JP2018043893A - 13族窒化物結晶の製造方法及び13族窒化物結晶基板の製造方法 - Google Patents

13族窒化物結晶の製造方法及び13族窒化物結晶基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コストの軽減と高品質化とを両立させる。
【解決手段】アルカリ金属及び13族金属を含む混合融液15中に気相から窒素を融解し、混合融液15中に保持されたサファイア基板16から13族窒化物を結晶成長させることにより13族窒化物結晶20を製造する方法であって、サファイア基板16の主面を窒化することにより、主面上に窒素極性面が上面側に位置する窒化アルミニウムを形成する工程と、窒化アルミニウムから13族窒化物を結晶成長させることにより、サファイア基板16上に13族金属極性面が上面側に位置する13族窒化物結晶20を形成する工程と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、13族窒化物結晶の製造方法及び13族窒化物結晶基板の製造方法に関する。
窒化ガリウム結晶等の13族窒化物結晶を製造する方法の1つとして、アルカリ金属及び13族窒化物を含む混合融液中に窒素を溶解し、混合融液中で13族窒化物結晶を結晶成長させるフラックス法が知られている。フラックス法は比較的低温(700℃〜900℃程度)且つ比較的低圧(3MPa〜8MPa程度)の環境下で結晶成長を実現することができるものであり、工業化に適している。
窒化ガリウム薄膜又は窒化アルミニウム薄膜が表面に堆積された基板と窒素原料とガリウム原料とを加熱することにより、基板表面上にのみ核発生させてバルク状の窒化ガリウム単結晶を育成する方法が開示されている(特許文献1)。
c面を主面とする円板状の2枚の窒化ガリウム種結晶を、N面(窒素極性面)同士を互いに接近又は密着させて保持した基板を用いて結晶成長を行うことにより、基板の外側を向くGa面(ガリウム極性面)の結晶成長を促進する方法が開示されている(特許文献2)。
自然核発生により生じた雑晶が融液の気体−液体界面の近傍で発生して降下し、成長中の結晶上に付着することを防止するために、穴空き板、多孔質体等からなる付着防止手段を種結晶基板の周りに設ける方法が開示されている(特許文献3)。
種結晶基板を用いてバルク状の13族窒化物結晶を製造する場合、どのような材質の種結晶基板を用いるかという点でいくつかの選択肢がある。1つの選択肢として、目的とする13族窒化物結晶と同一の材質からなる種結晶基板を用いる方法がある。例えば、バルク状の窒化ガリウム結晶を製造するために窒化ガリウム結晶からなる種結晶基板を用いる場合等がこれに相当する。他の選択肢として、目的とする13族窒化物結晶とは異なる材質からなる種結晶基板を用いる方法がある。例えば、バルク状の窒化ガリウム結晶を製造するために種結晶基板としてサファイア基板を用いる場合等がこれに相当する。
目的とする13族窒化物結晶と同一の材質からなる種結晶基板を用いる場合、基板と13族窒化物結晶との間の物性差(格子定数差、熱膨張係数差等)による不具合が生じにくいため高品質な13族窒化物結晶を製造しやすいという利点があるが、種結晶基板を製造するためのコストが増大しやすいという欠点がある。一方、目的とする13族窒化物結晶とは異なる材質からなる種結晶基板を用いる場合、比較的安価な既存の基板を用いることができるためコストを軽減しやすいという利点があるが、基板と13族窒化物結晶との間の物性差により高品質な13族窒化物結晶を製造することが困難であるという欠点がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コストの軽減と高品質化とを両立させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一形態である13族窒化物結晶の製造方法は、アルカリ金属及び13族金属を含む混合融液中に気相から窒素を融解し、前記混合融液中に保持されたサファイア基板から13族窒化物を結晶成長させることにより13族窒化物結晶を製造する方法であって、前記サファイア基板の主面を窒化することにより、前記主面上に窒素極性面が上面側に位置する窒化アルミニウムを形成する工程と、前記窒化アルミニウムから前記13族窒化物を結晶成長させることにより、前記サファイア基板上に13族金属極性面が上面側に位置する前記13族窒化物結晶を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、コストの軽減と高品質化とを両立させることが可能となる。
図1は、第1の実施の形態に係る結晶成長装置の構成を例示する図である。 図2は、第1の実施の形態に係るサファイア基板の構成を例示する上面図である。 図3は、第1の実施の形態に係るサファイア基板の構成を例示する図2のIII−III断面図である。 図4は、第1の実施の形態に係るサファイア基板上に13族窒化物結晶が結晶成長した状態を例示する図である。 図5は、第2の実施の形態に係るサファイア基板の構成を例示する上面図である。 図6は、第2の実施の形態に係るサファイア基板の構成を例示する図5のVI−VI断面図である。 図7は、第2の実施の形態に係るサファイア基板上に13族窒化物結晶が結晶成長した状態を例示する図である。 図8は、第3の実施の形態に係るサファイア基板の構成を例示する上面図である。 図9は、第3の実施の形態に係るサファイア基板の構成を例示する図8のIX−IX断面図である。 図10は、第3の実施の形態に係るサファイア基板上に13族窒化物結晶が結晶成長した状態を例示する図である。
以下に添付図面を参照して、13族窒化物結晶の製造方法及び13族窒化物結晶基板の製造方法の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る結晶成長装置1の構成を例示する図である。外部耐圧容器11内に内部耐圧容器12が設置され、内部耐圧容器12内に反応容器13が設置されている。外部耐圧容器11及び内部耐圧容器12は例えばステンレス等から構成され得る。内部耐圧容器12は外部耐圧容器11から取り出すことができる。内部耐圧容器12内には設置台14が設置されている。反応容器13は設置台14上に着脱可能に設置される。
反応容器13は混合融液15及びサファイア基板16を収容する。混合融液15はフラックス成分としてのアルカリ金属又はアルカリ土類金属と13族金属とを含む液体である。サファイア基板16はサファイア(Al)を主成分とする基板であり、13族窒化物結晶20の種結晶基板として用いられる。サファイア基板16は混合融液15中に浸漬するように反応容器13の底部に設置されている。混合融液15中に所定の条件の下で窒素を溶解させることにより、混合融液15中でサファイア基板16の主面上に13族窒化物結晶20を結晶成長させることができる。
反応容器13の材質は特に限定されるべきものではないが、例えばBN焼結体、P−BN等の窒化物、アルミナ、イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)等の酸化物、SiC等の炭化物等であり得る。反応容器13の内壁面、すなわち混合融液15と接触する部分は混合融液15と反応し難い材質で構成されることが好ましい。目的とする13族窒化物が窒化ガリウムである場合、反応容器13の内壁面は窒化ホウ素(BN)、パイロリティックBN(P−BN)、窒化アルミニウム等の窒化物、サファイア、アルミナ、YAG等の酸化物、SiC等の炭化物等で構成され得る。
外部耐圧容器11内には側部ヒータ21が設置されている。設置台14の内部には底部ヒータ22が設置されている。側部ヒータ21及び底部ヒータ22は所定の電子制御ユニットにより温度制御される。側部ヒータ21及び底部ヒータ22により内部耐圧容器12及び反応容器13を加熱することにより、混合融液15を所定の温度で加熱することができる。
窒素ガス供給管31は窒素ガス(N)のガスボンベ等と接続されている。希釈ガス供給管32は希釈ガス(Ar)のガスボンベ等と接続されている。本実施の形態に係る希釈ガスはアルゴンであるが、希釈ガスは特に限定されるべきものではなく、例えばヘリウム等の他の不活性ガスであってもよい。
窒素ガス供給管31には圧力制御装置41及びバルブ51が設置されている。希釈ガス供給管32には圧力制御装置42及びバルブ52が設置されている。窒素ガス供給管31及び希釈ガス供給管32は混合ガス供給管33に合流している。混合ガス供給管33は外部耐圧容器11の内部空間61に連通する第1の分岐管35、内部耐圧容器12の内部空間62に連通する第2の分岐管36、及び外気に連通する第3の分岐管37に分岐している。混合ガス供給管33にはバルブ53及び圧力計45が設置されている。第2の分岐管36にはバルブ54が設置されている。第3の分岐管37にはバルブ55が設置されている。
圧力制御装置41により圧力が調整された窒素ガスはバルブ51を介して混合ガス供給管33に流入する。圧力制御装置42により圧力が調整された希釈ガスはバルブ52を介して混合ガス供給管33に流入する。窒素ガス及び希釈ガスは混合ガス供給管33内で混合される。圧力計45が示す値に応じてバルブ51〜55を制御することにより、内部空間61,62の混合ガスの圧力を制御することができる。バルブ54の作用により、外部耐圧容器11の内部空間61と内部耐圧容器12の内部空間62とを個別に制御することができる。
窒素ガス及び希釈ガスの各圧力を圧力制御装置41,42及びバルブ51,52により調整することにより、混合ガスの窒素分圧及び内部空間61,62内の全圧を調整することができる。例えば、内部耐圧容器12の内部空間62の全圧を高くすることにより、混合融液15中のフラックス成分の蒸発を抑制することができる。すなわち、窒化ガリウム結晶の結晶成長条件に影響を与える窒素分圧と、フラックス物質の蒸発に影響を与える全圧とを別々に制御することができる。
内部耐圧容器12の内部空間62内の窒素分圧は0.1MPa〜8MPaの範囲内であることが好ましい。13族金属とアルカリ金属との総モル数に対するアルカリ金属のモル比は40%〜95%であることが好ましく、75%〜90%であることがより好ましい。混合融液15の温度(結晶成長温度)は750℃以上であることが好ましい。
窒素分圧及び結晶成長温度は、13族窒化物結晶20の成長面が窒素極性から13族金属極性に極性反転し、13族金属極性面が成長面として結晶成長するように、適宜選択されるべきものである。例えば、窒素分圧を2MPa〜4MPaとし、結晶成長温度を860℃〜900℃とすることが好ましい。
上記のように、混合融液15の温度、反応容器13内の窒素分圧、全圧等の条件を制御することにより、反応容器13(混合融液15)内においてサファイア基板16上にバルク状の13族窒化物結晶20を結晶成長させることができる。
図2は、第1の実施の形態に係るサファイア基板16の構成を例示する上面図である。図3は、第1の実施の形態に係るサファイア基板16の構成を例示する図2のIII−III断面図である。
本実施の形態に係るサファイア基板16は円盤形状を有している。サファイア基板16の主面17上には窒化アルミニウム層71が形成されている。窒化アルミニウム層71の上面側は窒素極性面((000−1)面)72になっている。ここでの上面とは、13族窒化物結晶20が結晶成長する面であり、サファイア基板16の主面17と接触する面とは反対の面である。本実施の形態に係る窒化アルミニウム層71はサファイア基板16の主面17全体を覆うように形成されている。
窒化アルミニウム層71はサファイア基板16の主面17に窒化処理を施すことにより形成される。窒化処理は例えば、サファイア基板16を所定の反応容器(例えば石英製の反応管)に入れ、反応容器内に窒素を含むガス(例えばアンモニアガス)を充填し、反応容器内でサファイア基板16の主面17を所定の温度で所定の時間加熱すること等により行われ得る。窒化処理は上記に限られるものではなく、公知又は新規な方法を適宜利用して行われ得る。
図4は、第1の実施の形態に係るサファイア基板16上に13族窒化物結晶20が結晶成長した状態を例示する図である。図4に示すように、本実施の形態に係るサファイア基板16を種結晶基板として用いてバルク状の13族窒化物結晶20を結晶成長させると、窒化アルミニウム層71と13族窒化物結晶20との間に界面層81が形成される。界面層81は複数のボイド82を含み、ボイド82内にはインクルージョンとして混合融液15が取り込まれる。なお、界面層81と13族窒化物結晶20との境界は必ずしも明確ではない。
上記のように形成されたバルク状の13族窒化物結晶20はクラック等を含まない高品質なものとなる。これにより、サファイア基板16を種結晶基板として用いて比較的安価に高品質な13族窒化物結晶20を製造することができる。
(実施例1)
以下に、第1の実施の形態に係るサファイア基板16を用いてバルク状の13族窒化物結晶20を結晶成長させる具体的な実施例を示す。
本実施例では、アルカリ金属としてナトリウムを、13族金属としてガリウムを用い、13族窒化物結晶20として窒化ガリウムを結晶成長させた。種結晶基板として直径2インチのサファイア基板16を用いた。
先ず、サファイア基板16の主面17に窒化処理を施すことにより主面17上に窒化アルミニウム層71を形成した。ここでの窒化処理は、サファイア基板16を石英製の反応管に入れ、反応管にアンモニアガスを充填し、反応管を1080℃で5分間加熱する処理であった。この窒化処理により、サファイア基板16の主面17全体が窒化され、上面側が窒素極性面72である窒化アルミニウム層71が形成された。このように窒化アルミニウム層71が形成されたサファイア基板16を結晶成長装置1の反応容器13内に設置し、以下のように13族窒化物結晶(窒化ガリウム結晶)20を結晶成長させた。
内径92mm、深さ120mmのアルミナ製の反応容器13を使用した。先ず、内部耐圧容器12をバルブ54部分で外して結晶成長装置1から分離した。取り外した内部耐圧容器12を酸素濃度が1ppm未満、露点−80℃以下の高純度アルゴンガス雰囲気のグローブボックスに入れた。
その後、反応容器13の底部にサファイア基板16を設置した。その後、加熱して液化させた金属ナトリウムを反応容器13内に入れ、ナトリウムが固化した後、反応容器13内に金属ガリウムを入れた。本実施例ではガリウム及びナトリウムの総モル数に対するナトリウムの割合を80%とした。その後、カーボンを混合融液15の総モル数に対して0.5%入れ、反応容器13上部に蓋を載せた。
その後、高純度アルゴンガス雰囲気のグローブボックス内で反応容器13を内部耐圧容器12内に設置した。その後、バルブ54を閉じて内部耐圧容器12を密閉し、反応容器13内部を外部雰囲気から遮断した。このとき、内部耐圧容器12内にはグローブボックス内の高純度アルゴンガスが充填していた。
その後、内部耐圧容器12をグローブボックスから出し、結晶成長装置1に組み込んだ。すなわち、内部耐圧容器12を外部耐圧容器11内の所定の位置に設置し、バルブ54部分で接続した。内部耐圧容器12を外部耐圧容器11に取り付けることにより、外部耐圧容器11内は外部雰囲気から遮断される。
その後、バルブ53とバルブ54との間の配管内と外部耐圧容器11内の真空引きと窒素導入とをバルブ55を介して10回繰り返した。このとき、バルブ53はあらかじめ閉じておいた。その後、バルブ55を閉じ、バルブ51,53,54を開け、窒素ガス供給管31から窒素ガスを供給した。圧力制御装置41で圧力を調整して外部耐圧容器11の内部空間61及び内部耐圧容器12の内部空間62の全圧を1.35MPaにしてバルブ51を閉じた。その後、圧力制御装置41を8MPaに設定した。
その後、希釈ガス供給管32からアルゴンガスを供給し、圧力制御装置42で圧力を調整してバルブ52を開け、内部空間61,62の全圧を3.6MPaにした。その後、バルブ52を閉じ、圧力制御装置42を8MPaに設定した。
その後、側部ヒータ21及び底部ヒータ22に通電し、反応容器13を結晶成長温度まで昇温させた。側部ヒータ21及び底部ヒータ22共に870℃に設定した。これにより、反応容器13内の混合融液15及びサファイア基板16は870℃に加熱される。成長温度の870℃における内部空間61,62の全圧は圧力計45により8MPaと測定されたので、成長温度における内部空間61,62の窒素分圧は3MPaとなる。この窒素圧力は窒化ガリウムの成長圧力よりも高い圧力である。
その後、バルブ51を開き、窒素ガス圧力を8MPaにした。8MPaの窒素ガス圧力をかけておくことにより、結晶成長により消費された窒素が供給され、常に窒素分圧を一定に保持することができる。この状態で20時間保持した。この間、混合融液15への窒素の溶解を促進すると共に、窒化アルミニウム層71が形成されたサファイア基板16からの13族窒化物結晶20の初期成長状態を制御した。このとき、ガリウム極性の結晶核を窒素極性面72に発生させ、極性反転を生じさせた。20時間経過後、1時間掛けて窒素分圧を2.4MPaに調整した。その後、窒素圧力を2.4MPaに保持して100時間結晶成長を行なった。
結晶成長終了後、側部ヒータ21及び底部ヒータ22の通電を停止し、反応容器13を室温まで冷却した。ガスを抜いた後、内部耐圧容器12を取り外し、グローブボックス内で内部耐圧容器12から反応容器13を取り出した。
反応容器13からの13族窒化物結晶20の取り出しは以下のように行なった。先ず、反応容器13を加熱してナトリウムを液体状態にして流し出した。その後、反応容器13をグローブボックスから取り出し、反応容器13内に残留しているナトリウムをアルコールにより溶解した。アルコールを蒸発させた後、酸でナトリウム及びガリウムの金属間化合物を溶解し、その後水洗し、サファイア基板16とその上に成長した13族窒化物結晶20を取り出した。
サファイア基板16上には透明な13族窒化物結晶(窒化ガリウム結晶)20が成長しており、その厚さは600μmであった。13族窒化物結晶20の上面(成長主面)は13族金属極性面(ガリウム極性面:(0001)面)85であった。
サファイア基板16及び13族窒化物結晶20の断面を光学顕微鏡で観察したところ、図4に示す断面のように、13族窒化物結晶20の窒化アルミニウム層71との境界近傍部に形成された界面層81には、多数のボイド82が形成されており、その中に混合融液15の一部がインクルージョンとして取り込まれていた。界面層81の厚さは約20μmであった。
界面層81は、成長初期時において、窒化アルミニウム層71の窒素極性面72又はその上に成長した窒化ガリウムの窒素極性面上に、過飽和度の上昇により新たに核発生しガリウム極性成長した窒化ガリウムが隣接結晶同士で合体及び平坦化したことにより形成されたものと推測される。
成長したバルク状の13族窒化物結晶20にはクラックは発生していなかった。ボイド82が形成され、その中に混合融液15の一部がインクルージョンとして取り込まれたことにより、サファイア基板16(窒化アルミニウム層71)と13族窒化物結晶(窒化ガリウム結晶)20との間の格子定数差、熱膨張係数差等の物性差に起因する歪が緩和され、クラックの発生が抑制されたと推測される。
以上のように、本実施の形態によれば、サファイア基板16を種結晶基板として用いて比較的安価に高品質な13族窒化物結晶20を製造することができる。また、界面層81をサファイア基板16から13族窒化物結晶20を分離する際の切断部として利用することができる。
以下に他の実施の形態について図面を参照して説明するが、第1の実施の形態と同一又は同様の作用効果を奏する箇所については同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態に係るサファイア基板16の構成を例示する上面図である。図6は、第2の実施の形態に係るサファイア基板16の構成を例示する図5のVI−VI断面図である。
図5において、サファイア基板16の主面17上の状態が一部拡大図として示されている。本実施の形態に係るサファイア基板16の主面17上には窒化アルミニウム層101が形成されている。本実施の形態に係る窒化アルミニウム層101は主面17の一部が露出するように形成されている。具体的には、窒化アルミニウム層101は主面17上に島状に配置された複数の窒化アルミニウムの結晶塊111により構成されている。各結晶塊111の上面側は窒素極性面72になっている。本実施の形態に係る複数の結晶塊111の各々の形状及び位置関係は不均一である。
上記のような島状の窒化アルミニウム層101は、主面17全体を窒化することなくその一部を窒化する窒化処理により形成される。島状の窒化アルミニウム層101を形成するための窒化処理は特に限定されるべきものではないが、例えば第1の実施の形態に係る窒化処理(主面17全体を覆うように窒化アルミニウム層71を形成する処理)との比較において、窒素を含むガスの流量、加熱時間等を調整することにより行われ得る。例えば、第1の実施の形態に係る窒化処理における加熱時間より短い加熱時間により窒化処理を行うことにより、島状の窒化アルミニウム層101を形成することができる。島状の窒化アルミニウム層101を形成するための窒化処理は上記に限られるものではなく、公知又は新規な方法を適宜利用して行われ得る。
図7は、第2の実施の形態に係るサファイア基板16上に13族窒化物結晶20が結晶成長した状態を例示する図である。図7に示すように、本実施の形態に係るサファイア基板16を種結晶基板として用いてバルク状の13族窒化物結晶20を結晶成長させると、第1の実施の形態と同様に、窒化アルミニウム層101と13族窒化物結晶20との間に界面層81が形成される。界面層81は複数のボイド82を含み、ボイド82内にはインクルージョンとして混合融液15が取り込まれる。
上記のように形成されたバルク状の13族窒化物結晶20は、第1の実施の形態と同様に、クラック等を含まない高品質なものとなる。これにより、サファイア基板16を種結晶基板として用いて比較的安価に高品質な13族窒化物結晶20を製造することができる。
(実施例2)
以下に、第2の実施の形態に係るサファイア基板16を用いてバルク状の13族窒化物結晶20を結晶成長させる具体的な実施例を示す。
本実施例では、実施例1と同様に、アルカリ金属としてナトリウムを、13族金属としてガリウムを用い、13族窒化物結晶20として窒化ガリウムを結晶成長させた。種結晶基板として直径2インチのサファイア基板16を用いた。
先ず、サファイア基板16の主面17に窒化処理を施すことにより主面17上に島状の窒化アルミニウム層101を形成した。ここでの窒化処理は、サファイア基板16を石英製の反応管に入れ、反応管にアンモニアガスを充填し、反応管を1080℃で2分間加熱する処理であった。実施例2に係る窒化処理の2分間の加熱時間は実施例1に係る窒化処理の5分間の加熱時間より短い。この窒化処理により、サファイア基板16の主面17の一部が窒化され、上面側が窒素極性面72である複数の結晶塊111からなる島状の窒化アルミニウム層101が形成された。このように窒化アルミニウム層101が形成されたサファイア基板16を結晶成長装置1の反応容器13内に設置し、以下のように13族窒化物結晶(窒化ガリウム結晶)20を結晶成長させた。
実施例1と同様に反応容器13内にサファイア基板16を設置し、実施例1と同量のナトリウム、ガリウム、及びカーボンを反応容器13内に入れて結晶成長を行った。このときの結晶成長温度は実施例1と同様に870℃とした。
結晶成長温度に達した後、実施例1と同様に、窒素分圧を3MPaとして20時間保持した。20時間経過後、1時間かけて窒素分圧が2.4MPaになるように調整し、その後窒素分圧を2.4MPaに維持して300時間結晶成長を行った。結晶成長後、実施例1と同様の処理により、サファイア基板16上に成長した13族窒化物結晶20を取り出した。
サファイア基板16上には透明な13族窒化物結晶(窒化ガリウム結晶)20が成長しており、その厚さは5mであった。13族窒化物結晶20の上面(成長主面)は13族金属極性面(ガリウム極性面:(0001)面)85であった。
サファイア基板16及び13族窒化物結晶20の断面を光学顕微鏡で観察したところ、図7に示す断面のように、13族窒化物結晶20の窒化アルミニウム層101との境界近傍部に形成された界面層81には、多数のボイド82が形成されており、その中に混合融液15の一部がインクルージョンとして取り込まれていた。
界面層81には破断した箇所と破断していない箇所とが観察された。島状に配置された結晶塊111上に成長した13族窒化物結晶20が破断したものと推測される。
界面層81を切断することによりサファイア基板16からバルク状の13族窒化物結晶20を分離した。分離した13族窒化物結晶20にスライス、表面加工等の成形処理を行うことにより、直径2インチ、厚さ350μmの自立した13族窒化物結晶基板を5枚製造した。
以上のように、本実施の形態によっても、サファイア基板16を種結晶基板として用いて比較的安価に高品質な13族窒化物結晶20を製造することができる。また、厚く結晶成長させた13族窒化物結晶20から複数の13族窒化物結晶基板を製造することができる。
(第3の実施の形態)
図8は、第3の実施の形態に係るサファイア基板16の構成を例示する上面図である。図9は、第3の実施の形態に係るサファイア基板16の構成を例示する図8のIX−IX断面図である。
図8において、サファイア基板16の主面17上の状態が一部拡大図として示されている。本実施の形態に係るサファイア基板16の主面17上には窒化アルミニウム層121が形成されている。本実施の形態に係る窒化アルミニウム層121は主面17の一部が露出するように形成されている。具体的には、窒化アルミニウム層121は主面17上に三角格子状(網目状)に配置された複数の窒化アルミニウムの結晶塊131により構成されている。各結晶塊131の上面側は窒素極性面72になっている。本実施の形態に係る複数の結晶塊131の各々の形状及び位置関係は略均一である。
上記のような三角格子状の窒化アルミニウム層121は、主面17全体を窒化することなくその一部を窒化する窒化処理により形成される。三角格子状の窒化アルミニウム層121を形成するための窒化処理は特に限定されるべきものではないが、例えば主面17上に、三角格子状に孔が配置されたマスクを設置し、孔が配置された部分(露出した部分)のみを窒化することにより行われ得る。三角格子状の窒化アルミニウム層121を形成するための窒化処理は上記に限られるものではなく、公知又は新規な方法を適宜利用して行われ得る。
図10は、第3の実施の形態に係るサファイア基板16上に13族窒化物結晶20が結晶成長した状態を例示する図である。図10に示すように、本実施の形態に係るサファイア基板16を種結晶基板として用いてバルク状の13族窒化物結晶20を結晶成長させると、第1及び第2の実施の形態と同様に、窒化アルミニウム層121と13族窒化物結晶20との間に界面層81が形成される。界面層81は複数のボイド82を含み、ボイド82内にはインクルージョンとして混合融液15が取り込まれる。
上記のように形成されたバルク状の13族窒化物結晶20は、第1及び第2の実施の形態と同様に、クラック等を含まない高品質なものとなる。これにより、サファイア基板16を種結晶基板として用いて比較的安価に高品質な13族窒化物結晶20を製造することができる。
(実施例3)
以下に、第3の実施の形態に係るサファイア基板16を用いてバルク状の13族窒化物結晶20を結晶成長させる具体的な実施例を示す。
本実施例では、実施例1及び実施例2と同様に、アルカリ金属としてナトリウムを、13族金属としてガリウムを用い、13族窒化物結晶20として窒化ガリウムを結晶成長させた。種結晶基板として直径2インチのサファイア基板16を用いた。
先ず、サファイア基板16の主面17に窒化処理を施すことにより主面17上に三角格子状の窒化アルミニウム層121を形成した。ここでの窒化処理は、主面17上に複数の孔が形成されたマスクを置き、孔が配置された部分のみを窒化する処理であった。マスクとして石英に1mmピッチの三角格子点上に直径100μmの複数の孔を穿設したものを使用した。このマスクを主面17上に置き、サファイア基板16を石英製の反応管に入れ、反応管にアンモニアガスを充填し、反応管を1080℃で5分間加熱した。この窒化処理により、1mmピッチの三角格子点上に直径略100μmの複数の窒化アルミニウムの結晶塊131が形成された。
マスクに穿設された複数の孔は、マスクが主面17上に置かれたときに、三角格子を構成する各辺がサファイア基板16を構成するサファイア結晶のa軸と平行又は略平行となるように、又はa軸に対して垂直又は略垂直となるように配置されていることが好ましい。すなわち、複数の結晶塊131により構成される三角格子の各辺の方向が、サファイア結晶のa軸と平行又は略平行であるか、a軸に対して垂直又は略垂直であることが好ましい。これにより、各結晶塊131から結晶成長する13族窒化物結晶20が隣接する結晶と合体する際に、m面会合又はa面会合することができるので、スムーズに会合させることができる。
上記のように窒化アルミニウム層121が形成されたサファイア基板16を結晶成長装置1の反応容器13内に設置し、以下のように13族窒化物結晶(窒化ガリウム結晶)20を結晶成長させた。
実施例1と同様に反応容器13内にサファイア基板16を設置し、実施例1と同量のナトリウム、ガリウム、及びカーボンを反応容器13内に入れて結晶成長を行った。このときの結晶成長温度は実施例1と同様に870℃とした。
結晶成長温度に達した後、実施例1と同様に、窒素分圧を3MPaとして20時間保持した。20時間経過後、1時間かけて温度を885℃に上昇させ、その後350時間885℃を保持して結晶成長を行った。結晶成長後、実施例1と同様の処理により、サファイア基板16上に成長した13族窒化物結晶20を取り出した。
サファイア基板16上には透明な13族窒化物結晶(窒化ガリウム結晶)20が成長しており、その厚さは5.5mであった。13族窒化物結晶20の上面(成長主面)は13族金属極性面(ガリウム極性面:(0001)面)85であった。
サファイア基板16及び13族窒化物結晶20の断面を光学顕微鏡で観察したところ、図10に示す断面のように、13族窒化物結晶20の窒化アルミニウム層121との境界近傍部に形成された界面層81には、多数のボイド82が形成されており、その中に混合融液15の一部がインクルージョンとして取り込まれていた。
13族窒化物結晶20の結晶成長初期の部分、すなわち窒化アルミニウム層121に近い部分には破断した箇所が観察された。
界面層81を切断することによりサファイア基板16からバルク状の13族窒化物結晶20を分離した。分離した13族窒化物結晶20にスライス、表面加工等の成形処理を行うことにより、直径2インチ、厚さ350μmの自立した13族窒化物結晶基板を6枚製造した。
以上のように、本実施の形態によっても、サファイア基板16を種結晶基板として用いて比較的安価に高品質な13族窒化物結晶20を製造することができる。また、厚く結晶成長させた13族窒化物結晶20から複数の13族窒化物結晶基板を製造することができる。
以下に比較例を示す。
(比較例1)
比較例1はサファイア基板16に窒化処理を施さずに(窒化アルミニウム層71を形成せずに)、実施例1と同様の条件で13族窒化物結晶20の結晶成長を行った場合の例である。この場合、サファイア基板16の主面17上には13族窒化物(窒化ガリウム)の六角錐結晶が数個付着したのみであり、バルク状の13族窒化物結晶20は形成されなかった。
(比較例2)
比較例2は実施例1と同様の条件でサファイア基板16に窒化処理を施し、窒素分圧を2.4MPaにして結晶成長を行った場合の例である。この場合、極性反転は起こらず、平坦な窒素極性面((000−1)面)を成長主面とする厚さ50μmの13族窒化物結晶20が形成された。
(比較例3)
比較例3は実施例1と同様の条件でサファイア基板16に窒化処理を施し、窒素分圧を3MPaにして結晶成長を行った場合の例である。この場合、サファイア基板16(窒化アルミニウム層17)上に極性反転した13族窒化物結晶20が複数成長したが、この13族窒化物結晶20は多結晶状であり、その成長主面(13族金属極性面85)には凹凸が生じていた。
以上のように、上述した実施の形態によれば、サファイア基板16を種結晶基板として用いて比較的安価に高品質な13族窒化物結晶20を製造することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記実施の形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図するものではない。この新規な実施の形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更、及び組み合わせを行うことができる。この実施の形態及びその変形は発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 結晶成長装置
11 外部耐圧容器
12 内部耐圧容器
13 反応容器
14 設置台
15 混合融液
16 サファイア基板
17 主面
20 13族窒化物結晶
21 側部ヒータ
22 底部ヒータ
31 窒素ガス供給管
32 希釈ガス供給管
33 混合ガス供給管
35 第1の分岐管
36 第2の分岐管
37 第3の分岐管
41,42 圧力制御装置
45 圧力計
51,52,53,54,55 バルブ
61,62 内部空間
71,101,121 窒化アルミニウム層
72 窒素極性面
81 界面層
82 ボイド
85 13族金属極性面
111,131 結晶塊
特開2000−327495号公報 特開2008−214126号公報 特開2007−238343号公報

Claims (10)

  1. アルカリ金属及び13族金属を含む混合融液中に気相から窒素を融解し、前記混合融液中に保持されたサファイア基板から13族窒化物を結晶成長させることにより13族窒化物結晶を製造する方法であって、
    前記サファイア基板の主面を窒化することにより、前記主面上に窒素極性面が上面側に位置する窒化アルミニウムを形成する工程と、
    前記窒化アルミニウムから前記13族窒化物を結晶成長させることにより、前記サファイア基板上に13族金属極性面が上面側に位置する前記13族窒化物結晶を形成する工程と、
    を含む13族窒化物結晶の製造方法。
  2. 前記窒化アルミニウムは、前記主面の一部が露出するように形成される、
    請求項1に記載の13族窒化物結晶の製造方法。
  3. 前記窒化アルミニウムを前記主面の全体に形成するために必要な加熱時間より短い加熱時間で前記窒化を行う、
    請求項2に記載の13族窒化物結晶の製造方法。
  4. 所定の間隔で配置された複数の孔が形成されたマスクを前記主面上に設置して前記窒化を行う、
    請求項2に記載の13族窒化物結晶の製造方法。
  5. 前記孔は、前記主面上に前記窒化アルミニウムの結晶塊が三角格子状に配置されるように形成され、
    前記三角格子を構成する各辺は、前記サファイア基板を構成するサファイア結晶のa軸と平行又は略平行に配置されている、
    請求項4に記載の13族窒化物結晶の製造方法。
  6. 前記孔は、前記主面上に前記窒化アルミニウムの結晶塊が三角格子状に配置されるように形成され、
    前記三角格子を構成する各辺は、前記サファイア基板を構成するサファイア結晶のa軸に対して垂直又は略垂直に配置されている、
    請求項4に記載の13族窒化物結晶の製造方法。
  7. 前記窒化アルミニウムと前記13族窒化物結晶との間に、インクルージョンとして前記混合融液を含む界面層が形成される、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の13族窒化物結晶の製造方法。
  8. 前記界面層を切断することにより前記13族窒化物結晶を前記サファイア基板から分離する工程、
    を更に含む請求項7に記載の13族窒化物結晶の製造方法。
  9. 前記アルカリ金属は、ナトリウムであり、
    前記13族金属は、ガリウムであり、
    前記13族窒化物は、窒化ガリウムである、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の13族窒化物結晶の製造方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法により13族窒化物結晶を製造する工程と、
    前記13族窒化物結晶を所定の形状に成形し、13族窒化物結晶基板を製造する工程と、
    を含む13族窒化物結晶基板の製造方法。
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