JP2018049424A - 触覚呈示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
実施の形態に係る触覚呈示装置は、開口を有するキャップ層と、キャップ層の下に配置され、開口を移動するピンを有するスプリング層と、スプリング層の下に配置されてピンの下部の接触によって湾曲し、また形状記憶合金層、ヒータ層の順に積層され、ピンの下部が接触する接触領域を介して対向する第1の加熱領域及び第2の加熱領域が加熱されたことによる第1の加熱領域及び第2の加熱領域の下方の形状記憶合金層の形状回復によって垂直方向に開口からピンを突出させ、第1の加熱領域又は第2の加熱領域が加熱されたことによる第1の加熱領域又は第2の加熱領域の下方の形状記憶合金層の形状回復によって垂直方向から傾いて開口からピンを突出させるアクチュエータ層と、を有するアクチュエータ素子を備えて概略構成されている。
(触覚呈示装置1の概要)
図1(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の一例を示す概略図であり、図1(b)は、1つのアクチュエータ素子の一例を示す概略図である。図2(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置のアクチュエータ層の全体像の一例を示す概略図であり、図2(b)は、1つのアクチュエータ素子のヒータ層の一例を示す概略図であり、図2(c)は、このヒータ層の一例の断面図であり、図2(d)は、スプリング層の一例を示す概略図である。図3(a)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の基準状態の一例を示す要部断面図であり、図3(b)は、触覚呈示装置の垂直駆動状態の一例を示す要部断面図であり、図3(c)は、触覚呈示装置の傾き駆動状態の一例を示す要部断面図である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。
基板層30は、一例として、銅(Cu)を加工して形成されている。この基板層30は、格子状に並んだ複数のアクチュエータ素子3に対応して同じ構成が並んで形成されている。基板層30は、図1(b)に示すように、外枠300に囲まれて形成された凹部301を有している。この外枠300上には、アクチュエータ層32が配置される。
アクチュエータ層32は、図2(a)に示すように、格子状に並んだ複数のアクチュエータ素子3に対応して同じ構成が並んで形成されている。この格子状に並んだ同じ構成の周囲には、縦に複数のパッド40、横に複数のパッド41が形成されている。このパッド40及びパッド41は、図1(a)に示すプリント基板12の上に配置された電極14と電気的に接続されている。以下では、1つのアクチュエータ素子3のアクチュエータ層32について説明する。
スプリング層34は、キャップ層36の下に配置され、開口360を移動するピン345を有している。このスプリング層34のばね定数は、一例として、250N/mである。
キャップ層36は、上述のようにスプリング層34と同じ材料を用いてスプリング層34と共に形成される。キャップ層36は、開口360を有し、この開口360をピン345が移動する。
図4(a)〜図4(f)は、第1の実施の形態に係る触覚呈示装置の基板層及びアクチュエータ層の製造方法の一例を示す概略図である。図4(a)〜図4(f)は、上が平面図、下が図4(b)に示す一点鎖線で切断した断面を矢印方向から見た断面図である。
・垂直駆動について
触覚呈示装置1は、第1のヒータ配線323a及び第2のヒータ配線323bに電流が供給されると、この配線の温度が上昇すると共に、第1の加熱領域323c及び第2の加熱領域323dの下方のSMA層320の温度が上昇する。この電流は、周期的に供給される。この供給の周波数は、上述のように、一例として、30Hzである。
次に傾き駆動について説明する。この傾き駆動における電流の周波数は、垂直駆動と同じように、一例として、30Hzである。
本実施の形態に係る触覚呈示装置1は、垂直方向と垂直方向から傾いた方向のピンの駆動を組み合わせて多様な触覚を呈示することができる。触覚呈示装置1は、第1の加熱領域323c又は第2の加熱領域323dを加熱することによって加熱された加熱領域の下方のSMA層320を形状回復させてピン345を傾き駆動することができるので、垂直駆動のみ行うものと比べて、垂直駆動と傾き駆動とを組み合わせて多様な触覚を呈示することができる。
第2の実施の形態は、触覚呈示装置1がスプリング層を備えていない点で第1の実施の形態と異なっている。
・垂直駆動について
触覚呈示装置1は、第1のヒータ配線323a及び第2のヒータ配線323bに電流が供給されると、この配線の温度が上昇すると共に、第1の加熱領域323c及び第2の加熱領域323dの下方のSMA層320の温度が上昇する。
触覚呈示装置1は、第1のヒータ配線323aに電流が供給されると、第1のヒータ配線323aの温度が上昇すると共に、第1の加熱領域323cの下方のSMA層320の温度が上昇する。
本実施の形態の触覚呈示装置1は、スプリング層34を備えないので、製造コストを抑制することができる。
Claims (5)
- 開口を有するキャップ層と、
前記開口を移動するピンと、
前記キャップ層の下に配置されて前記ピンの下部の接触によって湾曲し、また形状記憶合金層、ヒータ層の順に積層され、前記ピンの下部が接触する接触領域を介して対向する第1の加熱領域及び第2の加熱領域が加熱されたことによる前記第1の加熱領域及び前記第2の加熱領域の下方の前記形状記憶合金層の形状回復によって垂直方向に前記開口から前記ピンを突出させ、前記第1の加熱領域又は前記第2の加熱領域が加熱されたことによる前記第1の加熱領域又は前記第2の加熱領域の下方の前記形状記憶合金層の形状回復によって垂直方向から傾いて前記開口から前記ピンを突出させるアクチュエータ層と、
を有するアクチュエータ素子を備えた触覚呈示装置。 - 開口を有するキャップ層と、
前記キャップ層の下に配置され、前記開口を移動するピンを有するスプリング層と、
前記スプリング層の下に配置されて前記ピンの下部の接触によって湾曲し、また形状記憶合金層、ヒータ層の順に積層され、前記ピンの下部が接触する接触領域を介して対向する第1の加熱領域及び第2の加熱領域が加熱されたことによる前記第1の加熱領域及び前記第2の加熱領域の下方の前記形状記憶合金層の形状回復によって垂直方向に前記開口から前記ピンを突出させ、前記第1の加熱領域又は前記第2の加熱領域が加熱されたことによる前記第1の加熱領域又は前記第2の加熱領域の下方の前記形状記憶合金層の形状回復によって垂直方向から傾いて前記開口から前記ピンを突出させるアクチュエータ層と、
を有するアクチュエータ素子を備えた触覚呈示装置。 - 複数の前記アクチュエータ素子が格子状に並べられた請求項1又は2に記載の触覚呈示装置。
- 前記アクチュエータ層は、前記形状記憶合金層が金属材料により形成された基板層上に設けられ、
前記スプリング層は、加熱される前の状態において、前記基板層及び前記キャップ層に挟まれて配置されることで前記ピンを前記アクチュエータ層に押し付ける方向の弾性力を生成して前記アクチュエータ層を湾曲させる、
請求項2又は3に記載の触覚呈示装置。 - 前記第1の加熱領域及び前記第2の加熱領域には、配線が配置され、前記配線を囲むように前記ヒータ層に開口が形成され、
前記基板層には、前記第1の加熱領域及び前記第2の加熱領域の下方に凹部が形成された、
請求項4に記載の触覚呈示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016183917A JP2018049424A (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | 触覚呈示装置 |
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JP2016183917A JP2018049424A (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | 触覚呈示装置 |
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JP2018049424A true JP2018049424A (ja) | 2018-03-29 |
Family
ID=61767603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016183917A Pending JP2018049424A (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | 触覚呈示装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2018049424A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110609637A (zh) * | 2018-06-15 | 2019-12-24 | 意美森公司 | 具有弹簧预载荷设备的触觉致动器组件 |
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2016
- 2016-09-21 JP JP2016183917A patent/JP2018049424A/ja active Pending
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