JP2018049916A - 光源システム及び車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】故障が発生する前に駆動対象のレーザ素子を他のレーザ素子に切り替えることが可能な高信頼性の光源システム及び車両用灯具を提供する。【解決手段】駆動回路によって駆動対象とされたレーザ素子LE1又はLE2からの出力光LOの経時変化又はレーザ素子LE1の駆動電流の経時変化に基づいて、レーザ素子LE1又はLE2の光学損傷の発生を予測する故障予測回路43を有し、故障予測回路43によってレーザ素子LE1又はLE2の光学損傷の発生が予測された場合、駆動回路は、他のレーザ素子を駆動対象とする。【選択図】図2

Description

本発明は、半導体レーザを含む光源システム及び車両用灯具に関する。
半導体レーザは、種々の用途に用いられる光源であり、近年では投光器や車両用ヘッドラップなどの照明用途にも用いられている。例えば、照明用の光源として半導体レーザを用いる場合、半導体レーザからの出射光を蛍光体に入射させることで、所望の波長(発光色)の光が照明光として外部に取り出される。例えば、特許文献1には、半導体レーザなどの励起光源と、蛍光体を含む光変換部材とを含む発光装置が開示されている。
特許5155555号
半導体レーザは、小型かつ高出力な光源である一方で、突発的な光出射端面の光学損傷であるCOD(Catastrophic Optical Damage)を起こすことで知られている。半導体レーザを光源として用いる場合、このCODの発生を考慮したシステム構成が求められる。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、半導体レーザ光源の動作を監視してCODなどの故障の発生を予測し、故障が発生する前に駆動対象のレーザ素子を他のレーザ素子に切り替えることが可能な高信頼性の光源システム及び車両用灯具を提供することを目的としている。
本発明による光源システムは、複数の半導体レーザ素子を含むレーザ光源を有する光源装置と、複数の半導体レーザ素子のうちの1の半導体レーザ素子を駆動対象とし、1の半導体レーザ素子を、一定の光出力に保つ定出力駆動モードで駆動する駆動回路と、駆動回路による1の半導体レーザ素子の駆動電流Iopの経時変化Iop(t)について、1の半導体レーザ素子の駆動開始時の駆動電流値をIc、定数をk、時間をt、指数をαとして、
Figure 2018049916
に示す式に従って経時変化したと判定し、式(1)の指数αが、α>1であり、かつdα/dt>0を満たす変化状態が所定時間続いた場合に、1の半導体レーザ素子における光学損傷の発生を予測する故障予測回路と、を有し、故障予測回路によって1の半導体レーザ素子の光学損傷の発生が予測された場合、駆動回路は、複数の半導体レーザ素子のうちの他の半導体レーザ素子を駆動対象とすることを特徴としている。
また、本発明による光源システムは、複数の半導体レーザ素子を含むレーザ光源を有する光源装置と、複数の半導体レーザ素子のうちの1の半導体レーザ素子を駆動対象とし、1の半導体レーザ素子を、一定の駆動電流に保つ定電流駆動モードで駆動する駆動回路と、1の半導体レーザ素子の光出力Poutの経時変化Pout(t)について、1の半導体レーザ素子の駆動開始時の光出力をP0、定数をk、時間をt、指数をαとして、
Figure 2018049916
に示す式に従って経時変化したと判定し、式(2)の指数αが、α>1であり、かつdα/dt>0を満たす変化状態が所定時間続いた場合に、1の半導体レーザ素子における光学損傷の発生を予測する故障予測回路と、を有し、故障予測回路によって1の半導体レーザ素子の光学損傷の発生が予測された場合、駆動回路は、複数の半導体レーザ素子のうちの他の半導体レーザ素子を駆動対象とすることを特徴としている。
また、本発明による光源システムは、互いに光学的に結合されかつ並置された複数の半導体レーザ素子を含むレーザ光源と、レーザ光源からのレーザ光の波長を変換する波長変換装置と、を有する光源装置と、複数の半導体レーザ素子のうちの1の半導体レーザ素子を駆動対象とし、1の半導体レーザ素子を、一定の駆動電流に保つ定電流駆動モードで駆動する駆動回路と、1の半導体レーザ素子又は波長変換装置の光出力Poutの経時変化Pout(t)について、1の半導体レーザ素子又は波長変換装置の駆動開始時の光出力をP0、定数をk、時間をt、指数をαとして、
Figure 2018049916
に示す式に従って経時変化したと判定し、数式(2)の指数αが、α>1であり、かつdα/dt>0を満たす変化状態が所定時間続いた場合に、1の半導体レーザ素子における光学損傷の発生を予測する故障予測回路と、を有し、故障予測回路によって1の半導体レーザ素子の光学損傷の発生が予測された場合、駆動回路は、複数の半導体レーザ素子のうちの他の半導体レーザ素子を駆動対象とすることを特徴としている。
実施例1に係る光源システムの構成を模式的に示す図である。 (a)は、実施例1に係る光源システムにおけるレーザ光源の模式的な斜視図であり、(b)は、制御回路の構成を示すブロック図である。 (a)及び(b)は、実施例1に係る光源システムの故障予測回路がCODの発生を判定する際に用いる指数関数モデルを模式的に示す図である。 (a)及び(b)は、実施例1に係る光源システムの故障予測回路がCODの発生を判定する際に用いる指数関数モデルを模式的に示す図である。 実施例1の変形例に係る光源システムにおけるレーザ光源の模式的な斜視図である。
以下、本発明の実施例について詳細に説明する。
図1は、実施例1に係る光源システム10の構成を模式的に示す図である。光源システム10は、光源装置20、光源装置20を駆動する駆動回路30及び駆動回路30の駆動制御を行う制御回路40を含む。光源システム10は、例えば、車両用灯具を構成する。光源システム10は、例えば自動車用のヘッドランプシステムを構成する。
本実施例においては、光源装置20は、レーザ光L1を生成及び出射するレーザ光源21と、レーザ光L1の波長を変換して波長変換光L2を生成する波長変換装置22と、波長変換光L2を成形して成形光L3を生成するレンズ23とを含む。本実施例においては、光源装置20は、レーザ光源21、波長変換装置22及びレンズ23を収容する筐体24を有する。また、光源装置20からは、レンズ23によって成形された成形光L3が外部に取り出される。すなわち、レンズ23は成形光L3である成形された波長変換光L2を外部に出力する。
駆動回路30は、レーザ光源21を駆動する。具体的には、駆動回路30は、レーザ光源21を駆動する駆動電流(駆動信号)DCを生成する。レーザ光源21は、駆動回路30によって印加された駆動電流によって駆動される(発光動作を行う)。
制御回路40は、レーザ光源21又は波長変換装置22からの出力光LO(レーザ光L1又は波長変換光L2)と、駆動回路30によって生成されたレーザ光源21の駆動電流DCとを監視し、これらの監視結果に基づいて駆動回路30によるレーザ光源21の駆動の制御を行う。
図2(a)は、レーザ光源21の模式的な斜視図である。レーザ光源21は、パッケージ(図示せず)内に収容された複数の半導体レーザ素子(本実施例においては2つの半導体レーザ素子LE1及びLE2)を含む。本実施例においては、レーザ光源21は、互いに光学的に結合され、互いに並置された複数の半導体レーザ素子(第1及び第2の半導体レーザ素子)LE1及びLE2を含む。
より具体的には、レーザ光源21は、半導体レーザ素子(以下、単にレーザ素子と称する)LE1及びLE2に共通の搭載基板51及び半導体構造層52を有する。半導体構造層52は、搭載基板51上に形成され、互いに対向する端面ES1及びES2によって共振器を構成する。本実施例においては、レーザ光源21は、端面ES1をレーザ光L1の出射面とし、端面ES1が波長変換装置22及びレンズ23の入射面に対向するように配置されている。なお、端面ES1及びES2には、それぞれ所望の反射率を得るために反射鏡(図示せず)が形成されていてもよい。
本実施例においては、搭載基板51は、n型の導電型(第1の導電型)を有する半導体基板である。また、半導体構造層52は、搭載基板51上に、n型半導体層52A、発光層52B及びp型(第2の導電型)半導体層52Cがこの順で順次積層された構造を有する。
また、レーザ光源21は、レーザ素子LE1及びLE2の各々に対応し、半導体構造層52の上面に形成されて対向する端面ES1及びES2間にストライプ状に延びる複数のリッジ部(第1及び第2のリッジ部)54A及び54Bを有する。本実施例においては、リッジ部54A及び54Bは、p型半導体層52Cの上面に形成され、端面ES1及びES2間に延びる2つのストライプ状の凸部である。
リッジ部54A及び54Bは、間隔Wで互いに離間して平行に形成されている。なお、リッジ部54A及び54Bの延在方向、すなわち端面ES1及びES2の対向方向は、レーザ素子LE1及びLE2における共振器長方向(光の共振方向)RDである。
また、リッジ部54A及び54Bを除く半導体構造層52の上面上には、絶縁層53が形成されている。また、レーザ光源21は、それぞれリッジ部54A及び54B上に形成され、レーザ素子LE1及びLE2に対応する個別電極55A及び55Bと、搭載基板51上に形成され、レーザ素子LE1及びLE2に共通の共通電極56とを有する。本実施例においては、個別電極55A及び55Bはそれぞれp電極であり、共通電極56はn電極である。
個別電極55A及び55Bは、互いに離間しており、互いに絶縁されている。従って、個別電極55A及び共通電極56間に電流を印加するか、又は個別電極55B及び共通電極56間に電流を印加するかに応じて、レーザ素子LE1及びLE2は、それぞれ独立して発光動作を行うように構成されている。このように、レーザ光源21は、独立して駆動されることが可能な2つのレーザ素子LE1及びLE2を含む。
また、駆動回路30は、レーザ素子LE1及びLE2のうちの1のレーザ素子を駆動対象とし、当該駆動対象のレーザ素子を駆動するように構成されている。また、駆動回路30は、駆動対象素子を、一定の光出力に保つ駆動モードである定出力駆動モード(APC(Automatic Power Control)モード)で駆動するか、又は一定の駆動電流値で駆動する駆動モードである定電流駆動モード(ACC(Automatic Current Control)モード)で駆動するように構成されている。
なお、定出力駆動モードは、例えばレーザ光源21からの出力光LOの光出力を一定に保つように駆動電流を増減させる駆動モードである。また、定電流駆動モードは、駆動電流DCを一定に保つ駆動モードである。また、本実施例においては、駆動回路30の駆動対象の選択及び駆動モードの選択は、後述するように制御回路40からの制御信号CSによって行われる。
なお、リッジ部54A及び54B間の間隔Wは、140μm以下である。間隔Wを140μm以下とすることで、レンズ23をレーザ素子LE1及びLE2で共用することができる。すなわち、レーザ素子LE1及びLE2のいずれからのレーザ光L1であっても1つのレンズ23を用いて同様の配光形状に成形することができる。従って、光源システム10が小型化される。
本実施例においては、レーザ光源21は、GaN系半導体材料からなる。搭載基板51は、例えばGaNの組成を有する。半導体構造層52は、例えばAlxInyGa1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)の組成を有する。
なお、波長変換装置22は、例えばイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)からなる蛍光体を含有する蛍光体プレートである。すなわち、本実施例においては、レーザ光源21から出射されるレーザ光L1は青色光である。また、波長変換装置22から出射される波長変換光L2は、レーザ光L1である青色光と、レーザ光の蛍光体への入射によって生成された黄色光との混色により生成された白色光である。
図2(b)は、制御回路40の構成を示すブロック図である。制御回路40は、レーザ光源21又は波長変換装置22からの出力光LO(レーザ光L1又は波長変換光L2)を監視する出力光監視回路41と、駆動回路42によって生成されたレーザ光源21の駆動電流DCを監視する駆動電流監視回路42とを有する。出力光監視回路41は、例えば光検出器を含む。駆動電流監視回路42は、例えば電流計を含む。
また、制御回路40は、出力光LOの経時変化及び駆動電流DCの経時変化に基づいて、レーザ素子LE1又はLE2の光学損傷であるCOD(Catastrophic Optical Damage)を予測する故障予測回路43を有する。故障予測回路43は、出力光LOの光出力の経時変化及び/又は駆動電流DCの電流値の経時変化に基づいて、駆動回路30によって駆動されているレーザ素子にCODが発生することを予測する。
また、制御回路40は、故障予測回路43による予測結果に基づいて、駆動回路30によるレーザ光源21の駆動の制御を行う駆動制御回路44を有する。駆動制御回路44は、レーザ光源21の駆動対象素子の制御(選択)を行う制御信号CSを生成し、駆動回路30に供給する。
具体的には、本実施例においては、レーザ光源21は、レーザ素子LE1及びLE2のいずれかを駆動対象の素子(現用素子)とし、他のレーザ素子を予備素子(待機素子)とする冗長構成を有する。例えば、駆動制御回路44は、故障予測回路43によって駆動対象のレーザ素子の故障が予測された場合、駆動回路30に対し、他のレーザ素子を駆動対象として選択して駆動させる制御を行う。
従って、故障予測回路43によって駆動対象のレーザ素子(例えばレーザ素子LE1)の光学損傷の発生が予測された場合、駆動回路30は、レーザ光源21内のレーザ素子LE1及びLE2のうちの他のレーザ素子(例えばレーザ素子LE2)を駆動対象として駆動する。
また、制御回路40は、故障予測回路43によって駆動対象素子にCODが発生することが予測されたことを示す情報を外部に通知する通知回路45を有する。例えば、通知回路45は、駆動されていたレーザ素子がCODの発生直前であり、他のレーザ素子が駆動対象素子となったこと、レーザ光源21の交換時期が近づいていることなどを外部(例えば自動車のドライバなど)に通知する。
なお、本実施例においては、駆動制御回路44は、レーザ光源21の駆動対象の切替制御に加え、駆動モードの切替制御を行う制御信号CSを駆動回路30に供給する。本実施例においては、駆動制御回路44は、駆動回路30に対し、選択したレーザ素子(駆動対象素子)を定出力駆動モード(APCモード)で駆動させるか、又は定電流駆動モード(ACCモード)で駆動させるかを指示する制御を行う。
また、駆動制御回路44は、駆動回路30に対し、レーザ光源21の初期の駆動対象素子(システム起動時の駆動対象素子)及び初期の駆動モード(システム起動時の駆動モード)を設定する制御を行う。例えば、駆動制御回路44は、駆動回路30に対し、初期駆動対象素子をレーザ素子LE1とし、初期駆動モードを定出力駆動モードとする制御を行うことができる。
次に、図3(a)及び(b)並びに図4(a)及び(b)を用いて、故障予測回路43による故障予測動作の詳細について説明する。まず、故障予測回路43は、レーザ光源21の駆動モードに応じて異なる予測基準を有し、この予測基準に基づいた駆動対象素子の故障予測を行う。
[定出力駆動モード(APCモード)で駆動する場合]
まず、レーザ光源21内の駆動対象素子(本実施例においてはレーザ素子LE1及びLE2のうちの1つのレーザ素子)が定出力駆動モード(APCモード)で駆動している場合、すなわち駆動制御回路44によって駆動回路30が定出力駆動モードでの駆動を行っている場合、故障予測回路43は、駆動電流DCが加速度的に増加する場合に駆動対象の素子のCODの発生を予測する。
具体的には、故障予測回路43は、定出力駆動モードの場合、駆動対象素子の駆動電流値Iopの経時変化Iop(t)について、駆動対象素子の駆動開始時の駆動電流DCの電流値をIc、定数をk、時間をt、指数をαとして、以下の式(1)に従って経時変化したと判定する。
Figure 2018049916
そして、故障予測回路43は、所定の時間tを基準とした時間経過及び駆動電流値Iopの変化(Iop(t))を記録することで、指数αを求める。故障予測回路43は、この指数αが、α>1であり(予測条件1)、かつdα/dt>0を満たす変化状態が所定時間続いた(予測条件2)場合、駆動対象素子におけるCODの発生を予測する(すなわちCODが発生する直前であると判定する)。
なお、予測条件2については、例えば判定期間(上記の「所定期間」に対応する)を1時間として指数αの変化を小数点第1位まで算出した際にdα/dt>0の関係を満たす(例えば1時間以内に2回以上dα/dt>0となる)場合にCODの発生を予測することができる。また、この判定期間は、確実にCODの発生を予測すること(すなわち実際にCODが発生する前に上記判定を行うこと)を考慮すると、例えば0.1時間〜100時間の範囲内で設定されることが好ましい。
図3(a)は、式(1)における指数αの変化に応じた駆動電流値Iopの経時的な増加比を示す図である。例えば、α=0の場合、駆動電流Iopは増減しない。また、α=1の場合、駆動電流値Iopは線形的に増加する。しかし、αが1を超えると、駆動電流値Iopは指数関数的に増加していく。故障予測回路43は、駆動電流Iopの変化(Iop(t))を所定時間毎に記録することで式(1)の指数αを求め、求められた指数αに従って経時変化したことを判定し続ける。
図3(b)は、故障予測回路43によって判定された駆動電流値Iopの経時変化例をモデル化した図である。故障予測回路43は、例えば、駆動時間tが駆動開始から時間t1まではほとんど駆動電流値Iopに変化がなく(Iop(t)=Icの状態が続き)、この期間は式(1)で指数α=0の期間と近似した。この期間は予測条件1を満たしていないため、故障予測回路43はCODの発生を予測しない。
故障予測回路43は、時間t1以降も、所定時間毎に駆動電流値Iopの変化に基づいて指数αの近似及び電流値変化Iop(t)のモデル化を行っていく。そして、図3(b)に示す例では、時間t3以降、それ以前よりも短い間隔で駆動電流値Iopが指数関数的に増加していき、近似された指数αが徐々に増加していく。故障予測回路43は、t4のタイミングで、上記した予測条件1及び2の両方が満たされ、駆動対象素子にCODが発生することを予測判定する。
なお、時間t2〜t3の期間では、指数αはα=1.3と求められて予測条件1を満たすが、指数αは一定時間1.3の状態を維持する(dα/dt=0の状態が一定時間続く)ために予測条件2を満たさない。同様に、時間t3〜t4の期間でも、αが1.4であるので予測条件1を満たすが、指数αが1.4の状態が予測条件2の条件期間よりも長く維持されるために予測条件2を満たさない。従って、故障予測回路43は時間t2やt3のタイミングでは故障を予測しない。すなわち、故障予測回路43は、時間t2やt3のタイミングではまだCODの発生直前ではないと判定する。
なお、半導体レーザを定出力駆動モードで駆動する場合、半導体レーザの故障は、CODの他、熱暴走によっても生ずることが知られている。これに対し、本願の発明者は、熱暴走による素子の故障が所定の駆動電流値Ifで生ずることを見出した。具体的には、熱暴走によるレーザ素子の故障が発生する駆動電流値(熱暴走発生電流値)Ifは、レーザ素子(駆動対象素子)の特性温度をT0、熱抵抗をRth、電気抵抗(シリーズ抵抗)をRとすると、以下の式(3)で表すことができる。
Figure 2018049916
また、図3(b)に示すように、故障予測回路43を用いて上記したようなCODの発生予測を行う場合、この熱暴走が発生するタイミング(熱暴走が発生し得る駆動電流値Ifに達するタイミング)は、CODの予測タイミングよりも遅い。従って、故障予測回路43は、上記した予測条件1及び2に加え、駆動電流値Idが所定の電流値未満である(駆動電流値Id<熱暴走発生電流値If(予測条件3)を満たす)場合にCODの発生の予測を確定する。
これによって、CODの予測精度が向上し、より確実にCODの発生を予測することができる。これにより、故障予測回路43は、駆動電流値Iopが熱暴走発生電流値Ifに達するまで予測条件1及び2を満たさなかった場合、熱暴走による駆動対象素子の故障を予測することができる。
[定電流駆動モード(ACCモード)で駆動する場合]
次に、レーザ光源21の駆動対象素子が定電流駆動モード(ACCモード)で駆動している場合、すなわち駆動制御回路44によって駆動回路30が定電流駆動モードでの駆動を行っている場合、故障予測回路43は、出力光LOの光出力Poutが加速度的に低下する場合に駆動対象素子にCODが発生することを予測する。
具体的には、故障予測回路43は、定電流駆動モードの場合、駆動対象素子又は波長変換装置22の光出力Poutの経時変化Pout(t)について、駆動対象素子又は波長変換装置22の駆動開始時の光出力をP0、定数をk、時間をt、指数をαとして、以下の式(2)に従って経時変化したと判定する。
Figure 2018049916
そして、故障予測回路43は、所定の時間tを基準とした時間経過及び光出力Poutの変化(Pout(t))を記録することで、指数αを求める。故障予測回路43は、この指数αが、α>1であり(予測条件4)、かつdα/dt>0を満たす変化状態が所定時間続いた(予測条件5)場合、駆動対象素子におけるCODの発生を予測する(すなわちCODが発生する直前であると判定する)。
なお、予測条件5については、例えば判定期間(上記の「所定期間」に対応する)を1時間として指数αの変化を小数点第1位まで算出した際にdα/dt>0の関係を満たす(例えば1時間以内に2回以上dα/dt>0となる)場合にCODの発生を予測することができる。また、この判定期間は、確実にCODの発生を予測すること(すなわち実際にCODが発生する前に上記判定を行うこと)を考慮すると、例えば0.1時間〜100時間の範囲内で設定されることが好ましい。
図4(a)は、式(2)における指数αの変化に応じた光出力Poutの経時的な低下比を示す図である。例えば、α=1の場合、光出力Poutは線形的に低下する。しかし、αが1を超えると、光出力Poutは指数関数的に低下していく。故障予測回路43は、光出力Poutの変化(Pout(t))を所定時間毎に記録することで式(2)の指数αを求め、求められた指数αに従って経時変化したことを判定し続ける。
図4(b)は、故障予測回路43によって判定された光出力Poutの経時変化例をモデル化した図である。故障予測回路43は、例えば、駆動時間tが駆動開始から時間t1まではほとんど光出力Poutに変化がなく(Pout(t)=P0の状態が続き)、この期間は式(2)で指数α=0の期間と近似した。この期間は予測条件4を満たしていないため、故障予測回路43はCODの発生を予測しない。
故障予測回路43は、時間t1以降も、所定時間毎に光出力Poutの変化に基づいて指数αの近似及び光出力変化Pout(t)のモデル化を行っていく。そして、図4(b)に示す例では、時間t3以降、短い間隔で光出力Poutが指数関数的に低下していき、近似された指数αが増加していく。故障予測回路43は、t4のタイミングで、上記した予測条件4及び5の全てが満たされ、駆動対象素子にCODが発生することを予測する。
なお、故障予測回路43は、定出力駆動モードと同様に、予測条件4及び5の両方を満たさなければCODの発生を予測しない。また、定電流駆動モードでは、熱暴走による素子の故障は起こりにくい。従って、定電流モードでは予測条件4及び5によって高い精度でCODの発生を予測することができる。
なお、本実施例においては光源装置20が波長変換装置22及びレンズ23を有する場合について説明したが、光源装置20は波長変換装置22及びレンズ23を有する場合に限定されない。光源装置20はレーザ光源21を有していればよい。例えば、光源装置20は波長変換装置22を有さず、レーザ光源21及びレンズ23から構成されていてもよい。この場合、レンズ23はレーザ光L1を外部に出力すればよい。また、制御回路40の光出力監視回路41は、監視対象の光として、レーザ光源21からのレーザ光L1を監視すればよい。
このように、本実施例においては、光源システム10は、独立して駆動可能な複数の半導体レーザ素子LE1及びLE2を含むレーザ光源21と、複数の半導体レーザ素子LE1及びLE2のうちのいずれか1つのレーザ素子を駆動対象素子として駆動する駆動回路30と、駆動回路30による駆動対象素子の駆動電流DC又は駆動対象素子からの出力光LOの経時変化に基づいて駆動対象素子の光学損傷を予測し、当該予測に基づいて駆動回路30に対して駆動対象素子の切替制御を行う制御回路40と、を有する。
制御回路40の故障予測回路43は、駆動電流DC及び出力光LOの経時変化から、駆動対象素子にCODが発生する前にその予兆を判別する。従って、CODが実際に発生する前に、すなわち駆動中のレーザ素子が故障を起こす前に他の素子に駆動対象を切り替えることが可能となる。従って、例えば、突然の照明の消灯などを防ぐことが可能となる。
例えば、光源システム10を車両用灯具(例えばヘッドランプ)に用いる場合、レーザ光源21の突然の消灯は、交通事故に直結することが予想される。従って、光源システム10が複数のレーザ素子LE1及びLE2を有すること、また、故障予測回路43によってCODの予測を行い、駆動対象の素子をCODの発生前に切り替えることで、安全な車両の走行を提供することができる。従って、光源システム10を用いて車両用灯具を構成することが好ましい。
なお、本実施例のように、レーザ素子LE1及びLE2を互いに光学的に結合して並置する場合、駆動されていないレーザ素子(駆動対象素子がレーザ素子LE1の場合はレーザ素子LE2)を出力光監視回路41の受光素子として使用することができる。具体的には、レーザ素子LE1を駆動する場合、レーザ素子LE1からの出力光LOの一部がレーザ素子LE1に伝搬する。従って、レーザ素子LE2のp電極55B及びn電極56間の電流を検出(監視)することで、レーザ素子LE2を出力光監視回路41の光検出器として機能させることができる。
換言すれば、本実施例においては、出力光監視回路41は、レーザ光源21内の複数のレーザ素子LE1及びLE2のうちの駆動されていないレーザ素子を受光素子として使用して出力光LOを監視する。これによって、例えば、出力光監視回路41用に光検出器を設ける必要がなく、システム構成が単純化及び小型化される。
図5は、実施例1の変形例に係る光源システムにおける光源装置20Aのレーザ光源21Aの模式的な斜視図である。レーザ光源21Aは、レーザ光源21と同様に、互いに光学的に結合されかつ並置された複数のレーザ素子LE1及びLE2を有するが、その詳細な構成がレーザ光源21とは異なる。まず、レーザ光源21では、レーザ素子LE1及びLE2に共通の半導体構造層52を有する場合について説明したが、レーザ光源21Aはレーザ素子LE1及びLE2で別々の半導体構造層62及び72を有する。すなわち、レーザ光源21Aは、レーザ素子LE1及びLE2の各々に対応し、互いに対向する端面によって共振器を構成する複数の半導体構造層62及び72を有する。
また、レーザ光源21Aは、レーザ素子LE1及びLE2の各々に対応し、それぞれ半導体構造層62及び72の各々の上面に形成されて対向する端面間にストライプ状に延びるリッジ部64及び74を有する。また、半導体構造層62及び72の各々のリッジ部64及び74は、隣接するリッジ部との間の間隔が140μm以下となるように配置されている。
より詳細には、レーザ光源21Aは、搭載基板61上に、レーザ素子LE1として、半導体構造層62(n型半導体層62A、発光層62B及びp型半導体層62C)、絶縁層63、リッジ部64、p電極65及びn電極66が実装されている。本変形例においては、レーザ素子LE1上に、接合層67を介してレーザ素子LE2が形成されている。
具体的には、レーザ素子LE1上には、p型半導体層62C、リッジ部64及びp電極65の上面を覆うように接合層67が形成されている。接合層67上には、レーザ素子LE2として、絶縁層73、p電極75、リッジ部74を含む半導体構造層72(p型半導体層72C、発光層72B及びn型半導体層72A)、n電極76が形成されている。
レーザ素子LE1の半導体構造層62は、互いに対向する端面ES11及びES12によって当該端面間を共振器長方向RDとする共振器を構成する。同様に、レーザ素子LE2の半導体構造層72は、互いに対向する端面ES21及びES22によって当該端面間を共振器長方向RDとする共振器を構成する。
本変形例においては、レーザ光源21Aは、リッジ部64及び74が絶縁層73を挟んで互い違いに配置されるように半導体構造層62及び72が接合された構造を有する。従って、レーザ素子LE1及びLE2の光出射部間の間隔を小さく(例えば140μm以下)することができ、いずれのレーザ素子を駆動した場合でも1つのレンズ23で所望の形状の成形光L3(取り出し光)を生成することができる。
上記したように、複数の半導体レーザ素子LE1及びLE2を含むレーザ光源21又は21Aにおいて、駆動回路30は、半導体レーザ素子LE1及びLE2のいずれかを駆動対象として駆動する。また、故障予測回路43は、駆動対象の素子の駆動モードに応じて、駆動対象素子の光出力LOの経時変化又は駆動対象素子の駆動電流DCの経時変化を計測し、駆動対象素子の光学損傷を予測する。また、故障予測回路43によって駆動対象素子の光学損傷の発生が予測された場合、駆動回路30は、レーザ光源21又は21A内の複数のレーザ素子LE1及びLE2のうちの駆動されていない他のレーザ素子を駆動対象として駆動する。従って、駆動対象の素子のCODが発生する前に駆動対象を他の素子に切替えることができ、信頼性の高い光源システムを提供することができる。
10 光源システム
20 光源装置
21、21A レーザ光源
LE1、LE2 半導体レーザ素子
30 駆動回路
43 故障予測回路
44 駆動制御回路

Claims (15)

  1. 複数の半導体レーザ素子を含むレーザ光源を有する光源装置と、
    前記複数の半導体レーザ素子のうちの1の半導体レーザ素子を駆動対象とし、前記1の半導体レーザ素子を、一定の光出力に保つ定出力駆動モードで駆動する駆動回路と、
    前記駆動回路による前記1の半導体レーザ素子の駆動電流Iopの経時変化Iop(t)について、前記1の半導体レーザ素子の駆動開始時の駆動電流値をIc、定数をk、時間をt、指数をαとして、
    Figure 2018049916
    に示す式に従って経時変化したと判定し、前記式(1)の指数αが、α>1であり、かつdα/dt>0を満たす変化状態が所定時間続いた場合に、前記1の半導体レーザ素子における光学損傷の発生を予測する故障予測回路と、を有し、
    前記故障予測回路によって前記1の半導体レーザ素子の光学損傷の発生が予測された場合、前記駆動回路は、前記複数の半導体レーザ素子のうちの他の半導体レーザ素子を駆動対象とすることを特徴とする光源システム。
  2. 前記故障予測回路は、前記1の半導体レーザ素子の駆動電流値が所定の電流値未満である場合に、前記1の半導体レーザ素子における光学損傷の発生の予測を確定することを特徴とする請求項1又は2に記載の光源システム。
  3. 前記複数の半導体レーザ素子は、互いに光学的に結合されかつ並置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光源システム。
  4. 前記レーザ光源は、
    前記複数の半導体レーザ素子に共通であり互いに対向する端面によって共振器を構成する半導体構造層と、
    前記複数の半導体レーザ素子の各々に対応し、前記半導体構造層の上面に形成されて前記対向する端面間にストライプ状に延びる複数のリッジ部と、を有し、
    前記複数のリッジ部の隣接するリッジ部間の間隔は140μm以下であることを特徴とする請求項3に記載の光源システム。
  5. 前記レーザ光源は、
    前記複数の半導体レーザ素子の各々に対応し、互いに対向する端面によって共振器を構成する複数の半導体構造層と、
    前記複数の前記半導体レーザ素子の各々に対応し、前記複数の前記半導体構造層の各々の上面に形成されて前記対向する端面間にストライプ状に延びるリッジ部と、を有し、
    前記複数の前記半導体構造層の各々の前記リッジ部は、隣接するリッジ部との間の間隔が140μm以下となるように配置されていることを特徴とする請求項3に記載の光源システム。
  6. 前記故障予測回路によって前記1の半導体レーザ素子の光学損傷の発生が予測されたことを外部に通知する通知回路を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の光源システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の光源システムを含む車両用灯具であって、
    前記光源装置は、前記レーザ光源からのレーザ光を外部に出力するレンズと、を有することを特徴とする車両用灯具。
  8. 複数の半導体レーザ素子を含むレーザ光源を有する光源装置と、
    前記複数の半導体レーザ素子のうちの1の半導体レーザ素子を駆動対象とし、前記1の半導体レーザ素子を、一定の駆動電流に保つ定電流駆動モードで駆動する駆動回路と、
    前記1の半導体レーザ素子の光出力Poutの経時変化Pout(t)について、前記1の半導体レーザ素子の駆動開始時の光出力をP0、定数をk、時間をt、指数をαとして、
    Figure 2018049916
    に示す式に従って経時変化したと判定し、前記式(2)の指数αが、α>1であり、かつdα/dt>0を満たす変化状態が所定時間続いた場合に、前記1の半導体レーザ素子における光学損傷の発生を予測する故障予測回路と、を有し、
    前記故障予測回路によって前記1の半導体レーザ素子の光学損傷の発生が予測された場合、前記駆動回路は、前記複数の半導体レーザ素子のうちの他の半導体レーザ素子を駆動対象とすることを特徴とする光源システム。
  9. 前記複数の半導体レーザ素子は、互いに光学的に結合されかつ並置されていることを特徴とする請求項8に記載の光源システム。
  10. 前記1の半導体レーザ素子からの出力光を監視する出力光監視回路を有し、
    前記出力光監視回路は、前記複数の半導体レーザ素子のうちの駆動されていない半導体レーザ素子を受光素子として使用して前記出力光を監視することを特徴とする請求項9に記載の光源システム。
  11. 前記レーザ光源は、
    前記複数の半導体レーザ素子に共通であり互いに対向する端面によって共振器を構成する半導体構造層と、
    前記複数の半導体レーザ素子の各々に対応し、前記半導体構造層の上面に形成されて前記対向する端面間にストライプ状に延びる複数のリッジ部と、を有し、
    前記複数のリッジ部の隣接するリッジ部間の間隔は140μm以下であることを特徴とする請求項9又は10に記載の光源システム。
  12. 前記レーザ光源は、
    前記複数の半導体レーザ素子の各々に対応し、互いに対向する端面によって共振器を構成する複数の半導体構造層と、
    前記複数の前記半導体レーザ素子の各々に対応し、前記複数の前記半導体構造層の各々の上面に形成されて前記対向する端面間にストライプ状に延びるリッジ部と、を有し、
    前記複数の前記半導体構造層の各々の前記リッジ部は、隣接するリッジ部との間の間隔が140μm以下となるように配置されていることを特徴とする請求項9又は10に記載の光源システム。
  13. 請求項8乃至12のいずれか1つに記載の光源システムを含む車両用灯具であって、
    前記光源装置は、前記レーザ光源からのレーザ光を外部に出力するレンズを有することを特徴とする車両用灯具。
  14. 互いに光学的に結合されかつ並置された複数の半導体レーザ素子を含むレーザ光源と、前記レーザ光源からのレーザ光の波長を変換する波長変換装置と、を有する光源装置と、
    前記複数の半導体レーザ素子のうちの1の半導体レーザ素子を駆動対象とし、前記1の半導体レーザ素子を、一定の駆動電流に保つ定電流駆動モードで駆動する駆動回路と、
    前記1の半導体レーザ素子又は前記波長変換装置の光出力Poutの経時変化Pout(t)について、前記1の半導体レーザ素子又は前記波長変換装置の駆動開始時の光出力をP0、定数をk、時間をt、指数をαとして、
    Figure 2018049916
    に示す式に従って経時変化したと判定し、前記数式(2)の指数αが、α>1であり、かつdα/dt>0を満たす変化状態が所定時間続いた場合に、前記1の半導体レーザ素子における光学損傷の発生を予測する故障予測回路と、を有し、
    前記故障予測回路によって前記1の半導体レーザ素子の光学損傷の発生が予測された場合、前記駆動回路は、前記複数の半導体レーザ素子のうちの他の半導体レーザ素子を駆動対象とすることを特徴とする光源システム。
  15. 請求項14に記載の光源システムを含む車両用灯具であって、
    前記光源装置は、前記波長変換装置からの波長変換光を外部に出力するレンズを有することを特徴とする車両用灯具。
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