JP2000509636A - 再使用防止型外科用装置 - Google Patents

再使用防止型外科用装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明による使い捨て型の超音波式外科用装置(150)は変換器組立体(82)から超音波振動を受けるようそして該超音波振動を第1の端部から第2の端部へ伝達するよう適合された伝達部品(86)を含んでいる。ハブ(172)は該伝達部品に連結されており熱に曝されると歪む温度敏感性材料を含んでいる。本発明による超音波式外科用装置(150)は電気的エネルギーに応答して超音波周波数で振動するよう適合された変換器組立体(82)を含んでいる。伝達ロッド(86)は該変換器組立体から超音波振動を受けるようそして該超音波振動を該伝達ロッドの第1の端部から第2の端部へ伝達するよう適合されている。シース(170)は該伝達ロッドの少なくとも1部分を取り囲んでおりそして熱に曝された時に歪む温度敏感性材料を含んでいる。端末作働体(88)は該伝達ロッド(86)から該超音波振動を受けるようにそして該超音波振動を該端末作働体の第1の端部から第2の端部へ伝達するように適合されている。該端末作働体の該第2の端部は腹の近くに配置されておりそして該端末作働体の該第1の端部は該伝達ロッドの該第2の端部に連結されている。代わりの実施例では該器具(550)の消毒は再使用を防止するために該器具の超音波伝達能力を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】 再使用防止型外科用装置 発明の背景技術 発明の属する技術分野 本発明は一般的には超音波式装置に関する。特に、本発明は使い捨て可能な、 1回使用の超音波式外科用器具又は用具に関する。1つの実施例では、該器具は もし該器具が再消毒された場合歪む部品を含んでおり、従って該器具の再使用を 防止する。もう1つの装置では、該器具の消毒が該器具の該超音波伝達性能を抑 制し、従って再使用を防止する。 従来技術の説明 超音波伝達装置は外科的な手術や手順の様な種々の応用での使用のために公知 である。通常該超音波伝達装置は電気的エネルギーを超音波周波数での振動運動 に変換する変換器を備えている。通常該振動運動は外科用器具の遠位の端部振動 させるよう伝達される。 超音波式外科用器具は、例えば、生きた臓器組織の解剖や切断に使用される。 該解剖又は切断作用は該器具の遠位の端部にある端末作働体(end effector)で 達成されるが、該端末作働体は超音波エネルギーを該組織に伝達する。該超音波 エネルギーは該端末作働体の周りの組織を焼灼するため使用され、該周囲の組織 内の血液を凝固させることにより止血させる。 医師が手術で該外科用器具を使用した後、該外科用器具は再消毒され、再使用 される。しかしながら、該外科用器具は再消毒には適しないかも 知れない。更に、該外科用器具の再消毒は有効でないかも知れず、種々の病気を 拡がらせる危険を増大させる。加えて、再消毒は時間を浪費し、費用が掛かる。 種々の病気の伝染の可能性を少なくするために外科用器具は最初の使用後処分 されるよう開発されて来た。典型的には、これらの装置は再使用防止するような ラベルをユーザーが該装置に張り付けることに依存している。例えば、”使い捨 て使用のみ”と警告するラベルが外科用器具に取り付けられても良い。しかしな がら、この様な警告を拡大しても、その警告は無視されることが多い。加えて、 再消毒が成功しないかも知れず、該器具が多数回使用に不適である事実にも拘わ らずユーザーは使い捨ての外科用器具を再消毒して再使用するかも知れない。 従って、処分可能な、使い捨ての外科用器具に対する必要性が存在する。もし 該外科用器具が該器具の再使用を防止出来て該器具が再使用されるべきでないこ とを医療要員に警告出来れば有益なことである。その構造が充分経済的である外 科用器具を提供することも望ましいことである。 本発明の概要 上記を考慮して、本発明は1回使用後使い捨てされる外科用器具を提供する。 該外科用器具は構造が比較的簡単で、製造するに経済的で、そして該外科用器具 の再使用防止に有効である。該外科用器具は時間がかかりそしてコスト高の再消 毒技術を無くするものである。 温度敏感性部品又は材料が該外科用器具に組み合わされる。該部品は最初に商 業的に消毒出来るが、しかし該部品は再消毒したり又は温度変化へ露出すると歪 んだり、膨張したり、又は溶融し、それにより該外科 用器具の再使用を防止する。該部品の歪みにより該該外科用器具が再使用される べきでないことを医療要員に警報する。該外科用器具は再使用出来ないので、伝 染病の伝染の危険は削減又は少なくされる。 本発明の超音波式外科用器具は電気的エネルギーに応答して超音波周波数で振 動するよう適合された変換器組立体を備えている。伝達ロッドは該変換器組立体 から超音波振動を受け、該超音波振動を該伝達ロッドの第1の端部から第2の端 部へ伝達する。シースが該伝達ロッドの少なくとも1部分を取り囲んでおり、熱 に曝されると歪む温度敏感性材料を含んでいる。端末作働体は該超音波振動を該 伝達ロッドから受けるようそして該超音波振動を該端末作働体の第1の端部から 第2の端部へ伝達するよう適合されている。該端末作働体の該第2の端部は腹に 近くに配置されておりそして該端末作働体の第1の端部は該伝達ロッドの第2の 端部に連結されている。 本発明の使い捨ての超音波式外科用装置は変換器組立体から超音波振動を受け るようそして該超音波振動を第1の端部から第2の端部へ伝達するよう適合され た伝達部品を備えている。ハブ(hub)は該伝達部品に連結されており、熱に曝 されると歪む温度敏感性材料を含んでいる。 前記の一般的説明と次の詳細説明は共に例示的そして解説的なものでありそし て請求項に示す本発明の説明を更に提供しようと意図されたものであることは理 解されるべきである。 本発明はこれに伴う利点を含めて、付随する図面と共に取り上げられた本発明 の好ましい実施例の下記詳細説明を参照することにより最も良く理解される。 図面の簡単な説明 図1は本発明の外科用システムの実施例に関する部分断面切り欠き図である。 図2は図1の外科用システムの外科用器具の2−2線による断面図である。 図3は図1の外科用システムのハンドピース組立体の斜視図である。 図4は図1の外科用システムの外科用器具の斜視図である。 図5は図4の外科用器具の組立分解図である。 図6は図3の外科用器具の部分切り欠き斜視図である。 図7は外科用器具の外側シースを取り外した図4の外科用器具のもう1つの実 施例の部分断面図である。 図8は該外側シースを取り外した図3の外科用器具のもう1つの実施例の部分 斜視図である。 図9は図4の外科用器具のハブの部分断面図である。 図10は図4の外科用器具の該ハブのもう1つの実施例の部分断面図である。 図11は該ハブが熱に曝された後の図9の該ハブの部分断面図である。 図12は外科用器具をハンドピース組立体へ締め付けるような形状を有するレ ンチの斜視図である。 図13は図3の外科用器具のもう1つの実施例の部分斜視図である。 図14は図13の外科用器具の線14について取られた断面図である。 好ましい実施例の詳細な説明 本発明の詳細な説明を行う前に本発明の使用や応用は付随する図面と説明に図 解されている構造の詳細や部品配置に限定されるものでないことは注意されるべ きであるが、それは本発明の図解した実施例は他の実 施例、変更品及び変型品で実施され、組み合わされても良く、種々の仕方で実際 化され実行されても良いからである。更に、異なる指示をしない限り、ここで使 用する用語や表現は読者の便宜のため本発明の図解用実施例を説明する目的で選 択されており本発明を限定するためではない。 今図1を参照すると、外科用システム10の現在の好ましい実施例が図解され ている。一般的に該外科用システム10は発振器30、ハンドピース組立体50 ,音響的又は伝達用組立体80,アダプター120、そして外科用器具又はシー スブレードシステム(sheath blade system)150を具備している。ケーブル 32を通して該発振器30は該発振器30の制御システムにより決定される選択 された振幅、周波数、及び位相で電気信号を送る。更に説明されるように、該信 号は該音響的組立体80の1つ以上のピエゾ電気素子を膨張と収縮させ、それに より該電気的エネルギーを機械的運動に変換する。該機械的運動は超音波エネル ギーの縦波となり、該波は音響的定在波として該音響的組立体80を通して伝播 し、該音響的組立体80を選択された周波数と振幅で振動させる。該音響的組立 体80の遠位の端部にある端末作働体88は患者の組織と接触して置かれ、該超 音波エネルギーを該組織へ伝送する。該音響的組立体80の該端末作働体88と 接触する該組織の細胞は該端末作働体88と共に運動し振動する。 該端末作働体88が該組織と連結すると該組織内の内部細胞摩擦の結果熱的エ ネルギー又は熱が発生する。該熱はたんぱく質の水素結合を破壊するに充分であ り、高構造たんぱく質(highly structured protein)(すなわち、コラーゲン 及び筋肉たんぱく質)を変性させる{即ち、より組織度の低いものにする(beco me less organized)}。該蛋白質が 変性されると、該凝塊が100度Cより低くなった時接着性の凝塊が形成され細 い血管を閉じ凝固させる。この効果が長くなるとより太い血管の深い凝固となる 。 該組織への該超音波の伝送により機械的な引き裂き、切断、キャビテーション 、細胞破壊、そして乳化を含む他の効果が起こる。得られる凝固の度合いのみで なく切断の量も該端末作働体88の振動振幅、ユーザーの印加する圧力の量、そ して該端末作働体88のシャープさと共に変化する。該外科用システム10の音 響的組立体80の該端末作働体88は該システム10の振動エネルギーを該端末 作働体88と接触する組織上に焦点を合わせようとしており、熱的及び機械的エ ネルギーの送り出しを強めたり局所化する。 図1に図解するように、該発振器30は該発振器30と一体の制御システム、 電力スイッチ34、そしてトリガー機構36を備えている。該電力スイッチ34 は該発振器30への電力を制御し、そして該トリガー機構36により賦活された 時該発振器30はエネルギーを供給して該外科用システム10の該音響的組立体 80を予め決められた周波数で駆動しそして該端末作働体88を予め決められた 振動振幅レベルで駆動する。該発振器30は該音響的組立体80を該音響的組立 体80の適当な何れかの共振周波数で駆動又は励振する。 該発振器30がトリガー機構36を介して賦活されると、電気的エネルギーが 該発振器30により該音響的組立体80の変換器組立体82に連続的に印加され る。該発振器30の制御システム内の位相同期ループ(phase locked loop)は 該音響的組立体80からのフイードバックを監視する。該位相同期ループは該発 振器30により送られる該電気的エ ネルギーの周波数を該音響的組立体80の予め選択された調波周波数に整合する ように調整する。加えて、該音響的組立体80の該端末作働体88での実質的に 一定な振動振幅を達成するために該制御システム内の第2のフイードバックルー プが該音響的組立体80に供給される電流を予め選択された一定レベルに保持す る。 該音響的組立体80に供給される該電気信号により該遠位の端部は、例えば、 約20kHz乃至100kHzの範囲で、より好ましくは約54kHz乃至56 kHzの範囲で、最も好ましくは約55.5kHzで縦振動する。該端末作働体 88での音響的振動の振幅は、例えば、該発振器30により該音響的組立体80 の変換器組立体82に印加される電気信号の振幅を制御することにより制御して も良い。 上記に述べたように、電気的エネルギーが該音響的組立体80に連続的に供給 されるように、該発振器30のトリガー機構36がユーザーに該発振器30を賦 活出来るようにしている。1つの実施例では、該トリガー機構36は好ましくは 足踏み賦活スイッチを有しており、該スイッチはケーブル又はコードにより該発 振器30に取り外し可能に接続されるか又は取り付けられていても良い。もう1 つの実施例では、該発振器30がユーザーにより賦活されるように手動スイッチ が該ハンドピース組立体50に組合わされていても良い。 又該発振器30は電気外科ユニット内又は従来型電気コンセントへ挿入するた めの電力線38を有している。該発振器30はバッテリーの様な直流(DC)電 源により電力を与えられても良いことも考慮されている。該発振器30はエチコ ンエンドウ−サージェリー社(Ethicon Endo-surgery,Inc.)から入手可能のモ デル番号ジェノー1(Model No.GEN 01)の様な適当な如何なる発振器であっても良い。 図1及び図3を参照すると、該外科用システム10の該ハンドピース組立体5 0は手術者を該音響的組立体80の振動から隔絶するよう適合された多数部品の ハウジング又は外側ケーシング52を有している。該ハウジング52が好ましく は円筒型で従来の仕方でユーザーに保持されるよう適合されているのが良いが、 ユーザーが握ることが出来るような適当な如何なる形状と寸法であっても良い。 多数部品のハウジング52が図解されているが、該ハウジング52は1つの又は ユニット型の部品を有しても良い。 該ハンドピース組立体50のハウジング52は好ましくはウルテム 該ハウジング52を他のプラスチック{即ち、液晶ポリマー(LCP)、ナイロン 、又はポリカーボネート}を含む種々の材料で作っても良いことも考慮されてい る。適当なハンドピース組立体50はエチコンエンドウ−サージェリー社(Ethi con Endo-Surgery,Inc.)から入手可能なモデル番号エイチピー050(Model No.HP050)である。 図1を参照すると、全体としては該ハンドピース組立体50は近位の端部54 、遠位の端部56、そして中央に配置されその中を縦方向に伸びている軸方向の 開口部又は空洞58を有している。ハンドピース組立体50の該遠位の端部56 は該外科用システム10の発振器組立体80が貫いて伸びられるように形状を有 する開口部60を有し、ハンドピース組立体50の該近位の端部54はケーブル 32により該発振器30に接続されている。該音響的組立体80の変換器組立体 82を冷却するために該ハンドピース組立体50内に空気が導入されるように該 ケーブル 32はダクト又は換気口2を有しても良い。 図1に示すように、全体としては該音響的組立体80は変換器スタック(stac k)又は組立体82と伝達部品又は作動部材を備えている。該伝達部品は設置用 素子84、伝達ロッド又は導波管86、そして端末作働体又はアップリケーター (applicator)88を備えている。下記で更に説明するように該伝達ロッド86 と端末作働体88は好ましくは該外科用器具の部品であるのが良い。 該システムの波長λが該音響的組立体80の予め選択された又は動作縦振動周 波数fの波長である所で各部品の長さがシステム波長の半分の整数倍(nλ/2) であるよう該音響的組立体80の部品が音響的に同調されるのが好ましい。又該 音響的組立体80は音響的素子の適当な如何なる配置と組み合わされても良いこ とも考慮されている。例えば、該音響的組立体80は変換器組立体と端末作働体 を含んでも良い(即ち、該音響的組立体80は設置用素子と伝達ロッドなしで構 成されても良い)。 該音響的組立体80の変換器組立体82は該発振器30からの電気信号を該端 末作働体88の超音波周波数での縦振動運動となる機械的エネルギーに変換する 。該音響的組立体80がエネルギーを与えられた時、該音響的組立体中を通して 振動運動の定在波が発生する。該音響的組立体80に沿ってのどの点でも該振動 運動の振幅は音響的組立体80に沿っての該振動運動が測定される位置に左右さ れる。該振動運動定在波の最小或いはゼロをよぎることは一般的に節と引用され (即ち、軸方向運動が通常最小で半径方向運動が通常小さい)、そして該定在波 の絶対値の最大或いはピークは一般的に腹と引用される。腹とその最も近い節の 間の距離は4分の1波長(λ/4)である。 図1に示すように、”ランジュバン振動子(Langevin stack)”として知られ る該音響的組立体80の変換器組立体82は一般的に変換部分90、第1共鳴体 92、そして第2共鳴体94を備えている。該変換器組立体82は好ましくは長 さがシステム波長の半分の整数倍(nλ/2)であるのが良い。本発明は代わり に磁歪式、電磁式、又は静電式変換器を具備する変換器組立体を備えるよう構成 されても良いことは理解されるべきである。 該第1の共鳴体92の遠位の端部は変換部分90の近位の端部に接続され、該 第2の共鳴体94の近位の端部は変換部分90の遠位の端部に接続される。第1 及び第2の共鳴体92及び94は好ましくはチタン、アルミニウム、鋼、又は他 の適当な何らかの材料で作られるのが良い。第1及び第2の共鳴体92及び94 は、変換部分90の厚さ、該共鳴体92と94で使用される材料の密度と弾性係 数、そして該変換器組立体82の基本周波数を含む多くの変数により決定される 長さを有する。第2の共鳴体94は超音波振動振幅を増幅するためにその近位の 端部から遠位の端部へ向かい内側へテーパを付けても良い。 好ましくは該変換器組立体82の変換部分90は交互にある正電極96と負電 極98のピエゾ電気部分を具備しており、ピエゾ電気素子100が該電極96と 98の間に交互に存在する。該ピエゾ電気素子100は、例えば、ジルコン酸− チタン酸鉛(lead zirconate-titanate)、メタニオブ酸鉛(lead meta-niobate )、チタン酸鉛(lead titanate)、又はセラミックピエゾ電気結晶材料(ceram ic piezoelectric crystal)の様な適当な何れかの材料から作られる。該正電極 96、負電極98、そしてピエゾ電気素子100の各々は中心を通して伸びる孔 を有しても 良い。該正及び負電極96と98はそれぞれワイヤ102と104に電気的に接 続されている。該ワイヤ102と104は電気信号を該発振器30から電極96 と98へ伝送する。 図1に図解するように、ピエゾ電気素子100はボルト106により第1及び 第2の共鳴体92と94の間に圧縮して保持される。該ボルト106は好ましく は頭部、シャンク部、そしてねじ加工された遠位の端部を有するのが良い。該ボ ルト106は第1の共鳴体92の近位の端部から第1の共鳴体92の内径、電極 96と98、そしてピエゾ電気素子100を通して挿入される。該ボルト106 のねじ加工された遠位の端部は第2の共鳴体94の近位の端部内のねじ加工され た孔にねじ込まれる。 該ピエゾ電気素子100は該発振器30から供給される電気信号に応答してエ ネルギーを与えられ該音響的組立体80内に音響的定在波を発生する。該電気信 号は該材料内の大きな圧縮力となる繰り返された小変位の形で該ピエゾ電気素子 100内に外乱を起こさせる。該繰り返された小変位は該ピエゾ電気素子100 に電圧傾斜の軸線に沿って連続した仕方で膨張と収縮を起こさせ、超音波エネル ギーの高周波縦波を発生する。該超音波エネルギーは該音響的組立体80を通し て該端末作働体88に伝達される。 該音響的組立体80の設置用素子84は近位の端部、遠位の端部を有し、そし てシステム波長の半分の整数倍に実質的に等しい長さを有する。該設置用素子8 4の近位の端部は好ましくは腹に近い所でのめねじ結合により該第2の共鳴体9 4の遠位の端部と軸方向に整合され接続されているのが良い。(この開示の目的 ためには、”近くに”と言う用語は” 丁度そこに”又は”近くに近接して”と定義されている。)又該設置用素子84 は適当な何らかの手段で第2の共鳴体94に取り付けられても良く、そして該第 2の共鳴体94と設置用素子84は1つの又はユニット化した部品として形成さ れても良いことが考慮されている。 該設置用素子84は節の近くで該ハンドピース組立体50の該ハウジング52 に連結されている。該設置用素子はその周辺の周りに配置された構成用リング( integral ring)108を備えていても良い。該構成用リング108は好ましく は該設置用素子84を該ハウジング58に結合するために該ハンドピース組立体 50のハウジング52内に形成された円環状の溝110内に配置される。埋め合 わせ(stand-offs)により取り付けられた1対のシリコンゴムオーリング(O-ri ng)の様なコンプライアントな部材又は材料112が該ハウジング52の円環状 溝110と該設置用素子84の構成用リング108の間に置かれて、超音波振動 を該設置用素子84から該ハウジング52へ伝達されるのを減少させるか又は防 止する。 設置用素子84は複数の好ましくは4本のピン114で予め決められた軸方向 位置に固着される。該ピン114は該設置用素子84の外周の周りに相互に90 度離れるようにして縦方向に配置される。該ピン114は該ハンドピース組立体 50の該ハウジング52に結合され該設置用素子84の構成用リング108内の ノッチを通して配置される。該ピン114は好ましくはステンレス鋼で作るのが 良い。 該設置用素子84は好ましくは該音響的組立体80を通して該端末作働体88 の遠位の端部に伝達される超音波振動振幅を増幅するよう構成されるのが良い。 1つの好ましい実施例では、該設置用素子は中味の詰 まったテーパ付きのホーンを備えている。超音波エネルギーは該設置用素子を通 して伝達されるので、該設置用素子84を通して伝達される音響波の速度は増幅 される。該設置用素子84は例えば段付きホーン、円錐形ホーン、指数ホーン、 単位利得ホーン(unitary gain horn)又は類似のものの様な適当な如何なる形 状でも良いことは考慮されている。 該設置用素子84の遠位の端部はめねじ結合により該外科用器具150の近位 の端部と連結されている。該外科用器具150を適当な如何なる手段によっても 該設置用素子84に取り付けることは考慮されている。該設置用素子84は好ま しくは該外科用器具150に連結されているのが良い。 図2と図4に図解されているように、好ましくは該外科用器具150は伝達ロ ッド86,端末作働体88,内側スリーブ又は制動用シース160、そして外側 シース又はスリーブ170を備えるのが良い。該外科用器具150は好ましくは 1つのユニットの様に該ハンドピース組立体50に取り付けられ、かつそれから 取り外せるのが良い。好ましくは該外科用器具150はエチコンエンドウ−サー ジェリー社(Ethicon Endo-Surgery,Inc.)から入手可能なモデル番号(Model No.)エイチデーエイチ05(HDH05),エイチエスエイチ05(HSH0 5)又はエイチビーシー05(HBC05)が良い。 該外科用器具150の該伝達ロッド86の近位の端部は好ましくは腹の近くで 該ハンドピース組立体50の該設置用素子84に取り外し可能に連結されるのが 良い。該伝達ロッド86は、例えば、システム波長の半分の整数倍(nλ/2) に実質的に等しい長さを有するのが良い。該伝達ロッド86は好ましくはチタン 合金(即ち、Ti-6A1-4V)又はアル ミニウム合金の様な超音波エネルギーを効率的に伝播する材料で作られた中味の 詰まった心材のシャフトから作られるのが良い。該伝達ロッド86が適当な何れ の材料ででも作られて良いことを考慮してある。 該伝達ロッド86は好ましくは実質的に半可撓性(semi-flexible)でるのが 良い。該伝達ロッド86が実質的に剛性のある又は可撓性のワイヤであっても良 いことは承認されている。該伝達ロッド86は1つ以上の相対する平面を有し、 又従来技術で公知の様に該伝達ロッド86を通して該端末作働体88に伝達され る機械的振動を増幅しても良い。更に、該伝達ロッド86が該伝達ロッド86に 沿っての縦振動の利得を制御する特徴を持ったり、該伝達ロッドを該システムの 共振周波数に同調させる特徴を有しても良い。 図5を参照すると、該伝達ロッド86は全体としては第1部分86a、第2部 分86b、そして第3部分86cを有している。伝達ロッド86の第1部分86 aは該伝達ロッド86の近位の端部から遠位の方へ伸びている。該第1部分86 aは実質的に連続した断面寸法を有する。該第1部分86aは好ましくはそれを 通して伸びる半径方向の孔又はアパーチヤー(aperture)86eを有するのが良 い。該アパーチヤー86eは該伝達ロッドの軸線に実質的に垂直に伸びている。 好ましくは該アパーチヤー86eは節に位置付けされるのが良いが、しかし該音 響的組立体80に沿って他の適当な何れの点に位置付けされても良い。該アパー チヤー86eは適当な何らかの深さを有しても良くそして適当な何らかの形状を 有しても良いことは承認されている。 該伝達ロッド86の第2部分86bは第1部分86aから遠位の方に伸びてい る。第2部分86bは実質的に連続した断面寸法を有している。 該第2部分の直径は第1部分86aの直径より小さく、第3部分86cの直径よ り大きい。超音波エネルギーが該伝達ロッドの第1部分86aから第2部分86 b内へ通過すると、第2部分86bの狭くなることがそれを通過する超音波エネ ルギーの振幅の増加となる。 第3部分86cは第2部分86bの遠位の端部から遠位の方へ伸びる。第3部 分86cは実質的に連続した断面寸法を有している。又第3部分86cはその長 さに沿って小さな直径変化を含んでも良い。超音波エネルギーが該伝達ロッド8 6の第2部分86bから第3部分86cへ通過すると、第3部分86cの狭くな ることがそれを通過する超音波エネルギーの振幅の増加となる。 第3部分86cは好ましくはその外側円周内に形成された複数の溝又はノッチ を有するのが良い。好ましくは、3箇の溝86f、86g、そして86hが伝達 ロッド86の第3部分86c内に形成されるのが良い。製造時に該制動用シース 160と補間部材190a、190b、及び190cの据え付け用の整合表示部 として作用するように、該溝86f,86g、及び86hは該伝達ロッド86の 節又は該伝達ロッド86に沿った他の適当な何れかの点に配置される。適当な何 個の溝でも該伝達ロッド86内に形成されて良いことが考慮されている。 該伝達ロッド86は適当な何れの断面寸法を有しても良いことは承認されてい る。例えば、該伝達ロッド86は実質的に均一な断面を有しても良く、又該伝達 ロッド86は種々の断面でテーパを有しても良く、又その全長に沿ってテーパー を付けられても良い。 該伝達ロッド86の遠位の端部はめねじ結合により、好ましくは腹の近くで該 端末作働体88の近位の端部と連結されている。該端末作働体 88が溶接接合又は類似の接合の様な適当な何れの手段によっても該伝達ロッド 86に取り付けられて良いことが考慮されている。該端末作働体88は該伝達ロ ッド86から取り外し可能であっても良いが、該端末作働体88と該伝達ロッド 86は1つのユニットとして形成されるのが好ましい。 該端末作働体88は好ましくはシステム波長の半分の整数倍に実質的に等しい 長さを有するのが良い(nλ/2)。遠位の端部の最大の縦たわみを発生するた めに該端末作働体88の遠位の端部は腹の近くに配置される。該変換器組立体8 2がエネルギーを与えられると、該端末作働体88の遠位の端部は、予め決めら れた振動周波数で例えばピークピーク値で約0.01乃至0.5ミリメートルの 範囲で、好ましくは約0.03乃至0.1ミリメートルの範囲で、最も好ましく は約0.09ミリメートルで縦に運動するよう構成されている。 該音響的組立体80の端末作働体88は全体としては第1部分88aと第2部 分88bを有する。該端末作働体88の第1部分88aは該伝達ロッド86の第 3部分86cの遠位の端部から遠位の方向に伸びている。第1部分88aは実質 的に連続した断面寸法を有している。該端末作働体88の第1部分88aの直径 は第2部分88bの直径より大きい。第1部分88aは又その遠位の端部に近く 好ましくは節の近くに配置されたシール用リング89を有している。超音波エネ ルギーが第1部分88aから第2部分88b内へ通過すると、伝送される超音波 振動の大きさは増大する。該端末作働体88が適当などんな断面寸法を有しても 良いことは承認されるている。 該端末作働体88は好ましくは、例えば、チタン合金(即ち、Ti-6A1 -4V)又は超音波エネルギーを伝播するアルミニウム合金の様な材料で作られた 中味の詰まった心材のシャフトで作るのが良い。該端末作働体88が他の適当な 材料で作られても良いことは考慮されている。該端末作働体88の遠位の端部は エネルギーの供給と望ましいテイシュー効果(tissue effect)を改良するため に表面処理を施すのが良い。例えば、組織内の凝固を促進したり、又は組織と血 液の該端末作働体への接着を少なくするために、該端末作働体88は、マイクロ フイニッシュ、塗装、メッキ、エッチング、グリットブラスト仕上げ、粗面化、 又は刻み付け(scored)を行っても良い。加えて、該端末作働体88の遠位の端 部はそのエネルギー伝達特性を向上するためにシャープにしたり形状を持たせて も良い。例えば、該端末作働体88はブレード形や、フック形や、ボール形や、 又は他の適当な何れの形にしても良い。 今図5と図6を参照すると、外科用器具150の制動用シース160は該伝達 ロッド86の少なくとも1部分を緩く囲んでいる。該制動用シース160は手術 中該伝達ロッド86の並び合う横振動を減衰させ又は制限するために該伝達ロッ ド86の周りに位置付けられている。該制動用シースは好ましくは該伝達ロッド 86の第3部分86cの部分を囲み、1つ以上の節の近くで該伝達ロッド86に 連結又は取り付けられるのが良い。該制動用シースは節となる点で該伝達ロッド のみに取り付けられており、それによりさもなければ該シースが該伝達ロッド8 6の外側表面に接着してしまうのを防止している。 本実施例では、該制動用シースは該伝達ロッド86の実質的に全長に沿って伸 びている。該制動用シース160は該伝達ロッド86の全長の半分より短く伸び ていても良く、そして該伝達ロッド86の適当な何ら かの部分の周りに位置付けられても良い。該シース160は好ましくは横振動の 少なくとも1つの腹を、そしてより好ましくは横振動の複数の腹を越えて伸びる のが良い。該制動用シース160は好ましくは実質的に円形の断面を有するのが 良い。該制動用シース160が該伝達ロッド上に嵌合する適当な如何なる形状で あっても良く、そして適当な如何なる長さであっても良いことは承認されている 。該制動用シース160は好ましくは該伝達ロッド86からの望まれてない超音 波エネルギーを吸収するために該伝達ロッド86と軽く接触しているのが良い。 該制動用シース160は、55,500Hzのみならず他のより高い及びより低 い周波数の縦波周波数と組み合わされる望まれてない横振動の様な、該伝達ロッ ド88の非軸方向振動の振幅を減少させる。 該制動用シース160は該伝達ロッド86の軸方向運動又は縦振動からのエネ ルギー消費を最小にするために好ましくは摩擦係数の小さいポリマー材料で作ら れる。該ポリマー材料はガンマー放射線を使用して消毒される時に劣化しにくい フルオロエチレンプロペン(flouro-ethylene propene){エフイーピー(FEP) }が好ましい。該制動用シースが、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(poly tetra-fluoro ethylene){ピーエフテーイー(PTFE)}の様な適当な何れかの 材料で作られることは承認されている。 該制動用シース160は縦振動の節のみに配置されたシリコンゴムリングを使 用するよりも有効であるが、それは該制動用シースが望ましい縦振動の節と腹に 対し該伝達ロッド86の長さに沿ってランダムに位置する望ましくない振動の多 数の腹の近くで起こる横運動を制動出来るからである。該制動用シース160は 又制動用液体を使用することなく望 まれてない超音波エネルギーを有効に吸収出来て、そのことはより効率良くそし て液体を使用することが不便だったり、実際的でない状況下では有利である。 図2,5及び6を参照すると、該制動用シース160はそれを通して伸びる開 口部161と,1対以上の直径方向に相対する開口部162a、162b、及び 162cと、そして長手方向のスリット又はスロット164とを有する。該開口 部162a、162b及び162cは該伝達ロッド86のそれぞれ溝86f、8 6g、及び86hの上又は近くに位置付けされている。該制動用シース160の 該開口部162a、162b、及び162cは好ましくは円筒形で約1.98ミ リメートル(約0.078インチ)の直径を有するのが良い。該制動用シース1 60は適当な如何なる数の開口部を有しても、そして該開口部は適当な如何なる 形状と寸法であっても本発明の精神と範囲から離れるものでないと考慮されてい る。 該伝達ロッドが約304.8ミリメートル(約12インチ)の長さを有する時 、該制動用シース160の長さは好ましくは約247.1−252.2ミリメー トル(約9.73-9.93インチ)の間が良い。該制動用シース160の近位 の端部から該制動用シースの該開口部162aまでの間隔は約17.15ミリメ ートル(約0.675インチ)、そして該制動用シース160の該近位の端部か ら該開口部162bまでの間隔は約104.8ミリメートル(約4.125イン チ)である。該制動用シース160の該近位の端部から該開口部162cまでの 間隔は約236.9ミリメートル(約9.325インチ)である。該制動用シー ス160が適当な如何なる長さを有していても良くそして該開口部が該 制動用シース160に沿った適当な如何なる位置にあることも考慮されている。 該制動用シース160の厚さは好ましくは約0.007及び0.009の間に ありそして該制動用シースの該開口部161(図5参照)は約0.112と0. 116の間の直径を有している。該制動用シース160の厚さと該開口部161 の直径とが適当な如何なる寸法であることも本発明の精神と範囲から離れるもの でないと考慮されている。 該制動用シース160のスリット164により該制動用シース160はどちら の端部からでも該伝達ロッド86上に組立られるようにされている。該スリット 164が無いと、該シースは該伝達ロッド86のより大きい断面直径上に嵌合出 来ず該制動用シース160は該伝達ロッド86に緩く接触は出来ない。該制動用 シース160が該伝達ロッド86上に嵌合させるために該制動用シース160が 適当な如何なる形状を取っても良いと承認されている。例えば、該制動用シース 160はコイル又は螺旋形のように形成されても良く又長手方向及び/又は円周 方向のスリット又はスロットのパターンを有しても良い。又該制動用シースがス リット無しで作られても良くそして該伝達ロッドが該制動用シース内に嵌合する ために2つ以上の部品から作られてもよいことも考慮されている。 該制動用シース160の該スリット164は好ましくは該制動用シース160 の軸線に平行に走りそして該制動用シース160の近位の端部からその遠位の端 部まで伸びているのが良い。該スリット164の幅は好ましくは約0乃至0.2 54ミリメートル(約0乃至0.010インチ)が良い。好ましくは該スリット 164を通して伸びる中心線CSは 図2に図解するように該制動用シース160の開口部162aの中心を通って伸 びている中心線COから約75乃至105度であるのが良い。該スリット164 の幅が適当な如何なる寸法であっても良いことは承認されている。 今図5及び6を参照すると、該制動用シース160は、例えば、フエンダー( fender)又はオーリング(O-ring)の様なコンプライアントな部材により該伝達 ロッド86上に連結又は保持されている。該コンプライアントな部材190a、 190b、及び190cは、例えば、シリコンゴムの様なポリマー材料で作られ ても良い。該コンプライアントな部材が適当な如何なる材料で作られても良いと 承認されている。 該コンプライアントな部材190a、190b、及び190cは該制動用シー ス160の周辺に配置されそして円周状に相互に間を隔てられている。該コンプ ライアントな部材190a、190b、及び190cは該コンプライアントな部 材190a、190b、及び190cが該伝達ロッド86に取り付けられるよう に該制動用シース160のそれぞれ開口部162a、162b、及び162cを 横切って伸びている。望ましい縦振動エネルギーの減衰を最小にするために該コ ンプライアントな部材190a,190b,及び190cは好ましくは節の近く で該伝達ロッド86の周りに配置されるのが良い。 該コンプライアントな部材190a,190b,及び190cは好ましくは、 例えばシアノアクリラートの様な接着剤196で該伝達ロッド86に固着される のが良い。該コンプライアントな部材190a、190b,及び190cは該制 動用シース160の該開口部162a,162b,及び162cにより該伝達ロ ッド86が露出される点に於いて該 伝達ロッド86に結合されている。該コンプライアントな部材190a,190 b,及び190cが該伝達ロッド86に適当な如何なる手段で固着されても良い と考慮されている。 該コンプライアントな部材190a,190b,及び190cと該制動用シー ス160間の接触は該制動用シース160の大振幅振動やがたつきを防止するこ とにより制動効果を改善する。又該コンプライアントな部材は、さもないと該制 動用シースを通しての該伝達ロッド86と外側シース170間の間接的接触を起 こさせる側部負荷又は曲げの条件下で起こるかも知れない該伝達ロッド86から の振動エネルギーの損失を防止する。 図7を参照すると、伝達ロッド286に沿っての望ましくない振動を減衰させ るための制動用シース260のもう1つの実施例が図解されている。該制動用シ ース260は好ましくは1つ以上のコンプライアントな部材280(1つが示さ れいる)と1つ以上のスリーブ289a,と289b(2つが示されている)と を含んでいる。好ましくは該コンプライアントな部材280は従来技術で公知の インサートモールド工程を使用して作られ該伝達ロッド286に取り付けられる のが良い。該制動用シース260の各スリーブは該コンプライアントな部材28 0の間で長手方向に捕捉されるので、該制動用シース260は該伝達ロッド28 6の周りの適所に緩く保持される。該コンプライアント280な部材は好ましく は該伝達ロッド286の縦振動の節に位置付けされてポリマー材料、好ましくは シリコンゴムで作られるのが良い。該コンプライアントな部材は適当な如何なる 材料で作られ、該伝達ロッドに沿う適当な如何なる点にでも位置付けされても良 いと考慮されている。 図8を参照すると、伝達ロッドに沿っての望ましくない振動に制動をかけるた めの制動用シース360のもう1つの実施例が図解されている。好ましくは該制 動用シース360は1つ以上のコンプライアントな部材380aと380b(2 つが示されている)により固定された少なくとも1つのスリーブ又はシース35 0を含むのが良い。該コンプライアントな部材380aと380bは、該コンプ ライアントな部材380aと380bが既に在る該スリーブ350を有している 該伝達ロッド上にインサートモールドで作られること以外は、構造と機能に於い ては上記説明の該コンプライアントな部材と実質的に同様である。好ましくは該 スリーブ350は該コンプライアントな部材380aと380bのそれぞれの縦 スロット385aと385b内に捕捉されており各端部から長手方向に伸びてい る1対のフランジ又は突出部351aと351bを有するのが良い。 今図4及び5を参照すると、該外科用器具150の該外側シース170は該伝 達ロッド86と該制動用シース160を取り囲んでいる。図5に示すように、該 外側シース170は好ましくはそれを通して長手方向に伸びている開口部171 を有しているのが良い。該開口部171の内径は該伝達ロッド86及び制動用シ ース160から予め決められた間隔で間を隔てられている。該コンプライアント な部材190a、190b、及び190cが該外側シースへの振動の伝達を減少 させるために該外側シース170と該制動用シース160の間に位置付けされて いる。 該外側シース170は全体としてはハブ172と長いチューブ状部材174を 含んでいる。該チューブ状部材174はステンレス鋼で作るのが良い。該チュー ブ状部材は適当な如何なる材料で作られても良く適当 な如何なる形状を有しても良いと承認されている。 好ましくは該外側シース170の該ハブ172は、例えば、蒸気消毒器又は加 圧滅菌器内の様な加熱された環境に曝された時軟化、熔解、又はそれで無ければ 変形又は歪むよう設計された材料で作られるのが良い。該ハブ172はポリカー ボネート、好ましくはイーストマン(Eastman)から入手可能なイーストマンイ ースタロイ(デイーエー003){Eastman Eastalloy(DA003)}コーポリエステ ル/ポリカーボネートアロイ(copolyester/polycarbonate alloy)で作られる のが良い。該ハブは他の適当な如何なる材料で作られても良いと考慮されている 。下記で更に説明するように、アダプター120が該外科用器具150上で摺動 するのを防止するために該ハブ又は変形可能な材料は該伝達ロッドに沿う如何な る点に位置付けされても良いことは承認されている。又該アダプター120は代 わりにハブ内に嵌合するよう構成されても良いと考慮されている。 該ハブ172は好ましくは実質的に円形の断面を有し該アダプター120の孔 122内に良く合って嵌合するのが良い。ハブの該アダプター120の孔内への 良く合った嵌合は該ハンドピース組立体からの該ハブ172及び該シース174 への横方向の支えを供給する。該外科用器具150へ側部負荷がかかった時これ は該伝達ロッド86を大きな力を支えることから防護する。又該ハブ172を該 伝達ロッド86から隔絶するために好ましくはオーリング(O-ring)199が該 ハブ内の節の所に配置されるのが良い。 図4及び9に示すように、該ハブが回された時該伝達ロッドが回れるようにす るため、好ましくは該ハブ172は該ハブ172が該伝達ロッ ド86と連結されるよう該ハブ172の相対する側に1対の孔又は開口部178 を有するのが良い。図9に図解されているように通路を形成するために該ハブ1 72の孔178は該伝達ロッド86内の孔86eと整合されている。例えば、ピ ンの様な連結部材195が該通路内に位置付けされても良い。該連結部材195 は、例えばシアノアクリラート接着剤の様な適当な何らかの手段によって該伝達 ロッド86とハブ172の通路内に保持されても良く、又は該連結部材は該伝達 ロッド86とハブ172から取り外し可能にしても良い。該連結部材195は該 外側シース170の該ハブ172に印加された回転トルクが該伝達ロッド86に 伝達されるようにするが、それは該ハンドピース組立体50の設置用素子上にそ れを締め付けるためである。該連結部材195は又該外側シース170を該伝達 ロッド86に対し適所に保持する。 図4に図解するように、該外側シース170のハブ172は該ハブ172の相 対する側にレンチ用平面(wrench flats)176をを含んでいる。該レンチ用平 面176は好ましくは該ハブ172の遠位の端部の近くに形成されるのが良い。 該ハブ172の該レンチ用平面176は該ハンドピース組立体の該伝達ロッド8 6設置用素子を締め付けるために該ハブ172にトルクが印加されるようにする 。 該連結部材195は該伝達ロッド86から振動的に隔絶されるのが良い。図9 に示すように、コンプライアントな(compliant)部材又は隔絶用部材197は該 連結部材195を囲んでいる。該コンプライアントな部材197は薄いシリコン ゴム層、シリコンゴムのスリーブ、又は他の適当な何らかのコンプライアントな 材料が良い。該コンプライアントな部材197は該伝達ロッド86から該連結部 材195への振動の伝導を 防止する。結果として、該コンプライアントな部材197は該連結部材195の 振動からの可聴周波騒音と動力損失を防止する。該コンプライアントな部材19 7は該伝達ロッド86を回転させるために該外側シース170からトルクが印加 出来るように充分に薄いことが好ましい。 又上記に説明したように、かつ該連結部材が一体型の又は分離され取り外し可 能なレンチハンドルと契合出来るように該連結部材が該伝達ロッドの外径を越え て半径方向に伸びるように、該連結部材とコンプライアントなクッションが該外 科用器具に恒久的に取り付けられ得ることも承認されている。 今図10を参照すると、外科用器具450のハブのもう1つの実施例が図解さ れている。該外科用器具450は、コンプライアントな部材460が該伝達ロッ ドのアパーチヤー又は通路462の中に形成されていることを除くと上記説明の 該外科用器具150の構造及び機能と実質的に同様である。該コンプライアント な部材460は好ましくは該伝達ロッド上にインサートモールドされるのが良く 、該伝達ロッドから該連結部材470への振動の伝達を減らすために該伝達ロッ ドを通るアパーチヤーを通して伸びている。ハブに対する該伝達ロッドの半径方 向運動に対して支持するために該コンプライアントな部材460はシースのハブ 490と伝達ロッドの間に肩部480aと480bを有するように形成される。 又ハンドピース組立体へそれを締め付けるためにユーザーが該連結部材を該外 科用器具の伝達ロッドのアパーチヤー内へ挿入するよう該連結部材は例えば、レ ンチの様な工具へ取り付けられていても良い。図12に示すように、レンチハン ドル500が外科用器具510をハンドピー ス組立体上に締め付けるために使用されても良い。好ましくは該レンチハンドル 500はそれへ取り付けられた、ピンの様な連結部材502を有しても良い。該 外科用器具510は該ハブ512がレンチ用平面を有しないことを除けば該外科 用器具510の構造と機能に於いて実質的に同様である。 該連結部材502は該ハブ572の上部部分を通り該伝達ロッドのアパーチヤ ー内へ伸びる孔又はアパーチヤー520を通して挿入される。該レンチハンドル 500を介して該伝達ロッドヘトルクが印加される。トルク印加後該レンチハン ドル500は該装置を賦活する前に該外科用器具510から取り除かれる。従っ て、該連結部材502はコンプライアントな部材又は塗膜を有しなくて良いがそ の理由はそれは超音波稼働中は取り付けられないからである。又トルクリミット 装置が該レンチハンドル500に一体化されることも考慮されている。例えば、 引例によりここで組合わされている米国特許第5,507,119号と米国特許 第5,059、210号は伝達ロッドをハンドピース組立体に取り付け、取り外 すためのトルクレンチを開示している。 今図1乃至図4を参照して、該外科用器具150を該ハンドピース組立体50 に取り付けそして取り外すための手順を下記に説明する。医師が該外科用器具を 使用する用意が出来ると、該医師は該外科用器具150を該ハンドピース組立体 に簡単に取り付ける。該外科用器具150をハンドピース組立体50に取り付け るために、該設置用素子84の遠位の端部が該伝達ロッド86の近位の端部にね じ結合される。次いで該設置用素子84と該伝達ロッド86の間のねじ結合をイ ンターロックするために該外科用器具150は従来のねじのねじ込み方向に手動 で回され る。 一旦該伝達ロッド86が該設置用素子84上にねじ込まれると、該伝達ロッド 86を該設置用素子84に締め付けるために、例えば、トルクレンチの様な工具 が該外科用器具150上に置かれる。該伝達ロッド86を該設置用素子84上に 締め付けるために該工具は該外側シース170のハブ172の該レンチ用平面1 76と契合する形状になっているか又は該工具は該伝達ロッドの孔又はアパーチ ヤー86e内に挿入される連結用の部材又はピンを有している。結果として、該 伝達ロッド86が望ましいそして予め決められたトルクで該設置用素子84に締 め付けられる迄該ハブ172の回転が該伝達ロッド86を回転させる。 該外科用器具150の伝達ロッド86が該ハンドピース組立体50の該設置用 素子84に取り付けられると、該伝達ロッド86と該設置用素子84の間の結合 は比較的高い軸方向圧縮力を発生するが、該圧縮力は該設置用素子と該伝達ロッ ド86のねじ連結の長手方向軸線の周りに対称に実質的に均一に分布され該結合 間を機械的又は超音波振動を効率良く移送する。結果として、最小の損失と縦方 向エネルギーの横振動への最小の変換で該超音波振動運動は該結合された部品の 長手軸線に沿って移動する。 一旦該伝達ロッド86が該設置用素子上に締め付けられると、該外科用システ ム10の該アダプター120は該外科用器具150上を軸方向にスリップし該ハ ンドピース組立体50の遠位の端部に取り付けられる。該アダプター120は該 ハウジング52の遠位の端部上にねじ込まれるか又はスナップ式に填め込まれる 。 該アダプター120は該外科用器具150のハブ172上に良く合っ て嵌合するような形状の軸方向の内径孔又は孔122を備えている。該孔122 は、例えば、実質的に円筒形又は楕円形の形状の様な選択された幾何学的形状を 持った内面を有する。好ましくは、該孔122は該外側シース170のハブ17 2と実質的に同じ形状を有するが、しかし該ハブ172より僅かに大きい直径を 有し該アダプター120の該孔122が該ハブ172上を通過するようにしてい る。該伝達ロッド86と該ハンドピース組立体50の整合を保証するために該ハ ブ172は該アダプター120の該孔の内径との精密な契合を可能にしている。 P)で作られるのが良い。又該アダプター132はポリエーテルイミド、ナイロ ン又はポリカーボネートの様な他のプラスチックを含む種々の材料、又は他の適 当な何らかの材料で作られても良い。 該外科用器具150を該ハンドピース組立体50の該設置用素子84から取り 外すために、該工具は該伝達ロッド86上をスリップされそして反対方向即ち該 伝達ロッド86を該設置用素子84からねじ戻す方向に回される。該工具が回転 されると、該ハブ172は、例えばピンの様な連結部材195を通して該伝達ロ ッド86にトルクが印加されるようにするので、ねじ弛め方向に該伝達ロッド8 6を回すよう比較的高い解放トルクが印加される。結果として、該伝達ロッド8 6は該設置用素子84から弛められる。一旦該伝達ロッド86が該設置用素子8 4から取り除かれると、該外科用器具全体は捨てられても良い。 該外科用器具150の該ハブは病院での加熱消毒用に通常使用される温度では 歪む材料で作られているので、再使用のために該外科用器具150を加熱消毒す る如何なる企てもハブの変形となり該外科用器具15 0を再使用から防止する。図11に示すように、該ハブ172が蒸気で消毒され たり又は他の仕方で熱及び/又は高湿度の曝されると、例えば、蒸気消毒器又は 加圧滅菌器内での再消毒時該ハブ172の外径は変形するか不規則形になる。結 果として、該アダプター120の該孔122は該外科用器具150のハブ172 上を通過したり摺動することが出来ない。かくして、該アダプター122は該ハ ンドピース組立体に取り付けられなくなりそれによりユーザーが該外科用器具1 20を再使用することを防止する。 今図13及び14を参照すると、1回使用の外科用器具550のもう1つの実 施例が図解されている。好ましくは該外科用器具550は伝達部品552,シー ス554、そして、例えばオーリング(O-ring)の様な1つ以上の支持部材56 0(1つが示されている)を含んでいる。該伝達部品552は構造及び機能に於 いて上記で説明した伝達部品と実質的に同じ様である。該伝達部品552は適当 な如何なる伝達部品であっても良いことが考慮されている。 該外科用器具550のシース554は全体的としてはハブ556と長いチュー ブ状部材558を含んでいる。該ハブ56と該チューブ状部材558は構造と機 能に於いて上記で説明した該ハブ及び該チューブ状部材と実質的に同様であって も良い。該ハブ556とチューブ状部材558は適当な如何なる材料から作られ ても良く適当な如何なる形状であっても良いことは承認されている。 該支持部材560は該伝達部品552の外周の周りに配置される。該支持部材 560は該ハブ556に対して該伝達部品552を位置付けし該伝達部品552 から該ハブ556へ振動が伝達されることを減少させ る。好ましくは該支持部材560は該伝達部品552の縦振動の節に位置付けさ れポリマー材料、好ましくはシリコンゴムから作られるのが良い。該支持部材が 適当な如何なる材料で作られ該伝達ロッドに沿った適当な如何なる点に位置付け されても良いことが考慮されている。 該支持部材560は好ましくは異なる直径の1つ以上の部分を有するのが良い 。図14に図解するように、該支持部材560は第1の直径の4つの部分562 と第2の直径の4つの部分564を有する。該4つの部分564の第2の直径は 該4つの部分562の第1の直径より小さい。該4つの部分564は該支持部材 560と該ハブ556の間及び該支持部材560と該伝達部品552の間に空間 又はチャンネル570を作る。該チャンネル570により該外科用器具は製造メ ーカーに於いて例えば酸化エチレン(ETO)で初めに消毒出来る。しかしながら 、再消毒されると、該チャンネル570は、例えば、ガス及び流体のような消毒 用薬剤が該支持部材560を通り過ぎ該シースと伝達部品552の間の隙間又は 空間に入れるようにする。例えば、該外科用器具が洗浄用流体内に浸されると該 チャンネル570は消毒用流体が該シースと伝達部品552の間の隙間580に 入れるようにする。一旦消毒用薬剤が該隙間580に入ると、該部品の密着した 嵌合のために該薬剤は閉じ込められる。結果として、可成りの負荷が該超音波伝 達部品に追加され該超音波伝達ロッドは共振することが出来なくなり、それによ り該外科用器具の再使用を防止する。該支持部材560は該ハブと該伝達部品間 の空間に流体が流入出来るようにする適当な如何なる形状であっても良いことは 考慮されている。該隙間へのガス及び流体の通過を可能にするために該伝達部品 がその外表面上に溝又はスロット有すれば良く該シースがその内面 に溝又はスロットを有すれば良いことが承認されている。 好ましくは本発明外科用器具は超音波伝達ロッドを通しての超音波エネルギー の通過を可能にしながら超音波伝達ロッドの並び合う横方向運動が最小にする、 一方同時に該超音波伝達ロッドの拘束されぬ、前進/後退方向の縦振動又は縦運 動を可能にするように構成され作られるのが良い。 該外科用器具は振動しない部材により該伝達部品へトルクが印加されるように している。又該外科用器具は大きな直径のレンチ用平面又は表面を必要とせず現 存のトルクレンチの使用を可能にしている。大きなレンチ用平面の使用を要しな いので、該伝達ロッドは小径の在庫材料から加工可能である。従って該超音波伝 達ロッドはより小さくなり超音波装置全体の寸法を縮小している。 該外科用器具により医療要員は素早くそして容易に該外科用器具を該ハンドピ ースへ取り付けることが出来る。該外科用器具が1つのユミットとしてハンドピ ースへ取り付け、ハンドピースから取り外せることは望ましく有益なことである 。該外科用器具は1回使用の後廃棄出来る。 本発明は図解と例により詳細に説明されているが、上記説明の好ましい実施例 に実施出来る広範な変化と変型は何れにせよ本発明の範囲と精神の中にあること は理解されるべきである。かくして、説明した実施例は全ての面で図解用として のみで限定用ではないことは考慮されるべきであり、それ故本発明の範囲は前記 説明よりも付属する請求項により示されている。該請求項の均等物の意味と範囲 内に入る全ての変更は請求項の範囲内に包含されるべきものである。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ドの該第2の端部に連結されている。代わりの実施例で は該器具(550)の消毒は再使用を防止するために該 器具の超音波伝達能力を抑制する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.超音波式外科用装置に於いて、 電気的エネルギーに応答して超音波周波数で振動するよう適合された変換器組 立体と、 第1の端部と第2の端部とを有する設置用素子とを具備しており、該設置用素 子は該変換器組立体から超音波振動を受けるようそして該超音波振動を該設置用 素子の第1の端部から第2の端部へ伝達するよう適合されており、該設置用素子 の第1の端部は該変換器組立体と連結されており、 該装置は又第1の端部と第2の端部とを有する伝達ロッドを具備しており、該 伝達ロッドは該設置用素子から超音波振動を受けるようそして該超音波振動を該 伝達ロッドの第1の端部から第2の端部へ伝達するよう適合されており、 該装置は更に該伝達ロッドの少なくとも1部分を取り囲んでいるシースを具備 しており、該シースは該伝達ロッドの再使用を防止するために熱に曝された時に 歪む温度敏感性材料を含んでおり、そして 該装置はなお更に第1の端部と第2の端部とを有する端末作働体を具備してお り、該端末作働体は該伝達ロッドから超音波振動を受けるようそして該超音波振 動を該端末作働体の第1の端部から第2の端部へ伝達するよう適合されており、 該端末作働体の該第2の端部は腹の近くに配置されておりそして該端末作働体の 第1の端部は該伝達ロッドの該第2の端部に連結されていることを特徴とする超 音波式外科用装置。 2.請求項2の装置に於いて、該材料がコポリエステル-ポリカーボネートア ロイ(copolyester-polycarbonate alloy)を含むことを特徴 とする装置。 3.請求項2の装置に於いて、該シースはハブと長い部材とを有し、 該長い部材は該ハブから遠位の方に伸びておりそして該伝達ロッドと同心である ことを特徴とする装置。 4.超音波式外科用装置に於いて、 電気的エネルギーに応答して超音波周波数で振動するよう適合された変換器組 立体と、 第1の端部と第2の端部とを有する伝達ロッドとを具備しており、該伝達ロッ ドは該変換器組立体から超音波振動を受けるようそして該超音波振動を該伝達ロ ッドの該第1の端部から該第2の端部へ伝達するよう適合されており、そして 該装置は又該伝達ロッドの少なくとも1部分を取り囲むシースを具備しており 、該シースは熱に曝された時歪む温度敏感性材料を含んでおり、そして 該装置は更に第1の端部と第2の端部とを有する端末作働体を具備しており、 該端末作働体は該伝達ロッドから該超音波振動を受けるようそして該超音波振動 を該端末作働体の第1の端部から第2の端部へ伝達するよう適合されており、該 端末作働体の該第2の端部は腹の近くに配置されそして該端末作働体の該第1の 端部は該伝達ロッドの該第2の端部に連結されていることを特徴とする超音波式 外科用装置。 5.請求項4の装置に於いて、該シースはハブから伸びる長い部材を備えてお り、該長い部材は少なくとも部分的には該伝達ロッドを取り囲んでいることを特 徴とする装置。 6.請求項5の装置に於いて、該ハブはポリマー材料から作られてい ることを特徴とする装置。 7.請求項4の装置が更に、該シースを該伝達ロッドから予め決められた距離 に保持するために該シースと該伝達ロッドの間に入れられた複数の軸方向に間を 隔てたコンプライアントな部材を備えており、該コンプライアントな部材が実質 的に節の近くに配置されていることを特徴とする装置。 8.請求項5の装置に於いて、該ハブは該伝達ロッドに一体を構成するよう取 り付けられていることを特徴とする装置。 9.請求項4の装置が更に、それを通して伸びる長手方向孔を有するアダプタ ーを備えており、該孔は該シース上をスリップするような形状になっており、そ して 該孔は該シースが熱に曝された後は該シース上をスリップしないことを特徴と する装置。 10.請求項4の装置が更に、該シースに連結された少なくとも1つのコンプ ライアントな部材を有することを特徴とする装置。 11.請求項4の装置に於いて、該伝達ロッドは実質的に半可撓性である(se mi-flexible)ことを特徴とする装置。 12.請求項4の装置に於いて、該超音波装置が内視鏡的器具を備えることを 特徴とする装置。 13.請求項4の装置が更に、該変換器組立体にエネルギーを与える発振器を 備えることを特徴とする装置。 14.請求項4の装置が更に、該変換器組立体を運ぶためにハンドピース組立 体を備えることを特徴とする装置。 15.請求項4の装置に於いて、該超音波装置が血管形成術カテーテ ル組立体(angioplasty catheter assembly)を備えることを特徴とする装置。 16.請求項4の装置に於いて、該伝達ロッドがワイヤを有することを特徴と する装置。 17.使い捨て型の超音波式外科用装置に於いて、 電気的エネルギーに応答して超音波周波数で振動するよう適合された変換器組 立体と、 第1の端部と第2の端部とを有する伝達ロッドとを具備しており、該伝達ロッ ドは該変換器組立体から超音波振動を受けるようそして該超音波振動を該伝達ロ ッドの該第1の端部から該第2の端部へ伝達するよう適合されており、そして 該装置は又該伝達ロッドの少なくとも1部分を取り囲む温度敏感性材料を具備 しており、該材料は熱に曝された時歪むよう適合されており、そして 該装置は更に第1の端部と第2の端部とを有する端末作働体を具備しており、 該端末作働体は該伝達ロッドから該超音波振動を受けるようそして該超音波振動 を該端末作働体の該第1の端部から該第2の端部へ伝達するよう適合されており 、該端末作働体の該第2の端部は腹の近くに配置されておりそして該端末作働体 の該第1の端部は該伝達ロッドの該第2の端部に連結されていることを特徴とす る装置。 18.ハンドピース組立体と共に使用するための使い捨て型の超音波外科用装 置に於いて、 第1の端部と第2の端部とを有する伝達部品を具備しており、該伝達部品は変 換器組立体から超音波振動を受けるようそして該超音波振動を 該第1の端部から該第2の端部へ伝達するよう適合されており、そして 該装置は又伝達部品と連結されたハブを具備しており、該ハブは該ハンドピー ス組立体への取り付けを防止するために温度で変化する形状を有していることを 特徴とする装置。 19.超音波式外科用器具に於いて、 シャフトを有する作動部材を具備しており、 該シャフトは第1の端部と第2の端部とを有しており、該シャフトは超音波振 動を受けるようそして該超音波振動を該シャフトの該第1の端部から該第2の端 部へ伝達するよう適合されおり、そして 該器具は又該シャフトの少なくとも1部分を取り囲む温度敏感性材料を具備し ており、該温度敏感性材料は該作動部材の再使用を防止するために温度の変化に 曝されると歪むよう適合されていることを特徴とする超音波式外科用器具。 20.請求項19の超音波式装置が更に、第1の端部と第2の端部とを有する 端末作働体を備えており、該端末作働体は該超音波振動を該シャフトから受ける ようそして該超音波振動を該端末作働体の該第1の端部から該第2の端部へ伝達 するよう適合されており、該端末作働体の該第1の端部は該作動部材の該第2の 端部と連結されていることを特徴とする超音波式装置。 21.外科用装置に於いて、 第1の端部と第2の端部とを有する伝達部品を具備しており、該伝達部品は超 音波振動を受けるようそして該超音波振動を該伝達部品の該第1の端部から該第 2の端部へ伝達するよう適合されており、そして 該装置は該伝達部品の少なくとも1部分を取り囲むシースと、そして 該伝達部品と該シースとの間に位置付けられ、再消毒された時該外科用器具の 再使用を防止するため消毒薬剤がそれを通り過ぎるようにする通路を形成する支 持部材とを具備することを特徴とする外科用装置。 22.請求項21の装置に於いて、該支持部材は第1の断面直径と第2の断面 直径とを有しており、該媒質を通過させるためチャンネルを形成するように該第 2の直径が該第1の断面直径小さいことを特徴とする装置。 23.請求項21の装置に於いて、該伝達部品は該消毒薬剤を通過させるよう にその外面上にスロットを備えることを特徴とする装置。 24.請求項21の装置に於いて、該消毒薬剤を通過させるように該シースは その内面上にスロットを備えることを特徴とする装置。 25.請求項21の装置に於いて、該消毒薬剤は流体を含むことを特徴とする 装置。 26.請求項21の装置に於いて、該消毒薬剤はガスを含むことを特徴とする 装置。
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