JP2018044394A - 開口部開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作者による開口部の開閉操作のし難さを解消できる上に、羽根の昇降量に対しての反力の大きさの増減を適宜容易に設定し得る一方、意図しない羽根の昇降を回避し得る開口部開閉装置を提供すること。【解決手段】ブラインド装置1は、枠体3と、枠体3に囲まれた開口部2を開閉する複数の羽根4と、羽根4を相互に連結するリンク機構5と、複数の羽根4を開口部2の開閉において昇降させる昇降機構9と、羽根4の荷重の方向と反対の方向の反力を昇降機構9に付与する反力発生機構10とを具備している。【選択図】図1

Description

本発明は、建物の窓又は入口等の開口に配されて、当該開口を開閉するために用いられるブラインド装置及びシャッター装置等の開口部開閉装置に関する。
ブラインド装置及びシャッター装置等の開口部開閉装置は、例えば、窓等の建物の開口に配される枠体と、この枠体に囲まれた開口部に互いに並置された複数の羽根と、この複数の羽根のうちの最上位の羽根を吊り下げる吊り下げ機構と、複数の羽根を相互に連結すると共に折り畳み自在なリンク機構と、複数の羽根のうちの最下位の羽根から上昇させると共に当該最下位の羽根を下降させて、複数の羽根を昇降させる昇降機構とを具備している。
特開2015−68020号公報
ところで、開口部における羽根の上昇を反力発生機構からの増加する反力によって行われるようにして、当該反力によって操作者による手動操作力を補助して、操作者による手動操作のし難さを解消し得る開口部開閉装置が特許文献1に記載されているが、斯かる開口部開閉装置では、開口部を開閉する複数の羽根の昇降量と反力発生機構のチェーンの走行量とが一対一に対応しており、しかも、各羽根の質量と反力発生機構において発生される反力との関係が場合によりずれると、意図しない羽根の昇降が行われる虞が有る。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、操作者による開口部の開閉操作のし難さを解消できる上に、羽根の昇降量に対しての反力の大きさの増減を適宜容易に設定し得る一方、意図しない羽根の昇降を回避し得る開口部開閉装置を提供することにある。
本発明による開口部開閉装置は、建物の開口に配されると共に一対の縦枠を有した枠体と、この枠体に囲まれた開口部において上下方向に互いに並置されていると共に開口部を開閉する複数の羽根と、この複数の羽根のうちの上下方向において隣接された羽根を相互に連結する連結機構と、開口部において上昇させられる羽根の枚数の変化に応じて増加すると共に開口部における羽根の荷重の方向と反対の方向をもった反力を発生する反力発生機構と、複数の羽根を開口部の開閉において昇降させる昇降機構とを具備しており、開口部における羽根の上昇は、少なくとも反力発生機構からの増加する反力によって行われるようになっており、反力発生機構は、反力を発生させる可撓性であって長尺の重錘を具備しており、昇降機構は、可撓性の長尺体と、この長尺体を走行させる走行機構と、長尺体の走行を羽根に伝達する伝達機構とを具備しており、走行機構は、長尺体が捲き掛けられていると共に長尺体の走行と共に回転される回転体と、この回転体が固着された回転軸に回転力を付与して回転体を回転させる回転力付与機構とを具備しており、回転力付与機構は、回転軸に固着された巻き取り体と、羽根の上昇に際しては回転軸の回転で巻き取り体から繰り出されるよう一端で巻き取り体に連結されている一方、他端で長尺の重錘の一端に連結されている紐状体とを具備しており、紐状体の巻き取り体からの繰り出しにおいて、長尺の重錘は、その他端が一対の縦枠のうちのいずれかの内部において降下することにより、反力発生機構で発生する反力を増加させるようになっている。
本発明による開口部開閉装置によれば、開口部における羽根の上昇は、少なくとも反力発生機構からの増加する反力によって行われるようになっている上に、回転力付与機構が、回転軸に固着された巻き取り体と、羽根の上昇に際しては回転軸の回転で巻き取り体から繰り出されるよう一端で巻き取り体に連結されている一方、他端で長尺の重錘の一端に連結されている紐状体とを具備しており、紐状体の巻き取り体からの繰り出しにおいて、長尺の重錘は、その他端が一対の縦枠のうちのいずれかの内部において降下することにより、反力発生機構で発生する反力を増加させるようになっているために、回転体の径と巻き取り体の巻き取り径とを所望に設定して適切な反力の増加率を得ることができ、当該反力によって操作者による手動操作力を補助し得る結果、操作者による手動操作のし難さを解消できる。
本発明による他の開口部開閉装置は、建物の開口に配されると共に一対の縦枠を有した枠体と、この枠体に囲まれた開口部において上下方向に互いに並置されていると共に開口部を開閉する複数の羽根と、この複数の羽根のうちの上下方向において隣接された羽根を相互に連結する連結機構と、開口部において上昇させられる羽根の枚数の変化に応じて増加すると共に開口部における羽根の荷重の方向と反対の方向をもった反力を発生する反力発生機構と、複数の羽根を開口部の開閉において昇降させる昇降機構とを具備しており、開口部における羽根の上昇は、少なくとも反力発生機構からの増加する反力によって行われるようになっており、反力発生機構は、反力を発生させる可撓性であって長尺の重錘を具備しており、昇降機構は、可撓性の長尺体と、この長尺体を走行させる走行機構と、長尺体の走行を羽根に伝達する伝達機構とを具備しており、走行機構は、長尺体が捲き掛けられていると共に長尺体の走行と共に回転される第一の回転体と、この第一の回転体が固着された回転軸に回転力を付与して第一の回転体を回転させる回転力付与機構とを具備しており、回転力付与機構は、回転軸に固着されたねじ歯車と、このねじ歯車に噛合う斜歯歯車と、この斜歯歯車の軸に固着されている第二の回転体と、この第二の回転体に捲き掛けられていると共に一端で長尺の重錘の一端に連結されている可撓性の紐状体とを具備しており、第二の回転体の回転において走行されるこの紐状体は、その一端に連結された長尺の重錘の走行を生じさせるようになっており、長尺の重錘は、その他端が一対の縦枠のうちのいずれかの内部において降下することにより、反力発生機構で発生する反力を増加させるようになっている。
本発明による他の開口部開閉装置によれば、開口部における羽根の上昇は、同じく少なくとも反力発生機構からの増加する反力によって行われるようになっている上に、回転力付与機構が、回転軸に固着されたねじ歯車と、このねじ歯車に噛合う斜歯歯車とを具備しており、第二の回転体の回転において走行されるこの紐状体は、その一端に連結された長尺の重錘の走行を生じさせるようになっており、長尺の重錘は、その他端が一対の縦枠のうちのいずれかの内部において降下することにより、反力発生機構で発生する反力を増加させるようになっているために、ねじ歯車と斜歯歯車との回転比を所望に設定して適切な反力の増加率を得ることができ、当該反力によって操作者による手動操作力を補助し得る結果、操作者による手動操作のし難さを解消でき、しかも、反力発生機構で発生する反力による斜歯歯車の回転をねじ歯車で阻止できるために、意図しない羽根の昇降を回避し得る。
例えば、複数の羽根で閉鎖された開口部を最下位の羽根から先行して上昇させて最下位の羽根に上位の羽根を次々に重ね合せ、これにより、当該開口部を開口するように構成した場合又は開口された開口部を最上位の羽根から先行して上昇させて最上位の羽根で下位の羽根を次々に持上げて、これにより、開口部を閉鎖するように構成した場合のいずれの場合にも、斯かる反力発生機構で発生される反力の増加率を、上昇させる羽根及びこの上昇させる羽根に付随して上昇させられる部材の荷重の増加率に等しくすることにより、開口部の開閉において上昇させる羽根の枚数が増大しても、操作者の手動操作力を大きくしないで略一定の手動操作力で開口部の開閉を行い得、操作者による手動操作のし難さを解消できることになり、また、反力発生機構で発生される反力の増加率を、上昇させる羽根及びこの上昇させる羽根に付随して上昇させられる部材の荷重の増加率よりも大きくするように構成することにより、複数の羽根で閉鎖された開口部を最下位の羽根から先行して上昇させて最下位の羽根に上位の羽根を次々に重ね合わせ、これにより、当該開口部を開口するように構成した場合には、開口部の閉鎖状態において開口部を開口すべく外部から瞬時的な操作力を最下位の羽根に付与した際には、羽根を最下位の羽根から自動的に次々と上昇させられることになり、一方、開口された開口部を最上位の羽根から先行して上昇させて最上位の羽根で下位の羽根を次々に持ち上げて、これにより、開口部を閉鎖するように構成した場合には、開口部の開口状態において開口部を閉鎖すべく外部から瞬時的な操作力を最上位の羽根に付与した際には、羽根を最上位の羽根から自動的に次々と上昇させられることになり、いずれにしても、手動操作にも拘わらず、開口部の開閉を自動的に行わせることができるようになる。なお、本発明では、反力発生機構の反力を羽根の上昇の途中から発生させてもよく、紐状体は、合成樹脂製又は金属製の単線又は撚り線、好ましくは、鋼索であってもよく、耐久性、柔軟性(可撓性)を有していればその他の線又は細幅の帯体であってもよい。
本発明において、可撓性であって長尺の重錘は、昇降させられる羽根の枚数に応じた羽根の荷重の増減に対応して増減する反力を発生することができる、例えば、互いに連結された複数の重錘素子からなっていてもよく、重錘素子としてチェーン素子、円柱体等を挙げることができる。斯かる重錘素子は、互いに同一の質量を有していてもよいが、互いに異なる質量を有していてもよく、互いに異なる質量を有している複数の重錘素子を用いる場合には、互いに連結された複数の重錘素子からなる重錘素子列において、一端から他端にかけて質量が順次増大する重錘素子を配列していてもよい。
本発明においては、開口部における複数の羽根のうちの上下方向において最下位の羽根を先行して上昇させて開口部を開口する一方、当該最下位の羽根を先行して下降させて開口部を閉鎖するようになっていても、これに代えて、開口部における複数の羽根のうちの上下方向において最上位の羽根を先行して上昇させて開口部を閉鎖する一方、当該最上位の羽根を先行して下降させて開口部を開口するようになっていてもよい。
本発明の他の例では、開口部における複数の羽根を同時的に昇降させて開口部を開閉するようになっており、斯かる例では、回転自在な巻き取り部材を更に具備していてもよく、巻き取り部材を具備している例では、開口部における複数の羽根は、開口部の閉鎖に際しては、最上位の羽根から次々に巻き取り部材に巻き取られるようなっている一方、巻き取り部材に巻き取られた羽根は、開口部の開口に際しては、巻き取り部材から繰り出されるようになっていてもよく、反力発生機構は、巻き取り部材に巻き取られる羽根の枚数の増加に応じて増加する反力を発生するようになっていてもよい。
開口部における複数の羽根を同時的に昇降させて開口部を開閉するようになっている本発明の開口部開閉装置の例では、反力発生機構は、走行自在な可撓性の長尺の重錘と、この重錘の走行で回転させられるように、重錘が捲き掛けられている回転自在な回転体と、開口部における羽根の上昇を重錘において回転体から垂下する一方の垂下部に伝達するように、当該一方の垂下部に開口部における羽根を連結する連結機構とを具備していてもよく、この場合、連結機構は、開口部における複数の羽根のうちの最下位の羽根に垂下部の一端を連結するようになっていてもよく、重錘において回転体から垂下する他方の垂下部は、開口部が完全に閉鎖されている状態では、重錘において回転体から垂下する一方の垂下部の質量(重量)と同等又は当該質量よりも大きな質量を有していてもよく、更には、重錘において回転体から垂下する他方の垂下部の一端は、自由端となっていてもよい。
本発明の開口部開閉装置は、シャッター装置又はブラインド装置であり、シャッター装置の場合は、建物の入口等の開口に配され、ブラインド装置の場合には、建物の窓等の開口に配されるとよい。
本発明によれば、操作者による開口部の開閉操作のし難さを解消できる上に、羽根の昇降量に対しての反力の大きさの増減を適宜容易に設定し得る一方、意図しない羽根の昇降を回避し得る開口部開閉装置を提供し得る。
図1は、本発明の好ましい実施の形態の例の斜視説明図である。 図2は、図1に示す例の一部の側面断面説明図である。 図3は、図1に示す例の一部の側面断面説明図である。 図4は、図1に示す一部の平面断面説明図である。 図5は、図1に示す例の一部の正面断面説明図である。 図6は、図1に示す例の一部の拡大斜視説明図である。 図7は、図1に示す例の一部の拡大側面断面説明図である。 図8は、図1に示す例の一部の拡大側面断面説明図である。 図9は、図1に示す例のチルト機構及び吊り下げ機構の説明図である。 図10は、図1に示す例の一部の拡大側面断面説明図である。 図11は、図1に示す例の一部の拡大側面断面説明図である。 図12は、図1に示す例の一部の拡大正面断面説明図である。 図13は、図1に示す例の一部の分解斜視説明図である。 図14は、図1に示す例の昇降機構の一部の拡大側面説明図である。 図15は、図1に示す例の昇降機構の一部の拡大側面説明図である。 図16は、図1に示す例の昇降機構の一部の拡大正面説明図である。 図17は、図1に示す例の昇降機構の一部の動作説明図である。 図18は、図9に示すチルト機構の動作説明図である。 図19は、図9に示すチルト機構の動作説明図である。 図20は、図9に示すチルト機構の動作説明図である。 図21は、図1に示す例の昇降機構の動作説明図である。 図22は、図1に示す例の動作説明図である。 図23は、図1に示す例の動作説明図である。 図24は、本発明の好ましい実施の形態の他の例の斜視説明図である。
次に本発明の実施の形態を、図に示す好ましい具体例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら具体例に何等限定されないのである。
図1から図16において、開口部開閉装置の一例としての本例のブラインド装置1は、窓又は入口等の建物の開口に配されると共に一対の縦枠15及び16を有した枠体3と、枠体3に囲まれた開口部2において上下方向Vにおいて互いに並置されていると共に開口部2を開閉する複数の羽根4と、複数の羽根4のうちの上下方向Vにおいて隣接された羽根4を相互に連結する連結機構としてのリンク機構5と、リンク機構5により連結された複数の羽根4のうちの最上位の羽根6を枠体3から吊り下げる吊り下げ機構7を有すると共にリンク機構5により連結された複数の羽根4により開口部2を開閉すべく、複数の羽根4のうちの最下位の羽根8から上昇させると共に当該最下位の羽根8から下降させて、複数の羽根4を開口部2の開閉において昇降させる昇降機構9と、開口部2において昇降機構9により昇降させられる羽根4の枚数に応じた開口部2における羽根4の荷重の増減に対応して増減すると共に開口部2における羽根4の荷重の方向と反対の方向の反力を昇降機構9に付与する反力発生機構10と、昇降機構9による複数の羽根4の昇降において当該複数の羽根4を傾動させるチルト機構11とを具備している。
枠体3は、互いに並置された縦枠15及び16に加えて、縦枠15及び16の上部を橋絡して当該上部を覆って配された上枠17と、縦枠15及び16の下部を橋絡して配された下枠19とを更に具備している。
縦枠15及び縦枠15と同様に形成された縦枠16の夫々は、外側側壁部21と、外側側壁部21に対面して配された内側側壁部22と、外側側壁部21及び内側側壁部22を橋絡すると共に互いに対面して配された前壁部23及び後壁部24とを有して一体形成されており、外側側壁部21は、側壁板部25と、側壁板部25に一体形成されていると共に上下方向Vに伸びる二個の保持溝26及び27を規定する二対の保持壁部29及び30と、上下方向Vに伸びると共に後壁部24と協働して案内空間28を規定する隔壁部31とを一体的に具備しており、縦枠15及び16の夫々の内側側壁部22は、上下方向Vに伸びるスリット32を具備している。
上枠17は、後板部35を一体的に有する屋根部36と、屋根部36並びに縦枠15及び16の外側側壁部21の夫々に取付けられた一対の側板部37と、一対の側板部37を橋絡して屋根部36の前部から垂れ下げられた前壁部38とを具備している。
羽根4の夫々は、羽根本体41と、羽根本体41の長手方向における端部42をリンク機構5に取付ける取付具43とを具備しており、各取付具43は、一端では対応の羽根本体41の端部42に止め金具44を介して固定されており、他端ではスリット32を通って縦枠15及び16のうちの対応の縦枠内に突出している。
リンク機構5は、軸部材50を介して互いに回転自在に連結されて折り畳み自在となっている複数の前縁リンク部材51と、軸部材52を介して互いに回転自在に連結されて折り畳み自在となっている複数の後縁リンク部材53と、最上位の前縁リンク部材51及び後縁リンク部材53の上端部並びに最下位の前縁リンク部材51及び後縁リンク部材53の下端部に夫々軸部材54を介して回転自在に連結された最上位及び最下位の横部材55と、前縁リンク部材51側及び後縁リンク部材53側の一つ置きの軸部材50及び52に夫々回転自在に連結されていると共にスリット32を通って縦枠15内に突出した対応の各取付具43の他端が略中央部に固着されている横部材55と、軸部材50及び52を介して相互に回転自在に連結された複数の前縁リンク部材51及び後縁リンク部材53の夫々の折り畳み方向を決定すべく、一つ置きの前縁リンク部材51及び後縁リンク部材53の夫々に一体的に形成された折り曲げ部56とを具備している。
横部材55が連結されていない軸部材50により相互に回転自在に連結されていると共に互いに隣接する前縁リンク部材51は、最下位の前縁リンク部材51の上昇において、軸部材50が後壁部24に向かうように折り曲げ部56に規制されて折り畳まれるようになっており、同じく、横部材55が連結されていない軸部材52により相互に回転自在に連結されていると共に互いに隣接する後縁リンク部材53は、最下位の後縁リンク部材53の上昇において、軸部材52が前壁部23に向かうように折り曲げ部56に規制されて折り畳まれるようになっており、折り畳まれた前縁リンク部材51と後縁リンク部材53とは、上下方向Vにおいて交互に位置するようになっている。
吊り下げ機構7は、縦枠15の上部においてチルト機構11の揺動自在部材61に固着された吊り下げ板62と、一端では吊り下げ板62の一方のアーム部63の先端部の軸部材64に回転自在に連結され、他端では最上位のリンク機構5の一方の端部65となる最上位の前縁リンク部材51の上端部の軸部材54に回転自在に連結されたワイヤー、ロープ、帯等の可撓性の紐状体66と、一端では吊り下げ板62の他方のアーム部67の先端部の軸部材68に回転自在に連結され、他端では最上位のリンク機構5の他方の端部69となる最上位の後縁リンク部材53の上端部の軸部材54に回転自在に連結されたワイヤー、ロープ、帯等の可撓性の紐状体70とを具備しており、揺動自在部材61は、昇降機構9の回転軸82に揺動自在(回転自在)取付けられており、回転軸82は、縦枠15及び16の外側側壁部21の夫々に取付けられた軸受板81に両端で回転自在に支持されており、こうして、吊り下げ機構7は、リンク機構5により連結された複数の羽根4のうちの最上位の羽根6を、紐状体66及び70、揺動自在部材61、回転軸82並びに軸受板81を介して枠体3から吊り下げるようになっている。
昇降機構9は、両側の一端71及び72を有していると共に不撓状態に保持された可撓性の長尺体としての有端のチェーン73と、チェーン73を一方の方向A及び一方の方向Aと逆方向の他方の方向Bに走行させる走行機構74と、チェーン73の一端71の方向A及びBの走行を最下位の羽根8に伝達する伝達機構75とを具備している。
走行機構74は、チェーン73が捲き掛けられていると共に回転によりチェーン73を方向A及びBに走行させる回転体としてのスプロケットホイール76と、スプロケットホイール76に回転力を付与してスプロケットホイール76を回転させる回転力付与機構77とを具備しており、スプロケットホイール76は、回転軸82に固着されている。
回転力付与機構77は、回転軸82に固着された巻き取り体としての巻き取り車83と、羽根4の上昇に際しては回転軸82の回転で巻き取り車83から繰り出されるよう一端で巻き取り車83に連結されている紐状体としての鋼索84と、鋼索84の走行方向を転向させる転向滑車機構85とを具備しており、転向滑車機構85は、取付板201に支持された一対の軸受部材202と、一対の軸受部材202に回転自在に支持された回転軸203と、一対の軸受部材202間において回転軸203に回転自在に支持されていると共に鋼索84が掛け回された滑車204とを具備しており、取付板201は、縦枠15の内側側壁部22の上端部に取付けられている。
チェーン73は、スプロケットホイール76から垂下すると共に一端71を有する一方の垂下部86では部分的に保持溝26に方向A及びBに移動自在に配されており、スプロケットホイール76から垂下すると共に一端72を有する他方の垂下部87では部分的に保持溝27に方向A及びBに移動自在に配されており、スプロケットホイール76に掛け回された掛け回し部88では軸受板81に取付けられた保持部材89とスプロケットホイール76との間の保持通路90に方向A及びBに移動自在に配されており、これら保持溝26及び27並びに保持通路90を形成する保持壁部29及び30並びに保持部材89でもってチェーン73の撓みが阻止されており、而して、チェーン73は、保持壁部29及び30並びに保持部材89により不撓状態に保持されている。
伝達機構75は、チェーン73の方向A及びBの走行によって同じく方向A及びBに走行するように当該チェーン73の一端71に連結された走行部材91と、最下位の羽根8に最下位の横部材55及び取付具43を介して連結されていると共に方向A及びBに可動な可動体92と、走行部材91の可動体92に対する下降を許容するR1方向の回転を生じるように、一端93で走行部材91に回転自在に且つ直動自在に連結されていると共に他端94で可動体92に回転自在に連結されている回転アーム部材95と、走行部材91の可動体92に対する下降を停止させるべく、回転アーム部材95のR1方向の回転に抗する弾性的なR2方向の回転力を当該回転アーム部材95に付与する弾性付与部材としての捩りばね96とを具備している。
走行部材91は、チェーン73と同様に方向A及びBに移動自在となるように、保持溝26に配されて保持壁部29に嵌合されていると共にチェーン73の一端71に上端部で、連結ピン97を有した連結具98及び留め具99を介して連結された本体部100と、本体部100の下端部に固着されていると共に膨大頭部101を有したピン102とを具備している。
可動体92は、方向A及びBに直動自在に枠体3に支持されていると共に回転アーム部材95の他端94が回転自在に連結されている直動自在部材103と、最下位の羽根8に横部材55を介して連結されていると共に直動自在部材103に軸部材104を介してR3方向及びR4方向に揺動自在に連結されている揺動自在部材105と、一端で直動自在部材103に連結されていると共に他端で揺動自在部材105に連結されている弾性体としてのコイルばね106とを具備している。
直動自在部材103は、保持壁部29及び30間に配された上下方向Vに伸びた本体111と、本体111の上部に装着されて保持壁部30に転動自在に接触している転動ローラ112と、本体111の下部に装着されて側壁板部25に転動自在に接触している転動ローラ113と、転動ローラ112及び113間において本体111に設けられていると共に回転アーム部材95の他端94が回転自在に装着されたピン114と、回転アーム部材95の所定量以上のR2方向の回転を接触によって規定するように当該回転アーム部材95の上方において本体111に形成された接触部115と、本体111の下部にねじ117を介して固着されていると共に揺動自在部材105を揺動自在に支持する支持体118と、回転アーム部材95の所定量以上のR1方向の回転を接触によって規定するように当該回転アーム部材95の下方において支持体118に形成された接触部116とを具備しており、支持体118には、軸部材104と、スリット121に配されるピン119とが設けられている。
揺動自在部材105は、ピン119の端部が配された円弧状のスリット121を有すると共にコイルばね106の他端が連結された本体部122と、本体部122に一体的に形成されていると共に折り返された折り返し部123とを具備している。
揺動自在部材105は、本体部122において直動自在部材103の支持体118に軸部材104を介して揺動自在に取付けられており、本体部122の一端で最下位の前縁リンク部材51の下端部及び最下位の横部材55の一端部に軸部材54を介して回転自在に連結されており、折り返し部123の一端で最下位の後縁リンク部材53の下端部及び最下位の横部材55の他端部に軸部材54を介して回転自在に連結されている。
コイルばね106は、支持体118に固着された軸部材104を中心として揺動自在部材105を回動させて当該揺動自在部材105を初期揺動位置、すなわち羽根4が図22に示すように垂直状態にR4方向に回転させないで図5及び図6に示すように水平状態にR3方向に回転させた位置に設定されるように、揺動自在部材105を弾性的に引っ張っており、軸部材104を中心とする揺動自在部材105の揺動(回動)は、ピン119のスリット121に沿う移動で案内されるようになっており、揺動自在部材105の揺動(回動)の範囲は、スリット121の両端部によって規定されている。
回転アーム部材95の幅広の一端93には、ピン102が回転自在に且つ回転アーム部材95の長手方向に沿って直動自在に嵌合した長孔125が形成されており、回転アーム部材95の他端94側に位置する長孔125の端部126には、ピン102の膨大頭部101が挿抜可能な膨大孔部127が形成されており、回転アーム部材95の他端94は、ピン114にR1方向及びR2方向に回転自在に連結されている。
回転アーム部材95は、R1方向の回転において、走行部材91のピン102が当該回転アーム部材95の一端93側から他端94側に向かって膨大孔部127に到達しない範囲で長孔125を移動する一方、R2方向の回転において、走行部材91のピン102が回転アーム部材95の他端94側から一端93側に向かって長孔125を移動するように直動自在部材103に配設されている。
ピン114に巻き回されている捩りばね96は、その一端で回転アーム部材95に、その他端で直動自在部材103に夫々係止されており、捩りばね96は、回転アーム部材95のR1方向の回転に抗する弾性的なR2方向の回転力を当該回転アーム部材95に付与するように配されている。
伝達機構75は、開口部2の閉鎖状態において直動自在部材103の下部に接触するように枠体3に取付けられたストッパ(図示せず)を具備していてもよい。
垂下部86の一端71を最下位の羽根8に連結する伝達機構75では、垂下部86の下方向Bの走行による最下位の羽根8の下降で最下位の羽根8が異物に衝突、例えば人などに衝突して最下位の羽根8が下降できなくなると、走行部材91が可動体92に対して下降され、この下降の際、回転アーム部材95が図13に示す位置から図16に示す位置まで捩りばね96の弾性力に抗してR1方向に回転するので、走行部材91の可動体92に対する下降は、漸次増大する捩りばね96の弾性的なR2方向の回転力によって停止される。したがって、伝達機構75は、最下位の羽根8の下降を阻止する異常が生じた場合に、走行部材91に対する可動体92の相対的な上下方向Vの変位による捩りばね96の弾性力に抗する回転アーム部材95の回転でもって最下位の羽根8の下降を弾性的に阻止するようになっている。接触部116は、回転アーム部材95に所定量以上のR1方向の回転が生じた場合に当該回転アーム部材95に接触して当該回転を強制的に停止させ、而して、走行部材91の可動体92に対する下降を強制的に停止させるようになっている。また、伝達機構75は、開口部2が完全閉鎖され、前記ストッパが直動自在部材103の下部に接触したにもかかわらず、直ちにチェーン73の作動が停止されず、チェーン73が若干下方向Aに更に走行されても、回転アーム部材95は上記同様に回転しながら停止させるようになっており、換言すれば、チェーン73の一端71に走行部材91を介して回転自在に且つ直動自在に連結された回転アーム部材95自体が捩りばね96の弾性力に抗してピン114を中心として回動し且つ走行部材91に対して直動して、可動体92のさらなる下方移動を生じさせないようになっているため、全て伸長されたリンク機構5が更に伸長されたり、完全閉鎖状態にされた羽根4が更に傾動されたりするような不都合が生じなく、リンク機構5及び羽根4の損傷を回避し得る。
伝達機構75が枠体3内に配設されている状態においては、ピン102の膨大頭部101が長孔125の膨大孔部127に配されることがないので、回転アーム部材95が走行部材91から意図しないで脱落することがなく、伝達機構75の走行部材91及び可動体92が枠体3内から取り出された状態においては、走行部材91と可動体92との相互位置を自在に変更できるので、ピン102の膨大頭部101を長孔125の膨大孔部127から簡単に挿抜することができる。
反力発生機構10は、反力を発生させる可撓性であって長尺の重錘131と、上枠17内での重錘131を支持すると共に縦枠15及び16間の重錘131の水平方向Hの移動を案内する案内支持部材132とを具備しており、重錘131は、水平方向Hにおいて二列に並んでいると共に夫々同じ重量をもった複数の円柱状の重錘素子133と、水平方向Hに対し直交する方向において隣接する一対の重錘素子133の相互を回転自在に連結する軸部材134と、複数の重錘素子133からなる二列の重錘素子列135及び136の夫々を可撓性にするように水平方向Hにおいて隣接する軸部材134を互いに連結すると共に当該軸部材134を介して互いに連結された複数個の連結部材からなる長尺の連結体137とを具備しており、案内支持部材132は、上枠17内での重錘素子133の夫々が転がり自在に接触すると共に水平方向Hにおける一端では縦枠15の内側側壁部22に、水平方向Hにおける他端では縦枠16の内側側壁部22に夫々取付けられた底板138と、底板138に一体形成されていると共に上枠17内での重錘素子列135及び136を水平方向Hに対し直交する方向から挟んで互いに当該直交する方向において対面した一対の側板139とを具備しており、底板138及び一対の側板139は、縦枠16の近傍では、複数の重錘素子133からなる二列の重錘素子列135及び136を縦枠16の案内空間28に導くように湾曲しており、長尺の重錘131の一端となる連結体137の一端140は、鋼索84の他端141に連結されており、図23に示すように、複数の羽根4で開口部2が完全に閉鎖された状態では、図3に示すように、二列の重錘素子列135及び136において水平方向Hであって縦枠16側の端部のうちの一個の羽根4の重量に相当する重量をもった一個又は数個の重錘素子133が縦枠16の案内空間28に配されており、鋼索84の巻き取り車83からの繰り出しにおいて、重錘131は、縦枠16の案内空間28に配されたその他端142が縦枠16の内部である案内空間28において上下方向Vにおいて降下することにより、反力発生機構10で発生する反力を増加させるようになっている。
水平方向Hに対し直交する方向において隣接する一対の重錘素子133の荷重(重量)は、当該一対の重錘素子133の案内空間28への収容毎又は案内空間28からの引出し毎に増加する羽根4の荷重、前縁リンク部材51及び後縁リンク部材53の荷重、それに付随する横部材55の荷重の合計荷重及びこれに増減するチェーン73の垂下部86と垂下部86との長さの差に相当するチェーン73の荷重を加味して設定されている。
反力発生機構10は、チェーン73の一端71に付加される方向Bの荷重の当該方向Bと反対の方向Aの反力を案内空間28に位置する重錘131の荷重に基づいて鋼索84、巻き取り車83、回転軸82及びスプロケットホイール76を介してチェーン73に付与するようになっている。
チルト機構11は、軸受151を介して回転軸82に対して当該回転軸82を中心として揺動自在(回転自在)となるように当該回転軸82に設けられていると共に凹所152及び突起153を有した揺動自在部材61と、チェーン73に取付けられていると共にチェーン73の方向Bの走行において凹所152に嵌合する突起154と、凹所155を有すると共に図9及び図18に示すように突起154の凹所152への非嵌合に際して当該凹所155で突起153に係合して揺動自在部材61の回転軸82を中心とした揺動(回転)を禁止する図9に示す揺動禁止状態に設定される一方、図19に示すように突起154の凹所152への嵌合に際して突起154により回動されて凹所155の突起153への係合を解除し、揺動自在部材61の揺動を許容する図19に示す揺動許容状態に設定される掛け金部材156と、掛け金部材156を揺動禁止状態に設定するように当該掛け金部材156に弾性力を付与する弾性手段157とを具備している。
揺動自在部材61は、スプロケットホイール76と同心に配されており、一端に爪部161(図18参照)を有した掛け金部材156は、他端162で軸部材163を介して支持板164に軸部材163を中心として回転自在に取付けられており、支持板164は、揺動自在部材61とスプロケットホイール76との間で縦枠15の上端に取付けられており、弾性手段157は、一端で支持板164に係止され、他端で掛け金部材156に係止され、中央部が軸部材163に巻き付けられて配されたねじりコイルばねからなり、軸部材163を中心として掛け金部材156を回転させて爪部161を凹所152に向かわせるように、掛け金部材156に弾性力を付与している。
チルト機構11は、チェーン73の方向Bの走行で図19に示すように突起154の凹所152への嵌入により掛け金部材156を弾性手段157の弾性力に抗して回転させて突起153の凹所155への係合を解除し、この解除により突起154の移動と共に揺動自在部材61を図20に示すように揺動させ、この揺動により上方向に引っ張られる紐状体70を介して一連の後縁リンク部材53をコイルばね106の弾性力に抗して一連の前縁リンク部材51に対して相対的に上昇させる一方、下方に下げられる紐状体66を介して一連の前縁リンク部材51を一連の後縁リンク部材53に対して相対的に下降させて、各羽根4で開口部2を閉鎖するべく、前縁リンク部材51及び後縁リンク部材53に連結された横部材55を介して各羽根4を同期的に図23に示すように垂直状態に傾動させるようになっている。開口部2が各羽根4で閉鎖される際には、揺動自在部材105は図15に示す位置から図21に示す位置までR4方向に揺動される。
縦枠15から縦枠16まで伸びた回転軸82には、スプロケットホイール76と同様に構成された縦枠16側のスプロケットホイール76が固着されており、ブラインド装置1では、昇降機構9及びチルト機構11は、縦枠16側も縦枠15側と同様に構成されている。
なお、複数の羽根4による開口部2の完全閉鎖状態の無意識又は悪意での解消を防止するために、開口部2の完全閉鎖状態で最下位の羽根8と下枠19とを固定する解除可能な鉤を設けるのが好ましい。
以上のブラインド装置1において、図23に示すように複数の羽根4が開口部2を閉鎖するように垂直に傾動された状態では、チェーン73に設けられた突起154は、図20に示すように凹所152に配されおり、突起153と凹所155との係合は、解除されており、掛け金部材156は、揺動自在部材61の外周縁165に接触して揺動自在部材61に対して揺動許容状態を保っている。斯かる状態において、羽根8と下枠19とを固定する鉤の解除後、手動で最下位の羽根8が持上げられると、伝達機構75を介してのチェーン73の一端71の上昇と共にチェーン73が方向Aに走行されて、チェーン73の方向Aの走行でのスプロケットホイール76の回転で突起154も回転軸82を中心として回転し、突起154のこの回転により揺動自在部材61も同方向に回転し、揺動自在部材61のこの回転により、紐状体66を介して最上位の前縁リンク部材51と最上位の前縁リンク部材51の下方に連なる下位の一連の前縁リンク部材51とが一連の後縁リンク部材53に対して相対的に上昇させられる一方、紐状体70を介して最上位の後縁リンク部材53と最上位の後縁リンク部材53の下方に連なる下位の一連の後縁リンク部材53とがコイルばね106の弾性力に補助されて一連の前縁リンク部材51に対して相対的に下降させられる結果、複数の羽根4は、同期的に傾動されて図22に示すような略水平状態にされ、複数の羽根4が略水平状態にされる際には、揺動自在部材105は図21に示す位置から図15に示す位置までR3方向に揺動される。
手動で最下位の羽根8が更に持上げられて、チェーン73が方向Aに走行されると、突起154が凹所152から抜け始め、突起154が凹所152から抜けることにより、掛け金部材156が弾性手段157の弾性力により軸部材163を中心として回転され、図9及び図18に示すように突起153と凹所155とが係合され、この係合で揺動自在部材61の回転は阻止される。手動による最下位の羽根8の更なる持上げに基づくチェーン73の方向Aの更なる走行が続行されることによるチェーン73の一端71の上昇で、伝達機構75を介してチェーン73の一端71に連結されたリンク機構5の下位の前縁リンク部材51及び後縁リンク部材53が折り畳まれ始め、この折り畳みにより、図22に示すようにリンク機構5により連結されている複数の羽根4が下方から順次重ね合わされ、複数の羽根4が全て上昇させられて互いに重ね合わされて、開口部2が開放状態にされる。
チェーン73の方向Aの走行によるスプロケットホイール76の回転に伴う回転軸82の回転で巻き取り車83も同じく回転され、巻き取り車83の回転で、巻き取り車83に捲回されている鋼索84は、縦枠16の案内空間28に予め配されて垂れ下がっている一個又は数個の重錘素子133の上下方向Vの荷重に基づく底板138に各重錘素子133が転がり接触している二列の重錘素子列135及び136の水平方向Hの縦枠15から縦枠16に向かう移動で繰り出され、この鋼索84の繰り出しによる縦枠16の案内空間28に配されて垂れ下る重錘素子133の個数の増加で巻き取り車83からの鋼索84の繰り出し力が増加し、この増加した鋼索84の繰り出し力は、巻き取り車83、回転軸82及びスプロケットホイール76を介してチェーン73の一端72に方向Aの力として付加され、この付加される方向Aの力は、斯かる開口部2の開口で、漸次、増加する羽根4、前縁リンク部材51、後縁リンク部材53及び横部材55の方向Bの荷重に対しての反力として働き、而して、この反力は、チェーン73の方向Aの走行を補助し、この反力でもって最下位の羽根8に対する軽い手動操作力で開口部2の開放を行い得る。なお、開口部2の開口で、漸次、増加する羽根4、前縁リンク部材51、後縁リンク部材53及び横部材55の方向Bの荷重の増加率に対して縦枠16の案内空間28に配されて垂れ下る重錘素子133の個数の増加による鋼索84の繰り出し力を大きくすることにより、最下位の羽根8に対する軽い最初の手動操作力だけで開口部2の完全開放を自動的に行い得るようになる。
開口部2の開放状態において、最下位の羽根8を前記と逆に下降させるように手動操作されると、チェーン73が方向Bに走行され、この走行により上位の前縁リンク部材51及び後縁リンク部材53から順次折り畳みが解除されて伸長され始め、これにより複数の羽根4の重ね合わせが上位の羽根4から順次解除される。リンク機構5が全て伸長されて複数の羽根4もまたその重ね合わせが全て解除されると、図19に示すように、突起154が案内楔空間166を通って凹所152に嵌入され、この嵌入により突起154が掛け金部材156を弾性手段157の弾性力に抗して回転させて突起153の凹所155への係合を解除し、この解除により突起154の移動と共に揺動自在部材61が回転され、この回転により上方向Aに引っ張られる紐状体70を介して後縁リンク部材53が前縁リンク部材51に対して相対的に上昇させられると共に、下方に下げられる紐状体66を介して前縁リンク部材51が後縁リンク部材53に対して相対的に下降させられて複数の羽根4が同期的に回転され、図23に示すように開口部2が垂直方向に傾動された一連の複数の羽根4により閉鎖状態にされる。開口部2の複数の羽根4による閉鎖におけるチェーン73の方向Bの走行では、回転軸82の逆回転で巻き取り車83に鋼索84が巻き取られ、鋼索84の巻き取り車83の巻き取りで、縦枠16の案内空間28に配されて垂れ下る重錘素子133の個数が減少され、而して、最下位の羽根8の下降力に対する反力は、チェーン73の方向Bの走行に応じて漸減することになる。一連の複数の羽根4による開口部2の閉鎖状態は、開口部2の閉鎖状態でチェーン73に方向Aの走行を生じさせない反力となるように、案内空間28に配される一個又は数個の重錘素子133の荷重を設定することにより、維持される。その後、必要により、最下位の羽根8と下枠19とを固定する鉤の施錠で開口部2の閉鎖状態が確実に維持されるようにしてもよい。
羽根4、前縁リンク部材51、後縁リンク部材53及び横部材55の荷重によるチェーン73に加わる方向Bの力と反力発生機構10によるチェーン73に加わる方向Aの反力
との大きさを適宜組み合わせることにより、開口部2の複数の羽根4による半開口を行い得る。
このように本例のブラインド装置1では、昇降機構9による最下位の羽根8の上下方向Vの昇降は、反力発生機構10から付与される反力と手動による外部から最下位の羽根8に付与される昇降力とによって行われるようになっており、反力発生機構10は、二列の重錘素子列135及び136において縦枠16の案内空間28に垂れ下がる複数の重錘素子133の荷重を反力として昇降機構9に付与するようになっている結果、開口部2の複数の羽根4による開口において昇降させられる羽根4の枚数が増減しても、昇降機構9に付与される昇降力、即ち、最下位の羽根8に対する操作者の手動力を増減しないで略一定の手動力で開口部2の複数の羽根4による開口を行い得、操作者による手動操作のし難さを解消できる。
上記例のブラインド装置1では、回転力付与機構77は、巻き取り車83、鋼索84及び転向滑車機構85を具備しているが、これに代えて、図24に示すように、回転軸82に固着されたねじ歯車(ウオーム歯車)301と、ねじ歯車301に噛合う斜歯歯車(ウオームホイール)302と、斜歯歯車302の軸303に固着されていると共にスプロケットホイール76と同等の回転体としてのスプロケットホイール304と、スプロケットホイール304に噛合って捲き掛けられていると共に一端305で長尺の連結体137の一端140に連結されて重錘131の一端に連結されている可撓性の紐状体としてのノーバクチェーン306とを具備していてもよく、図24に示す回転力付与機構77において、斜歯歯車302が固着された軸303は、取付板201に取付けられた一対の互いに対面する軸受板307に回転自在に支持されており、スプロケットホイール304は、取付板201に取付けられていると共にノーバクチェーン306が出入できる開口308を有した函体309に回転自在に収容されており、本例では、案内支持部材132は、図1に示す例の底板138及び一対の側板139に加えて、ノーバクチェーン306におけるその他端からスプロケットホイール304に至る間の当該ノーバクチェーン306の水平方向Hの移動を案内する他の底板311及び当該他の底板311に一体形成された他の一対の側板312を更に具備しており、底板138の一端は、函体309で終端している一方、一対の側板139は、その一端で函体309に取付けられており、当該底板138及び一対の側板139の夫々の他端は、図1に示す例と同様に形成されており、一対の側板312もまた、その一端で函体309に取付けられており、底板311の一端は、函体309で終端している一方、底板311は、その他端で縦枠16の内側側壁部22に取付けられており、ノーバクチェーン306において、その他端からスプロケットホイール304に至る間の当該ノーバクチェーン306は、複数の羽根4で開口部2が完全に開放された状態で重錘131の他端142が最下降されても、スプロケットホイール304とノーバクチェーン306との噛合いが維持されるように、水平方向Hの長さをもって底板311の上面に接触して上枠17内に配されている。
図24に示す回転力付与機構77でも、チェーン73の方向A又はBの走行によるスプロケットホイール76の回転に伴う回転軸82の回転でねじ歯車301が回転され、ねじ歯車301の回転で、ねじ歯車301に噛合っている斜歯歯車302が回転され、斜歯歯車302の回転で、軸303を介してスプロケットホイール304が回転され、スプロケットホイール304の回転で、チェーン73の方向Aの走行では、縦枠16の案内空間28に配されて垂れ下る重錘素子133の個数を増加させる一方、チェーン73の方向Bの走行では、縦枠16の案内空間28に配されて垂れ下る重錘素子133の個数を減少させ、而して、図24に示す回転力付与機構77は、チェーン73の方向A又はBの走行に起因して、二列の重錘素子列135及び136において縦枠16の案内空間28に垂れ下がる複数の重錘素子133の荷重を反力として、ノーバクチェーン306、スプロケットホイール304、軸303、斜歯歯車302及びねじ歯車301を介して回転軸82に付与して、チェーン73の方向A又はBの走行においてスプロケットホイール76を回転させるようになっている結果、開口部2の複数の羽根4による開口において昇降させられる羽根4の枚数が増減しても、昇降機構9に付与される昇降力、即ち、最下位の羽根8に対する操作者の手動力を増減しないで略一定の手動力で開口部2の複数の羽根4による開口を行い得、操作者による手動操作のし難さを解消できる。
しかも、図24に示す回転力付与機構77では、回転力付与機構77がねじ歯車301と斜歯歯車302とを具備しているために、反力発生機構10で発生する反力による斜歯歯車302の回転をねじ歯車301で阻止できるために、反力発生機構10で発生する反力のみによる意図しない羽根4の昇降を回避し得る。
また、ブラインド装置1では、開口部2における複数の羽根4のうちの上下方向Vにおいて最下位の羽根8を先行して上昇させて開口部2を開口する一方、当該最下位の羽根8を先行して下降させて開口部2を閉鎖するようになっているが、例えば、特開2011−132806号公報に記載のように、複数の羽根4のうちの最下位の羽根8を枠体3の下枠19に連結固定し、開口部2の開口状態では、複数の羽根4を開口部2の下方に互いに重ね合わせて配置し、開口部2の閉鎖に際しては、開口部2における互いに重ね合わされた複数の羽根4のうちの上下方向Vにおいて最上位の羽根6を先行して上昇させて、最上位の羽根6の上昇によりリンク機構5を介して次々に連れて残る下方の羽根4を上昇させて開口部2を閉鎖する一方、開口部2の開口に際しては、当該最上位の羽根6を先行して下降させて、最上位の羽根6の下降によりリンク機構5を介して次々に連れて残る下方の羽根4を下降させて開口部2を開口するようになったブラインド装置であってもよく、斯かるブラインド装置では、チェーン73においてスプロケットホイール76から垂下する一方の垂下部86が上記の吊り下げ機構7の機能を兼務することになる。
更に、連結機構としては、上下方向Vにおいて互いに隣接する羽根本体41の長手方向における各端部42を連結すると共に前縁リンク部材51及び後縁リンク部材53等を具備したリンク機構5に代えて、上下方向Vにおいて互いに隣接する羽根本体41の上下長手縁を回転自在に連結すると共に斯かる相互に連結された羽根本体41の交互の折り畳み方向(回転方向)を特定できるように構成されたヒンジ機構の類であってもよく、加えて、開口部開閉装置としては、ブラインド装置1に代えて、シャッター装置であってもよい。
加えて、回転アーム部材95及び捩りばね96等を具備した伝達機構75に代えて、チェーン73の一端71を最下位の羽根8の取付具43に直接連結して、チェーン73の一端71の昇降を最下位の羽根8に伝達するようにしてもよく、また、回転力付与機構77を縦枠16側に設ける一方、重錘131の他端142側を縦枠15の案内空間28に配されるようにしてもよい。
その上、最下位の羽根8の手動による昇降を利便とすべく、最下位の羽根8の裏面に取手を設けてもよい。
1 ブラインド装置
2 開口部
3 枠体
4、6、8 羽根
5 リンク機構
7 吊り下げ機構
9 昇降機構
10 反力発生機構
11 チルト機構
77 回転力付与機構
82 回転軸
83 巻き取り車
84 鋼索
85 転向滑車機構
131 重錘
132 案内支持部材
133 重錘素子
134 軸部材
135、136 重錘素子列
137 連結体
301 ねじ歯車
302 斜歯歯車
303 軸
304 スプロケットホイール
305 一端
306 ノーバクチェーン

Claims (6)

  1. 建物の開口に配されると共に一対の縦枠を有した枠体と、この枠体に囲まれた開口部において上下方向に互いに並置されていると共に開口部を開閉する複数の羽根と、この複数の羽根のうちの上下方向において隣接された羽根を相互に連結する連結機構と、開口部において上昇させられる羽根の枚数の変化に応じて増加すると共に開口部における羽根の荷重の方向と反対の方向をもった反力を発生する反力発生機構と、複数の羽根を開口部の開閉において昇降させる昇降機構とを具備しており、開口部における羽根の上昇は、少なくとも反力発生機構からの増加する反力によって行われるようになっており、反力発生機構は、反力を発生させる可撓性であって長尺の重錘を具備しており、昇降機構は、可撓性の長尺体と、この長尺体を走行させる走行機構と、長尺体の走行を羽根に伝達する伝達機構とを具備しており、走行機構は、長尺体が捲き掛けられていると共に長尺体の走行と共に回転される回転体と、この回転体が固着された回転軸に回転力を付与して回転体を回転させる回転力付与機構とを具備しており、回転力付与機構は、回転軸に固着された巻き取り体と、羽根の上昇に際しては回転軸の回転で巻き取り体から繰り出されるよう一端で巻き取り体に連結されている一方、他端で長尺の重錘の一端に連結されている紐状体とを具備しており、紐状体の巻き取り体からの繰り出しにおいて、長尺の重錘は、その他端が一対の縦枠のうちのいずれかの内部において降下することにより、反力発生機構で発生する反力を増加させるようになっている開口部開閉装置。
  2. 建物の開口に配されると共に一対の縦枠を有した枠体と、この枠体に囲まれた開口部において上下方向に互いに並置されていると共に開口部を開閉する複数の羽根と、この複数の羽根のうちの上下方向において隣接された羽根を相互に連結する連結機構と、開口部において上昇させられる羽根の枚数の変化に応じて増加すると共に開口部における羽根の荷重の方向と反対の方向をもった反力を発生する反力発生機構と、複数の羽根を開口部の開閉において昇降させる昇降機構とを具備しており、開口部における羽根の上昇は、少なくとも反力発生機構からの増加する反力によって行われるようになっており、反力発生機構は、反力を発生させる可撓性であって長尺の重錘を具備しており、昇降機構は、可撓性の長尺体と、この長尺体を走行させる走行機構と、長尺体の走行を羽根に伝達する伝達機構とを具備しており、走行機構は、長尺体が捲き掛けられていると共に長尺体の走行と共に回転される第一の回転体と、この第一の回転体が固着された回転軸に回転力を付与して第一の回転体を回転させる回転力付与機構とを具備しており、回転力付与機構は、回転軸に固着されたねじ歯車と、このねじ歯車に噛合う斜歯歯車と、この斜歯歯車の軸に固着されている第二の回転体と、この第二の回転体に捲き掛けられていると共に一端で長尺の重錘の一端に連結されている可撓性の紐状体とを具備しており、第二の回転体の回転において走行されるこの紐状体は、その一端に連結された長尺の重錘の走行を生じさせるようになっており、長尺の重錘は、その他端が一対の縦枠のうちのいずれかの内部において降下することにより、反力発生機構で発生する反力を増加させるようになっている開口部開閉装置。
  3. 開口部における複数の羽根のうちの上下方向において最上位の羽根を先行して上昇させて開口部を閉鎖する一方、当該最上位の羽根を先行して下降させて開口部を開口するようになっている請求項1又は2に記載の開口部開閉装置。
  4. 開口部における複数の羽根のうちの上下方向において最下位の羽根を先行して上昇させて開口部を開口する一方、当該最下位の羽根を先行して下降させて開口部を閉鎖するようになっている請求項1又は2に記載の開口部開閉装置。
  5. 開口部開閉装置は、ブラインド装置である請求項1から4のいずれか一項に記載の開口部開閉装置。
  6. 開口部開閉装置は、シャッター装置である請求項1から4のいずれか一項に記載の開口部開閉装置。
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