であると判定する例について説明する。なお、「危険度」は、第二の劣化度の一例である。
図5において、「A」は、ひび割れが生じていると判定されなかった路面において、加速度から危険度を特定するために用いられる基準を示す。また、図5において、「B」は、ひび割れが生じていると判定された路面において、加速度から危険度を特定するために用いられる基準を示す。なお、図5において、「A」欄及び「B」欄の「x−y」は、加速度が「xG超」であり、かつ「yG以下」であることを示す。例えば、「0−0.5G」は、加速度が「0Gより大きく、かつ0.5G以下」であることを示す。
図5に示すように、「A」及び「B」において、「危険度1」の下限値はともに「0G」である。しかし、「危険度1」の上限値は、「A」においては「1.0G」であるのに対し、「B」においては「0.5G」となっている。同様に、「B」においては、「危険度2」乃至「危険度4」の上限値及び下限値が、「A」における各危険度の上限値及び下限値より小さく設定されている。
次に、ひび割れDB122は、ひび割れ率に基づく情報と、路面の区間を示す地点とに関する情報を関連付けて記憶する。図6は、実施例1におけるひび割れDBの一例を示す図である。図6に示すように、ひび割れDB122は、「地点」と、「ひび割れ」とを対応付けて記憶する。また、ひび割れDB122に記憶される情報は、例えば後述する第一劣化度取得部131により入力される。
図6において、ひび割れ「有」は、例えば第一劣化度取得部131により取得されたひび割れ率が所定の閾値以上であることを示し、ひび割れ「無」は、取得されたひび割れ率が所定の閾値未満であることを示す。したがって、実際にはひび割れが検出されている区間についても、ひび割れDB122にひび割れ「無」が記憶される場合がある。なお、所定の閾値は、所定値の一例である。
例えば、図6の符号3000に示すように、ひび割れDB122は、「0.7km」地点に始まる区間から、「1.4km」地点に始まる区間までの間においては、ひび割れ率が所定の閾値以上であるのでひび割れが生じていると判定されたことを記憶する。また、図6に示すように、ひび割れDB122は、その他の地点に始まる区間においては、ひび割れ率が所定の閾値未満であるのでひび割れが生じていると判定されなかったことを記憶する。
次に、凹凸DB123は、各区間における路面の凹凸の大きさを示す加速度と、路面の区間を示す地点とに関する情報を関連付けて記憶する。図7は、実施例1における凹凸DBの一例を示す図である。図7に示すように、凹凸DB123は、「地点」と、「加速度」とを対応付けて記憶する。なお、凹凸DB123に記憶される情報は、例えば後述する第二劣化度取得部133により入力される。
例えば、図7の符号4000に示すように、凹凸DB123は、「1.2km」地点に始まる区間から、「1.5km」地点に始まる区間までの間においては、加速度が「2.0G」以上であることを記憶する。
次に、判定結果DB124は、各区間におけるひび割れに関する情報及び平坦性に関する情報に基づいて判定された危険度、及び危険度を判定するために特定された途中経過に関する情報を記憶する。図8は、実施例1における判定結果DBの一例を示す図である。図8に示すように、判定結果DB124は、「地点」と、「ひび割れ」と、「基準」と、「加速度」と、「危険度」とを対応付けて記憶する。なお、判定結果DB124に記憶される情報は、例えば後述する劣化地点特定部132及び第二劣化度取得部133により入力される。
図8において、「ひび割れ」は、ひび割れDB122に記憶されているひび割れの有無に関する情報を記憶する。また、図8において、「加速度」は、平坦性に関する情報として、凹凸DB123に記憶されている加速度の大きさに関する情報を記憶する。
図8において、「基準」は、危険度の判定に用いられる基準を記憶する。図8に示すように、判定結果DB124は、例えば、「ひび割れ」が「無」である区間について「A」を記憶し、「ひび割れ」が「有」である区間について「B」を記憶する。
図8において、「危険度」は、「基準」と「加速度」とに基づいて特定された危険度を記憶する。例えば、判定結果DB124は、符号5000に示す危険度については、図5に示す基準値「B」を用いて特定された危険度を記憶する。また、符号5100は、基準値が「A」及び「B」のいずれかにかかわらず、危険度が「3」以上である区間を示す。
図4に戻って、制御部130は、路面状況検出装置100の全体的な処理を司る処理部であり、例えばプロセッサなどである。この制御部130は、第一劣化度取得部131、劣化地点特定部132、第二劣化度取得部133を有する。なお、第一劣化度取得部131、劣化地点特定部132、第二劣化度取得部133は、プロセッサが有する電子回路の一例やプロセッサが実行するプロセスの一例である。
第一劣化度取得部131は、ひび割れ率に関する情報を取得する。具体的には、第一劣化度取得部131は、通信部110を経由して、ひび割れ検出装置200からひび割れ率に関する情報を受信すると、受信した情報と地点とを対応付けてひび割れDB122に格納する。第一劣化度取得部131は、例えば図6に示すようなひび割れの「有」又は「無」に関する情報をひび割れDB122に記憶する。
劣化地点特定部132は、ひび割れの有無に関する情報を用いて、路面が劣化している地点を特定する。具体的には、劣化地点特定部132は、各地点におけるひび割れの有無に関する情報をひび割れDB122から取得する。次に、劣化地点特定部132は、ひび割れが生じていると判定されなかった地点については基準値「A」を設定し、ひび割れが生じていると判定された地点については基準値「B」を設定する。そして、劣化地点特定部132は、設定された基準を、判定結果DB124に記憶する。
第二劣化度取得部133は、路面の凹凸の大きさに関する情報を取得し、危険度を特定する。具体的には、第二劣化度取得部133は、通信部110を経由して、凹凸検出装置300から路面の凹凸の大きさを示す加速度に関する情報を受信すると、受信した情報と、加速度が検出された地点とを対応付けて凹凸DB123に格納する。
また、第二劣化度取得部133は、劣化区間であるか否かを示す情報に基づいて、第二劣化度を取得する際に用いる測定感度を設定する。具体的には、第二劣化度取得部133は、判定結果DB124に記憶された基準に対応する基準値を基準値DB121から読み出す。そして、第二劣化度取得部133は、読み出された基準値を用いて、凹凸DB123に記憶された加速度に関する情報から危険度を特定する。
例えば、第二劣化度取得部133が、「0.8km」地点から始まる区間について危険度を特定する処理について説明する。まず、第二劣化度取得部133は、判定結果DB124を参照して、測定感度として「B」を設定する。次に、第二劣化度取得部133は、凹凸DB123に記憶された加速度「1.1G」が、基準値DB121の「B」における「1.0G−1.5G」に含まれることから、危険度が「危険度3」であることを特定する。
また、第二劣化度取得部133が、「0.6km」地点から始まる区間について危険度を特定する場合、第二劣化度取得部133は、判定結果DB124を参照して、測定感度として「A」を設定する。次に、第二劣化度取得部133は、凹凸DB123に記憶された加速度「0.9G」が、基準値DB121の「A」における「0G−1.0G」に含まれることから、危険度が「危険度1」であることを特定する。
[処理の流れ]
図9は、路面状況検出処理の一例を示すフローチャートである。なお、路面状況検出装置100は、例えば、利用者によるデータ取得要求を受信することにより、路面状況検出処理を開始する。
図9に示すように、路面状況検出装置100の第一劣化度取得部131は、処理が開始されると、通信部110を通じて、ひび割れ検出装置200からひび割れ率に関するデータを取得する(S101)。そして、第一劣化度取得部131は、ひび割れDB122にひび割れの有無に関する情報を記憶する。続いて、劣化地点特定部132は、記憶されたひび割れの有無に関するデータに基づいて、劣化区間を特定する(S103)。
次に、第二劣化度取得部133は、通信部110を通じて、凹凸検出装置300から路面の平坦性を示す凹凸データとして、例えば加速度を取得する(S105)。次に、第二劣化度取得部133は、ある区間の路面の凹凸データを選択する(S107)。
そして、第二劣化度取得部133は、選択された区間が劣化区間に該当するか否かを判定する(S111)。第二劣化度取得部133は、選択された区間が劣化区間に該当しないと判定された場合(S111:No)、測定感度として基準値「A」を設定する(S113)。一方、第二劣化度取得部133は、選択された区間が劣化区間に該当すると判定された場合(S111:Yes)、測定感度として基準値「B」を設定する(S115)。そして、第二劣化度取得部133は、設定された基準値と凹凸データとを用いて、危険度を特定する(S117)。
次に、第二劣化度取得部133は、当該区間において特定された危険度が、所定の危険度以上であるか否かを判定する(S121)。第二劣化度取得部133は、所定の危険度以上であると判定された場合(S121:Yes)、当該区間を要点検区間に設定する(S123)。一方、第二劣化度取得部133は、所定の危険度以上であると判定されなかった場合(S121:No)、S131に移行する。
そして、第二劣化度取得部133は、全ての区間について判定が終了したか否かを判定する(S131)。第二劣化度取得部133は、全ての区間について判定が終了していないと判定された場合(S131:No)、S107に戻って処理を繰り返す。一方、第二劣化度取得部133は、全ての区間について判定が終了したと判定された場合(S131:Yes)、出力部111に判定結果を出力させる(S141)。
例えば、図6に示す区間1511については、S111において、区間1511は劣化区間に該当するため、基準値「B」が設定される。また、S117において、「危険度3」が特定される。また、S121において、「危険度3」は所定の条件を上回ると判定されるので、区間1511は要点検区間に設定される。このような処理を、図6における全ての区間について繰り返し実行した結果、例えば図3に示すような判定結果が出力される。
[効果]
このように、路面状況検出装置100は、ひび割れの有無に応じて測定感度を変更するので、路面の劣化の進行の検出の際に生じる漏れやノイズを軽減することができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。例えば、ひび割れが生じていると判定された地点について、低い測定感度でも路面の劣化を検出できるか、高い測定感度であれば路面の劣化を検出できるか、又は高い測定感度をもってしても路面の劣化を検出できないかを区別して出力するよう実現してもよい。
例えば、ひび割れが生じていると判定され、かつ低い測定感度では路面の劣化を検出でないが高い測定感度であれば路面の劣化を検出できる区間については、路面の劣化が深刻化する可能性が高いと考えられる。このような区間が判別できれば、利用者は、該当区間を要点検区間ではなく要経過観察区間として指定し、路面の劣化が深刻化する可能性が高い区間について測定頻度を高くする等の対策をとることができる。
本実施例における検出結果の一例について説明する。図10は、実施例2における路面状況の検出結果表示画面の一例を示す図である。図10において、例えば区間2511に示すように、ひび割れが生じていると判定された区間において、低い測定感度では路面の劣化が検出されないが、高い測定感度において路面の劣化が検出された区間には、印「☆」が付される。一方、同様にひび割れが生じている区間であっても、例えば区間2311に示すように、低い測定感度においても路面の劣化が検出された区間については、印「★」が付される。
このように、路面の劣化が検出される測定感度の違いに応じて出力される内容を変更することにより、利用者に対して、路面の劣化の状況をより詳細に認識させることができる。なお、実施の形態はこれに限られず、例えば「危険度4」ならば「※」、「危険度5」ならば「×」のように、検出された危険度の大きさに応じて出力される内容を変更するよう実現してもよい。
前述した各実施例においては、測定された加速度の大きさに基づいて路面の劣化を検出する例について説明したが、実施の形態はこれに限られない。例えば、時点の異なる2つの加速度を取得し、加速度の変化率に基づいて路面の劣化を検出するような構成であってもよい。
本実施例においては、基準値として、加速度の変化率の範囲を用いる点が実施例1とは異なる。図11は、実施例3における基準値DBの一例を示す図である。図11に示すように、本実施例における基準値DB521は、「危険度」と、基準値「A」及び「B」とを対応付けて記憶する点は、実施例1における基準値DB121と同様である。
図11に示すように、本実施例においては、「A」における「危険度1」の下限値は「110%」であるのに対し、「B」における「危険度1」の下限値は「100%」である。すなわち、本実施例においては、基準値における下限値を下げることにより、危険度の測定感度を高めている。なお、本実施例においても、符号8000に示す「危険度3」以上の区間が「要点検区間」であると判定される例について説明する。
次に、本実施例における路面状況検出装置500の機能ブロックについて説明する。図示しない路面状況検出装置500は、図4に示す記憶部120及び制御部130の代わりに、記憶部520及び制御部530を有する。記憶部520は、後述する基準値DB521、図示しないひび割れDB122及び凹凸DB123、並びに後述する判定結果DB524を有する。また、制御部530は、第一劣化度取得部131、劣化地点特定部132を有し、また第二劣化度取得部133の代わりに第二劣化度取得部533を有する。
次に、本実施例における路面状況の判定結果について説明する。図12は、実施例3における判定結果DBの一例を示す図である。図12に示すように、本実施例の判定結果DB524は、「地点」と、「ひび割れ」と、「基準」と、「危険度」とを記憶する点は、実施例1における判定結果DB124と同様である。一方、本実施例の判定結果DB524は、「前回加速度」と、「今回加速度」と、「増減率」とを対応付けて記憶する点が、実施例1における判定結果DB124と異なる。
図12において、「前回加速度」は、所定の時点より前に取得された加速度を示し、「今回加速度」は、所定の時点より後に取得された加速度を示す。また、「増減率」は、「今回加速度」が、「前回加速度」に比べてどれだけ増加したか又は減少したかを示す。なお、本実施例においては、「前回加速度」には実施例1の図8に示す「加速度」が記憶され、新たに取得された加速度が「今回加速度」に記憶される。
例えば、符号9000及び9100に示す各区間は、図8に示す路面状況の判定結果において、「危険度3」以上であると特定された区間である。図12においては、かかる区間において路面の修理がされ、路面の凹凸を示す加速度が減少している。また、符号9000に示す区間においては、路面のひび割れも解消している。このような場合において、本実施例における第二劣化度取得部533は、例えば符号9100に示す区間において、図11に示す基準値DB521を参照し、基準値「A」及び増減率「22%」を用いて「危険度0」を特定する。
一方、符号9200に示すように、「0.6km」から始まる区間においては、前回加速度の「0.9G」から「1.0G」に加速度が増加し、また新たにひび割れが生じている。このような場合において、第二劣化度取得部533は、図11に示す基準値DB521を参照し、基準値「B」及び増減率「111%」を用いて「危険度3」を特定する。同様に、本実施例においては、符号9300に示す区間において、「危険度3」以上であることが特定される。
このように特定された危険度は、図1乃至3と同様に、危険度を示す印を付されて出力される。このように、加速度の変化率に応じて路面の劣化を検出し、検出結果を出力することにより、例えば、加速度そのものは大きくはないものの、路面の凹凸が急激に大きくなっている場合など、劣化の進行状況を踏まえて路面の劣化を検出することができる。例えば、路面の凹凸の検出は、ひび割れの検出と比べて小さなコストで実施できるため、繰り返し検出を実施することにより、劣化の進行状況を容易に検出することができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
例えば、ひび割れ率に基づいて設定された、ひび割れの有無に関する情報を用いる構成について説明したが、これに限られず、ひび割れ検出装置200から取得したひび割れ率に応じて、ひび割れ度合いを段階的に設定するよう実現してもよい。例えば、第一劣化度取得部131が、取得したひび割れ率が「5%」未満である場合にはひび割れDB122に「1」を記憶し、ひび割れ率が「20%」以上である場合にはひび割れDB122に「3」を記憶するような構成であってもよい。また、第一劣化度取得部131が、取得したひび割れ率をそのままひび割れDB122に記憶するような構成であってもよい。このように実現することにより、ひび割れ率に応じて、測定感度をより細かく設定することができる。
また、平坦性に関する情報として、路面の凹凸に応じて検出される加速度を用いる構成について説明したが、実施の形態はこれに限られない。例えば、凹凸検出装置300が、レーザー等を用いて路面の凹凸の大きさを検出することにより、路面の平坦性を特定するような構成であってもよい。また、第二劣化度取得部133が、目視により判定された路面の平坦性の入力を受け付けるような構成であってもよい。
また、図5において、基準値における「危険度1」の下限値を変更せずに、各危険度における上限値及び下限値の幅を変更する構成について説明したが、実施の形態はこれに限られない。例えば、図11に示すように、「危険度1」の下限値を変更してもよく、下限値と、各危険度における上限値及び下限値の幅との両方を変更するような構成であってもよい。
また、基準値DB121が基準値を1つだけ記憶し、ひび割れが検出された区間について、要点検区間の対象とする危険度の範囲を拡大し、又は取得された加速度のデータを加工するような構成であってもよい。例えば、ひび割れが生じていると判定されていない区間については「危険度3」以上を要点検区間として特定するのに対し、ひび割れが生じていると判定された区間については「危険度1」以上を要点検区間として特定するよう実現してもよい。また、第二劣化度取得部133が、加速度のデータに所定の値を乗じ若しくは所定の値を加算し、又は取得された加速度のデータをべき乗してもよい。このように基準値を設定することにより、路面の劣化の度合いや、劣化の進行度合いを適切に検出することができる。
また、路面状況検出装置100の第一劣化度取得部131が路面のひび割れの有無に関する情報をひび割れDB122に記憶する構成について説明したが、実施の形態はこれに限られない。例えば、異なるタイミングで取得され、又は目視などの異なる方法により判定されたひび割れの有無に関する情報が、予めひび割れDB122に記憶されているような構成であってもよい。
なお、第一劣化度と、第二劣化度の取得に用いられる劣化度とは、例えば、ひび割れのように画像解析により検出される劣化度と、路面の凹凸のように加速度センサを用いて検出される劣化度とのように、相互に質が異なる劣化度であるが、これらに限られない。例えば、わだち掘れ量、超音波センサを用いて検出される路面内部の状態を示す値、路面の舗装に含まれる成分やph度、又は路面の傾斜など、その他の値を劣化度として組み合わせて用いるような構成であってもよい。このように、質が異なる劣化度を組み合わせることにより、路面の劣化の進行の検出の際に生じる漏れやノイズを軽減することができる。
[システム]
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、ひび割れDB122と凹凸DB123とを統合してもよく、また第二劣化度取得部133を、加速度を取得する処理部と第二劣化度を特定する処理部とに分散してもよい。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
[ハードウェア構成]
図13は、路面状況検出装置のハードウェア構成例を示す図である。図13に示すように、路面状況検出装置100は、通信インタフェース201、HDD(Hard Disk Drive)202と、メモリ203、プロセッサ204、入出力インタフェース205を有する。
通信インタフェース201は、各機能部の説明時に示した通信部110に該当し、例えばネットワークインタフェースカードなどである。HDD202は、各機能部の説明時に示した処理部を動作させるプログラムやDB等を記憶する。
プロセッサ204は、各機能部の説明時に示した各処理部と同様の処理を実行するプログラムをHDD202等から読み出してメモリ203に展開することで、図4等で説明した各機能を実行するプロセスを動作させる。すなわち、このプロセスは、路面状況検出装置100が有する第一劣化度取得部131、劣化地点特定部132、第二劣化度取得部133と同様の機能を実行する。入出力インタフェース205は、各機能部の説明時に示した出力部111に該当する。
このように路面状況検出装置100は、プログラムを読み出して実行することで、路面状況検出方法を実行する情報処理装置として動作する。また、路面状況検出装置100は、媒体読取装置によって記録媒体から上記プログラムを読み出し、読み出された上記プログラムを実行することで上記した実施例と同様の機能を実現することもできる。なお、この他の実施例でいうプログラムは、路面状況検出装置100によって実行されることに限定されるものではない。例えば、他のコンピュータまたはサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
100、500 路面状況検出装置
110 通信部
111 出力部
120、520 記憶部
121、521 基準値DB
122 ひび割れDB
123 凹凸DB
124、524 判定結果DB
130、530 制御部
131 第一劣化度取得部
132 劣化地点特定部
133、533 第二劣化度取得部
200 ひび割れ検出装置
300 凹凸検出装置
400 表示装置

Claims (9)

  1. コンピュータに、
    道路の地点毎に第一の劣化度を取得し、
    第一の劣化度が所定値よりも悪い劣化の状態を示す劣化地点を特定し、
    前記第一の劣化度とは異なる方式で道路の地点毎に第二の劣化度を取得する際に、特定した前記劣化地点については、第二の劣化度を取得する際の測定感度を増加させる
    処理を実行させることを特徴とする路面状況検出プログラム。
  2. 前記測定感度を増加させる処理が、前記劣化地点について、前記測定感度を増加させた後の第二の測定感度を用いて取得された前記第二の劣化度が所定の条件に合致するか否かを判定し、その他の前記道路の地点について、前記測定感度を増加させる前の第一の測定感度を用いて取得された前記第二の劣化度が所定の条件に合致するか否かを判定し、各地点における前記判定の結果を示す情報と、前記劣化地点の位置を示す情報とを出力することを特徴とする請求項1に記載の路面状況検出プログラム。
  3. 前記測定感度を増加させる処理が、前記測定感度の下限値を低く設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の路面状況検出プログラム。
  4. 前記測定感度を増加させる処理が、前記所定の条件に合致する値の範囲が狭くなるように前記測定感度を設定することを特徴とする請求項2に記載の路面状況検出プログラム。
  5. 前記測定感度を増加させる処理が、特定された前記劣化地点において、前記第一の測定感度を用いて取得された前記第二の劣化度が所定の条件に合致するか否かをさらに判定し、前記第一の測定感度を用いて取得された前記第二の劣化度が所定の条件に合致する前記劣化地点と、前記第二の測定感度を用いて取得された前記第二の劣化度のみが所定の条件に合致する前記劣化地点とを区別して、前記劣化地点の位置を示す情報に重畳して出力することを特徴とする請求項2に記載の路面状況検出プログラム。
  6. 前記測定感度を増加させる処理が、所定の時点より前に前記劣化地点において取得された前記第二の劣化度と、所定の時点より後に前記劣化地点において取得された前記第二の劣化度とを比較することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の路面状況検出プログラム。
  7. 前記測定感度を増加させる処理が、前記第一の劣化度とは質が異なる劣化度を用いて、前記第二の劣化度を取得することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の路面状況検出プログラム。
  8. 前記第一の劣化度を取得する処理が、前記道路の地点における路面のひび割れ度合いを取得し、
    前記測定感度を増加させる処理が、前記第一の劣化度とは質が異なる劣化度として、前記道路の地点における路面の平坦度を用いて、前記第二の劣化度を取得する
    ことを特徴とする請求項7に記載の路面状況検出プログラム。
  9. 道路の地点毎に第一の劣化度を取得する第一劣化度取得部と、
    第一の劣化度が所定値よりも悪い劣化の状態を示す劣化地点を特定する劣化地点特定部と、
    前記第一の劣化度とは異なる方式で道路の地点毎に第二の劣化度を取得する際に、特定した前記劣化地点については、第二の劣化度を取得する際の測定感度を増加させる第二劣化度取得部と
    を有することを特徴とする路面状況検出装置。
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