JP2018044438A - 津波漂流物防護柵 - Google Patents

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Abstract

【課題】広い領域にわたり津波の漂流物を高い確率で捕捉することが可能であり、かつ、大型の漂流物を受け止めることが可能な津波漂流物防護柵を提供する。【解決手段】津波漂流物防護柵1は、少なくとも1つの区間に区画するように立設された複数の支柱2と、互いに隣合う前記支柱2同士の間にそれぞれ架設された複数本のワイヤ3A、3Bと、各ワイヤ3A,3Bの両端部にそれぞれ連結され、当該ワイヤ3A、3Bに作用する漂流物の運動エネルギーを吸収する複数のブレーキエレメント4A、4Bとを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、津波による漂流物の進行を止める津波漂流物防護柵に関する。
地震によって津波が発生した場合、津波によって漂流物が陸地へ侵入したり、または津波が引いていくときに漂流物が津波とともに陸地から海へ流出することがある。
そこで、従来では、津波による漂流物の進行を止める防護柵が種々提案されている。例えば、特許文献1記載の防波柵は、複数の支柱と、当該支柱の間に配置された穴あきの防波板と、当該支柱の間に架設されたワイヤロープとを備えている。ワイヤロープは、伸縮性を有しており、連結部材を介して防波板に連結されている。ワイヤロープは、複数の支柱の列に沿って連続的に延びており、そのワイヤロープの両端部は、複数の支柱の列における両端に位置する一対の端末支柱にそれぞれ連結されている。
このような防波柵では、津波の発生時には、穴あきの防波板によって波をせき止めることによって、波の勢い減衰させて陸地への浸水被害を低減させる。そして、漂流物が防波板に衝突したときには、防波板に連結されたワイヤロープが伸びることにより、防波板が受ける漂流物の運動エネルギーをワイヤロープによって吸収することができる。これにより、漂流物の進行を止めることができる。
特開2013−119698号公報
しかし、上記の防波柵では、防波板が漂流物から受ける運動エネルギーをワイヤロープの伸びによって吸収するので、ワイヤロープによって受けることが可能な運動エネルギーに限界がある。
例えば、船舶やコンテナなどの大型の漂流物が防波柵に衝突したときには、大型の漂流物によって発生する大きな運動エネルギーがワイヤロープに作用する。このような場合、ワイヤロープに作用する運動エネルギーがワイヤロープによって吸収できる限界を超えた場合には、ワイヤロープが破損し、大型の漂流物を受け止めることができないおそれがある。
特に、津波から保護すべき海岸の領域が広いので、全ての領域を前記構造でカバーすることは困難である。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、広い領域にわたり津波の漂流物を高い確率で捕捉することが可能であり、かつ、大型の漂流物を受け止めることが可能な津波漂流物防護柵を提供することを目的とする。
本発明者は、津波やそれに伴う漂流物の上陸地点が広範囲にわたるので、それに対処するために、複数の支柱を立設し、各支柱間で漂流物を個別に捕捉してその運動エネルギーを各支柱間で個別に吸収することにより、どの上陸地点でも大型の漂流物でも受け止めることが可能な防護柵を創作するに至った。
すなわち、本発明の津波漂流物防護柵は、津波による漂流物を受ける津波漂流物防護柵であって、少なくとも1つの区間に区画するように立設された複数の支柱と、前記支柱同士の間にそれぞれ架設された少なくとも1本のワイヤと、各前記ワイヤの両端部にそれぞれ連結され、当該ワイヤに作用する前記漂流物の運動エネルギーを吸収する複数の緩衝器とを備え、前記複数の支柱は、当該複数の支柱が並ぶ列の両端に位置する一対の端末支柱を含み、前記複数の緩衝器は、前記ワイヤの前記端末支柱に近い側の端部に連結される端末用の緩衝器を含み、前記端末支柱の内部には、前記端末用の緩衝器が収容される空間部が形成され、前記端末支柱は、前記空間部を囲む周壁を有し、前記端末用の緩衝器は、前記端末支柱の外部でその端末支柱に対して前記列の内側の位置に配置されて前記ワイヤの前記端末支柱に近い側の端部に連結される取付端部と、前記空間部において前記周壁のうちの前記列の外側寄りの部位に連結された吸収部であって前記取付端部が当該吸収部から離れる方向に移動したときに前記運動エネルギーを吸収するものと、を有することを特徴とするものである。
本発明では、支柱の間ごとにワイヤが個別に架設され、これらワイヤの両端部に緩衝器が連結されているので、いずれの支柱間の区間に漂流物が進行してきた場合でも、その区間のワイヤに漂流物が衝突したときに当該ワイヤに作用する漂流物の運動エネルギーをワイヤの両端に連結された緩衝器によって各支柱間で効果的に吸収することが可能である。その結果、当該運動エネルギーによってワイヤが破損するおそれが減少するので、広い領域にわたって漂流物を高い確率で捕捉することが可能になり、かつ、大型の漂流物を高い確率で受け止めることが可能になる。
また、前記吸収部は、前記列の内外方向に沿って延びるように前記空間部内に配置されて前記周壁のうちの前記列の外側寄りの部位に連結されたプレート部と、前記プレート部から前記列の内側へ延びる部分を有していてその部分に前記取付端部が設けられたケーブル部とを有し、前記プレート部には、複数の穴が開口され、前記ケーブル部は、当該ケーブル部が引っ張られたときに前記プレート部の前記複数の穴の内周面及び前記プレート部の表面と擦れ合うことにより前記運動エネルギーを吸収するように前記複数の穴に挿通されていることが好ましい。
また、前記複数の支柱は、前記列の両端よりも内側に位置する中間支柱を含み、前記端末支柱の外径は、前記中間支柱の外径よりも大きいことが好ましい。
複数の支柱のうち当該支柱の並ぶ列の両端に位置する端末支柱は、両端よりも列の内側に位置する中間支柱と異なり、単独で漂流物に衝突するおそれがあるので、列の内側に位置する中間支柱よりも曲げ剛性を大きくする必要がある。そのため、従来より、列の両端に位置する端末支柱としては、外径の大きな柱状体が採用されるので、その内部に空間部が形成されているものがある。そこで、両端に位置する端末支柱の内部に形成された既存の空間部を利用して、その空間部内部に緩衝器を収容すれば、大幅な設計変更をすることなく、支柱の外部に露出する緩衝器の個数を減少させることが可能になる。
また、前記複数の緩衝器は、前記ワイヤに前記漂流物の運動エネルギーが作用したときに、当該ワイヤに連結された前記緩衝器によって最大500kJの運動エネルギーを吸収することが可能な構成を有するのが好ましい。
以上説明したように、本発明の津波漂流物防護柵によれば、大型の漂流物を受け止めることができる。
本発明の津波漂流物防護柵の実施形態に係わる斜視図である。 図1の津波漂流物防護柵の正面図である。 図1の津波漂流物防護柵の平面図である。 図1のブレーキエレメントの平面図である。 図1のブレーキエレメントの正面図である。 図1の中間支柱とブレーキエレメントの連結部分の拡大正面図である。 図2の端末支柱の内部に収容されたブレーキエレメントおよびその周辺部を示す断面説明図である。 図7のブレーキエレメントの平面図である。 図7のブレーキエレメントの正面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る津波漂流物防護柵について説明する。
図1〜3に示される津波漂流物防護柵1は、海岸付近の広い領域を津波から保護するために、例えば、海岸線に沿って設置される。なお、津波漂流物防護柵1は、直線状に並んで設置されるだけでなく、曲線状に並んで設置されてもよく、さらには、特定の区域を囲むように設置されてもよい。
津波漂流物防護柵1は、複数の区間に区画するように立設された複数の支柱2(本実施形態では3本以上の支柱2)と、支柱2の並ぶ方向Aに沿って平行に架設された複数本のワイヤ3と、複数本のワイヤ3のうち上位の2段の各ワイヤ3A,3Bの端部にそれぞれ連結された複数のブレーキエレメント4と、支柱2の間において地面Gに沿って設置された防護板5と、支柱2の間を覆うネット6とを備えている。
この津波漂流物防護柵1では、複数本のワイヤ3のうちの最も上側の複数本のワイヤ3Aは、互いに隣合う支柱2同士の間にそれぞれ架設されている。また、最も上側のワイヤ3Aの近傍にある上から2番目の複数本のワイヤ3Bも、互いに隣合う支柱2同士の間にそれぞれ架設されている。これら上位の上下の複数段、本実施形態では上下2段の各ワイヤ3A、3Bの両端部には、ブレーキエレメント4(4A、4B)がそれぞれ連結されている。そのため、この津波漂流物防護柵1では、いずれの支柱2間の区間に漂流物が進行してきた場合でも、その区間のワイヤ3A、3Bに漂流物が衝突したときに当該ワイヤ3A、3Bに作用する漂流物の運動エネルギーをブレーキエレメント4によって各支柱2の間ごとに吸収する。これにより、広範囲の上陸地点に漂着する漂流物を各支柱2の間ごとに個別に捕捉することが可能になり、従来のワイヤロープでは受け止めることができなかった大型の漂流物を高い確率で受け止めることが可能になっている。
以下、本実施形態の津波漂流物防護柵1の具体的な構造について説明する。
複数の支柱2は、図1〜2に示されるように、設置面である海岸付近の地面Gにおいて、海岸線と平行になるように、例えば6m程度の間隔をあけて一列に並べて立設されている。
複数の支柱2には、複数の支柱2の列の両端よりも内側に位置する中間支柱2Aと、複数の支柱2の列の両端に位置する端末支柱2Bとが含まれる。
端末支柱2Bは、船やコンテナなどの大型の漂流物が個々の端末支柱2Bにピンポイントで単独で衝突するおそれがあるので、端末支柱2Bとして,中間支柱2Aよりも曲げ剛性が大きい形状、すなわち、中間支柱2Aよりも外径が大きいものが採用されている。すなわち、端末支柱2Bの外径は、中間支柱2Aの外径よりも大きくなるように設定されている。端末支柱2Bとしては、例えば、鋼製の中空の円筒管が用いられる。端末支柱2Bの内部には、空間部2B1が形成されている。空間部2B1には、後述する端末用ブレーキエレメント4Bが収容されている。
中間支柱2Aとしては、円筒管またはH形鋼などが採用される。
これらの支柱2は、最上位のワイヤ3Aが地面Gから5m前後の高さ位置に設置できるように、例えば、当該支柱2が地面Gから5〜6mの高さを有するように、下端部を地中に埋め込ませて立設されている。
複数のワイヤ3は、支柱2の高さ方向に間隔をあけて支柱2の間に架設されている。
複数のワイヤ3には、最も上位に位置するワイヤ3Aと、上から2番目のワイヤ3Bと、上から3番目以降の下位の複数のワイヤ3Cとを含んでいる。
最も上側のワイヤ3Aは、地面Gから特定の高さHの位置に架設されている。高さHは、船やコンテナなどの大型の漂流物が進行する高さが5m前後であることを考慮して設定され、例えば、1m以上の高さ(好ましくは3m以上、より好ましくは3〜6mの範囲)に設定されている。
また、最も上側のワイヤ3Aと上から2番目のワイヤ3Bとの間隔は、複数のワイヤのうち他の2本のワイヤ3Cの間隔よりも狭くなるように設定されている。例えば、上下2段の上位の2本のワイヤ3A、3Bの間隔は、これら2本のワイヤ3A,3Bによって船やコンテナなどの大型の漂流物を捕捉できるように、1m以下(好ましくは0.4〜0.6m程度、より好ましくは、0.5m前後)に設定されている。
複数のワイヤ3のうち、上位2段のワイヤ、すなわち、最も上側に位置するワイヤ3Aおよび上から2番目のワイヤ3Bは、各支柱間2ごとに架設され、ブレーキエレメント4(4A、4B)を介して支柱2(2A、2B)にそれぞれ連結されている。例えば、これら上位のワイヤ3A、3Bは、中間支柱2Aと端末支柱2Bとの間では、一方の端部が中間用ブレーキエレメント4Aを介して中間支柱2Aに連結されるとともに、他方の端部が端末用ブレーキエレメント4Bを介して端末支柱2Bに連結されている。また、2本の中間支柱2Aの間では、これら上位のワイヤ3A、3Bの両端部は、中間用ブレーキエレメント4Aを介して中間支柱2Aにそれぞれ連結されている。
下位の複数のワイヤ3Cは、中間支柱2Aを貫通して架設される。当該ワイヤ3Cの両端部は、一対の端末支柱2Bにそれぞれアイナットなどの連結具を介して固定されている。
ブレーキエレメント4は、図1〜3に示されるように、複数のワイヤ3のうちの上位の2段のワイヤ3A、3Bに作用する津波による漂流物の運動エネルギーを吸収する部材であり、本発明の緩衝器の概念に含まれるものである。
ブレーキエレメント4には、中間支柱2Aに連結された中間用のブレーキエレメント4Aと、端末支柱2Bの空間部2B1に収容された端末用のブレーキエレメント4Bとが含まれる。
中間用のブレーキエレメント4Aは、ワイヤ3A,3Bと中間支柱2Aとの間に設置される。
中間用のブレーキエレメント4Aは、図4〜5に示されるように、一対の取付端部11、12と、吸収部13とを備えている。一対の取付端部11、12のうちの一方の取付端部は、ワイヤ3A、3Bの端部に連結され、他方の取付端部は、中間支柱2Aの連結部17(図6参照)にシャックル18を介して連結される。この連結部17としては、アイナットなどが用いられる。
吸収部13は、一対の取付端部11、12の間で抵抗をもって伸びることにより、津波による漂流物の運動エネルギーを吸収する。
吸収部13は、具体的には、ケーブル部14と、プレート部15とを有している。ケーブル部14は、例えば、高鋼線材からなる繊維芯ロープからなる。プレート部15は、複数個の穴15aが開口した鋼板からなる。ケーブル部14は、一続きになるようにプレート部15のすべて穴15aに通されることにより、大きいループ部分14aを有している。
一対の取付端部11、12は、ケーブル部14の両端部に一体に形成され、ケーブル部14の両端部をアルミニウム製のクランプ部16によってリング状にかしめることにより形成される。なお、一対の取付端部11、12は、ケーブル部14の端部をリング状にしたものだけでなく、ケーブル部14の端部にねじ部を取り付けてターンバックルのような形態にして、ブレーキエレメント4Aとワイヤ3A、3Bとの連結および分離を容易にできるような構造にしてもよい。
上記のように構成された中間用のブレーキエレメント4Aでは、ワイヤ3A,3Bが津波による漂流物が衝突して当該漂流物の運動エネルギーを受けたときに、中間用のブレーキエレメント4Aの吸収部13を構成するケーブル部14が急激に引っ張られる。このとき、ケーブル部14に所定の大きさ以上の引張荷重が作用した場合、ケーブル部14とプレート部15の穴15aの内周面およびプレート部15の表面とがはげしく擦れ合い、摩擦熱を発生しながらループ部分14aが縮小する。このとき、津波による漂流物の運動エネルギーをケーブル部14とプレート部15との間で生じる摩擦熱に変換することにより、津波による漂流物の運動エネルギーを中間用のブレーキエレメント4Aで吸収することができる。
端末用のブレーキエレメント4Bは、図7に示されるように、端末支柱2Bの空間部2B1の内部に収容される。
端末用のブレーキエレメント4Bは、図8〜9に示されるように、1個の取付端部21と、吸収部23とを備えている。取付端部21は、ワイヤ3A、3Bにおける端末支柱2Bに近い側の端部に連結される。
吸収部23は、取付端部21が当該吸収部23から離れる方向に移動したときに、津波による漂流物の運動エネルギーを吸収する。吸収部23は、ケーブル部24と、プレート部25とを有している。ケーブル部24は、例えば、高鋼線材からなる繊維芯ロープからなる。プレート部25は、複数個の穴25aが開口した鋼板からなる。ケーブル部24は、一続きになるようにプレート部25のすべて穴25aに通されることにより、大きいループ部分24aを有している。
吸収部23のプレート部25は、図7に示されるように、取付端部21から遠い方の端部において、既存の連結部材によって、端末支柱2Bに連結されている。具体的には、プレート部25における取付端部21から遠い方の端部には、貫通孔25bが形成されている。貫通孔25bには、シャックル27が連結され、さらにシャックル27には、アイナット28が連結されている。アイナット28は、ボルト29によって端末支柱2Bの周壁に内側から締結されている。
取付端部21は、一連のケーブル部24の中間位置における折り返し部分に一体に形成され、ケーブル部24の端部をアルミニウム製のクランプ部26によってリング状にかしめることにより形成される。また、ケーブル部24の両端には、プレート部25の穴25aから抜け出ないように、クランプ部30がかしめられている。取付端部21についても、上記の取付端部11、12と同様に、ケーブル部24の端部にねじ部を取り付けてターンバックルのような形態にして、ブレーキエレメント4Bとワイヤ3A、3Bとの連結および分離を容易にできるような構造にしてもよい。
上記のように構成された端末用のブレーキエレメント4Bにおいても、中間用のブレーキエレメント4Aと同様に、ワイヤ3A,3Bが津波による漂流物が衝突して当該漂流物の運動エネルギーを受けたときに、吸収部23によって当該運動エネルギーを吸収することが可能である。すなわち、吸収部23を構成するケーブル部24が急激に引っ張られたときに、ケーブル部24とプレート部25の穴25aの内周面およびプレート部15の表面とがはげしく擦れ合うことにより、津波による漂流物の運動エネルギーを端末用のブレーキエレメント4Bで吸収することができる。
上記のように構成されたブレーキエレメント4A、4Bは、上位2段のワイヤ3A、3Bの両端部に連結され、これらのワイヤ3A、3Bに漂流物の運動エネルギーが作用したときに、合計4個のブレーキエレメント4A、4Bによって最大500kJの運動エネルギーを吸収することができるように設計されている。
防護板5は、図1に示されるように、地面G近くを進行する小型の漂流物を受け止めるために、支柱2の間において地面Gに沿って立設されている。一対の支柱2の間には、2枚の防護板5が支柱2が並ぶ方向に沿って並んで配置されている。各防護板5の両端部は、支柱2および補助支柱7によって支持されている。
防護板5は、多数の開口を有する板状部材で製造されている。防護板5としては、例えば、多数の開口が形成された有孔折板が用いられる。有孔折板は、多数の開口が形成された金属薄板をジグザグに折り曲げて形成される。言い換えれば、防護板5は、支柱2の並ぶ方向Aに延びる複数の折り曲げ部分5aを有する。折り曲げ部分5aは、当該支柱2の並ぶ方向Aに対して直交する方向Bに向けて折り曲げられることにより形成されている。防護板5は、このような折り曲げ部分5aを有することにより、支柱の並ぶ方向Aに対して直交する方向Bへの曲げに対する強度を向上させることが可能である。その結果、防護板5は、津波を受け止めたときに曲げ変形や破損をするおそれを低減することが可能である。
また、防護板5は、海から陸上へ吹く風を遮る風よけとして機能することが可能である。
ネット6は、複数の支柱2の間を覆い、津波による漂流物を受ける網状体である。ネット6としては、例えば、金網、またはワイヤケーブルを網状に組んだものなどの金属製の網状体などが採用される。なお、ネット6は、合成繊維製のネットでもよい。ネット6は、各支柱2の間において、複数本のワイヤ3に対してそれぞれ結合コイルなどの固定部材(図示せず)によって結合されている。なお、ネット6を上位2段のワイヤ3A、3Bに結合する場合には、ブレーキエレメント4と干渉しない位置で結合すればよい。
(特徴)
(1)
本実施形態の津波漂流物防護柵1では、支柱2の間ごとに複数のワイヤ3のうち上位2段のワイヤ3A、3Bが個別に架設され、これらワイヤ3A、3Bの両端部にブレーキエレメント4(具体的には、中間用のブレーキエレメント4Aおよび端末用のブレーキエレメント4B)が連結されているので、いずれの支柱2間の区間に漂流物が進行してきた場合でも、その区間のワイヤ3A、3Bに漂流物が衝突したときに当該ワイヤ3A、3Bに作用する漂流物の運動エネルギーをワイヤ3A、3Bの両端に連結されたブレーキエレメント4によって各支柱2間で効果的に吸収することが可能である。その結果、当該運動エネルギーによってワイヤ3A、3Bが破損するおそれが減少するので、広い領域にわたって漂流物を高い確率で捕捉することが可能になり、かつ、大型の漂流物を高い確率で受け止めることが可能になる。
また、支柱2の間ごとに個別に架設されたワイヤ3A、3Bに作用する漂流物の運動エネルギーを、ブレーキエレメント4によって各支柱2間で個別に吸収するので、漂流物が衝突したワイヤ3A、3B以外の他の支柱2の間の箇所におけるワイヤ3A、3Bおよびブレーキエレメント4への影響を小さくすることが可能である。したがって、漂流物がワイヤ3A、3Bに衝突した後は、当該ワイヤ3A、3Bが設置された支柱2の間におけるワイヤ3A、3Bおよびブレーキエレメント4のみを交換すればよいので、改修時に交換するワイヤ3A、3Bおよびブレーキエレメント4の個数を低減することが可能である。
また、ブレーキエレメント4がワイヤ3A、3Bの両端部にそれぞれ連結されているので、ワイヤ3A、3Bに作用する大型の漂流物の運動エネルギーをワイヤ両端部のブレーキエレメント4によって均等に吸収することが可能であり、個々のブレーキエレメント4が吸収する運動エネルギーを低減することが可能である。
(2)
また、本実施形態の津波漂流物防護柵1では、ワイヤ3A、3Bは、支柱2が設置される設置面から1m以上(好ましくは3m以上)の高さに架設され、当該ワイヤ3A、3Bにブレーキエレメント4が連結されることにより、ブレーキエレメント4によって、船やコンテナなどの大型の漂流物の運動エネルギーを高い確率で吸収することが可能である。
(3)
本実施形態の津波漂流物防護柵1では、複数段、例えば上下2段に設けられたワイヤ3A、3Bの上下方向の間隔が1m以下に設定されているので、当該上下2段のワイヤ3A、3Bによって、津波によって特定の高さ位置を進行する大型の漂流物を高い確率で捕捉することが可能である。そして、これら上下2段のワイヤ3A、3Bに大型の漂流物の運動エネルギーが作用したときに、当該上下2段のワイヤ3A、3Bのそれぞれに連結されたブレーキエレメント4によって、船やコンテナなどの大型の漂流物の運動エネルギーを高い確率で吸収することが可能である。
(4)
本実施形態の津波漂流物防護柵1では、端末用のブレーキエレメント4Bが複数の支柱2のうち端末支柱2Bの空間部2B1の内部に収容されているので、支柱2の外部に露出するブレーキエレメント4の個数を減少させることが可能になる。その結果、津波漂流物防護柵の美観性を向上させることが可能である。また、漂流物が端末用のブレーキエレメント4Bに接触したり、当該ブレーキエレメント4Bに付着するおそれが低減する。
具体的には、本実施形態の津波漂流物防護柵1では、複数の支柱2のうち端末支柱2Bの外径は、中間支柱2Aの外径よりも大きくなるように設定され、端末支柱2Bの内部には、空間部2B1が形成され、端末用のブレーキエレメント4Bが、空間部2B1の内部に収容されている。
すなわち、複数の支柱2のうち端末支柱2Bは、中間支柱2Aと異なり、単独で漂流物に衝突するおそれがあるので、中間支柱2Aよりも曲げ剛性を大きくする必要がある。そのため、端末支柱2Bとしては、外径の大きな円筒管からなる柱状体が採用されている。本実施形態では、端末支柱2Bの内部に形成された既存の空間部2B1を利用して、その空間部2B1内部に端末用のブレーキエレメント4Bを収容されているので、大幅な設計変更をすることなく、端末支柱2Bの外部に露出するブレーキエレメント4の個数を減少させることが可能になる。
(5)
本実施形態の津波漂流物防護柵1では、複数の開口を有する防護板5が支柱2の間において地面Gに沿って配置されている。そのため、支柱2の間の地面Gを流れる津波は、複数の開口を有する防護板5に衝突することによって、津波の勢いが減衰させることが可能である。それとともに、地表近くを進行する小型の漂流物を受け止めることが可能である。また、複数の開口を有する防護板5は、海から陸上へ吹く風を遮る風よけとして機能することが可能である。
(6)
本実施形態の津波漂流物防護柵1では、ネット6が複数の支柱2の間を覆っているので、ネット6によって支柱2の間を通る小型の漂流物を防護板よりも広範囲に受け止めることが可能である。
(7)
本実施形態の津波漂流物防護柵1では、上位の2本のワイヤ3A,3Bの両端部に連結された4個のブレーキエレメント4(中間用のブレーキエレメント4Aおよび端末用のブレーキエレメント4B)は、当該2本のワイヤ3A、3Bに漂流物の運動エネルギーが作用したときに、当該ワイヤ3A、3Bに連結された4個のブレーキエレメント4によって最大500kJの運動エネルギーを吸収することが可能である。ここで、船などの大型の漂流物が津波によって漂流する場合には、最大500kJの運動エネルギーが発生することが想定されるが、その運動エネルギーを上記のブレーキエレメント4により吸収するため、船などの大型の漂流物を高い確率で受け止めることが可能である。
(変形例)
(A)
上記の実施形態では、複数の支柱2のうち端末支柱2Bのみが外径の大きい円筒管であり、その空間部2B1の内部にブレーキエレメント4Bが収容されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、すべての支柱2(すなわち、中間支柱2Aおよび端末支柱2Bの両方)に外径の大きい円筒管が用いられ、それぞれの支柱2の空間部の内部にブレーキエレメント4を収容してもよい。すなわち、複数の支柱2のそれぞれの内部に、空間部が形成され、ブレーキエレメント4は、各空間部の内部にそれぞれ収容されているような構成にしてもよい。このように構成によれば、すべてのブレーキエレメント4が各支柱2の空間部の内部に収容されるので、防護柵の美観性がさらに向上する。
また、このようにすべての支柱2に外径の大きい柱状体が用いられることによって、引き波に強い防護柵を構築することが可能になる。
すなわち、津波が陸上から海へ戻るとき、すなわち、引き波の状態のときには、陸地のさまざまな漂流物がワイヤ3等に衝突して、複数の支柱2のすべてに引き波による漂流物の運動エネルギーが作用するおそれがある。そこで引き波による漂流物対策として、複数の支柱2のすべてを曲げ剛性を大きくするために外径の大きな柱状体にした形態にすればよい。このような形態では、上記のように複数の支柱2のそれぞれの内部には空間部が形成され、すべてのブレーキエレメント4を空間部の内部に収容する構造を採用することが可能になる。この構造を採用することによって、引き波に強い防護柵を上記のように防護柵の美観性をさらに向上することが可能になる。
(B)
さらに、上記の変形例(A)のように中間支柱2Aにもブレーキエレメント4Aが収容される場合には、その収容されたブレーキエレメント4Aの両側の隣り合う2本のワイヤ3A(または3B)に連結して、1個のブレーキエレメント4Aによって、2本のワイヤ3A(または3B)に作用する運動エネルギーを吸収するようにしてもよい。これにより、ブレーキエレメント4Aの個数を減らすことが可能である。
(C)
上記の第1〜2実施形態では、本発明の緩衝器の一例として、ケーブル部14、24とプレート部15、25との間の摩擦ブレーキを利用したブレーキエレメント4A、4Bを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各ワイヤ3A、3Bに作用する津波による漂流物の運動エネルギーを吸収できるものであれば、種々の構造の緩衝器を採用することが可能である。
(D)
また、上記実施形態では、複数のワイヤ3のうち、最も上側のワイヤ3Aと上から2番目のワイヤ3Bのみにブレーキエレメント4(緩衝器)が連結されているが、本発明はこれに限定されるものでもない。例えば、変形例として、3段以上のワイヤについても、互いに隣合う支柱同士の間にそれぞれ架設され、かつ、各支柱間において、それぞれのワイヤの両端部に緩衝器が連結された構成を採用してもよい。または、1段だけのワイヤ、例えば、最も上側のワイヤ3Aのみに緩衝器が連結された構成を採用してもよい。
(E)
上記実施形態では、複数の支柱として、3本以上の支柱2が示されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、一対の両端支柱のみを備えた津波漂流物防護柵であってもよい。また、この場合、一対の両端支柱によって1つの区間が区画され、一対の両端支柱の間に少なくとも1本のワイヤが架設されていればよい。
(F)
また、緩衝器が設けられた(例えば内蔵された)両端の端末支柱の間に1本のワイヤが架設された構造の場合、ワイヤの中間部分が垂れ下がらないように当該ワイヤを補助的に支持するための中間支柱を複数本追加してもよい。
(G)
なお、上記実施形態では、1m以上の高さ位置に架設されたワイヤに緩衝器が連結されることにより、緩衝器によって大型の漂流物の運動エネルギーを高い確率で吸収することができるが、さらに追加の緩衝器を1m未満の高さ位置に架設されたワイヤに連結してもよい。この場合、支柱の設置面近くを進行する中型、小型の漂流物の運動エネルギーも緩衝器で吸収することが可能である。
1 津波漂流物防護柵
2 支柱
2A 中間支柱
2B 端末支柱
3 ワイヤ
3A 最も上側のワイヤ
3B 上から2番目のワイヤ
4 ブレーキエレメント(緩衝器)
4A 中間用のブレーキエレメント
4B 端末用のブレーキエレメント
5 防護板
6 ネット(網状体)
G 地面

Claims (3)

  1. 津波による漂流物を受ける津波漂流物防護柵であって、
    少なくとも1つの区間に区画するように立設された複数の支柱と、
    前記支柱同士の間にそれぞれ架設された少なくとも1本のワイヤと、
    各前記ワイヤの両端部にそれぞれ連結され、当該ワイヤに作用する前記漂流物の運動エネルギーを吸収する複数の緩衝器とを備え、
    前記複数の支柱は、当該複数の支柱が並ぶ列の両端に位置する一対の端末支柱を含み、
    前記複数の緩衝器は、前記ワイヤの前記端末支柱に近い側の端部に連結される端末用の緩衝器を含み、
    前記端末支柱の内部には、前記端末用の緩衝器が収容される空間部が形成され、前記端末支柱は、前記空間部を囲む周壁を有し、
    前記端末用の緩衝器は、前記端末支柱の外部でその端末支柱に対して前記列の内側の位置に配置されて前記ワイヤの前記端末支柱に近い側の端部に連結される取付端部と、前記空間部において前記周壁のうちの前記列の外側寄りの部位に連結された吸収部であって前記取付端部が当該吸収部から離れる方向に移動したときに前記運動エネルギーを吸収するものと、を有する、津波漂流物防護柵。
  2. 前記吸収部は、前記列の内外方向に沿って延びるように前記空間部内に配置されて前記周壁のうちの前記列の外側寄りの部位に連結されたプレート部と、前記プレート部から前記列の内側へ延びる部分を有していてその部分に前記取付端部が設けられたケーブル部とを有し、
    前記プレート部には、複数の穴が開口され、
    前記ケーブル部は、当該ケーブル部が引っ張られたときに前記プレート部の前記複数の穴の内周面及び前記プレート部の表面と擦れ合うことにより前記運動エネルギーを吸収するように前記複数の穴に挿通されている、請求項1に記載の津波漂流物防護柵。
  3. 前記複数の支柱は、前記列の両端よりも内側に位置する中間支柱を含み、
    前記端末支柱の外径は、前記中間支柱の外径よりも大きい、請求項1又は2に記載の津波漂流物防護柵。
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