JP2018041587A - 燃料電池システム - Google Patents

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Junya Suzuki
潤也 鈴木
英文 森
Hidefumi Mori
英文 森
秀昭 水野
Hideaki Mizuno
秀昭 水野
晃一郎 池田
Koichiro Ikeda
晃一郎 池田
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Abstract

【課題】燃料電池スタックから排出される空気の排気エネルギーを効率良く回収し、且つ圧縮機の駆動効率を向上させること。【解決手段】圧縮機12は、圧縮機12と回生圧縮機13とで圧縮効率が同等となる基準流量よりも多い流量側で回生圧縮機13よりも圧縮効率が高い。回生圧縮機13は、圧縮機12と回生圧縮機13とで圧縮効率が同等となる基準流量よりも少ない流量側で圧縮機12よりも圧縮効率が高い。燃料電池スタック11へ供給する空気の流量が基準流量よりも多い場合には、制御装置16は、燃料電池システム10の駆動を第1モードに切り換える。また、燃料電池スタック11へ供給する空気の流量が基準流量よりも少ない場合には、制御装置16は、燃料電池システム10の駆動を第2モードに切り換える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される燃料電池システムに関する。
水素と空気中の酸素とを化学反応させて発電を行う燃料電池スタックを有する燃料電池システムを搭載した車両が実用化されている。例えば特許文献1に開示されているように、燃料電池システムにおいては、空気を圧縮する圧縮機が用いられている。燃料電池スタックの発電に寄与する酸素は、空気中に2割程度しか存在しないため、従来では、圧縮機から燃料電池スタックに供給された空気の8割程度は、燃料電池スタックの発電に寄与されることなく燃料電池スタックから排出されて大気へ放出されていた。これに対し、燃料電池スタックから排出される空気の排気エネルギーを、例えばタービン等で回収する技術がある。
燃料電池システムにおいては、要求発電量に応じて燃料電池スタックへ供給する空気の流量を変更している。例えば、要求発電量が小さい場合には、燃料電池スタックへ供給する空気の流量は少なく、要求発電量が大きい場合には、燃料電池スタックへ供給する空気の流量は多い。
特開2010−55816号公報
ところで、要求発電量が小さく、燃料電池スタックへ供給する空気の流量が少ない場合には、燃料電池スタックから排出される空気の流量が少なくなるため、タービン等による空気の排気エネルギーの回収は期待できない。また、一般的に、圧縮機は、圧縮する空気の流量が多いときに、高い圧縮効率を発揮することができるように設計されている。よって、要求発電量が小さく、燃料電池スタックへ供給する空気の流量が少ないとき、すなわち、圧縮機において圧縮する空気の流量が少ない場合には、圧縮機の駆動効率が悪くなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、燃料電池スタックから排出される空気の排気エネルギーを効率良く回収し、且つ圧縮機の駆動効率を向上させることができる燃料電池システムを提供することにある。
上記課題を解決する燃料電池システムは、燃料電池スタックと、吸入口から供給された空気を圧縮して吐出口から吐出する圧縮機と、第1の吸入吐出口と第2の吸入吐出口とを有し、前記第1の吸入吐出口から供給された空気の排気エネルギーを回収する回生機能と前記第2の吸入吐出口から供給された空気を圧縮して前記第1の吸入吐出口から吐出する圧縮機能とを有する回生圧縮機と、前記圧縮機の前記吐出口と前記燃料電池スタックとの間を繋ぐ第1流路と、前記第2の吸入吐出口に接続される第2流路と、前記燃料電池スタックと前記回生圧縮機の前記第1の吸入吐出口との間を繋ぐ接続流路と、を備えた燃料電池システムであって、前記圧縮機は、前記圧縮機と前記回生圧縮機とで圧縮効率が同等となる基準流量よりも多い流量側で前記回生圧縮機よりも圧縮効率が高く、前記回生圧縮機は、前記基準流量よりも少ない流量側で前記圧縮機よりも圧縮効率が高く、前記燃料電池スタックへ供給する空気の流量が前記基準流量よりも多い場合に、前記吐出口から吐出された空気を前記燃料電池スタックに供給するとともに、前記燃料電池スタックから排出された空気を前記回生圧縮機に供給する第1モードと、前記燃料電池スタックへ供給する空気の流量が前記基準流量よりも少ない場合に、空気を前記第2流路を介して前記第2の吸入吐出口から前記回生圧縮機に供給するとともに、前記第1の吸入吐出口から吐出された空気を前記燃料電池スタックに供給する第2モードと、に切り換える制御装置を備えた。
例えば、燃料電池スタックへ供給する空気の流量が基準流量よりも多い場合には、制御装置は、燃料電池システムの駆動を第1モードに切り換える。これによれば、圧縮機によって圧縮されて吐出口から吐出された空気が、第1流路を介して燃料電池スタックに供給されるとともに、燃料電池スタックから排出された空気が接続流路及び第1の吸入吐出口を介して回生圧縮機に供給され、燃料電池スタックから排出される空気の排気エネルギーを回生圧縮機によって効率良く回収することができる。また、燃料電池スタックへ供給する空気の流量が基準流量よりも少ない場合には、制御装置は、燃料電池システムの駆動を第2モードに切り換える。これによれば、第2流路を介して第2の吸入吐出口から回生圧縮機に空気が供給され、回生圧縮機によって圧縮されて第1の吸入吐出口から吐出された空気が、接続流路を介して燃料電池スタックに供給される。よって、燃料電池スタックへ供給する空気の流量が基準流量よりも少ないときに、燃料電池スタックに供給する空気を、圧縮機によって圧縮する必要が無く、圧縮機の駆動効率の低下を招くことが無い。以上のことから、燃料電池スタックから排出される空気の排気エネルギーを効率良く回収し、且つ圧縮機の駆動効率を向上させることができる。
また、前記第1流路を構成する第1配管と、前記第2流路を構成する第2配管と、一端が、前記第2配管に接続される第3配管と、前記第3配管の前記第2配管に対する弁開度を変更する第1三方弁と、を備え、前記制御装置は、前記第1モードのときに、前記第2配管のうち前記第3配管と前記第2配管との接続箇所に対して前記回生圧縮機側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、前記第2配管のうち前記第3配管と前記第2配管との接続箇所に対して前記回生圧縮機側とは反対側に位置する配管内を流通し、前記第2モードのときに、前記第3配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、前記第2の吸入吐出口から前記回生圧縮機に供給されるように前記第1三方弁の前記弁開度を制御してもよい。
さらに、前記第1流路を構成する第1配管と、前記第2流路を構成する第2配管と、一端が、前記第2配管に接続される第3配管と、前記第3配管内に設けられる第1開閉弁と、前記第2配管のうち当該第2配管と前記第3配管との接続箇所に対して前記回生圧縮機側とは反対側に位置する配管内に設けられる第2開閉弁と、を備え、前記制御装置は、前記第1モードのときに、前記第1開閉弁を閉弁するとともに前記第2開閉弁を開弁し、前記第2モードのときに、前記第1開閉弁を開弁するとともに前記第2開閉弁を閉弁するようにしてもよい。
また、上記燃料電池システムにおいて、前記第1流路を構成する第1配管と、前記第2流路を構成する第2配管と、一端が前記第2配管に接続されるとともに、他端が前記圧縮機の前記吸入口に接続される圧縮機配管に接続される第3配管と、前記第3配管の前記圧縮機配管に対する弁開度を変更する第2三方弁と、前記第2配管のうち当該第2配管と前記第3配管との接続箇所に対して前記回生圧縮機側とは反対側に位置する配管内に設けられる第2開閉弁と、を備え、前記制御装置は、前記第1モードのときに、前記圧縮機配管のうち前記圧縮機配管と前記第3配管との接続箇所に対して前記圧縮機側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、前記吸入口から前記圧縮機に供給されるように前記第2三方弁を制御するとともに、前記第2開閉弁を開弁し、前記第2モードのときに、前記圧縮機配管のうち前記圧縮機配管と前記第3配管との接続箇所に対して前記圧縮機側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、前記第3配管内へ流通するように前記第2三方弁を制御するとともに、前記第2開閉弁を閉弁するようにしてもよい。
さらに、前記第3配管の他端は、前記圧縮機の前記吸入口に接続される圧縮機配管に接続され、前記第3配管の前記圧縮機配管に対する弁開度を変更する第2三方弁を備え、前記制御装置は、前記第1モードのときに、前記圧縮機配管のうち前記圧縮機配管と前記第3配管との接続箇所に対して前記圧縮機側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、前記吸入口から前記圧縮機に供給され、前記第2モードのときに、前記圧縮機配管のうち前記圧縮機配管と前記第3配管との接続箇所に対して前記圧縮機側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、前記第3配管内へ流通するように前記第2三方弁を制御してもよい。
また、前記第1配管内には、第3開閉弁が設けられていてもよい。
さらに、一端が、前記第1配管に接続される第4配管と、前記第4配管の前記第1配管に対する弁開度を変更する第3三方弁と、を備え、前記制御装置は、前記第1モードのときに、前記第1配管のうち当該第1配管と前記第4配管との接続箇所に対して前記圧縮機側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、前記燃料電池スタックに供給され、前記第2モードのときに、前記第1配管のうち当該第1配管と前記第4配管との接続箇所に対して前記燃料電池スタック側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、前記第4配管内へ流通するように前記第3三方弁を制御してもよい。
上記課題を解決する燃料電池システムは、燃料電池スタックと、吸入口から供給された空気を圧縮して吐出する圧縮機と、を備えた燃料電池システムであって、第1の吸入吐出口と第2の吸入吐出口とを有し、前記第1の吸入吐出口から供給された空気の排気エネルギーを回収する回生機能と前記第2の吸入吐出口から供給された空気を圧縮して前記第1の吸入吐出口から吐出する圧縮機能とを有する回生圧縮機と、前記圧縮機から吐出された空気が前記燃料電池スタックに供給されるとともに、前記燃料電池スタックから排出された空気のエネルギーを前記回生圧縮機によって回収する第1モード、及び前記回生圧縮機の前記第1の吸入吐出口から吐出された空気が前記燃料電池スタックに供給される第2モードにそれぞれ切り換える制御装置と、を備え、前記第2モード時に前記回生圧縮機の前記第1の吸入吐出口から吐出される空気の流量は、前記第1モード時に前記圧縮機から吐出される空気の流量よりも少なく、前記回生圧縮機の前記第2モード時の圧縮効率は、前記圧縮機から前記第2モード時に前記回生圧縮機の前記第1の吸入吐出口から吐出される空気の流量を吐出させた場合の前記圧縮機の圧縮効率よりも高く、前記制御装置は、前記燃料電池スタックに対する要求発電量に基づいて、前記第1モードと前記第2モードとに切り換える。
この発明によれば、燃料電池スタックから排出される空気の排気エネルギーを効率良く回収し、且つ圧縮機の駆動効率を向上させることができる。
(a)は第1の実施形態における第1モードのときの燃料電池システムの概略構成図、(b)は第2モードのときの燃料電池システムの概略構成図。 (a)は第2の実施形態における第1モードのときの燃料電池システムの概略構成図、(b)は第2モードのときの燃料電池システムの概略構成図。 (a)は第3の実施形態における第1モードのときの燃料電池システムの概略構成図、(b)は第2モードのときの燃料電池システムの概略構成図。 (a)は第4の実施形態における第1モードのときの燃料電池システムの概略構成図、(b)は第2モードのときの燃料電池システムの概略構成図。 (a)は第5の実施形態における第1モードのときの燃料電池システムの概略構成図、(b)は第2モードのときの燃料電池システムの概略構成図。 (a)は第6の実施形態における第1モードのときの燃料電池システムの概略構成図、(b)は第2モードのときの燃料電池システムの概略構成図。 (a)は別の実施形態における第1モードのときの燃料電池システムの概略構成図、(b)は第2モードのときの燃料電池システムの概略構成図。
(第1の実施形態)
以下、燃料電池システムを具体化した第1の実施形態を図1にしたがって説明する。本実施形態の燃料電池システムは車両(燃料電池車)に搭載されている。
図1(a)及び(b)に示すように、燃料電池システム10は、燃料電池スタック11と、吸入口12aから供給された空気を圧縮して吐出口12bから吐出する圧縮機12とを備えている。圧縮機12は、電動モータで駆動するターボ式の電動圧縮機である。燃料電池スタック11は、複数のセルを直列に積層して構成されている。燃料電池スタック11は、水素と空気中の酸素とを化学反応させて発電を行う。なお、燃料電池スタック11の発電に寄与する酸素は、空気中に2割程度しか存在しないことから、燃料電池スタック11に供給された空気の8割程度は、燃料電池スタック11の発電に寄与されることなく燃料電池スタック11から排出される。
燃料電池スタック11は、図示しない走行用モータに電気的に接続されている。走行用モータは、燃料電池スタック11を電力源として駆動する。走行用モータの動力は、図示しない動力伝達機構を介して車軸に伝達され、燃料電池車は、アクセル開度に応じた車速で走行する。
燃料電池システム10は、回生圧縮機13を備えている。回生圧縮機13は、電動モータを備えた容積型の電動流体機械(例えばルーツ式流体機械)である。回生圧縮機13は、第1の吸入吐出口13aと第2の吸入吐出口13bとを有する。そして、回生圧縮機13は、第1の吸入吐出口13aから供給された空気の排気エネルギーを回収する回生機能と第2の吸入吐出口13bから供給された空気を圧縮して第1の吸入吐出口13aから吐出する圧縮機能とを有する。具体的には、回生圧縮機13は、例えば、電動モータの駆動により図示しない一対のロータが回転することにより、空気を圧縮する。
圧縮機12は、圧縮機12と回生圧縮機13とで圧縮効率が同等となる基準流量よりも多い流量側で回生圧縮機13よりも圧縮効率が高い設計となっている。回生圧縮機13は、圧縮機12と回生圧縮機13とで圧縮効率が同等となる基準流量よりも少ない流量側で圧縮機12よりも圧縮効率が高い設計となっており、比較的小型のものである。
本実施形態の回生圧縮機13は、燃料電池スタック11から排出された空気によって一対のロータが回転し、その回転トルクによって、電動モータが発電機として機能して電動モータに回生電力が発生する。よって、回生圧縮機13は、燃料電池スタック11から排出される空気の排気エネルギーを回収可能になっている。電動モータに発生した回生電力は、図示しないバッテリに蓄電される。
燃料電池システム10は、外部から空気が流入する圧縮機配管20を備えている。圧縮機配管20は、圧縮機12の吸入口12aに接続される。また、燃料電池システム10は、圧縮機12の吐出口12bと燃料電池スタック11との間を繋ぐ第1流路を構成する第1配管21を備えている。さらに、燃料電池システム10は、燃料電池スタック11と回生圧縮機13の第1の吸入吐出口13aとの間を繋ぐ接続流路を構成する接続配管25を備えている。また、燃料電池システム10は、回生圧縮機13の第2の吸入吐出口13bに接続される第2流路を構成する第2配管22を備えている。さらに、燃料電池システム10は、一端が第2配管22に接続されるとともに、他端が圧縮機配管20に接続される第3配管23を備えている。また、燃料電池システム10は、一端が、第1配管21に接続される第4配管24を備えている。
燃料電池システム10は、第3配管23の第2配管22に対する弁開度を変更する第1三方弁31を備えている。第1三方弁31は、第2配管22と第3配管23との接続箇所に設けられている。また、燃料電池システム10は、第3配管23の圧縮機配管20に対する弁開度を変更する第2三方弁32を備えている。第2三方弁32は、圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に設けられている。さらに、燃料電池システム10は、第4配管24の第1配管21に対する弁開度を変更する第3三方弁33を備えている。第3三方弁33は、第1配管21と第4配管24との接続箇所に設けられている。
第1配管21内には、第3開閉弁に相当する調圧弁34が設けられている。調圧弁34は、第1配管21内において、第1配管21と第4配管24との接続箇所よりも燃料電池スタック11側に位置する。
燃料電池システム10は、第1配管21に設けられるインタークーラ14を備えている。インタークーラ14は、第1配管21において、第1配管21と第4配管24との接続箇所よりも圧縮機12側に位置している。インタークーラ14は、圧縮機12の吐出口12bから吐出された高温高圧の空気を冷却する。
燃料電池システム10は、制御装置16を備えている。第1三方弁31、第2三方弁32、第3三方弁33及び調圧弁34は、制御装置16からの制御信号により、弁開度が調節される。
また、圧縮機12は、制御装置16からの制御信号により、圧縮機12の駆動装置(インバータ)が制御され、圧縮機12の駆動が制御される。同様に、回生圧縮機13も、制御装置16からの制御信号により、回生圧縮機13の駆動装置(インバータ)が制御され、回生圧縮機13の駆動が制御される。
制御装置16は、運転者に操作されるアクセルペダル17の操作量を検出するアクセルセンサ17sからアクセル開度を示す信号を受信する。制御装置16は、アクセル開度を示す信号に基づいて、燃料電池スタック11に対する要求発電量を算出する。また、制御装置16は、要求発電量を燃料電池スタック11にて発電するために必要な燃料電池スタック11に供給する空気の圧力や流量を算出する。
燃料電池システム10においては、要求発電量に応じて燃料電池スタック11へ供給する空気の流量を変更している。例えば、要求発電量が小さい場合には、燃料電池スタック11へ供給する空気の流量は少なく、要求発電量が大きい場合には、燃料電池スタック11へ供給する空気の流量は多い。
制御装置16は、燃料電池スタック11に対する要求発電量に基づいて、燃料電池システム10を、第1モードと第2モードとに切り換える。制御装置16は、燃料電池スタック11に対する要求発電量が予め定められた基準値以上の場合に、燃料電池システム10を第1モードに切り換える。また、制御装置16は、燃料電池スタック11に対する要求発電量が予め定められた基準値未満の場合に、燃料電池システム10を第2モードに切り換える。
基準値は、圧縮機12と回生圧縮機13とで圧縮効率が同等となる流量(基準流量)の空気を燃料電池スタック11に供給した場合に燃料電池スタック11が発電する発電量である。
第1モードでは、圧縮機12の吐出口12bから吐出された空気を第1配管21を介して燃料電池スタック11に供給するとともに、燃料電池スタック11から排出された空気を接続配管25を介して回生圧縮機13に供給する。そして、燃料電池スタック11から排出された空気のエネルギーを回生圧縮機13によって回収する。
第2モードでは、空気を第2配管22を介して第2の吸入吐出口13bから回生圧縮機13に供給するとともに、第1の吸入吐出口13aから吐出された空気を接続配管25を介して燃料電池スタック11に供給する。
第2モード時に回生圧縮機13の第1の吸入吐出口13aから吐出される空気の流量は、第1モード時に圧縮機12から吐出される空気の流量よりも少ない。また、回生圧縮機13の第2モード時の圧縮効率は、圧縮機12から第2モード時に回生圧縮機13の第1の吸入吐出口13aから吐出される空気の流量を吐出させた場合の圧縮機12の圧縮効率よりも高い。
図1(a)に示すように、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、吸入口12aを介して圧縮機12に供給されるように第2三方弁32の弁開度を制御する。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気(燃料電池スタック11から排出された空気)の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通するように第1三方弁31の弁開度を制御する。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気(圧縮機12から排出された空気)の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給されるように第3三方弁33の弁開度を制御する。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、調圧弁34の弁開度が全開になるように、調圧弁34の駆動を制御する。なお、制御装置16は、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、回生圧縮機13に設けられた圧力調整バルブの開度を制御する。
したがって、燃料電池システム10が第1モードのときには、外部から圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内へ流通する。そして、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内へ流通した空気は、吸入口12aを介して圧縮機12に空気が供給され、圧縮機12によって圧縮されて吐出口12bから第1配管21内に吐出される。圧縮機12によって圧縮されて吐出口12bから第1配管21内に吐出された空気は、インタークーラ14を通過する際に冷却される。さらに、インタークーラ14を通過し、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給される。そして、燃料電池スタック11から排出された空気は、接続配管25及び第1の吸入吐出口13aを介して回生圧縮機13に供給され、回生圧縮機13によって空気の排気エネルギーが回収される。さらに、回生圧縮機13の第2の吸入吐出口13bから吐出されて、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通する。そして、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通する空気が大気へ排出される。
図1(b)に示すように、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第3配管23内へ流通するように第2三方弁32の弁開度を制御する。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第3配管23内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2の吸入吐出口13bから回生圧縮機13に供給されるように第1三方弁31の弁開度を制御する。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内を流通する空気(燃料電池スタック11から排出された空気)の大部分もしくは全部が、第4配管24内へ流通するように第3三方弁33を制御する。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、調圧弁34の弁開度を制御する。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、圧縮機12の駆動が停止されるように、圧縮機12の駆動を制御する。
したがって、燃料電池システム10が第2モードのときには、外部から圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第3配管23内へ流通する。第3配管23内へ流通した空気の大部分もしくは全部は、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内へ流通し、第2の吸入吐出口13bを介して回生圧縮機13に供給される。回生圧縮機13に供給された空気は、回生圧縮機13によって圧縮されて第1の吸入吐出口13aから接続配管25内に吐出される。回生圧縮機13によって圧縮されて接続配管25内に吐出された空気は、燃料電池スタック11に供給される。そして、燃料電池スタック11から排出された空気の大部分もしくは全部が、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内から第4配管24内へ流通して大気へ排出される。
次に、第1の実施形態の作用について説明する。
例えば、低速での走行時や降坂走行時などのように、燃料電池スタック11に対する要求発電量が予め定められた基準値未満である場合、すなわち、燃料電池スタック11に供給される空気の流量が、圧縮機12と回生圧縮機13とで圧縮効率が同等となる基準流量よりも少ない場合には、燃料電池システム10は、第2モードで駆動する。このとき、回生圧縮機13によって圧縮された空気が燃料電池スタック11に供給されるため、燃料電池スタック11に供給される空気を、圧縮機12によって圧縮する必要が無く、圧縮機12の駆動効率の低下を招くことが無い。
そして、例えば、高速での走行時や登坂走行時などのように、燃料電池スタック11に対する要求発電量が予め定められた基準値以上である場合、すなわち、燃料電池スタック11に供給される空気の流量が、圧縮機12と回生圧縮機13とで圧縮効率が同等となる基準流量よりも多い場合には、燃料電池システム10は、第1モードで駆動する。すると、圧縮機12によって圧縮された空気が燃料電池スタック11に供給されるとともに、燃料電池スタック11から排出された空気の排気エネルギーが回生圧縮機13によって効率良く回収される。
第1の実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)圧縮機12は、圧縮機12と回生圧縮機13とで圧縮効率が同等となる基準流量よりも多い流量側で回生圧縮機13よりも圧縮効率が高い。回生圧縮機13は、圧縮機12と回生圧縮機13とで圧縮効率が同等となる基準流量よりも少ない流量側で圧縮機12よりも圧縮効率が高い。燃料電池スタック11へ供給する空気の流量が基準流量よりも多い場合には、制御装置16は、燃料電池システム10の駆動を第1モードに切り換える。これによれば、圧縮機12によって圧縮されて吐出口12bから吐出された空気が、第1配管21を介して燃料電池スタック11に供給されるとともに、燃料電池スタック11から排出された空気が接続配管25及び第1の吸入吐出口13aを介して回生圧縮機13に供給される。そして、燃料電池スタック11から排出される空気の排気エネルギーを回生圧縮機13によって効率良く回収することができる。また、燃料電池スタック11へ供給する空気の流量が基準流量よりも少ない場合には、制御装置16は、燃料電池システム10の駆動を第2モードに切り換える。これによれば、第2配管22を介して第2の吸入吐出口13bから回生圧縮機13に空気が供給され、回生圧縮機13によって圧縮されて第1の吸入吐出口13aから吐出された空気が、接続配管25を介して燃料電池スタック11に供給される。よって、燃料電池スタック11へ供給する空気の流量が基準流量よりも少ないときに、燃料電池スタック11に供給する空気を、圧縮機12によって圧縮する必要が無く、圧縮機12の駆動効率の低下を招くことが無い。以上のことから、燃料電池スタック11から排出される空気の排気エネルギーを効率良く回収し、且つ圧縮機12の駆動効率を向上させることができる。
(2)燃料電池システム10は、第1配管21と、第2配管22と、第3配管23と、第1三方弁31と、を備えている。制御装置16は、第1モードのときに、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通するように第1三方弁31の弁開度を制御する。また、制御装置16は、第2モードのときに、第3配管23内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2の吸入吐出口13bから回生圧縮機13に供給されるように第1三方弁31の弁開度を制御する。このような構成は、燃料電池システム10を第1モードと第2モードとに切り換える構成として好適である。
(3)燃料電池システム10は、第3配管23の圧縮機配管20に対する弁開度を変更する第2三方弁32を備えている。制御装置16は、第1モードのときに、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、吸入口12aから圧縮機12に供給されるように第2三方弁32を制御する。また、制御装置16は、第2モードのときに、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第3配管23内へ流通するように第2三方弁32を制御する。このような構成は、燃料電池システム10を第1モードと第2モードとに切り換える構成として好適である。
(4)第1配管21内に、調圧弁34が設けられている。これによれば、例えば、調圧弁34を設けずに、制御装置16によって燃料電池システム10が第2モードに切り換えられているときに、圧縮機12によって燃料電池スタック11における空気の圧力を調節する場合に比べて、燃料電池スタック11における空気の圧力を精度良く調節することができる。
(5)燃料電池システム10は、第4配管24の第1配管21に対する弁開度を変更する第3三方弁33を備えている。制御装置16は、第1モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給されるように第3三方弁33を制御する。また、制御装置16は、第2モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第4配管24内へ流通するように第3三方弁33を制御する。これによれば、第2モードのときに、燃料電池スタック11から排出された空気の大部分もしくは全部が、圧縮機12を流通してしまうことを抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、燃料電池システムを具体化した第2の実施形態を図2にしたがって説明する。なお、以下に説明する実施形態では、既に説明した第1の実施形態と同一構成について同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
図2(a)及び(b)に示すように、燃料電池システム10は、第3配管23内に設けられる第1開閉弁41と、第2配管22のうち第2配管22と第3配管23との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内に設けられる第2開閉弁42と、を備えている。なお、第2の実施形態における燃料電池システム10では、第1の実施形態で説明した第3三方弁33及び調圧弁34が設けられている。そして、第2の実施形態における燃料電池システム10では、第1の実施形態で説明した第1三方弁31及び第2三方弁32は設けられていない。
制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1開閉弁41を閉弁するとともに第2開閉弁42を開弁する。具体的には、燃料電池システム10が第1モードのときには、第1開閉弁41が閉弁しているため、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、吸入口12aから圧縮機12に供給されるようになっている。また、燃料電池システム10が第1モードのときには、第2開閉弁42が開弁しているため、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13とは反対側に位置する配管内を流通するようになっている。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気(圧縮機12から排出された空気)の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給されるように第3三方弁33の弁開度を制御する。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、調圧弁34の弁開度が全開になるように、調圧弁34の駆動を制御する。なお、制御装置16は、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、回生圧縮機13に設けられた圧力調整バルブの開度を制御する。
制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第1開閉弁41を開弁するとともに第2開閉弁42を閉弁する。具体的には、燃料電池システム10が第2モードのときには、第1開閉弁41が開弁しているため、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第3配管23内へ流通するようになっている。また、燃料電池システム10が第2モードのときには、第2開閉弁42が閉弁しているため、第3配管23内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2の吸入吐出口13bから回生圧縮機13に供給されるようになっている。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内を流通する空気(燃料電池スタック11から排出された空気)の大部分もしくは全部が、第4配管24内へ流通するように第3三方弁33を制御する。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、調圧弁34の弁開度を制御する。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、圧縮機12の駆動が停止されるように、圧縮機12の駆動を制御する。
次に、第2の実施形態の作用について説明する。
図2(a)に示すように、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1開閉弁41を閉弁するとともに第2開閉弁42を開弁する。また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給されるように第3三方弁33の弁開度を制御する。さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、調圧弁34の弁開度が全開になるように、調圧弁34の駆動を制御する。なお、制御装置16は、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、回生圧縮機13に設けられた圧力調整バルブの開度を制御する。
したがって、燃料電池システム10が第1モードのときには、外部から圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内へ流通する。
詳細には、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の一部は、第3配管23内にも流入する。しかし、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分は、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内へ流通する。
そして、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内へ流通した空気は、吸入口12aを介して圧縮機12に空気が供給され、圧縮機12によって圧縮されて吐出口12bから第1配管21内に吐出される。圧縮機12によって圧縮されて吐出口12bから第1配管21内に吐出された空気は、インタークーラ14を通過する際に冷却される。さらに、インタークーラ14を通過し、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給される。そして、燃料電池スタック11から排出された空気は、接続配管25及び第1の吸入吐出口13aを介して回生圧縮機13に供給され、回生圧縮機13によって空気の排気エネルギーが回収される。さらに、回生圧縮機13の第2の吸入吐出口13bから吐出されて、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通する。
詳細には、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の一部は、第3配管23内にも流入する。しかし、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分は、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内へ流通する。そして、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通する空気が大気へ排出される。
図2(b)に示すように、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第1開閉弁41を開弁するとともに第2開閉弁42を閉弁する。また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第4配管24内へ流通するように第3三方弁33を制御する。また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、調圧弁34の弁開度を制御する。さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、圧縮機12の駆動が停止されるように、圧縮機12の駆動を制御する。
したがって、燃料電池システム10が第2モードのときには、外部から圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第3配管23内へ流通する。
詳細には、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の一部は、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内にも流通する。しかし、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分は、第3配管23内へ流通する。
第3配管23内へ流通した空気の大部分もしくは全部は、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内へ流通し、第2の吸入吐出口13bを介して回生圧縮機13に供給される。
詳細には、第3配管23内を流通する空気の一部は、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内にも流入する。しかし、第3配管23内へ流通した空気の大部分は、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内へ流通し、第2の吸入吐出口13bを介して回生圧縮機13に供給される。
回生圧縮機13に供給された空気は、回生圧縮機13によって圧縮されて第1の吸入吐出口13aから接続配管25内に吐出される。回生圧縮機13によって圧縮されて接続配管25内に吐出された空気は、燃料電池スタック11に供給される。そして、燃料電池スタック11から排出された空気の大部分もしくは全部が、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内から第4配管24内へ流通して大気へ排出される。したがって、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)、(4)、(5)と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
以下、燃料電池システムを具体化した第3の実施形態を図3にしたがって説明する。
図3(a)及び(b)に示すように、燃料電池システム10は、第2の実施形態と同様に第2開閉弁42を備えている。また、第3の実施形態における燃料電池システム10では、第1の実施形態で説明した第2三方弁32、第3三方弁33及び調圧弁34が設けられている。そして、第3の実施形態における燃料電池システム10では、第1の実施形態で説明した第1三方弁31は設けられていない。
制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、吸入口12aから圧縮機12に供給されるように第2三方弁32を制御する。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第2開閉弁42を開弁する。具体的には、燃料電池システム10が第1モードのときには、第2開閉弁42が開弁しているため、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13とは反対側に位置する配管内を流通するようになっている。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気(圧縮機12から排出された空気)の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給されるように第3三方弁33の弁開度を制御する。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、調圧弁34の弁開度が全開になるように、調圧弁34の駆動を制御する。なお、制御装置16は、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、回生圧縮機13に設けられた圧力調整バルブの開度を制御する。
制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第3配管23内へ流通するように第2三方弁32を制御する。また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第2開閉弁42を閉弁する。具体的には、燃料電池システム10が第2モードのときには、第2開閉弁42が閉弁しているため、第3配管23内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2の吸入吐出口13bから回生圧縮機13に供給されるようになっている。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内を流通する空気(燃料電池スタック11から排出された空気)の大部分もしくは全部が、第4配管24内へ流通するように第3三方弁33を制御する。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、調圧弁34の弁開度を制御する。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、圧縮機12の駆動が停止されるように、圧縮機12の駆動を制御する。
次に、第3の実施形態の作用について説明する。
図3(a)に示すように、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、吸入口12aから圧縮機12に供給されるように第2三方弁32を制御する。また、制御装置16は、第1モードのときに、第2開閉弁42を開弁する。また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給されるように第3三方弁33の弁開度を制御する。また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、調圧弁34の弁開度が全開になるように、調圧弁34の駆動を制御する。なお、制御装置16は、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、回生圧縮機13に設けられた圧力調整バルブの開度を制御する。
したがって、燃料電池システム10が第1モードのときには、外部から圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内へ流通する。そして、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内へ流通した空気は、吸入口12aを介して圧縮機12に空気が供給され、圧縮機12によって圧縮されて吐出口12bから第1配管21内に吐出される。圧縮機12によって圧縮されて吐出口12bから第1配管21内に吐出された空気は、インタークーラ14を通過する際に冷却される。さらに、インタークーラ14を通過し、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給される。そして、燃料電池スタック11から排出された空気は、接続配管25及び第1の吸入吐出口13aを介して回生圧縮機13に供給され、回生圧縮機13によって空気の排気エネルギーが回収される。さらに、回生圧縮機13の第2の吸入吐出口13bから吐出されて、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通する。
詳細には、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の一部は、第3配管23内にも流入する。しかし、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分は、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内へ流通する。そして、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通する空気が大気へ排出される。
図3(b)に示すように、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第3配管23内へ流通するように第2三方弁32を制御する。さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第2開閉弁42を閉弁する。また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第4配管24内へ流通するように第3三方弁33を制御する。また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、調圧弁34の弁開度を制御する。さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、圧縮機12の駆動が停止されるように、圧縮機12の駆動を制御する。
したがって、燃料電池システム10が第2モードのときには、外部から圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第3配管23内へ流通する。第3配管23内へ流通した空気の大部分もしくは全部は、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内へ流通し、第2の吸入吐出口13bを介して回生圧縮機13に供給される。
詳細には、第3配管23内を流通する空気の一部は、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内にも流入する。しかし、第3配管23内を流通する空気の大部分は、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内へ流通し、第2の吸入吐出口13bを介して回生圧縮機13に供給される。
回生圧縮機13に供給された空気は、回生圧縮機13によって圧縮されて第1の吸入吐出口13aから接続配管25内に吐出される。回生圧縮機13によって圧縮されて接続配管25内に吐出された空気は、燃料電池スタック11に供給される。そして、燃料電池スタック11から排出された空気の大部分もしくは全部が、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内から第4配管24内へ流通して大気へ排出される。したがって、第3の実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)、(4)、(5)と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
以下、燃料電池システムを具体化した第4の実施形態を図4にしたがって説明する。
図4(a)及び(b)に示すように、燃料電池システム10は、第2の実施形態と同様に第1開閉弁41を備えている。また、第4の実施形態における燃料電池システム10では、第1の実施形態で説明した第1三方弁31、第3三方弁33及び調圧弁34が設けられている。そして、第4の実施形態における燃料電池システム10では、第1の実施形態で説明した第2三方弁32は設けられていない。
制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1開閉弁41を閉弁する。具体的には、燃料電池システム10が第1モードのときには、第1開閉弁41が閉弁しているため、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、吸入口12aから圧縮機12に供給されるようになっている。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気(燃料電池スタック11から排出された空気)の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通するように第1三方弁31の弁開度を制御する。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気(圧縮機12から排出された空気)の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給されるように第3三方弁33の弁開度を制御する。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、調圧弁34の弁開度が全開になるように、調圧弁34の駆動を制御する。なお、制御装置16は、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、回生圧縮機13に設けられた圧力調整バルブの開度を制御する。
制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第1開閉弁41を開弁する。具体的には、燃料電池システム10が第2モードのときには、第1開閉弁41が開弁しているため、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第3配管23内へ流通するようになっている。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第3配管23内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2の吸入吐出口13bから回生圧縮機13に供給されるように第1三方弁31の弁開度を制御する。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内を流通する空気(燃料電池スタック11から排出された空気)の大部分もしくは全部が、第4配管24内へ流通するように第3三方弁33を制御する。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、調圧弁34の弁開度を制御する。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、圧縮機12の駆動が停止されるように、圧縮機12の駆動を制御する。
次に、第4の実施形態の作用について説明する。
図4(a)に示すように、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通するように第1三方弁31の弁開度を制御する。また、制御装置16は、第1モードのときに、第1開閉弁41を閉弁する。さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給されるように第3三方弁33の弁開度を制御する。また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、調圧弁34の弁開度が全開になるように、調圧弁34の駆動を制御する。なお、制御装置16は、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、回生圧縮機13に設けられた圧力調整バルブの開度を制御する。
したがって、燃料電池システム10が第1モードのときには、外部から圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内へ流通する。
詳細には、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の一部は、第3配管23内にも流入する。しかし、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分は、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内へ流通する。
そして、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内へ流通した空気は、吸入口12aを介して圧縮機12に空気が供給され、圧縮機12によって圧縮されて吐出口12bから第1配管21内に吐出される。圧縮機12によって圧縮されて吐出口12bから第1配管21内に吐出された空気は、インタークーラ14を通過する際に冷却される。さらに、インタークーラ14を通過し、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給される。そして、燃料電池スタック11から排出された空気は、接続配管25及び第1の吸入吐出口13aを介して回生圧縮機13に供給され、回生圧縮機13によって空気の排気エネルギーが回収される。さらに、回生圧縮機13の第2の吸入吐出口13bから吐出されて、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通する。そして、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通する空気が大気へ排出される。
図4(b)に示すように、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第3配管23内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2の吸入吐出口13bから回生圧縮機13に供給されるように第1三方弁31の弁開度を制御する。また、制御装置16は、第2モードのときに、第1開閉弁41を開弁する。さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第4配管24内へ流通するように第3三方弁33を制御する。また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、調圧弁34の弁開度を制御する。さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、圧縮機12の駆動が停止されるように、圧縮機12の駆動を制御する。
したがって、燃料電池システム10が第2モードのときには、外部から圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第3配管23内へ流通する。
詳細には、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の一部は、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内にも流通する。しかし、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分は、第3配管23内へ流通する。
第3配管23内へ流通した空気の大部分もしくは全部は、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内へ流通し、第2の吸入吐出口13bを介して回生圧縮機13に供給される。回生圧縮機13に供給された空気は、回生圧縮機13によって圧縮されて第1の吸入吐出口13aから接続配管25内に吐出される。回生圧縮機13によって圧縮されて接続配管25内に吐出された空気は、燃料電池スタック11に供給される。そして、燃料電池スタック11から排出された空気の大部分もしくは全部が、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内から第4配管24内へ流通して大気へ排出される。
(第5の実施形態)
以下、燃料電池システムを具体化した第5の実施形態を図5にしたがって説明する。
図5(a)及び(b)に示すように、第3配管23の一端は第2配管22に接続されており、他端が外部に連通している。燃料電池システム10は、第2の実施形態と同様に第1開閉弁41及び第2開閉弁42を備えている。また、第5の実施形態における燃料電池システム10では、第1の実施形態で説明した第3三方弁33及び調圧弁34が設けられている。そして、第5の実施形態における燃料電池システム10では、第1の実施形態で説明した第1三方弁31及び第2三方弁32は設けられていない。
制御装置16は、第1モードのときに、第1開閉弁41を閉弁するとともに第2開閉弁42を開弁する。具体的には、燃料電池システム10が第1モードのときには、第1開閉弁41が閉弁しているため、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内から第3配管23に流入した空気が、第3配管23における第1開閉弁41よりも外部側に位置する配管内へ流入することが規制されている。また、燃料電池システム10が第1モードのときには、第2開閉弁42が開弁しているため、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13とは反対側に位置する配管内を流通するようになっている。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気(圧縮機12から排出された空気)の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給されるように第3三方弁33の弁開度を制御する。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、調圧弁34の弁開度が全開になるように、調圧弁34の駆動を制御する。なお、制御装置16は、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、回生圧縮機13に設けられた圧力調整バルブの開度を制御する。
制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第1開閉弁41を開弁するとともに第2開閉弁42を閉弁する。具体的には、燃料電池システム10が第2モードのときには、第1開閉弁41が開弁しているため、外部から第3配管23内へ流入した空気の大部分もしくは全部が第3配管23と第2配管22との接続箇所に向かって流れるようになっている。また、燃料電池システム10が第2モードのときには、第2開閉弁42が閉弁しているため、第3配管23内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2の吸入吐出口13bから回生圧縮機13に供給されるようになっている。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内を流通する空気(燃料電池スタック11から排出された空気)の大部分もしくは全部が、第4配管24内へ流通するように第3三方弁33を制御する。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、調圧弁34の弁開度を制御する。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、圧縮機12の駆動が停止されるように、圧縮機12の駆動を制御する。
次に、第5の実施形態の作用について説明する。
図5(a)に示すように、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1開閉弁41を閉弁するとともに第2開閉弁42を開弁する。また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給されるように第3三方弁33の弁開度を制御する。さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、調圧弁34の弁開度が全開になるように、調圧弁34の駆動を制御する。なお、制御装置16は、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、回生圧縮機13に設けられた圧力調整バルブの開度を制御する。
したがって、燃料電池システム10が第1モードのときには、外部から圧縮機配管20及び吸入口12aを介して圧縮機12に空気が供給されるとともに圧縮機12によって圧縮されて吐出口12bから第1配管21内に吐出される。圧縮機12によって圧縮されて吐出口12bから第1配管21内に吐出された空気は、インタークーラ14を通過する際に冷却される。さらに、インタークーラ14を通過し、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給される。そして、燃料電池スタック11から排出された空気は、接続配管25及び第1の吸入吐出口13aを介して回生圧縮機13に供給され、回生圧縮機13によって空気の排気エネルギーが回収される。さらに、回生圧縮機13の第2の吸入吐出口13bから吐出されて、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通する。
詳細には、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の一部は、第3配管23内にも流入する。しかし、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分は、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内へ流通する。そして、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通する空気が大気へ排出される。
図5(b)に示すように、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第1開閉弁41を開弁するとともに第2開閉弁42を閉弁する。また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第4配管24内へ流通するように第3三方弁33を制御する。さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、調圧弁34の弁開度を制御する。また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、圧縮機12の駆動が停止されるように、圧縮機12の駆動を制御する。
したがって、燃料電池システム10が第2モードのときには、外部から第3配管23内へ流通した空気の大部分もしくは全部は、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内へ流通し、第2の吸入吐出口13bを介して回生圧縮機13に供給される。
詳細には、第3配管23内を流通する空気の一部は、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内にも流入する。しかし、第3配管23内を流通する空気の大部分は、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内へ流通し、第2の吸入吐出口13bを介して回生圧縮機13に供給される。
回生圧縮機13に供給された空気は、回生圧縮機13によって圧縮されて第1の吸入吐出口13aから接続配管25内に吐出される。回生圧縮機13によって圧縮されて接続配管25内に吐出された空気は、燃料電池スタック11に供給される。そして、燃料電池スタック11から排出された空気の大部分もしくは全部が、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内から第4配管24内へ流通して大気へ排出される。
(第6の実施形態)
以下、燃料電池システムを具体化した第6の実施形態を図6にしたがって説明する。
図6(a)及び(b)に示すように、第3配管23の一端は第2配管22に接続されており、他端が外部に連通している。また、第6の実施形態における燃料電池システム10では、第1の実施形態で説明した第1三方弁31、第3三方弁33及び調圧弁34が設けられている。そして、第6の実施形態における燃料電池システム10では、第1の実施形態で説明した第2三方弁32は設けられていない。
制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気(燃料電池スタック11から排出された空気)の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通するように第1三方弁31の弁開度を制御する。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気(圧縮機12から排出された空気)の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給されるように第3三方弁33の弁開度を制御する。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、調圧弁34の弁開度が全開になるように、調圧弁34の駆動を制御する。なお、制御装置16は、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、回生圧縮機13に設けられた圧力調整バルブの開度を制御する。
制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第3配管23内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2の吸入吐出口13bから回生圧縮機13に供給されるように第1三方弁31の弁開度を制御する。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内を流通する空気(燃料電池スタック11から排出された空気)の大部分もしくは全部が、第4配管24内へ流通するように第3三方弁33を制御する。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、調圧弁34の弁開度を制御する。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、圧縮機12の駆動が停止されるように、圧縮機12の駆動を制御する。
次に、第6の実施形態の作用について説明する。
図6(a)に示すように、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通するように第1三方弁31の弁開度を制御する。また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給されるように第3三方弁33の開度を制御する。さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、調圧弁34の弁開度が全開になるように、調圧弁34の駆動を制御する。なお、制御装置16は、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、回生圧縮機13に設けられた圧力調整バルブの開度を制御する。
したがって、燃料電池システム10が第1モードのときには、外部から圧縮機配管20及び吸入口12aを介して圧縮機12に空気が供給されるとともに圧縮機12によって圧縮されて吐出口12bから第1配管21内に吐出される。圧縮機12によって圧縮されて吐出口12bから第1配管21内に吐出された空気は、インタークーラ14を通過する際に冷却される。さらに、インタークーラ14を通過し、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給される。そして、燃料電池スタック11から排出された空気は、接続配管25及び第1の吸入吐出口13aを介して回生圧縮機13に供給され、回生圧縮機13によって空気の排気エネルギーが回収される。さらに、回生圧縮機13の第2の吸入吐出口13bから吐出されて、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通する。そして、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通する空気が大気へ排出される。
図6(b)に示すように、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第3配管23内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2の吸入吐出口13bから回生圧縮機13に供給されるように第1三方弁31の弁開度を制御する。また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第4配管24内へ流通するように第3三方弁33を制御する。さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、燃料電池スタック11に供給する空気の圧力が、要求発電量を燃料電池スタック11で発電するために必要な圧力となるように、調圧弁34の弁開度を制御する。さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、圧縮機12の駆動が停止されるように、圧縮機12の駆動を制御する。
したがって、燃料電池システム10が第2モードのときには、外部から第3配管23内へ流通した空気の大部分もしくは全部は、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内へ流通し、第2の吸入吐出口13bを介して回生圧縮機13に供給される。回生圧縮機13に供給された空気は、回生圧縮機13によって圧縮されて第1の吸入吐出口13aから接続配管25内に吐出される。回生圧縮機13によって圧縮されて接続配管25内に吐出された空気は、燃料電池スタック11に供給される。そして、燃料電池スタック11から排出された空気の大部分もしくは全部が、第1配管21のうち第1配管21と第4配管24との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内から第4配管24内へ流通して大気へ排出される。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 第1の実施形態において、第2三方弁32を削除した燃料電池システム10の構成であってもよい。
○ 第2の実施形態において、第1開閉弁41を削除した燃料電池システム10の構成であってもよい。
○ 第1〜第6の実施形態において、第3三方弁33を削除して、調圧弁34を第3三方弁として機能させ、第4配管24の一端を、第1配管21における調圧弁34が設けられている位置に接続するようにしてもよい。
○ 第2の実施形態において、第1開閉弁41を削除し、且つ第3三方弁33を削除して、調圧弁34を第3三方弁として機能させ、第4配管24の一端を、第1配管21における調圧弁34が設けられている位置に接続するようにした燃料電池システム10の構成であってもよい。
○ 第5及び第6の実施形態において、第3三方弁33及び第4配管24を削除した燃料電池システム10の構成であってもよい。
○ 第1〜第6の実施形態において、調圧弁34を削除した燃料電池システム10の構成であってもよい。
○ 第1の実施形態において、第2三方弁32を削除し、且つ調圧弁34を削除した燃料電池システム10の構成であってもよい。
○ 第2の実施形態において、第1開閉弁41を削除し、且つ調圧弁34を削除した燃料電池システム10の構成であってもよい。
○ 第1〜第6の実施形態において、第3三方弁33及び調圧弁34を削除し、第4配管24の一端を、第1配管21における調圧弁34が設けられていた位置に接続するようにしてもよい。
○ 第1の実施形態において、第2三方弁32、第3三方弁33及び調圧弁34を削除し、第4配管24の一端を、第1配管21における調圧弁34が設けられていた位置に接続するようにしてもよい。
○ 第2の実施形態において、第1開閉弁41、第3三方弁33及び調圧弁34を削除し、第4配管24の一端を、第1配管21における調圧弁34が設けられていた位置に接続するようにした燃料電池システム10の構成であってもよい。
○ 第5及び第6の実施形態において、第3三方弁33及び第4配管24を削除し、且つ調圧弁34を削除した燃料電池システム10の構成であってもよい。
○ 第1〜第6の実施形態では、回生圧縮機13によって圧縮されて接続配管25内に吐出された空気は、接続配管25を介して燃料電池スタック11に供給されているが、これに限らず、第1流路を介して燃料電池スタック11に供給してもよい。例えば、図7(a)及び(b)に示すように、燃料電池システム10は、一端が第1配管21に接続されるとともに、他端が接続配管25に接続される迂回配管26と、迂回配管26の第1配管21に対する開度を変更する第4三方弁54と、迂回配管26の接続配管25に対する開度を変更する第5三方弁55と、を備えていてもよい。さらに、燃料電池システム10は、一端が、接続配管25に接続される排出配管27と、排出配管27の接続配管25に対する開度を変更する第6三方弁56と、を備えていてもよい。第6三方弁56は、接続配管25のうち、第5三方弁55が設けられた位置よりも燃料電池スタック11側の位置に配置されている。また、燃料電池システム10は、第3配管23内に設けられる第1開閉弁41と、第3配管23の第2配管22に対する開度を変更する第1三方弁31と、を備えている。
図7(a)に示すように、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通するように第1三方弁31の弁開度を制御する。また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1開閉弁41を閉弁する。具体的には、燃料電池システム10が第1モードのときには、第1開閉弁41が閉弁しているため、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、吸入口12aから圧縮機12に供給されるようになっている。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、第1配管21のうち第1配管21と迂回配管26との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給されるように第4三方弁54の弁開度を制御する。さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第1モードのときに、燃料電池スタック11から排出される空気の大部分もしくは全部が、接続配管25を介して第1の吸入吐出口13aに供給されるように第5三方弁55及び第6三方弁56の弁開度を制御する。
したがって、燃料電池システム10が第1モードのときには、外部から圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内へ流通する。
詳細には、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の一部は、第3配管23内にも流入する。しかし、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分は、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内へ流通する。
そして、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内へ流通した空気は、吸入口12aを介して圧縮機12に空気が供給され、圧縮機12によって圧縮されて吐出口12bから第1配管21内に吐出される。圧縮機12によって圧縮されて吐出口12bから第1配管21内に吐出された空気は、インタークーラ14を通過する際に冷却される。さらに、インタークーラ14を通過し、第1配管21のうち第1配管21と迂回配管26との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、燃料電池スタック11に供給される。そして、燃料電池スタック11から排出された空気は、接続配管25及び第1の吸入吐出口13aを介して回生圧縮機13に供給され、回生圧縮機13によって空気の排気エネルギーが回収される。さらに、回生圧縮機13の第2の吸入吐出口13bから吐出されて、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通する。そして、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側とは反対側に位置する配管内を流通する空気が大気へ排出される。
図7(b)に示すように、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、第3配管23内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第2の吸入吐出口13bから回生圧縮機13に供給されるように第1三方弁31の弁開度を制御するとともに、第1開閉弁41を開弁する。具体的には、燃料電池システム10が第2モードのときには、第1開閉弁41が開弁しているため、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第3配管23内へ流通するようになっている。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、接続配管25のうち接続配管25と迂回配管26との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、迂回配管26内へ流通するように第5三方弁55の弁開度を制御する。
さらに、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、迂回配管26内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第1配管21のうち迂回配管26と第1配管21との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内へ流通するように第4三方弁54の弁開度を制御する。
また、制御装置16は、燃料電池システム10が第2モードのときに、接続配管25のうち接続配管25と排出配管27との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、排出配管27内へ流通するように第6三方弁56の弁開度を制御する。
したがって、燃料電池システム10が第2モードのときには、外部から圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、第3配管23内へ流通する。
詳細には、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の一部は、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側に位置する配管内にも流通する。しかし、圧縮機配管20のうち圧縮機配管20と第3配管23との接続箇所に対して圧縮機12側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分は、第3配管23内へ流通する。
第3配管23内へ流通した空気の大部分もしくは全部は、第2配管22のうち第3配管23と第2配管22との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内へ流通し、第2の吸入吐出口13bを介して回生圧縮機13に供給される。回生圧縮機13に供給された空気は、回生圧縮機13によって圧縮されて第1の吸入吐出口13aから接続配管25内に吐出される。回生圧縮機13によって圧縮されて第1の吸入吐出口13aから接続配管25内に吐出された空気の大部分もしくは全部は、接続配管25のうち接続配管25と迂回配管26との接続箇所に対して回生圧縮機13側に位置する配管内から迂回配管26内へ流通する。迂回配管26内を流通する空気の大部分もしくは全部は、第1配管21のうち迂回配管26と第1配管21との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内へ流通し、燃料電池スタック11に供給される。そして、燃料電池スタック11から排出された空気の大部分もしくは全部が、接続配管25のうち接続配管25と排出配管27との接続箇所に対して燃料電池スタック11側に位置する配管内から排出配管27内へ流通して大気へ排出される。
このような燃料電池システム10の構成によれば、燃料電池システム10が、第1モード及び第2モードのいずれのモードであっても、燃料電池スタック11に供給される空気は、第1配管21内から燃料電池スタック11に供給されて接続配管25内に排出されるようになる。よって、燃料電池スタック11内の空気の流れを、第1モードと第2モードとで同じにすることができる。
なお、燃料電池システム10が、第1モード及び第2モードのいずれのモードであっても、燃料電池スタック11に供給される空気が、接続配管25内から燃料電池スタック11に供給されて第1配管21内に排出されるような構成であってもよい。また、図7に示す実施形態において、調圧弁34をさらに備えた燃料電池システム10の構成であってもよい。
○ 図7に示す実施形態において、例えば、回生圧縮機13に第1の吸入吐出口13aが二つ設けられていてもよい。そして、燃料電池スタック11から排出される空気が流通するとともに回生圧縮機13の二つの第1の吸入吐出口13aの一方に接続される配管と、回生圧縮機13の二つの第1の吸入吐出口13aの他方から吐出される空気が流通するとともに第1配管21に接続される配管と、を備えた燃料電池システム10であってもよい。
○ 第1〜第6の実施形態において、第3三方弁33を削除し、第4配管24内に開閉弁を設けた燃料電池システム10の構成であってもよい。
○ 回生圧縮機13は、容積型の電動流体機械であったが、例えば、遠心羽根車を備えたターボ式の電動流体機械であってもよい。この場合、回生圧縮機13の遠心羽根車は、圧縮機12と回生圧縮機13とで圧縮効率が同等となる基準流量よりも少ない流量側で圧縮機12よりも圧縮効率が高い形状に設計されている。
○ 圧縮機12は、電動モータで駆動するターボ式の電動流体機械であったが、例えば、スクロール式の電動流体機械やルーツ式の電動流体機械であってもよい。また、回生圧縮機13が、例えば、スクロール式の電動流体機械やターボ式の電動流体機械であってもよい。
○ 上記各実施形態において、制御装置16は、燃料電池スタック11に対する要求発電量に関係性があるパラメータに基づいて、第1モードと第2モードとに切り換えてもよい。燃料電池スタック11に対する要求発電量に関係性があるパラメータとして、例えば、圧縮機12や回生圧縮機13の吐出圧力や、圧縮機12や回生圧縮機13から燃料電池スタック11に供給される空気の流量を用いてもよいし、燃料電池スタック11に供給される空気の温度を用いてもよい。圧縮機12や回生圧縮機13の吐出圧力や、圧縮機12や回生圧縮機13から燃料電池スタック11に供給される空気の流量、燃料電池スタック11に供給される空気の温度は、燃料電池スタック11に対する要求発電量に対応して一義的に決まるパラメータである。よって、制御装置16が、これらのパラメータに基づいて、第1モードと第2モードとに切り換えるということは、制御装置16は、燃料電池スタック11に対する要求発電量に基づいて、第1モードと第2モードとに切り換えていることと同じである。
○ 上記各実施形態において、インタークーラ14を削除してもよい。
○ 上記各実施形態において、燃料電池システム10が第1モードのときに、制御装置16は、燃料電池スタック11へ供給する空気の圧力が、燃料電池スタック11にて要求発電量を発電するために必要な圧力となるように回生圧縮機13の回転数を制御してもよい。
10…燃料電池システム、11…燃料電池スタック、12…圧縮機、12a…吸入口、12b…吐出口、13…回生圧縮機、13a…第1の吸入吐出口、13b…第2の吸入吐出口、16…制御装置、20…圧縮機配管、21…第1流路を構成する第1配管、22…第2流路を構成する第2配管、23…第3配管、24…第4配管、25…接続流路を構成する接続配管、31…第1三方弁、32…第2三方弁、33…第3三方弁、34…第3開閉弁に相当する調圧弁、41…第1開閉弁、42…第2開閉弁。

Claims (8)

  1. 燃料電池スタックと、
    吸入口から供給された空気を圧縮して吐出口から吐出する圧縮機と、
    第1の吸入吐出口と第2の吸入吐出口とを有し、前記第1の吸入吐出口から供給された空気の排気エネルギーを回収する回生機能と前記第2の吸入吐出口から供給された空気を圧縮して前記第1の吸入吐出口から吐出する圧縮機能とを有する回生圧縮機と、
    前記圧縮機の前記吐出口と前記燃料電池スタックとの間を繋ぐ第1流路と、
    前記第2の吸入吐出口に接続される第2流路と、
    前記燃料電池スタックと前記回生圧縮機の前記第1の吸入吐出口との間を繋ぐ接続流路と、を備えた燃料電池システムであって、
    前記圧縮機は、前記圧縮機と前記回生圧縮機とで圧縮効率が同等となる基準流量よりも多い流量側で前記回生圧縮機よりも圧縮効率が高く、
    前記回生圧縮機は、前記基準流量よりも少ない流量側で前記圧縮機よりも圧縮効率が高く、
    前記燃料電池スタックへ供給する空気の流量が前記基準流量よりも多い場合に、前記吐出口から吐出された空気を前記燃料電池スタックに供給するとともに、前記燃料電池スタックから排出された空気を前記回生圧縮機に供給する第1モードと、
    前記燃料電池スタックへ供給する空気の流量が前記基準流量よりも少ない場合に、空気を前記第2流路を介して前記第2の吸入吐出口から前記回生圧縮機に供給するとともに、前記第1の吸入吐出口から吐出された空気を前記燃料電池スタックに供給する第2モードと、に切り換える制御装置を備えたことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記第1流路を構成する第1配管と、
    前記第2流路を構成する第2配管と、
    一端が、前記第2配管に接続される第3配管と、
    前記第3配管の前記第2配管に対する弁開度を変更する第1三方弁と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1モードのときに、前記第2配管のうち前記第3配管と前記第2配管との接続箇所に対して前記回生圧縮機側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、前記第2配管のうち前記第3配管と前記第2配管との接続箇所に対して前記回生圧縮機側とは反対側に位置する配管内を流通し、
    前記第2モードのときに、前記第3配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、前記第2の吸入吐出口から前記回生圧縮機に供給されるように前記第1三方弁の前記弁開度を制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記第1流路を構成する第1配管と、
    前記第2流路を構成する第2配管と、
    一端が、前記第2配管に接続される第3配管と、
    前記第3配管内に設けられる第1開閉弁と、
    前記第2配管のうち当該第2配管と前記第3配管との接続箇所に対して前記回生圧縮機側とは反対側に位置する配管内に設けられる第2開閉弁と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1モードのときに、前記第1開閉弁を閉弁するとともに前記第2開閉弁を開弁し、
    前記第2モードのときに、前記第1開閉弁を開弁するとともに前記第2開閉弁を閉弁することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  4. 前記第1流路を構成する第1配管と、
    前記第2流路を構成する第2配管と、
    一端が前記第2配管に接続されるとともに、他端が前記圧縮機の前記吸入口に接続される圧縮機配管に接続される第3配管と、
    前記第3配管の前記圧縮機配管に対する弁開度を変更する第2三方弁と、
    前記第2配管のうち当該第2配管と前記第3配管との接続箇所に対して前記回生圧縮機側とは反対側に位置する配管内に設けられる第2開閉弁と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1モードのときに、前記圧縮機配管のうち前記圧縮機配管と前記第3配管との接続箇所に対して前記圧縮機側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、前記吸入口から前記圧縮機に供給されるように前記第2三方弁を制御するとともに、前記第2開閉弁を開弁し、
    前記第2モードのときに、前記圧縮機配管のうち前記圧縮機配管と前記第3配管との接続箇所に対して前記圧縮機側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、前記第3配管内へ流通するように前記第2三方弁を制御するとともに、前記第2開閉弁を閉弁することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  5. 前記第3配管の他端は、前記圧縮機の前記吸入口に接続される圧縮機配管に接続され、
    前記第3配管の前記圧縮機配管に対する弁開度を変更する第2三方弁を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1モードのときに、前記圧縮機配管のうち前記圧縮機配管と前記第3配管との接続箇所に対して前記圧縮機側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、前記吸入口から前記圧縮機に供給され、前記第2モードのときに、前記圧縮機配管のうち前記圧縮機配管と前記第3配管との接続箇所に対して前記圧縮機側とは反対側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、前記第3配管内へ流通するように前記第2三方弁を制御することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  6. 前記第1配管内には、第3開閉弁が設けられていることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  7. 一端が、前記第1配管に接続される第4配管と、
    前記第4配管の前記第1配管に対する弁開度を変更する第3三方弁と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1モードのときに、前記第1配管のうち当該第1配管と前記第4配管との接続箇所に対して前記圧縮機側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、前記燃料電池スタックに供給され、前記第2モードのときに、前記第1配管のうち当該第1配管と前記第4配管との接続箇所に対して前記燃料電池スタック側に位置する配管内を流通する空気の大部分もしくは全部が、前記第4配管内へ流通するように前記第3三方弁を制御することを特徴とする請求項6に記載の燃料電池システム。
  8. 燃料電池スタックと、
    吸入口から供給された空気を圧縮して吐出する圧縮機と、を備えた燃料電池システムであって、
    第1の吸入吐出口と第2の吸入吐出口とを有し、前記第1の吸入吐出口から供給された空気の排気エネルギーを回収する回生機能と前記第2の吸入吐出口から供給された空気を圧縮して前記第1の吸入吐出口から吐出する圧縮機能とを有する回生圧縮機と、
    前記圧縮機から吐出された空気が前記燃料電池スタックに供給されるとともに、前記燃料電池スタックから排出された空気のエネルギーを前記回生圧縮機によって回収する第1モード、及び前記回生圧縮機の前記第1の吸入吐出口から吐出された空気が前記燃料電池スタックに供給される第2モードにそれぞれ切り換える制御装置と、を備え、
    前記第2モード時に前記回生圧縮機の前記第1の吸入吐出口から吐出される空気の流量は、前記第1モード時に前記圧縮機から吐出される空気の流量よりも少なく、
    前記回生圧縮機の前記第2モード時の圧縮効率は、前記圧縮機から前記第2モード時に前記回生圧縮機の前記第1の吸入吐出口から吐出される空気の流量を吐出させた場合の前記圧縮機の圧縮効率よりも高く、
    前記制御装置は、前記燃料電池スタックに対する要求発電量に基づいて、前記第1モードと前記第2モードとに切り換えることを特徴とする燃料電池システム。
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