JP2018043533A - インホイールモータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 潤滑機構の回転ポンプおよび駆動軸と油路のレイアウト配置により、軸方向コンパクト化を図る。【解決手段】 車輪を駆動する電動モータ26と、複数の歯車30,31からなる平行軸歯車減速機27と、車輪用軸受と、電動モータ26および平行軸歯車減速機27を収容するケーシング22と、回転ポンプ39により電動モータ26および平行軸歯車減速機27に潤滑油を供給する潤滑機構38とを備え、平行軸歯車減速機27の各歯車30,31をケーシング22に対して軸受により回転自在に支持したインホイールモータ駆動装置21であって、潤滑機構38は、回転ポンプ39の駆動軸47を平行軸歯車減速機27の歯車30,31の径方向に配置して歯車と噛合させ、回転ポンプ39の吐出口42から延びる油路40をケーシング22の軸受間に形成した構造を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、電動モータの出力軸と車輪用軸受とを減速機を介して連結したインホイールモータ駆動装置に関する。
乗用自動車のうち、電力および燃料を併用して車輪を駆動するハイブリッド車両や、電力のみで車輪を駆動する電気自動車などの電動車両が知られている。この種の電動車両では、車輪を駆動するインホイールモータ駆動装置を、電動車両における車輪のホイール空間に収容配置した構造を具備する。
インホイールモータ駆動装置は、例えば、特許文献1に開示された構造のものがある。この特許文献1のインホイールモータ駆動装置は、駆動力を発生させる電動モータと、複数のギヤにより電動モータの回転を減速して車輪に伝達する減速機とを備えている。これら電動モータおよび減速機はケーシングに収容されている。
このインホイールモータ駆動装置では、電動モータの冷却と減速機の潤滑を目的として、電動モータおよび減速機に潤滑油を供給する潤滑機構が設けられている。潤滑機構は、潤滑油を圧送するオイルポンプと、ケーシングの下部に設けられたオイル溜まりと、電動モータおよび減速機のケーシングに設けられた油路とを備え、潤滑油が電動モータおよび減速機を循環する構造を有する。
この潤滑機構では、オイル溜まりの潤滑油が吸入管を経由してオイルポンプに吸入され、そのオイルポンプから吐出管に吐出された潤滑油がキャッチタンクに供給される。このキャッチタンクの潤滑油は油路を経由して電動モータおよび減速機に供給され、電動モータの冷却および減速機の潤滑が行われる。電動モータの冷却および減速機の潤滑を行った潤滑油は、オイル溜まりに戻り、オイルポンプへ還流する。
以上のように、このインホイールモータ駆動装置における潤滑機構は、オイルポンプから吐出された潤滑油により、電動モータの冷却および減速機の潤滑を行った後、その潤滑油をオイル溜まりからオイルポンプへ吸入させる循環構造をなす。
特開2009−250415号公報
ところで、特許文献1で開示されたインホイールモータ駆動装置において、電動モータの冷却と減速機の潤滑を目的として電動モータおよび減速機に潤滑油を供給する潤滑機構は、オイル溜まりの潤滑油を吸入し、油路を経由して電動モータおよび減速機に潤滑油を供給するオイルポンプを備えている。
このオイルポンプは回転ポンプであり、そのロータが電動モータの回転によるカウンタ軸の動力で回転し、この回転により潤滑油の吸入および吐出が行われる。つまり、このインホイールモータ駆動装置は、電動モータの回転軸にギヤの噛み合いにより減速機のカウンタ軸を連結し、そのカウンタ軸に同軸的にオイルポンプの駆動軸を連結した構造を具備する(特許文献1の図2参照)。
このように、減速機のカウンタ軸とオイルポンプの駆動軸とを軸方向に直列的に配置し、減速機のカウンタ軸にオイルポンプの駆動軸を同軸的に連結した構造であると、インホイールモータ駆動装置全体の軸方向寸法が大きくなる。
ここで、インホイールモータ駆動装置は、車輪のホイール空間に収容される。そのため、インホイールモータ駆動装置の軸方向寸法が大きくなってインホイールモータ駆動装置が車輪のホイール空間から食み出すと、ホイール周辺の懸架部品や車体と干渉する可能性がある。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、潤滑機構のオイルポンプおよび駆動軸と油路のレイアウト配置により、軸方向コンパクト化を図り得るインホイールモータ駆動装置を提供することにある。
本発明に係るインホイールモータ駆動装置は、車輪を駆動する電動モータと、複数の歯車からなる平行軸歯車減速機と、車輪用軸受と、電動モータおよび平行軸歯車減速機を収容するケーシングと、回転ポンプにより電動モータおよび平行軸歯車減速機に潤滑油を供給する潤滑機構とを備え、平行軸歯車減速機の各歯車をケーシングに対して軸受により回転自在に支持した構造を具備する。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明の潤滑機構は、回転ポンプの駆動軸を平行軸歯車減速機の歯車の径方向に配置して歯車と噛合させ、回転ポンプの吐出口から延びる油路をケーシングの軸受間に形成した構造を有することを特徴とする。
本発明では、回転ポンプの駆動軸を平行軸歯車減速機の歯車の径方向に配置して歯車と噛合させ、回転ポンプの吐出口から延びる油路をケーシングの軸受間に形成した構造の潤滑機構としたことにより、回転ポンプおよび駆動軸と油路のレイアウト配置でもって、インホイールモータ駆動装置全体の軸方向寸法を小さくすることができる。
本発明において、ケーシングの平行軸歯車減速機下方に回転ポンプを配置し、油路を回転ポンプの吐出口から上方へ延びるように形成し、油路の上方端部に、電動モータおよび平行軸歯車減速機の上方から潤滑油を流下させる分配孔を設けた構造が望ましい。
このような構造を採用すれば、回転ポンプから吐出された潤滑油は、油路を経由して分配孔から電動モータおよび平行軸歯車減速機に均等に供給される。その結果、インホイールモータ駆動装置の信頼性が向上する。
本発明によれば、回転ポンプの駆動軸を平行軸歯車減速機の歯車の径方向に配置して歯車と噛合させ、回転ポンプの吐出口から延びる油路をケーシングの軸受間に形成した構造の潤滑機構としたことにより、回転ポンプおよび駆動軸と油路のレイアウト配置でもって、軸方向にコンパクトなインホイールモータ駆動装置を容易に実現できる。その結果、インホイールモータ駆動装置が車輪のホイール空間から食み出すことを抑制することができるので、ホイール周辺の懸架部品や車体と干渉することを防止できる。
本発明の実施形態におけるインホイールモータ駆動装置の全体構成で、図2のA−A線に沿う断面図である。 図1の側面図である。 図1のB−B線に沿う断面図である。 図2のC−C線に沿う断面図である。 インホイールモータ駆動装置を搭載した電気自動車の概略構成を示す平面図である。 図5の電気自動車を示す後方断面図である。
本発明に係るインホイールモータ駆動装置の実施形態を図面に基づいて詳述する。図5は、インホイールモータ駆動装置21を搭載した電気自動車11の概略平面図、図6は、電気自動車11を後方から見た概略断面図である。
電気自動車11は、図5に示すように、シャシー12と、操舵輪としての前輪13と、駆動輪としての後輪14と、後輪14に駆動力を伝達するインホイールモータ駆動装置21とを装備する。後輪14は、図6に示すように、シャシー12のホイールハウジング15の内部に収容され、独立懸架式の懸架装置(サスペンション)16を介してシャシー12の下部に固定されている。
電気自動車11は、ホイールハウジング15の内部に、左右それぞれの後輪14を駆動するインホイールモータ駆動装置21を設けることによって、シャシー12上にモータ、ドライブシャフトおよびデファレンシャルギヤ機構などを設ける必要がなくなるので、客室スペースを広く確保でき、かつ、左右の後輪14の回転をそれぞれ制御することができるという利点を有する。
電気自動車11の走行安定性およびNVH特性を向上させるためにばね下重量を抑える必要があり、さらに、広い客室スペースを確保するためにインホイールモータ駆動装置21の小型化が求められている。
そこで、図1〜図4に示す実施形態のインホイールモータ駆動装置21は、以下の構造を具備する。これにより、コンパクトなインホイールモータ駆動装置21を実現し、ばね下重量を抑えることで、走行安定性およびNVH特性に優れた電気自動車11を得ることができる。
この実施形態の特徴的な構成を説明する前にインホイールモータ駆動装置21の全体構成を説明する。図1は図2のA−A線に沿う断面図、図2は図1の側面図、図3は図1のB−B線に沿う断面図、図4は図2のC−C線に沿う断面図である。
なお、以下の説明では、インホイールモータ駆動装置21を車体に搭載した状態で、車体の外側寄りとなる側をアウトボード側(図面左側)と称し、中央寄りとなる側をインボード側(図面右側)と称する。
インホイールモータ駆動装置21は、図1〜図4に示すように、駆動力を発生させる電動モータ26と、電動モータ26の回転を減速して出力する平行軸歯車減速機27と、平行軸歯車減速機27からの出力を駆動輪としての後輪14(図5および図6参照)に伝達する車輪用軸受28とを備えている。電動モータ26と平行軸歯車減速機27はケーシング22に収容されて、電気自動車11のホイールハウジング15(図6参照)内に取り付けられる。
ケーシング22は、電動モータ26を収容するモータハウジング23と、平行軸歯車減速機27および車輪用軸受28の一部を収容するギヤハウジング24とで一体的に構成されている。モータハウジング23とギヤハウジング24とは、隔壁部25で仕切られている。
電動モータ26は、例えば、モータハウジング23に固定されたステータに対して、ロータと一体回転するモータ回転軸29とを備えたラジアルギャップ型あるいはアキシャルギャップ型のものである。この電動モータ26のモータ回転軸29は、毎分一万数千回転程度で高速回転可能である。
平行軸歯車減速機27は、入力歯車である第1歯車30と、中間歯車である第2歯車31および第3歯車32と、出力歯車である第4歯車33とで構成されている。この平行軸歯車減速機27では、第1歯車30と第2歯車31が噛合し、第2歯車31と第3歯車32が噛合し、第3歯車32と第4歯車33が噛合することにより、モータ回転軸29の回転運動を所定の減速比でもって減速する。
インホイールモータ駆動装置21は、ホイールハウジング15(図6参照)の内部に収められ、ばね下荷重となるため、小型軽量化が必須である。そのため、大きな減速比を持つ平行軸歯車減速機27を用いることにより、高速回転の電動モータ26と組み合わせることで電動モータ26の小型化を図り、コンパクトで高減速比のインホイールモータ駆動装置21を実現している。
第1歯車30は、電動モータ26のモータ回転軸29に同軸的に取り付けられ、軸受34によってギヤハウジング24に回転自在に支持されている。第2歯車31および第3歯車32は、軸受35,36によってギヤハウジング24に回転自在に支持されている。第4歯車33は、車輪用軸受28に同軸的に取り付けられ、軸受37によってギヤハウジング24に回転自在に支持されている。
第1歯車30〜第3歯車33の回転中心C1〜C4は、図3に示すような位置関係でもってオフセット配置されている。このように、第1歯車30〜第4歯車33を配置することにより、平行軸歯車減速機27の軸方向および径方向のコンパクト化を図っている。
車輪用軸受28は、図示しないが、懸架装置の固定軸の外周に嵌合されて固定軸と共に回り止めされた一対の内輪と、内輪の外側に配置されてハブボルトにより後輪14(図5および図6参照)が連結された外輪と、内輪と外輪との間に配置された複数個の転動体とを備えた外輪回転タイプのものである。外輪は、平行軸歯車減速機27の第4歯車33にトルク伝達可能に連結されている。
以上の構成からなるインホイールモータ駆動装置21の全体的な作動原理を説明する。
電動モータ26において、ステータに交流電流を供給することによって生じる電磁力を受けてロータが回転する。このロータの回転に伴うモータ回転軸29の回転が平行軸歯車減速機27の第1歯車30〜第4歯車33によって減速され、車輪用軸受28に伝達される。
このように、モータ回転軸29の回転が平行軸歯車減速機27により減速されて車輪用軸受28に伝達されるので、低トルク、高速回転型の電動モータ26を採用した場合でも、後輪14(図5および図6参照)に必要なトルクを伝達することが可能となる。
この実施形態におけるインホイールモータ駆動装置21の全体構成は、前述のとおりであるが、その特徴的な構成を以下に詳述する。
このインホイールモータ駆動装置21は、電動モータ26を冷却するために潤滑油を供給すると共に、平行軸歯車減速機27を冷却および潤滑するために潤滑油を供給する潤滑機構38を具備する。
ケーシング22のモータハウジング23およびギヤハウジング24に潤滑油が封入されている。インホイールモータ駆動装置21の停止時、モータハウジング23およびギヤハウジング24の下部に潤滑油が貯溜する。モータハウジング23とギヤハウジング24とを仕切る隔壁部25の下部に連通孔(図示せず)が設けれられている。インホイールモータ駆動装置21の駆動時、ロータの回転でもって電動モータ26を冷却する。また、第1歯車30〜第4歯車33の回転による跳ね掛けでもって平行軸歯車減速機27を冷却すると共に潤滑する。
潤滑機構38は、回転ポンプであるオイルポンプ39およびその駆動軸47と、ケーシング22のギヤハウジング24に配設された油路40,41とで主要部が構成されている。オイルポンプ39は、ギヤハウジング24の下部に組み込まれている。オイルポンプ39の吐出口42および吸入口43がギヤハウジング24の下部に設けられている。オイルポンプ39をケーシング22内に配置することによって、インホイールモータ駆動装置21の大型化を防止することができる。
オイルポンプ39の吸入口43は、ギヤハウジング24の下部で内部空間に開口している。一方、オイルポンプ39の吐出口42は、ギヤハウジング24の下部から上部に向けて直線状に延びる油路40の下方端部と連通している。このように、油路40を直線状に形成することで、油路40を形成するための加工が容易となる。また、ギヤハウジング24の内部に油路40を形成することにより、シール構造が不要となり、構造の簡素化が図れる。
ギヤハウジング24の上部には管状部材44が取り付けられ、隔壁部25を貫通してギヤハウジング24およびモータハウジング23の内部空間の上方で水平方向に延びるように配置されている。この管状部材44の内部には油路41が形成されている。この油路41は、ギヤハウジング24の孔45を介して油路40の上方端部と連通する。管状部材44には、ギヤハウジング24およびモータハウジング23の内部空間に向けて開口する複数の分配孔46が油路41と連通するように設けられている。
オイルポンプ39は、駆動軸47に取り付けられたインナロータ48と、ギヤハウジング24に回転自在に支持されたアウタロータ49と、ポンプ室50と、油路40に連通する吐出口42と、ギヤハウジング24の内部空間に開口する吸入口43とを備える回転式のサイクロイドポンプである。このオイルポンプ39は、駆動軸47の回転で駆動することから、別の駆動機構を必要としないので、部品点数の低減が図れる。
オイルポンプ39のインナロータ48と同軸的に取り付けられた駆動軸47は、ギヤハウジング24に対して軸受51により回転自在に支持されている。この駆動軸47の外周には、平行軸歯車減速機27の第4歯車33と噛合する歯部(図示せず)が設けられている。
インナロータ48は、モータ回転軸29の回転を平行軸歯車減速機27の第1歯車30〜第4歯車33で減速して駆動されることにより、駆動軸47の回転と同期して回転する。一方、アウタロータ49は、インナロータ48の回転に伴って従動回転する。インナロータ48とアウタロータ49は異なる回転中心を中心として回転するので、ポンプ室50の容積は連続的に変化する。これにより、吸入口43から流入した潤滑油が吐出口42から油路40に圧送される。
以上の構成からなる潤滑機構38では、オイルポンプ39から吐出される潤滑油が油路40,41を経由して管状部材44に達すると、潤滑油が管状部材44の分配孔46から流下して電動モータ26および平行軸歯車減速機27に供給される。これにより、電動モータ26の冷却と平行軸歯車減速機27の冷却および潤滑が行われる。電動モータ26の冷却と平行軸歯車減速機27の冷却および潤滑を行った潤滑油は、ケーシング22の下部に貯溜される。ケーシング22の下部に貯溜された潤滑油は、吸入口43からオイルポンプ39へ還流する。
以上のように、インホイールモータ駆動装置21における潤滑機構38は、オイルポンプ39から吐出された潤滑油により、電動モータ26の冷却と平行軸歯車減速機27の冷却および潤滑を行った後、その潤滑油をケーシング22の下部からオイルポンプ39へ吸入させる循環構造をなす。
この実施形態のインホイールモータ駆動装置21では、オイルポンプ39の駆動軸47を平行軸歯車減速機27の第1歯車30および第4歯車33の径方向下側に並置している。つまり、オイルポンプ39をギヤハウジング24の下部に配置すると共に駆動軸47をギヤハウジング24の内部空間の下部に配置している。
また、オイルポンプ39の吐出口42から延びる油路40をギヤハウジング24の軸受35,36間、つまり、第2歯車31の軸受35と第3歯車32の軸受36との間(第1歯車30の軸受34と第4歯車33の軸受37との間)に形成している。
このように、オイルポンプ39の駆動軸47を平行軸歯車減速機27の第1歯車30および第4歯車33の径方向下側に並置し、オイルポンプ39の吐出口42から延びる油路40をギヤハウジング24の軸受35,36間に形成したことにより、オイルポンプ39および駆動軸47と油路40のレイアウト配置でもって、インホイールモータ駆動装置21全体の軸方向寸法を小さくすることができる。
その結果、軸方向にコンパクトなインホイールモータ駆動装置21を実現できることにより、インホイールモータ駆動装置21をホイール空間に収容させることが容易となる。インホイールモータ駆動装置21がホイール空間から食み出すことを回避できるので、ホイール周辺の懸架部品や車体との干渉を防止できる。
この潤滑機構38は、ケーシング22の平行軸歯車減速機27の下方にオイルポンプ39を配置し、油路40をオイルポンプ39の吐出口42から上方へ延びるように形成し、油路40の上方端部に管状部材44の油路41を連通させ、電動モータ26および平行軸歯車減速機27の上方から潤滑油を流下させる分配孔46を管状部材44に設けた構造を具備する。
このような構造を採用したことにより、オイルポンプ39から吐出された潤滑油は、油路40,41を経由して管状部材44の分配孔46から電動モータ26および平行軸歯車減速機27に均等に供給される。その結果、潤滑性の向上が図れて、インホイールモータ駆動装置21の信頼性が向上する。
以上の実施形態では、図5および図6に示すように、後輪14を駆動輪とした電気自動車11を例示したが、前輪13を駆動輪としてもよく、4輪駆動車であってもよい。なお、本明細書中で「電気自動車」とは、電力から駆動力を得る全ての自動車を含む概念であり、例えば、ハイブリッドカー等も含むものである。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
21 インホイールモータ駆動装置
22 ケーシング
26 電動モータ
27 平行軸歯車減速機
30〜33 歯車
35,36 軸受
38 潤滑機構
39 回転ポンプ(オイルポンプ)
40,41 油路
42 吐出口
46 分配孔
47 駆動軸

Claims (2)

  1. 車輪を駆動する電動モータと、複数の歯車からなる平行軸歯車減速機と、車輪用軸受と、前記電動モータおよび平行軸歯車減速機を収容するケーシングと、回転ポンプにより電動モータおよび平行軸歯車減速機に潤滑油を供給する潤滑機構とを備え、前記平行軸歯車減速機の各歯車を前記ケーシングに対して軸受により回転自在に支持したインホイールモータ駆動装置であって、
    前記潤滑機構は、前記回転ポンプの駆動軸を前記平行軸歯車減速機の歯車の径方向に配置して前記歯車と噛合させ、回転ポンプの吐出口から延びる油路を前記ケーシングの軸受間に形成した構造を有することを特徴とするインホイールモータ駆動装置。
  2. 前記ケーシングの平行軸歯車減速機下方に前記回転ポンプを配置し、前記油路を回転ポンプの吐出口から上方へ延びるように形成し、油路の上方端部に、電動モータおよび平行軸歯車減速機の上方から潤滑油を流下させる分配孔を設けた請求項1に記載のインホイールモータ駆動装置。
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