JP2018050668A - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被検体の体動に合わせて最適な撮影範囲を設定可能であって、立位状態の被検体に対してX線コンピュータ断層撮影を実行可能なX線コンピュータ断層撮影装置の提供。【解決手段】本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置1は、立位状態または座位状態の被検体をスキャン可能な架台11と、被検体の体動データを時系列に沿って収集する体動データ収集回路431、435と、体動データに基づいて、架台11によるスキャンにおいて被検体の撮影範囲を設定する設定回路61と、被検体に対するスキャン中において体動データにおける体動範囲が撮影範囲から外れた場合、スキャンを停止するために架台11を制御する架台制御回路25と、を有する。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、X線コンピュータ断層撮影装置に関する。
従来、X線コンピュータ断層撮影は、通常、患者が寝台に横になる臥位状態で行われる。一方、膝関節などを曲げ伸ばし、嚥下などの体動している立位状態の被検体に対するX線コンピュータ断層撮影が望まれている。
しかしながら、立位状態でのX線コンピュータ断層撮影は実用化に至っていない。すなわち、上述した条件下でのX線コンピュータ断層撮影は、想定されていない。このため、体動している被検体に対して最適な撮影範囲を確定する方法は、確立していない。
被検体の体動に合わせてレーザ投光器等を用いて操作者(撮影技師、医師等)が目視で撮影範囲を設定する方法、または位置決め用スキャン(スキャノ撮影)を複数回実行して撮影範囲を設定する方法等が考えられるが、撮影範囲の精度悪化や、被検体に対する不要被曝の発生などの問題がある。
実施形態の目的は、被検体の体動に合わせて最適な撮影範囲を設定可能であって、立位状態の被検体に対してX線コンピュータ断層撮影を実行可能なX線コンピュータ断層撮影装置を提供することにある。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、架台と、体動データ収集回路と、設定回路と、架台制御回路とを具備する。架台は、立位状態または座位状態の被検体をスキャンする。体動データ収集回路は、前記被検体の体動データを時系列に沿って収集する。設定回路は、前記体動データに基づいて、前記架台によるスキャンにおいて前記被検体の撮影範囲を設定する。架台制御回路は、前記体動データにおける体動範囲が前記被検体に対するスキャン中において前記撮影範囲から外れた場合、前記スキャンを停止するために前記架台を制御する。
図1は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図である。 図2は、本実施形態に係り、静止状態における被検体体動画像と、体動許容範囲とを示す図である。 図3は、本実施形態に係り、被検体に対する撮影範囲の設定時において、第1ディスプレイに表示される事前体動画像と、撮影可能範囲と、設定された撮影範囲とを示す図である。 図4は、本実施形態に係り、被検体に対するX線CT撮影中において、第1ディスプレイに並列されて表示される被検体体動画像と、模範体動画像と、撮影可能範囲とを示す図である。 図5は、本実施形態に係り、被検体に対するX線CT撮影中において、第1ディスプレイに表示される重畳画像と、撮影可能範囲とを示す図である。 図6は、本実施形態に係り、被検体に対する撮影範囲の設定時において、第1ディスプレイに表示されるX方向事前体動画像と、Y方向事前体動画像と、Z方向事前体動画像と、設定された撮影範囲との一例を示す図である。 図7は、本実施形態に係る架台装置制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 図8は、本実施形態の変形例に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図である。 図9は、本変形例に係り、移動軌跡画像(被検体モデルおよび移動軌跡)と、撮影可能範囲と、撮影範囲と、モーションセンサの移動範囲の上限を示す上限線と、モーションセンサの移動範囲の下限を示す下限線とを示す図である。 図10は、本変形例に係る架台装置制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わるX線コンピュータ断層撮影装置を説明する。
図1は、本実施形態に係わるX線コンピュータ断層撮影装置1の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、架台装置10とコンソール50とを有する。例えば、架台装置10はCT検査室に設置され、コンソール50はCT検査室に隣接する制御室に設置される。架台装置10とコンソール50とは互いに通信可能に有線又は無線で接続されている。架台装置10は、被検体Sを立位状態または座位状態でX線コンピュータ断層撮影(以下、X線CT撮影と呼ぶ)するための構成を有するスキャン装置である。コンソール50は、架台装置10を制御するコンピュータである。
架台装置10は、架台本体11と支柱13とを有する。以下、鉛直方向をY方向に規定し、開口15の中心軸R1に水平に直交し、水平軸R2に平行な方向をX方向に規定し、Y方向及びX方向に直交する方向をZ方向に規定する。
図1に示すように、架台本体11は、撮影空間(field of view)をなす開口15が形成された略円筒形状の構造体である。図1に示すように、架台本体11は、開口15を挟んで対向するように配置されたX線管17とX線検出器19とを収容する。架台本体11は、立位状態または座位状態の被検体Sに対してX線コンピュータ断層撮影を実行する。このとき、X線コンピュータ断層撮影は、ヘリカルスキャンであってもよいし、コンベンショナルスキャンであってもよい
より詳細には、架台本体11は、アルミ等の金属により形成されたメインフレーム(図示せず)と、メインフレームにより中心軸R1回りに軸受等を介して回転可能に支持された回転フレーム21とを更に有している。メインフレームの回転フレーム21との接触部には環状電極(図示せず)が設けられている。メインフレームの当該接触部には環状電極に摺り接触するように導電性の摺動子(図示せず)が取り付けられている。
回転フレーム21は、アルミ等の金属により円環形状に形成された金属枠であり、例えば、X線管17とX線検出器19とが取付けられている。X線管17とX線検出器19とは、例えば、回転フレーム21に形成された凹部に嵌め込まれても良いし、ネジ等の締結具により締結されても良い。
回転フレーム21は、回転駆動装置23からの動力を受けて中心軸R1回りに一定の角速度で回転する。回転駆動装置23は、架台制御回路25からの制御に従って回転フレーム21を回転させるための動力を発生する。回転駆動装置23は、架台制御回路25からの駆動信号のデューティ比等に応じた回転速度で駆動することにより動力を発生する。回転駆動装置23は、例えば、ダイレクトドライブモータやサーボモータ等のモータにより実現される。回転駆動装置23は、例えば、架台本体11に収容されている。
図1に示すように、支柱13は、架台本体11を床面から離反して支持する基体である。支柱13は、床面に設置される。支柱13は、架台本体11を支柱13の長手方向に関してスライド可能に支持する構造体である。支柱13は、例えば、円柱形状や角柱形状等の柱状形状を有する。支柱13は、例えば、プラスチックや金属等の任意の物質により形成される。支柱13は、架台本体11の側面部に取付けられる。支柱13は、被検体Sを立位状態でX線CT撮影するため、開口15の中心軸R1が鉛直Y方向を向くように架台本体11を支持可能な構造を有する。支柱13は、架台本体11を支えるために頑強な構造を有する。
なお、支柱13は、上記構造に限定されない。例えば、支柱13は、柱状形状を有するとしたが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、支柱13は、架台本体の少なくとも一方の側部を支持可能であれば、U字形状等の如何なる形状を有していても良い。なお、支柱13は、中心軸R1が鉛直Y方向を向くように架台本体11を固定している必要はない。すなわち、支柱13は、水平軸R2回りに回転可能に架台本体11を支持するように構成されても良い。具体的には、支柱13と架台本体11とは、架台本体11が水平軸R2回りに回転可能に軸受等を介して接続されている。
また、支柱13は、架台本体11を中心軸R1がY方向を維持する姿勢又は中心軸R1がZ方向を維持する姿勢をとるように支持できることに留まらず、中心軸R1が水平軸R2回りの如何なる角度を向くように静止されてもよい。
図1に示すように、支柱13には、架台本体11のY方向に関するスライドのための架台駆動装置31が接続されている。架台駆動装置31は、架台制御回路25からの制御にしたがって、架台本体11を長手方向Dに関してスライドするための動力を発生する。具体的には、架台駆動装置31は、架台制御回路25からの駆動信号のデューティ比等に応じた回転速度で駆動することにより動力を発生する。支柱13は、架台駆動装置31からの動力を受けて、支柱13に対して架台本体11を長手方向Dに沿ってスライド移動させる。
なお、支柱13には、架台本体11のチルトのための駆動装置(以下、チルト駆動装置と呼ぶ)が接続されてもよい。チルト駆動装置は、架台制御回路25からの駆動信号に従って、架台本体11を水平軸R2回りに回転するための動力を発生する。具体的には、チルト駆動装置は、架台制御回路25からの駆動信号のデューティ比等に応じた回転速度で駆動することにより動力を発生する。支柱13は、チルト駆動装置からの動力を受けて架台本体11を水平軸R2回りに回転する。架台駆動装置31およびチルト駆動装置は、例えば、サーボモータ等のモータにより実現される。
図1に示すように、X線管17は、高電圧発生器39からの高電圧の印加を受けてX線を発生する。高電圧発生器39は、例えば、回転フレーム21に取付けられている。高電圧発生器39は、架台本体11の電源装置(図示せず)から環状電極を介して供給された電力から、架台制御回路25による制御に従いX線管17に印加する高電圧を発生する。高電圧発生器39とX線管17とは高圧ケーブル(図示せず)を介して接続されている。高電圧発生器39により発生された高電圧は、高圧ケーブルを介してX線管17に印加される。
X線検出器19は、X線管17から発生されて、被検体Sを透過したX線を検出する。X線検出器19は、二次元湾曲面に配列された複数のX線検出素子(図示せず)を搭載する。各X線検出素子は、X線管17からのX線を検出する。各X線検出素子は、検出したX線の強度に応じた波高値を有する電気信号に変換する。各X線検出素子は、例えば、シンチレータと光電変換器とを有する。シンチレータはX線を受けて蛍光を発生する。光電変換器は、発生された蛍光を電荷パルスに変換する。電荷パルスはX線の強度に応じた波高値を有する。
光電変換器としては、具体的には、光電子増倍管やフォトダイオード(Photo Diode)等の光子を電気信号に変換する機器が用いられる。なお、本実施形態に係るX線検出器19としてはX線を一旦蛍光に変換してから電気信号に変換する間接検出型の検出器に限定されず、X線を直接的に電気信号に変換する直接検出型の検出器であっても良い。
データ収集回路41は、被検体Sにより減弱されたX線の強度を示すデジタルのデータをビュー毎に収集する。データ収集回路41は、例えば、複数のX線検出素子の各々について設けられた積分回路とA/D変換器とが並列して実装された半導体集積回路により実現される。データ収集回路41は、架台本体11内においてX線検出器19に接続されている。
積分回路は、X線検出素子からの電気信号を所定のビュー期間に亘り積分し、積分信号を生成する。A/D変換器は、生成された積分信号をA/D変換し、当該積分信号の波高値に対応するデータ値を有するデジタルデータを生成する。変換後のデジタルデータは、生データと呼ばれている。生データは、生成元のX線検出素子のチャンネル番号、列番号、及び収集されたビューを示すビュー番号により識別されたX線強度のデジタル値のセットである。生データは、例えば、架台本体11に収容された非接触データ伝送装置(図示せず)を介してコンソール50に供給される。
なお、架台本体11には、上記のX線管17、X線検出器19、回転フレーム21、メインフレーム、電源装置、高電圧発生器39、及びデータ収集回路41だけでなく、X線CT撮影に必要なその他の種々の装置を収容しても良い。例えば、回転フレーム21にはX線管を冷却する冷却装置が取付けられても良い。また、空調のためのファンが架台本体11に取付けられてもよい。
架台制御回路25は、コンソール50のシステム制御回路59からの制御に従い高電圧発生器39、回転駆動装置23、及び架台駆動装置31を制御する。例えば、架台制御回路25は、設定回路61により設定された撮影範囲でX線CT撮影を実行する為に、架台本体11、架台装置10に搭載された各種装置等を制御する。具体的な架台制御回路25による架台装置10の制御については、後ほど詳述する。
架台制御回路25は、ハードウェア資源として、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の各種処理装置(プロセッサ)と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の各種記憶装置(メモリ等)とを有する。
また、架台制御回路25は、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)やフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Logic Device:FPGA)、他の複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)により実現されてもよい。
処理装置は、記憶装置に保存されたプログラムを読み出して実行することで、上記機能を実現する。なお、記憶装置にプログラムを保存する代わりに、処理装置の回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、処理装置は、当該回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで、上記機能を実現する。なお、架台制御回路25は、架台本体11の支柱13や架台本体11に設けられてもよいし、コンソール50に設けられてもよい。なお、架台制御回路25は、入力機器63を介して入力された各種指令、および情報入力に従って、架台に搭載された各種回路、各種ユニットを制御してもよい。
架台装置10は、被検体Sの体動を撮影する複数の体動撮影装置を有する。体動撮影装置各々は、例えば、像を結ぶための光学系(レンズ等)と、体動データ収集回路とを有する。なお、体動データ収集回路431、451は、コンソール50に搭載されてもよい。体動撮影装置は、例えば、被検体Sの体動を撮影可能なカメラ(ムービーカメラ(movie camera)、ビデオカメラ(video camera)等)である。
複数のカメラ各々は、被検体Sを異なる方向から撮影可能なように、架台装置10に設けられる。図1に示すように、第1カメラ43は、X方向を撮影方向として、架台装置10に設けられる。なお、第1カメラ43は、支柱13に設けられてもよい。図1に示すように。第1カメラ43は、被検体Sの体動を撮影可能な画角A1を有する。
図1に示すように、第2カメラ45は、Y方向を撮影方向として、架台装置10が設置されるCT検査室の床面に設けられる。なお、第2カメラ45は、架台装置10が設置されるCT検査室の天井に設けられてもよい。図1に示すように、第2カメラ45は、被検体Sの体動を撮影可能な画角A2を有する。
図1に示していないが、第3カメラが、Z方向を撮影方向として、架台装置が設置されるCT検査室の壁面に設置されてもよい。なお、カメラは、3台に限定されず、複数台設置されてもよい。また、体動撮影装置(ムービーカメラ)は、支柱、床面、壁面、開口15近傍に限定されず、被検体Sの体動を撮影可能な位置であれば、任意に設置することが可能である。
複数のカメラにそれぞれ搭載された複数の体動データ収集回路各々は、被検体の体動データを時系列に沿って収集する。体動データ収集回路431、451は、収集した体動データを、コンソール50に出力する。
図1に示すように、コンソール50は、バス(bus)を介して接続された画像再構成装置51と、画像処理装置53と、画像発生回路55と、主記憶回路57と、システム制御回路59と、設定回路61と、入力機器63と、第1ディスプレイ(操作者用のインターフェース(Interface:I/F))65とを有する。画像再構成装置51と、画像処理装置53と、画像発生回路55と、主記憶回路57と、システム制御回路59と、設定回路61と、入力機器63と、第1ディスプレイ65との間のデータ通信は、バスを介して行われる。
画像再構成装置51は、コンソール50からの生データに基づいて被検体Sに関するCT画像を再構成する。具体的には、画像再構成装置51は、前処理部511、投影データ記憶部513、及び再構成演算部515を有する。画像再構成装置51は、例えば、システム制御回路59により制御される。
前処理部511は、コンソール50からの生データに前処理を施す。前処理としては、対数変換、X線強度補正、およびオフセット補正等の各種の補正処理を有する。前処理後の生データは、投影データと呼ばれている。投影データ記憶部513は、前処理部511により生成された投影データを記憶するHDDやSSD、集積回路記憶装置等の記憶装置である。
再構成演算部515は、投影データに基づいて被検体Sに関するCT値の空間分布を表現するCT画像を発生する。画像再構成アルゴリズムとしては、FBP(filtered back projection)法やCBP(convolution back projection)法等の解析学的画像再構成法や、ML−EM(maximum likelihood expectation maximization)法やOS−EM(ordered subset expectation maximization)法等の統計学的画像再構成法等の既存の画像再構成アルゴリズムが用いられればよい。
画像再構成装置51は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU(Graphics Processing Unit)等の処理装置(プロセッサ)とROMやRAM等の記憶装置(メモリ)とを有する。また、画像再構成装置51は、ASICやFPGA、CPLD、SPLDにより実現されても良い。当該処理装置は、当該記憶装置に保存されたプログラムを読み出して実行することで前処理部511と再構成演算部515との機能を実現する。
なお、当該記憶装置にプログラムを保存する代わりに、当該処理装置の回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、当該処理装置は、回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで前処理部511と再構成演算部515との機能を実現する。また、上記前処理部511として機能する専用のハードウェア回路と再構成演算部515として機能する専用のハードウェア回路とが画像再構成装置に実装されてもよい。
画像処理装置53は、画像再構成装置51により再構成されたCT画像に種々の画像処理を施す。例えば、画像処理装置53は、CT画像がボリュームデータの場合、当該CT画像にボリュームレンダリングや、サーフェスボリュームレンダリング、画像値投影処理、MPR(Multi−Planer Reconstruction)処理、CPR(Curved MPR)処理等の3次元画像処理を施して表示画像を発生する。
画像処理装置53は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU等の処理装置(プロセッサ)とROMやRAM等の記憶装置(メモリ)とを有する。また、画像処理装置53は、ASICやFPGA、CPLD、SPLDにより実現されてもよい。なお、画像処理装置53と画像再構成装置51とは、コンソール50内の単一の基板に集約されてもよい。
画像発生回路55は、被検体Sに対するX線CT撮影前に収集された体動データに基づいて、被検体Sの体動を時系列的に示す複数の事前体動画像を発生する。画像発生回路55は、事前体動画像を、時系列に沿って第1ディスプレイ65に出力する。なお、画像発生回路55は、事前体動画像を、時系列に沿って、後述する第2ディスプレイ67に出力してもよい。なお、体動データに収取時における被検体の立ち位置が、開口15の中心軸R1からずれていた場合、画像発生回路55は、被検体Sの体軸と中心軸R1とのずれ量に基づいて、事前体動画像を補正する。このとき、画像発生回路55は、補正した事前体動画像を、第1ディスプレイ65、第2ディスプレイ67に出力する。
画像発生回路55は、被検体Sに対するX線CT撮影中(スキャン中)に収集された体動データに基づいて、被検体の体動を時系列的に示す複数の被検体体動画像を発生する。画像発生回路55は、被検体体動画像を、時系列に沿って、第1ディスプレイ65と第2ディスプレイ67とに出力する。画像発生回路55は、被検体体動画像に模範体動画像を時系列に沿ってそれぞれ重畳させた複数の重畳画像を発生してもよい。このとき、画像発生回路55は、時系列に沿って、重畳画像を、第1ディスプレイ65と第2ディスプレイ67とに出力する。
画像発生回路55は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU等の処理装置(プロセッサ)とROMやRAM等の記憶装置(メモリ)とを有する。また、画像発生回路55は、ASICやFPGA、CPLD、SPLDにより実現されてもよい。
画像再構成装置51、画像処理装置53、及びシステム制御回路59、画像発生回路55は、コンソール50内の単一の基板に集約されても良いし、複数の基板に分散して実装されてもよい。また、画像発生回路55は、画像再構成装置51、画像処理装置53、またはシステム制御回路59等に、組み込まれてもよい。
主記憶回路57は、種々の情報を記憶するHDDやSSD、集積回路記憶装置等の記憶装置である。また、主記憶回路57は、CD−ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等であっても良い。主記憶回路57は、画像再構成装置51で再構成された再構成画像(ボリュームデータ)、画像処理装置53で画像処理された医用画像を記憶する。また、主記憶回路57は、画像発生回路55により発生された各種画像、被検体Sに対するスキャン計画を記憶する。スキャン計画は、例えば、図示していないインターフェースとネットワークを介して、放射線科情報システム(Radiology Information System:RIS)から送信される。
主記憶回路57は、本実施形態に係るX線CT撮影に関する制御プログラム、被検体Sに対するX線CT撮影に関する撮影範囲の設定に係るプログラム(撮影範囲設定プログラム)等を記憶する。以下、説明の便宜上、設定回路61で設定される撮影範囲は、Z方向またはY方向に垂直な平面上で規定され、長方形または正方形の形状を有するものとする。なお、撮影範囲は、上記平面に加えてY方向に垂直な平面で規定されてもよい。
主記憶回路57は、被検体Sに関する模範的(理想的)な体動を時系列的に示す複数の模範体動画像(マスタ映像)を記憶する。複数の模範体動画像は、例えば、病院で予め酔いされた理想体動の見本となる動画である。主記憶回路57は、撮影範囲の設定に関する所定の幅ののりしろ、すなわちマージン(margin:余地)を記憶する。所定の幅ののりしろは、撮影範囲において、Z方向に垂直な2辺にそれぞれ隣接する。のりしろは、撮影範囲を過小評価しないために設けられる。また、主記憶回路57は、X線CT撮影における実際の撮影可能範囲(以下、実測範囲と呼ぶ)を記憶する。主記憶回路57は、被検体体動画像の周囲に所定の幅で設定され、被検体Sの体動の許容範囲を示す体動許容範囲を記憶する。
システム制御回路59は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU等の処理装置(プロセッサ)とROMやRAM等の記憶装置(メモリ)とを有する。システム制御回路59は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置1の中枢として機能する。具体的には、システム制御回路59は、主記憶回路57に記憶されている制御プログラムを読み出してメモリ上に展開し、展開された制御プログラムに従ってX線コンピュータ断層撮影装置1の各部を制御する。システム制御回路59は、入力機器63を介して入力された各種指令、および情報入力に従って、各種装置および各種回路を制御する。例えば、システム制御回路59は、設定回路61により設定された撮影範囲でX線CT撮影を実行するために、架台装置10等を制御する。
設定回路61は、体動データに基づいて、架台本体11によるX線CT撮影(スキャン)に関する撮影範囲を設定する。具体的には、設定回路61は、まず、実測範囲に対する事前体動画像の表示範囲の比率(例えば、縮尺比)に基づいて、第1ディスプレイ65に表示される実測範囲を設定する。このとき、実測範囲には、Y方向に沿った所定の幅ののりしろを有する。設定回路61は、実測範囲を第1ディスプレイ65に出力する。
次いで、設定回路61は、実測範囲に対する操作者の指示により、撮影範囲を設定する。このとき、操作者の指示は、入力機器63を介して入力される。設定回路61は、例えば、第1ディスプレイ65に表示されたX軸に平行な2つの線分(撮影範囲設定用カーソル)を、入力機器63を介してY方向に対応する方向に移動させることにより、撮影範囲を設定する。このとき、実測範囲におけるのりしろの領域は、縮小される。すなわち、被検体の体動に合わせて、のりしろが最小となるように、撮影範囲が設定される。設定回路61は、設定した撮影範囲を、システム制御回路59および架台制御回路25に出力する。なお、設定回路61は、設定した撮影範囲において、被検体Sの非撮影部位を設定する。設定回路61は、設定した被撮影部位をシステム制御回路59および架台制御回路25に出力する。
設定回路61は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU等の処理装置(プロセッサ)とROMやRAM等の記憶装置(メモリ)とを有する。また、設定回路61は、ASICやFPGA、CPLD、SPLDにより実現されてもよい。なお、設定回路61は、システム制御回路59等に組み込まれてもよい。
入力機器63は、操作者からの各種指令や情報入力等を受け付ける。入力機器63としては、キーボードやマウス、各種スイッチ等が利用可能である。入力機器63は、操作者により入力された各種指令、および情報入力を、システム制御回路59に出力する。なお、入力機器63は、コンソール50に設けられてもよいし、架台装置10に設けられてもよい。架台装置10に設けられた入力機器は、操作者により入力された各種指令や情報入力等を、架台制御回路25に出力する。
第1ディスプレイ65は、事前体動画像または被検体体動画像を、体動許容範囲とともに、時系列に沿って表示(動画表示)する。図2は、静止状態における被検体体動画像と、体動許容範囲BMPとを示す図である。図2における被検体体動画像SBMXは、第1カメラ43により被検体Sを撮影することによって発生された体動データに対応する。図2における被検体体動画像SBMZは、第3カメラにより被検体Sを撮影することにより発生された体動データに対応する。
第1ディスプレイ65は、撮影範囲の設定時において、事前体動画像と、実測範囲と、設定された撮影範囲とを表示(動画表示)する。図3は、撮影範囲の設定時において、第1ディスプレイ65に表示される事前体動画像AIと、実測範囲SAと、設定された撮影範囲SIAとの一例を示す図である。図3に示す撮影範囲を示す下端線Ldおよび上端線Lu(撮影範囲設定用カーソル)は、入力機器63を介した操作者の指示により、適宜調整可能である。下端線Ldと上端線Luとは、例えば、X方向またはZ方向に平行であって撮影範囲のY方向における上端と下端とを規定するための直線である。入力機器63を介した操作者の指示により下端線Ldと上端線Luとが決定されると、設定回路61は、撮影範囲を決定する。撮影範囲は、事前体動画像における体動領域に基づいて設定されてもよい。
第1ディスプレイ65は、X線CT撮影中における被検体体動画像と模範体動画像とを、時系列に沿って、リアルタイムに表示(動画表示)する。図4は、X線CT撮影中において、第1ディスプレイ65に並列されて表示される被検体体動画像PMIと、模範体動画像MMIと、撮影範囲SIAとを示す図である。このとき、図4における被検体体動画像PMIと模範体動画像MMIとの時相は同一である。
なお、第1ディスプレイ65は、被検体Sに対するX線CT撮影中において、重畳画像を、時系列に沿って、リアルタイムに表示(動画表示)してもよい。図5は、X線CT撮影中において、第1ディスプレイ65に表示される重畳画像と、撮影範囲SIAとを示す図である。図5における重畳画像は、被検体体動画像PMIに模範体動画像MMIが重畳された画像である。
なお、体動撮影装置として第1乃至第3カメラが設けられている場合、第1乃至第3カメラの撮影方向にそれぞれ対応する3つの事前体動画像と撮影範囲等とが、第1ディスプレイ65に表示(動画表示)されてもよい。このとき、第1乃至第3カメラ各々における体動データ収集回路は、被検体に対して異なる複数の方向各々に対応する体動データを収集する。このとき、画像発生回路55は、異なる3方向にそれぞれ対応する被検体体動画像に基づいて、被検体を3次元的な立体体動画像(例えば、サーフェイスレンダリング画像に相当する画像)を発生してもよい。
図6は、撮影範囲の設定時において、第1ディスプレイ65に表示されるX方向事前体動画像AIXと、Y方向事前体動画像AIYと、Z方向事前体動画像AIZと、設定された撮影範囲SIAとの一例を示す図である。このとき、操作者は、撮影される方向に応じて、撮影範囲を規定する複数の線(撮影範囲設定用カーソル)を、入力機器63を介したカーソルの操作により調整する。これにより、3次元的な撮影範囲が設定される。このとき、第1ディスプレイ65は、3次元的な立体体動画像を表示(動画表示)してもよい。また、第1ディスプレイ65は、被検体に対するスキャン中において、被検体体動画像と模範体動画像とを、時系列に沿って、かつ撮影方向に応じて表示してもよい。
図4乃至図6に示すように、操作者は、第1ディスプレイ65に動画表示された被検体体動画像PMIと模範体動画像MMIとを目視することで、両者の体動のずれを確認することができる。また、操作者は、第1ディスプレイ65に動画表示された被検体体動画像PMIと撮影範囲SIAとを目視することで、被検体Sの体動が、撮影範囲に含まれているか否かを目視することができる。また、図示していないが、第1ディスプレイ65は、被検体Sに対するX線CT撮影中において、被検体体動画像の周囲に体動許容範囲を動画表示してもよい。このとき、操作者は、第1ディスプレイ65を目視することで、被検体Sの体動が体動許容範囲内に含まれているか、すなわち理想的な体動をしているか否かを確認することができる。
第1ディスプレイ65は、被検体Sの被撮影部位が撮影範囲または体動許容範囲から外れたことに応答して、所定の警告を表示する。また、第1ディスプレイ65は、模範体動画像に対する被検体Sの体動の再現性が低下した場合、所定の警告を表示する。模範体動画像に対する被検体Sの体動の再現性とは、例えば、同一時相における被検体体動画像と模範体動画像とにおける被撮影部位の体動の差異により規定される。すなわち、第1ディスプレイ65は、被検体体動画像と模範体動画像とにおいて、被撮影部位の体動の差が所定の距離または所定の時間だけずれていた場合、所定の警告を出力する。なお、所定の警告は、図示していないスピーカ等により、警告音として出力されてもよい。
第2ディスプレイ(被検体用インターフェース(I/F))67は、体動している被検体Sが視認可能な位置に設けられる。第2ディスプレイ67は、例えば、架台装置10が設置されるCT検査室の壁面に設けられる。なお、第2ディスプレイ67は、架台本体11の外装に設けられてもよい。第2ディスプレイ67は、第1ディスプレイ65と同様に、事前体動画像または被検体体動画像を、体動許容範囲とともに、時系列に沿って表示(動画表示)する。
また、第2ディスプレイ67は、撮影範囲の設定時において、事前体動画像と、実測範囲と、設定された撮影範囲とを表示する。第2ディスプレイ67は、X線CT撮影中における被検体体動画像と模範体動画像とを、時系列に沿って、リアルタイムに表示する。なお、第2ディスプレイ67は、X線CT撮影中において、重畳画像を、時系列に沿って、リアルタイムに表示(動画表示)してもよい。
被検体Sは、第2ディスプレイ67に表示された被検体体動画像と模範体動画像とを目視することで、両者の体動のずれを確認することができる。また、被検体Sは、第2ディスプレイ67に表示された被検体体動画像と撮影範囲とを目視することで、被検体S自身の体動が、撮影範囲に含まれているか否かを目視することができる。
また、図示していないが、第2ディスプレイ67は、被検体Sに対するX線CT撮影中において、被検体体動画像の周囲に体動許容範囲を表示してもよい。このとき、被検体Sは、第2ディスプレイ67を目視することで、被検体S自身の体動が体動許容範囲内に含まれているか、すなわち理想的な体動をしているか否かを確認することができる。被検体Sは、第2ディスプレイ67に表示された自身の体動画像(被検体体動画像)と模範体動画像とを参照して、自身の体動の再現性および姿勢の維持を行うことができる。
第1ディスプレイ65および第2ディスプレイ67は、2次元のCT画像や表示画像等の種々の情報を表示する。第1ディスプレイ65および第2ディスプレイ67としては、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイが適宜利用可能である。
(架台装置制御機能)
架台装置制御機能とは、体動データ収集回路431、451により収集された体動データに基づいて撮影範囲を設定し、スキャン中において体動データによる体動範囲が撮影範囲から外れた場合、スキャンを停止する機能である。以下、架台装置制御機能に関する処理を架台装置制御処理とよぶ。
架台制御回路25は、被検体Sに対するスキャン中において体動データにおける体動範囲が撮影範囲から外れた場合、スキャンを停止するために架台本体11を制御する。具体的には、架台制御回路25は、体動範囲が撮影範囲から外れた場合、スキャン中におけるX線の発生を停止するために高電圧発生器39を制御し、かつ鉛直方向における架台本体11の移動を停止するために架台駆動装置31を制御する。
例えば、架台制御回路25は、模範体動画像に関する模範体動データに対する体動データのずれを時系列に沿って検出し、検出したずれが所定の範囲外に位置する場合、スキャンを停止するために架台装置10を制御する。具体的には、架台制御回路25は、時系列に沿って、模範体動画像と被検体体動画像とのずれを検出する。なお、ずれの検出は、システム制御回路59、または画像発生回路55により検出されてもよい。
次いで、架台制御回路25は、主記憶回路57、または自身のメモリに記憶された所定の範囲(例えば体動許容範囲)とずれとを比較することにより、検出したずれが所定の範囲外に位置するか否かを判定する。なお、上記判定は、システム制御回路59等の他の回路、またはコンソール50に実装された独立の判定回路により実行されてもよい。架台制御回路25は、検出したずれが所定の範囲外に位置する場合、スキャンを停止するために架台装置10を制御する。
体動範囲が撮影範囲から外れた場合、および検出したずれが所定の範囲外に位置する場合、システム制御回路59または架台制御回路25は、所定の警告を表示するために、第1ディスプレイ65および第2ディスプレイ67を制御する。
図7は、架台装置制御処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
被検体Sの体動(および/または静止姿勢)を撮影することにより、時系列に沿った被検体の体動データが、体動データ収集回路431、451により収集される(ステップSa1)。体動データに基づいて、時系列に沿った被検体体動画像が、画像発生回路55により発生される(ステップSa2)。被検体体動画像は、時系列に沿って実測範囲とともに第1ディスプレイ65に表示(動画表示)される(ステップSa3)。なお、被検体体動画像は、時系列に沿って実測範囲とともに第2ディスプレイ67に表示(動画表示)されてもよい。
第1ディスプレイ65に表示された被検体体動画像に対して、撮影範囲を規定する上端線Luおよび下端線Ld(撮影範囲設定用カーソル)を、入力機器63を介した操作者の操作により移動させることで、撮影範囲が設定される(ステップSa4)。設定された撮影範囲においてX線CT撮影を実行するために、架台制御回路25による制御のもとで、架台本体11が移動される。撮影範囲へ架台本体11が到達したことと、被検体Sの体動開始とを契機として、被検体Sの被撮影部位に対してX線CT撮影が実行される(ステップSa5)。
第1ディスプレイ65と、第2ディスプレイ67とに、被検体体動画像と模範体動画像とが表示(動画表示)される(ステップSa6)。被検体の体動および姿勢が所定の範囲内か否かが判定される(ステップSa7)。所定の範囲とは、体動許容範囲であって、被検体体動が画像の周囲に設けられる。被検体の体動および姿勢が所定の範囲内にない場合(ステップSa7のNo)、被検体Sに対するスキャンが停止(X線の曝射が停止)し、所定の警告が、第1ディスプレイ65と第2ディスプレイ67とに表示される(ステップSa8)。
入力機器63を介してスキャン再開の指示が入力される(ステップSa9)と、スキャンが再開される。被検体の体動および姿勢が所定の範囲内である場合、スキャンが終了されなければ(ステップSa10)、ステップSa6乃至ステップSa10が繰り返される。
以上に述べた構成によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置1によれば、被検体Sの実際の体動に合わせて撮影範囲を設定できるため、撮影範囲を最適化することができる。加えて、本X線コンピュータ断層撮影装置1によれば、スキャノ撮影が不要となり、被検体Sに対する不要な被曝を防止することができる。さらに、本X線コンピュータ断層撮影装置1によれば、理想的な体動を示す模範体動画像および体動許容範囲を第2ディスプレイ67を介して被検体Sに通知することができ、被検体Sの体動の再現性を向上させることができる。このため、本X線コンピュータ断層撮影装置1は、設定した撮影範囲の精度を向上させることができる。
また、本X線コンピュータ断層撮影装置1は、被検体Sの体動および姿勢が所定の範囲内にない場合、スキャンを停止することができる。また、スキャンの停止後、被検体Sの体動および姿勢が所定の範囲内に包含され、かつ操作者によるスキャンの再開指示を契機として、スキャンを再開することができる。これにより、被検体Sに対する不要な被曝を低減でき、かつ検査時間を短縮することができる。
加えて、本X線コンピュータ断層撮影装置1によれば、被検体Sに対する情報の通知手段が視覚的な手段(第2ディスプレイ67)であるため、モニタの配置により、被検体の向きを必然的に確定することができる。
(変形例)
本実施形態との相違は、被検体Sに装着させたモーションセンサを、体動撮影装置の代わりに用いることにある。以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合に行う。
図8は、本変形例に係るX線コンピュータ断層撮影装置2の構成を示す図である。図8に示すように、架台装置12の支柱13には、基準位置確定用の少なくとも2つのセンサ(以下、基準センサと呼ぶ)BSが設けられる。基準センサBSは、例えば、撮影可能範囲(実測範囲)SAの上限位置と、下限位置とに設けられる。
モーションセンサ69は、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ(角速度センサ)、位置センサおよび送信機等を有する。モーションセンサ69は、例えば、被検体Sの被撮影部位に装着される。例えば、被撮影部位が膝関節である場合、モーションセンサ69は、膝関節近傍に設けられる。X線CT撮影前およびスキャン中において、被検体Sの被撮影部位の体動データが収集される。
加速度センサは、例えば、直交3軸(X軸、Y軸、Z軸)に関する加速度を検出する。なお、加速度センサが検出する加速度の方向は、上記3方向に限定されない。ジャイロセンサは、例えば、直交3軸(X軸、Y軸、Z軸)に関する傾きを検出する。なお、ジャイロセンサが検出する傾きの方向は、上記3方向に限定されない。
位置センサ(変位センサとも呼ばれる)は、モーションセンサ69の位置を検出するセンサである。位置センサは、例えば、磁気式、光学式、超音波式など任意の方式のセンサであってもよい。送信機は、加速度センサが検知した加速度および加速度の方向(以下、加速度データと呼ぶ)と、ジャイロセンサが検出した傾きおよび傾きの方向(以下、傾きデータと呼ぶ)と、位置センサが検出した位置(以下、位置データと呼ぶ)とを、体動データ収集回路71に送信する。
体動データ収集回路71は、加速度データと傾きデータと位置データとに基づいて、被検体Sの体動データを時系列に沿って収集する。体動データとは、モーションセンサ69が装着された被検体Sの被撮影部位の位置の動きを示すデータである。体動データ収集回路71は、収集した体動データを、画像発生回路55に出力する。なお、モーションセンサ69と体動データ収集回路71とは、モーションキャプチャを実行可能な各種装置であってもよい
画像発生回路55は、体動データに基づいて、モーションセンサ69の移動軌跡を示す移動軌跡画像を発生する。例えば、画像発生回路55は、体動データに基づいて、移動軌跡に関するデータ(以下、移動軌跡データと呼ぶ)を発生する。画像発生回路55は、移動軌跡データに基づいて、モーションセンサ69の移動における上限と下限と(以下、上下限データとよぶ)を特定する。画像発生回路55は、移動軌跡画像と上下限データとを、設定回路61、第1ディスプレイ65に出力する。なお、画像発生回路55は、移動軌跡画像と上下限データとを、第2ディスプレイ67に出力してもよい。
なお、画像発生回路55 は、被検体モデルに移動軌跡を時系列に沿って重畳した画像を移動軌跡画像として発生してもよい。また、画像発生回路55は、本実施形態と本変形例とを組み合わせることにより、事前体動画像に移動機規制を重畳した画像を重畳画像として発生してもよい。
主記憶回路57は、例えば、身体的特徴(身長、体重、性別、年齢等)に応じて、複数の被検体モデルを記憶する。
設定回路61は、上下限データに基づいて、実測範囲に対する操作者の指示により撮影範囲を設定する。設定回路61は、例えば、第1ディスプレイ65に表示されたX軸に平行な2つの線分(撮影範囲を規定する上端線Luと下端線Ld:撮影範囲設定用カーソル)を入力機器63を介した操作者の操作によって移動させることにより、撮影範囲を設定する。設定回路61は、設定した撮影範囲を、システム制御回路59と架台制御回路25とに出力する。
設定回路61は、例えば、スキャン計画における被検体Sに関する患者情報(身長、体重、性別、年齢等など)に基づいて、移動軌跡画像に用いられる被検体モデルを設定してもよい。このとき、設定回路61は、設定した被検体モデルを画像発生回路55に出力する。
第1ディスプレイ65は、移動軌跡画像に、モーションセンサ69の移動における上限と下限とを重畳させて表示する。このとき、第1ディスプレイ65は、移動軌跡画像を体動許容範囲とともに、時系列に沿って表示する。図9は、移動軌跡画像(被検体モデルPMMIおよび移動軌跡ML)と、実測範囲SAと、撮影範囲SIAと、モーションセンサの移動範囲の上限を示す上限線ULと、モーションセンサの移動範囲の下限を示す下限線LLと、を示す図である。
図9に示すように、撮影範囲は、上限線ULと下限線LLとを含むように設定される。なお、図9では、被検体モデルに移動軌跡を時系列に沿って重畳した画像が、移動軌跡画像として第1ディスプレイ65に表示されているが、移動軌跡が移動軌跡画像として表示されてもよい。また、第1ディスプレイ65は、被検体Sに対するスキャン中において、移動軌跡画像と模範体動画像とを、撮影範囲とともに時系列に沿って表示(動画表示)する。
第2ディスプレイ67は、第1ディスプレイ65と同様に、移動軌跡画像を、体動許容範囲および撮影範囲とともに、時系列に沿って表示する。また、第2ディスプレイ67は、被検体Sに対するスキャン中において、移動軌跡画像と模範体動画像とを、撮影範囲とともに時系列に沿って表示(動画表示)する。
被検体Sは、第2ディスプレイ67に表示された移動軌跡画像と模範体動画像とを目視することで、両者の体動のずれを確認することができる。また、被検体Sは、第2ディスプレイ67に表示された移動軌跡画像と撮影範囲とを目視することで、被検体S自身の体動が、撮影範囲に含まれているか否かを目視することができる。
また、第2ディスプレイ67は、被検体Sに対するX線CT撮影中において、移動軌跡画像の周囲に体動許容範囲を表示してもよい。このとき、被検体Sは、第2ディスプレイ67を目視することで、被検体S自身の体動が体動許容範囲内に含まれているか、すなわち理想的な体動をしているか否かを確認することができる。すなわち、被検体Sは、第2ディスプレイ67に表示された自身の体動画像(移動軌跡画像)と模範体動画像とを参照して、自身の体動の再現性および姿勢の維持を行うことができる。
架台制御回路25は、被検体Sに対するスキャン中において、モーションセンサ69の移動軌跡が撮影範囲から外れた場合、スキャンを停止するために架台本体11を制御する。具体的には、架台制御回路25は、移動軌跡が撮影範囲から外れた場合、スキャン中におけるX線の発生を停止するために高電圧発生器39を制御し、かつ鉛直方向における架台本体11の移動を停止するために架台駆動装置31を制御する。また、移動軌跡が撮影範囲から外れた場合、システム制御回路59または架台制御回路25は、所定の警告を表示するために、第1ディスプレイ65および第2ディスプレイ67を制御する。
(架台装置制御機能)
図10は、本変形例に係る架台装置制御処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
モーションセンサ69により、時系列に沿った被検体の体動データが、体動データ収集回路により収集される(ステップSb1)。体動データに基づいて、時系列に沿った移動軌跡画像が、画像発生回路55により発生される(ステップSb2)。移動軌跡画像は、時系列に沿って実測範囲とともに第1ディスプレイ65に表示(動画表示)される(ステップSb3)。なお、移動軌跡画像は、時系列に沿って実測範囲とともに第2ディスプレイ67に表示(動画表示)されてもよい。
第1ディスプレイ65に表示された移動軌跡画像に対して、撮影範囲を規定する上端線Luおよび下端線Ld(撮影範囲設定用カーソル)を、入力機器63を介した操作者の操作により移動させることで、撮影範囲が設定される(ステップSb4)。設定された撮影範囲においてX線CT撮影を実行するために、架台制御回路25による制御のもとで、架台本体11が移動される。撮影範囲へ架台本体11が到達したことと、被検体Sの体動開始とを契機として、被検体Sの被撮影部位に対してX線CT撮影が実行される(ステップSb5)。
第1ディスプレイ65と、第2ディスプレイ67とに、移動軌跡画像と模範体動画像とが表示(動画表示)される(ステップSb6)。モーションセンサ69の移動軌跡が所定の範囲内か否かが判定される(ステップSb7)。移動軌跡が撮影所定内にない場合(ステップSb7のNo)、被検体Sに対するスキャンが停止(X線の曝射が停止)し、所定の警告が、第1ディスプレイ65と第2ディスプレイ67とに表示される(ステップSb8)。
入力機器63を介してスキャン再開の指示が入力される(ステップSb9)と、スキャンが再開される。移動軌跡が所定の範囲内である場合、スキャンが終了されなければ(ステップSb10)、ステップSb6乃至ステップSb10が繰り返される。
以上に述べた構成によれば、以下のような効果を奏する。
本変形例に係るX線コンピュータ断層撮影装置2によれば、被検体Sの実際の体動に合わせて撮影範囲を設定できるため、撮影範囲を最適化することができる。加えて、本X線コンピュータ断層撮影装置2によれば、スキャノ撮影が不要となり、被検体Sに対する不要な被曝を防止することができる。さらに、本X線コンピュータ断層撮影装置2によれば、理想的な体動を示す模範体動画像および移動軌跡画像を第2ディスプレイ67を介して被検体Sに通知することができ、被検体Sの体動の再現性を向上させることができる。このため、本X線コンピュータ断層撮影装置2は、設定した撮影範囲の精度を向上させることができる。
また、本X線コンピュータ断層撮影装置2は、モーションセンサ69の移動軌跡が撮影範囲内にない場合、スキャンを停止することができる。また、スキャンの停止後、操作者によるスキャンの再開指示を契機として、スキャンを再開することができる。これにより、被検体Sに対する不要な被曝を低減でき、かつ検査時間を短縮することができる。
加えて、本X線コンピュータ断層撮影装置2によれば、被検体Sに対する情報の通知手段が視覚的な手段(第2ディスプレイ67)であるため、モニタの配置により、被検体の向きを必然的に確定することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、2…X線コンピュータ断層撮影装置、10、12…架台装置、11…架台本体、13…支柱、15…開口、17…X線管、19…X線検出器、21…回転フレーム、23…回転駆動装置、25…架台制御回路、31…架台駆動装置、39…高電圧発生器、41…データ収集回路、43…第1カメラ、45…第2カメラ、50…コンソール、51…画像再構成装置、53…画像処理装置、55…画像発生回路、57…主記憶回路、59…システム制御回路、61…設定回路、63…入力機器、65…第1ディスプレイ、67…第2ディスプレイ、69…モーションセンサ、71、431、451…体動データ収集回路、511…前処理部、513…投影データ記憶部、515…再構成演算部、A1、A2…画角、R1…中心軸、R2…水平軸。

Claims (12)

  1. 立位状態または座位状態の被検体をスキャン可能な架台と、
    前記被検体の体動データを時系列に沿って収集する体動データ収集回路と、
    前記体動データに基づいて、前記架台によるスキャンにおいて前記被検体の撮影範囲を設定する設定回路と、
    前記被検体に対するスキャン中において前記体動データにおける体動範囲が前記撮影範囲から外れた場合、前記スキャンを停止するために前記架台を制御する架台制御回路と、
    を具備するX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記架台制御回路は、前記スキャン中において、前記体動範囲が前記撮影範囲から外れた場合、前記スキャン中におけるX線の発生を停止し、かつ鉛直方向における前記架台の移動を停止する請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記架台制御回路は、前記被検体に関する模範的な体動を時系列的に示す模範体動データに対する前記体動データのずれを検出し、前記ずれが所定の範囲外に位置する場合、前記スキャンを停止するために前記架台を制御する請求項1または2に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記被検体に関する模範的な体動を時系列的に示す複数の模範体動画像を記憶する記憶回路と、
    前記スキャン中に収集された前記体動データに基づいて、前記被検体の体動を時系列的に示す複数の被検体体動画像を発生する画像発生回路と、
    前記スキャン中において、前記被検体体動画像と前記模範体動画像とを前記時系列に沿って表示するディスプレイと、
    をさらに具備する請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 前記ディスプレイは、前記被検体体動画像と前記模範体動画像とを前記時系列に沿って並列させて表示する請求項4に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 前記画像発生回路は、前記被検体体動画像に前記模範体動画像を前記時系列に沿ってそれぞれ重畳させた複数の重畳画像を発生し、
    前記ディスプレイは、前記重畳画像を前記時系列に沿って表示する請求項4に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. 前記ディスプレイは、前記スキャンの停止に応答して、所定の警告を表示する請求項4乃至6のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  8. 前記ディスプレイは、前記被検体が視認可能な位置と、操作者が視認可能な位置とにそれぞれ設けられる請求項4乃至7のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  9. 前記ディスプレイは、前記スキャン中において、前記被検体体動画像の周囲に前記スキャンの停止の有無を判定するための体動許容範囲を表示する請求項4乃至8のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  10. 前記体動データ収集回路は、前記被検体に対して異なる複数の方向各々に対応する前記体動データを収集し、
    前記記憶回路は、前記方向各々に対応する前記模範体動画像を記憶し、
    前記画像発生回路は、前記方向各々に対応する前記被検体体動画像を発生し、
    前記ディスプレイは、前記スキャン中において、前記被検体体動画像と前記模範体動画像とを、前記時系列に沿って、かつ前記方向に応じて表示する請求項4乃至9のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  11. 前記体動データ収集回路は、前記被検体を撮影するカメラに搭載、または前記被検体に装着されたモーションセンサに接続されている請求項1乃至10のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  12. 前記設定回路は、前記被検体の体動に関する前記モーションセンサの軌跡に基づいて、前記撮影範囲を設定する請求項11に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
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