JP2018047683A - 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置 - Google Patents

液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置 Download PDF

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Abstract

【課題】循環型ヘッドにおけるヘッド内への異物の混入を抑制する。【解決手段】液体を吐出する複数のノズル4と、ノズル4に通じる複数の個別液室6と、個別液室6に液体を供給する供給側共通液室10と、個別液室6に通じる排出流路51と、排出流路51が通じる排出側共通液室50とを備え、供給側共通液室10と個別液室6との間に供給側フィルタ9が配置され、排出流路51と排出側共通液室50との間に排出側フィルタ90が配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置に関する。
液体を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)として、個別液室に供給された液体の内の吐出されなかった液体を排出流路から排出側共通液室に戻し、液体を循環させることで、個別液室内に混入した気泡の排出性の向上及び液体の特性変化の抑制を図る循環型ヘッドが知られている。
従来、液体吐出ヘッドの個別流路への異物の混入を抑制するために、複数の個別液室に液体を供給する共通液室と個別液室との間にフィルタを配置することが行われている(特許文献1)。
特開2014−043032号公報
液体吐出ヘッドにおいては、液体とともにゴミなどの異物が個別液室内に流入すると、ノズルの目詰まりを生じて吐出不良や吐出不能になることがある。そこで、一般的には、特許文献1に開示されているように個別液室の上流側にフィルタが配置されている。
これに対して、循環型ヘッドのように排出経路を有する場合、排出経路から排出側共通液室に液体が流れることからフィルタを配置することは行われていない。そのため、ヘッド組立時などに異物が排出経路に混入するという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ヘッド内への異物の混入を抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る液体吐出ヘッドは、
液体を吐出する複数のノズルと、
前記複数のノズルにそれぞれ通じる複数の個別液室と、
前記複数の個別液室にそれぞれ前記液体を供給する供給側共通液室と、
前記複数の個別液室にそれぞれ通じる複数の排出流路と、
前記複数の排出流路から前記液体を排出する排出側共通液室と、を備え、
前記個別液室の上流側に供給側フィルタが配置され、
前記排出流路の下流側に排出側フィルタが配置されている
構成とした。
本発明によれば、ヘッド内への異物の混入を抑制することができる。
本発明に係る液体吐出ヘッドの一例の外観斜視説明図である。 同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向(液室長手方向)の断面説明図である。 同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向(液室長手方向)の断面説明図である。 本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドの図5のA1−A1線に相当するノズル配列方向と直交する方向(液室長手方向)の要部断面説明図である。 同じく図4の矢印C1方向から見た平面説明図である。 図5のB1−B1線に相当するノズル配列方向に沿う方向の要部断面説明図である。 同ヘッドの流路板及び振動板部材の分解平面説明図である。 本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドの図9のA2−A2線に相当するノズル配列方向と直交する方向(液室長手方向)の要部断面説明図である。 同じく図8の矢印C2方向から見た平面説明図である。 図9のB2−B2線に相当するノズル配列方向に沿う方向の要部断面説明図である。 同ヘッドの流路板及び振動板部材の分解平面説明図である。 本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドの図5と同様な平面説明図である。 図12のB3−B3線に相当するノズル配列方向に沿う方向の断面説明図である。 同ヘッドの流路板及び振動板部材の分解平面説明図である。 本発明の第4実施形態に係る液体吐出ヘッドの図6と同様なノズル配列方向に沿う方向の断面説明図である。 本発明に係る液体を吐出する装置の一例の要部平面説明図である。 同装置の要部側面説明図である。 本発明に係る液体吐出ユニットの他の例の要部平面説明図である。 本発明に係る液体吐出ユニットの更に他の例の正面説明図である。 本発明に係る液体を吐出する装置の他の例の概略説明図である。 同装置のヘッドユニットの平面説明図である。 同装置における液体循環システムの一例の説明に供するブロック説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る液体吐出ヘッドの概要について図1ないし図3を参照して説明する。図1は同液体吐出ヘッドの外観斜視説明図、図2は同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向(液室長手方向)の断面説明図、図3は同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向(液室長手方向)の断面説明図である
この液体吐出ヘッド404は、ノズル板1と、流路板2と、壁面部材としての振動板部材3とを積層接合している。そして、振動板部材3の振動領域(振動板)30を変位させる圧電アクチュエータ11と、ヘッドのフレーム部材を兼ねている共通液室部材20と、カバー29を備えている。なお、流路板2と振動板部材3で構成される部分を流路部材40という。
ノズル板1は、液体を吐出する複数のノズル4を有している。
流路板2は、ノズル4にそれぞれノズル連通路5を介して通じる複数の個別液室6、複数の個別液室6にそれぞれ通じる複数の供給側流体抵抗部7、複数の供給側流体抵抗部7にそれぞれ通じる1又は複数の液導入部8となる貫通穴や溝部を形成している。ノズル連通路5は、ノズル4と個別液室6にそれぞれ連なって通じる流路である。
振動板部材3は、流路板2の複数の個別液室6の壁面をそれぞれ形成する変形可能な振動領域30を有する。ここでは、振動板部材3は2層構造(限定されない)とし、流路板2側から薄肉部を形成する第1層と、厚肉部を形成する第2層で形成され、第1層で個別液室6に対応する部分に変形可能な振動領域30を形成している。
そして、この振動板部材3の個別液室6とは反対側に、振動板部材3の振動領域30を変形させる駆動手段(アクチュエータ手段、圧力発生手段)としての電気機械変換素子を含む圧電アクチュエータ11を配置している。
この圧電アクチュエータ11は、ベース部材13上に接合した圧電部材12を有し、圧電部材12にはハーフカットダイシングによって溝加工して1つの圧電部材12に対して所要数の柱状の圧電素子12A、12Bを所定の間隔で櫛歯状に形成している。
ここでは、圧電部材12の圧電素子12Aは駆動波形を与えて駆動させる圧電素子とし、圧電素子12Bは駆動波形を与えないで単なる支柱として使用しているが、すべての圧電素子12A、12Bを駆動させる圧電素子として使用することもできる。
そして、圧電素子12Aを振動板部材3の振動領域30に形成した島状の厚肉部である凸部30aに接合している。また、圧電素子12Bを振動板部材3の厚肉部である凸部30bに接合している。
この圧電部材12は、圧電層と内部電極とを交互に積層したものであり、内部電極がそれぞれ端面に引き出されて外部電極が設けられ、外部電極にフレキシブル配線部材15が接続されている。
共通液室部材20は、供給側共通液室10と排出側共通液室50を形成する。供給側共通液室10は供給ポート71に通じ、排出側共通液室50は排出側ポート81に通じている(図1)。
なお、ここでは、共通液室部材20は、第1共通液室部材21及び第2共通液室部材22によって構成され、第1共通液室部材21を流路部材40の振動板部材3側に接合し、第1共通液室部材21に第2共通液室部材22を積層して接合している。
第1共通液室部材21は、液導入部8に通じる供給側共通液室10の一部である下流側共通液室10Aと、排出流路51に通じる排出側共通液室50とを形成している。また、第2共通液室部材22は、供給側共通液室10の残部である上流側共通液室10Bを形成している。
このとき、供給側共通液室10の一部である下流側共通液室10Aと排出側共通液室50とはノズル配列方向と直交する方向に並べて配置されるとともに、排出側共通液室50は供給側共通液室10内に投影される位置に配置される。
また、流路板2には、複数の個別液室6にそれぞれノズル連通路5を介して通じる複数の排出流路51を形成している。排出流路51は、流路板2の面方向に沿って設けられている。また、複数の排出流路51から液体を排出側共通液室50に排出する。
このように構成した液体吐出ヘッドにおいては、例えば圧電素子12Aに与える電圧を基準電位(中間電位)から下げることによって圧電素子12Aが収縮し、振動板部材3の振動領域30が引かれて個別液室6の容積が膨張することで、個別液室6内に液体が流入する。
その後、圧電素子12Aに印加する電圧を上げて圧電素子12Aを積層方向に伸長させ、振動板部材3の振動領域30をノズル4に向かう方向に変形させて個別液室6の容積を収縮させることにより、個別液室6内の液体が加圧され、ノズル4から液体が吐出される。
また、ノズル4から吐出されない液体はノズル4を通過して排出流路51から排出側共通液室50に排出され、排出側共通液室50から外部の循環経路を通じて供給側共通液室10に再度供給される。
なお、ヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与えた方によって引き打ちや押し打ちなどを行なうこともできる。
次に、本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図4ないし図7を参照して説明する。図4は同液体吐出ヘッドの図5のA1−A1線に相当するノズル配列方向と直交する方向(液室長手方向)の要部断面説明図、図5は同じく図4の矢印C1方向から見た平面説明図、図6は図5のB1−B1線に相当するノズル配列方向に沿う方向の要部断面説明図である。図7は同ヘッドの流路板及び振動板部材の分解平面説明図である。
本実施形態において、流路板2には、個別液室6と反対側であるノズル板1側に、ノズル連通路5を介して個別液室6に通じる排出流路51が設けられている。
排出流路51のノズル連通路5側には排出側流体抵抗部53が設けられている。また、排出流路51のうちの排出側流体抵抗部53と反対側の流路板2を貫通する貫通部分51Aの振動板部材3に面する側には、ノズル配列方向で2以上の隣り合う排出流路51に相互に通じる共通排出流路52を設けている。
ここでは、排出流路51の貫通部分51A、51A間の隔壁部55は振動板部材3に接する部分の一部を設けないで共通排出流路52を形成している。この共通排出流路52が排出側共通液室50に対向している。
そして、供給側共通液室10(下流側共通液室10A)と液導入部8(個別液室6)との間には、異物をろ過する供給側フィルタ9が配置されている。供給側フィルタ9は、個別液室6の上流であれば、例えば上流側共通液室10Bと下流側共通液室10Aとの間に配置することもできる。
また、排出流路51の共通排出流路52と排出側共通液室50との間には、所要の大きさ以上の異物を通過させない排出側フィルタ90が配置されている。排出側フィルタ90は、排出流路51の下流側であれば、排出側共通液室50内に配置することもできる。
なお、振動板部材3は、複数の個別液室6の壁面の一部を構成している。また供給側フィルタ9及び排出側フィルタ90は、振動板部材3に設けられている。
ここで、供給側フィルタ9は2以上の個別液室6に連通する(対応する)フィルタ領域を有している。また、排出側フィルタ90も2以上の排出流路51に対応するフィルタ領域を有している。この場合、供給側フィルタ9が連通する個別液室6の数と、排出側フィルタ90が連通する排出流路51の数とは、同じでも、異なってもよい。
本実施形態では、図6に示すように、排出側フィルタ90に対向する3つの隔壁部55が、いずれも振動板部材3(排出側フィルタ90)に接していないことで、共通排出経路52を形成している。そして、それぞれの排出流路51を流れてきた液体は、共通排出経路52で合流し、まとめて排出側フィルタ90を通過する。つまり本実施形態では、排出側フィルタ90は4つの排出流路51に連通(対応)している。
これらの供給側フィルタ9と排出側フィルタ90はいずれも振動板部材3にて形成されている。つまり、供給側フィルタ9と排出側フィルタ90は同じ部材からなる。これにより、供給側フィルタ9及び排出側フィルタ90を同時に形成することができるとともに、フィルタの配置も容易になる。
また、これらの供給側フィルタ9のフィルタ孔9aの径及び排出側フィルタ90のフィルタ孔90aの径は、いずれもノズル4の径よりも小さい。これにより、ノズル4に詰まる異物を除去することができる。
この場合、排出側フィルタ90のフィルタ孔90aの径は供給側フィルタ9のフィルタ孔9aの径よりも大きくすることができる。これにより、供給側フィルタ9を通過した異物がノズル4から排出されない場合でも、排出側フィルタ90を通過して排出され、ヘッド内に溜まることを抑制できる。
ここで、本実施形態では、流路板2は、ノズル板1側から複数枚の板状部材(薄層部材)41〜44を積層接合して形成され、これらの板状部材41〜44と振動板部材3を積層接合して流路部材40が構成されている。
流路板2を構成する板状部材41には、図7(a)に示すように、ノズル連通路5を構成する貫通溝部(溝形状の貫通穴の意味)5aと、排出流路51を構成する貫通溝部53a、51aが形成されている。貫通溝部53aは排出側流体抵抗部53を形成する部分である。
同じく板状部材42には、図7(b)に示すように、ノズル連通路5を構成する貫通溝部5bと、排出流路51を構成する貫通溝部51bが形成されている。
同じく板状部材43には、図7(c)に示すように、個別液室6を構成する貫通溝部6aと、供給側流体抵抗部7となる貫通溝部7aと、液導入部8を構成する貫通溝部8aと、排出流路51を構成する貫通溝部51cが形成されている。
同じく板状部材44には、図7(d)に示すように、個別液室6を構成する貫通溝部6bと、液導入部8を構成するノズル配列方向を長手方向とする貫通溝部8bと、ノズル配列方向を長手方向とする共通排出流路52を構成する貫通溝部52aが形成されている。
このように、本実施形態では、供給側共通液室10と液導入部8(個別液室6)との間に供給側フィルタ9を、排出流路51(共通排出流路52)と排出側共通液室50との間に排出側フィルタ90が配置されている。
これにより、供給側共通液室10から個別液室6に供給される液体に混入する異物を供給側フィルタ9でトラップすることができる。また、ヘッドの組み立てを行うときに、排出側共通液室50から排出流路51に異物が侵入することを防止できる。したがって、ヘッド内への異物の混入を抑制することができる。
つまり、排出流路51から排出側共通液室50に液体が流れることから、液体中の異物の除去を目的として排出流路51と排出側共通液室50との間にフィルタを設ける必要はないが、例えばヘッドを組み立てるときに、排出側共通液室50から排出流路51に異物が侵入することを防止するために排出側フィルタ90を設けている。
また、排出流路51の共通排出流路52と排出側共通液室50との間に排出側フィルタ90を設けることで、排出側共通液室50から排出流路51に液体が逆流した場合に、排出側共通液室50から異物が排出流路51に流入することを防止できる。
なお、図5及び図6では、4つの個別液室6と、1つの供給側フィルタ9と、4つの排出流路51と、1つの排出側フィルタ90とを1つのまとまりを図示している。しかしながら、実際は、液体吐出ヘッド404には、これらのまとまりがノズル配列方向に複数ならべるように構成されている。
次に、本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図8ないし図11を参照して説明する。図8は同液体吐出ヘッドの図9のA2−A2線に相当するノズル配列方向と直交する方向(液室長手方向)の要部断面説明図、図9は同じく図8の矢印C2方向から見た平面説明図、図10は図9のB2−B2線に相当するノズル配列方向に沿う方向の要部断面説明図である。図11は同ヘッドの流路板及び振動板部材の分解平面説明図である。
本実施形態では、隣り合う排出流路51はそれぞれ独立して流路板2を貫通している。つまり、前記第1実施形態における排出流路51の貫通部分51A、51A間の隔壁部55は振動板部材3に接する部分まで設けて共通排出流路52を形成していない。
そして、各排出流路51毎に排出側共通液室50との間に排出側フィルタ90を配置している。
具体的には、流路板2を構成する板状部材44には、図11(d)に示すように、個別液室6を構成する貫通溝部6bと、液導入部8を構成するノズル配列方向を長手方向とする貫通溝部8bと、排出流路51の貫通部分51Aを構成する貫通溝部51dが形成されている。
本実施形態では、複数の排出側フィルタ90を備え、供給側フィルタ9は、2以上の個別液室6に連通し、複数の排出側フィルタ90は、複数の排出流路51にそれぞれ連通している。
図4に示すように、1つの排出側フィルタ90に連通する複数の排出流路51の数は1つである。また、図9及び図10に示すように、1つの供給側フィルタ9に連通する個別液室6の数は4つである。
このように、排出側フィルタ90を各排出流路51毎に設けることで、排出側フィルタ90が連通(対応)する排出流路51は1つとなる。これにより、排出側フィルタ90が2以上の排出流路51に連通する場合(つまり、共通排出流路52を設けた場合)よりも、排出流路51の断面積の急激な拡大が抑えられ、排出流路51から排出側フィルタ90に流入するときの液体の流速が高くなる。
これにより、排出側フィルタ90を気泡が通過しやすくなり、気泡排出性が向上する。
次に、本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図12ないし図14を参照して説明する。図12は同液体吐出ヘッドの図5と同様な平面説明図、図13は図12のB3−B3線に相当するノズル配列方向に沿う方向の断面説明図である。図14は同ヘッドの流路板及び振動板部材の分解平面説明図である。
本実施形態では、前記第1実施形態における共通排出流路52を隣り合う2つの排出流路51毎に設けている。つまり、排出流路51の貫通部分51A、51A間の隔壁部55を2つの排出流路52毎に振動板部材3に接するまで設けている。
そして、隣り合う2つの排出流路51毎に排出側共通液室50との間に排出側フィルタ90を配置している。
具体的には、流路板2を構成する板状部材44には、図14(d)に示すように、個別液室6を構成する貫通溝部6bと、液導入部8を構成するノズル配列方向を長手方向とする貫通溝部8bと、隣り合う2つの排出流路51に跨る共通排出流路52を構成する貫通溝部52bが形成されている。
このように、排出側フィルタ90を2以上の所定数の排出流路51毎に設けることで、すべての排出流路51に対応する1つの排出側フィルタ90を設ける場合よりも、排出流路51から排出側フィルタ90に流入するときの液体の流速が高くなる。
これにより、排出側フィルタ90を気泡が通過しやすくなり、前記第1実施形態よりも気泡排出性が向上する。
また、本実施形態では、1つの供給側フィルタ9は、2以上の個別液室6に連通し、1つの排出側フィルタ90は、1つの供給側フィルタ9が連通(対応)する個別液室6の数よりも少ない数の排出流路51に連通する。
具体的には図12および図13に示すように、1つの供給側フィルタ9は4つの個別液室6に連通し、1つの排出側フィルタ90は2つの排出流路51(共通排出流路52)に連通している。
次に、本発明の第4実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図15を参照して説明する。図15は同液体吐出ヘッドの図6と同様なノズル配列方向に沿う方向の断面説明図である。
本実施形態では、排出流路51の貫通部分51Aは、排出側共通液室50側に向かってノズル配列方向の幅が広がるように拡開する形状としている。
具体的には、流路板2を構成する板状部材41〜44の貫通溝部51a〜51dのノズル配列方向の幅を漸次広くしている。
つまり、特に、流路板2を複数枚の板状部材を積層して構成する場合、貫通溝部51a〜51dの幅が同じであると、接合位置ずれが生じたときに段差が発生し、段差部分で液体の流れの淀みが生じる気泡が段差部分でトラップされるおそれがある。
そこで、排出流路51の貫通部分51Aは、排出側共通液室50側に向かってノズル配列方向の幅が広がるように拡開する形状とすることで、板状部材の接合位置ずれが生じたときでも段差が生じないようにすることができ、気泡排出性の低下を抑えることができる。
なお、本実施形態でも、共通排出流路52を設ける場合よりも、排出流路51の断面積の急拡大が抑えられているため、排出流路51を流れる液体の流速低下を十分に低減することができる。
なお、上記実施形態においては、個別液室の上流側に供給側フィルタが配置され、排出流路の下流側に排出側フィルタが配置されている例として、供給側フィルタは、供給側共通液室と複数の個別液室との間に配置され、排出側フィルタは、排出側共通液室と複数の排出流路との間に配置される例で説明しているが、これに限るものではない。供給側共通液室内に供給側フィルタを配置し、排出側共通液室内に排出側フィルタを配置することもできる。
また、個別液室と供給側共通液室との間、排出流路と排出側共通液室との間に代えて、ノズルと供給側共通液室との間に供給側フィルタを配置し、ノズルと排出側共通液室との間に排出側フィルタを配置することもできる。例えば、個別液室内又はノズルと個別液室との間に供給側フィルタを配置し、排出流路内又はノズルが配置された位置と排出流路との間に排出側フィルタを配置することもできる。
次に、本発明に係る液体を吐出する装置の一例について図16及び図17を参照して説明する。図16は同装置の要部平面説明図、図17は同装置の要部側面説明図である。
この液体を吐出する装置1000は、シリアル型装置であり、主走査移動機構493によって、キャリッジ403は主走査方向に往復移動する。主走査移動機構493は、ガイド部材401、主走査モータ405、タイミングベルト408等を含む。ガイド部材401は、左右の側板491A、491Bに架け渡されてキャリッジ403を移動可能に保持している。そして、主走査モータ405によって、駆動プーリ406と従動プーリ407間に架け渡したタイミングベルト408を介して、キャリッジ403は主走査方向に往復移動される。
このキャリッジ403には、本発明に係る液体吐出ヘッド404及びヘッドタンク441を一体にした液体吐出ユニット440を搭載している。液体吐出ユニット440の液体吐出ヘッド404は、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液体を吐出する。また、液体吐出ヘッド404は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配置し、吐出方向を下方に向けて装着している。
液体吐出ヘッド404の外部に貯留されている液体を液体吐出ヘッド404に供給するための供給機構494により、ヘッドタンク441には、液体カートリッジ450に貯留されている液体が供給される。
供給機構494は、液体カートリッジ450を装着する充填部であるカートリッジホルダ451、チューブ456、送液ポンプを含む送液ユニット452等で構成される。液体カートリッジ450はカートリッジホルダ451に着脱可能に装着される。ヘッドタンク441には、チューブ456を介して送液ユニット452によって、液体カートリッジ450から液体が送液される。
この装置は、用紙410を搬送するための搬送機構495を備えている。搬送機構495は、搬送手段である搬送ベルト412、搬送ベルト412を駆動するための副走査モータ416を含む。
搬送ベルト412は用紙410を吸着して液体吐出ヘッド404に対向する位置で搬送する。この搬送ベルト412は、無端状ベルトであり、搬送ローラ413と、テンションローラ414との間に掛け渡されている。吸着は静電吸着、あるいは、エアー吸引などで行うことができる。
そして、搬送ベルト412は、副走査モータ416によってタイミングベルト417及びタイミングプーリ418を介して搬送ローラ413が回転駆動されることによって、副走査方向に周回移動する。
さらに、キャリッジ403の主走査方向の一方側には搬送ベルト412の側方に液体吐出ヘッド404の維持回復を行う維持回復機構420が配置されている。
維持回復機構420は、例えば液体吐出ヘッド404のノズル面(ノズルが形成された面)をキャッピングするキャップ部材421、ノズル面を払拭するワイパ部材422などで構成されている。
主走査移動機構493、供給機構494、維持回復機構420、搬送機構495は、側板491A,491B、背板491Cを含む筐体491に取り付けられている。
このように構成したこの装置においては、用紙410が搬送ベルト412上に給紙されて吸着され、搬送ベルト412の周回移動によって用紙410が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ403を主走査方向に移動させながら画像信号に応じて液体吐出ヘッド404を駆動することにより、停止している用紙410に液体を吐出して画像を形成
する。
このように、この装置では、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、高画質画像を安定して形成することができる。
次に、本発明に係る液体吐出ユニットの他の例について図18を参照して説明する。図18は同ユニットの要部平面説明図である。
この液体吐出ユニット440Aは、前記液体を吐出する装置1000を構成している部材のうち、側板491A、491B及び背板491Cで構成される筐体491の部分と、主走査移動機構493と、キャリッジ403と、液体吐出ヘッド404で構成されている。
なお、この液体吐出ユニットの例えば側板491Bに、前述した維持回復機構420、及び供給機構494の少なくともいずれかを更に取り付けた液体吐出ユニットを構成することもできる。
次に、本発明に係る液体吐出ユニットの更に他の例について図19を参照して説明する。図19は同ユニットの正面説明図である。
この液体吐出ユニット440Bは、流路部品444が取付けられた液体吐出ヘッド404と、流路部品444に接続されたチューブ456で構成されている。
なお、流路部品444はカバー442の内部に配置されている。流路部品444に代えてヘッドタンク441を含むこともできる。また、流路部品444の上部には液体吐出ヘッド404と電気的接続を行うコネクタ443が設けられている。
次に、本発明に係る液体を吐出する装置の他の例について図20及び図21を参照して説明する。図20は同装置の概略説明図、図21は同装置のヘッドユニットの平面説明図である。
この液体を吐出する装置2000は、連続媒体510を搬入する搬入手段501と、搬入手段501から搬入された連続媒体510を印刷手段505に案内搬送する案内搬送手段503と、連続媒体510に対して液体を吐出して画像を形成する印刷を行う印刷手段505と、連続媒体510を乾燥する乾燥手段507と、連続媒体510を排出する排出手段509などを備えている。
連続媒体510は搬入手段501の元巻きローラ511から送り出され、搬入手段501、案内搬送手段503、乾燥手段507、排出手段509の各ローラによって矢印D方向に案内、搬送されて、排出手段509の巻取りローラ591にて巻き取られる。
この連続媒体510は、印刷手段505において、搬送ガイド部材559上をヘッドユニット550及びヘッドユニット555に対向して搬送され、ヘッドユニット50から吐出される液体によって画像が形成され、ヘッドユニット55から吐出される処理液で後処理が行われる。
ここで、ヘッドユニット50には、例えば、媒体搬送方向上流側から、4色分のフルライン型ヘッドアレイ551K、551C、551M、551Y(以下、色の区別しないときは「ヘッドアレイ551」という。)が配置されている。
各ヘッドアレイ551は、液体吐出手段であり、それぞれ、搬送される連続媒体510に対してブラックK,シアンC、マゼンタM、イエローYの液体を吐出する。なお、色の種類及び数はこれに限るものではない。
ヘッドアレイ551は、例えば、図21に示すように、本発明に係る複数の液体吐出ヘッド(これを、単に「ヘッド」ともいう。)404をベース部材552上に千鳥状に並べて配置したものであるが、これに限らない。
次に、この装置における液体循環システムの一例について図22を参照して説明する。図22は同システムの説明に供するブロック説明図である。
液体循環システム630は、メインタンク602、ヘッド404、供給タンク631、循環タンク632、コンプレッサ633、真空ポンプ634、第1送液ポンプ635、第2送液ポンプ636、供給側圧力センサ637、循環側圧力センサ638、レギュレータ(R)639a,639bなどで構成されている。
供給側圧力センサ637は、供給タンク631とヘッド404との間であって、ヘッド404の供給ポート71(図1参照)に繋がった供給流路側に接続されている。循環側圧力センサ638は、ヘッド404と循環タンク632との間であって、ヘッド404の排出ポート81(図1参照)に繋がった排出流路側に接続されている。
循環タンク632の一方は、第1送液ポンプ635を介して供給タンク631と接続されており、循環タンク632の他方は第2送液ポンプ636を介してメインタンク602と接続されている。
これにより、供給タンク631から供給ポート23を通ってヘッド404内に液体が流入し、循環ポート46から排出されて循環タンク632へ排出される。そして、さらに第1送液ポンプ635によって循環タンク632から供給タンク631へ液体が送られることによって液体が循環する。
また、供給タンク631にはコンプレッサ633がつなげられており、供給側圧力センサ637で所定の正圧が検知されるように制御される。一方、循環タンク632には真空ポンプ634がつなげられており、循環側圧力センサ638で所定の負圧が検知されるよう制御される。
これにより、ヘッド404内を通って液体を循環させつつ、メニスカスの負圧を一定に保つことができる。
また、ヘッド404のノズル4から液体を吐出すると、供給タンク631及び循環タンク632内の液体量が減少していく。そのため、適宜、第2送液ポンプ636を用いて、メインタンク602から循環タンク632に液体を補充する。メインタンク602から循環タンク632への液体補充のタイミングは、循環タンク632内の液体の液面高さが所定高さよりも下がったときに液体補充を行うなど、循環タンク632内に設けた液面センサなどの検知結果によって制御することができる。
本願において、吐出される液体は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
「液体吐出ユニット」は、液体吐出ヘッドに機能部品、機構が一体化したものであり、液体の吐出に関連する部品の集合体が含まれる。例えば、「液体吐出ユニット」は、ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、主走査移動機構の構成の少なくとも一つを液体吐出ヘッドと組み合わせたものなどが含まれる。
ここで、一体化とは、例えば、液体吐出ヘッドと機能部品、機構が、締結、接着、係合などで互いに固定されているもの、一方が他方に対して移動可能に保持されているものを含む。また、液体吐出ヘッドと、機能部品、機構が互いに着脱可能に構成されていても良い。
例えば、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。また、チューブなどで互いに接続されて、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。ここで、これらの液体吐出ユニットのヘッドタンクと液体吐出ヘッドとの間にフィルタを含むユニットを追加することもできる。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとキャリッジが一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドを走査移動機構の一部を構成するガイド部材に移動可能に保持させて、液体吐出ヘッドと走査移動機構が一体化されているものがある。また、液体吐出ヘッドとキャリッジと主走査移動機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドが取り付けられたキャリッジに、維持回復機構の一部であるキャップ部材を固定させて、液体吐出ヘッドとキャリッジと維持回復機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、ヘッドタンク若しくは流路部品が取付けられた液体吐出ヘッドにチューブが接続されて、液体吐出ヘッドと供給機構が一体化されているものがある。このチューブを介して、液体貯留源の液体が液体吐出ヘッドに供給される。
主走査移動機構は、ガイド部材単体も含むものとする。また、供給機構は、チューブ単体、装填部単体も含むものする。
「液体を吐出する装置」には、液体吐出ヘッド又は液体吐出ユニットを備え、液体吐出ヘッドを駆動させて液体を吐出させる装置が含まれる。液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を 気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては、他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
なお、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
1 ノズル板
2 流路板
3 振動板
4 ノズル
5 ノズル連通路
6 個別液室
9 供給側フィルタ
10 供給側共通液室
11 圧電アクチュエータ
20 共通液室部材(フレーム部材)
50 排出側共通液室
51 排出流路
52 共通排出流路
90 排出側フィルタ
403 キャリッジ
404 液体吐出ヘッド
440 液体吐出ユニット
630 液体循環システム
1000 液体吐出ヘッド

Claims (12)

  1. 液体を吐出する複数のノズルと、
    前記複数のノズルにそれぞれ通じる複数の個別液室と、
    前記複数の個別液室にそれぞれ前記液体を供給する供給側共通液室と、
    前記複数の個別液室にそれぞれ通じる複数の排出流路と、
    前記複数の排出流路から前記液体を排出する排出側共通液室と、を備え、
    前記個別液室の上流側に供給側フィルタが配置され、
    前記排出流路の下流側に排出側フィルタが配置されている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 液体を吐出する複数のノズルと、
    前記複数のノズルにそれぞれ通じる複数の個別液室と、
    前記複数の個別液室に前記液体を供給する供給側共通液室と、
    前記複数の個別液室にそれぞれ通じる複数の排出流路と、
    前記複数の排出流路から前記液体を排出する排出側共通液室と、を備え、
    前記ノズルと前記供給側共通液室との間に供給側フィルタが配置され、
    前記ノズルと前記排出側共通液室との間に排出側フィルタが配置されている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  3. 前記供給側フィルタは、前記供給側共通液室と前記複数の個別液室との間に配置され、
    前記排出側フィルタは、前記排出側共通液室と、前記排出流路との間に配置される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記供給側フィルタと前記排出側フィルタとは同じ部材からなる
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記個別液室の一部の壁面を形成する振動板を有し、
    前記供給側フィルタ及び前記排出側フィルタは前記振動板を形成する振動板部材に設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記排出側フィルタ及び前記供給側フィルタは各々フィルタ孔を有し、
    前記排出側フィルタは前記供給側フィルタよりもフィルタ孔の径が大きい
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記供給側フィルタは、2以上の前記個別液室に連通し
    前記排出側フィルタは、前記供給側フィルタが連通する前記個別液室の数よりも少ない数の前記排出流路に連通する
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載の液体吐出ヘッド。
  8. 複数の排出側フィルタを備え、
    前記供給側フィルタは、2以上の前記個別液室に連通し
    前記複数の排出側フィルタは、前記複数の排出流路にそれぞれ連通する
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記排出流路は、少なくとも、前記排出側フィルタに臨む部分では、前記排出側フィルタに向かって拡開する流路形状を有している
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか記載の液体吐出ヘッド。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の液体吐出ヘッドを含むことを特徴とする液体吐出ユニット。
  11. 前記液体吐出ヘッドに供給する液体を貯留するヘッドタンク、前記液体吐出ヘッドを搭載するキャリッジ、前記液体吐出ヘッドに液体を供給する供給機構、前記液体吐出ヘッドの維持回復を行う維持回復機構、前記液体吐出ヘッドを主走査方向に移動させる主走査移動機構の少なくともいずれか一つと前記液体吐出ヘッドとを一体化した
    ことを特徴とする請求項10に記載の液体吐出ユニット。
  12. 請求項1ないし9のいずれかに記載の液体吐出ヘッド、又は、請求項10若しくは11に記載の液体吐出ユニットを備えていることを特徴とする液体を吐出する装置。
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