JP2018054002A - フライホイール - Google Patents

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清輝 相本
Kiyoteru Aimoto
清輝 相本
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【課題】共振の発生を抑制することが可能なフライホイールを提供する。【解決手段】フライホイール100は、共振点がエンジンのアイドル回転速度よりも低く設定されており、スプリング3の端部を保持する保持部材4と、セカンダリフライホイール2に対して保持部材4が移動するのを規制する移動規制部材5とを備える。そして、フライホイール100は、エンジン回転速度がアイドル回転速度未満の場合に、セカンダリフライホイール2に対する保持部材4の移動が移動規制部材5によって規制されることにより、プライマリフライホイール1およびセカンダリフライホイール2が相対回転しないように構成され、かつ、エンジン回転速度がアイドル回転速度以上の場合に、移動規制部材5による保持部材4の移動規制が解除されることにより、プライマリフライホイール1およびセカンダリフライホイール2が相対回転可能になるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、フライホイールに関する。
従来、ダンパ機能を有するフライホイールが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1のフライホイールは、相対回転可能に設けられたプライマリフライホイールおよびセカンダリフライホイールと、プライマリフライホイールおよびセカンダリフライホイールの間に設けられたトーションスプリングとを備えている。プライマリフライホイールには、エンジンのクランクシャフトが連結され、セカンダリフライホイールには、クラッチを介して手動変速機の入力軸が連結されている。このフライホイールでは、プライマリフライホイールおよびセカンダリフライホイールの相対回転によってトーションスプリングが弾性変形することにより、エンジンの出力変動(捩り振動)を吸収するダンパ機能が発揮されるようになっている。
ここで、このようなフライホイールでは共振点(共振回転速度)が存在する。この共振点は、プライマリフライホイールおよびセカンダリフライホイールの慣性モーメントやトーションスプリングのばね定数などに応じて変化する。このため、それらを調整することにより共振点を設定することが可能である。そこで、一般的には、エンジンのアイドル回転速度よりも低い回転速度域(常用されない回転速度域)に共振点が設定されている。
特開2009−115262号公報
しかしながら、車両の運転状態によってはエンジン回転速度がアイドル回転速度よりも低下する場合があり、この場合にはフライホイールの共振が発生するおそれがある。そして、フライホイールが共振すると、プライマリフライホイールおよびセカンダリフライホイールの相対回転量が大きくなり、トーションスプリングのたわみ量が限界に達してショックが発生するおそれがある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、共振の発生を抑制することが可能なフライホイールを提供することである。
本発明によるフライホイールは、相対回転可能に設けられた第1回転体および第2回転体と、第1回転体および第2回転体の間に設けられたスプリングとを備え、共振点がエンジンのアイドル回転速度よりも低く設定されている。フライホイールは、スプリングの端部を保持する保持部材と、第2回転体に対して保持部材が移動するのを規制する移動規制部材とを備える。そして、フライホイールは、エンジン回転速度がアイドル回転速度未満の場合に、第2回転体に対する保持部材の移動が移動規制部材によって規制されることにより、第1回転体および第2回転体が相対回転しないように構成され、かつ、エンジン回転速度がアイドル回転速度以上の場合に、移動規制部材による保持部材の移動規制が解除されることにより、第1回転体および第2回転体が相対回転可能になるように構成されている。
このように構成することによって、エンジン回転速度がアイドル回転速度未満の場合に、第1回転体および第2回転体が一体的に回転するので、共振の発生を抑制することができる。なお、エンジン回転速度がアイドル回転速度以上の場合には、ダンパ機能を発揮させることができる。
本発明のフライホイールによれば、共振の発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態によるフライホイールを示した概略構成図である。 図1のA−A断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態によるフライホイール100について説明する。
フライホイール100は、図1に示すように、プライマリフライホイール1と、セカンダリフライホイール2と、スプリング3と、保持部材4と、移動規制部材5とを備えている。このフライホイール100は、ダンパ機能を有するデュアルマスフライホイールである。
プライマリフライホイール1は、エンジンのクランクシャフトに連結され、そのクランクシャフトと一体的に回転するように構成されている。このプライマリフライホイール1は、第1質量体であり、ハブ部11とフランジ部12とを有する。ハブ部11の回転中心には、クランクシャフトが連結されている。フランジ部12は、ハブ部11から径方向における外側に延びるように形成されている。このフランジ部12は、ハブ部11の周方向に所定の間隔を隔てて複数設けられている。なお、プライマリフライホイール1は、本発明の「第1回転体」の一例である。
セカンダリフライホイール2は、クラッチを介して手動変速機の入力軸に連結され、プライマリフライホイール1と相対回転可能に構成されている。このセカンダリフライホイール2は、第2質量体であり、円盤状に形成されている。また、セカンダリフライホイール2は、一対のプレート21が組み付けられて中空状に形成されており、内部にプライマリフライホイール1が収容されている。なお、セカンダリフライホイール2は、本発明の「第2回転体」の一例である。
また、セカンダリフライホイール2には、スプリング3を収容するスプリング収容部22が形成されている。スプリング収容部22は、セカンダリフライホイール2の周方向に所定の間隔を隔てて複数設けられている。このスプリング収容部22は、図2に示すように、一対のプレート21の間隔が広くなるように形成された支持壁23によって構成されている。支持壁23は、セカンダリフライホイール2の厚み(X方向の長さ)が大きくなるように形成されており、支持壁23によりスプリング3を覆うようになっている。なお、図1では、見やすさを考慮して支持壁23の図示を省略した。
スプリング3は、図1に示すように、たとえば圧縮コイルばねであり、プライマリフライホイール1およびセカンダリフライホイール2の間に設けられている。このスプリング3は、セカンダリフライホイール2のスプリング収容部22に収容されるとともに、プライマリフライホイール1の隣接するフランジ部12の間に配置されている。すなわち、スプリング3は、プライマリフライホイール1およびセカンダリフライホイール2の回転方向に介在されている。
保持部材4は、スプリング3の両端に配置され、スプリング3の端部を保持するように構成されている。この保持部材4は、隣接するフランジ部12の間でスプリング3を保持するために、スプリング3とフランジ部12との間に設けられている。また、保持部材4は、スプリング収容部22内に移動可能に収容されている。すなわち、保持部材4は、セカンダリフライホイール2に対して移動可能である。このため、保持部材4は、スプリング3が弾性変形(伸縮)する際にスプリング収容部22内を移動するようになっている。
このようなフライホイール100では、プライマリフライホイール1およびセカンダリフライホイール2の相対回転によってスプリング3が弾性変形することにより、エンジンの出力変動(捩り振動)を吸収するダンパ機能が発揮される。たとえば、図1において、プライマリフライホイール1がセカンダリフライホイール2に対して相対的に時計回りに回転されると、スプリング3が縮むとともに、左側の保持部材4がスプリング収容部22内を右側に移動する。このとき、右側の保持部材4は、支持壁23(図2参照)により支持されるため、スプリング収容部22内を移動しない。なお、フライホイール100の共振点は、エンジンのアイドル回転速度よりも低い回転速度域(常用されない回転速度域)に設定されている。
ここで、本実施形態では、セカンダリフライホイール2に対して保持部材4が移動するのを規制するための移動規制部材5が設けられている。この移動規制部材5は、保持部材4に対して径方向の外側に配置され、当接部材51と圧縮コイルばね52とを有する。なお、移動規制部材5は、各保持部材4にそれぞれ対応するように設けられている。
当接部材51は、たとえば板状部材であり、径方向の外側から保持部材4に当接するように構成されている。この当接部材51は、径方向に移動可能に設けられている。圧縮コイルばね52は、当接部材51に対して径方向の外側に配置されており、当接部材51を径方向の内側(保持部材4側)に付勢するように構成されている。
そして、エンジン回転速度がアイドル回転速度未満の場合には、図2に示すように、圧縮コイルばね52の付勢力により、当接部材51が保持部材4に押し付けられるとともに、その保持部材4が支持壁23の径方向内側23aに押し付けられる。このため、保持部材4がセカンダリフライホイール2に対して固定される。すなわち、セカンダリフライホイール2に対する保持部材4の移動が移動規制部材5によって規制される。これにより、プライマリフライホイール1およびセカンダリフライホイール2が相対回転しないようになる。つまり、フライホイール100では、エンジン回転速度がアイドル回転速度未満の場合に、プライマリフライホイール1およびセカンダリフライホイール2が一体的に回転し、ダンパ機能が発揮されないようになる。
その一方、エンジン回転速度がアイドル回転速度以上の場合には、遠心力により、当接部材51が圧縮コイルばね52の付勢力に抗して径方向の外側に移動する。このため、保持部材4を支持壁23の径方向内側23aに押し付ける力が解除され、保持部材4がセカンダリフライホイール2に対して移動可能になる。すなわち、移動規制部材5による保持部材4の移動規制が解除される。つまり、フライホイール100では、エンジン回転速度がアイドル回転速度以上の場合に、プライマリフライホイール1およびセカンダリフライホイール2が相対回転可能になり、ダンパ機能が発揮されるようになる。
−効果−
本実施形態では、上記のように、共振点をアイドル回転速度よりも低く設定するとともに、エンジン回転速度がアイドル回転速度未満の場合に、移動規制部材5により保持部材4の移動を規制してプライマリフライホイール1およびセカンダリフライホイール2を一体的に回転させる。このように構成することによって、車両の運転状態によってエンジン回転速度がアイドル回転速度よりも低下した場合であっても、プライマリフライホイール1およびセカンダリフライホイール2が一体的に回転するので、フライホイール100の共振が発生するのを抑制することができる。なお、エンジン回転速度がアイドル回転速度よりも低下する運転状態とは、たとえば、エンジン始動時、車両発進時およびエンジン停止時である。また、エンジン回転速度がアイドル回転速度以上の場合に、移動規制部材5による保持部材4の移動規制を解除してプライマリフライホイール1およびセカンダリフライホイール2を相対回転可能にすることによって、ダンパ機能が発揮されるようにすることができる。
また、本実施形態では、移動規制部材5が、保持部材4に対して径方向の外側に配置される当接部材51および圧縮コイルばね52を有することによって、エンジン回転速度がアイドル回転速度以上の場合に、遠心力により移動規制を容易に解除することができる。
−他の実施形態−
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、本実施形態では、保持部材4をセカンダリフライホイール2に押し付けて固定する例を示したが、これに限らず、保持部材をプライマリフライホイールに押し付けて固定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、当接部材51を圧縮コイルばね52によって付勢する例を示したが、これに限らず、当接部材をその他の付勢部材によって付勢するようにしてもよい。
本発明は、ダンパ機能を有するフライホイールに利用可能である。
1 プライマリフライホイール(第1回転体)
2 セカンダリフライホイール(第2回転体)
3 スプリング
4 保持部材
5 移動規制部材
100 フライホイール

Claims (1)

  1. 相対回転可能に設けられた第1回転体および第2回転体と、前記第1回転体および前記第2回転体の間に設けられたスプリングとを備え、共振点がエンジンのアイドル回転速度よりも低く設定されたフライホイールであって、
    前記スプリングの端部を保持する保持部材と、
    前記第2回転体に対して前記保持部材が移動するのを規制する移動規制部材とを備え、
    エンジン回転速度が前記アイドル回転速度未満の場合に、前記第2回転体に対する前記保持部材の移動が前記移動規制部材によって規制されることにより、前記第1回転体および前記第2回転体が相対回転しないように構成され、
    前記エンジン回転速度が前記アイドル回転速度以上の場合に、前記移動規制部材による前記保持部材の移動規制が解除されることにより、前記第1回転体および前記第2回転体が相対回転可能になるように構成されていることを特徴とするフライホイール。
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