JP2018056172A - 温調装置およびペルチェモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 温調装置の製造に際して、従来よりも材料コストおよび作業負荷を抑えるための技術を提供すること。【解決手段】 円形に形成されたプレート本体と、それぞれが前記プレート本体上に配置され、正三角形を基本単位とする形状の基板で構成された複数のペルチェモジュールと、を備えており、前記ペルチェモジュールは、前記プレート本体の中心にいずれかの格子点が位置し、かつ格子点同士の距離が前記プレート本体の半径未満の長さとなる正三角格子を前記プレート本体上に投影した場合において、該正三角格子の格子点がなす正三角形に収まる正三角形を基本単位とする基板で構成され、前記プレート本体上で前記正三角格子の格子点がなす正三角形それぞれに前記基板が位置するように複数のペルチェモジュールが配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、円形に形成されたプレート本体と、それぞれが正三角形を基本単位とする形状の基板で構成された複数のペルチェモジュールと、を備えた温調装置に関する。
上述した温調装置では、プレート本体上におけるペルチェモジュールの占有面積を高めることで、冷却または加熱の性能を高めることができる。そのため、近年では、それぞれ形状の異なる複数種類のペルチェモジュールを配置して占有面積を高める提案がなされている(特許文献1参照)。
特開2002−185051号公報
しかし、上述した技術では、複数種類のペルチェモジュールを用意しなければならず、また、特殊形状のペルチェモジュールを用いているため、材料コストが大きくなるだけでなく、温調装置の製作に際してペルチェモジュールの種類ごとに形状を考慮して作業する必要があり作業負荷も大きいという問題があった。
本願発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、温調装置の製作に際して、プレート本体上におけるペルチェモジュールの占有面積を高めつつ、従来よりも材料コストおよび作業負荷を抑えるための技術を提供することである。
上記課題を解決するため第1局面としては、円形に形成されたプレート本体と、それぞれが前記プレート本体上に配置され、正三角形を基本単位とする形状の基板で構成された複数のペルチェモジュールと、を備えており、前記ペルチェモジュールは、前記プレート本体の中心にいずれかの格子点が位置し、かつ格子点同士の距離が前記プレート本体の半径未満の長さとなる正三角格子を前記プレート本体上に投影した場合において、該正三角格子の格子点がなす正三角形に収まる正三角形を基本単位とする基板で構成され、前記プレート本体上で前記正三角格子の格子点がなす正三角形それぞれに前記基板が位置するように複数のペルチェモジュールが配置されている、といったものが考えられる。
この局面においては、正三角形を基本単位とする単一種類のペルチェモジュールだけで温調装置を製作できるため、複数種類のペルチェモジュールを用いる場合に比べて材料コストを抑えられるだけでなく、温調装置の製作に際してペルチェモジュールの種類ごとに形状を考慮して作業するといった手間がなくなる結果、作業負荷を軽減することもできる。
また、正三角格子の格子点がなす正三角形それぞれに基板が位置するように複数のペルチェモジュールが配置されることにより、円形のプレート本体上を広く、かつ狭い隙間でもってカバーすることができるため、冷却および加熱に際しての作業効率および電力効率を高めることも可能となる。
上述したペルチェモジュールは、プレート本体から外部へと通電用のリード線を通す必要があるため、その際の作業性を考慮して第2の局面のようにすることが考えられる。
第2の局面において、前記ペルチェモジュールは、少なくとも基板における正三角形のいずれか1の頂点が所定面積だけカットされ、該カットされたカット領域に当該ペルチェモジュールへの導通用のリード線が接続されており、前記プレート本体には、該プレート本体上に配置された前記ペルチェモジュールに対応する領域のうち、少なくとも該ペルチェモジュールにおける正三角形のいずれか1の頂点に対応する領域に、該プレート本体の表から裏側へと向かう配線孔が形成されており、該配線孔に前記ペルチェモジュールのリード線が表裏方向へと通される。
この局面では、ペルチェモジュールを正三角格子の格子点がなす正三角形に沿って配置するに際し、カット領域をプレート本体における配線孔にあわせ、ここにリード線を通すだけでよくなるため、リード線の配置および通電のための作業を容易ならしめることができる。
また、上述したような温調装置は、プレート本体の上方に設置された温調対象物を当該温調装置から離れる方向へと持ち上げるべく、前記プレート本体の裏側から該プレート本体に形成された孔を通るリフトピンが、それぞれ前記プレート本体の中心から所定距離を半径とする円周に沿って等間隔で3本配置される、といった使用も考えられ、この場合、その使用状況を想定した構成としておく必要がある。
そのためには、さらに以下に示す第3の局面のようにすることが考えられる。
第3の局面において、前記プレート本体には、前記リフトピンが通過可能な大きさで表裏方向に貫通するリフト孔が前記リフトピンに対応する3カ所に形成されており、前記ペルチェモジュールは、少なくとも基板における正三角形の頂点のうち2つが所定面積カットされて、該カットされたいずれか一方のカット領域に当該ペルチェモジュールへの導通用のリード線が接続され、他方のカット領域が前記プレート本体上で前記リフト孔と重ならない程度までカットされている。
さらに、前記ペルチェモジュールは、前記プレート本体の中心にいずれかの格子点が位置し、かつ格子点同士の距離が前記プレート本体の中心から前記リフト孔までの距離または該距離をn等分した距離(n=整数)と同じ長さとなる正三角格子を前記プレート本体上に投影した場合において、該正三角格子の格子点がなす正三角形に収まる正三角形を基本単位とする基板で構成され、前記プレート本体上で前記正三角格子の格子点がなす正三角形それぞれに前記基板が位置するように複数のペルチェモジュールが配置されている。
この局面であれば、リフトピンにより温調対象物を持ち上げる使用状況においても、このリフトピンを回避しつつ、正三角形を基本単位とする単一種類のペルチェモジュールだけで温調装置を製作でき、円形のプレート本体上を広くかつ狭い隙間でもってカバーすることが可能となる。
また、上記に加え、第4の局面のように、前記ペルチェモジュールは、それぞれ隣接する前記ペルチェモジュールとの間に所定の隙間が形成されている、といった構成とすることも考えられる。
この局面であれば、ペルチェモジュールの加熱および冷却に伴う基板の伸縮があったとしても、これを隙間により吸収することができるため、ペルチェモジュール同士が基板の伸縮の影響で損傷してしまうことを防止することができる。
また、上記に加え、第5の局面のように、前記ペルチェモジュールは、基板における正三角形の頂点全てが所定面積カットされており、前記プレート本体は、該プレート本体上に配置された前記ペルチェモジュールに対応する領域のうち、該ペルチェモジュールの基板における正三角形の頂点それぞれに対応する領域に、前記ペルチェモジュールのカット領域それぞれに接触して該ペルチェモジュールを位置決めする位置決め突起が形成されている、というようにすることも考えられる。
この局面であれば、ペルチェモジュールの基板を正三角形の頂点それぞれに位置するプレート本体の位置決め突起により位置決めすることができる。
この局面においては、第6の局面のように、前記プレート本体の位置決め突起のうち、前記プレート本体の表から裏側へ向かう孔と同じ領域に形成された位置決め突起は、該孔を取り囲む筒状に形成されている、というようにしてもよい。
この局面であれば、プレート本体の孔としての機能を生かしつつ、ペルチェモジュールを位置決めすることができる。
なお、上述したペルチェモジュールの基板は、正三角形を基本単位としていればよく、正三角形の他、以下の局面で示したような形状を採用してもよい。
第7の局面において、前記ペルチェモジュールは、2つの正三角形を接続したひし形の基板で構成されている。
第8の局面において、前記ペルチェモジュールは、6つの正三角形を接続した正六角形の基板で構成されている。
これら局面であれば、上記と同様の作用効果を得ることができる。
また、上記課題を解決するため第9局面としては、円形に形成されたプレート本体上に配置することで温調装置を構成するペルチェモジュールであって、前記プレート本体の中心にいずれかの格子点が位置し、かつ格子点同士の距離が前記プレート本体の半径未満の長さとなる正三角格子を前記プレート本体上に投影した場合において、該正三角格子の格子点がなす正三角形に収まる正三角形を基本単位とする基板で構成され、前記プレート本体上で前記正三角格子の格子点がなす正三角形それぞれに前記基板が位置するように複数のペルチェモジュールを配置することにより、前記温調装置を構成する、というようにしてもよい。
この局面であれば、上記と同様のプレート本体とともに温調装置を構成することができる。
温調装置の外観を示す平面図および正面図 温調装置の平面図におけるA−A‘断面図 温調装置の要部を示す平面図 プレート本体を示す平面図 プレート本体の要部を拡大した平面図 プレート本体にペルチェモジュールが取付けられている状態を示す断面図 ペルチェモジュールの全体構造を示す図 別の実施形態における温調装置の要部を示す平面図 別の実施形態におけるペルチェモジュールの全体構造を示す図 別の実施形態における温調装置の要部を示す平面図 プレート本体上におけるペルチェモジュールの占有率を実例に基づいて計算した結果
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(1)全体構成
温調装置1は、図1、図2に示すように、円形に形成されたプレート本体10と、それぞれがプレート本体10上に配置された複数のペルチェモジュール20と、プレート本体10との間に各ペルチェモジュール20を挟む円形のトッププレート30と、を備え、このトッププレート30上に設置した温調対象物100の冷却または加熱を行うように構成されている。具体的な温調対象物としては、例えば、シリコンウェハなどが考えられる。
なお、本実施形態では、プレート本体10の裏側からプレート本体10に形成された孔を通るリフトピン(図示されない)が、それぞれプレート本体10およびトッププレート30の中心から所定距離を半径とする円周(図1平面図における一点鎖線の円参照)に沿って等間隔(120°間隔;図1平面図における一点鎖線の線分参照)で3本配置された構成とされており、これにより、プレート本体10の上方に設置された温調対象物100を温調装置1から離れる方向(上方)へと持ち上げることが可能となっている。
プレート本体10には、図3に示すように、複数のペルチェモジュール20が規則的に配置されている。また、このプレート本体10には、図4、図5に示すように、プレート本体10上に配置されるペルチェモジュール20に対応する領域のうち、少なくともペルチェモジュール20における正三角形のいずれか1の頂点に対応する領域に、プレート本体10の表から裏側へと向かう配線孔11が形成されており、この配線孔11にペルチェモジュール20のリード線25が表裏方向へと通される。
なお、本実施形態において、プレート本体10は、図2に示すように、その内部に例えば水などの液体を流通させる流通経路200が形成されており、この液体とペルチェモジュール20との間で熱交換を行うように構成されている。
また、プレート本体10には、図5に示すように、上述したリフトピンが通過可能な大きさでプレート本体10を表裏方向に貫通するリフト孔13が、リフトピンに対応する位置、つまりプレート本体10の中心から所定距離を半径とする円周に沿って等間隔で3カ所に形成されている。
また、プレート本体10は、プレート本体10上に配置されたペルチェモジュール20に対応する領域のうち、ペルチェモジュール20の基板21における正三角形の頂点それぞれに対応する領域に、ペルチェモジュール20を位置決めする位置決め突起15が形成されている。この位置決め突起15は、図6に示すように、プレート本体10とトッププレート30との隙間未満で、かつ、ペルチェモジュール20と接触して位置決めするのに充分な高さの突起として設けられている。こうして、位置決め突起15は、ペルチェモジュール20における後述のカット領域23(カット領域23の外周面、カット領域23に接続されたリード線25、カット領域23とリード線25との接合部など)それぞれの移動範囲を制限することにより、ペルチェモジュール20を位置決めする。ここでは、位置決め突起15は、カット領域23それぞれとの間に所定の隙間が形成されるサイズで構成されており、位置決め突起15側面にカット領域23が接触するまでの範囲でペルチェモジュール20の移動が制限される。
この位置決め突起15のうち、配線孔11と同じ領域に形成された位置決め突起15は、配線孔11を取り囲む筒状に形成され、さらに、その上方は、図6に示すように、ペルチェモジュール20のリード線25を筒状の位置決め突起15内部へと通して配線孔11までガイドするガイド部19となっている。ここでは、位置決め突起15全体の高さを下げてリード線25を通せるようにしたものをガイド部19としているが、筒状の位置決め突起15においてリード線25を通す領域のみを溝状にカットしたものであってもよい。
なお、配線孔11およびリフト孔13それぞれの領域以外の領域に形成された位置決め突起15の中には、温調装置1の構成要素を上下方向に固定するためのネジ孔17が形成された領域に設けられたものもあり、この位置決め突起15は、上記と同様、ネジ孔17を取り囲む筒状に形成されている。
ペルチェモジュール20は、図7に示すように、正三角形を基本単位とする形状(本実施形態では正三角形)の基板21で構成されている。
このペルチェモジュール20は、図3に示すように、プレート本体10の中心にいずれかの格子点が位置し、かつ格子点同士の距離がプレート本体10の中心からリフト孔13までの距離をn等分した距離(n=整数;本実施形態では2等分)と同じ長さとなる正三角格子をプレート本体10上に投影した場合において、この正三角格子の格子点がなす正三角形に収まる正三角形を基本単位とする基板21で構成されている。そして、プレート本体10上でその正三角格子の格子点がなす正三角形それぞれに基板21が位置するように複数のペルチェモジュール20が配置されている。
こうして、プレート本体10上にペルチェモジュール20が敷き詰められた状態となっている。ただし、プレート本体10には、プレート本体10とトッププレート30とを連結すべく外周に沿ってネジ孔41が設けられているため、ペルチェモジュール20は、このネジ孔41周辺を除いた領域に配置される。
また、ペルチェモジュール20は、図7に示すように、基板21における正三角形の頂点全てが所定面積カットされ、こうしてカットされたカット領域23のいずれかにペルチェモジュール20への導通用のリード線25が接続されている。このカット領域23は、正三角形の中心から各頂点までの距離を半径とする円を想定した場合に、この円よりも所定割合(本実施形態では、少なくともリフトピンの半径と同じまたはそれ以上の長さ)だけ半径を小さくした円との接点を直線状にカットしたものである。
なお、本実施形態におけるペルチェモジュール20には、ペルチェ素子とともに温度センサが内蔵されており、通電用のリード線25としては、ペルチェ素子それぞれへの通電を行うものと、この温度センサへの通電を行うものと2系統(4本)が接続されている。
また、各ペルチェモジュール20は、それぞれ隣接する他のペルチェモジュール20との間に所定の隙間が形成されている。この隙間は、ペルチェモジュール20の加熱および冷却に伴う基板21の伸縮を吸収するのに充分な大きさとなるように定められたものであり、この隙間の分だけ、ペルチェモジュール20の設置面積として想定されるサイズ(上述した正三角格子における正三角形の領域)に対して基板21のサイズを小さく形成することで隙間を確保している。
なお、本実施形態においては、ペルチェモジュール20における正三角形の頂点それぞれにカット領域23が形成されており、位置決め突起15は、この形状にあわせて上面視で六角形の柱状となっている。
(2)変形例
本発明の実施の形態は、以上の実施例に限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとりうることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、ペルチェモジュール20が、基板21における正三角形の頂点全てが所定面積カットされている構成を例示した。しかし、基板21における正三角形のいずれか1の頂点のみが所定面積だけカットされ、こうしてカットされたカット領域23にペルチェモジュール20への導通用のリード線25が接続される構成としてもよい。
また、ペルチェモジュール20の基板21を正三角形の頂点のうち2つのみがカットされた構成としてもよく、この場合、一方のカット領域23にペルチェモジュール20への導通用のリード線25を接続し、他方のカット領域23がリフト孔13と重ならない程度までカットされたものとすればよい。
これら2つの変形例では、プレート本体10における位置決め突起15のうち、カット領域23が形成されていない正三角形の頂点に対応する位置決め突起15は、正三角形の頂点に沿った形状とすればよい。
また、上記実施形態において、ペルチェモジュール20は、基板21における正三角形の一辺が、プレート本体10の中心からリフト孔13までの距離を2等分した距離と同じ長さである場合を例示した。しかし、この基板21における正三角形の一辺は、例えば、プレート本体10の中心からリフト孔13までの距離と同じ長さとしてもよい。また、リフトピンを配さない構成である場合やリフトピンを通すための孔を別途基板21に形成した場合であれば、プレート本体10の半径未満の長さとして選択した長さを採用すればよく、例えば、プレート本体10の中心からリフト孔13までの距離とプレート本体10の半径から所定距離(ネジ孔41とペルチェモジュール20が重ならないように定められた距離)だけ短くした長さとすることが考えられ、この場合、6つのペルチェモジュール20がプレート本体10上に配置されることとなる。
また、上記実施形態において、ペルチェモジュール20における基板21が正三角形である場合を例示したが、この基板21は、図8、図9に示すように、2つの正三角形を接続したひし形の基板21で構成されたものとしてもよく、図10に示すように、6つの正三角形を接続した正六角形の基板21で構成されたものとしてもよい。
このひし形の基板21を備えたペルチェモジュール20は、それぞれ2つがつながれた正三角形の頂点領域にあるカット領域23により、120°の角度で開口した切り欠きが形成されている。また、この構成では、図9(b)に示すように、2つの正三角形をつないだ境界部分に、それぞれの正三角形に対応する温度センサ27が配置すればよい。
(3)作用,効果
このような構成であれば、正三角形を基本単位とする単一種類のペルチェモジュール20だけで温調装置1を製作できるため、複数種類のペルチェモジュールを用いる場合に比べて材料コストを抑えられるだけでなく、温調装置1の製作に際してペルチェモジュールの種類ごとに形状を考慮して作業する手間がなくなる結果、作業負荷を軽減することもできる。
また、正三角格子の格子点がなす正三角形それぞれに基板が位置するように複数のペルチェモジュール20が配置されることにより、円形のプレート本体10上を広く、かつ狭い隙間でもってカバーすることができるため、冷却および加熱に際しての作業効率および電力効率を高めることも可能となる。
また、上記構成であれば、ペルチェモジュール20を正三角格子の格子点がなす正三角形に沿って配置するに際し、カット領域23をプレート本体10における配線孔11にあわせ、ここにリード線25を通すだけでよくなるため、リード線25の配置および通電のための作業を容易ならしめることができる。
また、上記構成であれば、リフトピンにより温調対象物100を持ち上げる使用状況においても、このリフトピンを回避しつつ、正三角形を基本単位とする単一種類のペルチェモジュール20だけで温調装置1を製作でき、円形のプレート本体10上を広くかつ狭い隙間でもってカバーすることが可能となる。
また、上記構成であれば、ペルチェモジュール20の加熱および冷却に伴う基板21の伸縮があったとしても、これを隙間により吸収することができるため、ペルチェモジュール20同士が基板21の伸縮の影響で損傷してしまうことを防止することができる。
また、上記構成であれば、ペルチェモジュール20の基板21を正三角形の頂点それぞれに位置するプレート本体10の位置決め突起15により位置決めすることができる。
また、上記構成であれば、プレート本体10の位置決め突起15のうち、配線孔11と同じ領域に形成された位置決め突起15は、ガイド部19により、ペルチェモジュール20を位置決めしつつ、リード線25をプレート本体10の配線孔11まで容易にガイドすることができる。
なお、上記構成において、直径320mmのプレート本体10を採用すると、正三角形からなる基板21の頂点それぞれをカットした面積が429.7mm2となるペルチェモジュール20を138個実装することができ、この場合、直径300mmの温調対象物100(シリコンウェハ)を温調することを考えると、ペルチェモジュール20の温調対象物100に対する占有率は約84%にもなり(図11参照)、プレート本体10上におけるペルチェモジュール20の占有面積が高くなっていることがわかる。
同様に、2つの正三角形を接続したひし形からなる基板21の頂点それぞれをカットした面積が881.0mm2となるペルチェモジュール20であれば、同プレート本体10上に69個実装することができ、この場合、ペルチェモジュール20の温調対象物100に対する占有率は約86%にもなり(図11参照)、プレート本体10上におけるペルチェモジュール20の占有面積が更に高くなることがわかる。
1…温調装置、10…プレート本体、10…円形プレート本体、11…配線孔、13…リフト孔、15…位置決め突起、17…ネジ孔、19…ガイド部、20…ペルチェモジュール、21…基板、23…カット領域、25…リード線、27…温度センサ、30…トッププレート、41…ネジ孔、100…温調対象物、200…流通経路。

Claims (9)

  1. 円形に形成されたプレート本体と、それぞれが前記プレート本体上に配置され、正三角形を基本単位とする形状の基板で構成された複数のペルチェモジュールと、を備えており、
    前記ペルチェモジュールは、前記プレート本体の中心にいずれかの格子点が位置し、かつ格子点同士の距離が前記プレート本体の半径未満の長さとなる正三角格子を前記プレート本体上に投影した場合において、該正三角格子の格子点がなす正三角形に収まる正三角形を基本単位とする基板で構成され、前記プレート本体上で前記正三角格子の格子点がなす正三角形それぞれに前記基板が位置するように複数のペルチェモジュールが配置されている
    ことを特徴とする温調装置。
  2. 前記ペルチェモジュールは、少なくとも基板における正三角形のいずれか1の頂点が所定面積だけカットされ、該カットされたカット領域に当該ペルチェモジュールへの導通用のリード線が接続されており、
    前記プレート本体には、該プレート本体上に配置された前記ペルチェモジュールに対応する領域のうち、少なくとも該ペルチェモジュールにおける正三角形のいずれか1の頂点に対応する領域に、該プレート本体の表から裏側へと向かう配線孔が形成されており、該配線孔に前記ペルチェモジュールのリード線が表裏方向へと通される
    ことを特徴とする請求項1に記載の温調装置。
  3. プレート本体の上方に設置された温調対象物を当該温調装置から離れる方向へと持ち上げるべく、前記プレート本体の裏側から該プレート本体に形成された孔を通るリフトピンが、それぞれ前記プレート本体の中心から所定距離を半径とする円周に沿って等間隔で3本配置される場合において、
    前記プレート本体には、前記リフトピンが通過可能な大きさで表裏方向に貫通するリフト孔が前記リフトピンに対応する3カ所に形成されており、
    前記ペルチェモジュールは、少なくとも基板における正三角形の頂点のうち2つが所定面積カットされて、該カットされたいずれか一方のカット領域に当該ペルチェモジュールへの導通用のリード線が接続され、他方のカット領域が前記リフト孔と重ならない程度までカットされており、
    さらに、前記ペルチェモジュールは、前記プレート本体の中心にいずれかの格子点が位置し、かつ格子点同士の距離が前記プレート本体の中心から前記リフト孔までの距離または該距離をn等分した距離(n=整数)と同じ長さとなる正三角格子を前記プレート本体上に投影した場合において、該正三角格子の格子点がなす正三角形に収まる正三角形を基本単位とする基板で構成され、前記プレート本体上で前記正三角格子の格子点がなす正三角形それぞれに前記基板が位置するように複数のペルチェモジュールが配置されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の温調装置。
  4. 前記ペルチェモジュールは、それぞれ隣接する前記ペルチェモジュールとの間に所定の隙間が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の温調装置。
  5. 前記ペルチェモジュールは、基板における正三角形の頂点全てが所定面積カットされており、
    前記プレート本体は、該プレート本体上に配置された前記ペルチェモジュールに対応する領域のうち、該ペルチェモジュールの基板における正三角形の頂点それぞれに対応する領域に、前記ペルチェモジュールのカット領域それぞれに接触して該ペルチェモジュールを位置決めする位置決め突起が形成されており、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の温調装置。
  6. 前記プレート本体の位置決め突起のうち、前記プレート本体の表から裏側へ向かう孔と同じ領域に形成された位置決め突起は、該孔を取り囲む筒状に形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の温調装置。
  7. 前記ペルチェモジュールは、2つの正三角形を接続したひし形の基板で構成されている
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の温調装置。
  8. 前記ペルチェモジュールは、6つの正三角形を接続した正六角形の基板で構成されている
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の温調装置。
  9. 円形に形成されたプレート本体上に配置することで温調装置を構成するペルチェモジュールであって、
    前記プレート本体の中心にいずれかの格子点が位置し、かつ格子点同士の距離が前記プレート本体の半径未満の長さとなる正三角格子を前記プレート本体上に投影した場合において、該正三角格子の格子点がなす正三角形に収まる正三角形を基本単位とする基板で構成され、前記プレート本体上で前記正三角格子の格子点がなす正三角形それぞれに前記基板が位置するように複数のペルチェモジュールを配置することにより、前記温調装置を構成する
    ことを特徴とするペルチェモジュール。
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