JP6390160B2 - 液体吐出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、液体吐出装置および画像形成装置に関する。
オンデマンド型のインクジェット(IJ)記録技術には、インクを充填した液室の壁の一部に振動板を設け、圧電アクチュエータ等により振動板を変位させ液室内の体積を変化させて圧力を高めインクを吐出する方式や、液室内に通電によって発熱する発熱体を設けて、発熱体の発熱により生じる気泡によって液室内の圧力を高め、インクを吐出する方式が広く知られている。近年ではIJ技術は低価格のプリンタだけでなく、大判のポスター、看板などの画像形成にも応用されてきている。
ビジネス用途や産業用途では、特に画像形成スループットの向上、すなわち画像形成速度の高速化が望まれており、本体据え置きの大容量のインクカートリッジからチューブを介してヘッド上部のヘッドタンク(サブタンクとも言う)にインクを供給する方式が通常行なわれている。このようなチューブを用いてインクを供給する方式とすることで、キャリッジ部を軽量小型化でき、構造系、駆動系も含めて装置を大幅に小型化できる。
このようなIJプリンタでは、通常モノクロ印刷を行う黒インクと、カラー印刷を行うための少なくともイエロー、シアン、マゼンタの3色のカラーインクを両方吐出するものが大半である。このような、プリンタにおいて、いずれかのインクがなくなった場合でも、他のインクで印刷を継続したい要望がある。特開平6−183032号公報(特許文献1)の発明では、カラーインクがインクエンドとなった時に、記録データをモノクロ変換して印字継続できるようにし、また、黒インクがエンドになった時に、記録データをカラー変換してカラーインクを吐出してモノクロ印刷を実現する技術が開示されている。
しかしながら、インクがなくなった状態で印字し続けると、インクエンドとなっているインクを吐出するノズルが乾燥して、ノズル詰まりを起こし、インクカートリッジが交換されて新しいインクが供給されても吐出不良となる問題があった。
なお、インク以外の液体、例えばDNA試料やレジスト、パターン材料などを吐出する液体吐出装置においても同様であり、液体カートリッジが交換されて新しい液体が供給されても吐出不良となる問題があった。
本発明は上記問題を鑑みてなされたものであり、インクエンド(液体終了)時に他の液体で印刷・吐出を継続しつつ、インクエンド(液体終了)となったインク(液体)を吐出するノズルの目詰まりを防止し、液体吐出装置及び画像形成装置の品質安定性を向上することを目的とする。
前記の課題を解決するため、本発明は、ノズルから液体を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドの上部に接続されていて吐出する液体を貯留するヘッドタンクと、液体が収容された複数の液体収容容器と、前記ノズルを保湿する保湿液が収容された保湿液収容容器と、前記吐出ヘッドと前記液体収容容器を連通する第1の供給流路と、前記吐出ヘッドと前記保湿液収容容器を連通する第2の供給流路を備える液体吐出装置において、前記ヘッドタンクは、前記吐出ヘッドとの接続部の近傍に液体をろ過するフィルタと、前記第2の供給流路に連通した保湿液供給ポートとを有し、前記保湿液供給ポートが、前記フィルタよりも下流側で前記ヘッドタンクに連通しており、前記液体収容容器内の液体の有無を検知する液体有無検知手段と、前記第2の供給流路に設けられて流路を開閉する開閉弁と、該開閉弁が開いたことを検知する弁検知手段を有し、前記開閉弁が開いたときに前記保湿液が前記吐出ヘッドに供給可能に設けられ、前記液体有無検知手段が前記複数の液体収容容器のいずれかの液体の残量が無いことを検知したときに、前記弁検知手段が前記開閉弁が開いたことを検知した場合、前記残量が無い液体を使用しない特別モードで吐出動作を行うものであって、前記特別モードでは、前記残量が無い液体を吐出していたノズルが、本来の吐出動作に寄与しない予備吐出のみを前記保湿液で行うことを特徴とする。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、ノズルから液体を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドの上部に接続されていて吐出する液体を貯留するヘッドタンクと、液体が収容された複数の液体収容容器と、前記ノズルを保湿する保湿液が収容された保湿液収容容器と、前記吐出ヘッドと前記液体収容容器を連通する第1の供給流路と、前記吐出ヘッドと前記保湿液収容容器を連通する第2の供給流路を備える液体吐出装置において、前記ヘッドタンクは、前記吐出ヘッドとの接続部の近傍に液体をろ過するフィルタと、前記第2の供給流路に連通した保湿液供給ポートとを有し、前記保湿液供給ポートが、前記フィルタよりも下流側で前記ヘッドタンクに連通しており、前記第2の供給流路に設けられて流路を開閉する開閉弁と、該開閉弁が開いたことを検知する弁検知手段を有し、前記開閉弁が開いたときに前記保湿液が前記吐出ヘッドに供給可能に設けられ、前記弁検知手段が前記開閉弁が開いたことを検知した場合に、前記複数の液体収容容器のいずれかの液体の前記吐出ヘッドへの供給を停止して、他の液体収容容器の液体のみを使用する特別モードで吐出動作を行うものであって、前記特別モードでは、前記供給を停止した液体を吐出していたノズルが、本来の吐出動作に寄与しない予備吐出のみを前記保湿液で行うことを特徴とする。
請求項1に係る発明の液体吐出装置によれば、液体収容容器(インクカートリッジ)内の液体の有無を検知する液体有無検知手段を有しており、液体収容容器内の液体残量が無くなった場合は、その残量が無い液体を吐出していたノズルから保湿液を用いて予備吐出を行うので、液体終了(インクエンド)となった液体(インク)を吐出するノズルの目詰まりを防止することができる。また、それにより、残量のあるインクのみで吐出動作を長時間にわたって継続することが可能となる。
また、請求項2に係る発明の液体吐出装置によれば、保湿液収容容器と吐出ヘッドの間に備えられた開閉弁が開いた場合に、複数の液体収容容器のいずれかの液体の吐出ヘッドへの供給を停止して、他の収容容器の液体のみを使用する特別モードで吐出動作を行い、その特別モードに際し、供給が停止された液体を吐出するノズルから保湿液を用いて予備吐出を行うので、本来の吐出動作(画像形成装置における画像形成)に寄与しない液体の消費を防止することができる。
本発明に係る液滴吐出装置を備える画像形成装置の一例であるインクジェット記録装置の3面図である。 記録ヘッドの構成を示す断面図である。 ヘッドタンクの構成を示す2方向の断面図である。 カートリッジホルダの構成概要を示す図である。 インクカートリッジの構成概要を示す図である。 保湿液カートリッジの構成を示す図である。 流路形成板の構成概要を示す図である。 流路形成板の背面側に設けられたレバー部材(開閉弁切替手段)を示す図である。 開閉弁の動作を説明する図である。 インクカートリッジのインク残量がなくなった場合の動作を示すフローチャートである。 開閉弁が切り替えられた場合の制御を示すフローチャートである。 補充可能な形態の保湿液カートリッジの構成を示す図である。 別の実施形態のカートリッジホルダの構成の概要を示す図である。 そのカートリッジホルダに装着されるインクカートリッジを示す図である。 そのカートリッジホルダに装着可能な保湿液カートリッジを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1は、本発明に係る液滴吐出装置を備える画像形成装置の一例であるインクジェット記録装置(以下、インクジェットプリンタ、又は単にプリンタと記すこともある)の3面図であり、図1(a)はインクジェットプリンタの正面図、図1(b)は右側側面図、図1(c)は平面図である。
このプリンタは、左右の側板123L,123Rに横架したガイド部材であるガイドロッド122とガイドレール129とでキャリッジ120を主走査方向(ガイドロッド長手方向)に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータとタイミングベルトによってガイドロッド122の長手方向(主走査方向)に移動走査する。このキャリッジ120には、例えば、イエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する記録ヘッド1(吐出ヘッド)を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド1は図2に示すように発熱体基板2と液室形成部材3から構成され、ヘッドベース部材20に形成された流路7から供給されたインクを吐出する。記録ヘッド1は発熱体4の駆動によるインクの膜沸騰により吐出圧を得るサーマル方式のものであり、液室6内の吐出エネルギー作用部(発熱体部)へのインクの流れ方向とノズル5の開口中心軸とを直角となしたサイドシューター方式の構成のものである。記録ヘッドとしては、圧電素子を用いて振動板を変形させたり、静電力で振動板を変形させて吐出圧を得るものなど様々な方式があり、いずれの方式のものも本発明に適用することができる。
図1に戻ってキャリッジ120の下方には画像が形成される用紙8が主走査方向と垂直方向(副走査方向)に搬送される。図1(b)に示すように用紙8は、搬送ローラ125と押えコロ126で挟持されて印字部に搬送され、印写ガイド部128に送られる。主走査方向へのキャリッジ120の走査と記録ヘッド1からのインク吐出を画像データに基づいて適切なタイミングで同調させ、用紙8に1バンド分の画像を形成する。1バンド分の画像形成が完了した後、副走査方向に用紙を所定量送り、前述と同様の記録動作を行う。これらの動作を繰り返し行い、1ページ分の画像形成を行なう。
一方で記録ヘッド1の上部には吐出するインクを一時的に貯留するためのインク室が形成されたヘッドタンク101が一体的に接続される。ここで言う一体的とは、記録ヘッド1とヘッドタンク101がチューブ、管等で接続されることも含んでおり、どちらも一緒にキャリッジに搭載されているという意味である。インク室には液体供給チューブ16(第1の供給流路)が接続され、インクカートリッジ76と連通している。
ヘッドタンク101の構成を図3に示す。図3(a)はヘッドタンク101の正断面図、図3(b)はヘッドタンク101の側断面図である。なお、どちらの図も理解を助けるために適宜部品の記載を省略したり、部分的に断面図としたりしている。ヘッドタンク101の内部にはヘッドとの接続部の近傍にフィルタ109が設けられ、インクをろ過して異物などを除去したインクを記録ヘッド1に供給する形態となっている。また、ヘッドタンク101の一壁面には凸状に成型されたフィルム部材107が設けられ、ばね108によってヘッドタンク101の容積を拡大する方向に付勢されている。フィルム部材107にはフィラー106が接触して設けられ、フィラー106の位置をフォトセンサなどで検出することにより、フィルム部材107の変形状態を検知できる構成としている。また、ヘッドタンク101の上部には、ヘッドタンク内の空気量を検知する空気量検知センサ103が設けられている。
また、ヘッドタンク101の上部にはヘッドタンク101内の空気を外部に排出可能な大気開放弁104が備えられている。さらに、ヘッドタンク101にはインク供給ポート110と保湿液供給ポート111が設けられ、これらのポートは、ヘッドタンク101の背面に備えられた流路形成板41(図1(c)参照)の流路を介してそれぞれインク供給チューブ16と保湿液供給チューブ112(第2の供給流路)に連通している。ここで、保湿液供給ポート111はフィルタ109よりも下流側(記録ヘッド側)でヘッドタンク101に連通している。
インク供給チューブ16はインクカートリッジ76からヘッドタンク101にインクを供給するインク供給ポンプ44に接続される。インク供給ポンプ44としては、様々なものを利用できるが、チューブポンプを用いると、インクを双方向に送液できるので、ヘッドタンク101にインクを補充するだけでなく、インクカートリッジ76にインクを逆流させてヘッドタンク101内の圧力を調整できるので、好適である。一方、保湿液供給チューブ112は、保湿液カートリッジ60(保湿液収容容器)がセットされたカートリッジホルダ43に接続される。ここで、保湿液カートリッジ60は、図1(a)に示すように、記録ヘッド1よりも下方に配置される。
カートリッジホルダ43(液体収容容器の装着部)の構成概要を図4に示す。図4(b)はカートリッジ挿入面から見た正面図、図4(a)は図4(b)のAA線での断面図である。カートリッジホルダ43は4つのインクカートリッジ76を収容する4つのスロット74を備え、挿入方向奥面にインク供給針71が備えられている。また、各スロット74の上部には所定のスロット74に所定の色のインクカートリッジ76が挿入されるように、誤装着防止リブ72が備えられている。これら4つのスロットに隣接して、保湿液カートリッジスロット75が備えられる。この保湿液カートリッジスロット75にも奥側に保湿液供給針73が備えられる。
インクカートリッジ76の構成の概要を図5に示す。インクカートリッジ76は、インク取出し部がゴム栓などのシール部材76bで封止された可撓性容器76aがケース76dに収容された形態となっている。ケース76dの上面側には前述のカートリッジホルダ43の誤装着防止リブ72に対応した溝76cが設けられる。溝76cの位置は、ホルダ側の誤装着防止リブ72に対応して各色カートリッジ毎に異なる位置(正面方向から見た場合の位置が異なるよう)に設けられる。インクカートリッジ76がスロット74にセットされると、インク供給針71がシール部材76bを貫通して可撓性容器76aの内部のインクを前述のインク供給ポンプ44でヘッドタンク101に送液可能となる。
次に図6に基づいて保湿液カートリッジ60について説明する。図6(b)は保湿液カートリッジ60の正面図、図6(a)は保湿液カートリッジ60の装置装着面側の側面図である。保湿液カートリッジ60はケーシング65で囲まれた空間である保湿液収容部61に保湿液が収容されている。装置装着面側の側面下部には保湿液を外部に取出し可能な開口部が備えられ、この開口部はシール部材63で封止されている。また、装置装着面側の側面上部には保湿液収容部61と外部を細管で連通させる大気開放部62を備える。保湿液カートリッジ60が保湿液カートリッジスロット75にセットされると、保湿液供給針73がシール部材63を貫通して保湿液収容部61の内部の保湿液を保湿液供給チューブ112及び流路形成板41を介して記録ヘッド1に連通可能となる。なお、保湿液としては様々なものを使用することができ、インクから色材を除いたビヒクルや、エチレングリコールやグリセリンなどの湿潤剤を含有した水が好適であるが、水だけでも使用可能である。保湿液はポンプ等で送液せず、記録ヘッド1のポンピング能力のみで記録ヘッド1に供給する形態であるので、インクよりも低粘度であることが好ましい。
次に図7に基づいて流路形成板41について説明する。図7(a)は流路形成板41の主要面の説明図、図7(b)は図7(a)のBB線での断面図である。
流路形成板41は樹脂で形成され、その両面にフィルム23A、23Bが溶着されてインク流路21(21K,21C,21M,21Y)及び保湿液流路19(19a,19b,19c,19d)が形成されている。インク供給チューブ16はチューブ接続部22(22K,22C,22M,22Y)に接続され、インク流路21、インク排出口20を介して各インクがヘッドタンク101の各インク供給ポート110に供給される形態となっている。
また、保湿液供給チューブ112は、流路形成板41のチューブ接続部22Wに接続されており、保湿液は保湿液流路19aを経由してフィルタ室18に流れるようになっている。フィルタ室18には保湿液フィルタ18fが備えられており、この保湿液フィルタ18fで保湿液中の異物が除去される。フィルタ室18には保湿液フィルタ18fを挟んで保湿液流路19aと反対側に保湿液流路19bと保湿液流路19cが接続している。保湿液流路19bは第1開閉弁17b、保湿液排出口18Kを経由して黒インクを吐出する記録ヘッド1のノズルに連通した保湿液供給ポート111に接続する。また、保湿液流路19cは第2開閉弁17c,保湿液流路19d,保湿液排出口18Y,18M,18Cを介してカラーインクを吐出する記録ヘッド1のノズルに連通した保湿液供給ポート111に接続する。
第1開閉弁17bおよび第2開閉弁17cは同構成で、図7(b)に示すように、磁性体からなる弁体12がばね13で付勢された形態とされており、通常は流路を閉塞している。流路形成板41の背面側には、図8に示すようにレバー部材(レバー24)が配置される。このレバー24の下端部には磁石25が備えられており、レバー24は、流路形成板41に設けられた支軸14を中心に回動可能とされている。このレバー24の位置によって前述の第1開閉弁17b及び第2開閉弁17cの開閉状態を変更することができる。
まず、レバー24(開閉弁切替手段)の位置が正立している場合は、レバー24に備えられた磁石25が第1開閉弁17bと第2開閉弁17cのいずれにも対面しないため、両弁は閉じた状態を維持している。レバー24が仮想線で示す24cの位置に移動すると、図9に示すように磁石25が第2開閉弁17cと対面するので、弁体12が磁石25に引き付けられ、流路が開く。これによって、保湿液が保湿液排出口18C,18M,18Yを通ってカラーインクを吐出する記録ヘッド内に供給可能となる。また、レバー24が仮想線で示す24bの位置に移動すると、磁石25が第1開閉弁17bと対面するので、第1開閉弁17bが開き、保湿液が保湿液排出口18Kを通って黒インクを吐出する記録ヘッド内に供給可能となる。なお、流路形成板41の上部には、3つのマイクロスイッチ15(15a、15b、15c)が備えられているので、レバー24の位置を検出することができるようになっている。
次に、本プリンタのインクカートリッジのインク残量がなくなった場合の動作について、図10のフローチャートをも用いて説明する。
印字中に、カラーインクのいずれかが無くなった場合には、まず印字を停止する(S1,S2)。ここで、1ページの印字途中でインクエンドになった場合には、本実施形態のプリンタにおいては、ヘッドタンク101を備えているので、ヘッドタンク101内に残ったインクでそのページの最後まで印字を完了させてから、印字を停止する。その後、ユーザにインクエンドである旨を報知し、インクカートリッジを交換するか、モノクロ印刷に切り替えるか(特別モードで印字するか)選択させる(S3)。インクカートリッジが交換されたら、通常モードで印字を再開する(S4,S5)。インクカートリッジが交換されない場合はS6に進んでレバー位置を判断し、図8のレバー24が24cの状態に変更されたら(マイクロスイッチ15cがオンになったことを検知したら)、カラーインクを供給する一連の動作(例えば、インク供給ポンプ44の動作や、カラーインクのヘッドタンク101に備えられたフィラー106の位置を検出する動作や、空気量検知センサ103によってヘッドタンク101内の空気量を検知する動作)を実施しない制御に切り替えて(S7)、カラー印字用の印字データをモノクロ印字用にデータ変換し(S8)、特別モードで印字を再開する(S9)。
この時、レバー24が24cの位置になっていることにより、第2開閉弁17cが開いた状態となり、記録ヘッド1のカラーノズルには、保湿液が供給される。保湿液カートリッジ60は前述のように記録ヘッド1よりも下方に配置されているので、水頭差で記録ヘッド1に負圧が形成されており、インクと同様にノズルから吐出させることができる。この保湿液は印字には使用されないが、印字中にインクで行うのと同様に適宜なタイミングで記録ヘッド1から図示しない予備吐出受けに吐出させるようにすれば、カラーインク用のノズルの乾燥による目詰まりを防止することができる。保湿液はインクと異なりノズルを目詰まりさせる要因となる顔料などが含まれていないので、保湿液による予備吐出はインクでの予備吐出よりも少量とすることができる。通常印字モードから特別印字モードでの印字開始直後は、ヘッド内にインクが存在するが、予備吐出を繰り返すごとにヘッド内のインク濃度が薄まるため、保湿液での予備吐出は、第2開閉弁17cが開いて特別モードで印字を開始してからの経過時間に応じて少なくなるようにするのが好ましい。
以上、カラーインクがなくなった場合について説明したが、黒インクがなくなった時も図10と同様の動作フローで通常モードと特別モードをユーザが選択して印字を継続することができる。
次に、レバー24を動かして位置が変更された場合の制御について、図11のフローチャートを参照して説明する。
レバー24が変更された場合には、どの状態からどの状態に変更されたかによって制御が異なる。そこでまず、レバー位置が変更されたかどうかを見(S1)、さらにモードの変更状態を判断する(S12)。特別モードから通常モードに切り替わった場合には、インクカートリッジのインクがあることが必要なので、カートリッジ交換がなされたか、カートリッジのインクがあるかチェックを行う(S13)。インクがあることが確認できたら、保湿液が供給されていたヘッドから予備吐出を行うなどして、ヘッド内をインクで置換する動作を行う(S14)。その後、通常印字を行う(S15)。レバーが特別モードから通常モードに切り替わったにも関わらずカートリッジ内のインクがないと判断された場合はS13からS16に進み、レバー位置を特別モードに戻すように指示する。特別モードから通常モードに切り替える際には、ヘッド内の保湿液をインクに置換する必要があるが、本発明では、保湿液流路とインク流路の合流部をヘッドタンクと記録ヘッドの間に備えられたフィルタ109(図3(a)参照)の下流側に配置しているので、ヘッドタンク内のインクが保湿液で薄まりにくく、液置換を容易に行うことができる。
一方、S12での判断がNoの場合、すなわち、通常モードから特別モードにレバー位置が変わった場合にはS17に進み、インク残量の有無に関わらず所望のインクの供給動作を停止して、特別モードで印字するように制御を切り替える(S18,S19)。
上記のように、本発明では、インクがなくなったノズルに保湿液が供給されて予備吐出をしながら特別モードで印字できるので、カラーインクや黒インクがない状態が長時間継続しても、記録ヘッド1が目詰まりするなどの不具合の発生を防止することができる。また、保湿液の供給を選択するレバー24の位置を検知する手段(マイクロスイッチ15)を備えているので、ユーザが間違ってレバー操作したことを検知でき、誤動作を防止することができる。
なお、以上の説明においてはインクカートリッジのインクがなくなった場合について説明したが、インクエンドでない場合にも例えばレバー24を24cにして特別モードで動作するように指定すれば、カラーインクを一切消費せずモノクロ印字のみを行なうことができる。この場合、保湿液は消費されるが、前述のようにインクよりも予備吐出量を減らせることができるので消費量が少ない上に、色材が不要であるためインクよりも安価にすることができ、モノクロ印字しかしないあるいはモノクロ印字が多いユーザに対してはランニングコストを安くすることができる。
保湿液を用いた特別モードでの印刷を長時間継続すると、保湿液カートリッジ60内の保湿液が消費される。保湿液の残量がなくなると特別モードでの印刷も継続できなくなるので、インクカートリッジ76または保湿液カートリッジ60を交換する必要がある。
ここで、保湿液は画像形成に用いられず、ヘッドの乾燥防止を主な目的として使用される液体なので、予備の保湿液カートリッジがない場合には、保湿液カートリッジ60に水を補充して使用することができる。図12はそのような補充を可能とする形態の保湿液カートリッジ66の構成を示すものである。この保湿液カートリッジ66では、シール部材63及び大気開放部62と同一面側に保湿液補充口68及びキャップ部材67を備えている。保湿液補充口68は保湿液収容部61と連通しており、キャップ部材67を外すことで外部から保湿液を補充可能とされている。保湿液補充口68がシール部材63及び大気開放部62と同一面側に配置されているため、保湿液を補充するために保湿液補充口68を上にしてキャップを外した時に、保湿液が大気開放部62やシール部材63から漏れ出すことを防止できる。
次に、本発明の別の実施形態を図13〜図14を用いて説明する。なお、この第2実施形態は、インクカートリッジとその装着部であるカートリッジホルダ、ならびに保湿液カートリッジの形態が先に説明した実施形態(第1実施形態)とは異なっているが、それ以外の部分は第1実施形態と同じであるため、異なる部分についてのみ説明する。
図13は先の実施形態のカートリッジホルダ43(図4参照)とは異なる形態のカートリッジホルダ143の構成の概要を示すものである。図13(b)はカートリッジ挿入面から見た正面図、図13(a)は図13(b)のDD線での断面図、図13(c)は背面図である。
カートリッジホルダ143は後述するインクカートリッジ176を収容する4つのスロット74を備え、挿入方向奥面にインク供給針71と保湿液供給針73が備えられている。図13(a)に示すように、保湿液供給針73とインク供給針71は同一面になく、保湿液供給針73の方が奥側にずれて配置されている。図13(c)に示すように、4つの保湿液供給針73はカートリッジホルダ143の裏面において1つの保湿液流路69に合流して保湿液供給チューブ112(図1)に連通している。また、各スロット74の上部には所定のスロット74に所定の色のインクカートリッジ176が挿入されるように、誤装着防止リブ72が備えられている。
図14は、インクカートリッジ176の構成の概要を示す図である。図14(a)は正面図、図14(a)は側面図である。
この図に示すように、インクカートリッジ176は、インク取出し部がゴム栓などのシール部材176bで封止された可撓性容器176aがケース176dに収容された形態となっている。また、ケース176dのシール部材176bより下方に凸部が配置されその内部にシール部材176eが備えられている。また、ケース176dの上面側には前述のカートリッジホルダ143の誤装着防止リブ72に対応した溝176cが設けられる。図では黒色用のインクカートリッジ176Kに設けた溝17の位置を示すが、他色のインクカートリッジ176の場合も、ホルダ側の誤装着防止リブ72の位置に対応して溝176cの位置が異なるだけで他の構成は同じである。インクカートリッジ176がスロット74にセットされると、インク供給針71がシール部材176bを貫通して可撓性容器176aの内部のインクを前述のインク供給ポンプ44でヘッドタンク101に送液可能となる。それと同時に、保湿液供給針73がシール部材176eに突き刺さり、保湿液供給針73を密閉する。
次に、本実施形態で用いる保湿液カートリッジ160について図15を参照して説明する。なお、図15(b)は保湿液カートリッジ160の正面図、図15(a)は保湿液カートリッジ160の装置装着面側の側面図である。
保湿液カートリッジ160の外形はインクカートリッジ176と略同一とされており、カートリッジホルダ143のスロット74にセット可能とされている。なお、ケーシング上面は、カートリッジホルダ143のいずれのスロットにも装着可能なように、リブ72と干渉しない形状とされている。また、保湿液カートリッジ160のケーシング165で囲まれた空間に保湿液収容部161が形成され、その保湿液収容部161に保湿液が収容されている。装置装着面側の側面下部には保湿液を外部に取出し可能な開口部166が備えられ、この開口部166はシール部材163で封止されている。
また、カートリッジホルダ143にセットされた時のインク供給針71の位置に対応した位置にシール部材164が備えられる。シール部材164の大きさ(カートリッジ挿入方向の長さ)は、カートリッジホルダ143に保湿液カートリッジ160をセットしたときにインク供給針71が貫通しない大きさに設けられる。また、ケーシング165の上部には保湿液収容部161と外部を細管で連通させる大気開放部162を備える。保湿液カートリッジ160がカートリッジホルダ143のスロット74にセットされると、保湿液供給針73がシール部材163を貫通して保湿液収容部161の内部の保湿液を保湿液供給チューブ112及び流路形成板41を介して記録ヘッド1に供給可能となる。また、それと同時にインク供給針71をシール部材164でキャッピング、シールすることができ、インク供給針71からのインク漏れや空気混入、乾燥、固着の防止に有効である。
本実施形態では、保湿液カートリッジ160をインクカートリッジ76と略同一形状とし、カートリッジホルダ143のスロット74に装着可能としたので、保湿液カートリッジ160を装着するスペースを他に設ける必要がなく、装置を小型化することができる。
以上、本発明を、液滴吐出装置を備える画像形成装置を例に挙げて説明したが、本発明は図示例に限定されるものではない。本発明の液体吐出装置を備える画像形成装置においては、インクの色数は4色に限らず、任意の色数で構成できるものである。また、シリアル型に限らず、ラインインクジェット型の記録装置にも本発明を適用可能である。
また、「液体」とは、記録液、インクに限るものではなく、吐出されるときに流体となるものであれば特に限定されるものではない。また、「液体吐出装置」とは吐出ヘッドから液体を吐出する装置を意味し、画像形成・画像記録を行うものに限定されない。また、吐出ヘッドの構成は任意である。吐出方式も任意の方式を採用可能である。また、液体収納部材(例えばインクカートリッジ)の構成も本発明の範囲内で適宜変更可能である。
なお、上記画像形成装置の実施形態の説明においては、保湿液を用いた予備吐出を「画像形成に寄与しない予備吐出」としたが、記録液やインク以外の液体、例えばDNA試料やレジスト、パターン材料などを吐出液体として用いる装置の場合は、その本来の吐出液体を用いた吐出動作に対して、保湿液を用いた予備吐出のことを「本来の吐出動作に寄与しない予備吐出」と称することとし、本明細書では、画像形成装置の場合も含め、本来の吐出液体ではない保湿液を用いた予備吐出のことを「本来の吐出動作に寄与しない予備吐出」とする。
上記説明したように、請求項1に係る発明の液体吐出装置は、液体収容容器(インクカートリッジ)内の液体の有無を検知する液体有無検知手段を有しており、液体収容容器内の液体残量が無くなった場合は、その残量が無い液体を吐出していたノズルから保湿液を用いて予備吐出を行うので、液体終了(インクエンド)となった液体(インク)を吐出するノズルの目詰まりを防止することができる。また、それにより、残量のあるインクのみで吐出動作を長時間にわたって継続することが可能となる。
また、請求項2に係る発明の液体吐出装置によれば、保湿液収容容器と吐出ヘッドの間に備えられた開閉弁が開いた場合に、複数の液体収容容器のいずれかの液体の吐出ヘッドへの供給を停止して、他の収容容器の液体のみを使用する特別モードで吐出動作を行い、その特別モードに際し、供給が停止された液体を吐出するノズルから保湿液を用いて予備吐出を行うので、本来の吐出動作(画像形成装置における画像形成)に寄与しない液体の消費を防止することができる。
また、保湿液で行う予備吐出の量が、液体(インク)で行う予備吐出の量よりも少ないことで、保湿液の消費量を少なくすることができる。
また、保湿液で行う予備吐出の量が、特別モードでの吐出動作開始からの経過時間とともに少なくなることで、ノズルの目詰まりを防止しつつ、保湿液の消費量を少なくすることができる。
また、液体収容容器の装着部に保湿液収容容器が装着可能に設けられ、保湿液収容容器には、第1の供給流路を遮断するシール部が備えられることで、第1の供給流路(液体の供給流路)の品質を安定に維持できるともに装置の小型化を実現することができる。
また、液体収容容器の装着部に保湿液収容容器が装着可能に設けられ、液体収容容器には、第2の供給流路を遮断するシール部が備えられることで、第2の供給流路(保湿液の供給流路)の品質を安定に維持できるともに装置の小型化を実現することができる。
また、保湿液収容容器が大気開放部と保湿液補充口を有し、その大気開放部と保湿液補充口は保湿液収容容器の同一面側に配置されることで、保湿液収容容器への保湿液の補充が可能となり、補充における保湿容器に生じる不具合を防止できる。
1 記録ヘッド(吐出ヘッド)
5 ノズル
15 マイクロスイッチ(弁検知手段)
16 液体供給チューブ(第1の供給流路)
17 開閉弁
24 レバー(開閉弁切替手段)
41 流路形成板
43 カートリッジホルダ(液体収容容器の装着部)
60,66 保湿液カートリッジ(保湿液収容容器)
62 大気開放部
68 保湿液補充口
76 インクカートリッジ(液体収容容器)
112 保湿液供給チューブ(第2の供給流路)
120 キャリッジ
143 カートリッジホルダ(液体収容容器の装着部)
160 保湿液カートリッジ(保湿液収容容器)
176 インクカートリッジ(液体収容容器)
特開平6−183032号公報

Claims (8)

  1. ノズルから液体を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドの上部に接続されていて吐出する液体を貯留するヘッドタンクと、液体が収容された複数の液体収容容器と、前記ノズルを保湿する保湿液が収容された保湿液収容容器と、前記吐出ヘッドと前記液体収容容器を連通する第1の供給流路と、前記吐出ヘッドと前記保湿液収容容器を連通する第2の供給流路を備える液体吐出装置において、
    前記ヘッドタンクは、前記吐出ヘッドとの接続部の近傍に液体をろ過するフィルタと、前記第2の供給流路に連通した保湿液供給ポートとを有し、前記保湿液供給ポートが、前記フィルタよりも下流側で前記ヘッドタンクに連通しており、
    前記液体収容容器内の液体の有無を検知する液体有無検知手段と、前記第2の供給流路に設けられて流路を開閉する開閉弁と、該開閉弁が開いたことを検知する弁検知手段を有し、
    前記開閉弁が開いたときに前記保湿液が前記吐出ヘッドに供給可能に設けられ、
    前記液体有無検知手段が前記複数の液体収容容器のいずれかの液体の残量が無いことを検知したときに、前記弁検知手段が前記開閉弁が開いたことを検知した場合、前記残量が無い液体を使用しない特別モードで吐出動作を行うものであって、
    前記特別モードでは、前記残量が無い液体を吐出していたノズルが、本来の吐出動作に寄与しない予備吐出のみを前記保湿液で行うことを特徴とする液体吐出装置。
  2. ノズルから液体を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドの上部に接続されていて吐出する液体を貯留するヘッドタンクと、液体が収容された複数の液体収容容器と、前記ノズルを保湿する保湿液が収容された保湿液収容容器と、前記吐出ヘッドと前記液体収容容器を連通する第1の供給流路と、前記吐出ヘッドと前記保湿液収容容器を連通する第2の供給流路を備える液体吐出装置において、
    前記ヘッドタンクは、前記吐出ヘッドとの接続部の近傍に液体をろ過するフィルタと、前記第2の供給流路に連通した保湿液供給ポートとを有し、前記保湿液供給ポートが、前記フィルタよりも下流側で前記ヘッドタンクに連通しており、
    前記第2の供給流路に設けられて流路を開閉する開閉弁と、該開閉弁が開いたことを検知する弁検知手段を有し、
    前記開閉弁が開いたときに前記保湿液が前記吐出ヘッドに供給可能に設けられ、
    前記弁検知手段が前記開閉弁が開いたことを検知した場合に、前記複数の液体収容容器のいずれかの液体の前記吐出ヘッドへの供給を停止して、他の液体収容容器の液体のみを使用する特別モードで吐出動作を行うものであって、
    前記特別モードでは、前記供給を停止した液体を吐出していたノズルが、本来の吐出動作に寄与しない予備吐出のみを前記保湿液で行うことを特徴とする液体吐出装置。
  3. 前記保湿液で行う予備吐出の量は、前記液体で行う予備吐出の量よりも少ないことを特徴とする、請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記保湿液で行う予備吐出の量は、前記特別モードでの吐出動作開始からの経過時間とともに少なくなることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  5. ノズルから液体を吐出する吐出ヘッドと、液体が収容された複数の液体収容容器と、前記ノズルを保湿する保湿液が収容された保湿液収容容器と、前記吐出ヘッドと前記液体収容容器を連通する第1の供給流路と、前記吐出ヘッドと前記保湿液収容容器を連通する第2の供給流路を備える液体吐出装置において、
    前記液体収容容器内の液体の有無を検知する液体有無検知手段と、前記第2の供給流路に設けられて流路を開閉する開閉弁と、該開閉弁が開いたことを検知する弁検知手段を有し、
    前記開閉弁が開いたときに前記保湿液が前記吐出ヘッドに供給可能に設けられ、
    前記液体収容容器の装着部に前記保湿液収容容器が装着可能に設けられ、
    前記保湿液収容容器には、前記第1の供給流路を遮断するシール部が備えられ
    前記液体有無検知手段が前記複数の液体収容容器のいずれかの液体の残量が無いことを検知したときに、前記弁検知手段が前記開閉弁が開いたことを検知した場合、前記残量が無い液体を使用しない特別モードで吐出動作を行うものであって、
    前記特別モードでは、前記残量が無い液体を吐出していたノズルが、本来の吐出動作に寄与しない予備吐出のみを前記保湿液で行うことを特徴とする液体吐出装置。
  6. ノズルから液体を吐出する吐出ヘッドと、液体が収容された複数の液体収容容器と、前記ノズルを保湿する保湿液が収容された保湿液収容容器と、前記吐出ヘッドと前記液体収容容器を連通する第1の供給流路と、前記吐出ヘッドと前記保湿液収容容器を連通する第2の供給流路を備える液体吐出装置において、
    前記液体収容容器内の液体の有無を検知する液体有無検知手段と、前記第2の供給流路に設けられて流路を開閉する開閉弁と、該開閉弁が開いたことを検知する弁検知手段を有し、
    前記開閉弁が開いたときに前記保湿液が前記吐出ヘッドに供給可能に設けられ、
    前記液体収容容器の装着部に前記保湿液収容容器が装着可能に設けられ、
    前記液体収容容器には、前記第2の供給流路を遮断するシール部が備えられ
    前記液体有無検知手段が前記複数の液体収容容器のいずれかの液体の残量が無いことを検知したときに、前記弁検知手段が前記開閉弁が開いたことを検知した場合、前記残量が無い液体を使用しない特別モードで吐出動作を行うものであって、
    前記特別モードでは、前記残量が無い液体を吐出していたノズルが、本来の吐出動作に寄与しない予備吐出のみを前記保湿液で行うことを特徴とする液体吐出装置。
  7. 前記保湿液収容容器が大気開放部と保湿液補充口を有し、前記大気開放部と前記保湿液補充口は前記保湿液収容容器の同一面側に配置されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の液体吐出装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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