JP2018059191A - 金属箔製造用陰極ドラムおよび金属箔の製造方法 - Google Patents
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Description
前記リード金属膜の前記後方端の平均厚さが、5μm以上であることが好ましい。
また、前記リード金属膜の平均厚さが、10μm以上50μm以下であることが好ましい。
すなわち、本発明の金属箔の製造方法は、上述した本発明の金属箔製造用陰極ドラムを用いて、前記リード金属膜を有する前記胴体表面の一部を陽極部材が浸漬された電解液中に浸漬し、かつ、前記リード金属箔の巻取り方向の前方端部を巻取りリールに固定し、前記胴体表面と前記陽極部材の間の通電により、前記電解液に浸漬された前記リード金属膜の前記後方領域を含む部分の表面上に第1金属膜を形成し、前記通電を継続するとともに、前記陰極ドラムおよび前記巻取りリールを回転して前記リード金属箔を引くことにより、前記リード金属膜を剥離して前記リード金属箔から繋がる第2リード金属箔を形成し、さらに、前記陰極ドラムおよび前記巻取りリールを回転して前記第2リード金属箔を引くことにより、前記第1金属膜を表面上に有する前記リード金属膜の前記後方領域を含む部分を前記胴体表面から剥離し、続いて、前記第1金属膜から繋がって前記胴体表面に形成された第2金属膜を前記胴体表面から連続的に剥離して形成した金属箔を前記巻取りリールに連続的に巻取る方法である。
(A)胴体表面の有効電解域に形成された金属膜を剥離して金属箔を形成するために用いられる陰極ドラムである。
(B)前記胴体表面から結晶組織が繋がって前記胴体表面の有効電解域の一部を被うリード金属膜を有する。
(C)前記リード金属膜の前記陰極ドラムの回転方向の前方端部から結晶組織が繋がるとともに前記陰極ドラムから離れるリード金属箔を有する。
(D)前記リード金属膜の前記陰極ドラムの回転方向の後方領域には、前記後方領域に含まれる前記リード金属膜の後方端に向かって厚さが小さくなる厚さ傾斜部を備えている。
したがって、回転している陰極ドラム1の胴体表面1aから剥離されたリード金属箔3と金属箔10の継ぎ目部分での破損を抑制することができるため、リード金属箔3および金属箔10を破損なく巻取りリール9に巻取ることができる。
陰極ドラム1を用いて、リード金属膜2を有する胴体表面1aの一部を陽極部材5が浸漬された電解液8中に浸漬し、かつ、リード金属箔3の巻取り方向の前方端部3eを巻取りリール9に固定する。なお、リード金属箔3の前方端部3eに別のリード材を接合し、そのリード材を巻取リール9に固定するようにしてもよい。
(2)第1金属膜10aの形成プロセス
胴体表面1aと陽極部材5の間の通電により、電解液8に浸漬されたリード金属膜2の後方領域2aを含む部分の表面上に第1金属膜10aを形成する。
(3)第2リード金属箔3aの形成プロセス
通電を継続するとともに、陰極ドラム1および巻取りリール9を回転してリード金属箔3を引くことにより、リード金属膜2を剥離してリード金属箔3から繋がる第2リード金属箔3aを形成する。
(4)継ぎ目部分の剥離プロセス
さらに、陰極ドラム1および巻取りリール9を回転して第2リード金属箔3aを引くことにより、第1金属膜10aを表面上に有するリード金属膜2の後方領域2aを含む部分を胴体表面1aから剥離する。
(5)金属膜10の形成プロセス
続いて、第1金属膜10aから繋がって胴体表面1aに形成された第2金属膜10bを胴体表面1aから連続的に剥離して形成した金属箔10を巻取りリール9に連続的に巻取る。
1a.胴体表面
2.リード金属膜
2a.後方領域
2e.後方端
2s.厚さ傾斜部
3.リード金属箔
3a.第2リード金属箔
3e.前方端部
4.剥離位置
5.陽極部材
6.電解浴槽
7.箔引出し口
8.電解液
9.巻取りリール
10a.第1金属膜
10b.第2金属膜
100a.アルミニウム膜
100b.アルミニウム膜
200.リード銅箔
200a.後方領域
200e.後方端
Claims (5)
- 胴体表面の有効電解域に形成された金属膜を剥離して金属箔を形成するために用いられる陰極ドラムであって、前記陰極ドラムは前記金属膜の剥離を開始するためのリード材を備え、前記リード材は、前記胴体表面から結晶組織が繋がって前記胴体表面の有効電解域の一部を被うリード金属膜と、前記リード金属膜の前記陰極ドラムの回転方向の前方端部から結晶組織が繋がるとともに前記陰極ドラムから離れるリード金属箔と、を有し、前記リード金属膜の前記陰極ドラムの回転方向の後方領域には、前記リード金属膜の後方端に向かって厚さが小さくなる厚さ傾斜部を備える、金属箔製造用陰極ドラム。
- 前記リード金属膜の前記後方端の平均厚さが、3μm以上であるとともに、前記金属箔の平均厚さの70%以下である、請求項1に記載の金属箔製造用陰極ドラム。
- 前記リード金属膜の前記後方端の平均厚さが、5μm以上である、請求項2に記載の金属箔製造用陰極ドラム。
- 前記リード金属膜の平均厚さが、10μm以上50μm以下である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の金属箔製造用陰極ドラム。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の金属箔製造用陰極ドラムを用いて、前記リード金属膜を有する前記胴体表面の一部を陽極部材が浸漬された電解液中に浸漬し、かつ、前記リード金属箔の巻取り方向の前方端部を巻取りリールに固定し、前記胴体表面と前記陽極部材の間の通電により、前記電解液に浸漬された前記リード金属膜の前記後方領域を含む部分の表面上に第1金属膜を形成し、前記通電を継続するとともに、前記陰極ドラムおよび前記巻取りリールを回転して前記リード金属箔を引くことにより、前記リード金属膜を剥離して前記リード金属箔から繋がる第2リード金属箔を形成し、さらに、前記陰極ドラムおよび前記巻取りリールを回転して前記第2リード金属箔を引くことにより、前記第1金属膜を表面上に有する前記リード金属膜の前記後方領域を含む部分を前記胴体表面から剥離し、続いて、前記第1金属膜から繋がって前記胴体表面に形成された第2金属膜を前記胴体表面から連続的に剥離して形成した金属箔を前記巻取りリールに連続的に巻取る、金属箔の製造方法。
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