JP2018041343A - 自動走行車の制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動走行車の走行内容の変更に対応する自動走行車の制御システムを提供する。【解決手段】本発明の実施形態によれば、第1通信装置と、第2通信装置と、第1識別部と、誘導部と、自動走行車と、を備えた自動走行車の制御システムが提供される。前記第1通信装置は、前記第2通信装置から受信した第1信号に基づいて、第1領域から第2領域への移動を開始させる第2信号を前記自動走行車に送信する。前記第1領域内の前記自動走行車の移動は、前記第1通信装置との間の信号の送受信によって制御される。前記第2領域内の前記自動走行車の移動は、前記第2通信装置との間の信号の送受信によって制御される。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、自動走行車の制御システムに関する。
各種製品の生産工場などにおいては、製品の生産のために、自動で走行する自動走行車が導入されている。自動走行車は、例えば、自動で搬送物を搬送する自動搬送車(以下、無人搬送車とする。)として用いられ、それとともに、各種製品の生産工場においては、生産効率を高めて製造コストを抑えるために無人搬送車(AGV:Automatic Guide Vehicle)を用いた搬送システムが導入されている。無人搬送車の運行は、ワークの投入、作業工程、搬送経路、無人搬送車の台数や発着位置などの生産条件に適合するように、制御装置によって一元管理されている。作業工程数の増加に伴って、無人搬送車の台数が多くなり、搬送経路が複雑化する傾向がある。
無人搬送車の台数が多くなって搬送経路が複雑化すると、制御装置による無人搬送車の管理システムにおいて、各生産条件に適合するために必要な開発工数が多くなる。一方、無人搬送車の運行内容は、異なる製品を短期間で入れ替えて生産するために、搬送経路を変更したり、作業工程を追加及び削除して変更することがある。無人搬送車の運行内容が大幅に変更すると、管理システム自体を大幅に変更する場合がある。したがって、このような管理システムでは、搬送経路の変更や、作業工程の追加及び削除等の生産条件が頻繁に変更する場合に、無人搬送車の運行内容の変更に柔軟に対応して無人搬送車を運行させることが困難であった。
特開2016−115207号公報
本発明の実施形態は、自動走行車の走行内容の変更に対応する自動走行車の制御システムを提供する。
本発明の実施形態によれば、第1通信装置と、第2通信装置と、第1識別部と、誘導部と、自動走行車と、を備えた自動走行車の制御システムが提供される。前記第1通信装置は、第1領域内に位置する。前記第2通信装置は、第2領域内に位置し、前記第1通信装置に第1信号を送信する。前記第1識別部は、前記第1領域及び前記第2領域をつなぐ第1経路に設けられ、識別情報を記憶する。前記誘導部は、前記第1経路に設けられる。前記自動走行車は、通信部と、読取部と、記憶部と、を有し、前記誘導部に沿って前記第1経路を自動走行する。前記通信部は、前記第1通信装置及び第2通信装置との間で信号を送受信する。前記読取部は、前記第1識別部から前記識別情報を読み取る。前記記憶部は、前記識別情報に対応し、前記第1経路上で実行する動作に対応する情報を記憶する。前記読取部が前記識別情報を読み取った後、前記自動走行車は、前記識別情報に基づいて前記動作を実行する。前記第1通信装置は、受信した前記第1信号に基づいて、前記第1領域から前記第2領域への移動を開始させる第2信号を前記自動走行車に送信する。前記第1領域内の前記自動走行車の移動は、前記第1通信装置との間の信号の送受信によって制御される。前記第2領域内の前記自動走行車の移動は、前記第2通信装置との間の信号の送受信によって制御される。
実施形態に係る運行システムを示す図である。 図2(a)及び図2(b)は、無人搬送車を示す外観図である。 無人搬送車及び運行管理装置を示すブロック図である。 無人搬送車内に格納されるデータを示す図である。 実施形態に係る運行手順の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る運行手順の別の一例を示すフローチャートである。 運行管理装置の制御による無人搬送車の運行を示す図である。 運行管理装置の制御による無人搬送車の運行を示す図である。 運行管理装置の制御による無人搬送車の運行を示す図である。 運行管理装置の制御による無人搬送車の運行を示す図である。 運行管理装置の制御による無人搬送車の運行を示す図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施の形態は、走行経路に沿って、自動走行する自動走行車の運行システムに関する。自動走行車は、例えば、搬送経路に沿って、自動で搬送物を搬送しながら走行する搬送車として用いられる。本実施の形態では、以下に、自動走行車の走行制御システムの一例として、自動で搬送系路上を搬送走行する無人搬送車の運行システムについて説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものである。本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本実施形態に係る運行システムを示す図である。
図2(a)は、無人搬送車を上方から透視的に見た平面図であって、図2(b)は、側面図である。
図1に表すように、運行システム100には、無人搬送車10と、倉庫20〜22と、保管所30〜33と、作業所40〜43と、複数の待機場W(待機部分)と、識別タグTと、誘導帯60と、通信装置50A、50B、50Cと、が設けられている。
倉庫20、21は、部材を格納する部材倉庫である。倉庫22は、完成品を格納する完成品倉庫である。倉庫20、21、22は、領域R1a、R1b、R1cでそれぞれ区画されている。
保管所30〜33は、倉庫20から搬送された部材を保管する場所である。保管所30〜33は、領域R2a〜R2dでそれぞれ区画されている。
作業所40は、倉庫21から部材が搬送され、組立工程及び加工工程を行う場所である。作業所41は、作業所40から組立及び加工されたワークが搬送され、組立工程及び加工工程を行う場所である。組立工程及び加工工程が作業所41で行われた後、倉庫22に完成品が搬送される。作業所40、41は、領域R3a、R3bでそれぞれ区画されている。
作業所42、43は、保管所30、31でそれぞれ保管される部材を用いて組立工程及び加工工程を行う場所である。
なお、作業所40〜43において、組立工程及び加工工程の一方の工程が行われても良い。つまり、複数の部材の組立、及び、1つ以上の部材の加工の内、少なくとも一方が行われる。
例えば、本実施形態の運行システム100は、半導体装置等の製品の生産工場内において、複数の無人搬送車10に部材を載せて、倉庫20から複数の保管所30〜33に搬送する作業(以下、「部材マーシャリング」という場合がある。)や、無人搬送車10が倉庫21、作業所40、作業所41及び倉庫22に順に搬送する作業(以下、「搬送コンベア代替」という場合がある。)に適用される。
つまり、図1に示す例では、部材は、倉庫20から保管所30〜33、もしくは、倉庫21から作業所40に搬送される。また、ワークは、作業所40から作業所41に搬送され、完成品は、作業所41から倉庫22に搬送される。
運行システム100には、倉庫20、21内の出発地点から、倉庫22、保管所30〜33及び作業所40、41内の目的地点までを繋ぐ複数の搬送経路R(経路)が形成されている。例えば、無人搬送車10は、所定の搬送経路Rに沿って床上を走行する。搬送経路R上には、無人搬送車10が待機する待機場Wが設けられている。また、待機場Wには、無人搬送車10によって読み取られる識別タグTが配置されている(図2(a)参照)。
図2(a)に示すように、無人搬送車10は、本体部10Aと、前輪10Bと、左後輪10Cと、右後輪10Dと、を有する。本体部10Aは、搬送経路R上に設けられた磁気テープやカラーテープ等の誘導帯60に沿って矢印60aの方向に走行する。本体部10Aの中央部分の前方に前輪10Bが設けられ、本体部10Aの左端部分の後方及び右端部分の後方に、左後輪10C及び右後輪10Dがそれぞれ設けられている。前輪10Bは、本体部10Aを可動するように支持するキャスタとして機能する。左後輪10C及び右後輪10Dは、本体部10A内に設けられたモータ等の駆動部13によって駆動される。
本体部10Aの中央部分には検出部14が設けられている。検出部14は、例えば、磁気を検出するセンサや明暗を検出するセンサである。本体部10Aに検出部14が設けられているので、無人搬送車10が誘導帯60に沿って走行する時、本体部10Aの誘導帯60に対するずれ(つまり、本体部10Aの搬送経路Rに対するずれ)を抑制できる。例えば、誘導帯60が磁気テープである場合、磁気テープをセンサにより検出する。センサが磁気テープを検出しなくなると、センサから位置ずれが判別できる信号を出力する。誘導帯60がカラーテープである場合も同様に、カラーテープをセンサにより検出する。センサがカラーテープを検出しなくなると、センサから位置ずれが判別できる信号を出力する。その後、出力された検出信号に基づいて、駆動部13に接続された左後輪10C及び右後輪10Dの回転数を制御することで、本体部10Aの誘導帯60に対する位置が補正される。
本体部10Aの左端部分の前方には読取部15が設けられている。読取部15は、識別タグTを読み取るリーダである。識別タグTは、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグであって、読取部15は、RFIDタグを読み取るリーダである。識別タグTは、搬送経路R上の待機場Wであって、誘導帯60を中心として無人搬送車10の進行方向左側に配置されている。これにより、読取部15は、識別タグTを読み取ることができる。
無人搬送車10は、読取部15によって読み取ったRFIDタグ内の情報に基づいて、待機場Wで所定の動作を実行する。RFIDタグ内の情報と、待機場Wでの無人搬送車10の動作の情報とは、対応付けられており、経路ファイルFとして無人搬送車10内に格納されている。これにより、無人搬送車10について、所定の走行制御が行われる。なお、経路ファイルFについては、後に詳細に説明する。
図2(a)の破線に示すように、本体部10Aの中央部分内には、制御部11、通信部16及び記憶部17が設けられている。
制御部11は、記憶部17に記憶されているプログラムを実行する。制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を有するマイクロコンピュータである。制御部11は、電源部12、駆動部13、検出部14、読取部15及び通信部16を制御する。例えば、制御部11は、前述したように、検出部14からの位置ずれに関する検出信号に基づいて、左後輪10C及び右後輪10Dの回転数を決めるように駆動部13を制御する。
通信部16は、有線又は無線によって制御部11と電気的に接続されている。例えば、通信部16は、無線ユニットであって、制御部11との間でシリアル通信を行う。また、通信部16は、外部(例えば、通信装置50A、50B、50C)から信号を送受信する。
記憶部17は、例えば、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を有する。また、記憶部17には、マイクロSDカード等のメモリカードが設けられても良い。記憶部17は、制御部11によって実行されるプログラムを記憶する。また、記憶部17は、経路ファイルFを記憶する。
本体部10A内には、電源部12が設けられている。電源部12は、例えば、駆動部13に電力を供給するバッテリである。
図2(b)に示すように、無人搬送車10上に荷台10aが設けられている。無人搬送車10は、例えば、荷台10aに積載物Lを載せて搬送経路R上を走行する。積載物Lは、例えば、部材、ワークまたは完成品である。無人搬送車10上に荷台10aを設けて積載物Lを搬送させなくても良い。例えば、キャスタを有する台車と、無人搬送車10上に設けられた上下可動ピンと、を連結させ、無人搬送車10が積載物Lを載せた台車を牽引することで積載物Lを搬送させても良い。
待機場Wは、倉庫20〜22、保管所30〜33及び作業所40、41内に複数設けられている。また、待機場Wは、搬送経路R上であって、交差点CP(交差部分)の近傍に設けられている。
識別タグTは、待機場Wに配置され、無人搬送車10に所定の動作を実行させる。また、識別タグTは、搬送経路R上の分岐点Dに設けられている。
以下、無人搬送車10が倉庫20、21、22内を移動する例を説明する。
倉庫20、21、22には、無人搬送車10が入出する入口及び出口と、無人搬送車10が駐車するパーキングと、部材を載せる積込作業場、もしくは、完成品を降ろす払出作業場と、がそれぞれ設けられている。入口、出口、パーキング及び作業場は待機場Wを有し、入口、出口、パーキング及び作業場において、各待機場Wに配置された識別タグTが無人搬送車10によって読み取られる。これにより、無人搬送車10は、倉庫20、21、22内の入口、出口、パーキング及び作業場で所定の動作を実行する。
最初に、無人搬送車10の倉庫20の移動例を説明する。
無人搬送車10は、倉庫20の入口に到着する。続いて、無人搬送車10は、入口の待機場Wに配置された識別タグTを読み取った後、入口で一旦停車する。
次に、パーキングへの移動指示を受けた無人搬送車10は、倉庫20のパーキングに向かう。パーキングに分岐点D1が設けられている場合、分岐点D1に識別タグTを設けることで無人搬送車10を誘導する。例えば、無人搬送車10は、分岐点D1に設けられた識別タグTを読み取り、パーキングの所定位置に向かうための動作(例えば、低速走行、及び、分岐点D1を直進する等)を行う。続いて、無人搬送車10は、パーキングに到着し、パーキングの待機場Wに配置された識別タグTを読み取った後、パーキングで一旦停車する。
次に、積込作業場への移動指示を受けた無人搬送車10は、倉庫20の積込作業場に向かう。パーキングに分岐点D2が設けられている場合、分岐点D2に識別タグTを設けることで無人搬送車10を誘導する。例えば、無人搬送車10は、分岐点D2に設けられた識別タグTを読み取り、積込作業場に向かうための動作(例えば、低速走行、及び、分岐点D2を直進する等)を行う。続いて、無人搬送車10は、倉庫20の積込作業場に到着し、積込作業場の待機場Wに配置された識別タグTを読み取る。識別タグTの読み取り後、無人搬送車10は、積込作業場で一旦停車し、荷台10aに荷物を載せる、または、荷台10aを取り付ける、もしくは、台車と連結する。
なお、無人搬送車10は、倉庫20内の移動と同様に倉庫21内を移動する。
続いて、無人搬送車10の倉庫22内の移動例を説明する。
無人搬送車10は、倉庫22の入口に到着する。続いて、無人搬送車10は、入口の待機場Wに配置された識別タグTを読み取った後、入口で一旦停車する。
次に、パーキングへの移動指示を受けた無人搬送車10は、倉庫22のパーキングに向かう。パーキングに分岐点D3が設けられている場合、分岐点D3に識別タグTを設けることで無人搬送車10を誘導する。例えば、無人搬送車10は、分岐点D3に設けられた識別タグTを読み取り、パーキングの所定位置に向かうための動作(例えば、低速走行、及び、分岐点D3を直進する等)を行う。続いて、無人搬送車10は、倉庫22のパーキングに到着し、パーキングの待機場Wに配置された識別タグTを読み取った後、パーキングで一旦停車する。
次に、払出作業場への移動指示を受けた無人搬送車10は、倉庫22の払出作業場に向かう。パーキングに分岐点D4が設けられている場合、分岐点D4に識別タグTを設けることで無人搬送車10を誘導する。例えば、無人搬送車10は、分岐点D4に設けられた識別タグTを読み取り、払出作業場に向かうための動作(例えば、低速走行、及び、分岐点D4を直進する等)を行う。続いて、無人搬送車10は、倉庫22の払出作業場に到着し、払出作業場の待機場Wに配置された識別タグTを読み取る。識別タグTの読み取り後、無人搬送車10は、払出作業場で一旦停車し、荷台10aから荷物を降ろす、または、荷台10aを取り外す、もしくは、台車を切り離す。
以下、無人搬送車10が保管所30〜33内を移動する例を説明する。
保管所30〜33内は、無人搬送車10が入出する入口及び出口と、部材が供給される保管棚と、がそれぞれ設けられている。入口及び保管棚は待機場Wを有し、入口及び保管棚において、各待機場Wに配置された識別タグTが無人搬送車10によって読み取られる。これにより、無人搬送車10は、保管所30〜33内の入口及び保管棚で所定の動作を実行する。
無人搬送車10の保管所30の移動例を説明する。
無人搬送車10は、保管所30の入口に到着する。続いて、無人搬送車10は、入口の待機場Wに配置された識別タグTを読み取った後、入口で一旦停車する。
次に、保管棚への移動指示を受けた無人搬送車10は、保管所30の保管棚に向かう。保管所30に複数の保管棚が設けられている場合、所定の保管棚に移動する。保管所30内に設けられた分岐点を通って所定の保管棚に移動する場合、例えば、無人搬送車10は、分岐点に設けられた識別タグTを読み取り、所定の保管棚に向かうための動作(例えば、直進動作や分岐動作)を行う。続いて、無人搬送車10は、保管棚に到着し、保管棚の待機場Wに配置された識別タグTを読み取る。識別タグTの読み取り後、無人搬送車10は、保管棚で一旦停車し、荷台10aから荷物を降ろす、または、荷台10aを取り外す、もしくは、台車を切り離す。
なお、無人搬送車10は、保管所30内の移動と同様に保管所31〜33内を移動する。
その後、保管所30、31で保管される部材は、組立工程及び加工工程を行う作業所42、43にそれぞれ供給される。そして、作業所42に供給された部材を組立及び加工し、作業所42から作業所43にワークを移送し、作業所43に供給された部材と、ワークとを組立及び加工して完成品が製造される。その後、図1の矢印c1〜c4の順で作業所43から倉庫22に完成品が搬送される。
以下、無人搬送車10が作業所40、41内を移動する例を説明する。
作業所40、41内は、無人搬送車10が入出する入口及び出口と、部材を組立及び加工する作業場と、がそれぞれ設けられている。入口及び作業場は待機場Wを有し、入口及び作業場において、各待機場Wに配置された識別タグTが無人搬送車10によって読み取られる。これにより、無人搬送車10は、作業所40、41内の入口及び作業場で所定の動作を実行する。
無人搬送車10の作業所40の移動例を説明する。
無人搬送車10は、作業所40の入口に到着する。続いて、無人搬送車10は、入口の待機場Wに配置された識別タグTを読み取った後、入口で一旦停車する。
次に、作業場への移動指示を受けた無人搬送車10は、作業所40の作業場に向かう。作業所40に複数の作業場が設けられている場合、所定の作業場に移動する。作業所40内に設けられた分岐点を通って所定の作業場に移動する場合、例えば、無人搬送車10は、分岐点に設けられた識別タグTを読み取り、所定の作業場に向かうための動作(例えば、直進動作や分岐動作)を行う。続いて、無人搬送車10は、作業場に到着し、作業場の待機場Wに配置された識別タグTを読み取る。識別タグTの読み取り後、無人搬送車10は、作業場で一旦停車する。
なお、無人搬送車10は、作業所40内の移動と同様に作業所41内を移動する。
その後、保管所32から作業所40に供給された部材と、倉庫21から搬送された部材とを組立及び加工する。そして、作業所40から作業所41にワークを移送し、保管所33から作業所41で供給された部材と、ワークとを組立及び加工する。
通信装置50Aは、倉庫20、21、22内に設けられている。通信装置50Aは、領域R1a、R1b、R1c内に位置する。
通信装置50Bは、保管所30〜33及び作業所40、41内に設けられている。通信装置50Bは、領域R2a〜R2d、R3a、R3b内に位置する。
通信装置50Cは、交差点CPの近傍に設けられている。通信装置50C、交差点CP及び待機場Wは、領域R4内に位置する。
通信装置50A〜50Cは、無人搬送車10の運行を管理する運行管理装置である。
以下、通信装置50A、50B、50C、及び、無人搬送車10との間の信号の送受信について説明する。
図3は、無人搬送車10及び通信装置50A、50B、50Cを示すブロック図である。
図3に示すように、無人搬送車10は、制御部11、電源部12、駆動部13、検出部14、読取部15、通信部16及び記憶部17を有する。
通信装置50A、50B、50Cは、例えば、コンピュータである。通信装置50Aは、処理部51a、通信部52a及び記憶部53aを有する。通信装置50Bは、処理部51b、通信部52b及び記憶部53bを有する。通信装置50Cは、処理部51c、通信部52c及び記憶部53cを有する。各通信装置には、マウス及びキーボード等の入力部、ならびに、ディスプレイ等の表示部が設けられても良い。
処理部51a〜51cは、例えば、CPUである。記憶部53a〜53cは、例えば、RAM及びROMである。
通信部52a〜52cは、他の機器との間で信号を送受信する通信ユニットである。
通信部52a〜52cは、無人搬送車10の通信部16と有線又は無線によって接続されている。通信部52a〜52cと、通信部16との間で、無人搬送車10の移動を要求する信号、及び、無人搬送車10の到着を通知する信号などが送られる。
通信装置50Aの通信部52aは、通信装置50Bの通信部52bと有線又は無線によって接続される。通信部52aと通信部52bとの間で、部材を要求する信号などが送られる。
以下、経路ファイルについて説明する。
図4は、無人搬送車10内に格納されてる経路ファイルFを示す図である。
図4に示すように、無人搬送車10の記憶部17内には、複数の経路ファイルFが記憶されている。経路ファイルFは、無人搬送車10が移動する搬送経路R毎に形成され、その数は任意である。例えば、記憶部17内には、各搬送経路Rに対応する経路ファイルF1、F2、F3が記憶されている。また、無人搬送車10は、電源部12の電源投入時に、初期設定で指定した経路ファイルFを選択する。なお、使用する経路ファイルFの変更を外部から指示しても良い。
経路ファイルF内の「ポジション」は、識別タグT(RFIDタグ)が配置される位置を表している。例えば、ポジションは、搬送経路R上の待機場Wや分岐点Dの位置を番号によって表している。つまり、識別タグTは、搬送経路R上のポジション1〜3、7〜9、0に配置されている。
経路ファイルF内の「RFID」は、識別タグT(RFIDタグ)のID情報を表している。ポジション1〜3、7〜9、0に配置される各識別タグTは、固有のID情報を有する。
経路ファイルF内の「動作コマンド設定」は、各ポジションに配置された識別タグTを読み取った無人搬送車10が実行する動作を表している。例えば、経路ファイルF1では、無人搬送車10は、ポジション1、7(分岐点D)において速度4(例えば、低速度)で右に分岐する。経路ファイルF1では、無人搬送車10は、ポジション2(待機場W)において、走行を停止し、台車を切り離し、検出部14の動作を停止し、速度1(例えば、高速度)で走行を開始する。経路ファイルF1では、無人搬送車10は、ポジション3(待機場W)において、走行を停止し、台車を連結し、検出部14の動作を開始する。
このように、無人搬送車10は、読取部15によってRFIDタグを読み取った後、RFIDタグ内のID情報に基づいて、待機場Wや分岐点Dで所定の動作を実行する。一方、無人搬送車10は、読取部15によってRFIDタグを読み取らない時、搬送経路R上を自動走行する。
動作コマンドは、動作の実行内容を変更することが可能である。例えば、図4に示すように、経路ファイルF内において、識別タグT(RFIDタグ)のID情報に対応させて動作コマンドの複数種類を登録しておく。そして、識別タグT(RFIDタグ)のID情報に対応する動作コマンドを、一方の動作コマンドの実行内容から、他方の動作コマンドの実行内容に、適宜、変更して設定することができる。
以下、本実施形態の運行方法の手順の一例を説明する。
図5は、部材マーシャリングを示すフローチャートである。ここでは、図1に示す運行システム100の構成を参照して説明する。なお、無人搬送車10は、倉庫20の入口に位置している。
はじめに、倉庫20において、保管所30〜33からの部材要求の有無を判断する(ステップS110)。部材要求の有無は、倉庫20内の通信装置50Aが保管所30〜33内の通信装置50Bからの部材を要求する信号を受けているかどうかで判断される。また、部材を要求する信号によって、部材の種類や数量と、目的地(保管所30〜33)と、が判断される。部材を要求する信号によって、保管所30〜33内の所定の保管棚の位置が判断されても良い。
次に、保管所30〜33からの部材要求がある場合、倉庫20内で部材を無人搬送車10に載せる(ステップS120)。倉庫20内の通信装置50Aは、保管所30〜33内の通信装置50Bからの信号に基づいて、無人搬送車10の移動を要求する信号を通信部16に送る。これにより、無人搬送車10は、倉庫20の積込作業場に移動して部材を載せる。例えば、部材は、自動移載装置または作業者によって、無人搬送車10に取り付けられた荷台10aに載せられる。
次に、倉庫20から保管所30〜33に移動する(ステップS130)。例えば、無人搬送車10が保管所30に移動する場合、図1の矢印a1に示すように搬送経路R上を移動する。つまり、分岐点Dで識別タグTから情報を読み取り、経路ファイルFを参照して直進する。
例えば、無人搬送車10が保管所31に移動する場合、図1の矢印a2〜a4の順で搬送経路R上を移動する。例えば、無人搬送車10が保管所32に移動する場合、図1の矢印a2、a5〜a7の順で搬送経路R上を移動する。例えば、無人搬送車10が保管所33に移動する場合、図1の矢印a2、a5、a6、a8、a9の順で搬送経路R上を移動する。
次に、保管所30〜33の保管棚に部材を供給する(ステップS140)。無人搬送車10は、保管所30〜33の入口から所定の保管棚に移動して部材を供給する。例えば、部材は、自動移載装置または作業者によって無人搬送車10の荷台10aから供給される。
次に、保管所30〜33から倉庫20に移動する(ステップS150)。例えば、無人搬送車10が保管所30から倉庫20に移動する場合、図1の矢印a10〜a14の順で搬送経路R上を移動する。例えば、無人搬送車10が保管所31から倉庫20に移動する場合、図1の矢印a12〜a14の順で搬送経路R上を移動する。例えば、無人搬送車10が保管所32から倉庫20に移動する場合、図1の矢印a15、a16、a11〜a14の順で搬送経路R上を移動する。例えば、無人搬送車10が保管所33から倉庫20に移動する場合、図1の矢印a17、a16、a11〜a14の順で搬送経路R上を移動する。
その後、無人搬送車10は、倉庫20の入口からパーキングに移動して次の部材要求があるまで停止する。
以下、本実施形態の運行方法の手順の別の例を説明する。
図6は、搬送コンベア代替を示すフローチャートである。ここでは、図1に示す運行システム100の構成を参照して説明する。なお、無人搬送車10は、倉庫21の入口に位置している。
はじめに、倉庫21において、作業所40、41からの部材要求の有無を判断する(ステップS210)。部材要求の有無は、倉庫21内の通信装置50Aが作業所40、41内の通信装置50Bからの部材を要求する信号を受けているかどうかで判断される。
次に、作業所40、41からの部材要求がある場合、倉庫21内で部材を無人搬送車10に載せる(ステップS220)。倉庫21内の通信装置50Aは、作業所40、41内の通信装置50Bからの信号に基づいて、無人搬送車10の移動を要求する信号を通信部16に送る。これにより、無人搬送車10は、倉庫21の積込作業場に移動して部材を載せる。
次に、倉庫21から作業所40に移動する(ステップS230)。無人搬送車10は、図1の矢印b1に示すように搬送経路R上を移動する。
次に、作業所40の作業場に部材を降ろす(ステップS240)。無人搬送車10は、作業所40の入口から所定の作業場に移動して部材を降ろす。その後、部材は、組立及び加工装置、または、作業者によって、作業場で組立及び加工される。
次に、作業所40から作業所41に移動する(ステップS250)。無人搬送車10は、図1の矢印b2に示すように搬送経路R上を移動し、ワークが作業所40から作業所41に移送される。その後、無人搬送車10は、作業所41の入口から所定の作業場に移動してワークを供給する。その後、作業場でワークが組立及び加工される。
次に、作業所41から倉庫22に移動する(ステップS260)。無人搬送車10は、図1の矢印b3、b4の順に示すように搬送経路R上を移動し、完成品が作業所41から倉庫22に移送される。その後、倉庫22内で完成品を降ろして格納する。例えば、完成品は、自動移載装置または作業者によって無人搬送車10の荷台10aから降ろされる。
次に、倉庫22から倉庫21に移動する(ステップS270)。無人搬送車10は、図1の矢印b5に示すように搬送経路R上を移動した後、倉庫21の入口からパーキングに移動して次の部材要求があるまで停止する。
以下、無人搬送車10を運行管理装置から制御する方法を説明する。
図7〜図11は、運行管理装置の制御による無人搬送車10の運行を示す図である。
前述したように、通信装置50A〜50Cが運行管理装置に相当する。通信装置50A〜50Cの記憶部53a〜53cには、無人搬送車10の動作を制御するためのプログラム(モジュール)がそれぞれ記憶されている。通信装置50A〜50Cの処理部51a〜51cは、このプログラムを実行して無人搬送車10の動作を制御する。
図7の部材積込モジュールは、倉庫20内の通信装置50Aが記憶するプログラムであって、部材の積込に関して無人搬送車10の動作を制御するためのプログラムを示している。図7の部材積込モジュールは、倉庫21内の通信装置50Aが記憶するプログラムであっても良い。なお、図7において、通信装置50Aの通信部52aと、無人搬送車10の通信部16との間の信号の送受信によって、部材積込モジュールと無人搬送車10との間で通知及び指示が行われるものとする。
図7に示すように、部材の積込処理において、倉庫20の入口への無人搬送車10の到着が処理の起点となる。無人搬送車10は、倉庫20の入口に到着すると、部材積込モジュールに倉庫20の入口への到着を通知する。通知を受け取った部材積込モジュールは、保管所30〜33からの部材要求の有無と、積込作業場の空きを確認する。部材要求が無い場合、及び、積込作業場の空きが無い場合、部材積込モジュールは、無人搬送車10にパーキングへの移動を指示する。無人搬送車10は、パーキングに移動し、移動完了を部材積込モジュールに通知する。
続いて、無人搬送車10は、部材積込モジュールからの指示、または、積込作業場の空きを待つ。部材要求があった場合、または、積込作業場に空きができた場合、部材積込モジュールは、無人搬送車10に積込作業場への移動を指示する。ここで、パーキングに先の無人搬送車10がいる場合、先の無人搬送車10に積込作業場への移動を指示する。なお、パーキングに先の無人搬送車10がいない場合、倉庫20の入口の無人搬送車10に積込作業場への移動を指示しても良い。
続いて、無人搬送車10は、積込作業場に移動し、移動完了を部材積込モジュールに通知する。部材積込モジュールが、無人搬送車10の積込作業場への移動完了を受け取ったら、自動移載装置または作業者に部材の種類等を通知する。自動移載装置または作業者は、部材の積込動作が完了したら、部材積込モジュールに積込完了を通知する。
その後、部材積込モジュールは、完了通知を受け取り後、無人搬送車10に移動先(保管所30〜33)と動作開始を通知する。無人搬送車10は、受け取った指示に従い搬送動作を開始し、指示された目標位置を目指して自動走行する。
図8の部材供給モジュールは、保管所30内の通信装置50Bが記憶するプログラムであって、部材の供給に関して無人搬送車10の動作を制御するためのプログラムを示している。図8の部材供給モジュールは、保管所31〜33内の通信装置50Bが記憶するプログラムであっても良い。なお、図8において、通信装置50Bの通信部52bと、無人搬送車10の通信部16との間の信号の送受信によって、部材供給モジュールと無人搬送車10との間で通知及び指示が行われるものとする。
図8に示すように、自動移載装置(例えば、装置内の部材残量検知機能)または作業者によって、組立及び加工工程の保管棚が空になったことが部材供給モジュールに通知される。通知を受け取った部材供給モジュールは、倉庫20に部材要求を通知し、保管所30の入口に無人搬送車10が到着するのを待つ。
続いて、無人搬送車10は、保管所30の入口に到着すると、到着完了を部材供給モジュールに通知する。無人搬送車10から到着完了を受け取ったら、無人搬送車10に、空になったことを通知した保管棚への移動指示を出す。移動指示を受け取った無人搬送車10は、保管棚に移動し、移動完了を部材供給モジュールに通知する。
続いて、部材供給制御モジュールは、自動移載装置または作業者に、部材移載動作の実行を通知する。自動移載装置または作業者は移載動作を行い、動作完了を部材供給モジュールに通知する。その後、部材供給モジュールは、無人搬送車10に移動開始の指示を出し、無人搬送車10は倉庫20を目指して自動走行する。
図9の搬送コンベア代替モジュールは、作業所40内の通信装置50Bが記憶するプログラムであって、部材の供給に関して無人搬送車10の動作を制御するためのプログラムを示している。図9の搬送コンベア代替モジュールは、作業所41内の通信装置50Bが記憶するプログラムであっても良い。なお、図9において、通信装置50Bの通信部52bと、無人搬送車10の通信部16との間の信号の送受信によって、搬送コンベア代替モジュールと無人搬送車10との間で通知及び指示が行われるものとする。
図9に示すように、組立及び加工装置、または、作業者によって、作業所40の作業場が空になったことが搬送コンベア代替モジュールに通知される。通知を受け取った搬送コンベア代替モジュールは、前工程の場所(倉庫21)に対して部材要求を通知し、作業所40の入口に無人搬送車10が到着するのを待つ。
続いて、無人搬送車10は、作業所40の入口に到着すると、到着完了を搬送コンベア代替モジュールに通知する。無人搬送車10から到着完了を受け取ったら、無人搬送車10に、空になったことを通知した作業場への移動指示を出す。移動指示を受け取った無人搬送車10は、作業場に移動し、移動完了を搬送コンベア代替モジュールに通知する。
続いて、搬送コンベア代替モジュールは、組立及び加工装置、または、作業者に、組立及び加工作業の実行を通知する。組立及び加工装置、または、作業者は組立作業を行い、動作完了を搬送コンベア代替モジュールに通知する。その後、搬送コンベア代替モジュールは、無人搬送車10に移動開始の指示を出し、無人搬送車10は、作業所41を目指して自動走行する。
図10の完成品払出モジュールは、倉庫22内の通信装置50Aが記憶するプログラムであって、完成品の払出に関して無人搬送車10の動作を制御するためのプログラムを示している。なお、図10において、通信装置50Aの通信部52aと、無人搬送車10の通信部16との間の信号の送受信によって、完成品払出モジュールと無人搬送車10との間で通知及び指示が行われるものとする。
図10に示すように、完成品の払出処理において、倉庫22の入口への無人搬送車10の到着が処理の起点となる。無人搬送車10は、倉庫22の入口に到着すると、完成品払出モジュールに倉庫22の入口への到着を通知する。通知を受け取った完成品払出モジュールは、払出作業場の空きを確認する。払出作業場の空きがない場合、完成品払出モジュールは、無人搬送車10にパーキングへの移動を指示する。無人搬送車10は、パーキングに移動し、移動完了を完成品払出モジュールに通知する。
続いて、無人搬送車10は、払出作業場の空きを待つ。払出作業場に空きができた場合、完成品払出モジュールは、無人搬送車10に払出作業場への移動を指示する。無人搬送車10は、払出作業場に移動し、移動完了を完成品払出モジュールに通知する。完成品払出モジュールは、自動移載装置または作業者に払出動作の実行を通知する。自動移載装置または作業者は、完成品の払出動作が完了したら、完成品払出モジュールに払出完了を通知する。
その後、完成品払出モジュールは、無人搬送車10に移動開始を通知する。無人搬送車10は、受け取った指示に従い倉庫21を目指して自動走行する。
図11の交差点制御モジュールは、交差点CPの近傍の通信装置50Cが記憶するプログラムであって、交差点の進入に関して無人搬送車10の動作を制御するためのプログラムを示している。なお、図11において、通信装置50Cの通信部52cと、無人搬送車10の通信部16との間の信号の送受信によって、交差点制御モジュールと無人搬送車10との間で通知及び指示が行われるものとする。
図11に示すように、無人搬送車10は、交差点CPの進入時、交差点進入許可を交差点制御モジュールに確認する。無人搬送車10は、交差点CPの近傍の待機場Wに配置された識別タグTを読み取った後、一旦停止し、交差点進入許可を確認する。交差点制御モジュールは、交差点CPの使用状態を確認し、交差点CP内に他の無人搬送車10がいない場合、問合せしてきた無人搬送車10に、交差点進入許可の通知を行う。交差点進入許可を受けた無人搬送車10は交差点に進入する。交差点CPの通過後、無人搬送車10は、交差点制御モジュールに交差点通過完了を通知する。
交差点CP内に他の無人搬送車10がいる状態で、交差点進入許可の問合せを受けた場合、交差点進入不可の通知を行う。交差点進入不可の通知を受けた無人搬送車10は、交差点CPの待機場Wで停止し、交差点進入許可の通知を待つ。交差点制御モジュールは、交差点CPを通過する無人搬送車10からの交差点通過完了の通知を受信したら、交差点CPの待機場Wで交差点進入許可の通知を待っている無人搬送車10に、交差点進入許可の通知をおこなう。
以下、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態の運行システム100では、無人搬送車10が搬送経路R上のRFIDタグを読み取って所定の動作を実行する。また、無人搬送車10の運行は、自動走行と、(図7〜図11に示すような)運行管理装置の制御による運行と、を組み合わせて成されている。つまり、運行システム1において、運行管理装置の制御による運行が局所的に形成され、運行管理装置の制御以外の無人搬送車10の運行は、自動走行である。
したがって、運行システム100において、搬送経路の変更や、作業工程の追加及び削除等の生産条件に適合させる、無人搬送車10の運行管理に必要な開発工数を減らすことができる。また、このような生産条件が頻繁に変更する場合、変更した生産条件に合わせて運行管理装置の制御による運行を増減することで対応できる。これにより、生産条件の変更時、開発工数を減らして立上げ期間を短くすることができる。
例えば、生産工場のレイアウトを変更した場合、制御装置の一元管理による無人搬送車の管理システムでは、変更後の搬送経路及び作業工程に適合させるために必要な開発工数が多くなる。一方、本実施形態の運行システム100では、変更後の搬送経路及び作業工程に合わせて運行管理装置の制御による運行を増減させるので、システム内の開発工数を少なくすることができる。
本実施形態によれば、無人搬送車の自動走行と、運行管理装置の制御による無人搬送車の運行と、を組み合わせて、生産条件の変更によって生じる無人搬送車の運行内容の変更に柔軟に対応した無人搬送車の運行システムが提供される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…無人搬送車、 10A…本体部、 10B…前輪、 10C…左後輪、 10D…右後輪、 10a…荷台、 11…制御部、 12…電源部、 13…駆動部、 14…検出部、 15…読取部、 16、52a〜52c…通信部、 17、53a〜53c…記憶部、 20〜22…倉庫、 30〜33…保管所、 40〜43…作業所、 50A、50B、50C…通信装置、 51a〜51c…処理部、 60…誘導帯、 100…運行システム、 D、D1〜D4…分岐点、 CP…交差点、 L…積載物、 R…搬送経路、 R1a〜R1c、R2a〜R2d、R3a〜R3b、R4…領域、 T…識別タグ、 W…待機場

Claims (10)

  1. 第1領域内に位置する第1通信装置と、
    第2領域内に位置し、前記第1通信装置に第1信号を送信する第2通信装置と、
    前記第1領域及び前記第2領域をつなぐ第1経路に設けられ、識別情報を記憶した第1識別部と、
    前記第1経路に設けられた誘導部と、
    前記第1通信装置及び第2通信装置との間で信号を送受信する通信部と、前記第1識別部から前記識別情報を読み取る読取部と、前記識別情報に対応し、前記第1経路上で実行する動作に対応する情報を記憶する記憶部と、を有し、前記誘導部に沿って前記第1経路を自動走行する自動走行車と、
    を備え、
    前記読取部が前記識別情報を読み取った後、前記自動走行車は、前記識別情報に基づいて前記動作を実行し、
    前記第1通信装置は、受信した前記第1信号に基づいて、前記第1領域から前記第2領域への移動を開始させる第2信号を前記自動走行車に送信し、
    前記第1領域内の前記自動走行車の移動は、前記第1通信装置との間の信号の送受信によって制御され、
    前記第2領域内の前記自動走行車の移動は、前記第2通信装置との間の信号の送受信によって制御される自動走行車の制御システム。
  2. 前記第1経路の一部は、前記第1領域と重なり、
    前記第1領域内には、前記自動走行車を待機させる複数の待機部分が設けられており、
    前記第1識別部は、前記待機部分に設けられ、
    前記読取部が前記識別情報を読み取った後、前記自動走行車は、前記第1通信装置との間で信号を送受信して前記待機部分間を移動する請求項1記載の制御システム。
  3. 前記第1通信装置は、受信した前記第1信号に基づいて、前記自動走行車に部材を載せる第1待機部分への移動を開始させる第3信号を、前記自動走行車に送信する請求項2記載の制御システム。
  4. 前記第1経路の一部は、前記第2領域と重なり、
    前記第2領域内には、前記自動走行車を待機させる複数の待機部分が設けられており、
    前記第1識別部は、前記待機部分に設けられ、
    前記読取部が前記識別情報を読み取った後、前記自動走行車は、前記第2通信装置との間で信号を送受信して前記待機部分間を移動する請求項1記載の制御システム。
  5. 前記第2通信装置は、前記自動走行車から部材を降ろす第2待機部分への移動を開始させる第4信号を、前記自動走行車に送信する請求項4記載の制御システム。
  6. 前記第1経路に設けられた交差部分を有する第3領域内に位置し、前記自動走行車との間で信号を送受信する第3通信装置をさらに備え、
    前記自動走行車が前記交差部分に進入する時、前記第3通信装置は、前記交差部分の使用情報に基づいて、前記交差部分への進入を許可または禁止する第5信号を前記自動走行車に送信する請求項1乃至5のいずれか1つに記載の制御システム。
  7. 第4領域内に位置する第4通信装置をさらに備え、
    前記自動走行車は、第2経路を通って前記第2領域から前記第4領域をさらに移動し、
    前記第4領域内には、前記自動走行車を待機させる複数の待機部分が設けられており、
    前記第4通信装置は、前記第2領域内で載せられた前記自動走行車の積載物を降ろす第3待機部分への移動を開始させる第6信号を、前記自動走行車に送信する請求項1乃至6のいずれか1つに記載の制御システム。
  8. 前記第2経路に設けられ、識別情報を記憶した第2識別部をさらに備え、
    前記第2経路の一部は、前記第4領域と重なり、
    前記第2識別部は、前記待機部分に設けられている請求項7記載の制御システム。
  9. 前記記憶部は、前記自動走行車が走行する前記第1及び前記第2経路に関する情報を記載した経路ファイルを記憶し、
    前記経路ファイルは、前記第1経路及び前記第2経路の少なくとも何れかの所定の位置において前記自動走行車が実行する動作に対応する動作コマンドを、前記識別情報毎に含む請求項7または8に記載の制御システム。
  10. 前記自動走行車は、搬送物を搬送する請求項1乃至9のいずれか1つに記載の制御システム。
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