JP2018043822A - アンカー装置およびアンカー装置の制御方法 - Google Patents

アンカー装置およびアンカー装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】操作性を向上したアンカー装置およびアンカー装置の制御方法を提供する。【解決手段】途中部分を支持された連結部材11の一端にアンカープレート10を連結するとともに他端にカウンターウェイト14と固定して、連結部材11の傾動または移動により岸壁8に形成された開口部9にアンカープレート10を挿入または抜去して、クレーン2の逸走を防止するアンカー装置1であり、連結部材11をクレーン2の走行方向yに沿って延在する状態で配置して、シーブ19に巻装した吊索18の一端をアンカープレート10に連結して、シーブ19を回転させて吊索18の巻き取りまたは繰り出しを行なうことで、開口部9に対するアンカープレート10の挿抜を行なう。【選択図】図7

Description

本発明は、クレーンの逸走を防止するためのアンカー装置およびアンカー装置の制御方法に関し、詳しくは操作性を向上したアンカー装置およびアンカー装置の制御方法に関するものである。
岸壁クレーンやアンローダや門型クレーン等(以下、総称する場合はクレーンという)に設置され、クレーンの逸走を防止するアンカー装置が種々提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載のアンカー装置は、岸壁に形成された開口部に挿抜可能に構成されたアンカープレートと、途中部分を軸支されて一端にアンカープレートを連結されたレバー部と、このレバー部の他端に固定されたカウンターウェイトとを備えている。
作業員のレバー部の操作により、レバー部が傾動してアンカープレートの挿抜が制御されていた。このアンカー装置において、レバー部のてこの効果とカウンターウェイトの重量によりアンカープレートの重量の一部が相殺されるので、作業員は比較的小さな力でアンカープレートの挿抜を行なうことができていた。
特許文献1に記載のアンカー装置のレバー部は、クレーンの走行方向を横断する横行方向に突出している。そのためレバー部が車両や作業員等と衝突してしまい故障する不具合があった。この衝突によりレバー部が折れ曲がったりすると、岸壁の開口部に対してアンカープレートを上下移動させて挿抜することが困難となる。これによりアンカー装置の操作性が低下する不具合があった。
車両等との衝突を回避するためにレバー部をクレーンの走行方向に沿って延在する状態に配置することが考えられる。走行方向と平行となるアンカー装置の側面近傍には、クレーンの走行装置の駆動モータなど多種の機器が配置されている。これらの機器と傾動するレバー部とが干渉してしまうため、レバー部を設置できる位置は限られていた。
一般的にクレーンは横行方向に対置した少なくとも一対の走行装置を備えている。この場合走行方向に平行となる走行装置の側面は、一方が一対の走行装置の内側に位置して他方が一対の走行装置の外側に位置することになる。
例えば一対の走行装置の内側となる側面に駆動モータが配置されている場合には、アンカー装置を構成するレバー部は一対の走行装置の外側となる側面にしか配置することができない。アンカー装置の作動や作動解除を行なう際に、作業員はそれぞれのレバー部まで移動して操作を行なわなければならなかった。
台風の接近時にはコンテナターミナル内の多数のクレーンに設置されているアンカー装置を全て作動させなければならない。それぞれのレバー部の配置位置が好ましくない状態ではアンカー装置を作動させる作業に多くの時間が必要となっていた。同様に台風の通過後にアンカー装置の作動解除を行なう際にも多くの時間が必要となっていた。
特開2012−180159号公報
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は操作性を向上したアンカー装置およびアンカー装置の制御方法を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明のアンカー装置は、岸壁に形成された開口部に挿抜可能に構成されたアンカープレートと、このアンカープレートに一端を連結されて他端にカウンターウェイトを固定された連結部材と、この連結部材の途中部分を支持する支持部とを備えていて、クレーンの逸走を防止するアンカー装置において、前記連結部材が前記クレーンの走行方向に沿って延在する状態に配置されていて、前記アンカープレートを上下移動させるウインチ機構を備えていて、前記ウインチ機構が、前記アンカープレートに一端を連結される吊索と、前記アンカープレートの上方に配置され前記吊索の巻き取りおよび繰り出しを行なうシーブと、このシーブの回転を操作する操作部とを備えることを特徴とする。
上記の目的を達成するための本発明のアンカー装置の制御方法は、途中部分を支持された連結部材の一端にアンカープレートを連結するとともに他端にカウンターウェイトを固定して、前記連結部材の傾動または移動により岸壁に形成された開口部に前記アンカープレートを挿入または抜去して、クレーンの逸走を防止するアンカー装置の制御方法において、前記連結部材を前記クレーンの走行方向に沿って延在する状態で配置して、シーブに巻装した吊索の一端を前記アンカープレートに連結して、前記シーブを回転させて前記吊索の巻き取りまたは繰り出しを行なうことで、前記開口部に対する前記アンカープレートの挿抜を行なうことを特徴とする。
本発明のアンカー装置によれば、連結部材が横行方向に突出することがないので、車両等との衝突により連結部材が曲ってしまいアンカー装置の操作性が低下すること回避するには有利である。
ウインチ機構のシーブの回転によりアンカープレートの挿抜を操作できるので、ウインチ機構を構成する部材は動作にともない他の機器と干渉することがない。ウインチ機構の設置位置の自由度を向上することができる。ウインチ機構の操作部を任意の位置に設置することができるので、アンカー装置の操作性を向上するには有利である。
本発明のアンカー装置が設置されるクレーンを例示する説明図である。 図1のアンカー装置周辺を拡大して例示する説明図である。 図2のアンカー装置の作動解除時の状態を例示する説明図である。 図2のアンカー装置の反対側の側面を例示する説明図である。 図4のアンカー装置の作動解除時の状態を例示する説明図である。 図4のウインチ機構を平面視で例示する説明図である。 アンカー装置を斜視で例示する説明図である。 図2および図4のアンカー装置を平面視で例示する説明図である。 図7のアンカー装置の変形例を例示する説明図である。 図9のアンカー装置を平面視で例示する説明図である。
以下、本発明のアンカー装置を図に示した実施形態に基づいて説明する。なお、図中ではクレーンの走行方向を矢印y、この走行方向yを直角に横断する横行方向を矢印x、上
下方向を矢印zで示している。
図1に例示するように本発明のアンカー装置1は、クレーン2の走行装置3に設置されている。クレーン2は、例えば岸壁に設置されコンテナの荷役を行なう岸壁クレーンや、バラ荷の荷役を行なうアンローダや、コンテナターミナル内を走行してコンテナの荷役を行なう門型クレーン等を含む概念である。
走行装置3は、クレーン2の脚構造体の下端に連結される主イコライザ―4と、この主イコライザ―4の下方に配置される二つの中間イコライザ―5と、中間イコライザ―5の下方にそれぞれ二つずつ配置されるボギー6と、このボギー6に設置される複数の走行輪7とを有している。
走行装置3の構成は上記に限らない。中間イコライザ―5、ボギー6および走行輪7の数はクレーン2の大きさや機能等により適宜決定することができる。
クレーン2が例えば岸壁クレーンで構成される場合は、横行方向xに間隔をあけて一対の走行装置3が対置され、この一対の走行装置3が走行方向yに並べて配置され、合計四つの走行装置3が設置される。また岸壁8に敷設されるレールの上を走行する金属製の車輪で走行輪7が構成される。
クレーン2が例えば門型クレーンで構成される場合は、岸壁8の上を走行するゴム製のタイヤで走行輪7が構成される。
この実施形態ではアンカー装置1は、走行装置3の主イコライザ―4の下方であり二つの中間イコライザ―5の間に配置されている。アンカー装置1の設置位置は上記に限らない。中間イコライザ―5の下方であり二つのボギー6の間に配置する構成にしてもよく、走行方向yに並べて配置される二つの走行装置3の間に配置される構成にしてもよい。
アンカー装置1は、クレーン2に少なくとも一つ設置されていればよい。クレーン2の逸走を確実に防止するためには例えば各走行装置3にそれぞれアンカー装置1を設置するなど、複数のアンカー装置1をクレーン2に設置する構成にしてもよい。
図2に例示するようにアンカー装置1は、岸壁8に形成された開口部9に対して挿抜可能に構成されるアンカープレート10と、このアンカープレート10に一端を直接または間接に連結される連結部材11と、この連結部材11の途中部分を支持する支持部13とを備えている。
なお図2は走行方向yと平行となる走行装置3の側面のうちの一方側を示している。本明細書において走行装置3等の側面とは、走行方向yに平行に延びる方向の面であり、横行方向xとは交差する面である。
この実施形態では連結部材11は平板状の部材からなり、走行方向yに沿って延在するレバー部で構成されている。レバー部とアンカープレート10との間には、リンク部材12が配置されていて、このリンク部材12は走行方向yに沿って傾動可能な状態に連結されている。
支持部13は、レバー部で構成される連結部材11の途中部分を軸支する支軸で構成されている。レバー部はこの支軸を中心に走行方向yに平行な面内で傾動可能に構成されている。レバー部は中間部分よりもアンカープレート10に近い位置で支軸により軸支されている。
アンカープレート10と連結されている連結部材11の他端には、カウンターウェイト14が固定されている。
さらにアンカー装置1は、上下移動するアンカープレート10をガイドするとともに、支持部13が固定される支柱部15を有している。支柱部15は主イコライザ―4の下面から開口部9に向かって上下方向zに延在する構造体で構成される。
作業員が手動でカウンターウェイト14を下方に押し下げると、カウンターウェイト14の重量と作業員が付加した力がてこの原理により増幅されてアンカープレート10が上方に引き上げられる。アンカープレート10が上方に引き上げられ、開口部9から抜去されたときの状態を図3に例示している。
図3に例示するアンカープレート10の位置を以下、上昇位置ということがある。これに対して図2に例示するアンカープレート10の位置を以下、下降位置ということがある。
アンカープレート10は例えば100kg〜500kg程度の重さである。レバー部で構成される連結部材11のてこの効果とカウンターウェイト14の重量により作業員は例えば2〜10kg程度の力でアンカープレート10を上下に移動させることができる。
図4に例示するように図2のアンカー装置1の反対側の側面には、アンカープレート10を上下移動させるためのウインチ機構16が配置されている。ボギー6には走行輪7に駆動力を与える駆動モータ17が配置されている。駆動モータ17は駆動輪となる走行輪7の上方に配置され、ボギー6に固定されている。駆動モータ17が設置されていない走行輪7は従動輪となる。
ウインチ機構16は、アンカープレート10の上面に一端を連結される吊索18と、アンカープレート10の上方に配置されて吊索18を巻き取ったり繰り出したりするシーブ19と、このシーブ19の回転を操作するための操作部20とを備えている。シーブ19と操作部20とは、支柱部15の側面から横行方向xに突設される台座21の上に配置されている。
吊索18は例えばチェーンやワイヤーロープで構成することができる。吊索18の他端はシーブ19に固定されている。そのためシーブ19を回転させるとシーブ19から繰り出されている吊索18の長さが変化し、アンカープレート10を上下方向zに移動させることができる。アンカープレート10が上方に引き上げられ、開口部9から抜去されたときの状態(上昇位置)を図5に例示している。
操作部20は例えばハンドルで構成することができる。このハンドルは回転可能に設置されていて、作業員により手動で回転操作される。操作部20をハンドルで構成することにより、停電時など動力を得られない場合であってもアンカー装置1を作動および作動解除を行なうことができる。
アンカープレート10と支軸で構成される支持部13を連結するリンク部材22を配置することが望ましい。リンク部材22の配置によりアンカープレート10が横行方向xにおいて傾くことを抑制できる。つまり横行方向xにおけるアンカープレート10の両端を同時に上下移動させ易くなる。
図6に例示するように支柱部15の側面から横行方向xに突出する状態で台座21が配
置されている。台座21には、上下方向zに貫通する貫通孔21aが形成されていて、シーブ19から延びる吊索18が貫通孔21aを通ってアンカープレート10に連結されている。
操作部20とシーブ19との間に減速機構23を配置することが望ましい。操作部20の動力をシーブ19に伝達する減速機構23を設置する構成により、シーブ19を回転させてアンカープレート10を上下移動させる際の速度と、操作部20であるハンドルを回転させる際のトルクの大きさとのバランスを調整し易くなる。
操作部20としてハンドルの代わりに、モータとこのモータの回転を制御するスイッチとを設置する構成にしてもよい。作業員はスイッチの操作によりモータの回転を制御して、アンカープレート10の上下移動を行なうことができる。
図7に例示するようにアンカープレート10は、横行方向xにおける一方の側面近傍がリンク部材12および連結部材11を介して支持部13に連結されていて、他方の側面近傍がリンク部材22を介して支持部13に連結されている。ウインチ機構16はリンク部材22が設置されている側の側面の近傍に配置されている。なお図7では説明のためウインチ機構16の一部を省略して図示している。
支軸で構成される支持部13は、支柱部15の一方の側面から他方の側面を貫通する状態で配置されている。
図7に破線で示すようにウインチ機構16はリンク部材12が設置されている側の側面の近傍に配置する構成にしてもよく、アンカープレート10の両方の側面近傍に設置する構成にしてもよい。
台風の接近時などアンカー装置1を作動させる必要がある場合には、まずクレーン2を走行させて開口部9とアンカープレート10との位置合わせを行なう。このときアンカープレート10はウインチ機構16の吊索18により吊上げられ上昇位置で停止した状態となっている。アンカープレート10を上昇位置で停止させるための固定機構を別途設けてもよい。
クレーン2の位置合せが完了した後に、作業員は操作部20であるハンドルを回転させる。ハンドルの回転にともないシーブ19が回転して吊索18が繰り出される。アンカープレート10は下方に移動して、開口部9に挿入される。アンカープレート10は開口部9に挿入される下降位置で停止した状態となる。アンカープレート10の下方への移動にともないレバー部で構成される連結部材11が傾動して、カウンターウェイト14は上方に移動していく。
台風の通過後などアンカー装置1の作動解除を行なう場合には、作業員がハンドルで構成される操作部20を回転させて、吊索18をシーブ19で巻き取る。アンカープレート10はカウンターウェイト14により上方に引き上げられる力を受けるので、作業員は比較的小さな力でアンカープレート10を開口部9から抜去することができる。例えば300kgのアンカープレート10を5kg程度の力で作業員は持ち上げることができる。
開口部9から抜去されて上方に引き上げられたアンカープレート10は、操作部20であるハンドルを固定することで上昇位置に固定される。このアンカープレート10を固定機構により上昇位置に固定する構成にしてもよい。上記の制御によりアンカー装置1の復旧作業は完了する。
図8に例示するようにレバー部で構成される連結部材11が走行方向yに延在していて横行方向xに突出していないので、連結部材11が車両等に衝突して故障する可能性を低減できる。
ウインチ機構16のシーブ19の回転によりアンカープレート10の挿抜を操作できるので、ウインチ機構16を構成する部材が動作に伴い他の部材と干渉することがない。ウインチ機構16を設置する位置の自由度を向上させるには有利である。
走行方向yと平行となるアンカー装置1の両側側面のいずれの側面であっても、ウインチ機構16の操作部20を設置することができる。アンカー装置1の操作に適した側の側面に操作部20を配置することができるので、アンカー装置1の操作性を向上するには有利である。
図8に例示するように例えば駆動モータ17が設置されている側の側面にウインチ機構16を配置して、駆動モータ17が設置されている側の側面から作業員がアンカー装置1の操作を行なうことが可能となる。
クレーン2の大型化にともない設置される走行輪7および駆動モータ17の数が増えた場合であっても、任意の位置にアンカー装置1の操作部20を配置できるので、アンカー装置1の操作性を向上するには有利である。
またレバー部で構成される連結部材11の操作によりアンカー装置1の作動および作動解除を切り替えることもできる。そのためアンカー装置1の両側側面のいずれの側からであっても、作業員はアンカー装置1の作動および作動解除を切り替えることができる。
本発明のアンカー装置1は、連結部材11とカウンターウェイト14が設置されている側の側面にウインチ機構16の操作部20を配置することを排除するものではない。連結部材11と操作部20とをアンカー装置1の同じ側となる側面に配置する構成により、作業員は連結部材11を操作せずにアンカー装置1を作動等させることができる。
そのため連結部材11およびカウンターウェイト14が作業員により操作できないような位置であっても配置することが可能となる。例えばレバー部で構成される連結部材11をより長く構成してカウンターウェイト14の重量を小さくする構成が採用可能となる。クレーン2の重量を低減するには有利である。
ウインチ機構16の操作部20をアンカー装置1の両側側面にそれぞれ配置する構成にしてもよい。つまりウインチ機構16の一つのシーブ19に対して操作部20として二つのハンドルを連結しておき、いずれのハンドルを回転させた場合であっても、シーブ19の回転を制御できる構成にすることができる。アンカー装置1の両側側面のいずれの側からでも作業員はアンカー装置1の作動および作動解除を行なうことができる。
図9に例示するように連結部材11をワイヤーロープやチェーン等の紐状部材で構成して、支持部13をシーブで構成することができる。紐状部材で構成される連結部材11は一端をアンカープレート10に連結され、他端をカウンターウェイト14に連結されている。連結部材11を構成する紐状部材は平面視において走行方向yに延在する状態となっている。
シーブで構成される支持部13は例えば支柱部15に支持される構成にすることができる。なお図9では説明のためウインチ機構16の一部を省略して図示している。
ウインチ機構16は、アンカー装置1の側面の両側にそれぞれ設置されている。そのため作業員はアンカー装置1の側面のいずれの側であってもウインチ機構16を操作することができる。ウインチ機構16の操作にともないシーブ13bに掛け回された紐状部材で構成される連結部材11が移動してカウンターウェイト14が上下移動する。
二つのウインチ機構16のうち一方を作業員が操作したとき、他方も同じ状態に動作する構成にしてもよい。例えばウインチ機構16を構成するそれぞれのシーブ19を軸24で連結して、一方のハンドルが操作されたときに二つのシーブ19が同時に回転する状態とすることができる。
アンカー装置1の作動にともない大きく傾動するレバー部が不要となるため、レバー部で構成される連結部材11と干渉する機器が走行装置3等に設置されている場合であっても、アンカー装置1を設置することができる。
図10に例示するようにアンローダなど自重が大きなクレーン2において、一つのボギー6に対して走行輪7が横行方向xに二つずつ配置されていて、ボギー6の両側に駆動モータ17が配置される場合がある。このような場合であってもアンカー装置1を設置することが可能となる。
本発明によればアンカー装置1を設置する際に操作性を優先して配置することが可能となり、操作部20の位置も操作性を優先して配置することが可能となる。そのためアンカー装置1の操作性を向上するには有利である。
1 アンカー装置
2 クレーン
3 走行装置
4 主イコライザ―
5 中間イコライザ―
6 ボギー
7 走行輪
8 岸壁
9 開口部
10 アンカープレート
11 連結部材
12 リンク部材
13 支持部
14 カウンターウェイト
15 支柱部
16 ウインチ機構
17 駆動モータ
18 吊索
19 シーブ
20 操作部
21 台座
21a 貫通孔
22 リンク部材
23 減速機構
24 軸
x 横行方向
y 走行方向
z 上下方向

Claims (6)

  1. 岸壁に形成された開口部に挿抜可能に構成されたアンカープレートと、このアンカープレートに一端を連結されて他端にカウンターウェイトを固定された連結部材と、この連結部材の途中部分を支持する支持部とを備えていて、クレーンの逸走を防止するアンカー装置において、
    前記連結部材が前記クレーンの走行方向に沿って延在する状態に配置されていて、
    前記アンカープレートを上下移動させるウインチ機構を備えていて、
    前記ウインチ機構が、前記アンカープレートに一端を連結される吊索と、前記アンカープレートの上方に配置され前記吊索の巻き取りおよび繰り出しを行なうシーブと、このシーブの回転を操作する操作部とを備えることを特徴とするアンカー装置。
  2. 前記連結部材が平板状のレバー部で構成され、前記支持部が前記レバー部の途中部分を軸支する支軸で構成される請求項1に記載のアンカー装置。
  3. 前記操作部が、回転可能に構成されるハンドルと、ハンドルの回転を前記シーブに伝達する減速機構とを備える請求項1または2に記載のアンカー装置。
  4. 前記アンカー装置が前記走行方向と平行となる一方の側面と他方の側面とを備えていて、
    前記一方の側面の近傍に前記連結部材が配置され、前記他方の側面の近傍に前記操作部が配置された状態である請求項1〜3のいずれかに記載のアンカー装置。
  5. 途中部分を支持された連結部材の一端にアンカープレートを連結するとともに他端にカウンターウェイトを固定して、前記連結部材の傾動または移動により岸壁に形成された開口部に前記アンカープレートを挿入または抜去して、クレーンの逸走を防止するアンカー装置の制御方法において、
    前記連結部材を前記クレーンの走行方向に沿って延在する状態で配置して、
    シーブに巻装した吊索の一端を前記アンカープレートに連結して、前記シーブを回転させて前記吊索の巻き取りまたは繰り出しを行なうことで、前記開口部に対する前記アンカープレートの挿抜を行なうことを特徴とするアンカー装置の制御方法。
  6. 前記開口部に対する前記アンカープレートの挿抜を行なう際に、前記連結部材の傾動または移動により前記アンカープレートを上下移動させる制御と、前記シーブの回転により前記アンカープレートを上下移動させる制御とを選択的に行なう請求項5に記載のアンカー装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110540144A (zh) * 2019-06-17 2019-12-06 中铁九桥工程有限公司 一种辅助后锚装置自动过锚索的机构

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