JP2018047707A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置全体の設置面積を増大させることなく、装置本体内に配置された記録ヘッドに対して同じく装置本体内に配置された液体収容体から液体供給経路を通じて容易に液体を供給することができる記録装置を提供する。【解決手段】記録装置12は、装置本体12Aの内部に配置され、用紙Pに対してインクを噴射する記録ヘッド20と、インクを収容した液体収容体27が着脱可能であるとともに、装置本体に設けられた挿抜口42aに対して挿抜可能な液体収容体着脱ユニット26と、液体収容体から記録ヘッドに向けてインクを供給可能なインク供給チューブ21と、を備え、インク供給チューブ21を分離形成するインク供給チューブ21aとインク供給チューブ21bとは、装置本体の挿抜口に液体収容体着脱ユニットが挿入されることで接続され、装置本体の挿抜口から液体収容体着脱ユニットが抜き出されることで接続状態が切り離される。【選択図】図2

Description

本発明は、例えばインクジェット式プリンターなどの記録装置に関する。
従来から、記録装置の一種として、記録ヘッドから用紙等の媒体にインクを噴射して印刷(記録)を行うインクジェット式のプリンターが知られている。こうしたプリンターにおいて、比較的大量の印刷を行う場合には、記録ヘッドへ連続的に安定してインクを供給することが必要になる。そのため、この種のプリンターの中には、インクパックなどからなる大容量の液体収容体をプリンターの装置本体外に備え、その大容量の液体収容体からインク供給チューブを通じて装置本体内に配置した記録ヘッドにインクを供給する構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−121659号公報
ところで、上述のようなプリンターでは、液体収容体が装置本体外に配置されている。そのため、装置本体の設置面積に加えて液体収容体の設置面積がある分だけ、プリンター全体の設置面積が増大するという問題がある。そこで、こうした問題に対処するために、装置本体内に液体収容体を配置し、その装置本体内において液体収容体から記録ヘッドにインク供給チューブを通じてインクを供給することが考えられる。
しかしながら、そのようにすると、液体収容体は交換作業が必要になるため、その交換時において、装置本体内での液体収容体とインク供給チューブとの接続作業が煩雑になるという新たな問題がある。
なお、こうした問題は、インクジェット式プリンターに限らず、装置本体内に配置した記録ヘッドに供給する液体を収容した液体収容体を装置本体内に配置し、その液体収容体と記録ヘッドとの間を液体供給経路で接続する構成とした記録装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置全体の設置面積を増大させることなく、装置本体内に配置された記録ヘッドに対して同じく装置本体内に配置された液体収容体から液体供給経路を通じて容易に液体を供給することができる記録装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する記録装置は、装置本体の内部に配置され、媒体に対して液体を噴射する記録ヘッドと、前記液体を収容した液体収容体が着脱可能であるとともに、前記装置本体に設けられた挿抜口に対して挿抜可能に構成された液体収容体着脱ユニットと、前記液体収容体から前記記録ヘッドに向けて前記液体を供給可能な液体供給経路と、を備え、前記液体供給経路は、前記液体収容体着脱ユニットに設けられたユニット側経路と前記装置本体に設けられた装置本体側経路とを含み、前記ユニット側経路と前記装置本体側経路とは、前記装置本体の前記挿抜口に前記液体収容体着脱ユニットが挿入されることで接続され、前記装置本体の前記挿抜口から前記液体収容体着脱ユニットが抜き出されることで接続状態が切り離される。
この構成によれば、液体収容体は、装置本体の挿抜口から抜き出された状態にある液体収容体着脱ユニットに対して容易に着脱される。そして、その液体収容体を装着した液体収容体着脱ユニットが装置本体の挿抜口に挿入されると、液体供給経路を分離形成していたユニット側経路と装置本体側経路が接続されることにより、液体収容体から記録ヘッドに向けた液体の供給が可能となる。また、その際において、液体収容体は装置本体の内部に配置されるので、装置全体の設置面積が増大することもない。したがって、装置全体の設置面積を増大させることなく、装置本体内に配置された記録ヘッドに対して同じく装置本体内に配置された液体収容体から液体供給経路を通じて容易に液体を供給することができる。
また、上記記録装置において、前記ユニット側経路における前記装置本体側経路に対するユニット側接続部及び前記装置本体側経路における前記ユニット側経路に対する装置本体側接続部の各々には、両接続部が互いに接続された状態では開弁する一方、両接続部が非接続の状態では閉弁する弁機構が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、液体収容体を装着した液体収容体着脱ユニットが装置本体の挿抜口に挿入されてユニット側接続部と装置本体側接続部が接続された状態になると、両接続部に各々設けられた弁機構が開弁状態となるので、ユニット側経路と装置本体側経路が接続されて液体収容体から記録ヘッドに向けた液体の供給が可能となる。その一方、液体収容体着脱ユニットが装置本体の挿抜口から抜き出されて両接続部の接続状態が切り離されると、各接続部に設けられた弁機構が閉弁する。そのため、例えば液体収容体の着脱交換のために、液体収容体着脱ユニットを装置本体の挿抜口から抜き出した場合に、ユニット側経路及び装置本体側経路から液体が漏出することを抑制できる。
また、上記記録装置は、前記液体収容体着脱ユニットが前記挿抜口に挿入されて前記両接続部が接続された状態となる前に、その挿入方向に移動する前記液体収容体着脱ユニットに対して移動抵抗力を付与可能に接触する移動抵抗付与部を更に備え、前記液体収容体着脱ユニットは、前記移動抵抗付与部が付与する移動抵抗力に抗して前記挿入方向へ更に移動することによって、前記両接続部を接触させることが好ましい。
この構成によれば、装置本体の挿抜口から液体収容体着脱ユニットがユーザーによって勢い良く挿入されたとしても、ユニット側接続部と装置本体側接続部が勢い良くぶつかるような事態を移動抵抗付与部により回避できる。
また、上記記録装置においては、前記移動抵抗付与部は、前記液体収容体着脱ユニットとの接触状態において、前記液体収容体着脱ユニットが更に挿入方向に移動した場合には当該液体収容体着脱ユニットに対して前記挿抜口から抜き出される方向への付勢力を付与すると共に、前記両接続部が接続されたときには蓄力状態となる付勢部材を含んで構成されていることが好ましい。
この構成によれば、挿抜口から液体収容体着脱ユニットを抜き出すときには、付勢部材が蓄力状態から抜き出し方向への付勢力を解放することになるので、液体収容体着脱ユニットの抜き出し作業が容易になる。
また、上記記録装置において、前記液体収容体着脱ユニットには、前記ユニット側経路を通じて前記液体を上流側の前記液体収容体から下流側に向けて流動させるために駆動されるポンプ機構を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、例えば液体収容体着脱ユニットが装置本体における鉛直方向の下部に配置される一方で、記録ヘッドが装置本体における鉛直方向の上部に配置されたような場合でも、液体収容体着脱ユニットに装着された液体収容体から液体をポンプ機構の駆動により円滑に記録ヘッド側へ供給することができる。
また、上記記録装置において、前記液体収容体着脱ユニットには、複数の前記液体収容体が着脱可能であると共に、各液体収容体と個別に対応する複数の前記ユニット側経路が設けられ、前記装置本体には、複数の前記ユニット側経路と個別に対応する複数の前記装置本体側経路が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、媒体に対して複数種類の液体を使用した多色による記録を行うことができる。
実施形態の記録装置を前方左斜め上方から見た斜視図。 同記録装置の内部構成を示す概略断面図。 液体収容体の分解斜視図。 変形例の液体収容体の斜視図。 変形例の液体収容体着脱カセットを前方右斜め下方から見た斜視図。 ガイドレールとガイド溝との位置関係を示す概略説明図であって、(a)は液体収容体着脱ユニットの挿入完了時の概略説明図、(b)は液体収容体着脱ユニットの挿入途中又は抜き出し途中の概略説明図。 変形例のユニット側接続部と装置本体側接続部との位置関係を示す模式図。
以下、実施形態に係る記録装置について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態における記録装置は、例えば、用紙などの媒体に液体の一例であるインクを噴射することによって記録(印刷)を行うインクジェット式のプリンターである。なお、以下の説明において方向を示す場合は、特に断わらない限り、図1に示す方向を基準にして説明するものとする。
図1に示すように、複合機11は、インクを噴射することで記録動作を行う記録装置12と、原稿(図示略)に記録された情報を読み取る読取装置13と、積層された複数枚の原稿を読取装置13に順次給送可能な自動原稿給送部14を備えている。読取装置13は記録装置12における箱体形状をなす装置本体12A上に配置され、自動原稿給送部14は読取装置13上に配置されている。記録装置12における装置本体12Aの前面上部には、ユーザーが複合機11に対して情報を入力する際に操作される操作部15と、複合機11の各種情報が表示される表示部16とが設けられている。そして、装置本体12A内には、供給される用紙Pにインクを噴射することで記録を行う記録部17が設けられている。
すなわち、装置本体12A内には、用紙Pに対する主走査方向となる左右方向に沿って延びるようにガイド軸18が架設され、そのガイド軸18には、主走査方向に沿って移動可能な状態でキャリッジ19が支持されている。このキャリッジ19は、図示しないキャリッジモーターの駆動に伴い主走査方向に沿って往復移動する。そして、キャリッジ19の下面側には、用紙Pに対してインクを噴射することで記録を行う記録ヘッド20が支持されている。
なお、図示はしないが、記録ヘッド20には、インクを噴射する多数のノズルからなるノズル列が複数列設けられている。そして、各ノズル列と個別に対応するように、複数の液体供給経路の一例としてのインク供給チューブ21が、記録ヘッド20に対して下流側の端部を接続した状態で装置本体12A内に引き回されている。また、装置本体12A内においてキャリッジ19の主走査方向に沿う移動領域の右端よりも右側となる位置には、キャリッジ19の移動機構及び記録ヘッド20からのインクの噴射機構などを駆動するための駆動回路が実装された制御部として機能する基板ユニット22が配設されている。
図1及び図2に示すように、装置本体12Aの前面側には、記録部17から排出される用紙Pを装置本体12A外へ排出可能とする排紙口23が開口している。この排紙口23内には、装置本体12A内の記録部17から装置本体12A外に向けて排出される用紙Pを支持可能な排紙トレイ24が設けられている。そして、装置本体12Aにおいて、排紙トレイ24よりも下方となる位置には、給紙カセット25と液体収容体着脱ユニット26が、装置本体12Aに対して挿抜自在な状態で配置されている。給紙カセット25内には記録部17へ給紙するための用紙Pを積層状態で収容可能である。一方、液体収容体着脱ユニット26内には、記録ヘッド20へ供給するインクを収容した液体収容体27が着脱可能とされている。
図2に示すように、装置本体12A内において、給紙カセット25が配置される領域と液体収容体着脱ユニット26が配置される領域とは、区画壁28により上下に区画されている。給紙カセット25は、この区画壁28の上面に沿って装置本体12Aに対する挿抜方向への移動自在とされる。なお、給紙カセット25の前端部には、給紙カセット25を装置本体12Aに対して挿抜するときに、ユーザーが手を掛けるための庇状の把持部25aが設けられている。同様に、液体収容体着脱ユニット26の前端部には、液体収容体着脱ユニット26を装置本体12Aに対して挿抜するときに、ユーザーが手を掛けるための庇状の把持部26aが設けられている。
また、排紙口23から見た場合における装置本体12Aの内奥において、区画壁28の上面と対向する位置には、上面側が用紙Pの搬送経路の一部を構成する経路構成部材29が設けられ、その経路構成部材29には給紙ローラー30が揺動自在に支持されている。また、装置本体12A内において、給紙ローラー30よりも後方側となる位置には、後方に向けて上り勾配となる分離斜面31が形成されている。そして、この分離斜面31から斜め上方に向けて反転ローラー32の周面に沿う湾曲状の搬送経路33が形成されると共に、その湾曲状の搬送経路33に続けて記録部17に向けて用紙Pを搬送可能な搬送経路34が形成されている。
記録部17において記録ヘッド20と上下方向で対向する位置には、用紙Pを支持可能な支持台35が設けられ、その支持台35を前後から挟む各位置には、紙送りローラー対36と排紙ローラー対37が配置されている。また、装置本体12A内において、反転ローラー32を支持するフレーム部38の下面と前述した経路構成部材29の上面との間には、湾曲状の搬送経路33を経由することなく支持台35上から用紙Pを分離斜面31と湾曲状の搬送経路33との連続箇所に向けて搬送可能な搬送経路39が形成されている。
すなわち、図2において、図示しない紙送りモーターの駆動に伴い給紙ローラー30が回転すると、給紙カセット25内に積層されている用紙Pが後方に位置する分離斜面31に向けて送り出される。そして、分離斜面31で一枚ずつに分離された用紙Pは、湾曲状の搬送経路33を通って記録部17に続く搬送経路34へと送られ、記録部17において上側を向いた表面側にインクが噴射される。そして、インクの噴射によって印刷がされた用紙Pは排紙ローラー対37の回転に伴い排紙口23から排出される。
また、両面印刷される場合には、表面に印刷がされた用紙Pが紙送りローラー対36の逆転駆動に伴い搬送経路39を通って分離斜面31と湾曲状の搬送経路33との連続箇所まで戻され、再び湾曲状の搬送経路33を表裏が反転された状態で、記録部17に向けて搬送される。その結果、記録部17において、その用紙Pは上側を向いた裏面側にインクが噴射されることで両面印刷がなされ、その後、排紙ローラー対37の回転に伴い排紙口23から排出される。
なお、図1及び図2に示すように、装置本体12Aの後面側の上部には、用紙Pを装置本体12Aの後方上部から記録部17に向けて供給するときに、当該用紙Pを載置可能な載置トレイ40が設けられている。そして、この載置トレイ40に載置された用紙Pは、給紙ローラー41の回転に伴い搬送経路34の途中位置へ斜め上方から進入することで、紙送りローラー対36の回転により記録部17に向けて搬送される。
図2に示すように、装置本体12A内における区画壁28の下側の空間は、液体収容体着脱ユニット26の装着部42とされ、その前端側の開口である挿抜口42aを通じて液体収容体着脱ユニット26は装置本体12Aの底壁43の上面に沿って装着部42への挿抜自在とされている。因みに、液体収容体着脱ユニット26は、上側が開放された前後方向に長い有底矩形箱状をなし、その内側には液体収容体27が着脱自在に載置されている。
図3に示すように、液体収容体27は、内部にインクを収容した可撓性を有する袋体であるインクパック44と、そのインクパック44から突出した状態でインクパック44の内外を連通する筒状の液体導出部材45と、その液体導出部材45を介してインクパック44を保持するアタッチメント46と、そのアタッチメント46の蓋体47とを有する。インクパック44における液体導出部材45の先端開口は液体導出口48とされている。そして、その液体導出口48の内部には、中央に供給孔49が形成されたシール部材50と、供給孔49を開閉可能な弁体51と、弁体51をシール部材50側に向けて付勢するコイルばね52が内装されている。すなわち、インクパック44は、シール部材50の供給孔49を常には閉弁している弁体51が液体導出口48内に挿入されたインク供給針(図示略)などの液体供給部材により押されて開弁することにより、内部に収容しているインクを液体導出口48から導出可能とされている。
また、アタッチメント46は、インクパック44よりも剛性を有する直方体形状の樹脂製部材であり、その前面側にはインクパック44を保持した際に液体導出部材45の液体導出口48を露出可能とする開口53が形成されている。この開口53の後方にはインクパック44の液体導出部材45を左右両側から挟持可能な一対のリブ54が設けられると共に、それらリブ54の左右両側には左右方向に沿う垂直壁部55が形成されている。また、アタッチメント46には、蓋体47に形成された係止凸部56を係止可能とする係止凹部57が形成されるとともに、その側面にはインクパック44に収容されているインクの種別や残量などに関する情報を記憶した回路基板(図示略)を有する接続端子58が取り付けられている。
次に、液体収容体着脱ユニット26、及び、同ユニットに装着された液体収容体27と記録ヘッド20との間を接続する液体供給経路について、詳細に説明する。
図2に示すように、液体収容体着脱ユニット26は、支持プレート60により上下2層に区画された構造をなし、その上層側となる支持プレート60上に液体収容体27は載置された状態で装着されている。また、支持プレート60上の前部にはスライド部材61が図2において二点鎖線で示す位置と実線で示す位置との間で前後方向への移動自在に配置されている。このスライド部材61は、インクパック44の液体導出口48内に挿入されるインク供給針(図示略)を有する部材であり、図示略のばねに付勢されて常には二点鎖線で示す位置にある。そして、ばねの付勢力に抗して前方側へと液体収容体27のアタッチメント46に押されたときに、二点鎖線で示す位置から実線で示す位置へと移動する。
また、スライド部材61内においてインク供給針の基端側(インクパック44の液体導出口48内に挿入される先端とは反対側)には、ユニット側経路を構成するインク供給チューブ21aの上流端が接続されている。そして、このインク供給チューブ21aは、スライド部材61の位置よりも前方側の位置で、支持プレート60の下側に形成された空間である下層室62内に引き込まれると共に、インクパック44の位置よりも後方側の位置で、再び支持プレート60の上側に引き出されている。なお、スライド部材61に対するインク供給チューブ21aの接続部分、及び、液体収容体27のアタッチメント46とスライド部材61との接触部分の上方には、液体収容体着脱ユニット26が挿抜口42aから抜き出されたときに、これらの部分がユーザーの目に触れないようにするための目隠し板63が設けられている。
図2に示すように、液体収容体着脱ユニット26の下層室62側から支持プレート60の上側に引き出されたインク供給チューブ21aは、その支持プレート60上に配置されたチューブポンプなどのポンプ機構64を経由して、液体収容体着脱ユニット26の後壁65の後面側に取り付けられたユニット側接続部66に、その下流端が接続されている。なお、液体収容体着脱ユニット26の下層室62側から支持プレート60の上側へのインク供給チューブ21aの引き出し部分、及び、チューブポンプなどのポンプ機構64の上方には、液体収容体着脱ユニット26が挿抜口42aから抜き出されたときに、これらの部分がユーザーの目に触れないようにするための目隠し板65aが設けられている。
また、装置本体12Aの底壁43における後端付近には、液体収容体着脱ユニット26の後壁65に対して後方側から対向する垂直壁67が立設され、その垂直壁67の前面側には、液体収容体着脱ユニット26のユニット側接続部66と接続可能な装置本体側接続部68が取り付けられている。なお、ユニット側接続部66と装置本体側接続部68には、両接続部66,68が互いに接続された状態では開弁する一方、両接続部66,68が非接続の状態では閉弁する弁機構69が各々設けられている。
また、図2に示すように、液体収容体着脱ユニット26の後壁65と装置本体12A内の垂直壁67との間には、付勢部材の一例としてのコイルスプリング70が前後方向への伸縮自在に介装されている。このコイルスプリング70は、装置本体12Aにおける垂直壁67の前面に対して、その後端を固定端として支持される一方、その自由端となる前端には、液体収容体着脱ユニット26の後壁65に接触可能な当接板71が取り付けられている。すなわち、コイルスプリング70は、その非伸縮時の全長が図2に示す状態よりも長く、挿抜口42aから液体収容体着脱ユニット26が装着部42に挿入された場合には、ユニット側接続部66と装置本体側接続部68が接続された状態となる前に、当接板71が液体収容体着脱ユニット26の後壁65に接触する長さに設定されている。
そして、その接触状態から、液体収容体着脱ユニット26が更に挿入方向となる後方に向けて移動した場合、コイルスプリング70は、液体収容体着脱ユニット26の後壁65に押されて収縮しつつ、液体収容体着脱ユニット26に対して挿抜口42aから抜き出される前方への付勢力を移動抵抗力として付与する移動抵抗付与部として機能する。そして、装着部42への液体収容体着脱ユニット26の装着が完了し、ユニット側接続部66と装置本体側接続部68が接続された状態となったとき、コイルスプリング70は、液体収容体着脱ユニット26を挿抜口42aから抜き出される前方へ付勢する蓄力状態となるように構成されている。
なお、その場合において、液体収容体着脱ユニット26は、その前端が装置本体12Aにおける底壁43の前端部に設けられた断面直角三角形状の凸部43aに後方側から係止することにより、挿抜口42aからの抜け出しが規制されている。そして、液体収容体着脱ユニット26は、その前端を持ち上げて凸部43aに対する係止状態を解消することにより、コイルスプリング70の付勢力を助力として挿抜口42aから抜き出し方向に移動可能とされる。また、図2に示すように装置本体側接続部68には、その下流端を記録ヘッド20に接続された装置本体側経路を構成するインク供給チューブ21bの上流端が接続されている。そして、装着部42に装着された液体収容体着脱ユニット26のユニット側接続部66と装置本体12Aの装置本体側接続部68とが接続された状態となることで、液体収容体27からインク供給チューブ21を介した記録ヘッド20へのインク供給が可能となっている。
因みに、液体収容体着脱ユニット26における支持プレート60上には、複数(例えば4つ)の液体収容体27が左右方向に並んで配置されている。すなわち、ブラックインクを収容した液体収容体27、シアンインクを収容した液体収容体27、マゼンタインクを収容した液体収容体27及びイエローインクを収容した液体収容体27が、支持プレート60上に左右方向へ並ぶように載置されている。各液体収容体27のうちでは、ブラックインクを収容した液体収容体27のインクパック44が、その他の各色インクを収容したカラーの液体収容体27のインクパック44よりも、インクを収容可能な容量が大きい。なお、液体収容体着脱ユニット26における下層室62の容量は、支持プレート60上に並べられた全ての液体収容体27におけるインクパック44の合計容量よりも大きい。
そして、支持プレート60上には、上記複数(この場合4つ)の液体収容体27と個別に対応する複数(4つ)のスライド部材61が設けられると共に、各スライド部材61に対して同様に複数(4つ)のインク供給チューブ21aが接続されている。また、支持プレート60上には、これら複数(4つ)のインク供給チューブ21aが経由するポンプ機構64が同様に複数(4つ)設けられ、各インク供給チューブ21aの下流端には各々ユニット側接続部66が同様に接続されている。そして、これら複数(4つ)のユニット側接続部66と個別に対応する複数(4つ)の装置本体側接続部68が装置本体12Aに設けられ、各装置本体側接続部68に各々上流端を接続された複数(4つ)のインク供給チューブ21bの下流端が記録ヘッド20における各インク色と対応したノズル列に各々接続されている。
図2に示すように、装置本体側経路を構成するインク供給チューブ21bは、装置本体12A内において、液体収容体着脱ユニット26の移動領域である装着部42及び給紙カセット25の移動領域並びに用紙Pの搬送経路33,34,39を避けるように引き回されている。また、図示はしないが、ユニット側経路を構成するインク供給チューブ21a及び装置本体側経路を構成するインク供給チューブ21bに沿うように、液体収容体27の接続端子58と記録装置12の制御部である基板ユニット22とを電気的に接続する信号配線が引き回されている。さらに、ユニット側接続部66及び装置本体側接続部68には、それぞれユニット側の進行配線と装置本体側の信号配線を接続可能とする接続機構(図示略)が設けられている。
次に、以上のように構成された本実施形態の記録装置12の作用について、ユーザーが液体収容体27の着脱交換をする場合の作用に着目して、以下説明する。
さて、例えば図2に示す状態において、記録ヘッド20に供給するインクが収容された液体収容体27を新旧交換する際には、液体収容体着脱ユニット26が装置本体12Aの挿抜口42aから抜き出される。そして、その抜き出された液体収容体着脱ユニット26の支持プレート60上から旧い液体収容体27が取り外される。すなわち、旧い液体収容体27におけるアタッチメント46をスライド部材61に向けてワンプッシュすると、旧い液体収容体27のアタッチメント46はスライド部材61に対する接合状態が解消され、支持プレート60上から取り外し可能となる。
そして次には、取り外された旧い液体収容体27に代わる新しい液体収容体27を支持プレート60上に載置し、そのアタッチメント46をスライド部材61に当接させた状態で更にスライド部材61側にワンプッシュすると、新しい液体収容体27がスライド部材61にアタッチメント46を接合させた状態となって装着される。その結果、新しい液体収容体27側からユニット側経路となるインク供給チューブ21a側へのインクの供給が可能となる。同様に、新しい液体収容体27の接続端子58からインク供給チューブ21aに沿う信号配線への通信が可能となる。
そして次には、そのように新しい液体収容体27が装着された液体収容体着脱ユニット26が装置本体12Aの挿抜口42aから挿入される。すると、液体収容体着脱ユニット26の挿入方向前側に位置する後壁65がコイルスプリング70の先端の当接板71に接触し、その挿入方向への移動速度がコイルスプリング70の弾性力の影響で抑えられる。そして、その接触状態からユーザーが更に液体収容体着脱ユニット26を挿入方向前側へと押し込むと、図2に示すように、コイルスプリング70を蓄力状態に収縮させつつ、液体収容体着脱ユニット26は、両接続部66,68を接続させた状態となって装置本体12A内の装着部42に対する装着が完了する。
そして、ユニット側接続部66と装置本体側接続部68が接続されたことによって、両接続部66,68に設けられた弁機構69が開弁し、ユニット側経路であるインク供給チューブ21a側から装置本体側経路であるインク供給チューブ21bへのインクの供給が可能となる。そして、その状態においてポンプ機構64が駆動されると、液体収容体27よりも鉛直方向上側に位置する記録ヘッド20に対しても良好にインクが供給される。
一方、その状態から液体収容体着脱ユニット26を装置本体12Aの挿抜口42aから抜き出す方向に移動させると、ユニット側接続部66と装置本体側接続部68が非接続状態となるため、両接続部66,68に設けられた弁機構69が閉弁する。そのため、両接続部66,68からインク供給チューブ21a,21b内のインクが漏出することが抑制される。また、挿抜口42aから液体収容体着脱ユニット26を抜き出す際には、コイルスプリング70の付勢力が助力となって、液体収容体着脱ユニット26を抜き出し方向に押すため、ユーザーは簡便に抜き出し作業を行うことが可能とされる。
また、液体収容体着脱ユニット26に装着された液体収容体27からインクが漏れ出た場合には、その漏れ出たインクが下層室62内に入り込んで貯留される。そして、その場合において、全ての液体収容体27から全てのインクが漏れ出て下層室62内に入り込んだとしても、下層室62から溢れ出すことはない。そのため、漏れ出たインクで装置本体12A内が汚れることが抑制される。
上記実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)液体収容体27は、装置本体12Aの挿抜口42aから抜き出された状態にある液体収容体着脱ユニット26に対して容易に着脱される。そして、その液体収容体27を装着した液体収容体着脱ユニット26が装置本体12Aの挿抜口42aに挿入されると、液体供給経路を分離形成していたユニット側経路のインク供給チューブ21aと装置本体側経路のインク供給チューブ21bが接続されることにより、液体収容体27から記録ヘッド20に向けたインクの供給が可能となる。また、その際において、液体収容体27は装置本体12Aの内部に配置されるので、記録装置12としての装置全体の設置面積が増大することもない。したがって、装置全体の設置面積を増大させることなく、装置本体12A内に配置された記録ヘッド20に対して同じく装置本体12A内に配置された液体収容体27から液体供給経路の一例であるインク供給チューブ21を通じて容易にインクを供給することができる。
(2)液体収容体27を装着した液体収容体着脱ユニット26が装置本体12Aの挿抜口42aに挿入されてユニット側接続部66と装置本体側接続部68が接続された状態になると、両接続部66,68に各々設けられた弁機構69が開弁状態となる。そのため、ユニット側経路であるインク供給チューブ21aと装置本体側経路であるインク供給チューブ21bが接続されて液体収容体27から記録ヘッド20に向けたインクの供給が可能となる。その一方、液体収容体着脱ユニット26が装置本体12Aの挿抜口42aから抜き出されて両接続部66,68の接続状態が切り離されると、各接続部66,68に設けられた弁機構69が閉弁する。そのため、例えば液体収容体27の着脱交換のために、液体収容体着脱ユニット26を装置本体12Aの挿抜口42aから抜き出した場合に、ユニット側経路であるインク供給チューブ21a及び装置本体側経路であるインク供給チューブ21bからインクが漏出することを抑制できる。
(3)例えば、装置本体12Aの挿抜口42aから液体収容体着脱ユニット26がユーザーによって勢い良く挿入されたとしても、ユニット側接続部66と装置本体側接続部68が勢い良くぶつかるような事態を移動抵抗付与部として機能するコイルスプリング70の働きにより回避できる。
(4)挿抜口42aから液体収容体着脱ユニット26を抜き出すときには、付勢部材の一例であるコイルスプリング70が蓄力状態から抜き出し方向への付勢力を解放することになるので、液体収容体着脱ユニット26の抜き出し作業が容易になる。
(5)例えば液体収容体着脱ユニット26が装置本体12Aにおける鉛直方向の下部に配置される一方で、記録ヘッド20が装置本体12Aにおける鉛直方向の上部に配置されたような場合でも、液体収容体着脱ユニット26に装着された液体収容体27からインクをポンプ機構64の駆動により円滑に記録ヘッド20側へ供給することができる。
(6)媒体の一例である用紙Pに対して複数種類のインクを使用した多色による記録を行うことができる。
(7)液体収容体着脱ユニット26において、スライド部材61は支持プレート60の前端付近に配置されているので、ユーザーは挿抜口42aから液体収容体着脱ユニット26を半分程度だけ引き出した場合でも、液体収容体27の着脱を行うことができる。
なお、上記実施形態は以下に示すように変更してもよい。
・図2に二点鎖線で示すように、装着部42の天井面となる区画壁28の下面から液体収容体27におけるアタッチメント46の垂直壁部55と当接可能な当接部材72を垂設してもよい。この場合には、液体収容体27を支持プレート60上においてアタッチメント46がスライド部材61に位置合わせされる一方で、そのスライド部材61から離れた状態に載置された場合でも、液体収容体着脱ユニット26を挿入する過程で当接部材72がアタッチメント46の垂直壁部55に当接して、液体収容体27をスライド部材61側に移動させる。したがって、ユーザーは、液体収容体27を厳密にアタッチメント46とスライド部材61が当接する状態に位置合わせする必要もないので、液体収容体27の着脱に関わる作業性を向上できる。
・図4に示すように、液体収容体27Aは、スライド部材61にアタッチメント46が接合された状態となってインク供給チューブ21に接続される構成でなく、アタッチメント46を貫通した液体導出部材45の先端に対してインク供給チューブ21の上流端に取り付けられたキャップ部材75を嵌合することで接続する構成であってもよい。このようにした場合にも、液体収容体着脱ユニット26上において液体収容体27Aをインク供給チューブ21に対してインクの漏出抑制を図って接続することができる。
・図5及び図6(a)(b)に示すように、液体収容体着脱ユニット26Aの側面に樹脂製のガイドレール部80を形成する一方、装置本体12A内の装着部42の内側面にガイド溝81を形成してもよい。この場合、ガイドレール部80は液体収容体着脱ユニット26Aの挿抜口42aに対する挿抜方向にほぼ沿って延びる凸条形状をなし、その挿入方向側端部80a及び抜き出し方向側端部80bは何れも内側が空間とされた環体形状をなしている。
一方、ガイド溝81の方は、その最奥部がガイドレール部80の挿入方向側端部80aの突き当て部82とされている。また、ガイド溝81の入口部分はテーパー面83に形成されると共に、そのテーパー面83よりも少しガイド溝81内に入った箇所の内底面には、ガイド溝81内に挿入されたガイドレール部80の抜き出し方向側端部80bに対してガイド溝81内からの抜き出しを規制可能に当接する斜面部84に形成されている。さらに、ガイド溝81の内奥部付近の天井面には、ガイド溝81内に挿入されたガイドレール部80の挿入方向側端部80aに対して摺接して移動抵抗力を付与可能な突部85を形成してもよい。
このようにした場合には、装置本体12Aの挿抜口42aから液体収容体着脱ユニット26Aがユーザーによって勢い良く挿入されたとき、ガイド溝81内の突部85が移動抵抗付与部として機能することにより、コイルスプリング70を設けなくても、液体収容体着脱ユニット26Aの挿入方向への移動速度が低減される。
・図5及び図7に示すように、液体収容体着脱ユニット26Aの下面側に断面直角三角形状をなす凸部91を形成する一方、装置本体12Aにおける底壁43の上面に凸部91と嵌合可能な断面直角三角形状をなす凹部92を形成してもよい。そして、液体収容体着脱ユニット26Aにおいては、凸部91の後側を向いた垂直端面にユニット側接続部66を設け、そのユニット側接続部66にユニット側経路となるインク供給チューブ21aの下流端を接続するようにしてもよい。また、装置本体12Aにおいては、凹部92の前側を向いた垂直端面に装置本体側接続部68を設け、その装置本体側接続部68に装置本体側経路となるインク供給チューブ21bを接続するようにしてもよい。
このようにした場合には、液体収容体着脱ユニット26Aを上下2層構造にすることなく、また、装置本体12Aの奥行寸法の増大を抑制して、ユニット側経路となるインク供給チューブ21aと装置本体側経路となるインク供給チューブ21bとを液体収容体着脱ユニット26Aの挿入動作により接続することが可能とされる。したがって、インク供給チューブ21a,21bの接続作業が簡便になると共に、記録装置12の小型化にも貢献できる。
・装置本体12Aの前面ではなく、左右何れかの側面に挿抜口42aを形成し、液体収容体着脱ユニット26,26Aを左右方向において挿抜するようにしてもよい。
・液体収容体着脱ユニット26,26A内には、液体収容体27,27Aのみならず、記録ヘッド20から廃液として吐出された廃インクを廃液回収チューブを介して回収する廃液タンクも装着するようにしてもよい。
・液体収容体着脱ユニット26,26Aに装着された液体収容体27,27Aにインクを補充可能な注入口を設けると共に、その注入口を普段は蓋部材で閉塞し、必要に応じてインクを補充可能にしてもよい。このようにすれば、液体収容体27,27Aを固定配置することもできる。
・液体収容体着脱ユニット26,26Aに対して着脱される液体収容体27,27Aの種類及び数量は任意であり、例えば大容量のブラックインクの液体収容体だけなど単一の液体収容体を装着するようにしてもよい。
・液体収容体着脱ユニット26において、ポンプ機構64は必ずしも設けなくてよい。また、ポンプ機構64はチューブポンプ以外にダイアフラムポンプやピストンポンプなど各種のポンプ形態を採用可能である。
・移動抵抗付与部としても機能する付勢部材は、コイルスプリング70以外に、鶴巻ばねや板ばねなど各種のばね形態を採用可能である。
・弁機構69としては、例えば両接続部66,68の接触を検知して開閉弁動作をする電磁弁や両接続部66,68が互いに接触したときに相手側から突出する部材に押されて閉弁位置から開弁位置へと付勢力に抗して弁体が後退する弁機構など各種の弁機構を採用可能である。
・図2に示す液体収容体着脱ユニット26において、スライド部材61は支持プレート60上の後端付近に配置してもよい。このようにすれば、ユニット側経路を構成するインク供給チューブ21aの長さを短くすることができる。
・上記実施形態では、記録装置12をシリアルプリンターに具体化したが、同記録装置12は、ラインプリンターであってもよいし、ページプリンターであってもよい。
・上記実施形態において、記録装置12は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。
液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。
12…記録装置、12A…装置本体、20…記録ヘッド、21,21A,21B…インク供給チューブ(液体供給経路、ユニット側経路、装置本体側経路)、26,26A…液体収容体着脱ユニット、27,27A…液体収容体、42a…挿抜口、64…ポンプ機構、66…ユニット側接続部、68…装置本体側接続部、69…弁機構、70…コイルスプリング(付勢部材、移動抵抗付与部)、85…突部(移動抵抗付与部)、P…用紙(媒体)。

Claims (6)

  1. 装置本体の内部に配置され、媒体に対して液体を噴射する記録ヘッドと、
    前記液体を収容した液体収容体が着脱可能であるとともに、前記装置本体に設けられた挿抜口に対して挿抜可能に構成された液体収容体着脱ユニットと、
    前記液体収容体から前記記録ヘッドに向けて前記液体を供給可能な液体供給経路と、
    を備え、
    前記液体供給経路は、
    前記液体収容体着脱ユニットに設けられたユニット側経路と前記装置本体に設けられた装置本体側経路とを含み、
    前記ユニット側経路と前記装置本体側経路とは、
    前記装置本体の前記挿抜口に前記液体収容体着脱ユニットが挿入されることで接続され、前記装置本体の前記挿抜口から前記液体収容体着脱ユニットが抜き出されることで接続状態が切り離されることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記ユニット側経路における前記装置本体側経路に対するユニット側接続部及び前記装置本体側経路における前記ユニット側経路に対する装置本体側接続部の各々には、両接続部が互いに接続された状態では開弁する一方、両接続部が非接続の状態では閉弁する弁機構が設けられていることを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置において、
    前記液体収容体着脱ユニットが前記挿抜口に挿入されて前記両接続部が接続された状態となる前に、その挿入方向に移動する前記液体収容体着脱ユニットに対して移動抵抗力を付与可能に接触する移動抵抗付与部を更に備え、前記液体収容体着脱ユニットは、前記移動抵抗付与部が付与する移動抵抗力に抗して前記挿入方向へ更に移動することによって、前記両接続部を接触させることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置において、
    前記移動抵抗付与部は、前記液体収容体着脱ユニットとの接触状態において、前記液体収容体着脱ユニットが更に挿入方向に移動した場合には、当該液体収容体着脱ユニットに対して前記挿抜口から抜き出される方向への付勢力を付与すると共に、前記両接続部が接続されたときには蓄力状態となる付勢部材を含んで構成されていることを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の記録装置において、
    前記液体収容体着脱ユニットには、前記ユニット側経路を通じて前記液体を上流側の前記液体収容体から下流側に向けて流動させるために駆動されるポンプ機構を更に備えたことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の記録装置において、
    前記液体収容体着脱ユニットには、複数の前記液体収容体が着脱可能であると共に、各液体収容体と個別に対応する複数の前記ユニット側経路が設けられ、前記装置本体には、複数の前記ユニット側経路と個別に対応する複数の前記装置本体側経路が設けられていることを特徴とする記録装置。
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