JP2015124423A - 電解アルミニウム箔、それを用いた電池用電極、及び蓄電デバイス、並びに電解アルミニウム箔の製造方法 - Google Patents

電解アルミニウム箔、それを用いた電池用電極、及び蓄電デバイス、並びに電解アルミニウム箔の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 放充電効率を安定させることができる電解アルミニウム箔を提供する。【解決手段】 基材剥離面と析出面とを有する電解アルミニウム箔であって、両面の粗さRaが0.1μm以上0.6μm以下の範囲にあることを特徴とする電解アルミニウム箔。前記電解アルミニウム箔は、箔形成用めっき液に一部が浸漬した陰極ドラムと陽極板の間に電流を印加させ、前記陰極ドラムにアルミニウム電解膜を形成した後、剥離して得られたものであり、前記基材剥離面は、前記陰極ドラムの表面形態が転写された表面性状を維持しており、前記析出面は、箔形成用めっき液で形成された電解膜の表面性状を維持している。【選択図】 図1

Description

本発明は、電解法によって得た電解アルミニウム箔、それを用いた電池用電極、及び蓄電デバイス、並びに電解アルミニウム箔の製造方法に関する。
アルミニウム箔は、蓄電デバイスの電極の一部材として用いられている。リチウムイオン二次電池(LIB)や電気二重層キャパシタ(EDLC)、リチウムイオンキャパシタ(LIC)などの蓄電デバイスの電極は有機電解液中に浸漬されて用いられる。例えば電極は、アルミニウム箔からなる集電体にLiMn(マンガン酸リチウム)、LiCoO(コバルト酸リチウム)や活性炭などの活物質を固着させた構造を有する。
アルミニウム箔は圧延により製造されるものが一般的であるが、その厚さは20μmより厚いものが殆どである。蓄電デバイスの電極としてアルミニウム箔を用いる場合、箔の厚さが薄いほど蓄電デバイスの高エネルギー密度化が図れるため、さらに薄いアルミニウム箔が求められるようになってきた。しかし圧延による製造方法では、上記の厚さが量産において薄くできる限界である。
20μm以下の薄いアルミニウム箔を製造する方法として、アルミニウムイオンを含有した電解液からアルミニウムを電解還元により析出させる方法(電解法)によって電解アルミニウム箔を作製する方法が知られている。例えば、特許文献1に記載されるように、アルキルスルホンに少なくともアルミニウムハロゲン化物を溶解したアルミニウム電解液を介して陰極ドラムと陽極板を対向して配置し、両極間を電源に接続した電解アルミニウム箔製造装置がある。この装置に通電し、該陰極ドラムを回転させながら該陰極ドラムの周面に箔となるアルミニウム被膜を析出させ、直ちに剥離して電解アルミニウム箔を連続的に得る方法が知られている。
また、金属箔を蓄電デバイスの集電体として用いる場合は面の粗さについて配慮すべきことが知られている。特許文献2は、集電体として用いるアルミニウム箔の面にアルミナ粒子を噴射させて面を粗化させる手段が記載されており、これによってアルミニウム箔に電極活物質を塗布加工した際に両者の密着性を従来よりも向上させることができ、その結果、接触抵抗の増大を抑制できることが記載されている。
特開2012−246561号公報 特開平11−162470号公報
蓄電デバイスに用いられる電解アルミニウム箔は、通常、電極側が平坦であり、析出側は粗面となる。そのままでは、表裏の電池特性が異なり、蓄電デバイスの放充電効率を安定しなくなるという問題があった。
よって、本発明では上記問題を解決し、連続的に製造することが可能で、かつ放充電効率を安定させることができる電解アルミニウム箔を提供する。また、それを用いた電池用電極、並びに蓄電デバイスを提供することを目的とする。また、両面が同じ程度に粗化された電解アルミニウム箔を連続的に得るための製造方法を提供する。
物に関する本発明は、基材剥離面と析出面とを有する電解アルミニウム箔であって、両面の粗さRaが0.1μm以上0.6μm以下の範囲にあることを特徴とする電解アルミニウム箔である。
基材剥離面と析出面の面の粗さRaの差を0.2μm以下とすることができる。
この電解アルミニウム箔は、箔形成用めっき液に一部が浸漬した陰極ドラムと陽極板の間に電流を印加させ、前記陰極ドラムにアルミニウム電解膜を形成した後、剥離して得られたものであり、前記基材剥離面は、前記陰極ドラムの表面形態が転写された表面性状を維持しており、前記析出面は、箔形成用めっき液で形成された電解膜の表面性状を維持していることが好ましい。
これらの電解アルミニウム箔に活物質を塗布して電池用電極とすることができる。
電池用電極を用いて蓄電デバイスとすることができる。
また、製造方法に関する本発明は、箔形成用めっき液に一部が浸漬した陰極ドラムと陽極板の間に電流を印加させ、前記陰極ドラムにアルミニウム電解膜を形成した後、剥離することで得られる電解アルミニウム箔の製造方法において、陰極ドラムの面粗さRaを0.1μm以上0.6μm以下とし、かつ、アルミニウム電解膜を形成する際に、印加する電流を0.25A/dm2以上20A/dm2以下の条件で行い、両面の粗さRaを0.1μm以上0.6μm以下の範囲とすることを特徴とする。
電解アルミニウム箔を5μm以上の厚さとすることが好ましい。
用いる箔形成用めっき液は、少なくとも(1)ジアルキルスルホン、(2)アルミニウムハロゲン化物、および、(3)含窒素化合物を含むものとすることが好ましい。
用いる含窒素化合物は、ハロゲン化アンモニウム、第一アミンのハロゲン化水素塩、第二アミンのハロゲン化水素塩、第三アミンのハロゲン化水素塩、一般式:RN・X(R〜Rは同一または異なるアルキル基、Xは第四アンモニウムカチオンに対するカウンターアニオンを示す)で表される第四アンモニウム塩、含窒素芳香族化合物からなる群から選択される少なくとも1つとすることが好ましい。
本発明によれば、連続的に製造することが可能で、かつ両面が同じ程度に粗化された電解アルミニウム箔を提供できた。この電解アルミニウム箔を蓄電デバイスに用いることで、放充電効率が安定したものを提供することができる。また、この電解アルミニウム箔は、アルミナ粒子を噴射するブラスト処理やエッチング処理を必要としない簡易な工程で製造できるので、製造コストを抑えることができる。
また、薄く、かつ両面が同じ程度に粗化された電解アルミニウム箔を簡易に得るための製造方法を提供できる。
陰極ドラムの面粗さRaと電解アルミニウム箔の裏面の粗さRaの関係を示す図である。 陰極ドラムの面粗さRaと電解アルミニウム箔の剥離応力の関係を示す図である。 エッチング後の陰極ドラムの表面観察写真(Ra=0.33μm)である。 電解アルミニウム箔の裏面の表面観察写真(Ra=0.33μm)である。 電解アルミニウム箔の表面の表面観察写真(Ra=0.36μm)である。 エッチング時間と陰極ドラムの面粗さRaの関係を示す図である。 電流密度と電解アルミニウム箔の表面の粗さRaの関係を示す図である。 電解アルミニウム箔の厚みと表面の粗さRaの関係を示す図である。 本発明の電解アルミニウム箔の断面写真である。 図9の部分模式図である。 本発明の製造方法で用いた電解アルミニウム箔製造装置の一例を示す概略図である。 図11の電解アルミニウム箔製造装置の断面の模式図である。 電解アルミニウム箔の適用製品(蓄電デバイス)の一例である。 図13の蓄電デバイスの断面模式図である。
本発明者らは、上記の点に鑑みて鋭意検討を行った。
その結果、電解アルミニウム箔は、面粗さを大きくした基材(陰極ドラム)を用いると基材剥離面(以後、単に裏面とする)の粗さも大きくなる傾向はあるが、その粗さRaは0.6μmより大きくすることは製造上難しいことを知見した。
一方、陰極ドラムに接していない析出面(以後、単に表面とする)は電解膜が形成された時点で必ずある程度の粗さRaを有する。そのため、両面が同じ程度の粗さRaをもつ電解アルミニウム箔を従来と同じ簡易な製造工程で得るには、電解アルミニウム箔は、裏面の粗さRaに合わせて、表面の粗さRaを極力小さくなるように製造すべきであることを知見した。
上記の点を考慮して得られた本発明の電解アルミニウム箔は、両面の粗さRaが0.1μm以上0.6μm以下の範囲にある。
具体的には、後述するように、表面と裏面の粗さRaは0.1μm単位で制御することができるので、両面の粗さRaの差が0.2μm以下の電解アルミニウム箔を得ることができる。
上記の電解アルミニウムを蓄電デバイスに用いることで、蓄電デバイスの放充電効率を安定させることができる。
次に、本発明の電解アルミニウム箔の製造方法について説明する。
本発明の電解アルミニウム箔の製造方法は、箔形成用めっき液に一部が浸漬した陰極ドラムと陽極板の間に電流を印加させ、前記陰極ドラムにアルミニウム電解膜を形成した後、剥離することで得られる電解アルミニウム箔の製造方法において、前記陰極ドラムの面粗さRaを0.1μm以上0.6μm以下とし、かつ、前記アルミニウム電解膜を形成する際に、印加する電流を0.25A/dm2以上20A/dm2以下の条件で行い、両面の粗さRaを0.1μm以上0.6μm以下の範囲とするものである。
陰極ドラムの面粗さRaは0.1μm以上0.6μm以下とする。0.1μm未満であると、裏面の粗さが表面の最小の粗さ(0.1μm)よりも小さくなってしまうので、表面の粗さと同じ程度にすることができなくなる。一方、陰極ドラムの面粗さRaは0.6μm以下とする。陰極ドラムの面粗さRaが0.6μmを超えると、図2に示すように、析出された電解アルミニウム電解膜がアンカー効果により陰極ドラムと密着し、後述の剥離応力が10MPaを超えて、陰極ドラムから剥離することが困難になる。
電流密度は0.25A/dm2以上20A/dm2以下とする。0.25A/dm2未満になるとめっき膜の成膜効率が低下して連続的に製造することが困難になる。一方、20A/dm2を超えると表面の粗さRaが0.6μmを超えて粗くなってしまう。図1に示すように、裏面の粗さRaは陰極ドラムの面粗さを粗くしても0.6μmを超える粗さにならず、表面の粗さRaが0.6μmを超えると裏面の粗さと同じ程度にすることができなくなる。詳細は実施例にて後述する。また、20A/dm2を超えると含窒素化合物の分解などが原因で安定なめっき処理が難しくなったり、電子過剰により被膜がアルミニウムの錯イオンの不足または電子過剰で生じる副反応生成物により黒ずむ現象が出やすい。
成膜効率から言えば、電流密度は、1A/dm2以上とすることが好ましく、3A/dm2以上がさらに好ましい。表面の粗さRaを0.55μm以下に抑える場合は、15A/dm2以下が好ましく、0.50μm以下に抑える場合は、10A/dm2以下が好ましい。
電解アルミニウム箔の厚さは特に限定されないが、5μm以上とすることが好ましい。5μm未満であると、アルミニウム電解膜を陰極ドラムから剥離する際に破れやすく、長尺の電解アルミニウム箔を作る際に問題となる可能性がある。上限は特に制限されないが、20μm以下とすることが好ましい。蓄電デバイスに用いる場合、薄肉化による蓄電デバイスの高エネルギー密度の向上効果において圧延箔に対して優位性がある。
以下に、本発明におけるさらに好ましい点を述べる。
前記の電解アルミニウム箔は、少なくとも(1)ジアルキルスルホン、(2)アルミニウムハロゲン化物、および、(3)含窒素化合物を含む箔形成用めっき液から電析により得ることが可能である。圧延法では製造が非常に困難である厚みが5μm以上20μm以下のアルミニウム箔を、電解法によって容易に製造することができる。箔形成用めっき液は、例えば、以下に記述するものを用いることができる。厚さは15μ以下とすることも可能である。
箔形成用めっき液に含ませるジアルキルスルホンとしては、ジメチルスルホン、ジエチルスルホン、ジプロピルスルホン、ジヘキシルスルホン、メチルエチルスルホンなどのアルキル基の炭素数が1〜6のもの(直鎖状でも分岐状でもよい)を例示することができるが、良好な電気伝導性や入手の容易性などの観点からはジメチルスルホンを好適に採用することができる。
アルミニウムハロゲン化物としては、塩化アルミニウムや臭化アルミニウムなどを例示することができるが、アルミニウムの析出を阻害する要因となるめっき液に含まれる水分の量を可能な限り少なくするという観点から、用いるアルミニウムハロゲン化物は無水物であることが望ましい。
ジアルキルスルホン10molに対し、アルミニウムハロゲン化物は1.5〜6.0molが望ましく、2.0〜4.0molがより望ましい。アルミニウムハロゲン化物の配合量がジアルキルスルホン10molに対し1.5molを下回ると形成されるアルミニウム被膜に黒ずみが発生したり成膜効率が低下する恐れがある。一方、6.0molを越えるとめっき液の液抵抗が高くなり、めっき液が発熱して分解する恐れがある。
含窒素化合物の添加量は、例えばジアルキルスルホン10molに対して0.001〜2.0mol添加することができる。ジアルキルスルホンが0.001mol未満では箔に黒ずみが発生しやすい。一方、2.0mol超では箔形成用めっき液中の水分量が増大して、アルミニウム箔の電析が難しくなる。含窒素化合物の添加量は、ジアルキルスルホン10molに対して0.005〜0.2mol添加することがより好ましい。
含窒素化合物は、ハロゲン化アンモニウム、第一アミンのハロゲン化水素塩、第二アミンのハロゲン化水素塩、第三アミンのハロゲン化水素塩、一般式:RN・X(R〜Rは同一または異なるアルキル基、Xは第四アンモニウムカチオンに対するカウンターアニオンを示す)で表される第四アンモニウム塩、含窒素芳香族化合物からなる群から選択される少なくとも1つを用いることができる。これらの含窒素化合物は単独で用いてもよいし、複数種類を混合して用いてもよい。
含窒素化合物として採用することができるハロゲン化アンモニウムとしては、塩化アンモニウムや臭化アンモニウムなどを例示することができる。また、第一アミン〜第三アミンとしては、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、プロピルアミン、ジプロピルアミン、トリプロピルアミン、ヘキシルアミン、メチルエチルアミンなどのアルキル基の炭素数が1〜6のもの(直鎖状でも分岐状でもよい)を例示することができる。ハロゲン化水素としては、塩化水素や臭化水素などを例示することができる。一般式:RN・X(R〜Rは同一または異なるアルキル基、Xは第四アンモニウムカチオンに対するカウンターアニオンを示す)で表される第四アンモニウム塩におけるR〜Rで示されるアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ヘキシル基などの炭素数が1〜6のもの(直鎖状でも分岐状でもよい)を例示することができる。Xとしては塩素イオンや臭素イオンやヨウ素イオンなどのハロゲンイオンの他、BF やPF などのハロゲン化物イオンを例示することができる。具体的な化合物としては、塩化テトラメチルアンモニウム、臭化テトラメチルアンモニウム、ヨウ化テトラメチルアンモニウム、四フッ化ホウ素テトラエチルアンモニウムなどを例示することができる。含窒素芳香族化合物としては、フェナントロリンなどを例示することができる。好適な含窒素化合物としては、速い成膜速度で延性に富む高純度のアルミニウム箔の製造を容易にする点において第三アミンの塩酸塩、例えばトリメチルアミン塩酸塩を挙げることができる。
箔形成用めっき液の温度は60〜150℃とすることができる。温度が60℃未満になると、炭素量が増大して引張強度が低下する傾向がある。その他にも、イオンの供給不足のため黒ずみが生じやすくなる傾向がある。一方、150℃を超えるとアルミニウムハロゲン化物とアルキルスルホンとによって形成される錯体の構造が時間とともに変化し、均質な箔が連続して得難くなる傾向がある。箔形成用めっき液の温度は、80℃以上120℃以下がより好ましく、90℃以上115℃以下がさらに好ましい。
箔形成用めっき液の調製は、窒素ガスや不活性ガスの雰囲気下、これらの成分の混合物をジアルキルスルホンの融点まで加温し、アルミニウムハロゲン化物と含窒素化合物を溶融したジアルキルスルホンに溶解させることで行うことが望ましい。
電気めっき処理の環境は、箔形成用めっき液の劣化を防いでその寿命の延長を図る観点から、乾燥雰囲気にすることが望ましい。
上記の箔形成用めっき液を用いることでアルミニウムの含有率が98.0mass%超の電解アルミニウム箔とすることができる。アルミニウムの含有率が大きくなると体積抵抗が小さくなるので、蓄電デバイス等に用いる場合、蓄電効率を低減できる。また、体積抵抗が小さくなるにつれ、放熱性も向上するので、放熱性が求められる部位に適用する場合も好適である。アルミニウムの含有率は99.0mass%以上とすることがさらに好ましい。
また、98.0mass%超であると、アルミニウム箔を電解法により製造する際、陰極上に形成されるアルミニウム膜が硬くなって延性が小さくなることを抑制でき、陰極からアルミニウム箔を引き剥がす際に割れてしまうという問題を回避しやすい。
アルミニウム箔を形成するための基材(陰極ドラム)としては、ステンレス板、チタン板、アルミニウム板、ニッケル板、銅板などを例示することができる。なお、陽極板の材料としては、例えばアルミニウムを例示することができる。
本発明において、電解アルミニウム箔の表面と裏面の粗さの測定は、超深度形状測定顕微鏡(KEYENCE:VK−8500)を用い、箔を平滑な板に両面テープを用いて貼り付け、測定値に箔のうねり成分が含まれないようにし、粗さ曲線から算術平均粗さRaで算出した。算術平均粗さRaは、JIS B0601 '2001を準拠して算出した。
また、陰極ドラムの面粗さも同様に算術平均粗さRaで算出した。
以後、粗さという場合には算術平均粗さRaを指すものとする。
以下、本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明は以下の記載に限定して解釈されるものではない。
(実施例1)
図11は、本実施形態に用いた電解アルミニウム箔製造装置を示す図であり、図12は図11の断面の模式図である。電解アルミニウム箔製造装置1(以下、装置1と略すことがある)は、蓋部1a、電解槽1b、陰極ドラム1c、陽極板1d、箔引出し口1f、加熱不活性ガスGを導入するガス供給口1g、天井部1k、直流電源(不図示)を備える。ガイドロール1e、ヒーター電源1h、ヒーター1i、電解液循環装置1j、撹拌流ガイド1m、撹拌羽根1nを備える。
電解槽1bには箔形成用めっき液Lが入れられる。また、箔形成用めっき液Lから揮発した水分が蓋部1aに付着して液滴となり、この液滴が箔形成用めっき液L中に落ちると液組成が変わって均一な箔にならなくなる恐れがあるので、蓋部1aの内部には加熱不活性ガスGが供給される。
以下に装置1の動作を説明する。
まず、箔形成用めっき液に一部が浸漬した陰極ドラム1cと陽極板1dの間に電流を印加させる。このとき、陰極ドラム1cを回転させながら、陰極ドラム1c上にアルミニウム電解膜Fを析出させる。通電中、電解液Lは撹拌羽根1nの回転により撹拌され、撹拌流ガイド1mにより、陰極ドラム1cと陽極板1dとの間に電解液Lの流れを発生させている。電解液Lに浸漬している陰極ドラム1cの表面でアルミニウム電解膜が形成される。
陰極ドラム1cを回転すると、形成されたアルミニウム電解膜が液面上に露出し、また、新たに浸漬した陰極ドラム1cの表面でアルミニウム電解膜が形成されるので、連続的に形成された電解膜を形成できる。
その後、アルミニウム電解膜を剥離する。液面上にせり上がってくるアルミニウム電解膜を陰極ドラム1cの表面から剥離する。これにより電解アルミニウム箔Fを得ることができる。
剥がした電解アルミニウム箔Fの端部を剥離ガイドロール1eに誘導し、装置1の側面に形成される蓋部1aと電解槽1bとの隙間に形成された開閉可能な箔引出し口1fを開口し、装置1外部の方向に連続的に引出す。
箔形成用めっき液Lは、ジメチルスルホンと無水塩化アルミニウム、トリメチルアミン塩酸塩をmol比で10:3.8:0.05となるように建浴した。陽極板には純度99%のAl板を使用した。陰極ドラムはTi製のものを用いた。
上記の条件で陰極ドラムにアルミニウム電解膜を析出させた後、そのアルミニウム電解膜を剥離させて電解アルミニウム箔を得た。
めっきの条件は、電解液Lの処理温度を110℃とし、電流密度を5 A/dm2とした。陰極ドラムは、電解液Lに浸漬する時間が25分間となるように回転速度を調整した。得られた電解アルミニウム箔は、幅が200mm、長さが400mmとなるようにした。
まず、電解アルミニウム箔の裏面の粗さを制御することを検討した。
陰極ドラムの表面をエッチング液により粗化した。エッチング液としてワールドメタル社製(商品名T−22)を用い、エッチング時間を0分、10分、12分、15分、17分、20分とし、陰極ドラムの面粗さを変えた。エッチング時間と陰極ドラムの面粗さの関係を図6に示す。なおエッチング液は温度が80℃、及び90℃の2種類を用いた。
各面粗さとしたそれぞれの陰極ドラムを用い、上記の図11、図12の電解アルミニウム箔製造装置により電解アルミニウム箔を製造した。
図1は、横軸が陰極ドラムの面粗さを示し、縦軸が電解アルミニウム箔の裏面の粗さを示すものである。
図3は陰極ドラムの周面(面粗さ0.33μm)の観察写真である。図4は電解アルミニウム箔の裏面(粗さ0.33μm)の観察写真である。陰極ドラムの面粗さが0.35μm以下の範囲では、電解アルミニウム箔の裏面は陰極ドラムの表面性状がほぼそのまま転写されるため、ほぼ同じ粗さになる。しかし、陰極ドラムの面粗さを粗くしていっても電解アルミニウム箔の裏面の粗さはさほど粗くならず、陰極ドラムの面粗さを0.6μmより粗くしても、裏面の粗さは0.6μm以下の範囲になっている。
また、陰極ドラムの面粗さが0.6μmを超えた場合は、アルミニウム電解膜を剥離する際に破れてしまうことが多く、電解アルミニウム箔を連続的に得ることはできなかった。
次に電解アルミニウム箔の表面の粗さを制御することを検討した。図7はその結果を示す図である。
めっきの条件を、まずは電流密度を2A/dm2として、電解アルミニウム箔の表面の粗さを測定した。
電解液Lの処理温度は110℃とした。陰極ドラムはエッチング時間が0分(面粗さ0.08μm)のものを用いた。
陰極ドラムの表面に20μmの厚さになるまでアルミニウム電解膜を形成し、その後、電解アルミニウム箔を剥離した。得られた電解アルミニウム箔の表面は粗さが0.36μmであった。
その後、電流密度を5A/dm2,10A/dm2,15A/dm2,20A/dm2として同様に製造したところ、電流密度を大きくするにつれ表面の粗さも0.41μm,0.5μm,0.55μm,0.59μmと大きくなり、さらに電流密度を25A/dm2と高くした場合には粗さは0.6μmを超えて0.64μmとなった。
図5は表面(粗さ0.36μm)の観察写真である。裏面とほぼ同じ粗さを持ち、両面とも同等の粗さを持つ電解アルミニウム箔を、上記のように従来とほぼ同様の製造工程から得ることができた。
図9は本実施形態の電解法によって得たアルミニウム箔の断面写真である。図10はその模式図である。このアルミニウム箔は、箔の厚み方向に伸びるアルミニウムの結晶粒aが多数観察され、圧延箔とは全く異なる組織形態であった。図中、bは箔の表面である。結晶粒aの端部が表面に露出し、この露出した結晶粒aの端部が凸状になるので表面に粗さができる。電流密度を高めると結晶粒aが大きくなるため、それにより端部の凸が相似的に大きくなって粗さが大きくなると推定される。
(実施例2)
得られる電解アルミニウム箔の厚さを変え、この厚さによる表面の粗さの変化を観察した。
実施例1に対して陰極ロールの回転速度を調整し、それ以外は実施例1と同様にして電解アルミニウム箔を製造した。
図8にその結果を示す。また、その具体的な数値は表1に示す。箔の厚さが10〜25μmの範囲では、厚さが大きくなるほど表面の粗さも大きくなる傾向がある。一方、厚さが10μ以下の範囲では表面の粗さは0.2μm程度でほぼ一定となる。
Figure 2015124423
実施例1および2から考察すれば、陰極ドラムを備えた製造装置を用いて連続的に電解アルミニウム箔を製造する場合、表面と裏面の粗さを同じ程度にするには、表面の粗さは裏面の最大粗さの0.6μm以下になるよう電流密度や箔の厚さを制御する必要が有り、一方、裏面の粗さは表面の最小粗さの0.1μm以上になるよう陰極ドラムの面粗さを制御する必要があることが確認された。
なお表面の粗さは、実施例1の図7の結果、及び表1から、電流密度や厚さにより0.1m単位で十分に管理することができることがわかった。一方、裏面の粗さは、図1及び図6から、陰極ドラムのエッチング時間により0.1μm単位で十分に管理することができることがわかった。そのため、実施例1で示すように、表面と裏面の表面粗さの差を最大でも0.2μm以下、さらには0.1μm以下、さらには0.05μm以下に管理できる。
(実施例3)
本発明の電解アルミニウム箔を蓄電デバイス用の正極集電体として利用した電解アルミニウム箔の適用製品を作製した。
実施例1で得た電解アルミニウム箔(表面の粗さ0.36μm、裏面の粗さ0.33μm)を正極集電体として利用し、その表面に正極活物質を塗布したものを正極として、図13に示す蓄電デバイスを作製した。また、図14は図13のA−A断面である。蓄電デバイス100は、筐体10の内部にフッ素化合物を含んだ有機電解液が充填され、その有機電解液中に電極ユニット8が浸漬された構成を有する。電極ユニット8は、薄い箔で帯状の正極11、負極12、セパレータ3を、正極−セパレータ−負極−セパレータの順に重ねて積層体とし、この積層体を倦回した構造である。筐体10は金属材料からなり、その内側には絶縁層4が形成されている。また、筐体10には外部機器との接続端子となる正極端子5と負極端子6が形成され、正極端子5と電極ユニット8の正極が、負極端子6と電極ユニット8の負極が、それぞれ電気的に接続されている。図14に示すように、正極11と負極12はセパレータ3によって物理的に隔離されているので両者は直接通電しない。しかしながら、セパレータ3は有機電解液7が透過しうる多孔質な材質からなり、正極11と負極12は有機電解液7を介して電気的に接続された状態である。
正極11は、電解アルミニウム箔を正極集電体とし、その表面に正極活物質としてLiMnを塗布し、負極12は銅箔を負極集電体とし、その表面に負極活物質として黒鉛を塗布したものである。本発明の電解アルミニウム箔の裏面に正極活物質を塗布した正極と、表面に正極活物質を塗布した正極を作製した。表面、裏面とも活物質の塗布は作業性が良好であった。そして、蓄電デバイスの充電効率と放電効率を比較したが、どちらも同等の性能が得られた。
1:電解アルミニウム製造装置、1a:蓋部、1b:電解槽、1c:陰極ドラム、1d:陽極板、1e:ガイドロール、1f:箔引出し口、1g:ガス供給口、1h:ヒーター電源、1i:ヒーター、1j:電解液循環装置、1k:天井部、1m:撹拌流ガイド、1n:撹拌羽根、F:電解アルミニウム箔、G:加熱不活性ガス、L:箔形成用めっき液、3:セパレータ、4:絶縁層、5:正極端子、6:負極端子、7:有機電解液、8:電極ユニット、10:筐体、11:正極、12:負極、100:蓄電デバイス

Claims (9)

  1. 基材剥離面と析出面とを有する電解アルミニウム箔であって、
    両面の粗さRaが0.1μm以上0.6μm以下の範囲にあることを特徴とする電解アルミニウム箔。
  2. 前記基材剥離面と析出面の面の粗さRaの差が0.2μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の電解アルミニウム箔。
  3. 前記電解アルミニウム箔は、箔形成用めっき液に一部が浸漬した陰極ドラムと陽極板の間に電流を印加させ、前記陰極ドラムにアルミニウム電解膜を形成した後、剥離して得られたものであり、
    前記基材剥離面は、前記陰極ドラムの表面形態が転写された表面性状を維持しており、
    前記析出面は、箔形成用めっき液で形成された電解膜の表面性状を維持していることを特徴とする請求項1又は2に記載の電解アルミニウム箔。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電解アルミニウム箔に活物質を塗布したことを特徴とする電池用電極。
  5. 請求項4に記載の電極を用いたことを特徴とする蓄電デバイス。
  6. 箔形成用めっき液に一部が浸漬した陰極ドラムと陽極板の間に電流を印加させ、前記陰極ドラムにアルミニウム電解膜を形成した後、剥離することで得られる電解アルミニウム箔の製造方法において、
    前記陰極ドラムの面粗さRaを0.1μm以上0.6μm以下とし、
    かつ、前記アルミニウム電解膜を形成する際に、印加する電流を0.25A/dm2以上20A/dm2以下の条件で行い、
    両面の粗さRaを0.1μm以上0.6μm以下の範囲とすることを特徴とする電解アルミニウム箔の製造方法。
  7. 前記電解アルミニウム箔を5μm以上の厚さとすることを特徴とする請求項6に記載の電解アルミニウム箔の製造方法。
  8. 前記箔形成用めっき液は、少なくとも(1)ジアルキルスルホン、(2)アルミニウムハロゲン化物、および、(3)含窒素化合物を含むものとすることを特徴とする請求項6又は7に記載の電解アルミニウム箔の製造方法。
  9. 前記含窒素化合物は、ハロゲン化アンモニウム、第一アミンのハロゲン化水素塩、第二アミンのハロゲン化水素塩、第三アミンのハロゲン化水素塩、一般式:RN・X(R〜Rは同一または異なるアルキル基、Xは第四アンモニウムカチオンに対するカウンターアニオンを示す)で表される第四アンモニウム塩、含窒素芳香族化合物からなる群から選択される少なくとも1つであることを特徴とする請求項8に記載の電解アルミニウム箔の製造方法。
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