JP2018049294A - 中間像形成部 - Google Patents

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JP2018049294A
JP2018049294A JP2017238667A JP2017238667A JP2018049294A JP 2018049294 A JP2018049294 A JP 2018049294A JP 2017238667 A JP2017238667 A JP 2017238667A JP 2017238667 A JP2017238667 A JP 2017238667A JP 2018049294 A JP2018049294 A JP 2018049294A
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勝 瀬川
Masaru Segawa
勝 瀬川
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Abstract

【課題】視認性を高めた透過型スクリーンを提供する。
【解決手段】透過型スクリーンは、第1のマイクロレンズ383aが複数配列された第1
レンズアレイ面382aと、第1レンズアレイ面382aに垂直な方向に離れて設けられ
、第1のマイクロレンズ383aとは形状の異なる第2のマイクロレンズ383bが複数
配列された第2レンズアレイ面382bと、を備える。第1のマイクロレンズ383aは
、頂点付近における等高線が円または楕円形状であり、第2のマイクロレンズ383bは
、頂点付近における等高線が第1のマイクロレンズ383aの等高線と楕円率の異なる楕
円形状である。
【選択図】図7

Description

本発明は、透過型スクリーン及びそれを用いた画像表示装置に関する。
ヘッドアップディスプレイと呼ばれる車両用表示装置が知られている。ヘッドアップデ
ィスプレイは、車外から入る光を透過すると共に、車内に配置された光学ユニットから投
射された画像を車両のウィンドシールドなどに反射させることにより、車外の風景に重畳
して情報を表示する表示装置である。ヘッドアップディスプレイは、車外の景色を視認し
ている運転者が視線や焦点をほとんど変化させることなく光学ユニットから投射された画
像の情報を認識することができるため、車両用の表示装置として近年注目を集めている。
光学ユニットから投射される画像表示光は、透過型のスクリーンにいったん結像され、
スクリーンに結像された画像がユーザに提示される。このような透過型スクリーンとして
、二つのマイクロレンズアレイ部を対向配置させた構成が開示されている(例えば、特許
文献1参照)。
特開2012−226304号公報
ユーザは、透過型スクリーンを介して画像を認識するため、視認性の高い透過型スクリ
ーンであることが望ましい。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、視認性を高めた透過型スクリーン
を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の透過型スクリーンは、第1のマイクロ
レンズが複数配列された第1レンズアレイ面と、第1レンズアレイ面に垂直な方向に離れ
て設けられ、第1のマイクロレンズとは形状の異なる第2のマイクロレンズが複数配列さ
れた第2レンズアレイ面と、を備える。第1のマイクロレンズは、頂点付近における等高
線が円または楕円形状であり、第2のマイクロレンズは、頂点付近における等高線が第1
のマイクロレンズの等高線と楕円率の異なる楕円形状である。
本発明の別の態様は、画像表示装置である。この装置は、画像表示光を投射する画像投
射部と、画像投射部から投射された画像表示光に基づく実像を結像させる中間像形成部と
、中間像形成部を透過した画像表示光を虚像提示面に向けて反射させる投射鏡と、を備え
る。中間像形成部は、第1のマイクロレンズが複数配列された第1レンズアレイ面と、第
1レンズアレイ面に垂直な方向に離れて設けられ、第1のマイクロレンズとは形状の異な
る第2のマイクロレンズが複数配列された第2レンズアレイ面と、を備える。第1のマイ
クロレンズは、頂点付近における等高線が円または楕円形状であり、第2のマイクロレン
ズは、頂点付近における等高線が第1のマイクロレンズの等高線と楕円率の異なる楕円形
状である。
本発明の透過型スクリーンによれば、投射される画像の視認性を高めることができる。
本発明の実施の形態に係るヘッドアップディスプレイの設置態様を模式的に示す図である。 光学ユニットの内部構成を示す図である。 画像投射部の内部構成を模式的に示す図である。 ウィンドシールドに投射される画像表示光の光路を示す図である。 異なる高さの視点に対して虚像を提示する場合の画像表示光の光路を示す図である。 中間像形成部により配光される画像表示光を示す図である。 拡散スクリーンの構成を模式的に示す側面図である。 拡散スクリーンの構成を模式的に示す上面図である。 図9(a)は、第1レンズアレイ面の構造を示す上面図であり、図9(b)は、第1レンズアレイ面の構造を示す断面図である。 図10(a)は、第2レンズアレイ面の構造を示す上面図であり、図10(b)は、第2レンズアレイ面の構造を示す断面図である。 図11(a)は、比較例に係る拡散スクリーンを模式的に示す図であり、図11(b)は、実施の形態にかかる拡散スクリーンを模式的に示す図である。 比較例に係る拡散スクリーンを透過した光の配光分布を示すグラフである。 実施の形態に係る拡散スクリーンを透過した光の配光分布を示すグラフである。 図14(a)〜(c)は、変形例に係る拡散スクリーンの構成を模式的に示す側面図である。 本発明の他の実施の形態に係るヘッドアップディスプレイ及びインスツルメントパネルの設置態様を模式的に示す図である。 ヘッドアップディスプレイ及びインスツルメントパネルの設置態様を模式的に示す斜視図である。 ヘッドアップディスプレイ及びインスツルメントパネルの設置態様を模式的に示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。かかる実施の形態に
示す具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除
き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の
機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、
また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1の実施の形態)
実施の形態に係る画像表示装置の例として、車両のダッシュボード内に設置して使用さ
れるヘッドアップディスプレイ10を例に挙げて説明する。図1は、本発明の実施の形態
に係るヘッドアップディスプレイ10の設置態様を模式的に示す図である。ヘッドアップ
ディスプレイ10は、光学ユニット100と制御装置50とを含む。図1は、車両の進行
方向(図1における左方向)を基準として左側のダッシュボード内に光学ユニット100
を配置して使用する場合を示す図であり、以下の実施の形態は、左ハンドル車における運
転者向けにヘッドアップディスプレイ10が配置されている例を示している。なお、右ハ
ンドル車用とするためには、車両の進行方向を基準として光学ユニット100の内部構成
を左右反転させればよい。以下図1を参照して、ヘッドアップディスプレイ10の概要を
説明する。
制御装置50は図示しないCPU(Central Processing Unit)を備え、光学ユニット
100に表示させるための画像信号を生成する。制御装置50はまた、図示しない外部入
力インタフェースを備えており、ナビゲーション装置やメディア再生装置などの外部装置
から出力された画像信号が入力され、その入力された信号に対して所定の処理を行った後
、光学ユニット100に出力することもできる。
光学ユニット100は、制御装置50が生成した画像信号をもとに、ウィンドシールド
610に虚像450として表示させる画像表示光を生成する。このため光学ユニット10
0は、筐体110の内部に画像投射部210、中間鏡350、中間像形成部360、およ
び投射鏡400を備える。
画像投射部210には、光源、画像表示素子、及び各種光学レンズなどが収納される。
画像投射部210は制御装置50が出力した画像信号をもとに画像表示光を生成して投射
する。なお、本実施の形態では画像表示素子として反射型液晶表示パネルであるLCOS
(Liquid crystal on silicon)を用いる場合を例示する。
画像投射部210が投射した画像表示光は中間鏡350で反射される。中間鏡350で
反射された画像表示光は、中間像形成部360に結像される。中間像形成部360で結像
した実像に係る画像表示光は、中間像形成部360を透過し、投射鏡400に投射される
投射鏡400は凹面鏡であり、中間像形成部360を透過した画像表示光は投射鏡40
0によって拡大されてウィンドシールド610に投射される。ウィンドシールド610に
投射された画像表示光は、ウィンドシールド610によってユーザに向かう光路へ変更さ
れる。運転者であるユーザEは、ウィンドシールド610で反射した画像表示光を虚像4
50として、ウィンドシールド610よりも視線方向の前方に認識する。
図2は、本発明の実施の形態に係る光学ユニット100の内部構成を示す図である。以
下、図2を参照して、光学ユニット100の内部構成を説明する。
上述したように、光学ユニット100は、筐体110の内側に画像投射部210、中間
鏡350、中間像形成部360、および投射鏡400を備える。詳細は後述するが、画像
投射部210は、赤色、緑色、または青色の光をそれぞれ発生する3種類の異なる光源を
備える。光源はLED(Light Emitting Diode)や半導体レーザー光源を用いて実現でき
るが、本実施の形態では、光源としてLEDを用いる場合について説明する。
光源は使用時に熱を発生する。このため、光学ユニット100は、光源を冷却するため
のヒートシンクを備える。光源は3種類あるため、それらの光源を冷やすために、光学ユ
ニット100の筐体110の外側に、赤色の光源と接続するヒートシンク120a、緑色
の光源と接続するヒートシンク120b(図示せず)、および青色の光源と接続するヒー
トシンク120cを備える。
筐体110はアルミ製のダイキャストである。ここで、青色の光源および緑色の光源を
それぞれ冷却するためのヒートシンク120bおよびヒートシンク120cはともに、筐
体110と一体に構成されている。これに対し、赤色の光源を冷やすためのヒートシンク
120aは、ヒートシンク120bおよびヒートシンク120cから空間的に離れた場所
に設置されるとともに、筐体110とは分離して外付けされている。このため、赤色の光
源が発生する熱は、ヒートパイプ25を介してヒートシンク120aまで運ばれる。
次に、図3および図4を参照してヘッドアップディスプレイ10の光学系について説明
する。図3は、画像投射部210の内部構成を画像表示光の光路とともに模式的に示す図
である。図4は、中間鏡350、中間像形成部360および投射鏡400を介してウィン
ドシールド610に投射される画像表示光の光路を示す図である。
まず、図3を参照して画像投射部210の内部構成を説明する。画像投射部210は、
照明部230a、230b、230c(以下総称して照明部230ともいう)、ダイクロ
イッククロスプリズム244、反射鏡236、フィールドレンズ237、偏光ビームスプ
リッタ238、位相差板239、検光子241、及び投射レンズ群242を備える。なお
、図3では第1照明部230a、第3照明部230cの内部構成の記載を省略し、第2照
明部230bの内部構成のみを示すが、それぞれの照明部230は、同様の構成を有する
照明部230は、光源231、コリメートレンズ232、UV−IR(UltraViolet-In
frared Ray)カットフィルタ233、偏光子234、フライアイレンズ235を備える。
光源231は赤色、緑色、青色のいずれかの色の光を発する発光ダイオードからなる。第
1照明部230aは、光源として赤色の光を発する発光ダイオードを有する。第2照明部
230bは、光源231として緑色の光を発する発光ダイオードを有する。第3照明部2
30cは、光源として青色の光を発する発光ダイオードを有する。
光源231は、光源取付部243に取り付けられる。光源取付部243は、図示しない
ヒートシンクと熱的に結合され、光源231の発光に伴い発生する熱を放熱する。光源2
31が発光した光は、コリメートレンズ232によって平行光に変えられる。UV−IR
カットフィルタ233は、コリメートレンズ232を通過した平行光から紫外光及び赤外
光を吸収し除去する。偏光子234は、UV−IRカットフィルタ233を通過した光を
乱れのないP偏光へと変える。そしてフライアイレンズ235が、偏光子234を通過し
た光の明るさを均一に整える。
それぞれの照明部230のフライアイレンズ235を透過した光は、ダイクロイックク
ロスプリズム244に異なる向きから入射される。ダイクロイッククロスプリズム244
に入射した赤色、緑色、青色の光は、三色が合成された白色光となって反射鏡236へ向
かう。反射鏡236は、ダイクロイッククロスプリズム244により合成された白色光の
光路を90度変更する。反射鏡236で反射された光は、フィールドレンズ237によっ
て集光される。フィールドレンズ237が集光した光は、P偏光を透過する偏光ビームス
プリッタ238及び位相差板239を介して、画像表示素子240に照射される。
画像表示素子240は、画素毎に赤色、緑色、及び青色のカラーフィルタを備えている
。画像表示素子240に照射された光は、各画素に対応する色となり、画像表示素子24
0の備える液晶組成物によって変調が施され、S偏光の画像表示光となって偏光ビームス
プリッタ238に向けて出射される。出射されたS偏光の光は偏光ビームスプリッタ23
8で反射され、光路を変えて検光子241を通過した後に投射レンズ群242へ入射され
る。投射レンズ群242を透過した画像表示光は、画像投射部210を出て中間鏡350
に入射する。
次に、図4を参照して中間鏡350から中間像形成部360および投射鏡400を介し
てウィンドシールド610に投射される画像表示光の光路について説明する。画像投射部
210の投射レンズ群242から出射された画像表示光の光路は、中間鏡350によって
投射鏡400に向かう光路へ変更される。その途中で、中間鏡350で反射された画像表
示光に基づく実像が中間像形成部360で結像する。
中間像形成部360は、拡散スクリーン362と、凹レンズ364を有する。拡散スク
リーン362は、中間像形成部360を透過する画像表示光に基づく実像を結像させると
ともに、投射鏡400へと向かう画像表示光の配光角ψを制御する。凹レンズ364は、
投射鏡400へと向かう画像表示光の主光線の方向を制御し、中間像形成部360を透過
する前後の画像表示光がなす角度θを調整する。
中間像形成部360を透過した画像表示光は、投射鏡400により反射されウィンドシ
ールド610に投射される。ウィンドシールド610に投射された画像表示光は、ウィン
ドシールド610によってユーザに向かう光路へ変更される。これにより、ユーザは上述
したように、ウィンドシールド610を介して画像表示光に基づく虚像を前方に視認する
ことができる。したがって、ウィンドシールド610は、虚像提示面としての機能を有す
ることとなる。
以上の構成とすることで、ユーザは、制御装置50から出力された画像信号に基づく虚
像を、ウィンドシールド610を介して現実の風景に重畳して視認することができる。
つづいて、図5および図6を参照しながら、本実施の形態に係る中間像形成部360の
機能について詳述する。図5は、異なる高さの視点E1、E2に対して虚像450を提示
する場合の画像表示光の光路を示す図である。図6は、中間像形成部360により配光さ
れる画像表示光を示す図であり、図5の中間像形成部360と投射鏡400の間の光路を
拡大して示したものである。
図5に示すように、運転者であるユーザの視点E1、E2は、運転者の身長や、着座位
置により上下方向に変わる。ユーザの視点が変わるような場合においても、虚像450の
上端部451から下端部452までの全体を視認できることが好ましい。また、車両前方
を見る視線方向C1、C2の真正面に虚像450を提示するのではなく、上下方向に少し
ずらした位置に虚像450を提示すると、必要なときに視線方向を少しずらして虚像45
0を参照することができるのでユーザにとって使いやすい。
そこで、本実施の形態では、中間像形成部360として拡散スクリーン362と凹レン
ズ364を組み合わせることにより、中間像形成部360を透過した画像表示光の主光線
の向きと配光角を制御し、虚像450の視認性を高める。特に、凹レンズ364を上下方
向に偏心して設けることにより、虚像450の提示位置を上下方向にずらして、見やすい
位置に虚像450を提示することができる。なお、本実施の形態では、虚像450を視線
方向C1、C2に対して下方に提示する場合の構成を示すが、凹レンズ364の偏心の態
様を変えることにより、虚像450を異なる位置に提示することとしてもよい。
まず、図5を参照して視点E1、E2の違いによる画像表示光の経路の相違について詳
述する。第1視点E1は、虚像450の全体を視認することのできる上限位置であり、第
2視点E2は虚像450の全体を視認できる下限位置である。よって、第1視点E1から
第2視点E2の間の範囲であれば、ユーザは虚像450の全体を視認することができる。
図5において、実線で示す光A1、A2は、虚像450の上端部451をユーザに提示
するための光線を示しており、中間像形成部360に結像される実像370の上端部37
1から出射される光が投射鏡400およびウィンドシールド610に反射してユーザの視
点E1、E2に到達する。第1視点E1に向かう光A1は、投射鏡400の第1反射位置
401で反射され、第2視点E2に向かうA2は、投射鏡400の第2反射位置402で
反射される。なお、本実施の形態で示す光学系においては、投射鏡400とウィンドシー
ルド610とで画像表示光を反射する構成としているため、中間像形成部360には上下
反転した実像が結像される。
一方、破線で示す光B1、B2は、虚像450の下端部452をユーザに提示するため
の光線を示しており、中間像形成部360に結像される実像370の下端部372から出
射される光が投射鏡400およびウィンドシールド610に反射して視点E1、E2に達
する。第1視点E1に向かう光B1は、投射鏡400の第3反射位置403で反射され、
第2視点E2に向かう光B2は、投射鏡400の第4反射位置404で反射される。
つづいて図6を参照して、中間像形成部360により上下方向に配光される画像表示光
について詳述する。図6は、図5の中間像形成部360と投射鏡400の間の光路を拡大
して示したものである。実像370の上端部371として結像する光Aは、拡散スクリー
ン362に直交する方向(z方向)を基準に、凹レンズ364に入射して角度θ1だけ上
方向(y方向)に方向を変えて透過する。その後、拡散スクリーン362に実像として結
像するとともに拡散されて、配光角ψ1を有する画像表示光として投射鏡400に向かう
。その結果、中間像形成部360に入射する光Aは、主光線A0を中心にして、第1反射
位置401に向かう光A1と、第2反射位置402に向かう光A2の間で配光する画像表
示光となる。
同様に、実像370の下端部372として結像する光Bは、凹レンズ364に入射して
角度θ2だけ上方向(y方向)に方向を変えて透過する。その後、拡散スクリーン362
に実像として結像するとともに拡散されて、配光角ψ2を有する画像表示光として投射鏡
400に向かう。その結果、中間像形成部360に入射する光Bは、主光線B0を中心に
して、第3反射位置403に向かう光B1と、第4反射位置404に向かう光B2の間で
配光する画像表示光となる。
ここで、本実施の形態の凹レンズ364は、z方向を基準として上下方向(図4におけ
る上下方向)に偏心して設けられる。より詳細には、凹レンズ364の光軸の位置は、拡
散スクリーン362の中心位置よりも下方に位置される。そのため、凹レンズ364の光
軸に近い上端部371から出射される主光線A0の角度θ1よりも、凹レンズ364の光
軸から遠い下端部372から出射される主光線B0の角度θ2の方が大きくなる。また、
本実施の形態の凹レンズ364は、凹レンズ364の光軸が凹曲面に含まれないように構
成されるため、主光線A0およびB0は、いずれも上方向(y方向)に傾いて出射される
つづいて図7から図10を参照しながら、本実施の形態における拡散スクリーン362
について詳述する。図7は、拡散スクリーン362の構成を模式的に示す側面図であり、
図8は、拡散スクリーン362の構成を示す上面図である。透過型スクリーンである拡散
スクリーン362は、二枚の光拡散板380a、380bを備える。光拡散板380a、
380bは、片面に複数のマイクロレンズが配列されたマイクロレンズアレイである。本
実施の形態では、レンズアレイを構成するマイクロレンズの形状がそれぞれ異なる二枚の
光拡散板380a、380bを組み合わせて用いる。特性の異なるマイクロレンズアレイ
を組み合わせることにより、拡散スクリーン362を透過した光の配光特性を向上させて
視認性の高い画像表示光を提供する。
第1光拡散板380aは、第1平坦面381aと、第1平坦面381aに背向し、第1
のマイクロレンズ383aが複数配列される第1レンズアレイ面382aを有する。同様
に、第2光拡散板380bは、第2平坦面381bと、第2平坦面381bに背向し、第
2のマイクロレンズ383bが複数配列される第2レンズアレイ面382bを有する。第
1光拡散板380aおよび第2光拡散板380bは、複屈折性を有しないか、複屈折性の
少ない材料で構成されることが望ましく、例えば、ポリカーボネート(PC)などの樹脂
材料で構成される。
第1光拡散板380aは、第1レンズアレイ面382aが凹レンズ364と対向するよ
うに配置され、第2光拡散板380bは、第2レンズアレイ面382bが第1平坦面38
1aと対向するように配置される。これにより、拡散スクリーン362に入射する光Aは
、第1レンズアレイ面382a、第1平坦面381a、第2レンズアレイ面382b、第
2平坦面381bの順に透過する。
第1光拡散板380aおよび第2光拡散板380bは、第1レンズアレイ面382aと
第2レンズアレイ面382bとの距離Wが所定の値となるように配置される。その距離W
は、200μm〜400μm程度とすればよく、好ましくは、250μm〜300μm程
度の範囲とすればよい。第1レンズアレイ面382aと第2レンズアレイ面382bの距
離Wをこの範囲に設定することにより、マイクロレンズの周期的な配列によるモアレの発
生を防ぎ、かつ、二枚の光拡散板を用いることにより像が二重になってしまう影響を抑え
ることができる。ここで、モアレとは、干渉縞のことをいい、規則正しく繰り返される模
様を複数重ね合わせたときに、それらの周期のずれにより視覚的に発生する縞模様のこと
をいう。
なお、図7および図8では、説明の便宜上、第1光拡散板380aと第2光拡散板38
0bの間に隙間を空けているが、本実施の形態では、第1平坦面381aと第2レンズア
レイ面382bとが接するように、第1光拡散板380aと第2光拡散板380bとが積
層される。このとき、第1光拡散板380aの厚さを調整することで、第1レンズアレイ
面382aと第1レンズアレイ面382aの間の距離Wが調整される。したがって、所定
の距離Wが保たれるようにするには、第1光拡散板380aの厚さを200μm〜400
μm程度にすればよい。
第1光拡散板380aおよび第2光拡散板380bは、結像される画像表示光の画像サ
イズに合わせて、図7に示す上下方向(y軸方向)の幅Lyと、図8に示す左右方向(x
軸方向)の幅Lxとが異なるように構成される。具体的には、上下方向の幅Lyよりも左
右方向の幅Lxの方を長くして、左右方向に長い画像が提示できるようにする。人間の視
野角の特性上、左右方向に長い画像の方が見やすいためである。
また、第1光拡散板380aおよび第2光拡散板380bは、図7に示す上下方向の配
光特性(配光角ψy)と図8に示す左右方向(水平方向)の配光特性(配光角ψx)とが
異なるように構成される。具体的には、上下方向の配光角ψyよりも水平方向の配光角ψ
xを大きくして、画像表示光により提示される画像全体が視認できる視線位置の範囲を、
水平方向に大きくする。運転者であるユーザの視点位置は、着座した状態において上下方
向よりも水平方向に大きく動くため、水平方向の視認範囲を広くとることで視認性が高ま
るためである。
本実施の形態では、水平方向の配光角ψxが大きくなるように、レンズアレイ面382
a、382bを構成するマイクロレンズ383a、383bの特性を選択している。本実
施の形態では、第1のマイクロレンズ383aの形状を円形にする一方で、第2のマイク
ロレンズ383bの形状を楕円形にすることにより、水平方向の配光角ψxを大きくする
。以下、図9および図10を参照しながら、このような特性を実現する第1のマイクロレ
ンズ383aおよび第2のマイクロレンズ383bの形状について説明する。
図9(a)は、第1レンズアレイ面382aの構造を示す上面図である。図9(b)は
、第1レンズアレイ面382aの構造を示す断面図であり、図9(a)のX−X線断面を
示す。第1レンズアレイ面382aは、輪郭384aの形状が正六角形である第1のマイ
クロレンズ383aを六方格子状に配列することにより構成される。また、第1レンズア
レイ面382aは、第1のマイクロレンズ383aがx軸方向に並ぶように構成される。
第1のマイクロレンズ383aのx方向の幅Wxaは、10μm〜30μm程度とすれば
よく、例えば、20μm程度とすればよい。一方、第1のマイクロレンズ383aのy方
向の幅Wyaは、x方向の幅Wxaに対応して輪郭384aが正六角形の形状となる幅と
すればよく、例えば、23μm程度とすればよい。
第1のマイクロレンズ383aは、球面からなる曲面によりレンズを構成する。その結
果、第1のマイクロレンズ383aの頂点386aの付近における等高線387aの形状
は円形または略円形となる。ここで、第1のマイクロレンズ383aの等高線387aの
形状とは、z方向に垂直なxy平面で第1のマイクロレンズ383aを切断した場合の断
面形状に対応する。等高線387aのx方向の径Rxaとy方向の径Ryaは、円形であ
ることから同じ長さであり、これらの比により得られる第1の楕円率ea=Rya/Rx
aは、1または1に近い値である。
なお、第1のマイクロレンズ383aの等高線387aの形状は、必ずしも真円である
必要はなく、第1レンズアレイ面382aを形成する製造工程の加工精度などにより、真
円から少しずれた円に近い形状であってもよい。ここでいう円形とは、x方向の径Rxa
とy方向の径Ryaとがほぼ等しいことを言い、x方向の径Rxaとy方向の径Ryaと
が異なることにより明らかに楕円と言える形状ではないことを意図する。
図10(a)は、第2レンズアレイ面382bの構造を示す上面図である。図10(b
)は、第2レンズアレイ面382bの構造を示す断面図であり、図10(a)のX−X線
断面を示す。第2レンズアレイ面382bは、第1レンズアレイ面382aと同様、第2
のマイクロレンズ383bが六方格子状に配列され、x軸方向に第2のマイクロレンズ3
83bが並ぶように構成される。
その一方で、第2のマイクロレンズ383bの輪郭384bは、正六角形ではなく、正
六角形をx方向に圧縮したような六角形状を有する。その結果、第2のマイクロレンズ3
83bは、楕円面からなる曲面によりレンズを構成し、頂点386bの付近における等高
線387bの形状は楕円形となる。また、x方向に圧縮された楕円形であることから、等
高線387bのx方向の径Rxbとy方向の径Rybは異なる長さとなり、x方向が短軸
、y方向が長軸となる。また、長軸と短軸の比により得られる第2の楕円率eb=Ryb
/Rxbは、1よりも大きな値となる。つまり、第2の楕円率ebは、第1のマイクロレ
ンズ383aにおける第1の楕円率eaと異なる値をとる。
第2のマイクロレンズ383bのx方向の幅Wxbは、第1のマイクロレンズ383a
のx方向の幅Wxaと同様、10μm〜30μm程度とすればよいが、第1のマイクロレ
ンズ383aのx方向の幅Wxaとは異なる値とすることが望ましい。例えば、第1のマ
イクロレンズ383aのx方向の幅Wxaを20μmとした場合、第2のマイクロレンズ
383bのx方向の幅Wxbは、15〜19μm程度とすればよい。一方、第2のマイク
ロレンズ383bのy方向の幅Wybは、等高線387bの楕円形状が第2の楕円率eb
をとるようにx方向の幅Wxbに対応した幅とすればよい。例えば、第2のマイクロレン
ズ383bのy方向の幅Wybは、21μm〜30μm程度とすればよい。
第2のマイクロレンズ383bは、x方向に短軸を有し、y軸方向に長軸を有する楕円
形状のレンズであるため、x方向の曲率がy方向の曲率よりも大きくなる。その結果、第
2のマイクロレンズ383bに入射する光は、曲率の低いy方向と比べて、曲率の高いx
方向に大きく拡散することとなり、x方向の配光角が大きくなることとなる。これにより
、上下方向の配光角ψyよりも水平方向の配光角ψxを大きくすることができる。
つづいて、図11から図13を参照しながら、本実施の形態に係る拡散スクリーン36
2の配光特性について示す。図11(a)は、比較例に係る拡散スクリーン392を模式
的に示す図であり、図11(b)は、実施の形態にかかる拡散スクリーン362を模式的
に示す図である。比較例に係る拡散スクリーン392は、本実施の形態に係る第1光拡散
板380aのみにより構成される透過型スクリーンである。まず、比較例に係る拡散スク
リーン392の配光特性を図12を用いて示し、拡散スクリーン392における課題につ
いて説明する。つづいて、本実施の形態に係る拡散スクリーン362の配光特性を図13
を用いて示す。
図12は、比較例に係る拡散スクリーン392を透過した光の配光分布を示すグラフで
ある。本グラフは、図11(a)に示す入射角θinを、−20度、0度、20度とした
場合における透過光の配光特性を示す。図示されるように、いずれの入射角θinにおい
ても、ピーク付近の形状がギザギザとした配光分布が見られる。これは、複数のマイクロ
レンズが周期的に配列されるため、マイクロレンズにより回折された透過光が干渉して、
特定の方向における強度が高まるためと考えられる。このような回折ピークが見られると
、画像表示光により提示される画像の輝度にムラができ、視認性の低下につながる。
また、入射角θinが−20度または20度の場合には、左右非対称な配光分布が見ら
れる。中心(0度)に近い角度では、ピーク位置に向けて強度が緩やかに高まるのに対し
、中心より離れた角度(−60度、60度)からピーク位置に向けて強度が急峻に高まる
。このように非対称な配光分布を有することとなると、視線位置を動かした場合に、虚像
450の一部範囲の輝度が急激に変化するように見えてしまい視認性の低下につながる。
虚像450の視認範囲を広げるためには、画像表示光を透過型スクリーンに斜めに入射さ
せる必要があるため、斜入射させた場合であっても透過光の配光分布が左右対称であるこ
とが望ましい。
図13は、実施の形態に係る拡散スクリーンを透過した光の配光分布を示すグラフであ
る。本グラフは、図11(b)に示す入射角θinを、−20度、0度、20度とした場
合における透過光の配光特性を示す。比較例の場合とは異なり、いずれの入射角θinに
おいても、ピーク付近にギザギザの形状が見られず、ガウス分布に近いなだらかな形状の
配光分布となっている。これは、マイクロレンズの形状が異なる二枚のマイクロレンズア
レイを組み合わせているため、マイクロレンズアレイを一枚だけ用いる場合と比べて回折
による干渉効果を緩和できたためと考えられる。これにより虚像450の輝度のムラを抑
えて視認性を高めることができる。
また、入射角θinが−20度または20度の場合においても、配光分布が左右対称に
近い形状となることがわかる。これにより、視線位置を動した場合であっても、虚像45
0の輝度を均一にすることができる。これにより、視線位置が動く前と動いた後に見える
画像の間での輝度の変化量を少なくして、視認性を高めることができる。
また、二枚のマイクロレンズアレイを組み合わせることにより、マイクロレンズアレイ
を一枚だけ用いる場合と比べて、透過光の配光角ψの幅を広げることができる。ここでの
配光角ψの幅とは、例えば、グラフに示す配光分布の半値全幅に相当する角度の値である
。透過光の配光角ψを広げることで、虚像450の全体を視認できる視線位置の範囲を広
くすることができる。これにより、視線位置が移動する場合であっても、画像全体を提示
することができるため、視認性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る拡散スクリーン362において、第1レンズアレイ面382
aと第2レンズアレイ面382bの間の距離を、200μm〜400μm程度としている
。一般に、周期的な配列構造を有するマイクロレンズアレイを二枚組み合わせると、モア
レが発生しやすい。また、周期性のない拡散スクリーンを二枚組み合わせた場合であって
も、それぞれのスクリーンに結像する像が重なり合って二重像を形成し、虚像450の解
像度が低下する要因となりうる。本実施の形態では、レンズアレイ面の間の距離を約40
0μm以下としているため、二重像の発生による解像度の低下を抑えることができる。
一方で、第1レンズアレイ面382aと第2レンズアレイ面382bの間の距離を小さ
くしすぎると、第1レンズアレイ面382aにより回折される光の干渉効果を、第2レン
ズアレイ面382bによって十分に緩和できなくなるおそれがある。本実施の形態では、
レンズアレイ面の間の距離を約200μm以上とすることで、マイクロレンズアレイを一
枚だけ用いる場合に発生する回折ピークの発生を抑制することができる。また、周期的な
配列のマイクロレンズアレイを組み合わせることによるモアレの発生も抑制することがで
きる。つまり、二つのレンズアレイ面の距離を200μm〜400μm程度とすることで
、解像度の低下を抑えつつ、輝度ムラやモアレの発生を抑えて、視認性の高い画像を提示
することができる。
以下、本実施の形態における中間像形成部360により奏する効果について述べる。
本実施の形態における中間像形成部360は、主光線A0、B0に対して所定の配光角
ψ1、ψ2を有した画像表示光となるよう主光線の配光角を制御する拡散スクリーン36
2を有する。このため、視点位置が移動する場合であっても所定範囲内であれば一定の明
るさの虚像を提示することができる。また、拡散スクリーン362として、配光角ψ1、
ψ2が投射鏡400の第1反射位置401から第2反射位置402の範囲内、または第3
反射位置403から第4反射位置404の範囲内となる特性のものを選択することにより
、画像表示光を高効率に利用することができる。この反射位置の範囲よりも配光角が狭く
なってしまうと、明るい虚像450を提示できる視点の範囲が狭くなってしまう一方で、
この反射位置の範囲よりも配光角が広くなってしまうと、投射鏡400で反射されない画
像表示光の割合が増えて、ユーザに提示される虚像450が暗くなってしまうためである
。このように、配光角ψ1、ψ2を適切に制御することにより、明るい虚像450を高効
率でユーザに提示することができ、虚像450の視認性を高めることができる。
また、中間像形成部360は、中間像形成部360を透過した主光線A0、B0の方向
を制御する凹レンズ364を有する。中間像形成部360として凹レンズ364を設ける
ことにより、中間像形成部360と投射鏡400の間の距離Dを短くしなければならない
場合であっても、ユーザに提示する虚像450をより大きくすることができる。したがっ
て、凹レンズ364を設けることにより、光学ユニット100の大きさを小型化しつつ、
より大きな虚像450を提示することができ、虚像450の視認性を高めることができる
また、中間像形成部360は、凹レンズ364が上下方向に偏心して設けられる。これ
により、虚像450をユーザの視線方向に対して真正面ではなく、上下方向に少しずらし
た位置に提示することができる。虚像450の上端部451を提示するための光と、虚像
450の下端部452を提示するための光との間に角度差をつけることができるためであ
る。虚像450を上下方向にずらすことによって、ユーザにとって見やすい位置に虚像4
50を提示することができ、虚像450の視認性を高めることができる。また、上下方向
に偏心させた凹レンズを用いることにより、光学ユニット100をより小型化することが
できる。
また、中間像形成部360は、拡散スクリーン362として、マイクロレンズアレイで
ある二枚の光拡散板380a、380bを組み合わせて用いる。これにより、ユーザに角
度差をつけた画像表示光を提示するために拡散スクリーン362に斜めに光を入射させる
場合であっても、拡散スクリーン362を透過した後の光の配光分布を整えることができ
る。また、虚像450として提示される画像の輝度ムラを抑えつつ、透過光の配光角を大
きくして虚像450の全体を視認できる視線位置の範囲を広げることができる。その結果
、虚像450の視認性を高めることができる。
また、拡散スクリーン362は、円形状を有する第1のマイクロレンズ383aで構成
される第1レンズアレイ面382aと、楕円形状を有する第2のマイクロレンズ383b
で構成される第2レンズアレイ面382bの組み合わせにより構成される。マイクロレン
ズの形状が異なる二枚の光拡散板380a、380bを組み合わせることで、回折光の干
渉の影響による輝度ムラを抑えることできる。また、第2のマイクロレンズ383bを、
x方向に短軸を有しy方向に長軸を有する楕円形状とすることで、x方向の配光角をy方
向よりも大きくすることができる。これにより、視認可能な範囲をx方向(左右方向)に
広げることができ、虚像450の視認性を高めることができる。
また、拡散スクリーン362は、第1レンズアレイ面382aと第2レンズアレイ面3
82bの距離Wが所定の値となるように構成される。この距離Wを一定の範囲にすること
により、二重像やモアレの発生による解像度の低下を抑えつつ、輝度ムラの少ない虚像4
50を提示することができる。これにより、虚像450の視認性を高めることができる。
つづいて、図14を参照しながら変形例に係る拡散スクリーン362について示す。図
14(a)〜(c)は、変形例に係る拡散スクリーン362の構成を模式的に示す側面図
である。
図14(a)は、変形例1に係る拡散スクリーン362である。変形例1では、第1レ
ンズアレイ面382aと第2平坦面381bとが対向するように二枚の光拡散板380a
、380bを積層させている。その結果、拡散スクリーン362に入射する光は、第1平
坦面381a、第1レンズアレイ面382a、第2平坦面381b、第2レンズアレイ面
382bの順に透過する。このような構成であっても、第1レンズアレイ面382aと第
2レンズアレイ面382bの間の距離Wを一定の範囲にすることで、上述の実施の形態と
同様の効果を得ることができる。
図14(b)は、変形例2に係る拡散スクリーン362である。変形例2では、第1平
坦面381aと第2平坦面381bとが接するように二枚の光拡散板380a、380b
が積層される。その結果、拡散スクリーン362に入射する光は、第1レンズアレイ面3
82a、第1平坦面381a、第2平坦面381b、第2レンズアレイ面382bの順に
透過する。このとき、第1レンズアレイ面382aと第2レンズアレイ面382bの間の
距離Wを一定の範囲となるように、第1光拡散板380aの厚さと第2光拡散板380b
の厚さの合計値が距離Wと等しくなるように厚さが調整される。変形例2においても、上
述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、変形例2において、二枚の光拡散板380a、380bは別体である必要はなく
、代わりに、両面にレンズアレイ面を形成した一枚の光拡散板を用いてもよい。この場合
、一方の面には第1レンズアレイ面382aが形成され、他方の面には第2レンズアレイ
面382bが形成される。また、この光拡散板の厚さは、距離Wと等しくなるように調整
される。このような構成としても、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
図14(c)は、変形例3に係る拡散スクリーン362である。変形例3では、第1レ
ンズアレイ面382aと第2レンズアレイ面382bとが対向するように配置されるとと
もに、その間に透光板380cが設けられる。透光板380cは、両面に平坦面が設けら
れ、ポリカーボネートなどの透明な樹脂材料で構成される。透光板380cは、第1レン
ズアレイ面382aと第2レンズアレイ面382bの距離Wを一定の範囲に保つ役割を有
し、その厚さが距離Wと同じに等しくなるように調整される。このような構成としても、
上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第2の実施の形態)
上述した第1の実施の形態における透過型スクリーンである拡散スクリーン362は、
ヘッドアップディスプレイ10に用いる用途に加えて、虚像を提示する各種装置に適用可
能である。具体的な他の実施形態としては、自動車等に用いられるインスツルメントパネ
ルに用いることができる。以下、図15から図17を参照しながら、虚像を用いてインス
ツルメントパネルに各種情報を表示する画像表示装置の構成について説明する。
図15は、本発明の他の実施の形態に係るヘッドアップディスプレイ10及びインスツ
ルメントパネル70の設置態様を模式的に示す図である。本実施の形態においては、ヘッ
ドアップディスプレイ10が提示する虚像450に加えて、インスツルメントパネル70
によって別の虚像750が提示される。二つの虚像450、750は、虚像提示面である
ウィンドシールド610またはスモーク板710よりも遠方に画像があるように見える。
運転者であるユーザは、視線方向を移動させることにより、ウィンドシールド610を
介して提示される虚像450とスモーク板710を介して提示される虚像750の双方を
見ることなる。本実施の形態では、ユーザの視点Eから見て同一またはほぼ同一の距離に
二つの虚像450、750が見えるように表示することで、ユーザの視点Eから見た二つ
の虚像450、750の焦点位置がほぼ同じとなるようにする。これにより、運転中など
に視線方向を移動させて双方の虚像450、750を見る場合における焦点移動を少なく
し、視線移動に伴うユーザの負担を軽減させる。
ヘッドアップディスプレイ10の構成は、上述した第1の実施の形態と同様の構成であ
る。インスツルメントパネル70の構成も、ヘッドアップディスプレイ10と同様である
が、ウィンドシールド610により画像表示光を反射して虚像450を提示する代わりに
、スモーク板710を透過した画像表示光により虚像750を提示する点で相違する。以
下、インスツルメントパネル70の構成を中心に説明する。
インスツルメントパネル70は、画像投射部720、中間鏡735、中間像形成部73
6、凹面鏡740およびスモーク板710を備える。インスツルメントパネル70の画像
投射部720、中間鏡735、中間像形成部736、凹面鏡740は、それぞれ上述した
ヘッドアップディスプレイ10の画像投射部210、中間鏡350、中間像形成部360
、投射鏡400と同様のものである。
インスツルメントパネル70は、画像投射部720が生成する画像表示光を中間像形成
部736に実像として結像させ、中間像形成部736に結像した実像に係る画像表示光を
凹面鏡740により拡大反射してスモーク板710に投射する。これによりユーザは、ス
モーク板710を介して凹面鏡740により反射拡大された画像を視認する。特に、中間
像形成部736に結像された実像を10倍以上の大きさに拡大可能な形状を有する凹面鏡
740を用いることで、インスツルメントパネル70を小型化することができる。
ユーザは、スモーク板710を介して凹面鏡740が反射する画像表示光を直接視認す
るが、実際には、ユーザの視点Eから約1m〜2m先に約10インチ〜12インチの虚像
750が見えることとなる。また、ユーザは、ウィンドシールド610を介してヘッドア
ップディスプレイ10が提示する画像表示光を視認することができ、ユーザの視点Eから
約2m前方に約12インチの虚像450が見える。
スモーク板710は、光の透過率が低い平板状の部材である。スモーク板710は、例
えば、スモーク樹脂板に対してスモークフィルムをラミネートして形成される。このよう
な構成とすることで、スモーク板710の透過率を低くするとともに、スモーク板710
の界面における反射率を低くすることができる。また、スモーク樹脂板をフィルムにより
保護することができる。なお、スモーク板710は、平板形状ではなく、曲面を構成する
ような板状部材であってもよい。
スモーク板710の透過率は、スモーク板710の界面における反射率より小さい値と
することが望ましく、8%以下とすることが好ましい。透過率を8%以下とすることで、
ユーザの後方や上方向からの太陽光などが凹面鏡740に入射し、ユーザや他の構成部材
に光が反射することを防止することができる。また、スモーク板710の透過率を低くす
ることで、インスツルメントパネル70の内部が見えにくい構成とすることができる。こ
れにより、虚像750の視認性を高めるとともに、インスツルメントパネル70のデザイ
ン性を高めることができる。
なお、スモーク板710は、その表面にタッチパネル用のセンサを備えてもよい。スモ
ーク板710をタッチパネルとして機能させることにより、スモーク板710は、インス
ツルメントパネル70に対する設定を行うユーザインターフェースを兼ねることができる
。これにより、インスツルメントパネル70に対する入力ボタンなどをダッシュボード上
の他の位置に設ける必要が無くなり、ダッシュボード上をすっきりとさせることができる
インスツルメントパネル70は、ヘッドアップディスプレイ10と同様に、制御装置を
含む。インスツルメントパネル70の制御装置は、ヘッドアップディスプレイ10の制御
装置50と共通であってもよいし、ヘッドアップディスプレイ10とは別に制御装置を備
えることとしてもよい。
インスツルメントパネル70は、制御装置からの画像信号により、スピードメータ、タ
コメータ、燃料計、シフトポジション等、一般的な車両のインスツルメントパネルに備え
られる計器が示す内容を表示する。また、インスツルメントパネル70は、車両の後方を
撮影するカメラにより撮像される車両後方の画像を表示してもよい。
インスツルメントパネル70に表示される内容は、運転状況やユーザからの入力情報な
どの様々な条件によって、それぞれの表示内容に割り当てられる画像のサイズや表示形態
を変化させることとしてもよい。例えば、ユーザの好みに応じた表示形態としたり、車両
の走行速度に応じて、スピードメータのサイズを大きくしたり、バック走行時にはスピー
ドメータ等の表示を無くして車両後方の画像を大きく表示したりしてもよい。
図16は、ヘッドアップディスプレイ10及びインスツルメントパネル70の設置態様
を模式的に示す斜視図であり、図17は、ヘッドアップディスプレイ10及びインスツル
メントパネル70の設置態様を模式的に示す正面図である。図示されるように、スモーク
板710は、インスツルメントパネル70の前面に設置され、一般的な車両においてイン
スツルメントパネルが設けられる位置に設けられる。その結果、スモーク板710は、運
転席に着座したユーザの正面に位置するように配置され、運転者であるユーザは、ハンド
ル越しにスモーク板710を視認することとなる。
また、ヘッドアップディスプレイ10が提示する虚像450は、ユーザの視点Eから見
てインスツルメントパネル70の奥に位置する箇所に表示される。その結果、ヘッドアッ
プディスプレイ10が提示する虚像450と、インスツルメントパネル70が提示する虚
像750は、ユーザの視点Eとほぼ同軸上に並ぶように配置されることとなる。このよう
な配置とすることによって、ユーザの視点移動をさらに少なくすることができ、車外の景
色と、ヘッドアップディスプレイ10が提示する虚像450およびインスツルメントパネ
ル70が提示する虚像750を同時に目視することも可能となる。
以上の構成により、本実施の形態では、ヘッドアップディスプレイ10が提示する虚像
450と、インスツルメントパネル70が提示する虚像750とが、ユーザの視点Eから
ほぼ同軸上に配置されるとともに、ユーザの視点Eから同一またはほぼ同一の距離に見え
ることとなる。そのため、ヘッドアップディスプレイ10が提示する虚像450とともに
車外の風景を目視している状態から、インスツルメントパネル70が提示する虚像750
を目視する状態へと視線を移動させる場合において、ユーザの視点移動角と焦点移動量の
双方を小さくすることができる。これにより、ユーザにより多くの情報を提示しつつ、視
線移動に伴うユーザの負担を減らすことができる。
なお、変形例に係るインスツルメントパネル70においては、ユーザの視点Eから虚像
750までの距離や、視認される虚像750のサイズを、運転状況やユーザからの入力情
報などの様々な条件によって変更することとしてもよい。このような変形例に係るインス
ツルメントパネル70では、中間像形成部736および凹面鏡740の位置を調整する駆
動部をさらに備え、この駆動部を制御することにより虚像750の距離およびサイズを調
整する。
例えば、インスツルメントパネル70の制御装置が車速情報を取得し、車両の走行速度
が60km/h以上などの所定速度以上である場合には、インスツルメントパネル70の
虚像750までの距離を、ヘッドアップディスプレイ10の虚像450の距離と同一また
はほぼ同一の距離とする。一般に、車両の走行速度が高い場合、比較的遠方の位置に焦点
を合わせて運転をすることから、インスツルメントパネル70が提示する虚像750の焦
点位置を遠くすることによって、視線移動に伴う負担を減らすことができる。
一方、車両の走行速度が所定速度以下である場合は、インスツルメントパネル70の虚
像750までの距離を、ヘッドアップディスプレイ10の虚像450の距離よりも数十c
m〜1m程度手前に設定する。一般に、車両の走行速度が低いときには比較的近い位置に
焦点を合わせて運転することが多いことから、インスツルメントパネル70が提示する虚
像750の焦点位置を短くすることによって、視線移動に伴う負担を減らすことができる
。その他、後方走行時にも、インスツルメントパネル70の虚像750の距離を手前に設
定することとしてもよい。このような制御を行うことで、視線移動に伴うユーザの負担を
減らしつつ、より多くの情報をユーザに提示することができる。視線移動の負担が減るこ
とにより、ユーザはより短い時間でより多くの情報を確認することができる。
以上、本発明を上述の各実施の形態を参照して説明したが、本発明は上述の各実施の形
態に限定されるものではなく、各実施の形態の構成を適宜組み合わせたものや置換したも
のについても本発明に含まれるものである。
上述の実施の形態においては、中間像形成部360として凹レンズ364を拡散スクリ
ーン362の手前に配置する場合、つまり、凹レンズ364を透過した画像表示光が拡散
スクリーン362に入射する構成となる場合を示した。さらなる変形例として、拡散スク
リーン362と凹レンズ364を逆に配置することとしてもよい。この場合、中間鏡35
0から投射鏡400の間は、中間鏡350、拡散スクリーン362、凹レンズ364、投
射鏡400の順に光学素子が配列されることとなる。中間像形成部360の向きを逆にし
たとしても、拡散スクリーン362により画像表示光の配光角を制御するとともに、凹レ
ンズ364により主光線の向きを制御して、視認性の高い虚像450を提示することがで
きる。
上述の実施の形態においては、中間像形成部360として凹レンズ364を用いること
により画像表示光の主光線の方向を制御することとした。変形例においては、凹レンズ3
64を設けず、中間像形成部360が拡散スクリーン362のみを備える構成としてもよ
い。この変形例においては、画像投射部210が備える投射レンズ群242により、画像
表示光の主光線の方向が調整される。
上述の実施の形態においては、第2レンズアレイ面382bを、x方向に短軸を有しy
方向に長軸を有する楕円形状の第2のマイクロレンズ383bで構成する場合を示した。
変形例においては、第2のマイクロレンズ383bの長軸と短軸の方向が異なる向きとな
るようにして第2レンズアレイ面382bを構成することとしてもよい。例えば、上下方
向(y方向)の配光角を大きくしたい場合には、短軸がy方向となるように構成すればよ
い。この場合においても、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
上述の実施の形態においては、拡散スクリーン362に入射する光が、円形状の第1の
マイクロレンズ383aにより構成される第1レンズアレイ面382a、楕円形状の第2
のマイクロレンズ383bにより構成される第2レンズアレイ面382bの順に透過する
場合について示した。変形例においては、第1レンズアレイ面382aと第2レンズアレ
イ面382bの配置を逆にして、第2レンズアレイ面382b、第1レンズアレイ面38
2aの順に入射光が透過する構成としてもよい。
上述の実施の形態においては、第1レンズアレイ面382aを、円形状を有する第1の
マイクロレンズ383aで構成する場合を示した。変形例においては、楕円形状を有する
第1のマイクロレンズ383aを用いてもよい。この場合、第1のマイクロレンズ383
aと第2のマイクロレンズ383bの形状は異なることが望ましく、第1の楕円率ea
第2の楕円率ebの値が異なるようにすることが望ましい。二枚の光拡散板において、そ
れぞれのマイクロレンズの楕円率ea、ebを異なる値とすることで、回折光の干渉によ
る回折ピークの発生を抑えることができる。
上述の実施の形態では、第1のマイクロレンズ383aおよび第2のマイクロレンズ3
83bの輪郭384a、384bの形状が六角形となる場合について示した。変形例にお
いては、マイクロレンズの輪郭の形状を四角形とし、複数のマイクロレンズを格子状また
は六方格子状に配置することとしてもよい。また、マイクロレンズの輪郭の形状を円形ま
たは楕円形とし、平坦面の上に円形または楕円形のマイクロレンズを配列させることとし
てもよい。
上述の実施の形態においては、虚像を提示する画像表示装置として、車両用に用いられ
るヘッドアップディスプレイ10や、インスツルメントパネル70を用いた例について説
明した。さらなる変形例として、虚像の投影により車両の後方を確認する虚像電子ミラー
に本発明に係る画像表示装置を適用してもよい。
虚像電子ミラーとは、車両の後方を撮影するカメラからの画像を、インスツルメントパ
ネル70と同様の構成により、リアルタイムでユーザに提示するものである。虚像電子ミ
ラーは、一般的なサイドミラーやバックミラーを補助する装置または置き換えされる装置
として利用可能である。例えば、サイドミラーに置き換えて虚像電子ミラーを用いる場合
、一般的な計器類で構成されるインスツルメントパネルや、上述した虚像750を提示可
能なインスツルメントパネル70の左右の位置に虚像電子ミラーを設けて、車両後方の画
像を提示する。
このとき、ユーザの視点Eから虚像電子ミラーが提示する虚像までの距離は、インスツ
ルメントパネル70が提示する虚像750の距離と同一またはほぼ同一とすることが望ま
しい。各種情報を虚像としてユーザに提示する装置が複数存在する場合に、それぞれの装
置における虚像提示面よりも遠方に虚像が見えるようにすることで、視線移動に伴うユー
ザの負担を軽減することができる。
また、虚像電子ミラーにおいても、インスツルメントパネル70と同様に車両の速度や
他の条件に対応して、虚像の距離やサイズを可変することとしてもよい。インスツルメン
トパネル70により提示される虚像の距離と同じまたはほぼ同一にすることで、視線移動
に伴うユーザの負担を軽減することができる。これに伴い、車両を運行させるために必要
となる安全確認や情報確認の時間を低減させることができ、ユーザにとって使いやすいシ
ステムとすることができる。
10…ヘッドアップディスプレイ、70…インスツルメントパネル、210…画像投射
部、360…中間像形成部、362…拡散スクリーン、364…凹レンズ、370…実像
、380a…第1光拡散板、380b…第2光拡散板、381a…第1平坦面、381b
…第2平坦面、382a…第1レンズアレイ面、382b…第2レンズアレイ面、383
a…第1のマイクロレンズ、383b…第2のマイクロレンズ、386a,386b…頂
点、387a,387b…等高線、450…虚像、710…スモーク板、720…画像投
射部、735…中間鏡、736…中間像形成部、740…凹面鏡、750…虚像。

Claims (2)

  1. 画像表示光に基づく実像が結像する中間像形成部であって、
    前記画像表示光の主光線の向きを変化させる凹レンズと、
    前記主光線が透過する透過型スクリーンと、を備え、
    前記透過型スクリーンは、
    第1レンズアレイ面と、前記第1レンズアレイ面に背向する第1平坦面と、を有する第1光拡散板と、
    第2レンズアレイ面と、前記第2レンズアレイ面に背向する第2平坦面と、を有する第2光拡散板と、を備え、
    前記第2光拡散板は、前記第2レンズアレイ面が前記第1平坦面と対向して配置されることを特徴とする中間像形成部。
  2. 画像表示光に基づく実像が結像する中間像形成部であって、
    前記画像表示光の主光線の向きを変化させる凹レンズと、
    前記主光線が透過する透過型スクリーンと、を備え、
    前記凹レンズの光軸方向をz軸方向とし、そのz軸方向と前記主光線の透過方向との双方に直交する方向をx軸方向、そのz軸方向およびそのx軸方向に直交する方向をy軸方向とした場合に、
    前記凹レンズは、前記y軸方向に偏心して設けられることを特徴とする中間像形成部。
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