JP2018051307A - 機械的外科用装置の再処理又は再利用を防止する熱機構部 - Google Patents

機械的外科用装置の再処理又は再利用を防止する熱機構部 Download PDF

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Abstract

【課題】装置の1つ以上の部品が装置の加熱でばらばらになることを可能にする装置を提供する。【解決手段】外科用装置であって、外科用装置の動作運動を実行するように構成されている機構部と、元の形状と変形した形状とを有する少なくとも1つの変換部材とを備え、少なくとも1つ変換部材は、機構部が動作運動を実行することができるように少なくとも1つの変換部材が変形した形状にあるときに機構部をともに接続し、変換部材が遷移温度に曝された後、少なくとも1つの変換部材は、機構部が動作運動を実行することが防止されるように機構部の一部を離脱させる、外科用装置。【選択図】図1

Description

本教示は、装置の一部である再利用防止装置に関し、特に、外科用装置の再処理又は再利用を防止する機構部を含む外科用装置に関し、更に詳しくは、機械的及び/又は電気機械的外科用装置の再処理又は再利用を防止する熱対応機構部に関する。
外科用装置、特に、典型的には単回使用装置(例えば、1回の処置において1人の患者に使用する装置、つまり、初期使用後の再処理が意図されていない装置)として意図された装置を改良しようとする取り組みが、何十年にもわたって医療装置業界の各部を対象とした探究となっている。これらの単回使用装置は、典型的には再処理及び再利用されることが意図される装置よりも低コストであり、一般的に低いサイクル数用に設計される。装置は、単回使用用に地方政府機関(例えば、FDA)によって特殊マーキングが施された上で承認される。いくつかの例では、何人かのユーザーが「FDA認可外の(off label)」使用法として知られているものを使用して、複数の患者に使用するために装置を再処理(例えば、典型的には加熱により再殺菌)しようとしていることがわかっている。そのようなFDA認可外の使用を防止するために、再処理を防止するか、又は、再処理後及び設定された使用量後の装置の有効使用を少なくとも防止する機構部を含む装置を設計することが望ましいであろう。この特定の問題を解決しようとしてきた過去の技術革新は、典型的にはロック式電子回路又は阻止機構部を対象としたものであり、本明細書で開示する本教示のような革新的な方法に関するものではない。
単回使用装置の例は、以下の特許文献1〜7に見られ、これらの全ては、全ての目的のために、特に、再処理後又は使用後の装置の有効使用の防止に関する教示のために参照によって明示的に本明細書に組み入れられる。
米国特許第8652134号 米国特許第7690231号 米国特許第5149322号 米国特許第6843014号 米国特許第5946840号 米国特許第7255263号 国際公開第1998/037819号
装置の1つ以上の部品が装置の加熱でばらばらになることを可能にする1つ以上の再利用防止装置又は特徴を含む装置を有することが望ましいであろう。必要とされるものは、加熱すると2つ以上の部品をともに保持しなくなる、ピボットピン、継手、軌道、溝、摺動部、軸、又はその組み合わせである変換部材(例えば、再利用防止装置)である。
本教示は、先に開示した問題の1つ以上を解決する一助となろうとしている。本教示は、特に装置の再処理又は再利用を防止する機構部を含む外科用装置、更に詳しくは、機械的及び/又は電気機械的外科用装置の再処理又は再利用を防止する熱対応機構部を対象とする。
したがって、本教示の一態様により、患者に対して手術を行う外科用装置が企図されており、この外科用装置は、機構部を含むハウジングであって、機構部は、外科用装置の動作運動を実行するように構成されている、ハウジングと、少なくとも1つの変換部材とを備え、変換部材が遷移温度に曝された後、変換部材は、機構部の一部を離脱させ、したがって、機構部が動作運動を実行することを防止するように適合されている。
本教示は、本明細書で説明する特徴の1つ、又は、任意の組み合わせによって更に特徴づけることができ、例えば変換部材は、形状記憶材料、機構部の一部を離脱させるために軸方向に移動するピンで少なくとも部分的に構成されており、ピンは、ピボットピンであり、ピンを軸方向に移動させることに起因して、少なくとも2つの相対的に枢動するアームは、互いから離脱し、ピンは、ピンを移動することに起因して案内軌道は、離脱するように案内軌道の(壁部及びガイド)を位置合わせするキャッチピンであり、変換部材は、案内路の少なくとも一部を備え、変換部材は、摺動部材の少なくとも一部を備え、変換部材は、所定の形状を呈するとハウジングの少なくとも一部がばらばらになるように構成されている。
本教示は、外科用装置を提供し、外科用装置は、外科用装置の動作運動を実行するように構成されている機構部と、元の形状と変形した形状とを有する少なくとも1つの変換部材とを備え、少なくとも1つ変換部材は、機構部が動作運動を実行することができるように少なくとも1つの変換部材が変形した形状にあるときに機構部をともに接続し、変換部材が遷移温度に曝された後、少なくとも1つの変換部材は、機構部が動作運動を実行することが防止されるように機構部の一部を離脱させる。
本教示は、外科用装置を提供し、外科用装置は、外科用装置の動作運動を実行するように構成されている機構部と、元の形状と変形した形状とを有する少なくとも1つの変換部材とを備え、少なくとも1つ変換部材は、機構部が動作運動を実行することができるように少なくとも1つの変換部材が変形した形状にあるときに機構部をともに接続し、変換部材が遷移温度に曝された後、少なくとも1つの変換部材は、変形した形状から元の形状に変わり、機構部が動作運動を実行することが防止されるように機構部の一部を離脱させる。
本教示は、装置の1つ以上の部品が装置の加熱でばらばらになることを可能にする1つ以上の再利用防止装置又は特徴を含む装置を提供する。本教示は、加熱すると2つ以上の部品をともに保持しなくなる、ピボットピン、継手、軌道、溝、摺動部、軸、又はその組み合わせである変換部材(例えば、再利用防止装置)を提供する。
外科用装置の平面図である。 変形した形状の変換部材を有する図1の断面図である。 元の形状である変換部材を有する1の断面図である。 外科用装置の平面図である。 変形した形状の変換部材を有し、予圧構成要素を含む図4の断面図である。 変形した形状の変換部材を有する図4の断面図である。 元の形状の変換部材を有する図4の断面図である。 変形した形状である変換部材によって接続される、外科用装置のボタン又はハンドルと摺動軸との間の接続部の側面図である。 図6の断面図である。 ボタン及び軸が接続されないように変換部材が元の形状である、ボタン又はハンドル及び摺動軸の側面図である。 図8Aの断面図である。 変形した形状である変換部材によってハウジングに接続された摺動部材の断面図である。 摺動部材が変換部材によって抑制されないように元の形状の図9Aの変換部材の断面図である。 4本棒機構部、及び、4本棒機構部の形状を例示する。 4本棒機構部、及び、4本棒機構部の形状を例示する。 4本棒機構部、及び、4本棒機構部の形状を例示する。 4本棒機構部、及び、4本棒機構部の形状を例示する。 摺動部クランクの側面図である。 傘歯車の斜視図である。 平歯車の平面図である。 自在継手の斜視図である。
本教示は、再処理後、特に熱的方法での再処理後に再処理又は再利用が成功しないようにする1つ以上の革新的な特徴を含む改良形外科用装置である。装置のそれぞれの関連の構成要素は、以下のパラグラフで、図面で、又は、記載する目的のために本明細書に参照によって組み込まれる他の特許出願において更に詳細に説明することができる。先に参照した態様及び例は、本明細書で図示すると共に説明するように、その他が本教示内に存在するように非限定的であることを認識されたい。
本教示は、好ましくは外科用装置、電気機械的装置、又は、類似した装置とすることができる機械的装置を提供する。特に、この外科用装置は、単回使用装置として意図されている。例示的な実施例としては、外科手術用鋏、鉗子、切開用鉗子、デブリーダー、石の検索装置、及び、同様に知られている装置が挙げられる。本教示の使用が企図されている追加の例示的な装置は、米国特許第7204835号、同第9089337号、同第9198719号、同第7998159号、同第6808525号、及び、同第D748787号で説明及び開示することができ、これらの全ては、外科用装置の構造の教示のために本明細書で参照によって明示的に組み入れられる。
本教示において特に興味深いのは、再処理後の装置がうまく機能しないようにする1つ以上の特徴を含む外科用装置を提供することである。本教示は、再利用防止装置に関する。本教示は、装置の能動機構部の少なくとも一部を所定の条件下で離脱させるか、又は、ばらばらにし、その結果、うまく機能しないようにする構成要素、材料、及び/又は、機構部を介してそのような特徴を提供することに関する。本教示は、機械的装置の再利用を防止する装置を提供し、したがって、本明細書の教示は、任意の機械的装置、ただし、好ましくは外科用装置用の使用防止装置を企図している。再利用防止装置(変換部材として本明細書で記載)は、装置が変換温度を取得すると機械的装置の全部又は一部を使用不能にするように機能することができる。機械的装置は、構成要素のうちの1つ以上又は好ましくは全てを取り囲むか又は含むハウジングを含むことができる。
ハウジングが、装置の一部又は全部の構成要素及び/又は機構部を含むように機能することができる。ハウジングは、構成要素/機構部用の単純なカバーとして機能するか、又は、一体部分(例えばピボット、ピボット軸受、又は案内軌道としての機能)とすることができる。本明細書で企図されている一部の装置は、別個のハウジングが不要であり、例えば、単純な鋏は、ハウジングが不要とすることができ、ハウジングは、ブレード/ハンドル自体である。装置は、ハウジングなしとすることができる。ハウジングは、内部空洞を含むことができる。ハウジングは、金属製及びプラスチック製とすることができる。ハウジングは、機構部の1つ以上の部分に接続することができる。ハウジングは、機構部と接触していなくてもよい。ハウジングは、変換部材に接続することができ、変換部材が変換する(例えば、変形した形状から元の形状に変わる)とき、ハウジングの少なくとも一部は、ばらばらになってもよい。ハウジングは、ハウジングの1つ以上の部分を取り囲むか又は覆うことができる。
機構部が、装置の異なる構成要素の移動、特に絶え間のない刺激(例えば、ユーザーによるハンドルの圧搾又はレバーの移動)に応じた移動を可能にするように機能することができる。機構部は、単純なピボット、又は、複数の枢動アーム、案内軌道、クランク、ベルクランク、摺動クランク、傘歯車、平歯車、カム、自在継手、ローラチェーン、ピストン、ラックピニオン、3本棒リンク、4本棒リンク、又は、その任意の組み合わせ(2016年9月7日にアクセスし、参照によって組み込まれる、https://www.scribd.com/doc/28792501/Different−Kinds−of−Mechanismsを参照されたい。)など、ただし、これらに限定されない何かより複雑なものであってもよい。刺激を受けた機構部は、枢動、回転、摺動するか、又は、その組み合わせを行うことができる。機構部は、リンク、摺動部材、固定部材、変換部材(機構部の部品の1つ以上として作用する)、ピボットピン、案内路、クランク、連結棒、接続部、傘歯車、歯車、自在継手、軸、クロスジャーナル、又は、その組み合わせのうちの1つ以上を含むことができる。本教示は、少なくとも特定の条件下で離脱を引き起こす方法を提供することを対象とする。好ましくは、機構部の少なくとも一部は、変換部材、及び、好ましくは変形した形状の変換部材のために動作するように共に接続されるか、又は、変換部材、及び、好ましくは変形した形状の変換部材のために動作することを可能にする。
変換部材は、単一の単体部片、又は、異なる構成要素のアセンブリとすることができる。変換部材は、元の形状と変形した形状との間で切り替わるように機能することができる。変換部材は、機構部の2つ以上の部品をともに接続するように機能することができる。変換部材は、変形した形状と元の形状を有することができる。遷移部材は、装置が使用持続時間中に形状及び構成を保持するように十分に剛性であるとともに耐久性があってもよい。遷移部材は、遷移温度に曝されたときには変形した形状から元の形状に変わることができる。遷移部材は、変換部材が元の形状であるときには装置及び好ましくは外科用装置を作動不能にすることができる。好ましくは、変換部材は、変換部材が変形した形状であるときには2つ以上の部品をともに接続する。変換部材は、変換部材が元の形状であるときには2つ以上の構成要素をともに自由に保持することができる。変換部材の全部又は一部は、ニチノールなどの形状記憶材料、ポリカプロラクトン(PCL)又は同様に低融点ポリマーなどの相対的に低融点材料、又はワックス材料から構成することができる。変換部材は、形状記憶材料、低融点材料、又は、その両方で部分的に又は完全に作製することができる。変換部材は、案内路、摺動部材、又は、その両方の一部とすることができる。変換部材は、作業部分とピボットピンを有することができる。作業部分、ピボットピン、又は、その両方は、形状記憶材料で作製することができる。
作業部分は、遷移温度条件が満たされたときに機構部を離脱させるか、又は、機構部の離脱を引き起こす部分として機能する。作業部分は、機構部の窪みの片側又は両側で延びることができる。作業部分は、変形するか、溶融するか、形を変えるか、又は、その組み合わせを行う部分とすることができる。作業部分は、機構部の別の部分に接続することができる。作業部分は、ハウジングに(例えば、接続部にて)接続することができる。作業部分は、形状記憶材料とすることができる。作業部分は、形状記憶材料なしとすることができ、ピボットピンは、形状記憶材料、低融点ポリマー、ワックス材料、又は、その組み合わせで作製することができ、遷移温度に曝されると変形する、又は、形状を変えることができる。作業部分は、平坦、平面、又は、その両方とすることができる。作業部分は、1つ以上の輪郭部、1つ以上の屈曲部、1つ以上の弓形部、又は、その組み合わせを有することができる。変形した形状で平坦なときの作業部分は、作業部分が元の形状に移動するときに弓形形状に移動することができる。作業部分は、変形した形状であるときに弓形とすることができ、作業部分が元の形状に移動するときに平坦な形状に移動することができる。作業部分は、概ねU字形又はC字形とすることができる。作業部分は、変換部材の唯一の一部とすることができる。作業部分は、摺動部材が沿って摺動することを可能にする案内路、溝、又は、その両方を作り出すことができる。作業部分は、移動する部分と静止している部分とを有することができる。作業部分は、ピボットピンを軸方向に移動させることができる。
ピボットピンは、2つ以上の部片をともに接続するために窪み内へ延びるように機能することができる。ピボットピンは、1つの構成要素を別の構成要素とともに移動させるように機能することができる。機構部の2つ以上の部分は、ピボットピン周りに回転することができる。2つ以上の部分は、ピボットピンによって形成された接続部によって軸方向に移動するか、横方向に移動するか、長手方向に移動するか、又は、それらの組み合わせを行うことができる。動作の動きは、回転運動、横方向の移動、軸方向の移動、横方向の移動、又は、それらの組み合わせとすることができる。ピボットピンは、2つの方向の移動を可能し、1つの方向の移動を防止することができる。例えば、ピンは、X方向及びY方向の移動を可能にし、Z方向の移動を防止することができる。ピボットピンは、変換部材が遷移温度に曝されたときに、軸方向に移動するか、軸方向に移動されるか、又は、その両方を行うことができる。ピボットピンは、遷移温度に曝されたときに溶融するか、変形するか、軟質化するか、又はそれらの組み合わせを行うことができる。ピボットピンは、ピボットピンが機構部の1つ以上の部品をもはや抑制しないように遷移温度に曝されたときに変形した形状から元の形状に変わることができる。軸方向移動時のピボットピンは、機構部の少なくとも2つの相対的に枢動するアームに互いから離脱させることができる。ピボットピンは、キャッチピンとすることができる。キャッチピンは、1つ以上の変換部材をキャッチピンが沿って移動する機構部のガイド、壁部、案内軌道、又は、その組み合わせと位置合わせすることができる。ピン、案内軌道、又は、その両方は、壁部、ガイド、案内軌道、ピン、又は、その組み合わせがもはや接続されず、機構部がもはや動作運動を実行することができないように遷移温度に曝される際に離脱することができる。変換部材は、ピボットピンなしとすることができる。変換部材は、形状記憶材料で作製されている全て又は一部を有することができる。
形状記憶合金(SMA、スマート金属、記憶金属、記憶合金、筋ワイヤ、スマート合金)としても知られる形状記憶材料/構成要素は、元の形状(所定の形状)を「覚えており」、変形すると、(例えば、典型的には熱再処理状態において見ることができるような)遷移温度に加熱されたときに予め変形させた形状に戻る合金である。遷移温度は、オートクレーブによって経験される温度とすることができる。形状記憶材料の組成の遷移温度は、加熱温度、使用形式、装置を作り出す製造法、又は、その組み合わせに基づいて変えることができる。好ましくは、遷移温度は、形状記憶材料/構成要素が外科処置中に(例えば、手術室において)変換しないように十分に高い。遷移温度は、形状記憶材料/構成要素が完全に変形しているか、部分的に変形しているか、装置の1つ以上の機能を使用不能にするか、装置を完全に使用不能にするか、又は、その組み合わせであるように十分に高くてもよい。遷移温度は、本明細書で教示する遷移温度よりも±5℃以上、±10℃以上、更には約±20℃以上変えることができる。遷移温度は、約25℃以上、約30℃以上、約35℃以上、約40℃以上、約45℃以上、約60℃以上、又は、約100℃以下とすることができる。好ましくは、遷移温度は、約100℃以上、約125℃以上、約150℃、約175℃以上、約200℃以上、又は、約250℃以下である。遷移温度は、約25℃〜250℃、好ましくは約30℃〜150℃、又は、より好ましくは約35℃〜約50℃とすることができる。時には外科用装置において使用される形状記憶合金の1つの実施例は、ニチノールである。変換部材を介して機構部の離脱の機能的な面、又は、機構部の少なくとも一部を可能にするそのようなメモリ特性を有する材料。遷移温度は、所与の形状記憶材料/構成要素を予め変形させた形状に戻すために必要とされる温度又は時間及び温度として定義することができる。変換部材は、ポリカプロラクトン(PCL)である部分、つまり、分解可能な部分を含むことができる。
PCLは、約60℃の低い融点、及び、約−60℃のガラス転移温度を有する生物分解可能なポリエステルである。ポリカプロラクトンの最も一般的な使用は、特殊ポリウレタンの製造にある。ポリカプロラクトンは、生成されたポリウレタンに良好な水、油、溶媒、及び塩素耐性を与える。遷移温度は、本明細書で定めるか、又は、作業部分が、少なくとも1分以上にわたって典型的には約60℃にて、機構部を機能的に離脱するか機構部の離脱を引き起こすようにPCLを軟質化するために必要とされる温度又は時間及び温度として定義することができる。
このポリマーは、加工特性及び最終用途特性(例えば、耐衝撃性)を向上させる樹脂用の添加物として使用されることが多い。様々な他の材料に対応して、PCLを澱粉と混合させてコストを抑え、生分解性を増大させることができるか、又は、PCLをPVCに高分子可塑剤として添加することができる。
特定の実例において、変換部材が、形状記憶構成要素の場合に元の形状に戻ることを防止するか、又は、予圧構成要素と本明細書で呼ぶポリマーの場合に移動/溶融するように機能する構成要素又は特徴を含めることが好都合であろう。好適な実施形態において、この予圧構成要素は、除去可能であり、特に装置の初回使用前に除去可能である。一例として、外科用装置2が患者における初回使用前に最初に組み付けられるとき、装置は、何らかの種類の熱的イベント(例えば、殺菌又は積付状態)を施される場合がある。このような場合、予圧部材は、意図した時間の前に変換部材が機構部を離脱することを防止する。予圧構成要素は、金属、ポリマー、又はセラミックなど任意の適切な材料で構成することができる。予圧構成要素は、ピン、ワイヤ、平坦又は成形されたプレートの形、又は、予圧構成要素が熱的イベント中に変換部材を機能的に支持することを可能にする任意の同様の構造とすることができる。変換部材は、機構部の2つ以上の部分をともに接続することができる。
ともに接続される機構部の部分は、2つのアーム、ハンドル又はボタン及び摺動部材、2つの歯車、クロスジャーナル及び軸、クランク及び連結棒、2つのリンク、クランク及び固定部材、連結棒及び摺動部材、又は、その組み合わせとすることができる。機構部の部分のそれぞれは、窪みを含むことができる。窪みは、貫通孔とすることができる。窪みは、部品の凹みとすることができる。窪みは、機構部が変換部材によって押すか又は引くことができるように機構部の一部に部分的に延びることができる。
図1、図2、及び図3は、外科手術用鋏である装置2の実施例を示す。装置2は、ハウジング10(この場合、2つのアーム10A及び10B)と、変換部材30とを含む。部材30は、作業部分32、及びピボットピン34のアセンブリである。
図2は、部材30が変形した形状30Aで示された図1の装置2の断面図であり、図3は、元の形状30B(所定の形状)で示す図1の装置2の断面図である。変換部材30は、作業部分32と、ハウジング10A、10Bの孔へ延びるピボットピン34とを含む。ハウジング10A、10Bの孔は、ピボットピン34用の支承面/接続部である。
図3では、作業部分32は、遷移温度に曝された後に元の形状に(又は、ほぼ)戻っており、変換部材30は、ピボットピン34がハウジング10A、10Bのアームの一方又は両方の孔から取り外されるように、要素10Bの接続部にて機構部20を離脱させており、ハウジング10A、10Bのアームは接続されないようになっている。
図4〜図5Cは、(元の輪郭に合致した形状に変わる図2及び図3に対して)元の平坦化された形状に変わる変換部材30を例示する。図4の外科用装置2は、切開用鉗子(例えば、Olympusから市販されているHand Activation for Laparoscopy & Open)PKS Cutting Forceps)HALO)である。装置2は、ハウジング10と、ハンドル12と、機構部20(ピン(図示せず)周りに枢動するハンドル12)とを含む。
図5Aは、予圧構成要素40を有する図4の装置2の断面図である。予圧構成要素40は、ハウジング10と変換部材30との間に位置する。この構成では、予圧構成要素40は、変換部材30を変形した形状30Aにおいて維持し、部材30が何らかの遷移温度を経験した場合に元の形状(図示せず)に戻ることを防止するように作用する。予圧構成要素40は、装置2の初回使用前に取り外される。構成要素40は、ピンの形であり、取り外し可能である。変換部材30は、ハウジング10と変換部材30との間の関係を維持する接続部46にてハウジング10に接続されている。
図5Bでは、装置2は、図5Aのように示され、予圧構成要素40は取り外されている。
図5Cでは、機構部20(その一部)は変換部材30が遷移温度に曝された後に装置2から離脱されており、変換部材30は、機構部の一部を(ピボット34をハンドル12から)離脱させており、したがって、機構部20が動作運動を実行することを防止する。
図6、図7、及び図8A、図8Bは、ハウジング10と、変換部材30が機構部20を直線的に摺動する軸22に接続するときに直線的に摺動する軸22を移動させる機構部20の入力部分として作用する摺動ハンドル12又はボタン14とを有する装置2を示す。
図6は、外科用装置2の側面図を例示する。外科用装置2は、変形した形状30Aにある変換部材30によって直線的に摺動する軸22に接続されているハンドル12又はボタン14を含む。直線的に摺動する軸22は、相対運動を示す矢印でハウジング10内で移動可能である。
図7は、線VII−VIIに沿った図6の外科用装置2の断面図を例示する。ハンドル12又はボタン14は、ハンドル12又はボタン14の移動が直線的に摺動する軸22を移動させるように窪み38へ延びる変換部材30によって直線的に摺動する軸22に接続されている。
図8Aは、機構部20を含む外科用装置2の側面図であり、変換部材30によって直線的に摺動する軸22から切り離されたハンドル12又はボタン14は、変換部材30が元の形状30Bに戻るように遷移温度に曝される。矢印は、直線的に摺動する軸22に対するハンドル12又はボタン14の運動を示す。
図8Bは、線VIIIB−VIIIBに沿った図8Aの外科用装置2の断面図を例示する。図示するように、変換部材30は、変換部材30が機構部20の窪み38から出るように変換温度に曝されたときに元の形状30Bに移動する。変換部材30は、変換部材30が窪み38から出るときにハンドル12又はボタン14を直線的に摺動する軸22にもはや接続しない。
図9A及び図9Bは、案内路36内で作動上前後に移動する摺動部材16を有する機構部20を有する装置2を示す。案内路36は、変換部材30を備える。図9Aは、変形した形状30Aにある部材を示し、摺動部材16が移動するための案内路又は軌道36として機能的に作用する。図9Bは、遷移温度に曝された後の元の形状30Bの案内路36を示し、案内路及び軌道としてもはや作用せず、その結果、機構部20の離脱を可能にする。
図10A〜図10Dは、異なる形状を有する様々な4本棒機構部50を例示する。それぞれの4本棒機構部50は、リンク24が互いに対して移動することを可能にする変換部材30によってともに接続されているリンク24を有する機構部20を含む。
図11は、機構部20である摺動部クランク4を例示する。摺動部クランクは、ハウジング10に接続された固定部材28である一端と、ハウジング10に沿って移動する摺動部材26である第2の端部とを含む。固定端28は、変換部材30とすることができるピボットピン34を介してクランク42に接続されている。クランク42は、変換部材30とすることができるピボットピン34によって連結棒44に接続されている。連結棒44は、変換部材34とすることができるピボットピン34によって摺動部材26に接続されている。変換部材30が変形させた状態にあるとき、摺動部材26は、ハウジングに沿って移動され、変換部材30の1つ以上が変換温度に曝されたとき、ピボットピンは、摺動部材26の移動を防止する。
図12は、ピボットピン34周りにそれぞれ枢動する2つの歯車62を含む、機構部20である傘歯車60を例示する。ピボットピン34の一方又は両方は、傘歯車60がもはや機能しないように変換温度に曝されたときに元の形状に戻る変換部材30とすることができる。
図13は、ピボットピン34周りにそれぞれ枢動する2つの歯車62を含む、機構部20である平歯車70を例示する。ピボットピン34の一方又は両方は、平歯車70がもはや機能しないように変換温度に曝されたときに元の形状に戻る変換部材30とすることができる。
図14は、クロスジャーナル84と、ピボットピン34とを介してともに接続されている2つの軸82を含む、機構部20である自在継手80を例示する。ピボットピン34の一方又は両方は、自在継手80がもはや機能しないように変換温度に曝されたときに元の形状に戻る変換部材30とすることができる。
先述した実施形態又は実施例が互いに排他的ではなくてもよく、互いと組み合わせて使用することができることが本明細書で企図され、明示的に規定されている。
特記がない限り、本明細書で示す様々な構造の寸法及び外形形状は、教示を制限することは意図されておらず、他の寸法又は外形形状が可能である。複数の構造構成要素を単一の一体型構造体によって設けることができる。あるいは、単一の一体型構造体は、別個の複数の構成要素に分割されることがあり得る。更に、本教示の特徴が例示する実施形態のうちの1つのみのコンテキストで説明されているが、そのような特徴は、任意の所与の用途のために他の実施形態の1つ以上の他の特徴と組み合わせることができる。本明細書の独自の構造体の作製及びその動作もまた本教示による方法を構成することも上記から認識されるであろう。
本教示の好適な実施形態は開示されている。しかしながら、当業者は、の特定の修正は本教示の教示に該当するであろうということを理解するであろう、したがって、以下の特許請求の範囲は、教示の真の範囲及び内容を判断するために研究されるべきである。
上記の用途において記載する任意の数値は、少なくとも2つの単位の分離が任意の下部値と任意のより高い値との間にあることを条件として1つの単位の増分で低い値から高い値までの全ての値を含む。一例として、温度、圧力、時間などの成分の量、又は、プロセス変数の値が、例えば、1〜90、好ましくは20〜80、より好ましくは30〜70であることが規定されている場合、15〜85、22〜68、43〜51、30〜32などの値が本明細書において明示的に列挙されることが意図されている。1つ未満である値については、1つの単位は、適宜、0.0001、0.001、0.01又は0.1とみなされる。これらは、具体的に意図されているものの例にすぎず、列挙する最低値と最高値との間の数値の全ての可能な組み合わせは、同様に、本明細書で明示的に表わされるものであるとみなすものとする。
特記がない限り、全ての範囲は、両方の終点と、終点間の全ての数とを含む。範囲に関連した「約」又は「およそ」の使用は、範囲の両端に適用される。したがって、「約20〜30」は、少なくとも指定の終点を含む「約20〜約30」を対象とすると意図されている。
特許出願及び出版物を含め、全ての論文集及び参考文献の本開示は、全ての目的のために参照によって組み込まれる。
組み合わせを説明する「〜から本質的になる」という用語は、特定された要素、成分、構成要素、又は、工程と、組み合わせの基本的及び新奇な特性に実質的に影響を与えないような他の要素成分、構成要素、又は、工程とを含むものとする。
本明細書における要素、成分、構成要素、又は、工程の組み合わせを説明する「〜を備える」又は「〜を含む」という用語の使用は、要素、成分、構成要素、又は、工程から本質的に成る実施形態も企図している。
複数の要素、成分、構成要素、又は、工程は、単一の一体型要素、成分、構成要素、又は、工程によって提供することができる。あるいは、単一の一体型要素、成分、構成要素、又は、工程は、別個の複数の要素、成分、構成要素、又は、工程に分割されることがあり得る。要素、成分、構成要素、又は、工程を説明する「1つの(a)」又は、「1つの」の本開示は、追加の要素、成分、構成要素、又は、工程を排除するとは意図されていない。特定のグループに属する元素又は金属への本明細書での全ての言及は、CRC Press,Inc、1989によって公表され著作権保護された元素の周期表を指す。グループ又はグループ類への任意の言及は、グループに付番するIUPACシステムを使用する元素のこの周期表において反映されるようなグループ及びグループ類に対するものとする。

Claims (15)

  1. 外科用装置であって、
    前記外科用装置の動作運動を実行するように構成されている機構部と、
    元の形状と変形した形状とを有する少なくとも1つの変換部材と、を備え、
    前記機構部が前記動作運動を実行することができるように前記少なくとも1つの変換部材が前記変形した形状にあるときに、前記少なくとも1つの変換部材は、前記機構部をともに接続し、
    前記変換部材が遷移温度に曝された後、前記少なくとも1つの変換部材は、前記機構部が前記動作運動を実行することが防止されるように前記機構部の一部を離脱させる、外科用装置。
  2. 前記少なくとも1つの変換部材は、形状記憶材料で少なくとも部分的に構成されている、請求項1に記載の外科用装置。
  3. 前記少なくとも1つの変換部材は、前記機構部の前記一部を離脱させるために前記少なくとも1つの変換部材が前記変形した形状から前記元の形状に変わるときに、軸方向に移動するピンを含む、請求項1に記載の外科用装置。
  4. 前記ピンは、ピボットピンであり、前記ピボットピンを軸方向に移動させることに起因して、前記機構部の少なくとも2つの相対的に枢動するアームは、互いから離脱する、請求項3に記載の外科用装置。
  5. 前記ピンは、前記機構部の案内軌道のガイド)を位置合わせするキャッチピンであり、前記ピンを移動させることに起因して、前記案内軌道は、前記機構部がもはや前記動作運動を実行することができないように離脱する、請求項3に記載の外科用装置。
  6. 前記ピンは、壁部を位置合わせするキャッチピンであり、前記ピンを移動させることに起因して、前記ピンは、機構部がもはや前記動作運動を実行することができないように壁部から離脱する、請求項3に記載の外科用装置。
  7. 前記変換部材は、1つの方向への前記機構部の移動を防止し、同時に、前記機構部が2つ以上の方向に移動することを可能にする、請求項1に記載の外科用装置。
  8. 前記変換部材は、前記遷移温度に曝されたときに前記変形した形状から前記元の形状に変わり、前記外科用装置は、前記変換部材が前記元の形状にあるときに動作不能になる、請求項1に記載の外科用装置。
  9. 前記少なくとも1つの変換部材は、案内路又は摺動部材の少なくとも一部である、請求項1に記載の外科用装置。
  10. 前記外科用装置は、ハウジングを含み、前記少なくとも1つの変換部材は、前記元の形状を呈すると前記ハウジングの少なくとも一部は、ばらばらになるように構成されている、請求項1に記載の外科用装置。
  11. 前記機構部は、2つ以上の歯車を含む傘歯車及び平歯車であり、前記2つ以上の歯車のうちの少なくとも1つは、前記変換部材が前記変形した形状にあるときに前記変換部材周りに回転し、前記変換部材によって接続されている、請求項1に記載の外科用装置。
  12. 前記機構部は、4つのリンクを含む4本棒リンクであり、前記変換部材は、前記変換部材が前記変形した形状にあるときに前記4つのリンクのうちの少なくとも2つをともに接続する、請求項1に記載の外科用装置。
  13. 前記機構部は、摺動部クランク又は自在継手であり、前記変換部材は、前記変換部材が前記変形した形状にあるときに前記機構部のうちの少なくとも2つの部分を接続する、請求項1に記載の外科用装置。
  14. 変換部材は、前記変換部材の少なくとも一部が前記ハウジングに対して移動可能ではないように前記ハウジングに接続されている、請求項10に記載の外科用装置。
  15. 前記変換部材は、作業部分と、ピボットピンとを含み、前記ピボットピンは、前記変換部材が前記変形した形状にあるときに前記機構部内へ延び、前記ピボットピンは、前記変換部材が前記元の形状にあるときに前記機構部の少なくとも一部から退避される、請求項1に記載の外科用装置。
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