JP2013171730A - 燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【課題】コンプレッサを駆動する電動機への湿潤なオフガスの浸入を防止して、燃料電池のカソードオフガスを燃料電池のカソード入口に再循環させることができる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】コンプレッサ30とエキスパンダ32は、電動機31を挟んでコンプレッサ30の吸入口30aから電動機31を介したエキスパンダ32への通気が可能に配置され、コントローラ80は、排出路開閉弁51を閉弁すると共に、再循環路開閉弁53及びオフガスバイパス路開閉弁56を開弁した状態で、電動機31によりコンプレッサ30を駆動して、コンプレッサ30から酸化剤供給路40に酸化剤ガスを供給することにより、燃料電池10のカソード出口12からオフガスバイパス路55とエキスパンダ32とオフガス再循環路52とを介して、燃料電池10のカソード入口11にオフガスを再循環させるオフガス再循環運転を実行する。
【選択図】 図2
【解決手段】コンプレッサ30とエキスパンダ32は、電動機31を挟んでコンプレッサ30の吸入口30aから電動機31を介したエキスパンダ32への通気が可能に配置され、コントローラ80は、排出路開閉弁51を閉弁すると共に、再循環路開閉弁53及びオフガスバイパス路開閉弁56を開弁した状態で、電動機31によりコンプレッサ30を駆動して、コンプレッサ30から酸化剤供給路40に酸化剤ガスを供給することにより、燃料電池10のカソード出口12からオフガスバイパス路55とエキスパンダ32とオフガス再循環路52とを介して、燃料電池10のカソード入口11にオフガスを再循環させるオフガス再循環運転を実行する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、燃料電池のオフガスからエネルギーを回収するエキスパンダを備えた燃料電池システムに関する。
従来より、燃料電池システムにおいて、燃料電池のカソードの出口から排出される湿潤なオフガスの一部を、燃料電池のカソードの入口に空気(酸化剤ガス)を供給するコンプレッサの入口側に再循環するオフガスリターン路を設けた構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された構成によれば、コンプレッサに吸入される空気とオフガスリターン路から再循環されるオフガスとが、コンプレッサ内で混合されるため、空気の濃度と水分を均一化して燃料電池のカソードに供給することができる。
また、燃料電池から排出されるオフガスにより駆動されるエキスパンダを、燃料電池に空気(酸化剤ガス)を送出するコンプレッサと同軸に設けることにより、オフガスのエネルギーを回収するようにした構成が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
上記特許文献1に記載された燃料電池の構成を、上記特許文献2に記載された燃料電池システムに適用して、燃料電池のカソードの出口から排出される湿潤なオフガスを、コンプレッサの入口側に再循環させることが考えられる。しかし、この場合には、コンプレッサに吸入された湿潤なオフガスが、コンプレッサを駆動する電動機の内部に浸入して、電動機内部を腐食させるおそれや、電動機内でオフガスの水分が凍結するおそれがある。
本発明は上記背景に鑑みてなされたものであり、コンプレッサを駆動する電動機への湿潤なオフガスの浸入を防止して、燃料電池のカソードオフガスを燃料電池のカソード入口に再循環させることができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、
燃料電池と、
前記燃料電池のカソード入口に接続されて、カソードに酸化剤ガスを供給する酸化剤供給路と、
前記燃料電池のカソード出口に接続されて、カソード出口からオフガスが排出される酸化剤排出路と、
前記酸化剤供給路に酸化剤ガスを送出するコンプレッサと、
前記コンプレッサを駆動する電動機と、
前記酸化剤排出路から排出されるオフガスにより駆動されて、前記コンプレッサに動力を伝達するエキスパンダとを備えた燃料電池システムに関する。
燃料電池と、
前記燃料電池のカソード入口に接続されて、カソードに酸化剤ガスを供給する酸化剤供給路と、
前記燃料電池のカソード出口に接続されて、カソード出口からオフガスが排出される酸化剤排出路と、
前記酸化剤供給路に酸化剤ガスを送出するコンプレッサと、
前記コンプレッサを駆動する電動機と、
前記酸化剤排出路から排出されるオフガスにより駆動されて、前記コンプレッサに動力を伝達するエキスパンダとを備えた燃料電池システムに関する。
そして、
前記コンプレッサと前記エキスパンダは、前記電動機を挟んで、前記コンプレッサの吸入口から前記電動機を介した前記エキスパンダへの通気が可能に配置され、
前記酸化剤供給路と前記酸化剤排出路を連通するオフガス再循環路と、
前記オフガス再循環路を開閉する再循環路開閉弁と、
前記燃料電池のカソード出口と前記エキスパンダの吐出口とを連通するオフガスバイパス路と、
前記オフガスバイパス路を開閉するオフガスバイパス路開閉弁と、
前記再循環路開閉弁及び前記オフガスバイパス路開閉弁を開弁した状態で、前記電動機により前記コンプレッサを駆動して、前記コンプレッサから前記酸化剤供給路に酸化剤ガスを供給することにより、前記燃料電池のカソード出口から前記オフガスバイパス路と前記エキスパンダと前記オフガス再循環路とを介して、前記酸化剤供給路にオフガスを再循環させるオフガス再循環運転を実行するコントローラと
を備えたことを特徴とする(第1発明)。
前記コンプレッサと前記エキスパンダは、前記電動機を挟んで、前記コンプレッサの吸入口から前記電動機を介した前記エキスパンダへの通気が可能に配置され、
前記酸化剤供給路と前記酸化剤排出路を連通するオフガス再循環路と、
前記オフガス再循環路を開閉する再循環路開閉弁と、
前記燃料電池のカソード出口と前記エキスパンダの吐出口とを連通するオフガスバイパス路と、
前記オフガスバイパス路を開閉するオフガスバイパス路開閉弁と、
前記再循環路開閉弁及び前記オフガスバイパス路開閉弁を開弁した状態で、前記電動機により前記コンプレッサを駆動して、前記コンプレッサから前記酸化剤供給路に酸化剤ガスを供給することにより、前記燃料電池のカソード出口から前記オフガスバイパス路と前記エキスパンダと前記オフガス再循環路とを介して、前記酸化剤供給路にオフガスを再循環させるオフガス再循環運転を実行するコントローラと
を備えたことを特徴とする(第1発明)。
第1発明によれば、前記コントローラにより、前記再循環路開閉弁及び前記オフガスバイパス路開閉弁を開弁することによって、前記燃料電池のカソード出口から、前記オフガスバイパス路と前記エキスパンダと前記オフガス再循環路とを介して、前記酸化剤供給路にオフガスを再循環させる経路が形成される。また、前記電動機により前記コンプレッサを駆動することによって、前記コンプレッサの吸入口から吸入される酸化剤ガスの一部が前記電動機を介して前記エキスパンダ側に流入し、この酸化剤ガスの流入によって、前記エキスパンダから前記電動機へのオフガスの流入が阻止される。そのため、前記電動機への湿潤なオフガスの流入により前記電動機の腐食等が生じることを防止して、前記酸化剤供給路にオフガスを再循環させることができる。
また、第1発明において、
前記オフガス再循環路と前記酸化剤排出路との接続箇所と、前記燃料電池のカソード出口との間の前記酸化剤排出路に設けられて、前記酸化剤排出路を開閉する排出路開閉弁を備え、
前記コントローラは、前記排出路開閉弁を閉弁状態として、前記オフガス再循環運転を実行することを特徴とする(第2発明)。
前記オフガス再循環路と前記酸化剤排出路との接続箇所と、前記燃料電池のカソード出口との間の前記酸化剤排出路に設けられて、前記酸化剤排出路を開閉する排出路開閉弁を備え、
前記コントローラは、前記排出路開閉弁を閉弁状態として、前記オフガス再循環運転を実行することを特徴とする(第2発明)。
第2発明によれば、前記排出路開閉弁を閉弁状態とすることによって、前記燃料電池のカソード出口からのオフガスが、前記酸化剤排出路を介して前記エキスパンダの吸入口に流れ込むことを阻止して、前記オフガスバイパス路と前記エキスパンダと前記オフガス再循環路とを介した前記酸化剤供給路へのオフガスの再循環を、効率良く行うことができる。
また、第1発明又は第2発明において、
一端が前記エキスパンダの吐出口に接続された酸化剤放出路と、
前記酸化剤放出路を開閉する放出路開閉弁とを備え、
前記オフガスバイパス路は、前記エキスパンダの吐出口と前記放出路開閉弁との間の箇所で、前記酸化剤放出路に接続され、
前記コントローラは、前記放出路開閉弁を閉弁状態として、前記オフガス再循環運転を実行することを特徴とする(第3発明)。
一端が前記エキスパンダの吐出口に接続された酸化剤放出路と、
前記酸化剤放出路を開閉する放出路開閉弁とを備え、
前記オフガスバイパス路は、前記エキスパンダの吐出口と前記放出路開閉弁との間の箇所で、前記酸化剤放出路に接続され、
前記コントローラは、前記放出路開閉弁を閉弁状態として、前記オフガス再循環運転を実行することを特徴とする(第3発明)。
第3発明によれば、前記放出路開閉弁を閉弁状態とすることにより、前記酸化剤放出路の開放端から圧力が逃げることを阻止して、前記オフガスバイパス路から前記エキスパンダへのオフガスの排出圧力を高めることができる。そのため、前記エキスパンダから前記オフガス再循環路へのオフガスの再循環流量を増加させることができる。
また、第1発明から第3発明のいずれかにおいて、
前記酸化剤供給路と前記オフガス再循環路との接続箇所と、前記コンプレッサの吐出口との間の前記酸化剤供給路に設けられて、前記酸化剤供給路を開閉する供給路開閉弁を備え、
前記コントローラは、前記供給路開閉弁を閉弁状態として、前記オフガス再循環運転を実行することを特徴とする(第4発明)。
前記酸化剤供給路と前記オフガス再循環路との接続箇所と、前記コンプレッサの吐出口との間の前記酸化剤供給路に設けられて、前記酸化剤供給路を開閉する供給路開閉弁を備え、
前記コントローラは、前記供給路開閉弁を閉弁状態として、前記オフガス再循環運転を実行することを特徴とする(第4発明)。
第4発明によれば、前記供給路開閉弁を閉弁状態とすることにより、前記コンプレッサから前記酸化剤供給路に供給される酸化剤ガスによって、前記オフガス再循環路から前記酸化剤供給路へのオフガスの流入が妨げられることを阻止して、前記酸化剤供給路へのオフガスの再循環量を増加させることができる。
また、第3発明において、
前記酸化剤供給路と前記オフガス再循環路との接続箇所と、前記コンプレッサの吐出口との間の前記酸化剤供給路に設けられて、前記酸化剤供給路を開閉する供給路開閉弁と、
前記供給路開閉弁と前記コンプレッサの吐出口との間の前記酸化剤供給路と、前記放出路開閉弁と前記酸化剤放出路の他端との間の前記酸化剤放出路との間を連通した酸化剤バイパス路と、
前記酸化剤バイパス路を開閉する酸化剤バイパス路開閉弁と
を備え、
前記コントローラは、前記酸化剤バイパス路開閉弁を開弁状態とし、前記供給路開閉弁を閉弁状態として、前記オフガス再循環運転を実行することを特徴とする(第5発明)。
前記酸化剤供給路と前記オフガス再循環路との接続箇所と、前記コンプレッサの吐出口との間の前記酸化剤供給路に設けられて、前記酸化剤供給路を開閉する供給路開閉弁と、
前記供給路開閉弁と前記コンプレッサの吐出口との間の前記酸化剤供給路と、前記放出路開閉弁と前記酸化剤放出路の他端との間の前記酸化剤放出路との間を連通した酸化剤バイパス路と、
前記酸化剤バイパス路を開閉する酸化剤バイパス路開閉弁と
を備え、
前記コントローラは、前記酸化剤バイパス路開閉弁を開弁状態とし、前記供給路開閉弁を閉弁状態として、前記オフガス再循環運転を実行することを特徴とする(第5発明)。
第5発明によれば、
前記酸化剤バイパス路開閉弁を開弁状態とすることにより、前記コンプレッサに吸入される酸化剤ガスを前記酸化剤バイパス路を介して、前記酸化剤放出路に供給して利用することができる。
前記酸化剤バイパス路開閉弁を開弁状態とすることにより、前記コンプレッサに吸入される酸化剤ガスを前記酸化剤バイパス路を介して、前記酸化剤放出路に供給して利用することができる。
また、第1発明から第5発明のうちのいずれかにおいて、
前記コンプレッサと前記電動機と前記エキスパンダとが、回転軸を共通にして形成され、該回転軸がエアーベアリングにより軸支されていることを特徴とする(第6発明)。
前記コンプレッサと前記電動機と前記エキスパンダとが、回転軸を共通にして形成され、該回転軸がエアーベアリングにより軸支されていることを特徴とする(第6発明)。
第6発明によれば、前記エアーベアリングを介した前記エキスパンダから前記電動機への通気が容易な構成において、前記燃料電池のカソード出口からのオフガスが、前記エキスパンダから前記電動機に流入して、前記電動機の腐食が生じることを防止することができる。
また、第1発明において、
前記オフガス再循環路と前記酸化剤排出路との接続箇所と、前記燃料電池のカソード出口との間の前記酸化剤排出路に設けられて、前記酸化剤排出路を開閉する排出路開閉弁と、
一端が前記エキスパンダの吐出口に接続された酸化剤放出路と、
前記酸化剤放出路を開閉する放出路開閉弁と、
前記酸化剤供給路と前記オフガス再循環路との接続箇所と、前記コンプレッサの吐出口との間の前記酸化剤供給路に設けられて、前記酸化剤供給路を開閉する供給路開閉弁とを備え、
前記オフガスバイパス路は、前記エキスパンダの吐出口と前記放出路開閉弁との間の箇所で、前記酸化剤放出路に接続され、
前記コントローラは、前記燃料電池の発電を停止させる第1工程を行った後に、前記供給路開閉弁と前記排出路開閉弁と前記放出路開閉弁とを閉弁する第2工程を行い、該第2工程に続いて前記再循環路開閉弁と前記オフガスバイパス路開閉弁を開弁する第3工程を行い、該第3工程に続いて前記電動機を起動する第4工程を行って、前記オフガス再循環運転を実行することを特徴とする(第7発明)。
前記オフガス再循環路と前記酸化剤排出路との接続箇所と、前記燃料電池のカソード出口との間の前記酸化剤排出路に設けられて、前記酸化剤排出路を開閉する排出路開閉弁と、
一端が前記エキスパンダの吐出口に接続された酸化剤放出路と、
前記酸化剤放出路を開閉する放出路開閉弁と、
前記酸化剤供給路と前記オフガス再循環路との接続箇所と、前記コンプレッサの吐出口との間の前記酸化剤供給路に設けられて、前記酸化剤供給路を開閉する供給路開閉弁とを備え、
前記オフガスバイパス路は、前記エキスパンダの吐出口と前記放出路開閉弁との間の箇所で、前記酸化剤放出路に接続され、
前記コントローラは、前記燃料電池の発電を停止させる第1工程を行った後に、前記供給路開閉弁と前記排出路開閉弁と前記放出路開閉弁とを閉弁する第2工程を行い、該第2工程に続いて前記再循環路開閉弁と前記オフガスバイパス路開閉弁を開弁する第3工程を行い、該第3工程に続いて前記電動機を起動する第4工程を行って、前記オフガス再循環運転を実行することを特徴とする(第7発明)。
第7発明によれば、前記第1工程により前記燃料電池の発電を停止させた後に、前記第2工程と前記第3工程を行って、前記燃料電池のカソード出口から前記オフガスバイパス路と前記エキスパンダと前記オフガス再循環路とを経由して前記酸化剤供給路に至るオフガスの再循環経路を形成してから、前記第4工程により前記電動機を起動することにより、前記燃料電池のカソード出口からのオフガスを効率良く前記酸化剤供給路に再循環させることができる。
また、第7発明において、
前記供給路開閉弁と前記コンプレッサの吐出口との間の前記酸化剤供給路と、前記放出路開閉弁と前記酸化剤放出路の他端との間の前記酸化剤放出路との間を連通した酸化剤バイパス路と、
前記酸化剤バイパス路を開閉する酸化剤バイパス路開閉弁と
を備え、
前記コントローラは、前記第3工程において、前記酸化剤バイパス路開閉弁を開弁することを特徴とする(第8発明)。
前記供給路開閉弁と前記コンプレッサの吐出口との間の前記酸化剤供給路と、前記放出路開閉弁と前記酸化剤放出路の他端との間の前記酸化剤放出路との間を連通した酸化剤バイパス路と、
前記酸化剤バイパス路を開閉する酸化剤バイパス路開閉弁と
を備え、
前記コントローラは、前記第3工程において、前記酸化剤バイパス路開閉弁を開弁することを特徴とする(第8発明)。
第8発明によれば、前記第3工程において、前記酸化剤バイパス路開閉弁を開弁することにより、前記酸化剤バイパス路から前記酸化剤放出路への酸化剤ガスの供給を確保することができる。
本発明の実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態の燃料電池システムは、例えば燃料電池自動車に搭載されるものであり、燃料電池(燃料電池スタック)10、燃料電池10のカソード(空気極)入口11に接続されて空気(酸化剤ガス)を供給する酸化剤供給路40、酸化剤供給路40に設けられて酸化剤供給路40を開閉する供給路開閉弁41、燃料電池10のカソード出口12に接続されて反応後のオフガス(カソードオフガス)が排出される酸化剤排出路50、酸化剤排出路50に設けられて酸化剤排出路50を開閉する排出路開閉弁51、酸化剤供給路40及び酸化剤排出路50に接続されて酸化剤供給路40を流通する空気を加湿する加湿器20、酸化剤供給路40のカソード入口11と供給路開閉弁41との間の箇所と酸化剤排出路50の排出路開閉弁51と加湿器20との間の箇所を連通するオフガス再循環路52、及び、オフガス再循環路52を開閉する再循環路開閉弁53を備えている。
また、燃料電池システムは、吸入口30aから空気(酸化剤ガス)を吸入して吐出口30bから酸化剤供給路40に送出するコンプレッサ30、コンプレッサ30を駆動する電動機31、コンプレッサ30と回転軸35を共通として電動機31に連結されて、酸化剤排出路50から吸入口32aに流入するオフガスによりタービン(図示しない)が回転するエキスパンダ32、エキスパンダ32の吐出口32bと希釈器70を接続する酸化剤放出路60、酸化剤放出路60を開閉する放出路開閉弁57、酸化剤供給路40の加湿器20とコンプレッサ30の吐出口30bとの間の箇所と酸化剤放出路60の放出路開閉弁57と希釈器70との間の箇所を連通する酸化剤バイパス路58、酸化剤バイパス路58を開閉する酸化剤バイパス路開閉弁59、酸化剤排出路50の燃料電池10のカソード出口12と排出路開閉弁51との間の箇所と、酸化剤放出路60のエキスパンダ32と放出路開閉弁57との間の箇所を連通するオフガスバイパス路55、オフガスバイパス路55を開閉するオフガスバイパス路開閉弁56、及び、燃料電池システムの全体的な作動を制御するコントローラ80を備えている。
加湿器20は、例えば中空糸膜や平膜等の、流体中の水分のみを移動させる構成を備えており、酸化剤排出路50を流通するオフガス中の水分を用いて、酸化剤供給路40を流通する空気を加湿する水分透過型の加湿器である。
希釈器70は、燃料電池10のアノード出口(図示しない)と接続され、アノード出口から排出される残留水素を含むオフガス(アノードオフガス)を、酸化剤放出路60から供給される酸化剤により希釈して大気中に排出する。
コントローラ80は、CPU、メモリ等により構成された電子ユニットであり、メモリに保持された燃料電池システムの制御用プログラムをCPUで実行することにより、燃料電池システムの作動を制御する機能を果す。コントローラ80から出力される制御信号により、電動機31、供給路開閉弁41、排出路開閉弁51、再循環路開閉弁53、オフガスバイパス路開閉弁56、放出路開閉弁57、及び、酸化剤バイパス路開閉弁59の作動が制御される。
[発電運転]
次に、図2を参照して、燃料電池10による発電を行う「発電運転」の制御について説明する。図2においては、閉弁状態の開閉弁を縦線により塗りつぶして示し、開弁状態の開閉弁を縦線による塗りつぶしをせずに示している。
次に、図2を参照して、燃料電池10による発電を行う「発電運転」の制御について説明する。図2においては、閉弁状態の開閉弁を縦線により塗りつぶして示し、開弁状態の開閉弁を縦線による塗りつぶしをせずに示している。
コントローラ80は、再循環路開閉弁53とオフガスバイパス路開閉弁56と酸化剤バイパス路開閉弁59を閉弁状態として、オフガス再循環路52及びオフガスバイパス路55へのオフガス(カソードオフガス)の流通と、酸化剤バイパス路58への空気(酸化剤)の流通を不能にする。
また、コントローラ80は、供給路開閉弁41と排出路開閉弁51と放出路開閉弁57を開弁状態として、図中a1で示したコンプレッサ30から酸化剤供給路40を介した燃料電池10のカソード入口11への酸化剤ガスの供給と、図中b1で示した燃料電池10のカソード出口12から酸化剤排出路50及び酸化剤放出路60を介したオフガスの排出を可能にする。
そして、コントローラ80は、電動機31を起動してコンプレッサ30を作動させる。これにより、コンプレッサ30から酸化剤供給路40を介して燃料電池10のカソード入口11に酸化剤ガスが供給され、燃料電池10のアノードに供給される水素ガスとの発電反応により発電が行われる。
燃料電池10の発電反応によりカソードで水が生成されるため、燃料電池10のカソードから酸化剤排出路50に、湿潤なオフガスが排出される。そして、このオフガスによりエキスパンダ32のタービンが回転して、コンプレッサ30に動力が伝達され、オフガスのエネルギーが回収される。
[オフガス再循環運転]
次に、図3〜図7を参照して、燃料電池10のカソード出口12から排出されるオフガスを、酸化剤供給路40に再循環させる「オフガス再循環運転」の制御について説明する。
次に、図3〜図7を参照して、燃料電池10のカソード出口12から排出されるオフガスを、酸化剤供給路40に再循環させる「オフガス再循環運転」の制御について説明する。
コントローラ80は、図3に示したフローチャートに従って、「オフガス再循環運転」を実行するための制御を行なう。コントローラ80は、先ず、STEP1で燃料電池10のアノードへの水素ガスの供給を遮断して燃料電池10の発電を停止する。なお、STEP1の処理は本発明の第1工程に相当する。
続くSTEP2で、コントローラ80は、供給路開閉弁41と排出路開閉弁51と放出路開閉弁57を閉弁する。これにより、図4に示したように、酸化剤供給路40への酸化剤ガスの流通と、酸化剤排出路50へのオフガスの流通と、酸化剤放出路60から希釈器70へのオフガスの流通が阻止される。
なお、図4においても、図2と同様に閉弁状態の開閉弁を縦線により塗りつぶして示し、開弁状態の開閉弁を縦線による塗りつぶしをせずに示している。また、STEP2の処理は、本発明の第2工程に相当する。
次のSTEP3で、コントローラ80は、再循環路開閉弁53とオフガスバイパス路開閉弁56と酸化剤バイパス路開閉弁59を開弁する。これにより、図4に示したように、燃料電池10のカソード出口12→オフガスバイパス路55→エキスパンダ32→酸化剤排出路50→オフガス再循環路52→酸化剤供給路40→燃料電池10のカソード入口11、という図中b2で示したオフガス(カソードオフガス)の流通経路が形成される。
また、コンプレッサ30→酸化剤供給路40→酸化剤バイパス路58→希釈器70、という図中a2で示した空気(酸化剤ガス)の流通経路が形成される。なお、STEP3の処理は、本発明の第3工程に相当する。
次のSTEP4で、コントローラ80は、電動機31を作動させてコンプレッサ30を起動する。これにより、図4のa2の流通経路で空気を供給すると共に、図4のb2の流通経路でオフガスを流通させて、燃料電池10のカソード入口11にオフガスを再循環させる「オフガス再循環運転」が実行される。なお、STEP4の処理は、本発明の第4工程に相当する。
続くSTEP5で、コントローラ80は、「オフガス再循環運転」の運転終了条件が成立したか否かを判断する。なお、「オフガス再循環運転」の運転終了条件としては、「オフガス再循環運転」の実行時間、燃料電池10の状態(内部温度、内部湿度等)の変化等が判断される。
STEP5で、「オフガス再循環運転」の運転終了条件が成立したときにSTEP6に進み、コントローラ80は、電動機31を停止してコンプレッサ30の作動を停止する。また、STEP7で、コントローラ80は、再循環路開閉弁53とオフガスバイパス路開閉弁56と酸化剤バイパス路開閉弁59を閉弁し、STEP8に進んで「オフガス再循環運転」を終了する。
ここで、図5(a)は、「発電運転」実行時の空気(酸化剤ガス)の流通経路a3及びオフガス(カソードオフガス)の流通経路b3を示しており、再循環路開閉弁53が閉弁されると共に、排出路開閉弁51が開弁されている。
一方、図5(b)は、「オフガス再循環運転」実行時の空気(酸化剤ガス)の流通経路a4及びオフガス(カソードオフガス)の流通経路b4を示しており、再循環路開閉弁53が開弁されると共に、排出路開閉弁51が閉弁されている。
図6は、図5(a)及び図5(b)の状態で、電動機31を所定回転速度で作動させているときの、エキスパンダ32の差圧Exp(エキスパンダ32の吸入口32aと吐出口32b間の差圧)と、エキスパンダ32内を流通するオフガスの流量であるエキスパンダ流量Exfの変化を示したものである。図6の上段は、縦軸をエキスパンダ32の差圧に設定して横軸を時間軸に設定し、図6の下段は、縦軸をエキスパンダ32の流量に設定して横軸を時間軸に設定したものである。
図6のt0〜t1は、図5(a)に示した排出路開閉弁51を開弁すると共に再循環路開閉弁53を閉弁した状態であり、燃料電池10のカソード出口12から排出されるオフガスが、酸化剤排出路50からエキスパンダ32の吸入口32aに供給され、エキスパンダ32の吐出口32bから大気中に放出される。この場合は、エキスパンダ32の吸入口32aから吐出口32bに流通するオフガスにより、エキスパンダ32のタービン(図示しない)が回転するため、電動機31をアシストする方向に作用する。
図6のt1〜t2は、図5(a)の状態から排出路開閉弁51を閉弁した状態であり、酸化剤排出路50からエキスパンダ32の吸入口32aへのオフガスの供給が停止するため、エキスパンダ流量がゼロになる。そのため、エキスパンダ32による電動機31のアシスト作用がなくなり、逆に、コンプレッサ30と同様に、エキスパンダ32の吐出口32bから吸入口32aに向かって空気が流れるようになって、吸入口32aの圧力が上昇する。
図6のt2〜は、図5(b)の再循環路開閉弁53を開弁した状態であり、エキスパンダ32の吐出口32bから吸入口32aに向かって、空気が継続的に流れ始める(エキスパンダ流量がマイナスになる)。
「オフガス再循環運転」は、このようなエキスパンダ差圧とエキスパンダ流量の変化を有効に利用したものであり、エキスパンダ32の吐出口32bに連通したオフガスバイパス路55により、燃料電池10のカソード出口12から放出されるオフガスをエキスパンダ32の吐出口32b側に導くことによって、オフガスをエキスパンダ32の吐出口32bから吸入口32aに向かって流通させる。そして、酸化剤排出路50からオフガス再循環路52を経由して、燃料電池10のカソード入口11にオフガスを再循環させることができる。
次に、図7は、コンプレッサ30と電動機31とエキスパンダ32の構造を示した断面図であり、コンプレッサ30とエキスパンダ32は、電動機31を挟んで配置されている。また、コンプレッサ30と電動機31とエキスパンダ32は、回転軸35を共通として形成されている。回転軸35は、コンプレッサ30と電動機31との間の箇所でエアーベアリング33により筐体37に軸支されると共に、エキスパンダ32と電動機31との間の箇所でエアーベアリング34により筐体37に軸支されている。
「オフガス再循環運転」の実行時には、電動機31によりコンプレッサ30が駆動されて、コンプレッサ30の吸入口30aから吸入された空気が吐出口30bから酸化剤供給路40に供給される。そして、この時、吸入口30aから吸入された空気の一部が、図中d1,d2の流通経路により、エアーベアリング33から、電動機31のロータ31aとステータ31b間のエアギャップとエアーベアリング34を経由して、エキスパンダ32側に供給される。
このように、コンプレッサ30からエキスパンダ32側に空気が供給されることによって、電動機31内の圧力がエキスパンダ32内の圧力よりも高くなるため、エキスパンダ32の吐出口32bから吸入される湿潤なオフガスが、電動機31内に浸入することを阻止することができる。
そのため、電動機31内に湿潤なオフガスが浸入して、電動機31内部の腐食が生じることや、電動機31内に浸入した湿潤なオフガスの水分が凍結して、電動機の作動不良等が生じることを防止することができる。
なお、本実施形態では、排出路開閉弁51と、放出路開閉弁57と、供給路開閉弁41と、酸化剤バイパス路開閉弁59を備えたが、必ずしもこれらの全ての開閉弁を備える必要はなく、少なくとも、オフガス再循環路52を開閉する再循環路開閉弁53と、オフガスバイパス路55を開閉するオフガスバイパス路開閉弁56とを備え、再循環路開閉弁53及びオフガスバイパス路開閉弁56を開弁状態として、電動機31によりコンプレッサ30を作動させる「オフガス再循環運転」を実行することによって、本発明の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、図7に示したように、コンプレッサ30と電動機31とエキスパンダ32の回転軸35を共通とし、回転軸35をエアーベアリング33,34で軸支した構成を用いたが、特にこの構成に限定されるものではなく、コンプレッサから電動機を介してエキスパンダに通気可能な構成を用いることで、本発明の効果を得ることができる。
10…燃料電池、11…カソード入口、12…カソード出口、30…コンプレッサ、31…電動機、32…エキスパンダ、35…回転軸、40…酸化剤供給路、41…供給路開閉弁、50…酸化剤排出路、51…排出路開閉弁、52…オフガス再循環路、53…最循環路開閉弁、55…オフガスバイパス路、56…オフガスバイパス路開閉弁、57…放出路開閉弁、58…酸化剤バイパス路、59…酸化剤バイパス路開閉弁、60…酸化剤放出路、80…コントローラ。
Claims (8)
- 燃料電池と、
前記燃料電池のカソード入口に接続されて、カソードに酸化剤ガスを供給する酸化剤供給路と、
前記燃料電池のカソード出口に接続されて、カソード出口からオフガスが排出される酸化剤排出路と、
前記酸化剤供給路に酸化剤ガスを送出するコンプレッサと、
前記コンプレッサを駆動する電動機と、
前記酸化剤排出路から排出されるオフガスにより駆動されて、前記コンプレッサに動力を伝達するエキスパンダと
を備えた燃料電池システムにおいて、
前記コンプレッサと前記エキスパンダは、前記電動機を挟んで、前記コンプレッサの吸入口から前記電動機を介した前記エキスパンダへの通気が可能に配置され、
前記酸化剤供給路と前記酸化剤排出路を連通するオフガス再循環路と、
前記オフガス再循環路を開閉する再循環路開閉弁と、
前記燃料電池のカソード出口と前記エキスパンダの吐出口とを連通するオフガスバイパス路と、
前記オフガスバイパス路を開閉するオフガスバイパス路開閉弁と、
前記再循環路開閉弁及び前記オフガスバイパス路開閉弁を開弁した状態で、前記電動機により前記コンプレッサを駆動して、前記コンプレッサから前記酸化剤供給路に酸化剤ガスを供給することにより、前記燃料電池のカソード出口から前記オフガスバイパス路と前記エキスパンダと前記オフガス再循環路とを介して、前記酸化剤供給路にオフガスを再循環させるオフガス再循環運転を実行するコントローラと
を備えたことを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、
前記オフガス再循環路と前記酸化剤排出路との接続箇所と、前記燃料電池のカソード出口との間の前記酸化剤排出路に設けられて、前記酸化剤排出路を開閉する排出路開閉弁を備え、
前記コントローラは、前記排出路開閉弁を閉弁状態として、前記オフガス再循環運転を実行することを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システムにおいて、
一端が前記エキスパンダの吐出口に接続された酸化剤放出路と、
前記酸化剤放出路を開閉する放出路開閉弁とを備え、
前記オフガスバイパス路は、前記エキスパンダの吐出口と前記放出路開閉弁との間の箇所で、前記酸化剤放出路に接続され、
前記コントローラは、前記放出路開閉弁を閉弁状態として、前記オフガス再循環運転を実行することを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、
前記酸化剤供給路と前記オフガス再循環路との接続箇所と、前記コンプレッサの吐出口との間の前記酸化剤供給路に設けられて、前記酸化剤供給路を開閉する供給路開閉弁を備え、
前記コントローラは、前記供給路開閉弁を閉弁状態として、前記オフガス再循環運転を実行することを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項3に記載の燃料電池システムにおいて、
前記酸化剤供給路と前記オフガス再循環路との接続箇所と、前記コンプレッサの吐出口との間の前記酸化剤供給路に設けられて、前記酸化剤供給路を開閉する供給路開閉弁と、
前記供給路開閉弁と前記コンプレッサの吐出口との間の前記酸化剤供給路と、前記放出路開閉弁と前記酸化剤放出路の他端との間の前記酸化剤放出路との間を連通した酸化剤バイパス路と、
前記酸化剤バイパス路を開閉する酸化剤バイパス路開閉弁と
を備え、
前記コントローラは、前記酸化剤バイパス路開閉弁を開弁状態とし、前記供給路開閉弁を閉弁状態として、前記オフガス再循環運転を実行することを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、
前記コンプレッサと前記電動機と前記エキスパンダとが、回転軸を共通にして形成され、該回転軸がエアーベアリングにより軸支されていることを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、
前記オフガス再循環路と前記酸化剤排出路との接続箇所と、前記燃料電池のカソード出口との間の前記酸化剤排出路に設けられて、前記酸化剤排出路を開閉する排出路開閉弁と、
一端が前記エキスパンダの吐出口に接続された酸化剤放出路と、
前記酸化剤放出路を開閉する放出路開閉弁と、
前記酸化剤供給路と前記オフガス再循環路との接続箇所と、前記コンプレッサの吐出口との間の前記酸化剤供給路に設けられて、前記酸化剤供給路を開閉する供給路開閉弁とを備え、
前記オフガスバイパス路は、前記エキスパンダの吐出口と前記放出路開閉弁との間の箇所で、前記酸化剤放出路に接続され、
前記コントローラは、前記燃料電池の発電を停止させる第1工程を行った後に、前記供給路開閉弁と前記排出路開閉弁と前記放出路開閉弁とを閉弁する第2工程を行い、該第2工程に続いて前記再循環路開閉弁と前記オフガスバイパス路開閉弁を開弁する第3工程を行い、該第3工程に続いて前記電動機を起動する第4工程を行って、前記オフガス再循環運転を実行することを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項7に記載の燃料電池システムにおいて、
前記供給路開閉弁と前記コンプレッサの吐出口との間の前記酸化剤供給路と、前記放出路開閉弁と前記酸化剤放出路の他端との間の前記酸化剤放出路との間を連通した酸化剤バイパス路と、
前記酸化剤バイパス路を開閉する酸化剤バイパス路開閉弁と
を備え、
前記コントローラは、前記第3工程において、前記酸化剤バイパス路開閉弁を開弁することを特徴とする燃料電池システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012035273A JP2013171730A (ja) | 2012-02-21 | 2012-02-21 | 燃料電池システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012035273A JP2013171730A (ja) | 2012-02-21 | 2012-02-21 | 燃料電池システム |
Publications (1)
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JP2013171730A true JP2013171730A (ja) | 2013-09-02 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2012035273A Pending JP2013171730A (ja) | 2012-02-21 | 2012-02-21 | 燃料電池システム |
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JP (1) | JP2013171730A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018041587A (ja) * | 2016-09-06 | 2018-03-15 | 株式会社豊田自動織機 | 燃料電池システム |
-
2012
- 2012-02-21 JP JP2012035273A patent/JP2013171730A/ja active Pending
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JP2018041587A (ja) * | 2016-09-06 | 2018-03-15 | 株式会社豊田自動織機 | 燃料電池システム |
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