JP2018049527A - 情報処理装置、画像形成装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
また特許文献2には、運動補助装置は、使用者が着座するシート部と、このシート部を揺動させる駆動部と、シート部を昇降させることによりシート部の高さを調整する昇降部と、使用者が足を載せる足置部と、使用者が手をかけて上半身を支えるためのハンドルと、ハンドルに取り付けられる表示パネルとを備えており、表示パネルは、運動時間等の情報が表示される表示部を有しているとともに、表示部が使用者の視線に合う位置に調整できるように構成されていることが記載されている。
本発明は、ユーザ毎にキャリブレーションを行わなくても視線の位置を精度よく検知することができる情報処理装置等を提供することを目的とする。
請求項2に記載の発明は、前記特徴情報は、ユーザの身長の情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記視線検知手段は、前記特徴情報取得手段が取得した特徴情報に対応する視線の位置の調整を行なうための調整情報が存在するときは当該調整情報を使用して視線の位置を検知し、当該調整情報が存在しないときは予め用意された前記特徴情報と調整情報との関係から当該調整情報を取得し、取得した当該調整情報を使用して視線の位置を検知することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、ユーザの認証を行なうユーザ認証手段と、前記ユーザ認証手段が使用するユーザの認証情報と前記調整情報とを対応させて記憶する記憶手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記記憶手段は、ユーザの認証情報と前記特徴情報とを対応させてさらに記憶することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記視線検知手段は、ユーザの身長の情報が予め定められた身長より低いときは、視線の動きに対する感度を小さくすることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成部と、自装置に関する情報を画像として表示する表示部と、前記表示部上のユーザの視線の位置に応じて自装置を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、視線の位置の検知に影響を及ぼすユーザの特徴の情報である特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、取得した前記特徴情報に応じて、前記表示部上の視線の位置を検知する視線検知手段と、を備える画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、コンピュータに、視線の位置の検知に影響を及ぼすユーザの特徴の情報である特徴情報を取得する特徴情報取得機能と、取得した前記特徴情報に応じて、ユーザが見る対象となる対象物における視線の位置を検知する視線検知機能と、を実現させるプログラムである。
請求項2の発明によれば、ユーザの特徴の中で視線の位置の検知に特に影響を与えるものに合わせて調整情報を作成できる。
請求項3の発明によれば、キャリブレーションを既に行っているユーザに対しては、そのユーザに対する調整情報を使用し、キャリブレーションをまだ行っていないユーザに対しては、特徴情報から調整情報を取得することができる。
請求項4の発明によれば、ユーザの認証情報を基に調整情報を取得できる。
請求項5の発明によれば、いったん特徴情報を取得したユーザに対しては特徴情報を再度取得する必要がなくなる。
請求項6の発明によれば、位置の検知により影響を与えやすい背の低いユーザに対する対応がより容易になる。
請求項7の発明によれば、機能の一覧の中からユーザが目的の機能を選択しやすくなる画像形成装置が提供できる。
請求項8の発明によれば、ユーザ毎にキャリブレーションを行わなくても視線の位置を精度よく検知することができる機能をコンピュータにより実現できる。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1の外観図である。図2は、本実施の形態に係る画像形成装置1の内部構造を示す図である。
画像形成装置1は、原稿の画像を読み取る画像読取装置100と、記録材(以下、代表して「用紙」と記す場合もある。)上に画像を記録する画像記録装置200と、を備えている。また画像形成装置1は、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行なうユーザインタフェース(UI)300を備えている。そして画像形成装置1は、ユーザの視線の位置を検知するためのカメラ400を備えている。さらに画像形成装置1は、画像形成装置1全体の動作を制御する制御装置500を備える。
画像読取装置100は、原稿の画像を読み取る画像読取部110と、この画像読取部110に原稿を搬送する原稿搬送部120と、を備えている。原稿搬送部120は、画像読取装置100の上部に配置され、画像読取部110は、画像読取装置100の下部に配置されている。
原稿搬送部120は、原稿を収容する原稿収容部121と、この原稿収容部121から搬送された原稿が排出される原稿排出部122とを有し、原稿収容部121から原稿排出部122へ原稿を搬送する。原稿搬送部120は、原稿自動送り装置(ADF:Auto Document Feeder)とも呼ばれる。
画像読取部110は、原稿搬送部120によって搬送される原稿の画像、及びプラテンガラス111に載せられた原稿の画像を読み取る。
画像記録装置200は、用紙Pに画像を形成する画像形成部20と、画像形成部20に対して用紙Pを供給する用紙供給部60と、画像形成部20にて画像が形成された用紙Pを排出する用紙排出部70と、画像形成部20にて一方の面に画像が形成された用紙Pの表裏を反転させて再度画像形成部20に向けて搬送する反転搬送部80と、を備えている。
また、中間転写ユニット30は、中間転写ベルト31上に存在する残留トナー等を除去するクリーニング装置37を備えている。クリーニング装置37は、トナー像の転写工程が終了した後の中間転写ベルト31の表面から残留トナーや紙粉等を除去する。
定着装置45は、中間転写ユニット30によって二次転写された用紙P上の画像(トナー像)を、加熱定着ローラ46と加圧ローラ47とにより、熱および圧力を用いて用紙Pに定着させる。
用紙排出部70は、定着装置45よりも搬送方向下流側に設けられて、トナー画像が定着された用紙Pを搬送する搬送ロール75と、この搬送ロール75の搬送方向下流側に設けられて、用紙Pの搬送方向を切り替える切替ゲート76と、を備えている。また、用紙排出部70は、切替ゲート76の搬送方向下流側に、切替ゲート76によって切り替えられた搬送方向の一方側(図2における右側)に搬送される用紙Pを第1の積載トレイ71に排出する第1の排出ロール77を備えている。また、用紙排出部70は、切替ゲート76の搬送方向下流側に、切替ゲート76によって切り替えられた搬送方向の他方側(図2における上側)に搬送される用紙Pを搬送する搬送ロール78と、搬送ロール78によって搬送される用紙Pを第2の積載トレイ72に排出する第2の排出ロール79と、を備えている。
装置本体フレーム11は、画像形成装置1における横方向の一方の端部側で、内部に、切替ゲート76、第1の排出ロール77、搬送ロール78および第2の排出ロール79などを備えるとともに上下方向に伸びて、画像読取装置100を支持する読取装置支持部13を備えている。読取装置支持部13は、装置本体フレーム11における奥側の部位と協働して画像読取装置100を支持する。
ユーザは、フロントカバー15を開くことで、画像形成部20の中間転写ユニット30やトナーカートリッジ29Y、29M、29C、29Kを新しい物と取り替えることが可能となっている。
カメラ400は、例えば、ユーザの目の像を収束する光学系と、光学系により収束された像を検出するイメージセンサとを備える。光学系は、単一のレンズまたは複数のレンズを組み合わせて構成される。イメージセンサは、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を配列して構成される。イメージセンサは、検出した像を画素単位で光電変換し、画像信号として出力する。
以上のように構成された画像形成装置1は、以下のように動作する。
例えば、ユーザは、画像形成装置1を使用して原稿のコピーを行なうことができる。即ち、画像読取装置100によって読み取られた原稿の画像データを基に、画像記録装置200により画像を用紙P上に形成することで原稿をコピーすることができる。またユーザは、通信回線に接続する図示しないパーソナルコンピュータ(PC)等から印刷のジョブを画像形成装置1に送信することでプリントを行なうことができる。即ち、通信回線を介して印刷のジョブを受信し、印刷のジョブに含まれる画像データを基に、画像記録装置200により画像を用紙P上に形成することでプリントすることができる。さらにユーザは、ファクシミリの送受信を行なうことができる。即ち、画像読取装置100によって読み取られた原稿の画像データを通信回線を介して送信できる。あるいはユーザは、原稿の画像データを保存することができる。即ち、原稿の画像データを画像形成装置1内部や通信回線に接続したPCに保存できる。
画像読取装置100によって読み取られた原稿の画像や、PC等から受信した画像データは、予め定められた画像処理が施され、画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の色材階調データに変換され、光学系ユニット50に出力される。
図3は、ユーザインタフェース300に表示される画像の一例を示した図である。
この場合、ユーザインタフェース300には、画像形成装置1が備える機能を実行するためのアイコンの一覧が画像として表示されている。
また図示する例では、ユーザインタフェース300は、画面遷移のためのボタンとして「戻る」のボタンを表示している。
選択操作は、具体的には、ユーザインタフェース300がタッチパネルであった場合は、ユーザがアイコンまたはボタンをタッチする操作である。ユーザがアイコンをタッチするとアイコンに関連付けられた機能に対応する設定画面が表示される。例えば、「コピー」のアイコンをタッチすると、原稿のコピーを行なうための設定画面として、コピーを行なう枚数、使用する用紙の選択、白黒/カラーの選択、拡大/縮小の設定を行なう画面が表示される。そして設定後、ユーザが、図示しないスタートボタン等を押下すると、実際のコピー動作が開始される。また「戻る」のボタンをタッチすると、ホーム画面等の元の画面に戻ることができる。なおこれに限られるものではなく、例えば、ユーザインタフェース300が液晶ディスプレイと物理キーとに分かれて構成される場合は、物理キーである矢印キーを押下することでユーザがアイコンを選択し、同様に物理キーである決定キーを押下する操作を選択操作とすることができる。
このうち図4(a)〜(b)は、可視光により視線の位置を検知する方法について示している。
図示する例では、まずユーザの目Mにおける目頭Gおよび虹彩Kの位置を求める。この場合、ユーザの視線の位置が変化すると、図4(a)および図4(b)に示すように目頭Gと虹彩Kとの位置関係が変化する。その結果、目頭Gと虹彩Kとの位置関係により視線の位置を求めることができる。
また図4(c)〜(d)は、赤外線により視線の位置を検知する方法について示している。
図示する例では、まずユーザの目Mにおける瞳孔Dと角膜反射Hの位置を求める。この場合、ユーザの視線の位置が変化すると、図4(c)および図4(d)に示すように瞳孔Dと角膜反射Hとの位置関係が変化する。その結果、瞳孔Dと角膜反射Hとの位置関係により視線の位置を求めることができる。
図5では、ユーザがユーザインタフェース300の上端Uを見ている場合を示している。このユーザインタフェース300は、奥行きが30cmである。またユーザの目M1、M2は、水平方向では、ユーザインタフェース300から20cm離れた位置にある。またこの例では、カメラ400は、ユーザインタフェース300の下端L付近に配されている。
なお図5の例では、ユーザインタフェース300の上下方向について説明したが、左右方向にも同様のことが言える。
図6は、制御装置500の機能構成例を示したブロック図である。なお図6では、制御装置500が有する種々の機能のうち本実施の形態に関係するものを選択して図示している。
制御装置500は、情報処理装置の一例であるとともに、ユーザインタフェース300上のユーザの視線の位置に応じて自装置(画像形成装置1)を制御する制御部の一例である。
図示するように本実施の形態の制御装置500は、ユーザ認証手段510と、キャリブレーション値取得手段520と、記憶手段530と、特徴情報取得手段540と、画像取得手段550と、視線検知手段560と、選択操作判断手段570とを備える。
特徴情報は、視線の位置の検知に影響を及ぼすユーザの特徴の情報である。具体的には、特徴情報は、例えば、上述したユーザの身長の情報である。またその他にも例えば、ユーザの顔の角度、顔の大きさ、目の幅、瞳孔の大きさ、両目の間隔、斜視であるか否か等の情報であってもよい。
特徴情報は、例えば、ユーザがユーザインタフェース300から入力を行なうことで取得することができる。また特徴情報がユーザの身長等の画像から推定できるものであった場合は、例えば、カメラ400で撮影した画像から求めることもできる。
具体的には、記憶手段530に特徴情報に応じたキャリブレーション値が保存されている。即ち、記憶手段530は、特徴情報とキャリブレーション値とを対応させて記憶している。そしてキャリブレーション値取得手段520が、記憶手段530を参照しキャリブレーション値を取得する。このときキャリブレーション値取得手段520は、特徴情報取得手段540が取得した特徴情報に最も近い特徴情報を記憶手段530から見つけ、それに応じたキャリブレーション値を取得することができる。また特徴情報取得手段540が取得した特徴情報に近い特徴情報を記憶手段530から複数見つけ、それに応じたキャリブレーション値を加重平均してもよい。さらに複数の特徴量を基にしてキャリブレーション値を取得するときは、それぞれの特徴量に重み付け係数を設定する。そしてそれぞれの特徴量に対し、特徴情報取得手段540が取得した特徴情報に最も近い特徴情報を記憶手段530から見つける。さらに特徴情報取得手段540が取得した特徴情報と記憶手段530に保存された特徴情報の差を取り、重み付け係数を乗算する。その結果、乗算後の値が最も小さいものに対するキャリブレーション値を選択する。
次に制御装置500の動作の説明を行なう。
図7は、制御装置500の動作について説明したフローチャートである。
まずユーザ認証手段510が、画像形成装置1を使用するユーザの認証を行なう(ステップ101)。
次にキャリブレーション値取得手段520が、記憶手段530を参照し、取得した特徴情報に応じたキャリブレーション値を取得する(ステップ105)。
対して選択操作判断手段570が、ユーザが選択操作をしたと判断しなかった場合(ステップ108でNo)、ステップ106に戻る。
ユーザA(身長152cm)、ユーザB(身長164cm)、ユーザC(身長178cm)、およびユーザD(身長191cm)の4人のユーザが画像形成装置1を使用する場合を考える。このとき以下の表1に示すようにユーザAおよびユーザCは、既にキャリブレーションを行ない、記憶手段530にキャリブレーション値が保存されている。一方、ユーザBとユーザDは、キャリブレーションをまだ行なっておらず、記憶手段530には、キャリブレーション値は保存されていない。
また上述した例では、ユーザは、ユーザインタフェース300を見ており、ユーザインタフェース300上での視線の位置を検知していたが、他の箇所を見ている場合にも適用できることはもちろんである。
また視線の位置に及ぼすユーザの身長の影響は、ユーザの身長がより低いほど問題になるため、ユーザの身長の情報が予め定められた身長以上のときは、固定のキャリブレーション値を使用し、ユーザの身長の情報が予め定められた身長より低いときは、視線の動きに対する感度を小さくするキャリブレーション値を使用することも考えられる。
なお制御装置500が行う処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。
Claims (8)
- 視線の位置の検知に影響を及ぼすユーザの特徴の情報である特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
取得した前記特徴情報に応じて、ユーザが見る対象となる対象物における視線の位置を検知する視線検知手段と、
を備える情報処理装置。 - 前記特徴情報は、ユーザの身長の情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記視線検知手段は、前記特徴情報取得手段が取得した特徴情報に対応する視線の位置の調整を行なうための調整情報が存在するときは当該調整情報を使用して視線の位置を検知し、当該調整情報が存在しないときは予め用意された前記特徴情報と調整情報との関係から当該調整情報を取得し、取得した当該調整情報を使用して視線の位置を検知することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
- ユーザの認証を行なうユーザ認証手段と、
前記ユーザ認証手段が使用するユーザの認証情報と前記調整情報とを対応させて記憶する記憶手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記記憶手段は、ユーザの認証情報と前記特徴情報とを対応させてさらに記憶することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
- 前記視線検知手段は、ユーザの身長の情報が予め定められた身長より低いときは、視線の動きに対する感度を小さくすることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 記録材に画像を形成する画像形成部と、
自装置に関する情報を画像として表示する表示部と、
前記表示部上のユーザの視線の位置に応じて自装置を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
視線の位置の検知に影響を及ぼすユーザの特徴の情報である特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
取得した前記特徴情報に応じて、前記表示部上の視線の位置を検知する視線検知手段と、
を備える画像形成装置。 - コンピュータに、
視線の位置の検知に影響を及ぼすユーザの特徴の情報である特徴情報を取得する特徴情報取得機能と、
取得した前記特徴情報に応じて、ユーザが見る対象となる対象物における視線の位置を検知する視線検知機能と、
を実現させるプログラム。
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