JP2018043666A - 車両用灯具システム - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば悪天候下の視認性向上に役立ちうる車両用灯具システムを提供する。【解決手段】車両用灯具システム10は、第1灯具ユニット20と、第1灯具ユニット20よりも遠方を照らすための第2灯具ユニット21と、第2灯具ユニット21を少なくとも一軸まわりに回転させるよう構成され、第2灯具ユニット21による車両前方への照明光を通常天候用の第1照射方向および悪天候用の第2照射方向に設定可能な回転駆動部40と、車両周囲の天候状態に基づいて、第2灯具ユニット21による車両前方への照明光が悪天候用の第2照射方向に設定されるよう回転駆動部40を制御する制御装置22と、を備える。【選択図】図11

Description

本発明は、車両用灯具システムに関する。
車両前方路面の視認性は夜間雨天環境のような悪天候下で種々の要因により低くなる。例えば、自車からの照明光の多くが路面上の水膜によって鏡面反射されるので、路面で拡散反射または再帰反射されて自車に戻る光は少なくなる。その一方で、対向車からの照明光は水膜で反射され、そうした反射光はグレアを発生させうる。また、街路灯や標識など様々な周囲の光や構造物の水膜への映り込みも路面視認性に影響しうる。
特開2015−3628号公報
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、例えば悪天候下の視認性向上に役立ちうる車両用灯具システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用灯具システムは、第1灯具ユニットと、第1灯具ユニットよりも遠方を照らすための第2灯具ユニットと、第2灯具ユニットを少なくとも一軸まわりに回転させるよう構成され、第2灯具ユニットによる車両前方への照明光を通常天候用の第1照射方向および悪天候用の第2照射方向に設定可能な回転駆動部と、車両周囲の天候状態に基づいて、第2灯具ユニットによる車両前方への照明光が悪天候用の第2照射方向に設定されるよう回転駆動部を制御する制御部と、を備える。
制御部は、道路線形情報に基づいて、第2灯具ユニットによる照明光が道路の側縁部に向けられるように第2照射方向を決定してもよい。
制御部は、道路線形情報を検出不能である場合に、車両周囲の天候状態に基づいて、第2灯具ユニットによる照明光が第2照射方向としての予め定められた方向に設定されるよう回転駆動部を制御してもよい。予め定められた方向は、第1照射方向に対して外側、または下側、または外側かつ下側を向いていてもよい。
回転駆動部は、第2灯具ユニットを鉛直軸まわりに回転させるよう構成されたスイブルアクチュエータを備えてもよい。制御部は、車両周囲の天候状態に基づいて、第2灯具ユニットによる照明光が第2照射方向に設定されるようスイブルアクチュエータを制御してもよい。第2照射方向は、第1照射方向に対して外側を向いていてもよい。
制御部は、車両の進行方向に追従させるべく第2照射方向を変化させるようにスイブルアクチュエータを制御してもよい。
回転駆動部は、第2灯具ユニットを水平軸まわりに回転させるよう構成されたレベリングアクチュエータを備えてもよい。制御部は、車両周囲の天候状態に基づいて、第2灯具ユニットによる照明光が第2照射方向に設定されるようレベリングアクチュエータを制御してもよい。第2照射方向は、第1照射方向に対して下側を向いていてもよい。
第1灯具ユニットは、複数の配光パターンを形成可能であってもよい。回転駆動部は、第1灯具ユニットおよび第2灯具ユニットを一体的に少なくとも一軸まわりに回転させるよう構成されていてもよい。制御部は、第2灯具ユニットによる照明光が第2照射方向に設定されるよう回転駆動部を制御するとき、第1灯具ユニットが形成する配光パターンを変更してもよい。
本発明によれば、例えば悪天候下の視認性向上に役立ちうる車両用灯具システムを提供することができる。
実施の形態に係る車両用灯具システムの全体構成を概略的に示す図である。 実施の形態に係る第1灯具ユニットの概略構成を示す縦断面図である。 実施の形態に係る第2灯具ユニットの概略構成を示す縦断面図である。 図4(a)は、図2に示すLED光源の拡大図、図4(b)は、図3に示すレーザ光源の拡大図である。 図5(a)および図5(b)はそれぞれ、実施の形態に係る車両用灯具システムにより車両前方に形成されるロービーム用配光パターンおよびハイビーム用配光パターンの一例を示す図である。 図6(a)および図6(b)は、実施の形態に係る第2ハイビーム配光パターンの、車両周囲の天候状態に応じた照射方向設定を例示する図である。 実施の形態に係る第2ハイビーム配光パターンの別の例を示す図である。 実施の形態に係る車両用灯具システムに採用されうるハイビーム用灯具ユニットの別の例を示す概略斜視図である。 図9(a)および図9(b)は、実施の形態に係るハイビーム用灯具ユニットに関し、車両周囲の天候状態に応じた照射方向設定を例示する図である。 図10(a)および図10(b)は、実施の形態に係るハイビーム用灯具ユニットに関し、車両周囲の天候状態に応じた照射方向設定を例示する図である。 実施の形態に係る車両用灯具システムの構成を説明するための機能ブロック図である。 実施の形態に係る車両用灯具システムにおいて実行される制御方法の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図に示す各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。
図1は、実施の形態に係る車両用灯具システム10の全体構成を概略的に示す図である。車両用灯具システム10は、車両12に搭載されている。車両用灯具システム10は、車載撮像装置14と、天候検知部16と、左前照灯18Lおよび右前照灯18R(以下適宜、車両用前照灯18と総称する)と、を備える。
前方情報取得装置の一例である車載撮像装置14は、車両前方を監視するための前方監視カメラとして車両12に搭載されている。車載撮像装置14は、車両前方情報S1、例えば、撮像した車両前方画像を出力するよう構成されている。車載撮像装置14に代えて、または車載撮像装置14とともに、車両用灯具システム10は、車両前方情報S1を出力するレーダ装置またはその他の前方情報取得装置を備えてもよい。
天候検知部16は、車両周囲の現在の天候を表す天候情報S2を生成し、天候情報S2を表す信号を出力するよう構成されている。天候検知部16は、車両12に搭載されている。
天候情報S2は、車両周囲の現在の天候が通常の天候(例えば晴れまたは曇り)であるか、または車両周囲の現在の天候が悪天候(例えば雨、雪、または霧)であるかのいずれかを少なくとも表す。天候情報S2は、悪天候種別情報及び/または悪天候程度情報を含んでもよい。悪天候種別情報は、車両周囲の現在の天候の種別が雨、雪、または霧のいずれかであることを表してもよい。悪天候程度情報は、悪天候の程度が複数の段階(例えば弱、中、強)のいずれかであることを表してもよい。
例えば、天候検知部16は、車両周囲の天候を検知する天候センサ(例えば雨滴センサまたは霧センサ)を備え、天候センサの検知結果から天候情報S2を生成してもよい。天候検知部16は、車両周囲の天候に応じて手動または自動で操作される機器(例えばワイパ)を備え、当該機器の操作状態(例えばワイパのオンオフ)またはそれを表す信号が天候情報S2とみなされてもよい。例えば、ワイパがオフである場合に天候情報S2は車両周囲の現在の天候が通常の天候であることを表し、ワイパがオンである場合に天候情報S2は車両周囲の現在の天候が悪天候であることを表してもよい。あるいは、天候検知部16は、車両周囲の天候を表す情報を外部から受信するよう構成され、受信した外部からの情報から天候情報S2を生成してもよい。前方情報取得装置(例えば車載撮像装置14)が天候検知部16の一部であってもよく、天候検知部16は、車両前方情報S1の解析(例えば車両前方画像の画像解析)を行うことにより車両周囲の天候を特定し、天候情報S2を生成してもよい。また、天候検知部16は、天候センサの検知結果、機器の操作状態、外部情報、および車両前方情報のうち少なくとも2つの組合せに基づいて天候情報S2を生成してもよい。
左前照灯18Lおよび右前照灯18Rは、車両12の前部の左右に設けられている。左前照灯18Lおよび右前照灯18Rは、左右対称の構造を有する点以外は実質的に同一の構成である。左前照灯18Lおよび右前照灯18Rはそれぞれ、少なくとも1つの灯具ユニット、具体的には例えば、ハイビーム用灯具ユニット19を備える。ハイビーム用灯具ユニット19は、第1ハイビーム用灯具ユニット(以下では、第1灯具ユニットともいう)20および第2ハイビーム用灯具ユニット(以下では、第2灯具ユニットともいう)21からなる。車両用前照灯18は、ロービーム用灯具ユニットまたはその他の灯具ユニットをさらに備えてもよい。
第2灯具ユニット21は、第1灯具ユニット20よりも遠方を照らすよう構成されている。また、第2灯具ユニット21は、第1灯具ユニット20よりも狭い範囲を照らすよう構成されており、スポット配光を作ることができる。
ハイビーム用灯具ユニット19(例えば、第1灯具ユニット20、または第2灯具ユニット21)は、複数のハイビーム配光パターンを形成可能に構成されている。ハイビーム用灯具ユニット19は、複数のハイビーム配光パターンのうちいずれかを、ハイビーム用灯具ユニット19を制御するための配光制御信号S3に従って形成することができる。よって、配光制御信号S3は、ハイビーム用灯具ユニット19により形成可能な複数のハイビーム配光パターンから選択された一のハイビーム配光パターンを表す配光パターン情報を少なくとも含んでもよい。
ハイビーム用灯具ユニット19により形成可能な複数のハイビーム配光パターンのうち少なくとも1つの配光パターンは、通常天候時に形成される第1配光パターン(以下では、通常天候用配光パターンともいう)であってもよい。通常天候用配光パターンは、車両周囲の現在の天候が通常の天候であることを天候情報S2が表す場合に使用される。また、ハイビーム用灯具ユニット19により形成可能な複数の配光パターンのうち他の少なくとも1つの配光パターンは、悪天候時に形成される第2配光パターン(以下では、悪天候用配光パターンともいう)であってもよい。悪天候用配光パターンは、車両周囲の現在の天候が悪天候であることを天候情報S2が表す場合に使用される。
悪天候用配光パターンにおいては、配光パターンの中央領域が側方領域に比べて低減された照度を有してもよい。例えば、悪天候用配光パターンの中央領域は遮光されてもよい。悪天候下では雨粒や霧粒によって照明光が乱反射され、反射した光の一部または大半が運転者のほうに戻るため、車両正面に視界不良が生じうる。車両正面の遮光または減光により、このような光幕グレアを低減し、車両前方の視認性を向上することができる。
ハイビーム用灯具ユニット19は、複数の配光パターンのうち一の配光パターンから他の配光パターンへの切り替えるための当業者に利用可能な任意の構成を備えてもよい。例えば、ハイビーム用灯具ユニット19は、複数の個別に制御可能な発光素子を有する発光素子アレイを備えてもよい。ハイビーム用灯具ユニット19は、光源から出射される光を少なくとも部分的に遮光する遮光部材であって、遮光される領域及び/または程度を制御可能な遮光部材を備えてもよい。ハイビーム用灯具ユニット19は、車両前方への照明光の照射方向を制御可能に構成されていてもよい。例えば、ハイビーム用灯具ユニット19は、その光軸を左右に旋回可能に構成されたスイブルアクチュエータ、及び/またはその光軸を上下に旋回可能に構成されたレベリングアクチュエータを備えてもよい。また、ハイビーム用灯具ユニット19は、発光素子アレイ、遮光部材、照射方向制御、およびその他の任意の構成のうち少なくとも2つを組み合わせて配光パターンを制御してもよい。
また、車両用灯具システム10は、車両12に搭載され車両用前照灯18を制御する制御装置22を備える。制御装置22は、車載撮像装置14から車両前方情報S1を受信するよう車載撮像装置14と接続されている。制御装置22は、天候検知部16から天候情報S2を受信するよう天候検知部16と接続されている。制御装置22は、車両前方情報S1及び/または天候情報S2に基づいて配光制御信号S3を生成し出力するよう構成されている。この場合、制御装置22は、車両前方情報S1及び/または天候情報S2に加えて、その他の必要な情報を参照して配光制御信号S3を生成してもよい。車両用前照灯18は、制御装置22から配光制御信号S3を受信するよう制御装置22と接続されている。
詳細は後述するが、制御装置22は、車両周囲の天候状態に基づき悪天候用配光パターンが形成されるよう車両用前照灯18を制御するよう構成されている。制御装置22は、車両周囲の天候が悪天候である場合に、形成可能な複数のハイビーム配光パターンから悪天候用ハイビーム配光パターンを選択する。制御装置22は、選択された悪天候用ハイビーム配光パターンが形成されるよう左右の一対のハイビーム用灯具ユニット19を制御する。一方、制御装置22は、車両周囲の天候が通常の天候である場合に、形成可能な複数のハイビーム配光パターンから通常天候用ハイビーム配光パターンを選択する。制御装置22は、選択された通常天候用ハイビーム配光パターンが形成されるよう左右の一対のハイビーム用灯具ユニット19を制御する。
ところで、近年、車両の周囲の状態をカメラ、センサなどの検知手段で検知し、その検知結果にもとづいて灯具の配光を調整する種々の自動配光可変制御が提案されている。そうした自動配光可変制御には、例えば、車両の周囲の状態にもとづいてハイビーム配光パターンを動的、適応的に制御するADB(Adaptive Driving Beam)制御が含まれる。ADB制御によれば、車両12の前方の先行車、対向車や歩行者の有無を検出し、車両あるいは歩行者に対応する領域を減光するなどして、車両あるいは歩行者に与えるグレアを低減したり、右カーブや左カーブ時に進行方向を明るく照射したりすることが可能となる。
車両用灯具システム10は、ADB制御を実行するよう構成されていてもよい。制御装置22は、車両12の前方の他の車両(即ち先行車または対向車)または歩行者にハイビーム配光パターンの非照射領域または減光領域を適応させるよう車両前方情報S1に基づいてハイビーム配光パターンを動的に制御するよう構成されていてもよい。
制御装置22は、車両周囲の天候状態に基づく配光制御をADB制御と組み合わせて実行するよう構成されていてもよい。制御装置22は、悪天候用ADBモードおよび通常天候用ADBモードを含む複数のADBモードを有してもよい。制御装置22は、車両周囲の天候状態に基づき悪天候用ADBモードを実行するよう構成されていてもよい。制御装置22は、車両周囲の天候状態に基づき悪天候用ADBモードと通常天候用ADBモードを切り替えるよう構成されていてもよい。
制御装置22は、車両周囲の天候が悪天候である場合に、悪天候用ADBモードを選択し、これを実行してもよい。悪天候用ADBモードにおいては、複数の悪天候用配光パターンから一の悪天候用配光パターンが車両前方情報S1に基づいて適応的に選択され、選択された悪天候用配光パターンが左右の一対のハイビーム用灯具ユニット19により形成される。一方、制御装置22は、車両周囲の天候が通常の天候である場合に、通常天候用ADBモードを選択し、これを実行してもよい。通常天候用ADBモードにおいては、複数の通常天候用配光パターンから一の通常天候用配光パターンが車両前方情報S1に基づいて適応的に選択され、選択された通常天候用配光パターンが左右の一対のハイビーム用灯具ユニット19により形成される。
また、天候に応じた配光の変更は自動制御には限られず、運転者の手動によるものであってもよい。車両用灯具システム10は、ライトスイッチなどの運転者によって操作される操作部23を備えてもよい。制御装置22は、操作部23の操作状態に従って悪天候用配光パターンと通常天候用配光パターンを切り替えるよう構成されていてもよい。また、制御装置22は、操作部23の操作状態に従って悪天候用ADBモードと通常天候用ADBモードを切り替えるよう構成されていてもよい。制御装置22は、操作部23の操作状態に従ってADB制御を開始しまたは終了するよう構成されていてもよい。
図2は、実施の形態に係る第1灯具ユニット20の概略構成を示す縦断面図である。図2に示す第1灯具ユニット20は、ランプボディ24と、透光性のあるカバー25と、第1投影レンズ26と、LED光源27と、LED光源27が載置されている第1ベース部28と、LED光源27から出射した光を第1投影レンズ26に向けて反射する楕円反射面29aを有する第1リフレクタ29と、LED光源27が発する熱を第1ベース部28を介して外部へ放熱する第1放熱フィン30と、第1ベース部28をランプボディ24に固定するエイミングスクリュー31と、を備える。第1ベース部28は、第1リフレクタ29で反射されて第1投影レンズ26に向かう光を遮蔽しないよう構成されている。エイミングスクリュー31は、第1灯具ユニット20の光軸および第1灯具ユニット20により形成される配光パターンを上下方向に調整するために設けられている。
図3は、実施の形態に係る第2灯具ユニット21の概略構成を示す縦断面図である。第2灯具ユニット21は、ランプボディ24と、カバー25と、第2投影レンズ32と、レーザ光源33と、レーザ光源33が載置されている第2ベース部34と、レーザ光源33から出射した光を第2投影レンズ32に向けて反射する第2リフレクタ35と、レーザ光源33が発する熱を第2ベース部34を介して外部へ放熱する第2放熱フィン36と、を備える。第2ベース部34は、第2リフレクタ35で反射されて第2投影レンズ32に向かう光を遮蔽しないよう構成されている。
また、第2灯具ユニット21は、第2灯具ユニット21を少なくとも一軸まわりに回転させるよう構成され、第2灯具ユニット21による車両前方への照明光を複数の照射方向に設定可能な回転駆動部40を備える。回転駆動部40は、例えば、第2灯具ユニット21による車両前方への照明光を通常天候用の第1照射方向および悪天候用の第2照射方向に設定可能である。
回転駆動部40は、第2灯具ユニット21を鉛直軸まわりに回転させるよう構成されたスイブルアクチュエータ41と、第2灯具ユニット21を水平軸まわりに回転させるよう構成されたレベリングアクチュエータ42とを備える。スイブルアクチュエータ41は、第2灯具ユニット21の光軸を左右方向に動かすことが可能であり、よって、第2灯具ユニット21による車両前方への照明光の照射方向を左右に変化させることができる。レベリングアクチュエータ42は、第2灯具ユニット21の光軸を上下方向に動かすことが可能であり、よって、第2灯具ユニット21による車両前方への照明光の照射方向を上下に変化させることができる。
第2ベース部34は、水平方向にスイブルできるようにスイブルアクチュエータ41によって支持されている。また、第2ベース部34の上部は、スクリュー43等を介してランプボディ24と連結されている。スイブルアクチュエータ41は、レベリングアクチュエータ42と接続されている。レベリングアクチュエータ42は、スクリュー44を回転させることで、連結部材45を移動させ、第2ベース部34の上下方向の傾きを変えることができる。
なお、第2灯具ユニット21は、一部の構成要素(例えば、投影レンズ、リフレクタ、ベース部、放熱フィン等)を第1灯具ユニット20と共有してもよい。
図4(a)は、図2に示すLED光源27の拡大図、図4(b)は、図3に示すレーザ光源33の拡大図である。
図4(a)に示すLED光源27は、基板48と、基板48に実装されているLEDチップ49と、LEDチップ49の光出射面側に設けられている蛍光層50と、を備える。LEDチップ49は、例えば、一つまたは複数の発光素子(例えば青色LED)を並べたものである。また、蛍光層50は、例えば、黄色蛍光体を透明な封止部材に分散させたものや、板状の黄色蛍光体セラミック等の光波長変換部材が用いられる。LED光源27においては、蛍光層50の上面が発光部51となる。
LED光源27が複数の発光素子を備える場合、それら発光素子は、制御装置22によって、互いに独立に制御されることができる。よって、ある発光素子の輝度を他の発光素子の輝度と異ならせることが可能であり、または、ある発光素子を点灯させるとともに他の発光素子を消灯させることが可能である。発光素子の数、形状、配置は特に限定されない。複数の発光素子が一列に並んでいてもよいし、複数列(例えば二列)をなすよう配列されていてもよい。制御装置22によって複数の発光素子が個別に制御されることにより、第1灯具ユニット20は、複数の配光パターンを形成可能である。
図4(b)に示すレーザ光源33は、第2ベース部34と、第2ベース部34に載置されているレーザチップ52と、レーザチップ52から出射した光を集光する集光レンズ54と、レーザチップ52および集光レンズ54を収容する筐体56と、筐体56の上部に形成された貫通部に設けられている光波長変換部58と、を備える。レーザチップ52は、例えば、一つまたは複数の青色LDを並べたものである。また、光波長変換部58は、例えば、黄色蛍光体を透明な封止部材に分散させたものや、板状の黄色蛍光体セラミック等が用いられる。レーザ光源33においては、光波長変換部58の上面が発光部60となる。
レーザ光源33は、レーザチップ52から出射した光を集光レンズ54で集光できるため、光波長変換部58を小さくすることができる。そのため、レーザ光源33は、LED光源27より輝度を高くできる。また、レーザ光源33の照射領域は、LED光源27の照射領域より狭くできる。このような特性を有するレーザ光源33を用いた第2灯具ユニット21を、主として遠方を照射するためのハイビーム用の灯具の一部として利用することで、遠方視認性を向上できる。
図5(a)は、実施の形態に係る車両用灯具システム10により車両前方に形成されるロービーム用配光パターンPLの一例を示す図、図5(b)は、実施の形態に係る車両用灯具システム10により車両前方に形成されるハイビーム用配光パターンPHの一例を示す図である。
ハイビーム配光パターンPHは、ロービーム配光パターンPLに対して付加的に形成される配光パターンである。ハイビーム配光パターンPHは、ロービーム配光パターンPLのカットオフラインよりも上方に照射領域が形成されるように、ロービーム配光パターンPLに対して付加される。
ハイビーム配光パターンPHは、第1灯具ユニット20による車両前方への照明光が形成する第1ハイビーム配光パターンPH1および第2灯具ユニット21による車両前方への照明光が形成する第2ハイビーム配光パターンPH2を含む。ハイビーム配光パターンPHは、第1ハイビーム配光パターンPH1および第2ハイビーム配光パターンPH2を合成してなる。第2ハイビーム配光パターンPH2は、第1ハイビーム配光パターンPH1の中央部およびその近傍に高輝度領域を形成する。これにより、広い範囲を照射しつつ遠方視認性も良好な車両用灯具を実現できる。
上述のように第2灯具ユニット21は回転駆動部40を備えるので、第2ハイビーム配光パターンPH2は第1ハイビーム配光パターンPH1に対し移動することができる。スイブルアクチュエータ41を駆動することにより、矢印62で示すように、第2ハイビーム配光パターンPH2は左右方向に移動可能である。また、レベリングアクチュエータ42を駆動することにより、矢印64で示すように、第2ハイビーム配光パターンPH2は上下方向に移動可能である。
図6(a)および図6(b)は、実施の形態に係る第2ハイビーム配光パターンPH2の、車両周囲の天候状態に応じた照射方向設定を例示する図である。図6(a)には、第2灯具ユニット21による車両前方への照明光が通常天候用の第1照射方向に設定されているときの第2ハイビーム配光パターンPH2を示し、図6(b)には、第2灯具ユニット21による車両前方への照明光が悪天候用の第2照射方向に設定されているときの第2ハイビーム配光パターンPH2を示す。
図6(a)に示されるように、第2灯具ユニット21が第1照射方向に設定されている場合には、第2灯具ユニット21の光軸Axが初期状態としてV−V線とH−H線の交点を通る。よって、第2ハイビーム配光パターンPH2は、V−V線とH−H線の交点およびその近傍、すなわち車両前方の中央領域に位置する。
図6(b)に示されるように、第2灯具ユニット21が第2照射方向に設定されている場合には、第2灯具ユニット21の光軸Axは、V−V線とH−H線の交点から外される。光軸Axは車両進行方向から外側(及び/または下側)に遠ざかる方向に移動し、第2ハイビーム配光パターンPH2は、自車線側の道路の側縁部に向けられている。
このようにして、第2灯具ユニット21の第2照射方向は、悪天候下で道路の側縁部の視認性を高めるよう決定される。第2照射方向は、(対向車線側ではなく)少なくとも自車線側の側縁部の視認性を高めるよう決定されてもよい。ここで、道路の側縁部は、最も外側の車線境界線(いわゆるレーンマーク)などの路面標示、または、縁石やデリニエータ、ガードレールそのほか道路側方の構造物を含みうる。
第2照射方向は、第1照射方向に対し、約0.1度から約5度の範囲から選択された角度だけ外側(つまり自車線の縁石側)に外れ、かつ約0.1度から約4度の範囲から選択された角度だけ下側に外れていてもよい。または、第2照射方向は、第1照射方向に対し、約0.1度から約5度の範囲から選択された角度だけ外側に外れていてもよい。または、第2照射方向は、第1照射方向に対し、約0.1度から約4度の範囲から選択された角度だけ下側に外れていてもよい。後述するように、第2照射方向は、道路線形に基づいてリアルタイムに決定されてもよいし、あるいは、予め定められた方向であってもよい。
図7は、実施の形態に係る第2ハイビーム配光パターンPH2の別の例を示す図である。図6(a)および図6(b)には直線路を走行しているときの様子が示されているが、図7には曲線道路を走行しているときの様子が示されている。
車両用灯具システム10は曲線道路用配光可変型前照灯システム(Adaptive Front-lighing System:AFS)として構成されていてもよく、その場合、第2ハイビーム配光パターンPH2は、図7に矢印64で例示するように、曲線道路の走行中における車両進行方向の変化に応じて移動されてもよい。
図7においては、図6(b)に示す直線路走行中の第2灯具ユニット21の第2照射方向に対応する第2ハイビーム配光パターンPH2が破線で示されている。この直線路走行中の第2照射方向を基準として、曲路走行中の第2照射方向が決定される。具体的には例えば、曲路走行中の第2照射方向は、舵角および必要に応じて車速に基づき決定されるAFS制御角度を直線路走行中の第2照射方向に加算することにより決定される。そうして得られた曲路走行中の第2ハイビーム配光パターンPH2が、図7において実線で例示されている。
図8は、実施の形態に係る車両用灯具システム10に採用されうるハイビーム用灯具ユニット19の別の例を示す概略斜視図である。ハイビーム用灯具ユニット19は、第1灯具ユニット20、第2灯具ユニット21、および回転駆動部40を備える。第1灯具ユニット20はLED光源27を備え、第2灯具ユニット21はレーザ光源33を備える。LED光源27には、複数の個別に制御可能な発光素子、例えば、7行2列に配列された14個の発光素子が設けられている。
ハイビーム用灯具ユニット19は、放熱フィン(ヒートシンクとも呼ばれる)68を備える。放熱フィン66は、第1灯具ユニット20および第2灯具ユニット21に共通の放熱部材として設けられている。よって、第1灯具ユニット20のLED光源27および第2灯具ユニット21のレーザ光源33はそれぞれのベース部を介して、単一の放熱フィン66に固定されている。
回転駆動部40は、第1灯具ユニット20および第2灯具ユニット21を一体的に少なくとも一軸まわりに回転させるよう構成されている。回転駆動部40は、スイブルアクチュエータ41およびレベリングアクチュエータ42を備える。
スイブルアクチュエータ41は、第1灯具ユニット20および第2灯具ユニット21に共有されている。スイブルアクチュエータ41によって、ハイビーム用灯具ユニット19は、光軸を車両の左右方向に調整可能に構成されている。スイブルアクチュエータ41の回転軸68はハイビーム用灯具ユニット19が車両に搭載されるとき鉛直方向に平行である。スイブルアクチュエータ41は、第1灯具ユニット20と第2灯具ユニット21の相対位置を保持した状態でこれら2つの灯具ユニットを回転軸68まわりに旋回させることができる。
同様に、レベリングアクチュエータ42は、第1灯具ユニット20および第2灯具ユニット21に共有されている。レベリングアクチュエータ42によって、ハイビーム用灯具ユニット19は、光軸を車両の上下方向に調整可能に構成されている。レベリングアクチュエータ42の回転軸はハイビーム用灯具ユニット19が車両に搭載されるとき水平方向に平行である。レベリングアクチュエータ42は、第1灯具ユニット20と第2灯具ユニット21の相対位置を保持した状態でこれら2つの灯具ユニットを上下に回動させることができる。
図9(a)および図9(b)は、実施の形態に係るハイビーム用灯具ユニット19に関し、車両周囲の天候状態に応じた照射方向設定を例示する図である。図9(a)には、ハイビーム用灯具ユニット19による車両前方への照明光が通常天候用の第1照射方向に設定されているときのハイビーム配光パターンPHを示し、図9(b)には、ハイビーム用灯具ユニット19による車両前方への照明光が悪天候用の第2照射方向に設定されているときのハイビーム配光パターンPHを示す。
図9(a)および図9(b)に示されるように、第1ハイビーム配光パターンPH1は、LED光源27が持つ複数の個別に制御可能な発光素子それぞれによって形成される部分パターンPH1aが合成されてなる配光パターンである。上述のようにLED光源27が複数列の発光素子を持つ場合、第1ハイビーム配光パターンPH1は発光素子の各列に対応する複数列の部分パターンPH1aを有する。例えば図8に示されるようにLED光源27が7行2列の発光素子を有する場合、同様に部分パターンPH1aも7行2列に並ぶ。ハイビーム用灯具ユニット19は、個々の発光素子の点消灯の切替および輝度調整を通じて、互いに異なる複数の第1ハイビーム配光パターンPH1を形成することができる。これら複数の第1ハイビーム配光パターンPH1はそれぞれ異なる位置に、非照射領域、隣接する領域よりも低照度の領域、隣接する領域よりも高照度の領域、またはこれらの任意の組合せを有することができる。
図9(a)に示されるように、ハイビーム用灯具ユニット19が第1照射方向に設定されている場合には、第2灯具ユニット21の光軸Axが初期状態としてV−V線とH−H線の交点を通る。よって、第2ハイビーム配光パターンPH2は、V−V線とH−H線の交点およびその近傍、すなわち車両前方の中央領域に位置する。
図9(b)に示されるように、ハイビーム用灯具ユニット19が第2照射方向に設定されている場合には、第2灯具ユニット21の光軸Axは、V−V線とH−H線の交点から外される。光軸Axは車両進行方向から外側(及び/または下側)に遠ざかる方向に移動し、第2ハイビーム配光パターンPH2は、自車線側の道路の側縁部に向けられる。回転駆動部40は第1灯具ユニット20および第2灯具ユニット21を一体的に回転させるから、第2ハイビーム配光パターンPH2とともに第1ハイビーム配光パターンPH1も同方向に移動している。
なお、図5(b)に示されるように第2ハイビーム配光パターンPH2が第1ハイビーム配光パターンPH1の中央に位置することは必須ではない。図9(a)および図9(b)に示されるように、第2ハイビーム配光パターンPH2は、第1ハイビーム配光パターンPH1のうち下段の部分パターンに重なっていてもよい。このように、鉛直方向における第2ハイビーム配光パターンPH2は、第1ハイビーム配光パターンPH1のうち中央段またはそれより下段の部分パターン上に配置されてもよい。換言すれば、第2灯具ユニット21の光軸は鉛直方向に第1灯具ユニット20の光軸と同じ高さまたはそれより低い高さに位置してもよい。
必要とされる場合には、逆に、第2ハイビーム配光パターンPH2は、第1ハイビーム配光パターンPH1のうち第1ハイビーム配光パターンPH1のうち中央段より上段の部分パターン上に配置されてもよい。第2灯具ユニット21の光軸は鉛直方向に第1灯具ユニット20の光軸より高くてもよい。
図10(a)および図10(b)は、実施の形態に係るハイビーム用灯具ユニット19に関し、車両周囲の天候状態に応じた照射方向設定を例示する図である。図10(a)には、ハイビーム用灯具ユニット19による車両前方への照明光が通常天候用の第1照射方向に設定されているときのハイビーム配光パターンPHを示し、図10(b)には、ハイビーム用灯具ユニット19による車両前方への照明光が悪天候用の第2照射方向に設定されているときのハイビーム配光パターンPHを示す。
図9(a)および図9(b)に示される第1ハイビーム配光パターンPH1が2段の部分パターンからなるのに対し、図10(a)および図10(b)に示される第1ハイビーム配光パターンPH1は、3段の部分パターンからなる。これは、第1灯具ユニット20のLED光源27が3列の発光素子を有することに相当する。
図10(a)および図10(b)に示される照射方向設定においては、第2灯具ユニット21による照明光が第2照射方向に設定されるよう回転駆動部40が制御されるとき、第1灯具ユニット20が形成する配光パターンが変更される。つまり、第2ハイビーム配光パターンPH2が移動するとともに第1ハイビーム配光パターンPH1が変更される。
例えば、図示されるように、第2ハイビーム配光パターンPH2を下方に移動させる(つまりレベリングアクチュエータ42の駆動によりハイビーム用灯具ユニット19の光軸を下げる)際に、第1ハイビーム配光パターンPH1の下段が消灯される(破線で示す)。ハイビーム用灯具ユニット19の光軸を下げる場合、第1灯具ユニット20および第2灯具ユニット21の照明光が車両の比較的近方に照射されることとなる。その結果、車両の近方が過剰に明るくなりうる。よって、第1ハイビーム配光パターンPH1の下段を消灯することにより、過剰な明るさを抑制し配光の最適化を図ることができる。また、このような消灯は、放熱の観点からも有利である。
この場合、第1ハイビーム配光パターンPH1の変更の前後でLED光源27の制御マップ(例えば、複数の発光素子の点灯状態を定める電流制御マップ)が部分的に流用されてもよい。つまり、第1ハイビーム配光パターンPH1の変更前にLED光源27に適用されている制御マップの一部が、変更後にも継続してLED光源27に適用されてもよい。ただし、制御マップの当該一部は、変更前後でLED光源27上の異なる場所に適用される。例えば、図10(a)において下段に適用されている制御マップが図10(b)において中段に適用され、図10(a)において中段に適用されている制御マップが図10(b)において上段に適用される。このようにすれば、第1ハイビーム配光パターンPH1の変更前後で同じ制御マップを利用することができるので、制御処理が簡単である。
なお、第1ハイビーム配光パターンPH1の下段を消灯する代わりに、当該下段が減光されてもよい。LED光源27が多列の発光素子を持つ場合には、第1ハイビーム配光パターンPH1の最下方の1段または複数段が消灯または減光されてもよい。また、第2ハイビーム配光パターンPH2についても、照射方向の変更とともに減光されてもよい。このとき、必要とされる場合には、第1ハイビーム配光パターンPH1の最上方の1段または複数段(例えば、上段及び/または中央段)が増光されてもよい。
また、こうした第1ハイビーム配光パターンPH1の変更は、レベリングアクチュエータ42の駆動によりハイビーム用灯具ユニット19の光軸を下げる場合には限られない。必要とされる場合には、レベリングアクチュエータ42の駆動によりハイビーム用灯具ユニット19の光軸を上げる際に、第1ハイビーム配光パターンPH1が変更されてもよい。また、スイブルアクチュエータ41の駆動によりハイビーム用灯具ユニット19の光軸を左方(または右方)に移動する際に、第1ハイビーム配光パターンPH1が変更されてもよい。
図11は、実施の形態に係る車両用灯具システム10の構成を説明するための機能ブロック図である。車両12の制御装置22は、配光制御部70と、道路線形検出部74および天候状態検出部76を含む情報処理部72とを備える。制御装置22は、相互に通信可能に接続された複数のECUを備えてもよい。例えば、配光制御部70および情報処理部72はそれぞれ配光制御ECUおよび車両ECUであってもよく、例えばCAN(Controller Area Network)通信により相互に通信可能であってもよい。制御装置22には上述のように、車載撮像装置14および天候検知部16が接続されている。
なお、制御装置22や配光制御部70、情報処理部72等は、ハードウェア構成としてはコンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子や回路で実現され、ソフトウェア構成としてはコンピュータプログラム等によって実現されるが、図11では適宜、それらの連携によって実現される機能ブロックとして描いている。これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
車両用前照灯18は、第1灯具ユニット20のLED光源27および第2灯具ユニット21のレーザ光源33にバッテリ(図示せず)から電力を供給する灯具駆動部78を備える。灯具駆動部78は、灯具駆動部78からの給電を制御する駆動制御部80を備える。駆動制御部80は、例えば灯具駆動部78の内部に組み込まれるマイクロコントローラで構成され、車両用前照灯18内に配置される。配光制御部70と回転駆動部40、駆動制御部80との通信は、例えばLIN(Local Interconnect Network)通信で行われる。
なお駆動制御部80は、車両用灯具システム10における制御機能の一部を担う点で、制御装置22の一部を構成するとみなされてもよい。また、灯具駆動部78および駆動制御部80は、第1灯具ユニット20および第2灯具ユニット21に共通に設けられる必要はなく、それら2つの灯具ユニットに対応して個別に設けられていてもよい。
情報処理部72は、車両前方情報S1および天候情報S2に所定の処理を施し、その結果得られた情報を配光制御部70に出力するよう構成されている。
道路線形検出部74は、車両前方情報S1例えば車載撮像装置14により撮像された車両前方画像に基づき道路線形を検出するよう構成されている。道路線形検出部74は、車両前方画像の画像解析を行い、白線部などのレーンマークまたはそのほか道路の側縁部の特徴物を認識し、車両前方の道路線形を表す道路線形情報S4を生成する。道路線形検出部74は、道路線形情報S4を配光制御部70に送信する。
天候状態検出部76は、天候情報S2に基づいて、車両周囲の天候状態を表す天候状態信号S5を生成するよう構成されている。天候状態検出部76は、天候状態信号S5を配光制御部70に送信する。
配光制御部70は、車両周囲の天候状態に基づいて、第2灯具ユニット21による車両前方への照明光が悪天候用の第2照射方向に設定されるよう回転駆動部40を制御する。配光制御部70は、車両周囲の現在の天候が悪天候であることを天候状態信号S5が表す場合に、第2灯具ユニット21を第2照射方向に設定する。この場合、配光制御部70は、道路線形情報S4に基づいて、第2灯具ユニット21による車両前方への照明光が道路の側縁部に向けられるように第2照射方向を決定してもよい。配光制御部70は、道路線形情報S4に基づいて白線部を特定し、第2灯具ユニット21の光軸を白線部に向けるよう(または白線部に近づけるよう)回転駆動部40を制御してもよい。一方、配光制御部70は、車両周囲の現在の天候が通常の天候であることを天候状態信号S5が表す場合に、第2灯具ユニット21を第1照射方向に設定する。
このようにして、悪天候下での道路の側縁部の視認性を高めることができる。
配光制御部70は、道路線形情報S4を検出不能である場合に、第2灯具ユニット21による車両前方への照明光が予め定められた方向に設定されるよう回転駆動部40を制御してもよい。この場合、配光制御部70は、車両周囲の現在の天候が悪天候であることを天候状態信号S5が表す場合に、第2灯具ユニット21を第2照射方向として予め定められた方向に設定する。予め定められた方向は、上述のように、第1照射方向に対して外側、または下側、または外側かつ下側を向く。
このようにすれば、悪天候のために、または、車載撮像装置14など機器の不調により、道路線形が自動的に検出されない場合であっても、第2灯具ユニット21のレーザスポット配光を自動的に道路の側縁部またはその近傍に向けることができる。これは、ドライバーの道路線形の把握に役立つ。
第2照射方向が第1照射方向に対して外側を向く場合には、配光制御部70は、車両周囲の天候状態に基づいて、第2灯具ユニット21による照明光が第2照射方向に設定されるようスイブルアクチュエータ41を制御する。また、第2照射方向が第1照射方向に対して下側を向く場合には、配光制御部70は、車両周囲の天候状態に基づいて、第2灯具ユニット21による照明光が第2照射方向に設定されるようレベリングアクチュエータ42を制御する。
配光制御部70は、車両の進行方向に追従させるべく第2照射方向を変化させるようにスイブルアクチュエータ41を制御してもよい。このようにすれば、レーザ光源33からの高輝度の照明光を悪天候下においても車両の進行方向に追従させ、車両前方の視認性を向上することができる。
制御装置22は、車両周囲の天候状態に基づく配光制御をAFS制御と組み合わせて実行するよう構成されていてもよい。制御装置22は、悪天候用AFSモードおよび通常天候用AFSモードを含む複数のAFSモードを有してもよい。制御装置22は、車両周囲の天候状態に基づき悪天候用AFSモードを実行するよう構成されていてもよい。制御装置22は、車両周囲の天候状態に基づき悪天候用AFSモードと通常天候用AFSモードを切り替えるよう構成されていてもよい。
そのために、配光制御部70は、操舵量(例えば舵角)を表す情報、車両前方情報S1、及び/または、道路線形情報S4に基づいて、車両の進行方向を特定してもよい。配光制御部70は、特定された車両の進行方向に追従させるべく第2灯具ユニット21の第2照射方向を変化させるようにスイブルアクチュエータ41を制御してもよい。このようにして、車両用灯具システム10は、悪天候用AFSモードを実行することができる。なお、通常天候用AFSモードにおいては、配光制御部70は、特定された車両の進行方向に追従させるべく第2灯具ユニット21の第1照射方向を変化させるようにスイブルアクチュエータ41を制御してもよい。
なお、配光制御部70は、道路の側縁部の視認性を高めるために、車両周囲の現在の天候が悪天候であることを天候状態信号S5が表す場合に、第2灯具ユニット21の光量を調整してもよい(例えば、車両周囲の現在の天候が通常の天候であることを天候状態信号S5が表す場合に、第2灯具ユニット21の光量が悪天候の場合に比べて増加または減少されてもよい)。
また、配光制御部70は、車両周囲の天候状態に基づき悪天候用配光パターンが形成されるよう左右一対のハイビーム用灯具ユニット19(例えば第1灯具ユニット20)を制御してもよい。配光制御部70は、車両周囲の現在の天候が悪天候であることを天候状態信号S5が表す場合に、ハイビーム用灯具ユニット19により形成されるべき配光パターンとして1つ又は複数の悪天候用配光パターンからいずれかを選択してもよい。配光制御部70は、車両周囲の現在の天候が通常の天候であることを天候状態信号S5が表す場合に、ハイビーム用灯具ユニット19により形成されるべき配光パターンとして1つ又は複数の通常天候用配光パターンからいずれかを選択してもよい。
配光制御部70は、悪天候種別情報及び/または悪天候程度情報に基づいて、ハイビーム用灯具ユニット19により形成すべき配光パターンを選択してもよい。例えば、悪天候(例えば霧)の程度が強いほど道路の中央部を照射する光量が減少されてもよい。また、悪天候の程度が強いほど道路の側縁部を照射する光量が増加されてもよい。
このように、配光制御部70は、天候状態信号S5および道路線形情報S4に基づいて、ハイビーム用灯具ユニット19により形成すべき配光パターンの選択を行い、配光制御信号S3を生成する。この場合、配光制御部70は、天候状態信号S5および道路線形情報S4に加えて、そのほか配光パターンの形成判断に必要な情報を参照して、配光制御信号S3を生成してもよい。
配光制御部70は、配光制御信号S3を回転駆動部40および駆動制御部80に出力する。配光制御信号S3は、選択された配光パターンの形成を指示する形成指示信号を含む。駆動制御部80は、配光制御信号S3に従って第1灯具ユニット20および第2灯具ユニット21に電力を供給するよう灯具駆動部78を制御する。こうして、第1灯具ユニット20においては、選択された配光パターンが形成されるように、LED光源27の各発光素子の点消灯および輝度が制御される。第2灯具ユニット21においてはレーザ光源33が制御される。また、配光制御信号S3は、設定された照射方向を指示する照射方向指示信号を含む。回転駆動部40は、配光制御信号S3に従って第2灯具ユニット21(および第1灯具ユニット20)を設定された照射方向に向ける。
なお、配光制御部70が車両側から天候状態信号S5を受信する代わりに、配光制御部70が天候状態信号S5を生成するよう天候状態検出部76が配光制御部70に設けられていてもよい。すなわち、配光制御部70は、天候検知部16からの天候情報S2から天候状態信号S5を生成し、この天候状態信号S5に基づいて配光制御信号S3を生成してもよい。あるいは、配光制御部70は、天候検知部16から天候情報S2を受信し、これに基づき配光制御信号S3を生成してもよい。
図12は、実施の形態に係る車両用灯具システム10において実行される制御方法の一例を示すフローチャートである。図示される制御ルーチンは例えば、ハイビーム用灯具ユニット19が点灯されるべき期間において所定のタイミングで繰り返し実行される。
図12に示されるように、まず車両前方情報S1が取得される(S10)。例えば、車載撮像装置14は、車両前方を撮像する。撮像された車両前方画像は、制御装置22に送信され、道路線形検出部74に入力される。
車両前方情報S1から道路線形が検出される(S12)。道路線形検出部74は、車両前方情報S1に基づき道路線形情報S4を生成する。道路線形情報S4は、配光制御部70に入力される。悪天候や機器の不調のために道路線形情報S4を検出不能である場合には、道路線形検出部74は、その旨を表すフラグを生成してもよい。道路線形情報S4の検出不能を表すフラグは配光制御部70によって必要に応じて参照される。
また、車両周囲の現在の天候が検知される(S14)。天候検知部16は、天候情報S2を生成する。天候情報S2は、制御装置22に送信され、天候状態検出部76に入力される。天候状態検出部76は、天候情報S2から天候状態信号S5を生成する。天候状態信号S5は、配光制御部70に入力される。
車両周囲が現在悪天候であるか否かが判定される(S16)。配光制御部70は、天候状態信号S5を参照し、車両周囲の現在の天候が通常の天候であるか、または車両周囲の現在の天候が悪天候であるかを判定する。悪天候である場合には、配光制御部70は、悪天候の種別及び/または程度を判定してもよい。例えば、配光制御部70は、車両周囲の現在の天候が雨(または霧)であるか否かを判定し、必要とされる場合には、さらに雨(または霧)の程度を判定してもよい。
車両周囲の現在の天候が通常の天候である場合には(S16のN)、配光制御部70は、第2灯具ユニット21を通常天候用の第1照射方向に設定する(S18)。また配光制御部70は、第1灯具ユニット20により形成されるべき配光パターンとして1つ又は複数の通常天候用配光パターンからいずれかを選択する。
一方、車両周囲の現在の天候が悪天候である場合には(S16のY)、道路線形情報S4が検出されているか否かが判定される(S20)。例えば、配光制御部70は、道路線形情報S4の検出不能を表すフラグが生成されているか否かを判定する。生成されている場合には道路線形情報S4は検出不能であり現在利用できない。
道路線形情報S4が検出されている場合には(S20のY)、配光制御部70は、悪天候用の第2照射方向を道路線形情報S4に基づいて決定し、決定された第2照射方向に第2灯具ユニット21を設定する(S22)。また配光制御部70は、第1灯具ユニット20により形成されるべき配光パターンとして1つ又は複数の悪天候用配光パターンからいずれかを選択する。この場合、配光制御部70は、悪天候の種別及び/または程度に基づいて1つ又は複数の悪天候用配光パターンからいずれかを選択してもよい。
道路線形情報S4が検出されていない場合、すなわち検出不能である場合には(S20のN)、配光制御部70は、第2照射方向として予め定められた方向に第2灯具ユニット21を設定する(S24)。また配光制御部70は、第1灯具ユニット20により形成されるべき配光パターンとして1つ又は複数の悪天候用配光パターンからいずれかを選択する。
配光制御部70は、設定された照射方向および選択された配光パターンを表すよう配光制御信号S3を生成する。配光制御部70は、配光制御信号S3を駆動制御部80に送信し、それにより第1灯具ユニット20に配光パターンの形成を指示する。また配光制御部70は、配光制御信号S3を回転駆動部40に送信し、それにより第2灯具ユニット21の照射方向を指示する。こうしてハイビーム用灯具ユニット19は制御され(S26)、本ルーチンは終了する。
以上説明したように、車両周囲の天候状態に基づき悪天候用の照射方向が設定されるよう車両用前照灯18を制御することにより、悪天候下の視認性向上に役立ちうる車両用灯具システム10を提供することができる。
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を加えることが可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれる。
10 車両用灯具システム、 12 車両、 19 ハイビーム用灯具ユニット、 20 第1灯具ユニット、 21 第2灯具ユニット、 22 制御装置、 40 回転駆動部、 41 スイブルアクチュエータ、 42 レベリングアクチュエータ、 70 配光制御部、 74 道路線形検出部、 76 天候状態検出部。

Claims (7)

  1. 第1灯具ユニットと、
    前記第1灯具ユニットよりも遠方を照らすための第2灯具ユニットと、
    前記第2灯具ユニットを少なくとも一軸まわりに回転させるよう構成され、前記第2灯具ユニットによる車両前方への照明光を通常天候用の第1照射方向および悪天候用の第2照射方向に設定可能な回転駆動部と、
    車両周囲の天候状態に基づいて、前記第2灯具ユニットによる車両前方への照明光が前記悪天候用の第2照射方向に設定されるよう前記回転駆動部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする車両用灯具システム。
  2. 前記制御部は、道路線形情報に基づいて、前記第2灯具ユニットによる照明光が道路の側縁部に向けられるように前記第2照射方向を決定することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具システム。
  3. 前記制御部は、前記道路線形情報を検出不能である場合に、車両周囲の天候状態に基づいて、前記第2灯具ユニットによる照明光が前記第2照射方向としての予め定められた方向に設定されるよう前記回転駆動部を制御し、
    前記予め定められた方向は、前記第1照射方向に対して外側、または下側、または外側かつ下側を向くことを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具システム。
  4. 前記回転駆動部は、前記第2灯具ユニットを鉛直軸まわりに回転させるよう構成されたスイブルアクチュエータを備え、
    前記制御部は、車両周囲の天候状態に基づいて、前記第2灯具ユニットによる照明光が前記第2照射方向に設定されるよう前記スイブルアクチュエータを制御し、
    前記第2照射方向は、前記第1照射方向に対して外側を向くことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両用灯具システム。
  5. 前記制御部は、車両の進行方向に追従させるべく前記第2照射方向を変化させるように前記スイブルアクチュエータを制御することを特徴とする請求項4に記載の車両用灯具システム。
  6. 前記回転駆動部は、前記第2灯具ユニットを水平軸まわりに回転させるよう構成されたレベリングアクチュエータを備え、
    前記制御部は、車両周囲の天候状態に基づいて、前記第2灯具ユニットによる照明光が前記第2照射方向に設定されるよう前記レベリングアクチュエータを制御し、
    前記第2照射方向は、前記第1照射方向に対して下側を向くことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の車両用灯具システム。
  7. 前記第1灯具ユニットは、複数の配光パターンを形成可能であり、
    前記回転駆動部は、前記第1灯具ユニットおよび前記第2灯具ユニットを一体的に少なくとも一軸まわりに回転させるよう構成され、
    前記制御部は、前記第2灯具ユニットによる照明光が前記第2照射方向に設定されるよう前記回転駆動部を制御するとき、前記第1灯具ユニットが形成する配光パターンを変更することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の車両用灯具システム。
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