JP2018040644A - 走査型白色干渉顕微鏡を用いた三次元形状計測方法 - Google Patents

走査型白色干渉顕微鏡を用いた三次元形状計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】走査型白色干渉顕微鏡を用いた三次元形状計測にあたって、傾斜角度の大きな計測対象物(試料)の表面についても適切な計測を可能とする。【解決手段】走査型白色干渉顕微鏡を用いた三次元形状計測方法であって、計測対象物に対し照射した光源からの光の干渉信号の包絡線を取得し、包絡線の半値幅に基づき、観測される見かけ上のコヒーレンス長である観測コヒーレンス長lc'を取得し、観測コヒーレンス長lc'に基づき、計測対象物の表面の傾斜角度を計測する。【選択図】図4

Description

本発明は、白色光源を用いた干渉計測により三次元形状計測を行う方法に関する。
走査型白色干渉顕微鏡は、白色光を試料に照射し、得られる干渉信号を高さ情報に変換することで三次元計測を行う装置であり、得られる干渉信号から各種計算をして表面形状、高さ、段差、膜厚、表面粗さ、同種材・異種材等の判定をする。
例えば、特許文献1では、走査型白色干渉顕微鏡の参照面ミラーを傾斜させることにより、計測対象物の傾斜角を求める方法が記載されている。特許文献2では、薄膜が存在する場合に、走査型白色干渉顕微鏡により得られた干渉パターンが重なり合って歪め合う現象を、テンプレートを用いることでピーク分離する方法が記載されている。
国際公開第2014/185133号 特開2011−221027号公報
走査型白色干渉顕微鏡を用いた三次元計測においては、光線光学で与えられる対物レンズの開口数NA(numerical aperture)に応じて定められる角度より内側での計測では、見かけ上のコヒーレンス長は顕著に変化しない。よって、このような条件でのコヒーレンス長には、これまで特に注意が払われていない。
ただし、開口数NAを越えた高傾斜面計測において、測定される見かけ上のコヒーレンス長は大きくなる。このような状況下では、傾斜角度を求める際に特許文献1では、参照面ミラーの傾斜を大きくする、例えば開口数NA以上に参照面ミラーを傾けると戻り光が少なくなるため暗くなってしまい、開口数NA以上における傾斜角度の計測は難しかった。
また、試料に膜が形成されている場合、高傾斜面の計測においては、観測されるコヒーレンス長の延びが、膜による影響なのか高傾斜面による影響なのかの区別および着眼はされてこなかった。
本発明は、計測対象物の表面における傾斜角度の大きい高傾斜面の適切な計測を実現し得る走査型白色干渉顕微鏡を用いた三次元形状計測方法を提供する。
本発明は、走査型白色干渉顕微鏡を用いた三次元形状計測方法であって、計測対象物に対し照射した光源からの光の干渉信号の包絡線を取得し、前記包絡線の半値幅に基づき、観測される見かけ上のコヒーレンス長である観測コヒーレンス長lc'を取得し、前記観測コヒーレンス長に基づき、前記計測対象物の表面の傾斜角度を計測する。
本発明によれば、干渉信号の包絡線の半値幅に基づき、観測コヒーレンス長を取得した上で、計測対象物(試料)の表面の傾斜角度を計測することができる。よって、計測対象物の表面における傾斜角度の大きい高傾斜面でも適切に傾斜角度を計測することができ、表面の形状、特性を把握することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る走査型白色干渉顕微鏡の全体構成図である。 図2は、試料の表面の傾斜角度θの定義を示す図である。 図3は、走査型白色干渉顕微鏡により観測される一般的な干渉信号を示すグラフである。 図4は、計測対象物の表面における、低傾斜面および高傾斜面のそれぞれにおいて、カメラの1ピクセル(1画素)に相当する領域を拡大して示す図である。 図5は、カメラの1ピクセルにおける高さ差分を示す図である。 図6は、傾斜角度に対応した高さ差分をプロットしたグラフを示す。 図7は、計測対象物の表面の局所曲率半径を求める方法を説明する概念図である。 図8は、計測対象物の表面における、低傾斜面および高傾斜面のそれぞれにおいて、カメラの1ピクセルに相当する領域に発生する干渉縞を拡大して示す図である。 図9は、広範囲での干渉縞と1ピクセルの関係を示す模式図であり、(a)は低傾斜面における関係を示し、(b)は高傾斜面における関係を示す。 図10は、所定の傾斜角度において、1ピクセルに入力される輝度の振幅値を表す式(12)をプロットしたグラフである。 図11は、膜を有する計測対象物において、高傾斜面の計測を行う状況を説明する概念図である。 2つの輝点の干渉縞の分離の可否を説明する概念図であり、(a)は観測される干渉縞の包絡線の中心がコヒーレンス長lcの半分となったときを分離できる上限と仮定した場合の説明図であり、(b)は見かけ上の延びΔzの補正後の説明図である。 図13は、式(5)および式(13)を所定の条件においてプロットして得られるグラフである。
以下、本発明に係る走査型白色干渉顕微鏡を用いた三次元形状計測方法の好適な実施形態を、図1〜図13に基づいて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る走査型白色干渉顕微鏡の全体構成図である。走査型白色干渉顕微鏡100は、装置本体10と、計測対象の試料S(計測対象物)が載置されたステージ20と、得られたデータを処理するコンピュータ(プロセッサ)30とを含む。装置本体10は、白色光源11と、フィルタ12と、ビームスプリッタ13と、二光束干渉対物レンズ(対物レンズ)14と、カメラ15と、ピエゾアクチュエータ16と、を含む。
矢印Aで示すように白色光源11から出射された光(白色光)は、フィルタ(例えば波長フィルタ、偏光フィルタなど)12を通過した後、ビームスプリッタ13で二光束干渉対物レンズ14へ導かれる(矢印B)。光は二光束干渉対物レンズ14内のビームスプリッタで、計測対象物(試料S自体およびその内部の物質を含む)側へ向かう第1の光と、図示せぬ参照ミラー側へ向かう第2の光の2つに分割される。計測対象物に対して対向して配置される二光束干渉対物レンズ14内のビームスプリッタから計測対象物までの光学距離と、当該ビームスプリッタから参照ミラーまでの光学距離が等しくなった時に、計測信号が2つの光の干渉信号の形態で観測可能となり、カメラ15がこの干渉信号を干渉縞(干渉パターン)として撮像し、干渉信号がコンピュータ30に保持、格納される。また、図1の実施形態では、ビームスプリッタ13から図示せぬ参照ミラーまでの距離が固定されているため、ピエゾアクチュエータ16を用いて掃引させることにより(矢印Cの動き)、計測対象物との距離を変化させている。走査型白色干渉顕微鏡100はコヒーレンス長の短い白色光源を用いるため(コヒーレンス長〜1μm)、干渉信号が得られた位置が、計測対象物が存在するZ位置(深さ位置)となる。
図2は、測定対象物である試料Sの表面の傾斜角度θの定義を示す図であり、図1の走査型白色干渉顕微鏡の全体構成図の一部を用いている。測定対象物に対して鉛直方向におろした線から、測定対象物の表面の接線に対する法線に見込んだ角度を傾斜角度θと定義している。図2の例では、点Pにおける傾斜角度はθであり、点Pにおける傾斜角度はθである。
一方、光線光学下においては、図2の傾斜角度θによって定められる対物レンズ14の臨界角度(対物レンズの中心を通過する軸上の1点から出て対物レンズに入る光のうち最も外側の光の角度)がΘの場合、対物レンズ14の開口数NA(numerical aperture)は、下記の式(1)に求められる。尚、nは屈折率(測定対象物側の空間の物質の屈折率)であり、通常、空気の場合1である。対物レンズ14の開口数NAが高いほど水平分解能は高くなり、また、焦点深度が小さくなるため垂直分解能も高くなる。
Figure 2018040644
図3は、走査型白色干渉顕微鏡100により観測される一般的な干渉信号、すなわち計測対象物(試料S)に対し、白色光源11から照射した光(白色光)の干渉信号を示すグラフである。走査型白色干渉顕微鏡100のカメラ15で観測される信号強度Iは、式(2)で示すように、参照光強度のIおよび測定試料からの反射光強度Iのオフセット項(第1項および第2項)、および干渉信号である第3項からなる。第3項中のΔpは光路長差(OPD:Optical Path Difference)であり、図1で説明した二光束干渉対物レンズ14内の図示せぬビームスプリッタから計測対象物(試料S自体およびその内部の物質を含む)側までの光学距離と図示せぬビームスプリッタから図示せぬ参照ミラー側までの光学距離の差である。
Figure 2018040644
式(2)の干渉項である第3項は図3の実線で示す干渉信号に相当し、破線で表す干渉信号の包絡線は、式(3)の3つの因子から構成される。3つの因子は、光源、すなわち白色光源11の波長スペクトル特性f(λ)、波長フィルタ(フィルタ12に含まれる)のスペクトル特性f(λ)、カメラ15の感度であるスペクトル特性f(λ)である。λは光源の波長である。
Figure 2018040644
これらから決まる図3の包絡線の半値幅はコヒーレンス長として観測される。コヒーレンス長lcは式(4)で与えられるが、式(4)は、傾斜角度θ=0°(0度)における式であり、計測対象物の表面の性状による影響を受けていない光源のコヒーレンス長の値である。式(4)において、λ:光源の中心波長、Δλ:光源の波長の半値幅、c:光速、Δf:光源の周波数の半値幅である。また、この式は、傾斜角度θ=0°を前提とした状態において、白色光源11とフィルタ12の波長フィルタの特性(白色光源の波長や波長フィルタの透過波長等)によって決まる一義的な値を示すものであり、基本となるコヒーレンス長である基本コヒーレンス長lcとして定義される。
Figure 2018040644
図4は、計測対象物である試料Sの表面における、低傾斜面Sおよび高傾斜面Sのそれぞれにおいて、カメラ15の1ピクセル(1画素)に相当する領域を拡大して示すものである。ここでの1ピクセルに相当する領域は、計測対象物の断面を示しており(横軸が半径方向のx座標、縦軸が高さ方向のz座標)、それぞれの領域における表面が表れている。本図における表面は、1ピクセルにおいて変化する表面の状態を概念的に示したものであり、実際に記録される信号ではない。
掃引時に得られる干渉信号は、計測対象物の表面に対して得られるが、低傾斜面Sでは1ピクセルの横方向(x方向)に渡って表面の位置は高さ方向(z方向)で大きく変動しない。よって、1ピクセルに入力される、表面ごとに得られる複数のフレームごとの干渉信号SGはそれぞれ近い高さのものが得られ、それぞれ重なり合う度合いが大きくなり、干渉して強め合う。従って半値幅が小さく高さの大きい合成された干渉信号、すなわち山型の包絡線ECが得られる。
一方、高傾斜面Sでは、1ピクセルの横方向(x方向)に渡って表面の位置は高さ方向(z方向)で大きく変動する。よって、1ピクセルに入力される、表面ごとに得られる複数のフレームごとの干渉信号SGは様々な高さに応じたものが得られ、重なり合う度合いが小さくなり、干渉して強め合いにくい。従って半値幅が大きく高さの小さい合成された干渉信号、すなわち台形のような形状をした包絡線ECが得られる。すなわち見かけ上、基本コヒーレンス長lcがあたかも延びたように観測される。
図5は、カメラ15の1ピクセルに着目したものであり、カメラ15のピクセルサイズ(画素サイズ;1ピクセルの1辺)がWc、対物レンズ14の倍率がXの場合、実際に1ピクセルにおいて観測される領域は、Wc/Xを1辺とする正方形の領域になる。そして、1ピクセルにおける一端と他端では、異なる高さ情報(異なる表面の位置情報)が入力されると仮定する(図5ではZおよびZ)。このとき、一端と他端を結ぶ表面の角度をθ、すなわち傾斜角度とすると、1ピクセルに入力される表面の位置の変動量に相当する高さ差分であるΔz(=Z−Z)は、式(5)で与えられることとなる。
Figure 2018040644
図6は、式(5)で得られる高さ差分Δzを、傾斜角度θに応じてグラフ上にプロットしたものであり、1ピクセルに入力される高さ差分は、表面の傾斜角度θが0°であれば(例えば図4の低傾斜面S付近)、0であることは自明である。また、式(5)より、傾斜角度θが増大するにつれ、1ピクセルに入力される高さ差分Δzは増大することも自明である。すなわち、傾斜角度0°においては、見かけ上、コヒーレンス長の伸長の影響は0であり、式(4)の基本コヒーレンス長lcがそのまま観測される。一方、傾斜角度θが大きくなるにつれ、高さ差分Δzは、式(5)に従い増大する。このようにして実際に、走査型白色干渉顕微鏡100を用いた観測により取得される観測コヒーレンス長(見かけ上のコヒーレンス長)lc'は傾斜角度に従って変化し、式(6)で与えられる。すなわち、高さ差分Δzは、傾斜角度θに応じて基本コヒーレンス長lcが延びる値であるコヒーレンス長の延びに相当する。そして、観測コヒーレンス長lc'は、走査型白色干渉顕微鏡100の白色光源11およびフィルタ12の波長フィルタによって定められる基本コヒーレンス長lcと、傾斜角度θに応じて基本コヒーレンス長lcが延びる値である延びΔzの和である。
基本コヒーレンス長lc、カメラ15のピクセルサイズWc、および対物レンズの倍率Xは既知であり、観測されるコヒーレンス長lc'を計測することにより、式(5)および式(6)を用いて、傾斜角度θ(tanθ)、高さ差分Δzを求めることができる。このようにして、計測対象物の表面の形状、すなわち計測対象物の表面の傾斜角度を計測することができる。
Figure 2018040644
図7は、図4および図5で説明した、カメラの1ピクセル内で捉えられた表面の位置変化を利用し、当該ピクセルにおける計測対象物の表面の局所曲率半径を求める方法を説明する概念図である。ピクセルにおける両端の点をP、Pとし、点P、Pを通る半径rの円が点P、Pそれぞれでの半径r、rの間の中心を通る半径(半径r、rの各々から角度θ’ずれた半径)が、表面上の任意の仮想点Pに位置すると仮定する。すなわち、1ピクセル内で計測された時の局所曲率半径は同じと想定できるため、r=r=rが成立し、代表点は、両端の半径r、rを均等な角度θ’で分割する半径rが通過する点Pである。この仮想点Pにおける半径rが、局所曲率半径であると仮定すると、式(7)で表される関係が成立することとなる。
Figure 2018040644
高さ差分Δzを観測した後、図6のグラフおよび式(5)から傾斜角度θを求めることができ、式(7)には未知の変数θ、θ、局所曲率半径rの3つが残ることになる。よって、式(7)の3つの連立方程式を解くことで、局所曲率半径r、ひいては局所曲率1/rを算出することが可能となる。すなわち、高さ差分Δzである延びΔzと、傾斜角度θから、計測対象物の表面の局所曲率半径rを算出することが可能である。なお、局所曲率半径(局所曲率)は、表面の高さzが検出できれば、光線光学の分野で周知の式(8)より求めることができるが、高さであるzの2階微分が分母にあるためノイズが大きい。それに対して式(7)は傾斜角度θから局所曲率半径を求めているため、ノイズに強い計測手法といえる。
Figure 2018040644
次に、適切な基本コヒーレンス長lcを設定するための手法について説明する。図4における高傾斜面Sの如き高傾斜面を計測する場合、傾斜角度90度(90°)まで測ると仮定すると、傾斜角度90°の点から所定の傾斜角度θcをとる点において、カメラの1ピクセルの距離に相当する長さは、式(9)で与えられる。x90は傾斜角度90°の点におけるピクセルのx座標の値、xθcは所定の傾斜角度θcをとる点におけるピクセルのx座標の値である。
Figure 2018040644
式(9)より、傾斜角度90°からカメラ1ピクセル分ずれた傾斜角度θcは、式(10)で与えられる。式(6)において基本コヒーレンス長lcをむやみに大きくし過ぎると、見かけ上延びたコヒーレンス長(観測コヒーレンス長)lc'に対するΔzの影響度が小さくなり、傾斜角度の計測精度が落ちてしまうため、基本コヒーレンス長lcは所定の大きさに抑えることが望ましい。しかしながら、基本コヒーレンス長lcが短すぎると光量不足や干渉縞の出現時間の極小化などの弊害が生じ得る。
そこで、傾斜角度90°まで計測できることを前提条件とし、カメラ1ピクセル分ずれた傾斜角度θc(88°付近等)の表面の位置において延びΔzが基本コヒーレンス長lcと等しくなれば、計測可能な全傾斜角度において分解能を保ちつつ計測ができる。よって、傾斜角度θcにおける見かけ上延びるΔzを、光源および波長フィルタから設定可能な基本コヒーレンス長lcの最大値の目安とすることができ、式(11)を条件として基本コヒーレンス長lcを設定する。すなわち、基本コヒーレンス長lcは、傾斜角度90°に対応する計測対象物の表面から、カメラの1画素分に相当する傾斜角度θcだけずれた表面における延びΔz以下になるように設定されることが望ましい。基本コヒーレンス長lcは最大でカメラ1ピクセル分ずれた傾斜角度θcにおいてlc:Δz=1:1(lc=Δz)となる。ここでは傾斜角度90°まで計測できることを前提条件としたが、既に測定試料の傾斜角度が分かっており傾斜角度90°までの計測が不要であるときには、例えば傾斜角度60°でも同様に計算することが可能であり、基本コヒーレンス長lcも小さくできることから、計測できる傾斜角度は犠牲になるものの、z分解能が高くなる。
Figure 2018040644
Figure 2018040644
次に、高傾斜面における干渉信号の劣化対策について説明する。図8は、図4と同様に、計測対象物である試料Sの表面における、低傾斜面Sおよび高傾斜面Sのそれぞれにおいて、カメラ15の1ピクセル(1画素)に相当する領域を拡大して示すものである。ただし、図4とは異なり、ここでの1ピクセルに相当する領域は、図4で得られた計測対象物の断面である1ピクセルに垂直なxy平面上で、表面の形状が干渉縞によって表れたものを示したものであり、実際に1ピクセルにおいて記録される信号である(横軸が半径方向のx座標、縦軸がx座標およびz座標に直交するy座標)。従来、開口数NA以内での観察(低傾斜面Sの観察)では発生しなかった現象であるが、高傾斜面Sのように開口数NAから求まる傾斜角度よりも大きな領域では、1ピクセル内に多数の干渉縞が入力されるため、干渉信号は打ち消し合って弱め合う現象が発生する。
図9は図8の表現を変えたものであり、広範囲での干渉縞と1ピクセルの関係を示す模式図である。干渉縞の明から明の幅および暗から暗の幅が1波長(λ)分に相当し、明から暗の幅が半波長λ/2に相当する。図9(a)に示すように、低傾斜面Sでは、干渉縞の各明暗の信号の幅に相当する高さ差分Δzは、光源の波長λの半分に相当するλ/2より小さい。この結果、Δzがλ/2より小さいという条件を満たすような低傾斜面Sでは、図8でも示したように、1ピクセル内で干渉縞の信号が打ち消し合い難い。
一方、図9(b)に示すように、Δzがλ/2より大きいという条件を満たすような高傾斜面Sでは、1ピクセル内に複数の明暗の干渉縞が入り打ち消し合ってしまう。この打消し合いは1ピクセルの領域内で発生するため、傾斜角度が大きくなり干渉縞の本数が多くなるにつれ、得られる干渉信号の強度も徐々に小さくなる。
図10は、所定の傾斜角度において、1ピクセルに入力される輝度の振幅値(任意単位)を表す式(12)をプロットしたグラフである。式(12)は、1ピクセルに入力される高さ差分Δzを波長λで割り波数とし、さらに干渉次数mを用いて、カメラ1ピクセルに入ってくる干渉縞の本数が多くなるにつれ、輝度の振幅値、すなわち干渉信号が弱くなっていくことを表現している。そして、図10は、干渉信号の強度が大きくなる極大値における干渉縞の参考事例をも示すものである。このグラフが示す輝度の振幅値はいわば干渉信号の強度であり、計測する傾斜角度が二光束干渉対物レンズの開口数NAから定まる臨界角度を越えた角度領域において、干渉信号が弱め合ってしまう傾斜角度が式(12)で決まる周期性をもって存在することが直感的に理解される。
Figure 2018040644
干渉信号の強度が小さいということは、観測される信号強度が小さくなる、すなわち信号ノイズ比S/Nが悪化するため、その傾斜角度においてばらつきが大きくなり、正確な形状計測ができなくなるおそれがある。このような潜在的な課題に対応するため、計測された見かけ上延びた観測コヒーレンス長lc'から計測した傾斜角度を求める(式(5)および式(6)を参照)。そこからその傾斜角度(干渉信号の弱い傾斜角度)の近傍での平均化処理や、フーリエ解析を用いた当該傾斜角度に対応する周期成分の除去等の方法により、信号ノイズ比S/Nを上げることにより、形状計測の信頼性を向上させることができる。
次に膜を有する計測対象物の計測方法について説明する。図11は膜fを有する計測対象物の試料Sにおいて、高傾斜面Sの計測を行う状況を説明する概念図である。xy座標上において、試料Sの最外表面の座標が(x,z)、膜fの内側に相当する内表面の座標が(x,z)であると仮定する。傾斜角度0°における膜の膜厚tは、任意の傾斜角度においてはz−zとして表現され、式(13)で与えられる。この式は、鉛直方向より観測した時の膜fの膜厚tを示す。局所曲率半径rは、座標(x,z)における局所曲率半径である(すなわち、座標(x,z)での局所曲率半径は、r+t)。尚、膜fは試料Sの表面に存在することは必須ではなく、試料Sの内部に存在する層のようなものであってもよい。また、膜fは単層膜であっても多層膜であってもよい。
Figure 2018040644
光学の分野では2つの輝点を分離できる定義として、例えばレイリーの分解能(0.61*λ/NA)で知られるような式が存在する。ここでは単純に観測される干渉縞の包絡線の中心がコヒーレンス長lcの半分となったときを分離できる上限と仮定したものを図12(a)に、また、後述の見かけ上の延びΔzの補正後を図12(b)に示す。そして、式(6)をもとに次式(14)を実際に分離できる高さδとして議論する。
Figure 2018040644
図13は式(13)および式(14)を所定の条件(ピクセルサイズWc、対物レンズの倍率X、膜の膜厚t、局所曲率半径r等を適宜設定)においてプロットして得られるグラフである。式(14)をプロットして得られるグラフが、実線で示した「実際に分離できる高さ」であり、式(13)をプロットして得られるグラフが、破線で示した「鉛直方向より観測した時の膜厚」である。
この図から、傾斜角度0°を中心とした所定幅の低傾斜面の領域においては、鉛直方向より観察した時の膜fの膜厚よりも、観測されるコヒーレンス長、すなわち実際に分解できる高さの方が小さいために、観測される干渉縞は重ならないため、膜でも干渉信号を試料から分離して、当該膜の有無の判別を行うことが可能であることを示している。そして、約±23°において、鉛直方向より観察した時の膜厚よりもコヒーレンス長の延び、すなわち分離できる高さδが上回っていることが分かる。このことは、±23°以上の傾斜角度においては観測される干渉縞が重なり出すため、膜の有無の判断を行うことが困難であることを意味する。そこで式(5)および図6より把握可能なコヒーレンス長の延びΔzを観測コヒーレンス長lc’から差し引きする補正を行う。すなわち、補正後の分離できる高さδ’は、式(14)からΔzを差し引いた下記の式(15)により与えられる。
Figure 2018040644
この結果、補正後の分離できる高さδ’は見かけ上延びることがなくなり傾斜角度依存性をもたなくなるため、図13の一点鎖線で示すように補正後の分離できる高さδ’は傾斜角度に対して依存しなくなり光源のコヒーレンス長、すなわち基本コヒーレンス長lcのみで決まるようになり、計測対象物の膜の有無を低傾斜面のみならず高傾斜面(本例では±23°を超える領域)においても判断することが可能となる。図13の一点鎖線で示す「補正後の分離できる高さδ’」に示すように、その傾斜角度における計算上求まる半値幅の干渉縞の信号と差分をとった後の干渉縞波形から、膜の膜厚を求めることが可能である。そして高傾斜面においても膜の傾斜角度の計測が可能となる。
本発明によれば、干渉信号の包絡線の半値幅に基づき、観測コヒーレンス長を取得した上で、計測対象物(試料)の表面の傾斜角度を計測することができる。よって、計測対象物の表面における傾斜角度の大きい高傾斜面でも適切に傾斜角度を計測することができ、表面の形状、特性を把握することができる。
特に本発明によれば、光源および波長フィルタを含む走査型白色干渉顕微鏡から定まる、傾斜角度θ=0°における基本コヒーレンス長と、干渉縞波形の変化、特にその半値幅に相当する観測コヒーレンス長を計測することで、計測対象物(試料)の表面の傾斜角度を計測することができる。
また、本発明によれば、計測位置における表面の局所曲率半径を求めることも可能となる。従来の計測対象物のZ位置(高さ位置)から局所曲率半径を求める方法によれば、計算式の分母に2階微分がくるためノイズが大きかったが、本発明によれば傾斜角度から求めるためノイズは小さくなる。
また、本発明によれば、適切な基本コヒーレンス長を設定することが可能であり、観測コヒーレンス長に対する基本コヒーレンス長の影響を抑えることができるため、正確な観測コヒーレンス長が得られ、ひいては正確な傾斜角度を計測することが可能となる。
また、本発明によれば、膜を有する計測対象物に関しても、所定の傾斜角度に対する観測コヒーレンス長が分かっているため、コヒーレンス長の延びを差し引く補正により高傾斜面の計測においても膜の計測が可能となる。例えば、計算上求まる半値幅以上の干渉縞が観測された際に、膜体の有無の判別ができるようになる。また、その時、その角度における計算上求まる半値幅の干渉縞の信号と差分をとった後の干渉縞波形から膜厚を求めることも可能である。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明によれば、走査型白色干渉顕微鏡を用いた三次元形状計測方法にあたって、傾斜角度の大きな試料の表面についても適切な計測を可能とすることができる。
10 装置本体
11 白色光源(光源)
12 フィルタ(波長フィルタを含む)
13 ビームスプリッタ
14 二光束干渉対物レンズ(対物レンズ)
15 カメラ
16 ピエゾアクチュエータ
20 ステージ
30 コンピュータ
100 走査型白色干渉顕微鏡
S 試料(計測対象物)
f 膜

Claims (6)

  1. 走査型白色干渉顕微鏡を用いた三次元形状計測方法であって、
    計測対象物に対し照射した光源からの光の干渉信号の包絡線を取得し、
    前記包絡線の半値幅に基づき、観測される見かけ上のコヒーレンス長である観測コヒーレンス長lc'を取得し、
    前記観測コヒーレンス長lc'に基づき、前記計測対象物の表面の傾斜角度を計測する、三次元形状計測方法。
  2. 請求項1に記載の三次元形状計測方法であって、
    前記観測コヒーレンス長lc'が、前記走査型白色干渉顕微鏡の前記光源および波長フィルタによって定められる基本コヒーレンス長lcと、前記傾斜角度に応じて前記基本コヒーレンス長lcが延びる値である延びΔzの和である、三次元形状計測方法。
  3. 請求項2に記載の三次元形状計測方法であって、
    前記延びΔzと前記傾斜角度から、前記計測対象物の表面の局所曲率半径を算出する、三次元形状計測方法。
  4. 請求項3に記載の三次元形状計測方法であって、
    前記基本コヒーレンス長lcは、傾斜角度90度に対応する前記計測対象物の表面から、前記干渉信号を捉えるカメラの1画素分に相当する傾斜角度θcだけずれた表面における前記延びΔz以下になるように設定される、三次元形状計測方法。
  5. 請求項1に記載の三次元形状計測方法であって、
    前記走査型白色干渉顕微鏡が、前記計測対象物に対して対向して配置される対物レンズと、前記干渉信号を捉えるカメラとを有し、
    前記対物レンズの開口数から定まる臨界角度を越える傾斜角度において、前記カメラの1画素内において干渉信号が打消し合う近傍の傾斜角度では平均化処理、またはフーリエ解析を用いた当該傾斜角度に対応する周期成分の除去により、信号ノイズ比S/Nを向上させる、三次元形状計測方法。
  6. 請求項2に記載の三次元形状計測方法であって、
    前記観測コヒーレンス長lc'から前記延びΔzを差し引きすることで、前記計測対象物の膜の有無を判断する、三次元形状計測方法。
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